【御上先生】ネタバレあらすじを最終回まで!考察と原作&結末は松坂桃李が学校側を変える

「御上先生」ネタバレ

松坂桃李主演のドラマ【御上先生】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介するとともに、考察&徹底解説、原作&脚本家、最終回結末(予想)、主題歌、見どころについてお届けします!

日曜劇場『御上先生』は文部科学省の官僚が私立高校に左遷され、3年生の担任教師になったことで教育を改革していく、完全オリジナルドラマ。“官僚教師”が腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリーです。

>>最終回のあらすじネタバレ

本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

目次

【御上先生】のネタバレあらすじを最終回まで

ドラマ【御上先生】のネタバレあらすじを最終回まで紹介していきます。

【御上先生】1話のネタバレあらすじ

1話のネタバレあらすじを紹介します。

  • 1話放送日:1月19日(日)21:00-22:19(初回25分拡大)
  • 1話タイトル:「-destruction-」
  • 1話ゲスト:小島よしお、浪川大輔、他

1話あらすじ

文科省官僚の教師・御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって向き合っていくのだが、御上の投げかけたある問いが波紋となり、生徒たちをつき動かすことになるーー。

1話ネタバレ

冒頭、官僚試験の会場で殺人事件が発生する。↓

  • 加害者は真山弓弦(まやま・ゆづる、22歳)(※顔は映されない。キャスト不明):三流大。
  • 被害者は渋谷友介(しぶたに・ゆうすけ、21歳)(沢村玲):東大生。

真山弓弦は現行犯で逮捕された。そのニュースを見た冴島(常盤貴子)は泣き崩れた。

御上が文部科学省から隣徳学院3年2組の担任教師へと左遷された。御上は初日から「君たちはエリートだと思っている?」「エリートは神に選ばれた人だ」「(君たちは)ただの上級国民予備軍だ」と刺激的な言葉を言い放つ。

是枝(吉岡里帆)は御上の言い方を批判する。担任を外された悔しさを抱く是枝に対し、御上は「戦うべき」と言う。是枝は御上が敵か味方か分からなくなる。

報道部の神崎(奥平大兼)が「御上は天下りを斡旋したため左遷された」と校内新聞で報じる。御上は斡旋を否定しつつ、神崎の記事を「『闇』ではなくただの『日常』」とバッサリ斬る。さらにパーソナル・イズ・ポリティカル(個人的なことは政治的なこと)という用語を用いて「なぜゴシップを垂れ流し、想像力を使わなかった?」「真のエリートは弱者に寄り添うもの」という御上。

御上は自分に取材するよう神崎に求める。御上は神崎が書いた教師同士の不倫記事と殺人事件や文部科学省の闇がバタフライエフェクトのように繋がっていると指摘する。

【御上先生】2話のネタバレあらすじ

  • 2話放送日:1月26日(日)21:00-22:09(15分拡大)
  • 2話タイトル:「-awareness-」
  • 2話ゲスト:大水洋介(ラバーガール)、知花くらら、 高久慶太郎、他

2話のネタバレあらすじを紹介します。

2話あらすじ

試験会場で起きた殺人事件と自分がリークした不倫記事は関係がある。御上(松坂桃李)の言葉が気になった報道部の神崎(奥平大兼)は、隣徳学院を辞めた教師・冴島(常盤貴子)に会いに行く。

事実が明らかになる中で、神崎の記事について生徒たちに討論させる御上。同じ頃、文科省の塚田(及川光博)と槙野(岡田将生)が、動き出す――。

殺人事件、不倫記事、隣徳、文科省、これらには一体どんな関係があるのか、そして殺人犯の目的とは――。

2話ネタバレ

神崎は冴島元先生に会えたが、「あなたのせいじゃない」と責任を否定された。そのころ、雨が降る中、謎の青年(高橋恭平)が官僚試験殺人事件を報じる週刊誌に目を止めていた。

夜。マスコミ各社のファックスが作動。翌朝、殺人事件と隣徳学院元教師のつながりを知ったマスコミが隣徳学院の前に殺到する。殺人事件の加害者・真山弓弦は冴島元先生(常盤貴子)の子供だったのだ。動揺する神崎の背中を御上が押して、一緒に校門をくぐる。

