【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】の原作と変更点ネタバレ!ドラマの先を越えてゆけ!
画像の引用元:火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』|TBSテレビ
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】の原作と変更点ネタバレ!ドラマの先を越えてゆけ!
2016年の大ヒットドラマ【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】、コロナの影響による穴埋めとして特別版の放送が決まり再び盛り上がっています。
実は原作漫画はドラマ終了後に再開され、その先の物語が描かれました。
今回の記事では【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】の原作、ドラマとの変更点のネタバレ等をお伝えします。
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1.【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作紹介
2.【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】ドラマと原作の違い
3.【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ(1~9巻)
1~3巻
4~6巻
7~9巻
4.【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ ドラマの先(10~11巻)
ネタバレ1 2年半後
ネタバレ2 おめでた
ネタバレ3 百合の試練
ネタバレ4 育休取得ミッション
ネタバレ5 風見の思い
ネタバレ6 試練を超えてゆけ
5.【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ まとめ
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作紹介
海野つなみ氏の同名の漫画【逃げるは恥だが役に立つ】を原作としています。
女性向け漫画雑誌「Kiss」(講談社)にて2012年22号~2017年2月号まで連載されました。
連載終了後ドラマの大ヒット、人気に応える形で2019年3月号から連載を再開、2020年4月号でもって完結しました。
単行本は
- 1~9巻:ドラマ化した部分
- 10~11巻:ドラマの先の展開
に分けられます。
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】ドラマと原作の違い
森山みくり
- 原作は過去2人と交際したことがあるが、ドラマでは1人に減り経験が浅くなっている
- 原作は派遣の部門ごと消滅したが、ドラマはみくり1人だけが派遣切りにあっている
→みくり個人の問題部分が強くなっている - 平匡から給料は原作は時給換算だが、ドラマは月の固定給制
津崎平匡
- 年齢は原作は36歳、ドラマは演じた星野源さんに合わせてか35歳に変更
- 誕生日もドラマ放送の2016年、及び火曜日はハグの日に合わせて11月7日から11月9日に変更
- 原作以上に恋愛に関して初心なことが強調されている
- 原作は勤めていた会社の部門の経営が悪化して転職だったが、ドラマ版は優秀すぎるゆえに持て余されリストラされてしまう
また、五十嵐杏奈が務める会社に転職することになる - ドラマ版は鳥が好きで野鳥に餌をやったりしている
土屋百合
- 年齢と誕生日が異なる
原作は2月産まれの52歳、ドラマは7月2日産まれの48歳。
風見涼太
- 風貌が大きく異なる
