テレ朝『木曜ミステリー』枠消滅!『科捜研の女』打ち切り説の真相はやはり!

テレビ朝日の人気ドラマ枠「木曜ミステリー」(午後8時)が7月クール(7〜9月期)の放送をもって、23年9カ月の歴史に幕を閉じる。1999年1月にスタートしてから、ここまで24タイトルで800話超を放送した看板枠。1月クールで現役最長の21シーズン目を終えた沢口靖子主演の『科捜研の女』は、終了を匂わせるような演出が数々施され、打ち切り説がくすぶり続けていた。現在放送中の『警視庁・捜査一課長season6』にも同じように打ち切り説が流れていたが、枠自体が消滅するという展開に!『木曜ミステリー』の歴史を振り返りつつ、今後について考察する。

【科捜研の女】打ち切り説の信ぴょう性は!核心考察!沢口靖子と米倉涼子がまさかの!

科捜研の女21

目次

23年半の歴史に幕!

「科捜研の女」「警視庁・捜査一課長」シリーズなど数々のミステリー作品を生み出したテレビ朝日系木曜午後8時のドラマ枠「木曜ミステリー」が、7月期をもって終了する。1999年1月の放送開始から23年半の歴史に幕を閉じる。

最初の作品は1999年1月にスタートした橋爪功主演の「京都迷宮案内」。京都を舞台に走り回って、事件を追いかけるベテラン新聞記者がハマり役だった。以来、故・渡瀬恒彦さんが資料課の刑事役を演じた「おみやさん」、名取裕子が検事を演じた「京都地検の女」、船越英一郎の「その男、副署長」などを放送。いずれもシリーズものとして、お茶の間の人気を築いていた。

これまで全24タイトル、800話以上放送してきたが、報道によると、テレビ朝日は「木曜日のゴールデン帯全体の編成を総合的に判断した結果」と理由を説明している。

木曜ミステリーの主な作品

開始年  作品名 シーズン  主演
1999年1月~ 京都迷宮案内 10 橋爪功
1999年10月~ 科捜研の女 21 沢口靖子
2001年7月~ オヤジ探偵 2 中村雅俊
2002年5月~ おみやさん 9  渡瀬恒彦
2003年7月~ 京都地検の女 9 名取裕子
2007年4月~ その男、副署長 3  船越英一郎
2013年4月~  刑事110キロ  2 石塚英彦
2016年4月~ 警視庁・捜査一課長 6 内藤剛志
2017年7月~ 遺留捜査 4~7   上川 隆也

※遺留捜査にシーズン1~3は別時間帯で放送

この人気枠の最後の放送となるのが、昨年10周年を迎えた上川隆也主演の「遺留捜査」。風変わりな主人公・糸村刑事が事件現場の遺留品から難事件を解決する人気シリーズ第7弾で、「これが最後のメッセージ」をキャッチコピーにしており、上川は「歴史に恥じない作品にしたい」と意気込んでいる。

「科捜研の女」の終わり方が異変を示唆

以前から「木曜ミステリー」枠の終了はささやかれていた。中でも、昨年10月から今年4月上旬まで放送された沢口靖子主演の「科捜研の女」は、何度もマスコミにより打ち切り説が報じられてきた。京都で撮影し、京都を舞台にした作品の多い、この枠は、キャスト、スタッフの滞在費などがネックと言われ、テレビ朝日は今後、「視聴者のターゲットを若年層に変えるのでは」と言われていた。

そして、「科捜研ー」の最終回では、沢口がフィナーレのシーンで声を出さずにあ・り・が・と・う」と、意味深な演出で終わっていた。次のシーズンはもうないのか、意味深なまま終了し、疑惑が残っていた。

現在放送中の「警視庁・捜査一課長season6」でも初回放送の冒頭で、勘のいい刑事を演じる斉藤由貴が、大岩一課長(内藤剛志)に「なんか、みんながバラバラになっちゃうような予感がするのよね」と話す場面があり、これを端に打ち切り説が浮上していた。

警視庁・捜査一課長

水曜9時移行?スペシャルで復活も

「科捜研の女」などの作品の今後について、テレビ朝日は「決まり次第お知らせします」とコメントしている。

つまり、何らかの形で継続する可能性は十分になるはずだ。

それは当然だろう。中高年に根強い視聴者を持つ「木曜ミステリー」枠。どの作品も常に10%前後の視聴率をキープしており。安定して数字の取れるという意味では、お宝のコンテンツには違いない。

「ミステリー」枠がどう変わるのは定かではないが、「科捜研」や「一課長」「遺留捜査」などは、期首期末のスペシャルとしての放送は十分にありうる。

さらに、シリーズとして残る可能性も残している。

現在、水谷豊主演の「相棒」を放送している「水曜9時」枠、さらには米倉涼子主演の「ドクターX」を放送している「木曜9時」枠。この枠へ「電撃移籍」の可能性もあるのではないか。

「あなたの番です」に始まり、今やドラマ界は考察ブームである。木曜ミステリーは1話完結ものではあるが、推理・考察ドラマの消滅は逆行する。

果たして、沢口靖子演じる榊マリコとは、どんな再会ができるのか。

しばらく、待つとしよう。

まとめ:火サスには僅かに及ばず。視聴者の反応は?

今回のテレビ朝日の発表に、視聴者の反応はやはり「寂しい」の一言でしょうか。その昔、日本テレビに2時間ドラマ枠「火曜サスペンス劇場」がありましたが、24年で幕でした。木ミスは23年半。堂々たる歴史を刻んできたといえるでしょう。人気作の復活を祈りましょう。個人的には「京都迷宮案内」が見たいなぁ。橋爪功さん演じる京都日報の杉浦記者。もう齢八十。流石に京都の街を走り回れないか。

<現在放送中の「木曜ミステリー」は「警視庁・捜査一課長season6です>

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画像はすべてテレビ朝日公式サイトより

科捜研の女

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