3年2組では神崎の新聞について議論することに。御上が「ハゲワシと少女」の写真を見せて、報道か人命か、マスコミの倫理について問題提起する。神崎は撮影すべきだと信じているが、自身の書いた不倫記事のハゲワシ(=悪者?)を突き止めると決心する。

2話ラスト、御上が真山弓弦と面会。ここで真山を演じるのが堀田真由だと視聴者に明かされる。

【御上先生】3話のネタバレあらすじ

  • 3話放送日:2月2日(日)21:00-21:54
  • 3話タイトル:「-beginning-」
  • 3話ゲスト:東根作寿英、山田真歩、 栗田貫一(声)

3話のネタバレあらすじを紹介します。

3話あらすじ

殺人犯・真山弓弦(堀田真由)と面会した御上(松坂桃李)は、事件がこの世に及ぼした影響について語る。御上はなぜ真山のもとを訪れたのか。

一方で、神崎(奥平大兼)は自分が書いた記事の真実を知るために冴島(常盤貴子)に食い下がるのだが…。 御上の存在が3年2組を徐々に突き動かしていくが、反発も当然生まれていく。対して御上はどのように生徒を導いていくのだろうか。

そして、ついに御上の過去が明かされる――、御上の前に度々現れる謎の青年の正体とは。

3話ネタバレ

神崎は冴島と再び会い、系列の学習塾への異動を断ったことの真偽を冴島に問う。冴島は「塾でも教える資格はない」「隣徳という名前と縁を切りたかった」「(不倫は)夫の暴力で行き場がなかっただけ」と答える。だが、神崎はどこか腑に落ちなかた。

教室にて。帰国子女の倉吉(影山優佳)が本音と建前の日本に来て苦しんていたことを吐露する。そんなある日、東雲の父が倒れてしまう事態が発生。命は取り留めたが…。翌日、東雲(上坂樹里)は官僚の御上先生を糾弾した。その理由は2つ↓

  • 糾弾した理由1:東雲の父は教科書検定を通っていない独自の教科書を使ったため授業から外されて、中学教師をやめることになったから。
  • 糾弾した理由2:東雲の父が中学教師をやめたことで、東雲の両親が離婚したから。

つまり教科書検定の問題(それに付随しての親の離婚)は文部科学省にあるという意味だった。

御上は「教科書検定」についてクラス内で議論させる。東雲の父の教材は学習指導要領にある「生きる力」を養うもので、なぜ使用不可なのか理解不能と結論付けられる。良い問題提起にはなったが、東雲はだからどうすべきなのか「考える」ことに…。

ある日、神崎と次元賢太(窪塚愛流)がAIルパン(次元が作った人工知能)(声:栗田貫一)を使って、御上の過去にたどり着く。神崎はその事実を御上にぶつける。

御上は、御上の兄・宏太(新原泰佑)が放送室で声明を出したのち、自死したことを神崎に明かす。だが、隣徳に来た目的はまだ言えないという御上。

終盤。隣徳学院に倭建命(やまとたけるのみこと)を名乗る人物からファックスが届く。(隣徳に何か不正があるという告発文?)古代理事長(北村一輝)はファックスを相手にしなかった。

【御上先生】4話のネタバレあらすじ

  • 4話放送日:2月9日(日)21:00-21:54
  • 4話:「-fate-」
  • 4話ゲスト: 井上肇、関智一

4話のネタバレあらすじを紹介します。

4話あらすじ

冴島(常盤貴子)と国家公務員採用総合職試験会場で起こった殺人事件の関係が公になり、神崎(奥平大兼)は責任を感じ冴島のパート先を訪れるが、すでに辞めた後だった。

そんな中、教室では御上の提案で、生徒たちは議論を始める。

また、隣徳学院に届いたヤマトタケルを名乗る人物からの一枚のFAX、是枝(吉岡里帆)は自分なりの答えに辿り着き――。

4話ネタバレ

是枝(吉岡里帆)が辿り着いた自分なりの答えとは――↓↓

  • ヤマトタケル=官僚=御上先生説。これは、御上が否定。
  • 平川門は“江戸城の裏門”と言われていて、霞が関のある桜田門の反対側にある。つまり隣徳に裏口入学者がいる?
  • 「まほろば」は漢字で「真秀ろば」と書くので、古代真秀理事長が関わっている?

