【澪つくし】160話のネタバレと感想!梅木(柴田恭兵)の最期と遺された手紙

【澪つくし】160話のネタバレと感想!梅木(柴田恭兵)の最期と遺された手紙

律子(桜田淳子)が亡くなり、悲しみの淵に立つかをる(沢口靖子)が見た夢は!?

栄二(山下規介)が見届けた梅木の最期とは…。

【澪つくし】160話のあらすじネタバレと感想について!

目次

【澪つくし】160話のあらすじネタバレ

【澪つくし】160話のあらすじネタバレです。

かをるの夢に家族が…

かをる(沢口靖子)は夢を見る。草むらの中で久兵衛が舞い、梅木が鼓を叩く。それを千代、るい、律子が食事をしながら楽しそうに観ている。

声をかけるかをるに、「何しに来たんや。あかん、お前の来るところやない」「まだ早い」「こっちには来ないで」と言うみんな。

あなた、何とか言って!とかをるが叫ぶ。梅木は無言のまま、雷鳴が轟いて夢から覚める。

誰かが扉を叩いている。梅木かもしれない、と出ていくかをるたち。それは栄二だった。

梅木の戦死を聞き、ショックで倒れるかをる。

梅木の死と遺された手紙

栄二は梅木の遺骨を入れた骨壷をかをるに渡す。遺体は栄二がガソリンをかけて焼いたという。

かをるは、昭彦と和彦に梅木の死を告げる。英一郎は状況を聞く。

セブ島の工場は20年の1月17日に閉鎖した。爆撃や艦砲射撃で作業が続けられなかった。4月になると米軍が上陸して山に逃げ込んだ。しかし体調の悪い梅木は栄二に、自分を置いていけ、生き延びろと命じた。

栄二、お前は俺と同じ。子供の頃からずっと不幸だった。だが、今の俺は違う。妻もいれば子供もいる。家族って実にいいもんだ。その味を知らずにお前が死んでいくのはかわいそうだ。

死ぬときは社長と一緒だという栄二に、生きて帰って入兆のために尽くしてくれと梅木。

昭彦と和彦に伝言を託す。昭和の字をとった2人の名前には、昭和の御代のために役立つ人間になってほしいと意味が込められていた。

社長を置いてきたのかと責めるアミに栄二は、飲み水を探しに行った隙に梅木が爆撃にあってしまったと話す。梅木の手には一枚の紙が握り締められていた。

かをる、私は

書かれていたのはそのひとことだった。かをるに手紙を書くつもりだったのだろうと栄二。

両親も夫も姉も工場も失くした。仏前でかをるは戦争はもうこりごりだという。これまた日本が戦争をするようなら大バカだ。もしも日本がまた戦争をしようとしたらあなたたちが止めてちょうだい。

それがお父さんたちへの何よりもの供養だから…。

【澪つくし】160話の感想とまとめ

クレジットでもフラグが立っていたようですが、やはり梅木は戦死…。戦争は、かをるから両親や夫、姉、家や工場…、何もかも奪っていきました。

律子の小浜への伝言も、梅木のかをるへの手紙も、言いたいことがひとつも言えずに終わってしまいました。

おそらくどちらも伴侶への愛と感謝を語りたかったのだと思います。

でもそれを伝えることさえできなかった。これが戦争の非常無情を描くひとつの場面となっています。骨になったとはいえ梅木は家族のもとに帰れましたが、紀之のように特攻隊で亡くなった人は骨でも帰ることはできなかったし、いったいどうなってしまったのかわからないままの人も多かったことでしょう。

戦争はもうこりごり。また戦争をするなら日本は大バカだ。命がけで止めなさい — —

世界ではいまだにどこかで戦争が起きています。日本もいつどうなるかわかりません。かをるのメッセージを私たちも心に留めて行かなければならないですね。

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澪つくし/再放送

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