【日本沈没】原作の結末ネタバレ!小説・映画・アニメのラストは本当に沈没する?

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【日本沈没】原作の結末ネタバレ!小説・映画・アニメのラストは本当に沈没する?

ドラマ『日本沈没-希望のひと-』は、小松左京さんの同名小説が原作。

1番気になる「本当に日本沈没するのかどうか」について、原作小説、映画2作(1973年、2006年)、アニメ1作(2020年)の結末をネタバレします。

今回は【日本沈没】原作の結末ネタバレについて!

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目次

【日本沈没】原作

『日本沈没』原作小説の情報です。

原作:「日本沈没」
原作者:小松左京
出版社:光文社(1973年刊行)、角川文庫、小学館文庫 

『日本沈没』はこれまで多くのメディア展開があります。

  • 映画(1973年、2006年)
  • テレビドラマ(1974年、2021年)
  • ラジオドラマ(1973年、1980年)
  • 漫画(1970年代、2000年代)
  • ネットフリックスアニメ(2020年)

当記事では、このうち、原作小説、映画(1973)、映画(2006)、アニメ(2020)の結末を紹介しています。

【日本沈没】原作の結末ネタバレ

『日本沈没』 原作小説、映画(1973)、映画(2006)、アニメ(2020)の結末をネタバレ!

小説の結末ネタバレ

小説-日本沈没
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小松左京さんのベストセラー小説『日本沈没』の結末は?

小説の結末は、本当に日本が沈没します。

四国をはじめ、次々と海中に沈没。北関東が最後の大爆発を起こして、日本列島は沈没します。

ラストシーンは、シベリア(ロシアの地域)の列車の中から小野寺が「日本は見えるか?」と尋ねると、麻耶子(マコ)が「何も見えないわ」というシーン。

小説のあらすじ

伊豆諸島・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。現場調査に急行した深海潜水艇の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士とともに日本海溝の底で起きている深刻な異変に気づく。

折から日本各地で大地震や火山の噴火が続発。日本列島に驚くべき事態が起こりつつあるという田所博士の警告を受け、政府も極秘プロジェクトをスタートさせ、日本人を全員海外へ移住させるべく、極秘裏に世界各国との交渉に入った。

小野寺も姿を隠して、計画に参加するが、関東地方を未曾有の大地震が襲い、東京は壊滅状態となってしまう。そして日本沈没の日は予想外に早くやってきた。

とにかくその日が来る前に。政府は日本人全員を海外へ移住させるべく、極秘裏に世界各国との交渉に入った。 田所博士は週刊誌で「日本列島は沈没する」と発言して、物議をかもしていた。

小野寺は極秘プロジェクトからはずれて、恋人・玲子とともにスイスに旅立とうとするが、運悪く玲子は、ついに始まった富士山の大噴火に巻き込まれ行方不明となってしまう。 そして、日本沈没のその日は予想外に早くやってきた。死にゆく竜のように日本列島は最後の叫びをあげていた。 

Amazonより

小説の解説

日本列島が海に沈む」という設定のパニック小説です。

1973年3月に出版される直前から続いていた浅間山噴火、同年5月の西之島・海底火山噴火、同年6月の根室半島沖地震など、本作そっくりの現象が頻発。同年秋にはオイルショックがありました。当時の「世情不安」もあり、人々の心をつかみ、大ベストセラーに!

地震学者に多大なる影響を与え、事実を基に物語が構築された“警世の書”としても評されています。日本列島は「4プレートがせめぎ合う上にある」という常識を国民に伝えたのも本書「日本沈没」が原点です。

小松左京さんは、谷甲州さんと共著で小説「日本沈没 第二部」(小学館文庫)を2006年に発売。国土を失った日本人たちの25年後も描きました。

ちなみに、下巻のラストには「第1部・完」と記されています。つまり難民となって世界中に散っていった日本人を描く第2部の構想を当初から抱いていた、ということですね。

小松左京さんは、下記のインタビューの発言によると、日本が沈没しても日本人は民族として生き残れるのか、というテーマが書きたかったようです。

いつだったか、何かの対談で、小松左京氏が、この小説を書いた動機について、次のように語っていたのを記憶している。

~日本民族は、日本という国土から切り離された場合、果たして民族として存続できるのか、というものだった。ところが、果たして日本列島は本当に沈むのか否か、という方にばかり関心がいってしまったので苦笑している。~

http://hanatatibana.…

丹那婆伝説が日本沈没のテーマ?