御上は是枝の平川門とまほろぼの推理について否定も肯定もせず、場面が切り替えられた。

御上は倉吉(影山優佳)にアメリカの教科書で原爆投下をどう教わったか尋ねる。倉吉は日米の解釈の違いを紹介する。国によって正義が違う>ことを痛感した東雲(上坂樹里)は、企画タイトルを変更して学校側にOKをもらう。しかし文科省副大臣が視察に来ることになり、教室の使用許可が取り消された。政治的内容はふさわしくないらしい。さらにクラス内で勉強したい生徒からクレームも入る。

そこで、3年2組の教室では御上の提案で、生徒たちが議論を始める。何の議論?…東雲が提案した「教科書検定の罪」を問う文化祭の展示企画をやるかどうか、についてのディベートだ。御上は反対ぎみの櫻井(永瀬莉子)を賛成派に、東雲を反対派にあえて指名してお互いの理解を深めさせた。

東雲は偽のタイトル&内容で企画を通す。また、プランオカミ(御上が学年主任を徹底ガード)によって企画が無事にスタート。東雲の父(関智一)が車椅子で来場し娘の企画を高く評価する。また、東雲たちは滝沢副大臣(井上肇)に教科書検定について問題提起することができた。

隣徳学院に2通目のファックス(怪文書)が届いた。不正がさらされるという脅迫だ。
御上と槙野が電話で対立。霞が関が人事を握ってるから余計なことするなという槙野。電話を聞いていた塚田局長は御上の仕業と分かりつつ、副大臣のお供をしていた槙野の責任も追及する。

【御上先生】5話のネタバレあらすじ

  • 5話放送日:2月16日(日)21:00-21:54
  • 5話タイトル:「-confidence-」
  • 5話ゲスト:中村竜大(役:理事長室登校の1年生)

5話のネタバレあらすじを紹介します。

5話あらすじ

神崎(奥平大兼)は御上(松坂桃李)と共に、ついに弓弦(堀田真由)と面会することになり、弓弦の過去を聞く―。神崎は心を閉ざす彼女にどう対峙するのか!?

一方、3年2組は高校生ビジネスプロジェクトコンクールに向けて動き始めるが、ここにも大人社会の権力構図が影響していた。生徒たちは、忖度をもぶち破るプレゼンを目指し議論を深めていくが…。

そして、御上に突きつけられる試練とは―。

5話ネタバレ

神崎が拘置所に行く。すると謎の青年(高橋恭平)が拘置所の前にいたが、中に入らず帰った。神崎はまたも真山から面会拒否される。

冬木(山下幸輝)と宮澤(豊田裕大)はAO入試(総合型選抜)一時免除を見据え、日本最大級の高校生ビジネスプロジェクトコンコンクールに参加する。御上は、忖度(そんたく)のある大会だから他を圧倒する必要があるという。

しかし冬木と宮澤の意見が対立していた↓

  • 冬木の案は、高校生向けの金融商品作り。
  • 宮澤の案は、社会貢献できる製品開発。

御上は秀才の和久井(夏生大湖)に話を振る。和久井は「どっちもどっちですね」とバッサリ斬る。その後、富永(蒔田彩珠)や徳守(八村倫太郎)もビジコンのチームとして取り組んでいく。

一方、古代(北村一輝)に呼び出された御上は、審査員やその裏にいる永田町方面への配慮も含め、扱うテーマをうまく導いて欲しいと託される。

神崎は真山に手紙を送る。すると「御上と一緒なら面会してもいい」と真山から返事が来た。神崎は御上に頭を下げ、一緒に面会へ行く。

神崎は「なぜ自分を殺さなかったのか?」と真山に尋ねる。真山は神崎の新聞のことを知らなかったという。神崎は被害者の母親の手紙を読み上げる。真山が「やめろ」と言っても、読み続けた。被害者の母は、殺された息子の背中に父親が押し付けたタバコの痕(あと)があること、真山がそうなったことを考え続けていることを綴っていた。

