SPドラマ【テレビ朝日夏の傑作選】のキャストとあらすじ!名優達の視聴率は16%越え!
テレビ朝日「日曜プライム」の枠ではこの夏、【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】として平成に大ヒットしたスペシャルドラマが放送されます。
ビートたけし、渡辺謙、田村正和、米倉涼子といった大物俳優が出演する名作ばかりで、それぞれの人物達の異なる生き方や正義が描かれます。
そして、中にはソフト化がされていない作品もあります。
今回の記事では【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】のキャストやあらすじ等をまとめました。
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】の放送はいつ?
テレビ朝日「日曜プライム」の枠にて約一ヶ月に渡り放送されます。
ドラマタイトル | 放送日と時間 |
松本清張生誕110年記念「松本清張 点と線」 | 2019年8月4日(日)21:00~23:05 |
刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~ | 2019年8月11日(日)21:00~ |
松本清張没後20年記念「十万分の一の偶然」 | 2019年8月18日(日)21:00~ |
ナサケの女Special~国税局査察官~ | 2019年9月1日(日)21:00~23:05 |
※ 2019年8月25日(日)は「深層捜査スペシャル」が放送予定です。
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】平成を彩った名作の数々と豪華俳優
- ビートたけし「松本清張 点と線」
- 渡辺謙「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」
- 田村正和「十万分の一の偶然」
- 米倉涼子「ナサケの女Special~国税局査察官~」
美容整形5億脱税の女医!?マルサの女が挑む大病院と600キロ離島裏金ルートの点と線!! 脱税する奴は、日本の道路を歩くな!!
テレビ朝日の名作スペシャルドラマが再編集されて帰ってきます。
いずれも高視聴率を出したドラマばかりで、中には現在でもDVD等のソフト化がされていない作品もあります。
この機会をぜひお見逃し無く!!
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】のキャストとあらすじ
松本清張生誕110年記念「松本清張 点と線」あらすじと概要
博多・香椎の海岸で男女二人の情死体が発見された。料亭「小雪」で働くお時と佐山という人物だった。
博多東警察署博多のベテラン刑事・鳥飼重太郎は、佐山が持っていた車内食堂の伝票から不審に思い、1人捜査を開始する。一方、佐山には経済産業省の汚職事件の関係者とされていて彼の死を望むものは多かった。そして、警視庁捜査二課警部補の三原紀一も博多にやってきて鳥飼と出会う。
捜査を進める中、お時と佐山が死亡する数日前に東京駅から夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込むところを目撃した機械工具商会の社長・安田辰郎が容疑者として浮上する。が、安田には完璧なアリバイがあった。
「点と線」は時刻表などを用いたアリバイトリックの金字塔ともいえる松本清張の代表作です。
2007年に“テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル”として2夜連続で放送され、
- 2007年「文化庁芸術祭賞(テレビ部門・ドラマの部)」で大賞
- 2008年に民放連とNHKなどで作る「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 実行委員会」が選ぶ「第1回東京ドラマアウォード」のグランプリおよび特別賞
を受賞した名作です。
ちなみにドラマの舞台設定は昭和32年となります。
松本清張生誕110年記念「松本清張 点と線」キャスト
主要人物
ビートたけし(役:鳥飼重太郎)
主人公、博多東警察署の刑事。自分の足で現場に出向き捜査することを第一とするベテラン刑事。
男女の無理心中事件に疑問を持ち捜査を開始する。
高橋克典(役:三原紀一)→宇津井健(現在の三原)
警視庁捜査二課警部補。産業建設省の汚職事件を追っている。
その事件の関係者と思われる男が死亡したので博多やってきて、鳥飼とともに捜査をすることになる。
原沙知絵(役:桑山 秀子)
料亭「小雪」の女中、通称:お時。博多駅近くの海岸で遺体で発見される。
男との無理心中と思われたが数日前、その男と夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込む姿が目撃されていた。
大浦龍宇一(役:佐山 憲一)
産建省課長補佐。冒頭、お時とともに遺体として発見された。
経済産業を巡る汚職事件の関係者だった。
柳葉敏郎(役:安田 辰郎)