原作ではジャニーズ系の爽やかなイケメンだが、ドラマ版は演じる大谷亮平に合わせてか髭も似合うワイルドなイケメン
沼田頼綱
- 原作ではエレベーター内で平匡に体を寄せ、これが契約結婚を受け入れる大きな切欠の1つになったが、ドラマ版はカット
火曜22時台では不可能かと - 原作では平匡は共に転職するが、ドラマ版は断腸の思いで平匡をリストラする
- 人の恋愛事情に介入するのは同様だが、ドラマ版では自分自身の恋愛は億劫
みくりと平匡の両親
- 原作では下の名前が無かったが、ドラマ版は以下の名前が付けられた
森山家:父・栃男(とちお)、母・桜(さくら)
津崎家:父・宗八(そうはち)、母・知佳(ちか)
ちなみに森山家の名前は植物、津崎家は魚(海のイメージ)で統一されている - 宗八の性格は原作では親しみやすいが、ドラマは厳格で真逆
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ(1~9巻)
1~3巻
主人公・森山みくりが大学院で心理学を学ぶも派遣の道へ。それも派遣切りあい、父親の勧めで津崎平匡の家事代行の仕事をする事になる。
そして、みくりは平匡に共に暮らしながら家事代行をして代わりに給料を貰う契約結婚を申し込む。平匡はマメな仕事と適度な距離感をわきまえるみくりを気に入って契約結婚を受け入れる。
お互いの両親やみくりの叔母の百合、友人、同僚達に結婚報告をするが、あくまでも契約上の夫婦なのでボロが出始めて、周囲の人間から仮面夫婦と疑われてしまう。周囲からの疑いの目を逸らすためにみくりと平匡は夫婦であることを演じることにする。
平匡の方は段々と平穏を保てなくなり、みくりに優しくされているうちに思いを隠せなくなっていく。一方、みくりはまだそういった感情はなかった。
そんな中、平匡の年下の後輩・風見にばれてしまう。
風見は「みくりをシェアしたい」と家事代行の仕事をして欲しいと頼み、みくりも「お金は稼ぎたい」と受け入れる。
平匡も気が気でなく、2との関係はギクシャクし始めてしまう。
そこでみくりは平匡に「恋人感を醸し出すこと」を提案する。大学院で学んだ心理学を応用し、お互いに満足する為のものだ。
平匡は難色を示すが、今度は百合にみくりが風見の家に出入りしていることがバレてしまい、様子を見に来ることになってしまう。
2人はなんとか誤魔化すために恋人感を醸し出すことにするのだった。
4~6巻
手始めにハグしてみる2人。異性の体温、温もりなどを感じてドキドキしてしまう。あくまでも雇用主と従業員の関係を維持するためにハグをする日は第2、4の金曜日と決める。
何とか百合のことを誤魔化したが、百合は2人に1泊2日の温泉新婚旅行をプレゼント…という名の強制をする。
迎えた旅行当日…何事も無く終了。
と思いきや帰り道の電車で平匡はみくりに突然のキスをする。戸惑うみくりだったが、平匡は説明やハグの日からも逃げてしまう。
その後、みくりの母親の桜が事故に遭い2人は実家に様子を見に行きお泊り、改めてハグをする。今まで一番力強いハグ。
そして、「平匡さんのことを私、好きになってしまった」とみくりは感情が高ぶってしまうのだった
一方、「みくりに気があるのでは?」と疑った百合は風見に探りを入れていく。(風見は契約夫婦、百合は完全な夫婦と思っている。)そうする中で百合は風見に興味を抱いていく。
ハグの日は続くが奥手の平匡。ついにみくりは「私としたいですか?そういうこと」と切り出す。当然、逃げる平匡
その後もハグは続いていたが、「なんか事務的…」とみくりは物足りなさを感じてしまう。一方、平匡の方は自分のダメさに自己嫌悪に陥ってしまう。
お互いに悶々とする日々が続いていたが、ついに平匡が動き出す。思いを打ち明け、それに答えるみくり。キスからの添い寝からの…
ついに平匡は男となる。
その後、家事代行の仕事が終わるといちゃつく2人。勢いに乗って平匡はみくりに「本当に籍を入れること」を提案する。
だが、みくりは「お給料はどうなるのでしょうか?」とどうしてもお金の面がひっかってしまうのだった。