神崎は真山と自分は同罪であり、自分も真山も考えないといけないという。そして、冴島(常盤貴子)が不倫をするような人ではないと信じてると告げる神崎。

一方、3年2組のビジコンチームは、冬木と宮澤の案をミックスした「作った金融商品そのもので社会貢献ができる」投資を考える。そして、隣徳学院で初めての決勝プレゼンに進出。

ビジコン決勝の当日。冬木たちは新たな高校生ファンドを提案し、「金融マン同士で倍返しし合ってる場合ではありません」「学校も金融ドラマも僕たちに金融の本当の意味を教えてはくれない。金融の本来の意味、それは信用と助け合いです」 「お金とは信じることが形になったものなんです」などと訴えた。

結果、隣徳学院が優勝を果たす。 その後、神崎は御上に、御上の兄の件が雑誌に出ると報告。しかし御上は「もう終わったことだ」という。神崎は「終わってないでしょ?俺はもう大丈夫だから、次はあんたが」と背中を押す。

【御上先生】6話のネタバレあらすじ

  • 6話放送日:2月23日(日)21:00-21:54
  • 6話タイトル:「-confession-」
  • 6話ゲスト:梅沢昌代、守殿愛生

6話のネタバレあらすじを紹介します。

6話あらすじ

週刊誌に記事が出て、生徒たちは御上の兄・宏太(新原泰佑)のことを知る。「昔のことだ」と、生徒からの問いに答えない御上だが、御上の過去を知るある人物の後押しもあり、静かに口を開く、果たして御上は何を語るのかー

6話ネタバレ

御上は、生理の貧困で苦しむ椎葉(吉柳咲良)と面談するが、椎葉は「自分は隠してるくせに人にばかり『話せ』というのは暴力」と指摘した。また東雲(上坂樹里)は、「昔のことだ」と御上がゴシップ記事について反論してくれないことに涙する。そして、富永(蒔田彩珠)は御上に「あんただけ鋼の鎧を着こんでる。鎧着たままカッコつけてる」と怒る。

御上の母・苑子(そのこ)(梅沢昌代)は施設に入所している。苑子は御上の兄の死を認識しておらず、御上のことを「宏太」と呼んでいた。

5話で御上が訪れた「千羽鶴がたくさんある部屋」は御上の母・苑子の部屋でした。千羽鶴は苑子が自分で折っていました。

(あらすじの)「御上の過去を知るある人物」とは一色(臼田あさ美)のこと。高校時代の一色(守殿愛生)は放送部員で、御上の兄・宏太とも仲が良く、御上孝のことも知っていた。

御上は、椎葉・東雲・富永そして一色の後押しもあり、3年2組の生徒たちの前で、静かに口を開く。それは御上が中学時代、兄が自死した話で…。

高校生だった御上の兄・宏太は、発達障害のある生徒を中等部から高等部に進学させなかった(宏太曰く排除した)学校の方針に抗議した末に、放送部で自分の作った装置によって感電死した。その後、御上の母・苑子は精神に異常をきたし、現在は施設に入っている。

学校もクラスメイトも宏太のことを透明化した。母も宏太の抗議活動に反対した。だが御上は母のせいじゃないという。御上は自分が抗議をやめてほしいと言ったことで責任を感じていた。御上は逃げずに向き合うことを生徒たちと約束する。

6話ラスト。御上は是枝と椎葉の件(実家の和菓子屋が休業中で、バイトかけもち、介護(ヤングケアラー)もしている)で相談する。すると職員室の電話が鳴った。御上は「すぐ行きますので警察には連絡しないでください。椎葉春乃は僕の生徒です」と告げる。

【御上先生】7話のネタバレあらすじ

  • 7話放送日:3月2日(日)21:00-21:54
  • 7話タイトル:「- delusion -」
  • 7話ゲスト:工藤遥

7話のネタバレあらすじを紹介します。

7話あらすじ

御上(松坂桃李)は、3年2組の生徒・椎葉(吉柳咲良)が万引きをしたという連絡が入り、その生徒の元に向かう。

翌朝、御上が学年主任の溝端(迫田孝也)に事態を報告していると、職員室に「倭建命(ヤマトタケルノミコト)」を名乗る人物から、ある写真を添えたファックスが届く。

3通目のFAXが波紋を広げる中、文科省では、津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる。目の当たりにした槙野(岡田将生)は…。