小説の下巻のラスト近くでは、列車の中で、 麻耶子(マコ)が眠れない小野寺へ子守唄の代わりに八丈島の「丹那婆(たなば)伝説」を話して聞かせます。※八丈島は麻耶子の祖母の故郷です。

【丹那婆伝説】その昔、大津波で島が全滅した時、ただ一人生き残った妊婦の丹那(たなば)が男子を産みました。そして、母子で性交して子供(男子の妹)を作り、今度は男子が妹と交わり、そうやって子孫を繁栄していったのが、のちの八丈島の島民というもの。

読者も、この伝説が「怖い」「決意表明」「作品のテーマ」などと評しています。

丹那婆伝説は、近親相姦というタブーでの子孫繁栄の話しです。そこまでして民族を繁栄させるすごい執念とも解釈できれば、いけないことをしてる怖さもありますね。

熱にうなされる小野寺は船に乗ってるつもりでハワイ、タヒチを目指しています。しかしシベリアの鉄道にいます。たしかに、ちょっと不穏なラストです。

映画(1973年)の結末ネタバレ

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映画第1作目は1973年の年末、お正月映画として公開されました。

監督は『八甲田山』の森谷司郎さんです。田所博士は小林桂樹さん、小野寺役は藤岡弘さんが演じました。

映画(1973年)の結末は、日本沈没します。

小説と同じく、小野寺が列車の窓から日本大陸を見ようとして、見えないというラストでした。

1973年版あらすじ
小笠原諸島のとある島が突如として姿を消した。小野寺の操縦する潜水艇に乗って調査に向かった田所博士は、海底に重大な異変が起きているのを発見し、近いうちに日本が海底に沈むという恐るべき予測にたどり着く。やがて、日本各地で大地震や火山の噴火が起こりはじめ……。

「映画.com」作品情報より

映画(2006年)の結末ネタバレ

日本沈没2006
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映画2作目は、2006年に公開。『ローレライ』の樋口真嗣さんが監督。主演は草彅剛さん(小野寺役)、ヒロインは柴咲コウさん(阿部玲子役)です。

2006年版の映画は、原作よりもこの2人のラブストーリーが軸となって展開します。玲子は原作では別荘を持つ家のお嬢様でしたが、柴咲コウさん演じる玲子は東京消防庁のレスキューという設定になっています。

映画「日本沈没」(2006年)の結末は、日本沈没しません。

小野寺俊夫が自分の命と引き換えにN2爆薬を起爆させ、地殻の変動を収束させます。日本の沈没を食い止めたのです。

小野寺の同僚・結城も物語中で命を落としました。

逆に、原作小説・映画(1973年版)では沈没する日本列島と運命を共にした田所博士が、生き残ることになります。

2006年版あらすじ

大規模な地殻変動によって日本列島が海中に沈没するという危険性が指摘され、それを証明するかのようなマグニチュード8以上の大地震が次々と発生する。そんな中、大地震の被害にあった潜水艇のパイロット小野寺(草なぎ剛)と幼い少女美咲(福田麻由子)は、ハイパーレスキュー隊員の阿部(柴咲コウ)に救出される。

「シネマトゥデイ」作品情報

アニメ(2020)の結末ネタバレ

日本沈没2020
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ネットフリックス配信のアニメ「日本沈没2020」の結末でも、日本は沈没します

しかし日本沈没から8年後も描かれています。

主人公の武藤歩(あゆむ)と剛(ごう)姉弟は生きていました。

日本の人口は大震災後、消滅。けれど、2年後、隆起した小さな島と溶岩で、かつての渋谷の地に小さな陸ができます。東京ドーム3個分でした。仮設の港や商店が建設され、日本絶景公園という広場も整備。仮設住宅には120名ほどの日本人が住むようになりました。

新島誕生をきっかけに帰国者が増えてきているのです。

ラストシーンは主人公の武藤歩が、パラリンピックに「走り幅跳び」で参加し飛ぶ場面。歩は、高々とジャンプしながら「陽は沈み。しかしまた必ず昇るのだから」と思います。希望的なラストです。

アニメ映画「日本沈没2020」あらすじ

2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。
都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく……。

【日本沈没】まとめ

以上、【日本沈没】原作の結末についてネタバレ紹介してきました。

今回紹介した中では…小説・映画(1973)・アニメ(2020)が実際に(作中で)日本沈没しました。

映画(2006)だけ、一部沈没のみだったというアレンジな結末。原作ファンは「これは違う」と思うでしょうが、これはこれで、ハリウッド映画みたいなヒーロー作品として楽しめます。

はたして、TBS日曜劇場【日本沈没-希望のひと-】のラストは、本当に日本沈没するのか。注目ですね。

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