7~9巻
一先ず家事をすることで給料発生という形でまとまる。
一方、平匡の会社では事業の縮小が決まり、沼田の誘いを受けて転職を決意する。それに伴う引越しと住民票を移すついでとばかりに籍を入れようと提案する平匡。
だが、あまりに唐突に話が進み「ちょっと距離を置いてもらえませんか…」と家事は今まで通りするが一ヶ月ほど百合の元で暮らすことにする。
それでも仲良く過ごす2人。すっかり事情を理解した百合と風見も交えて話合いをする。
「平匡さんと一緒にいたい…でも対価を貰える仕事をしたい」これがみくりの本音だった。
その後、みくりはシングルマザーの友人の八百屋を手伝うという形で仕事をしてみることにする。
一方で百合と風見は2人の相談に乗っているうちに互いに意識し始める。ついに風見の方からアプローチを掛けるも高齢である百合は逃げてしまう。
みくりの方は青空市を開くことになり、それがコンサルの仕事に発展、それに伴って別居帰還も延長となる。会えないことに悶々とする平匡。
準備をしていた青空市が開かれコンサルの仕事に興味を持ったみくりは本格的に就職しようと試みる。
その夜、久々に平匡とゆっくり過ごし、
平匡「楽しく暮らす工夫をするところと打てば響く頭の良さかな」
をみくりの長所として挙げる。
みくり「平匡さんからの信頼に応えて生きたい」
と決意を新たにする。その後、みくりはコンサル会社に就職が決定、平匡の家に戻る。
平匡「では確認しますが、ここに戻ってきて一緒に暮らし3ヶ月後正社員になったら晴れて入籍…ということでいいんですよね?」
「ということはもう雇い主と従業員じゃありません。共同最高経営責任者です」
と変わらず事務的だったが2人は正式に夫婦となる決意をする。
一方、風見サイド。風見は後輩の女性社員でポジィティブな性格の五十嵐からアプローチを受けるも断る。風見が年上の百合に気があることを知った五十嵐は直接会う。
五十嵐「若い子に執着している貴方はみっともないと思うんです私。」
「すみません正直に言いますね 風見さんを解放してあげてくれませんか」
と責めまくる。
百合「私がいなかったら彼があなたと付き合うと思ってるの?もしそうなら今頃とっくにあなたは彼と付き合えているんじゃないの?」
「彼はずいぶんあなたになめられているのね」
と負けていない。さらに貴方は年齢についてこだわって、自分自身を縛っていると言い放つ。五十嵐との話は終わったが、その言葉は百合自身にも響いていた。
その後、五十嵐とのやり取りを聞いた風見は改めて百合と話をする。
風見「あなたの気持ちが変わらないのであれば今ここではっきり言ってください。」
「そしたら僕はあなたをきっぱりとあきらめて この先二度と口に出しません。」
これに対して、
百合「あなたがいないとやっぱり寂しい。あなたが好きなの。」
と受け入れる。2人は結ばれ、キスを交わすのだった。
新居に引っ越したみくりと平匡。そこに沼田、風見、百合たちも遊びに来て餃子パーティを開く。
ただ、風見は恋人が出来たがそれが百合だとは秘密にしておく。
入籍し正式に夫婦となったみくりと平匡。レストランで仕事や子育てなど今後の人生設計を話し合う。その後、写真館で2人の記念写真を撮ることにする。
平匡「今の気持ちを形で残しておきたいんです」
みくり「素敵だと思います」
こうして2人は新しい生活を始めるのだった。
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ ドラマの先(10~11巻)
原作は9巻で終了したのですが再連載が開始され、10、11巻ではドラマの先が描かれます。
ネタバレ1 2年半後
みくりと平匡
契約結婚ではなく正式に夫婦となったみくりと平匡、すでに2年半の月日が流れていた。平匡はシステムエンジニア、みくりはコンサル会社と夫婦共働きだ。
みくりは同僚の女性社員とランチ、話題は出産順番に。出産、育児をするとなると仕事にを開けることになる、個人の自由には行かないなど問題は多い。