椎葉の万引きを知った学校側は退学処分を下す。心配する生徒たちに御上は、椎葉の問題が、社会問題とも通じていることを提起する。問題に向き合った生徒たちは、思いもよらぬ行動に出る。

そんな中、神崎(奥平大兼)は冴島(常盤貴子)の不倫騒動には何か裏があると疑い、調査を始める。そして神崎にしては珍しく、次元(窪塚愛流)にある頼み事をする。

7話ネタバレ

新たに届いたファックスの内容は「ナゾは解けた? こちらは話す準備がある 倭建命」で、添えられた写真は料亭の前で溝端・中岡・塚田局長が談笑している場面だった。古代は溝端を口頭で注意する。

「津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる」とは、津吹が文科省で紙をばらまきながら倒れて、病院に搬送されたこと。脳の血管が詰まりかけているため手術をすることになった。その手術予定日と妻(工藤遥)の出産予定日が同じだ。槙野は高見が救急搬送された記憶を思い出す。

古代(北村一輝)は溝端に椎葉の退学を示唆する。椎葉は万引きに加え、学校で禁止のバイトも掛け持ちしていて、しかも出会い系サイトのサクラのバイトもしていた。詐欺罪に問われかねないため、椎葉の退学が決定した。

3年2組のホームルームにて。椎葉の退学の話から、絶対的貧困と相対的貧困の話に。椎葉個人の問題は国の問題でもあった。クラスメイトは動き出す。そして、ほぼ全員の生徒から署名を集めた。さらに、家庭環境が変わった生徒への救済システムの構築について学校側に提案。椎葉の退学処分は撤回となった。

椎葉はビジコンチームと千木良(髙石あかり)から和菓子屋の再建案を聞く。だが椎葉は祖父の味を大事にしていて、不動産屋の叔父に売却の相談するという。

塚田幸村(及川光博)は古代真秀(北村一輝)に電話し、御上のクラスの成績が落ちているから文科省に戻したいと相談(指示?)する。一方、御上と一色(臼田あさ美)は隣徳の不正入学の証拠をつかめない。御上は勝負にでるというが…。

【御上先生】8話のネタバレあらすじ

  • 8話放送日:3月9日(日)21:00-21:54
  • 8話タイトル:「- strategy -」
  • 8話ゲスト:

8話のネタバレあらすじを紹介します。

8話あらすじ

御上(松坂桃李)に文科省への帰還命令が下される。原因は3年2組の学力低下だった。生徒たちは反発し、御上を救う方法を考え始める。そんな中、悠子(常盤貴子)の事件を調べていた神崎(奥平大兼)と次元(窪塚愛流)は、ある人物にたどりつく―。 そして、御上と是枝は神崎の記事や学校の機密をリークしていた人物にたどり着き、攻撃を仕掛ける。御上と生徒たちによる、権力をぶち壊すための最終決戦が幕をあける

8話ネタバレ

御上に文科省への帰還命令が下された原因はクラスの学力低下。そこで3年2組の生徒たちは勉強方法をシェアして成績向上を狙う。

是枝は父の紹介で隣徳に寄付していた人たちをまとめていた印刷会社に向かう。すると、すでに御上が名簿を取りに来たと判明。御上と一色(臼田あさ美)は、ここまでたどり着いた是枝を仲間に入れる。

プランオカミ2を発動。是枝は溝端主任にマスコミにリークしたことを問い詰め、知ってることを話すよう促す。しかし溝端は口を割らなかった。一方、御上は古代理事長に接触し、私に任せれば溝端を抑えられるという。

神崎(奥平大兼)と次元(窪塚愛流)が悠子(常盤貴子)を守りたい人物は誰か調べていて、学校的に問題があった生徒の欠席者リストを調べ、戸倉樹(高橋恭平)にたどり着いた。冴島が担任を務めていたクラスの生徒だ。拘置所の前で会った青年だと気づいた神崎は、戸倉に再び接触。二人で冴島の自宅を訪問し、「冴島先生、彼を…戸倉さんを庇(かば)っていたんですよね?」と問いかけた。

