【みをつくし料理帖 2019後編】のネタバレと視聴率!あさひ太夫との友情に涙!
後編「桜の宴」
【みをつくし料理帖2019】後編が放送されました。前編で澪は小松原と別れ料理人としての道を選び、後編では小松原もある覚悟を決めます。
そして、澪はついに吉原一の花魁・あさひ太夫と対面することになります。
今回の記事ではスペシャルドラマ【みをつくし料理帖2019】後編のネタバレ、視聴率などをお伝えします。
「みをつくし料理帖2019」を視聴するには?
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【みをつくし料理帖2019】前編・後編は放送後2週間の「見逃し」配信、連ドラ(全8話)は「特選」見放題配信されています。
※ 2020年4月30日 23:59まで配信予定、【みをつくし料理帖2019】前編・後編が「特選」見放の対象になるかは不明です。
全て2019年12月16日(月)現在の情報です。最新の配信情報はU-NEXT公式サイトでご確認ください。
【みをつくし料理帖2019】後編の視聴率
【#みをつくし料理帖スペシャル】1時間後の9時、後編『桜の宴』放送。あさひ太夫=野江(#成海璃子)に思わぬ窮地が。その時又次(#萩原聖人)は、そして澪(#黒木華)は?お見逃しなく。https://t.co/6L3eMvCYNX #藤本有紀 #森山未來 #永山絢斗 #松尾スズキ #小日向文世 #安田成美 #みをつくし料理帖 #NHK pic.twitter.com/M9l0GGaW9c
— NHKドラマ (@nhk_dramas) December 21, 2019
【みをつくし料理帖2019】後編「桜の宴」の視聴率は分り次第、お伝えします。
【みをつくし料理帖2019】後編のあらすじ
料理を手放すことは出来ません、料理人としての道を全うしたいのです。
澪(黒木華)は料理人として生きる道を選び、小松原こと幕府の重役である小野寺(森山未來)との縁談を断った。小松原も今まで断った上役からの縁談を受けることにした。
その話が小野寺家用人・多浜重光(徳井優)から伝えられ、種市(小日向文世)は「澪の気持ちを踏みにじりやがって!!」と大激怒、縁談は破談となってしまう。
しかし、それは澪の気持ちを汲んだ小松原が自分ひとりが悪者になるという覚悟の表れだった。
澪は思い出の地であるお稲荷様で小松原の辛い心情を想い倒れてしまう。気がつくと医者の源斉(永山絢斗)に介抱されていた。源斉は2人の本心を知った上で澪に「付ける薬はありません。自分自身で選んだ道を進むしかありません」と優しくも力強く発破を掛ける。
時は流れて節分の頃、小松原は澪とのいり豆にまつわる思い出を思い出しながら上役の娘との婚礼に臨む。一方、澪は小松原の覚悟に報いるためにさらに料理に精進、「つる屋」も活気を取り戻していた。
時はさらに流れて春。吉原の大店・翁屋の伝右衛門(伊武雅刀)と江戸一番の人気店・登龍楼の店主で澪の宿敵でもある采女宗馬(松尾スズキ)が話していた。伝右衛門は吉原の一等地に新たな店を出すことにしたが宗馬も狙っていて揉めてしまう。
そして、宗馬は「翁屋の桜の宴の料理は不味い。だから店は登龍楼に任せればいい」と馬鹿にする。「腕のいい料理人ぐらい知っている!今度の桜の宴の料理を食べてみるがいい!不味かったら売り店は登龍楼に売ってやる!」と伝右衛門は売られた喧嘩を買ってしまう。
伝右衛門は翁屋の料理人である又次(萩原聖人)と「つる家」を訪れて澪に桜の宴の料理を作って欲しいと頼み込む。澪は宗馬のことではなく一人の料理人、そして幼馴染であるあさひ太夫(成海璃子)に会いたいという思いから引き受けることにする。
とはいえ吉原の一等地ともなれば客は食の贅沢を極めた上客ばかり、素朴な料理しか作ったことが無い澪は悩み源斉に相談する。「澪さん自身の思い、あさひ太夫に食べて欲しいと思う料理を作ればいいのではないのでしょうか?」と助言をする。
澪はそれを受けて
- あさひ太夫との思い出であり、華やかな高級品でもある紅の花
- あわび、白魚などの高価な食材
- 独活(うど)などのありふれた食材
も使って食べる人に喜んで貰いたい料理を作ることにする。
【みをつくし料理帖 2019】後編のネタバレ
桜の宴にて
桜の宴当日、吉原の上客である摂津屋(中原丈雄)や宗馬がやってくる。澪が又次と準備を進める中、伝右衛門は「料理は又次が作ったことにして欲しい」と頼む。伝右衛門本人は気にしていなかったが「女が作った料理」となると店の評判に関わるからだった。
澪は受け入れ客が料理を食べる様子をこっそり見ることは承諾してもらい、又次に「最後の料理はお客の目の前でお湯を注いで欲しい」と頼む。そして、料理はあさひ太夫にも食べてもらえることになった。
桜の花が散りばめられた豪華絢爛な特別室でいよいよ桜の宴が始まった。紅の花を使い豪華ながら独活なども使った素朴で優しい料理に満足する摂津屋たち。最後にお椀に入ったピンク色の物が運ばれてくる。又次がそこに熱い酒を注ぐと桜の花が開きなんともいえない香りが広がった。