そろそろ…と考えていたみくりも人事では無い。
会社で仕事をする平匡。上司の灰原部長や新しいく仕事をする事になった他の部署は下ネタやセクハラまがいのトークを連発、平匡は旧男性社会に息苦しさを感じていた。夜は沼田、風見、日野ら気の会うメンバーと飲み会。“沼田会”と称して情報交換を行っている。
2人仲良くベットで就寝。みくりは自分は結婚指輪を作ったのに平匡はまだ持っていないことを気にする。平匡の方は気にしていなかったのだが、この指輪が後々大きな騒動になることを2人は知らなかった。
百合と風見
年下の風見と結ばれた百合。だったが、破局してしまっていた。みくりに破局の理由を濁していたが、
- 風見は若く体力もあり、未来を見据えている
- 一方で自分は老後を見据えなけばならない年齢
どうしても歳の差の壁が越えられなかったのだった。
ちなみにみくりには彼氏はいるがそれは風見であることは言っていなかった。
ネタバレ2 おめでた
毎日のように眠気が出るみくり。もしやと思い調べてみると検査薬は陽性、妊娠をしていて平匡に報告する。
平匡は会社で雨山という後輩の女性社員から相談を受ける。灰原部長のデリカシーの無い発言がしんどいという。雨山の年齢は30代なかば、結婚など焦っている時期でもあった。
平匡に話したことで少しスッキリした雨山。去り行く平匡の左手の薬指に目をやる。
雨山「津崎さんて独身なんだ…」
と頬を赤らめる。平匡が結婚指輪をしていなかったことで勘違いしてしまった。
出産予定日も決まりが決まり、準備を進めるみくりと平匡。会社への報告と産休の申請、保育園の確保などやることは山積だった。
だが、みくりは“つわり”が酷く食事もまともに取れない日々が続いてしまう。みくりの為に平匡は会社の休み時間も妊婦にやさしい料理について検索する。
そこに雨山がやってきて平匡が自炊をしていると勘違い、「狙えるかも」と息巻く。
帰宅してみくりの面倒を見る平匡。ふと部屋に目をやと散らかっていた。独身のころならば我慢できなかったが、今は違う。
平匡「今は非常時なのだ最低限の家事さえ回ればいいほうだと心得よう」
と改めて決意を固める。
ネタバレ3 百合の試練
百合は高校時代の男友達であり現在は看護師長をしている伊吹と酒を飲んでいた。話題は百合の最近の悩みへ。とっくに閉経していると思っていたが下血があるという。
伊吹「すぐに婦人科で検査して!明日!明日すぐ予約して!」
と深刻な表情で百合に忠告する。検査の結果、子宮体がんであることが判明する。医師から次回は家族と来るように言われる。
みくりは妊娠中、妹の桜(みくりの母親)はぎっくり腰で動けない…誰にも頼れない中、ふと頭に風見の姿がよぎる。
百合「風見くんに電話できたらな」
「でも別れた女に病気の告白されても困っちゃうよね」
「怖いな…誰かに甘えて慰めてもらいたいな…」
と甘えたいのに甘えられる人がいない状況に涙してしまう。百合は忠告してくれた伊吹を頼ることにする。
みくりにも桜を通じて百合の病気のことが伝えられる。今は百合を助けられないと心を痛めてしまうみくり、そこに平匡が帰宅する。
みくり「こんな時こそそばについててあげたいのに一番不安な時に一人ぼっちにさせちゃって」
「大事な人に私なんにもしてあげられない…」
と試練を迎えた百合の傍にいてあげられないことに堪えきれなくなってしまう。
平匡「…僕もですよ」
と優しくハグをする。久しぶりのハグにみくりは平匡の体温、温かみ、安心感を感じるのだった。
つわりも終わってようやく喫茶店で百合に会うことが出来たみくり。子宮体がんのステージは2、大学病院で手術をする必要があるという。
百合「子宮全摘だって結局一度も使わずになくなっちゃうのよ…」
と気丈には振舞っていたが女性としての幸せを1度も感じることがなくなってしまったことを嘆く。
喫茶店を出てハグをする2人、互いに元気を注入するのだった。
ネタバレ4 育休取得ミッション