安田交易社長。お時と大浦が列車に乗り込む様子を目撃した。
事件の最有力容疑者と考えられたが完璧なアリバイがあった。
警察関係者
小林稔侍(役:田中係長)
博多東警察署の係長。
平泉成(役:永井課長)
博多東警察署の課長。
橋爪功(役:笠井係長)
警視庁捜査二課の係長。
名高達男(役:寺崎課長)
警視庁捜査二課の課長。
経済産業省
江守徹(役:原 種臣)
経済産業省の大臣。
竹中直人(役:石田 芳男)
企案局長。
本田博太郎(役:中尾 正)
推進課長。
大鶴義丹(役:佐々木 喜太郎)
事務官。
親族などそのほかの人物
市原悦子(役:桑山 ハツ)
お時の母。
樹木希林(役:小林 安子)
重太郎の義姉。
夏川結衣(役:安田 亮子)
辰郎の妻。肺結核を患い鎌倉で療養している。
ナレーション・石坂浩二
など
「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」あらすじと概要
実際の事件をドラマ化
原作は
- 帝銀事件
1948年(昭和23年)1月26日に帝国銀行(後の三井銀行→三井住友銀行)の支店で発生した毒物殺人事件。 - 吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐殺人事件
村越吉展(当時4歳)が誘拐・殺害された事件。解決までに約2年かかり、「戦後最大の誘拐事件」と呼ばれている。 - 三億円事件
現金輸送車から三億円が強奪された事件。未解決のまま時効を迎えた。
などの昭和に実際に発生した事件を小説にした作品です。2009年に2夜に渡っていくつかの事件が刑事ドラマ化されました。
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】では「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を中心に再編集されます。
このドラマはソフト化されていません。そのためかなり貴重な放送となります。
「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」キャスト
主要人物
渡辺謙(役:平塚八兵衛)
警視庁捜査一課、ノンキャリアの叩き上げ刑事。強い信念と正義感を持ち事件解決のために周囲の刑事たちと衝突することもしばしば。そのため「鬼の八兵衛」「落としの八兵衛」「喧嘩八兵衛」などの異名を持っている。
萩原聖人(役:小原保)
吉展ちゃん誘拐事件の容疑者。事件当日は実家の福島に帰っていたという鉄壁のアリバイがあり、八兵衛たちの追求をことごとくかわしていた。
八兵衛たちは十日間の拘留期限内に落とさ(自白)なければならないのであった。
高橋克実(役:石崎隆二)
警視庁捜査一課刑事で八兵衛の相棒とも言える人物。
2019年版ではカットされているが警備員殺人事件からコンビを組み、最初は折り合いが付かなかったが捜査をしていくうちに絶対的な信頼で結ばれる。
山本耕史(役:草間毅彦)
警視庁捜査一課四係の若手刑事。吉展ちゃん誘拐事件の際、小原の取調べに参加する形で捜査に加わった。
八兵衛の信念に大きく影響されていく。
警察関係者
大杉漣(役:尾藤和則)
警視庁捜査一課課長代理。八兵衛の良き理解者であり、吉展ちゃん誘拐事件の捜査本部に招きいれた。
柴田恭兵(役:加山新蔵)
警視庁捜査一課主任で八兵衛が新人だった頃の直属の上司。2019年度版では三億円事件編のみに登場、捜査に行き詰る八兵衛を尋ねて労った。
宅麻伸(役:槙原茂)
警視庁捜査一部長。
平泉成(役:津山貴之)
警視庁捜査一課長。
大和田伸也(役:堀井進)
警視庁捜査一課継続捜査班主任。
新聞記者
小泉孝太郎(役:岩瀬厚一郎)
産政新聞社会部記者。現代で八兵衛の回顧録を作るための取材を行う。
吉展ちゃん誘拐事件からの付き合いで事件時は八兵衛の自宅の前で何日も粘り強く張っていた。
相武紗季(役:吉崎真由)
現代のみの登場。産政新聞カメラマンで厚一郎とともに八兵衛の回顧録の取材を行う。
親族など
原田美枝子(役:平塚つね)
八兵衛の妻。刑事として過酷な日々を送っている夫を支えている。
「十万分の一の偶然」あらすじと概要
モンゴルの平原で取材を続けるフリーのルポライター・山内正平のもとに娘・明子が死亡したとの連絡が入る。明子は大型トラックと乗用車2台が衝突し炎上、7人が死傷した玉突き事故に巻き込まれたのだという。
妻を亡くし、男手1つで育てた最愛の一人娘の突然の死に塞ぎこんでしまう正平。
だが、帰国する機内で写真雑誌「PIC」に掲載された一枚の写真を見て驚愕する正平。そこには明子が亡くなる最期の瞬間が写っていた。
この写真はアマチュア・カメラマンである山鹿恭一が偶然撮影したもので、 “十万分の一の偶然” を撮ったものとして大絶賛された。
山鹿のパーティ会場に乗り込んだ正平。そこで記者が山鹿に「事故の生存者がその時、”赤い火の玉”を見た !と証言している」と問いかける。
正平はこの質問を聞いた時、山鹿の顔色が変わったことを見逃さなかった。
事故と写真は本当に偶然だったのだろうか?娘を失った父親が真実を突き止めようと奔走する!