客達は満足していたが宗馬は澪が料理を作ったことを見抜いておりその場に引きずり出す。
「独活などを使うのは貧乏くさい」
「女が作った料理は店に相応しくない」
味には納得はしていたが宗馬は難癖をつけて澪の料理をこき下ろす。さらに「店と同時にあさひ太夫を差し出せ」と要求する。
あまりにも勝手な要求に澪が宗馬の前に立つ中、そこに顔を隠したあさひ太夫がやってくる。
あさひ太夫の歌
「龍宮の 殿の行末 摘む花を 喜ぶなかれ われはめしうど」
という歌を詠んだだけで去っていくあさひ太夫。あまり上手い歌ではなかったがそれを聞いた宗馬は一先ずこの場は身を引くことにする。
急に態度を変えた宗馬を不思議がる一同に摂津屋は歌の意味を説明していく。(詳しくは感想で)ひな祭りの膳のような優しい味わいの料理に満足した摂津屋は「ありがとうございました」と澪に頭を下げ、桜の宴はお開きとなった。
その後、伝右衛門は澪に謝礼金と摂津屋たちからの礼の品を渡す。「酒を使いより料理が良くなったのは又次のあったから」と摂津屋たちからの礼は返却する澪。謝礼金は受け取ることになったが見たことも無いような大金が包まれていた。
驚く澪に「それだけの値打ちがある料理だった。」、「新しい店の料理人になって欲しい」と伝右衛門は頼み込む。もし引き受ければ年に1000両以上も稼ぐことが可能であさひ太夫を身請けすることも夢ではなかった。
又次は澪を吉原に連れて行く。大阪の天神橋にいる2人の少女が描かれた襖の先にはあさひ太夫が待っていた。「襖は決して開けてくれるな」と2人は襖越しで話をする。
天神橋
「昔2人で渡ったものを描いてもらった」
「厚い雲と風と天神橋は私達そのもの」
「辛かったやろ江戸に出たことも縁談のことも」
とあさひ太夫としての姿は見せずに野江として語り掛ける。
「野江ちゃんの方がずっと辛かったよ」
と涙ながらに話す澪。
「うちは信じてるんよ。またあの橋で天を真っ直ぐに仰ぐ日が来ることを」
「紅花づくしのお膳。ほんまに美味しかった澪ちゃんの料理はいつでもウチを元気にしてくれる。前を向かせてくれるよ。ありがとう。」
と最後に告げて2人の会話は終わった。出る際に澪は貝殻の下半分を置いていく。友情の印で受け取った野江は涙を流す。
その後、澪は吉原の店に行くことを断った。「翁屋に頼ってはうつむく事しか出来ない。胸を張ってどうどうと野江ちゃんの目を見て話したい。そのためにつる屋の料理人として器を広げたい」と考えてのことだった。
「いつの日かきっと…」
と澪は貝殻の上半分を持って決意を新たにする。「つる屋」には料理に精を出す澪と料理を求める客達の活気といういつもと変わらない風景があった。
【みをつくし料理帖 2019】後編の感想まとめ
あさひ太夫の歌の意味は?
「龍宮の 殿の行末 摘む花を 喜ぶなかれ われはめしうど」
- 喜ぶなかれ:昆布とカレイ
- 摘む花:紅花
- めしうど:独活と飯
など歌には出された料理の食材が盛り込まれていました。
- 龍宮:登龍楼
- 殿:主である宗馬
- めしうど:囚われの身=あさひ太夫
の意味もあます。
「登龍楼」の主のこの先の命を摘んでしまうような贅沢なだけの膳を喜ぶことはできない、私はただのめしうどなのだから
という意味が込められていました。
相変わらず憎たらしい悪役の宗馬でしたが、料理人としては腕や教養もあり、まっこうから対峙するあさひ太夫の度胸を買って引くことにしたようですね。
小松原の決断と2人の友情に涙
みをつくし料理帖凄く良かった!
澪の心遣いが表現された料理が周囲に認められて、襖越しに野江と会話する場面は感動したなぁ
しかし小松原が自ら悪者になってでも澪を守る場面はやっぱり切なすぎる…
そしてまたいつか続編がありますように…!— まっつん (@shortstop1209) December 21, 2019
物語の前半部分は先週の続きで小松原との恋の最後が描かれました。小松原は澪を守るために嘘をつき、全ての責任と憎まれ役を買いました。無粋ですが力強い優しさを感じます。
澪は愛した人を最も傷つけることになってしまいました。だからころ料理に対してより懸命に打ち込んでいきます。
後半部分は澪と野江の友情が描かれました。2人の関係は昔と変わらないままだからこそ澪は大金をすぐに稼げる方法ではなく、自分らしいやり方で野江を助けたいんですね。
2週に渡った【みをつくし料理帖 2019】は人物の心情が描かれ良いドラマでした。
- 澪の夢である店の再建
- 野江の友情と今後
- 源斉との関係
などドラマで描かれていないことはまだまだ沢山あります。ぜひ完結まで同じキャスト、クオリティで作って欲しいです。
この記事で使用している画像の引用元: 既刊本紹介 | みをつくし料理帖/髙田郁 – 角川春樹事務所
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