みくりの体調が安定し、平匡は育児休暇を取ろうとミーティングで宣言する。
これを聞いたは雨山はショックを受けてしまう。平匡のことを安く見ていたことを嘆く。さらにみくりは1回りも年下であることを知ってダブルパンチ。
ミーティング後、平匡はプロジェクトリーダーの灰原と詳しく話しをする。出産時に1ヵ月取りたいと申請するも…
灰原「いや無理っしょ!男が育休取ってもやることなんてないでしょ!」
「そもそも津崎さんが前例になってみんなそんなに休むようになったら仕事にならなくない?」
と即却下されてしまう。一方でみくりも同じ部署の男性社員に夫が育休を取ることを話す。やはり否定的な返事が返ってくる。
みくり「そもそも」
平匡「仕事を休めないっていうこと自体が」
「「異常じゃないですかね?」」
と2人は嘆く。
夕食時、育休取得ミッションについて話す2人。さらに上の上司から許可を取ったが、灰原に嫌味を言われたことを気にする平匡。さらにみくりの職場復帰に合わせて2回目の育休取得についても話す、これも難航したとのこと。
みくり「よし!後に続く人のために道を作りましょう!」
と意気込むみくり。
仕事を進める平匡、サポートとして別会社に勤務する沼田と日野も加わることになった。育休に関して嫌味を言う灰原。それに対して、
沼田「何が大事かっていうと誰かが休んでも仕事が回る・帰ってこれる環境を作っておくことでしょ」
「職場におけるリスク管理ってそういうことでしょ」
雨山「リスク管理はプロジェクトリーダーの仕事ですよね」
沼田「雨山さん、灰原くんはねそれができると見込まれたからプロジェクトリーダーになったんだよ」
とビシッと言い放つのだった。その日の飲み会でお礼をする平匡。
ネタバレ5 風見の思い
百合の方も手術に向けて入院していた。世話をしてくれた伊吹にお礼をする。実は伊吹は学生時代に百合に好意を持っていて、昔話に華を添える。伊吹を見送る百合。
月日は流れて百合の手術は無事に成功した。そこにみくりから「風見さんに病気のことがバレた」と連絡が入る。みくりは黙っておくつもりだったが、平匡が先の飲み会で伝えてしまったのだった。
風見からの連絡が無いことに悶々とする百合。
百合「悩んでもしかたない!一気に決着つけてやる!」
いてもたってもいられずに自分からメッセージを送る。そして、風見から電話が掛かってくる。やはり心配していたのだった。
百合「子宮がんで子宮を全摘したんだー」
と明るく伝える百合。
風見「すぐそういうこと言う悪い癖ですよ。その大丈夫ってやつですよ。」
「あなたは大丈夫じゃない時も笑って大丈夫って言うでしょう。だから心配です。」
「ほんとに大丈夫か確かめにお見舞いにいっていいですか?」
と気遣いをする。
嬉しくてボロボロ泣いてしまう百合。もう退院するしノーメイクだからと断る。
風見「じゃあ退院後デートしましょうか」
「…もうデートじゃないか」
「退院したら連絡ください」
と告げる。百合の方は眠れなくなってしまう。
その後、退院して風見が自宅にお見舞いにやって来る。乾杯しながら仕事のことなど他愛も無いことを話す2人。
風見「百合さん僕が探りを入れなかったら黙ってるつもりだったでしょ」
百合「でも逆の立場だったらどうする?」
風見「なかなか難しいですね別れた後の関係って」
百合はレズビアンである友人とその彼女の話をし、
百合「恋人とか家族とかカテゴリーに合わせなくてもいろんな形で人と繋がれるんだなって」
とまとめる。
風見「そうかもしれませんね」
と共感する。そして、今の自分の現状を切り出す。
風見「そういえばあれから僕ね好きな人ができたんですよ」
百合「えーーーーーーーー!」
と驚愕してしまうのだった。
ネタバレ6 試練を超えてゆけ
妊娠7ヶ月目。まだ性別は分らないが産まれてくる子供の名前を考える2人。字数や姓名判断の結果が悪いなどなかなか決まらない。
いよいよ産休に入ったみくり。後期のつわりでぐったりしてしまう。