ラスト。富永(蒔田彩珠)が路地裏で座り込みながら「助けて」と次元(窪塚愛流)に電話してきた。居場所はオカミが知っていると言う。次元は学校にいる御上の元に駆け付けた。御上と次元は心当たりがある場所に向かう。

【御上先生】9話のネタバレあらすじ

  • 9話放送日:3月16日(日)21:00-21:54
  • 9話タイトル:「-joker-」
  • 9話ゲスト:

9話のネタバレあらすじを紹介します。

9話あらすじ

「助けて」という富永(蒔田彩珠)の元に向かった御上(松坂桃李)と次元(窪塚愛流)、彼らが目にしたのは、聡明で、明るい彼女とは程遠い、苦しみを抱えた姿だった…。

そして悠子(常盤貴子)から語られる隣徳学院で起きた出来事、戸倉樹(高橋恭平)が抱えていた苦悩が明かされ、明らかになり始める隣徳の不正。

そして遂に、3年2組の中に不正入学をした生徒の名前が明かされ、ヤマトタケルが姿を表す。その人物は、本当に味方なのか、それとも敵なのか――。

エピソードはいよいよにファイナル直前、最大のクライマックスを迎える――。

公式HPより(原文ママ)

9話ネタバレ

御上と次元がゲーセンの裏にいた富永を見つけて、近くにある次元の家に連れて行った。富永には、車椅子で知的障害のある弟がいて、彼が富永と会うと精神的に不安定になるので会わないように帰ることが多かった。だが今日、弟が荒れた。弟は東大志望の姉に比べられ苦しんでいた。……富永は次元の母(山田真歩)の計らいもあり、次元の家に泊まった。

戸倉は隣徳在学時に試験問題を入手するため学校のシステムに侵入したが、バレた。冴島は戸倉が処分されないよう学校と交渉した。戸倉は「あのとき、ちゃんと罰を受けるべきだったんです」と、冴島に頭を下げる。神崎は戸倉の処分をなしにする条件が、性被害だったのでは?そして歯車が狂い、娘が事件を起こすことになったのでは?と尋ねる。

冴島は学校がしている不正入学の手伝いをしていたと白状する。それを筒井に知られて関係を迫られたという。冴島は戸倉を傷つけたことを謝った。

神崎がスクープした不倫記事(冴島と筒井がホテルに入る写真)は誤報でした。冴島の不正を知った筒井が冴島をホテルに誘って(脅して?)、いやいや性的関係を持った、いやゆる性加害事件でした。

翌日。御上は富永と次元を連れて老人ホームへ行く。御上は先延ばしにしてきた母との現実に向き合い、母に宏太が亡くなったことを伝え、「僕は御上孝だ」と告げる。その姿に勇気をもらった富永は弟に愛を伝えることを決心する。

神崎と冴島が弓弦と面会へ。弓弦は母ともう会わないことや事件は自分の責任であることなどを告げ、最後には謝った。

3年2組はみんなで協力して勉強したことで、テストの成績がアップ。御上を文科省に戻す理由がなくなった。生徒たちは歓喜!

9話の終盤。冴島が神崎に渡した不正の証拠データを次元の部屋で見ることに。しかし御上がヤマトタケルが来てから見ようという。御上の同期・槙野(岡田将生)が、別名ヤマトタケルだった。

ラスト、3年2組の生徒・千木良(髙石あかり)が不正入学者のリストに名前があることが判明して…。

【御上先生】最終回のネタバレあらすじ

  • 最終話放送日:3月23日(日)21:00-22:19 ※25分拡大
  • 最終話タイトル:「-Puppet’s can’t control you-」(和訳:人形はお前を操れない)(ONE OK ROCKによる「御上先生」主題歌の曲名でもある)
  • 最終話ゲスト:

最終回のネタバレあらすじを紹介します。

最終回あらすじ

隣徳学院と霞が関と永田町をつなぐ不正の証拠はそろった。
そしてその不正には、千木良(髙石あかり)が巻き込まれていた。

大人たちが、自分たちの利権欲しさに踏み躙ってきた子供たちの未来を、
御上(松坂桃李)は取り戻すべく、生徒たちと考え、立ち向かっていく。

そして迎える卒業の日、最後の授業。
3年2組を待ち受けるのは、未来の光か、それとも――。

公式HPより

最終回ネタバレ

6年前。槙野(岡田将生)は部下の葬儀に行ったが、故人の親に追い返された。その後、御上は「日本の教育が、生き残るための戦いだ」と槙野にいう。以降、2人はタッグを組んできた。