同じく松本清張の同名長編小説が原作で、1981年と2012年にドラマ化されました。
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】ではの2012年版が放送されます。
このドラマは情報が曖昧でソフト化されているかは不明です。
「十万分の一の偶然」キャスト
主要人物
田村正和 (役:山内正平)
フリーのルポライター。
一人娘が亡くなる瞬間が撮られた「十万分の一の偶然」の写真に疑問を持ち、真実を暴くため執念の捜査をする。
中谷美紀(役:山内明子)
正平の娘。結婚式を挙げる直前、東名高速のトラック横転事故に巻き込まれて死亡した。
高嶋政伸(役:山鹿恭一)
アマチュアカメラマンの男。本職はやり手のビジネスマン。
美紀が死亡する瞬間の写真「激突」を撮影し、「ニュース写真年間最高賞」を受賞した。
親族等
小泉孝太郎(役:塚本暁)
美紀の婚約者だった男性。悲しむそぶりを見せない正平に初めは嫌悪していたが、真実を追う姿に感化され彼なりに事件を追う。
岸本加世子(役:山内恵子)
正平の妹。大病を患い沼津の大学病院に入院している。
その他
伊東四朗(役:古家庫之助)
写真評論家で業界に多大な影響力を持っている権力者。山鹿が撮った写真を絶賛し受賞の後押しをした。
15年前、正平が書いたルポに圧力をかけ確執が残っている。
若村麻由美 (役:越坂奈月)
正平と旧知の女性カメラマン。正平の頼みで器材を提供し共に検証を行う。
内山理名(役:布川麻奈美)
加世子が入院している大学病院の看護師。
松下由樹(役:小泉恵美子)
『週刊スパーク』編集者。事故全体に不審があると考えており、正平に情報を提供した。
内藤剛志(役:岩瀬厚一郎)
東名高速の事故を担当した沼津南署の刑事。彼もまた事故を疑問視していた。
など
「ナサケの女Special~国税局査察官~」あらすじと概要
東京国税局は万城野総合病院の院長・万城野権蔵が多額の脱税をしていると睨んでいた。
情報部門の女性捜査官・松平松子は早速捜査のために権蔵の次男・駿がいる離島へと向かう。駿は小さな診療所を開いており、松子は、雑用係として潜入捜査をし脱税の証拠を掴もうとしていた。
だが、捜査をしているうちに駿は仕事熱心な松子に恋心を抱き、松子も駿に次第に惹かれていき…
「ナサケの女」は2010年10月21日から12月9日までテレビ朝日で放送された連続ドラマで、国税局の査察官を務める主人公と脱税者との攻防を描きます。
好評を博し2012年2月4日にスペシャル版が放送され、恋愛要素も加わりました。そして、このたびの【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】のトリを飾ります。
「ナサケの女Special~国税局査察官~」キャスト
主人公
米倉涼子(役:松平松子)
東京国税局(隠語マルサ)に務める情報部門の女性捜査官。情報部門の隠語を取って「ナサケの女」と呼ばれている。
気の強い性格でターゲットの情報をつかむ為に変装等あらゆる手段(退勤後の独自の裏調査)を行っている。
わが道を行く姿勢のため周囲との折り合いも悪いが、冷たい人間というわけではなく調査で出会った人間とも打ち解けて話をすることもある。
スペシャル版ゲスト
伊東四朗(演:万城野権蔵)
万城野総合病院院長。一代で大病院を築いたが金に汚いと噂が立っている。
ニューハーフ・パブ「ニューカマー」の従業員の美容整形を請け負っており、組織ぐるみでの脱税の疑いがある。
速水もこみち(演:万城野駿)
権蔵の次男、家族の元を離れて離島・波多乃島で小さな診療所を開いている。
権蔵の脱税に協力していると思われるが、本人は仕事熱心で島民たちからも慕われているようで。
高岡早紀(演:万城野節子)
権蔵の長女、万城野総合病院美容外科部長。酒癖が悪く、ニューハーフ・パブで大金をばら撒くなどしてストレスを発散している。
甲本雅裕(演:万城野潤一郎)
権蔵の長男、万城野総合病院の事務長。裏金で医学部に入学するも実力不足で医師にはなれずに父親の病院で事務をしている。