一方で、平匡も仕事や人間関係で疲れてしまっていた。その時、みくりから「体調が悪くてご飯作れなかったから適当になんか食べてきてください。買い物も。」とメールが届く。
疲れを押して買い物をして帰宅する平匡。するとみくりがソファーでくつろいでいて、台所には食べたと思われるカップラーメンのゴミが捨ててあった。
平匡「食べられるじゃないですか」
「ソファーでインスタ見てる元気があるなら買い出しぐらいできるんじゃないですか」
と思わず本音を言ってしまう。
みくり「出来ることをしようとして、インスタを見ていたら元気が出て、頑張って食べてみようと思って…」
「なんでそんな嫌味言われなきゃなんないの…」
「もうやだ~辛い~!」
と泣き出してしまう。
平匡「泣きたいのはこっちですよ!」
とこちらも床に伏せて泣き出してしまうのだった。
みくりの元に百合が様子を見に来る。互いにストレスを貯めちゃっていると相談する。
百合「家族といても孤独を感じることはある。人はみな孤独なものよ。」
「自分も(風見のことで)分った気でいて分かっていなかった」
と諭す。
それを聞いたみくりは閃きその夜、平匡に提案する。お互いに愚痴をいい、採点をつける。こうすることで感情を共有しストレス値を下げるのが狙いだという。
平匡も承諾し、週一の報告会でお互いのことを理解していくように努めていく。
そして、出産の日を迎えみくりは無事に元気な女の子を産む。子供の名前は亜江(あこう)、旧姓の森山と今の津崎、森と海を繋ぐ川にちなんで名づけた。
退院して平匡の両親もやってきた。両親の元で里帰り出産をしなかった理由を説明するみくり。
みくり「育休は休みではなく試行・実践・訓練期間なんです」
平匡「共にミッションを行う同志だからね」
お互いに家事をしつつ、試行錯誤しながら育児スキルを完璧にする。これが2人の考えだった。
その夜、居酒屋にて沼田、百合、灰原、雨山などを全員参加の大沼田会が開かれる。全員が本音をぶつけていく。
終了後、百合は大沼田会に来ていなかった風見に連絡をとって話をする。話題は風見の想いの人について。実は風見が好きになった人は既婚者で失恋してしまっていた。思わずふきだしてしまう百合。
百合「あなたさぁ結局自分のことを好きじゃない女が好きなんじゃないの〜?」
「笑いながらなんだか涙が出た。なんだろうあたし久しぶりに心の底から
笑えたような気がする。」
風見も図星だったようで、
風見「また飲みながら話聞いてくれます?」
とし百合を飲みに誘うのだった。
出産からだいぶ経ち平匡も2度目の育児休暇を追え、本格的に仕事に復帰することになった。
亜江の寝かしつけもだいぶ慣れてきて2人の時間もだいぶ取れるようになって来て、今後のことを話す。
平匡「勝手に譲って勝手に怒るはお互い無しですよ」
これを聞いたみくりも嬉しそう。
みくり「平匡さんでよかったなーっ」
そんな中、亜江がぐずついてしまう。様子を見に行こうとする平匡だったが、
平匡「その前に」
とみくりとハグをしてお互いを労う。
みくり「助けてくれる誰かがいるってなんて心強いんだろう」
「どうかこれからも逃げる時は逃げて家族にとって一番楽な道を探しながら…」
と平匡とこれからのことに思いを馳せるのであった。
【逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)】原作ネタバレ まとめ
連載が再開された【逃げるは恥だが役に立つ】の原作はみくりが無事に出産したところで幕を閉じました。
試練を乗り越えたみくりと平匡、別れてしまったが前向きな百合と風見が描かれました。
さて、ドラマ版はコロナの影響の穴埋めとして未公開シーン・カットを加えた【逃げるは恥だが役に立つ ムズキュン!特別編】が放送されます。
人気次第ではコロナ終息後に連ドラは無理でもSPドラマとして再開部分が描かれるかもしれませんね。
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