千木良は「私、分かってた。自分がズルして隣徳 入ったんだって」と神崎(奥平大兼)に伝えるが、一緒に考えることは拒否。千木良は妹をはじめ他の在校生の影響を考え真実を言い出すことができなかった。そんな千木良に是枝先生が「人はいくつになっても変わり続けることができる」と伝えて寄り添う。

御上は、生徒たちと「考える力」とは何かについて考えることに。答えのないことを考え続けることが考える力だという御上。心を動かされた千木良は、議員の父が罪を犯したことを神崎が知っていると打ち明ける。そして「苦しいよ…。この話をしているこの瞬間も家族を売っているっていう罪悪感で消えてなくなりたい。辛すぎて…息ができない…」と呼吸が乱れる。そんな千木良の手を椎葉(吉柳咲良)が握って支える。

千木良は「でも私のためにこの事実を揉み消されても同じだけ苦しいのも分かってる。逃げ場なんてない。だとしたら『逃げない』しかない」と是枝先生を見ながら話す。さらに、神崎に向かって「私にはできないことをやって。報道は何かってことだけ考えて」と伝える。

千木良の思いを受け取った神崎は記事を作成し、父の新聞社から公表してもらうことにした。

記事公表の前日の夜。料亭にて。御上は古代理事長、塚田局長(及川光博)、中岡(林泰文)と密会。そこに槙野と警察が現れる。塚田は「貴様、はめやがったな」と怒るが、古代は観念した。古代は学歴社会にした官僚を批判したが、御上は「生涯かけて償っていきますよ。教育を変えることで」という。

千木良は、みんなと一緒に卒業しないことを決意。だが高卒認定試験を受けていたので、大学受験はできる。千木良は「大学、自分の力で合格して、みんなと、椎葉と正々堂々同期になりたいです」と言い、笑顔を見せた。

卒業式後。クラスにみんな集合。卒業できなかった千木良も着席した。御上先生は最後の授業に臨み、「人生かけて考えるべき答えの出ない質問が、未来そのものなんだ」「君たちならできるよ。僕は信じてる」「卒業おめでとう」と話す。

エピローグ。槙野は通信で教員免許取得を目指している。退院した津吹(櫻井海音)は文科省に復帰した。母に「殺しちゃったよ」と後悔の涙をみせた弓弦(堀田真由)は裁判に臨む。御上は学校で今日も「行く」。(おわり)

【御上先生】の考察&徹底解説

ここでは考察ポイントを絞って、徹底解説していきます。

考察ポイントはバタフライエフェクト

1話を見たところ、連ドラとしての縦軸はバタフライエフェクト(バタフライ効果)を描いていくようです。

〈バタフライ・エフェクト〉とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出すという意味のカオス理論の一つ。

具体的には4つ

具体的には、以下の4つのつながりを暴くことだと思います↓

  1. 「(教師の不倫を暴いた)校内新聞」(処分に男女差別あり)
  2. 「国家公務員試験での殺人事件」(不倫した女性教師と関連)
  3. 「御上の天下り斡旋疑惑」(御上は否認)
  4. 「塚田局長と槙野が隠したがっている文部科学省の闇」(パンドラの箱)

本作の考察ポイントは、「校内新聞」「殺人事件」「天下り斡旋疑惑」「文部科学省の闇」のバタフライエフェクトです。

蝶の羽ばたきからどこまで繋がるか?