はるな愛(演:トマト)
ニューハーフ・パブ「ニューカマー」のダンサー。
マツコ・デラックス(本人として登場)
国税局の脱税防止キャンペーンのイメージキャラクターとして選ばれた。
レギュラー
塚本高史(演:三木航介)
松子とコンビを組んでいる第18部門の国税査察官。彼女の良き理解者の1人。
飯島直子(演:犬養一美)
元第18部門所属、実施部門査察第37部門(スペシャル以降) 主査(ヌシ)を務めるキャリアウーマン。
証拠や論理的な思考を重視し、勘だよりの松子とは対極といえる人物。一方で松子のことも一目置いている。
勝村政信(演:日野敏八)
実施部門査察第37部門・統括主査 (ソウカツ)だが、そこには収まりきらずに第18部門に入り浸り、尾行などを共に行っている。
鈴木浩介(演:五藤満)
第18部門の主任国税査察官で、七三分けに眼鏡がトレードマーク。細かいことに固執するタイプ。
小市慢太郎(演:久米四郎)
第18部門のチーフ主査。出世意欲が強く我が強い松子のことを快く思っていない節もある。
夕輝壽太(演:二宮晶太)
第18部門の国税査察官。パソコンに強く捜査ではその力を存分に発揮している。
齋藤めぐみ(演:内村ナナ)
第18部門の国税査察官。噂好きですぐに人間関係に首を突っ込む癖がある。
泉谷しげる(演:曽根六輔)
第18部門の統括官 (トウカツ)で松子の直属の上司。
柳葉敏郎(演:新田進次郎)
財務省財務事務次官。松子の才能を見抜ぬき第18部門に引き抜いた張本人。
武田鉄矢(演:鉄子)
オカマバー「鉄子の部屋」のママで松子が唯一本心を打ち明けられる人物。
鹿沼憂妃(演:西恭子)
ヤンキーで松子のことを慕っており彼女の手伝いをすることも多い。現在は「鉄子の部屋」で働いている。
【テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選】の見どころ
高視聴率のドラマばかり!!
「松本清張 点と線」の視聴率
第1夜:23.8%
第2夜:23.7%
「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」の視聴率
第1夜19.4%
第2夜21.6%
「十万分の一の偶然」の視聴率
18.2%
「ナサケの女Special~国税局査察官~」の視聴率
16.6%
とどれも最低でも視聴率16%以上を取った名作ドラマばかりです。
2019年現在ではどのくらい行くでしょうか?
伝説の名優達
- ビートたけし
大御所のお笑い芸人でありながら、名監督「北野武」として数々の名作を生み出している。 - 渡辺謙
「ラストサムライ」、「追憶の森」などのハリウッド映画にも多く出演している大スター。 - 田村正和
「古畑任三郎シリーズ」の風変わりな刑事、頑固な父親など幅広い役柄で活躍する名優。 - 米倉涼子
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」に代表される強く美しい女性。
という日本を代表する名優が出演していました。今ではテレビドラマでも1年に1本特別出演するかどうかの大物ばかりです。
- 「松本清張 点と線」
証拠を地道に積み上げるベテラン刑事の業 - 「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」
直向に事件に向き合い捜査する熱血刑事の執念 - 「十万分の一の偶然」
娘を失った父親が事故の真相に迫るその慈愛に満ちた魂 - 「ナサケの女Special~国税局査察官~」
強くたくましい女性が容赦なく脱税者を追い詰めていく痛快さ
とそれぞれが異なる”正義”の姿を描いています。そして、他の出演者も豪華メンバーばかりです。
これらの平成の名作ドラマをぜひお見逃しなく!!
この記事で使用している画像の引用元:テレビ朝日「日曜プライム」公式サイト
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