【何だかんだ銀座】原作ネタバレ!少年とペットの“お金持ち”との結末とは?

何だかんだ銀座

【何だかんだ銀座】原作ネタバレ!

オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語2022年夏の特別編」内の1編『何だかんだ銀座』の原作小説あらすじネタバレを紹介!

銀座に生息する“お金持ち”をペットにした祐介少年。その結末とは?

今回は【何だかんだ銀座】原作ネタバレについて!

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【何だかんだ銀座】原作ネタバレ

何だかんだ銀座
(C)フジテレビ

【何だかんだ銀座】原作小説のあらすじネタバレです。()内はドラマでの役者さんです。

祐介(岩田琉聖)とお金持ち(有田哲平)の出会い

小学生の羽鳥祐介(岩田琉聖)は父親(東根作寿英)から教わって、銀座で買った一瓶2千円もする「蜂蜜」を夜のうちに銀座の公園の木に塗った。“野生のお金持ち”が銀座ブランドにつられて集まってくるというのだ。

翌日の早朝、“野生のお金持ち”たちが木に群がっていた。祐介は40代前半の典型的なお金持ち(有田哲平)*を捕まえた。祐介はそのお金持ちを自宅で飼うことにする。

*原作小説では「お金持ち」だが、ドラマでは「ニホンオオカネモチ」と改変。ちなみにドラマでは祐介の誕生日プレゼントで飼うという展開だが、原作小説での飼う理由は特にない。

祐介とお金持ちの日々

祐介が飼った“お金持ち”は銀座にこだわりがある。例えば…

  • 1日3食、銀座で買った食材で作った料理を食べる。(それ以外の食材はNG)*
  • ベンチャー企業の社長なので、飼い主が会社へ週何日か連れていかねばならない。(首輪にリードをつけて散歩がてら連れて行く)
  • フィットネスジムに通って運動不足を解消させる。

*ドラマでは銀座で買った食器でないと受け付けないと銀座の要素が追加されている。

ある日。祐介が“お金持ち”を散歩させていると、近所のタワマンに住む高校生・明美が女性の“お金持ち”を散歩させていた。

「ちゃんと世話をしてて偉いね」

「あ、当たり前だよ。僕のペットなんだもん」

「余命3000文字」226ページ

祐介は明美さんに好意があり、褒められてうれしかった。

ある日、祐介は『お金持ち育て方ガイド』を参考に、お手、おかわり…までは躾(しつけ)ることに成功。しかし心を開いたら飼い主の名前を呼ぶ…とガイド本には書いてあるが、祐介の“お金持ち”はまだできなかった。

祐介は“お金持ち”との日々が楽しかった。一番カワイイ“お金持ち”だと祐介は思っていた。これからもずっと楽しい日々を過ごせると思っていたが…。

祐介とお金持ちの別れ

“お金持ち”との別れは突然やってきた。

祐介の両親が「もう飼えない」と言ってきたのだ。理由は父親の経営している会社が危ない状況になっているからだった。

“お金持ち”の飼育には食事代もジム代もお金がたくさんかかる。いわゆる「家の経済事情」で、祐介にはどうすることもできなかった。

野生に返すことになり、“お金持ち”を父が運転する車に乗せる。“お金持ち”は散歩だと思って嬉しそうだ。

銀座・三越の前に停車し、祐介は“お金持ち”と別れた。別れの言葉は言い足りなくて父に止められて、ようやく別れた。

“お金持ち”は鳴いた。そして祐介が乗る車を追いかけてきたが、転倒!

祐介は、お金持ち!と叫んだ。

“お金持ち”は、ゆうすけ!と初めて飼い主の名前を呼んだ。

父は車を停めない。祐介の視界の“お金持ち”がどんどん小さくなり、やがて消えた。

【何だかんだ銀座】の結末

“お金持ち”とよく遊んでいた公園にて。祐介は明美さんの前で「これでよかったんだ」と強がったが、明美さんの胸の中で嗚咽してしまう。「いつか会える」と明美さんは祐介を励ます。

・・・時が進んだ。(数十年後か?)

祐介は銀座の一等地の会社の内定をもらった。(おそらく大学4年の)祐介は採用担当の石井と握手。そして、社長室へ呼ばれた。

なぜ社長が内定者に会うのか疑問に思う祐介。緊張しながら社長室に入ると、背中を向けている社長が「そんなに硬くならないでいいよ。ゆうすけ」と声をかけてきた。

その声は、小学生に聞いた“お金持ち”の声と同じだ。

社長が振り返った…。(おわり)

【何だかんだ銀座】原作の感想

【何だかんだ銀座】原作小説を読みました。

“お金持ち”を少年が飼うという不思議なストーリー。

公園で転がったり、リードをつけたり、犬の擬人化なのかな?とは思いつつ、どうなるのかと読み進めました。

“お金持ち”がベンチャー企業の社長という点は不思議でした。

その不思議な要素がラストで回収されて、鮮やか!読み終わったあと、心地いいです。

“お金持ち”との別れのシーンの描写もグッときます。

ただ、“お金持ち”がまるで人間なので、人間との違いがもっとあるといいんじゃないかと思います。

犬の要素があるとはいえ、言葉をしゃべってしまうと、もう人間なんですよね。慣れたら飼い主の名前だけ言えるようになるという設定とかどうだろう…と妄想してしまいました。(笑)

『世にも奇妙な物語』では改変しなければ、心温まる系の作品になるでしょう。映像化、楽しみです♪

【何だかんだ銀座】原作の書誌情報

【何だかんだ銀座】原作小説の書誌情報を紹介!

  • タイトル:『余命3000文字』(「何だかんだ銀座」所収)
  • 著者:村崎羯諦
  • 出版社:‎ 小学館 (小学館文庫)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020年12月8日
  • 判型/頁:文庫判/288頁
  • ISBN:9784094068498

「何だかんだ銀座」も入っている書籍『余命3000文字』は“すき間”読書に最適なショート・ショート集。著者のデビュー作でベストセラーとなりました。

村崎羯諦(むらさき ぎゃてい)プロフィール:1994年、熊本県生まれ。小説投稿サイト「小説家になろう」にて短編小説の投稿を中心に活動を行う。2020年、同サイトに掲載された作品を改編、再編集し書き下ろしを加えた作品集『余命3000文字』でデビューし大きな話題を集める。2022年2月、シリーズ第2弾『△が降る街』を刊行。両作ともショート集で、「5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける」とのキャッチコピーで紹介されている。

画像出典Amazon

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