1話時点で分かること↓

・不倫した女性教師の冴島(常盤貴子)と殺人事件の加害者か被害者は関係があるようです。

・御上が否認している天下り斡旋は、塚田局長と槙野が仕立て上げたっぽい。

3年2組の生徒・神崎が校内新聞で暴いたのが教師同士の不倫スクープ。これが蝶の羽ばたき。こここからどこまで大きな出来事に繋がってしまうのでしょうか。1話時点では、不倫記事が殺人事件や文部科学省の闇までどう繋がっていくのか不明ですね。

今後の展開に注目です。

「校内新聞」と「殺人事件」の繋がり

「校内新聞」と「殺人事件」の繋がりが次第に見えてきました。

殺人事件の概要

殺人事件は、官僚試験の会場で起きました。

  • 容疑者は試験に受かるはずない三流大の真山弓弦(まやまゆづる)。
  • 被害者は滑り止めで受けていた東大生の渋谷友介(しぶたにゆうすけ)。
  • 事件内容:試験を終えて立ち上がった渋谷に真山が背後から近づき、渋谷を背中から刺殺した。

1話時点で神崎が「くだらない」と一笑に付したように、学歴の差を妬んだことによる犯行のように思えたのですが…。

3話で繋がりが見え始める

3話で、犯人の真山弓弦(堀田真由)が冴島元先生(常盤貴子)の娘であると判明したことで状況が一変。マスコミは校内新聞で不倫を暴いたことが殺人事件の原因であると思い、学校に取材に押しかけています。

バタフライエフェクトの流れ

流れ的にはこうなります↓

  1. 【きっかけ】神崎が書いた「校内新聞」で冴島と筒井の教師同士の不倫が暴かれた。
  2. 【処分に男女差】冴島は自主退職、夫とも離婚しバイト暮らし。筒井は系列の学習塾に左遷。
  3. 【事件】冴島の娘が殺人事件を起こした。

神崎=御上宏太、御上孝=真山弓弦?!

御上は、「校内新聞」で不倫を糾弾した神崎がある人に似ているから放っておけないと言っています。おそらく御上の亡き兄・宏太(新原泰佑)のことでしょう。また、御上は真山弓弦の孤独を知っているとも語っています。

このことから、神崎=御上宏太、御上孝=真山弓弦という構図になっています。

真山弓弦の犯行動機は父への復讐?

5話にて。神崎から「父親への復讐」のために事件を起こしたのか?と尋ねられた真山弓弦は「まさか」と否定します。

しかし最初は試験会場で爆破テロ(無差別テロ)を起こそうとしていたことから、教育委員会や教授を歴任している父親への当てつけであり、父親への復讐であることは明らか。真山弓弦は否定するでしょうけど、図星だと思います。決して渋谷友介を狙ったわけではないようですね。

また、5話で、加害者の真山弓弦・被害者の渋谷友介が2人とも父親からのDV被害を受けていたことが明らかになります。同じ境遇の人を殺めてしまったことになります。あまりに悲惨な代償です。どうせなら悪人を刺せば良かったのに…。

「(不倫を暴いた)校内新聞」と「殺人事件」のつながりに戻ると…。弓弦の父は妻の不倫を知って激怒し、妻を殴り、離婚を切り出したようです。弓弦と話をさせることなく、一方的に冴島元先生は追い出された感じです。そして、父子家庭になった弓弦は父から暴力を受けた可能性が高いです。やがて追い込まれた弓弦は事件を起こした、と…。とてもつらい繋がりですね。

不倫記事は誤報だった

神崎の不倫記事は誤報でした。本当は性加害事件でした。

冴島は隣徳の不正入学に関わっていました。それを男性教師・筒井先生に知られてしまいます。弱みを握られた冴島は、筒井に関係を迫られて、ホテルに2人で行ってしまった…ということです。

まあ、そうはいっても、神崎が書いた「不倫記事」が原因で、暴力的な夫が嫉妬に狂って、妻・冴島と離婚。娘・弓弦の親権も奪われた感じで……弓弦の殺人事件へと繋がっていきます。

あのとき、神崎が性加害事件としてスクープできていたら、殺人事件は起きなかったのかも、しれませんね。その点はバタフライ・エフェクトとはいえそうです。

「天下り斡旋疑惑」「文部科学省の闇」の繋がり

「天下り斡旋疑惑」「文部科学省の闇」の繋がりも次第に見えてきました。

中岡(林泰文)と隣徳学院が塚田局長(及川光博)にお願いしている

2話にて。料亭(個室)で、コンサルタントの中岡(林泰文)は塚田局長(及川光博)に「お願い事がたまっている」と言います。さらに、「一番は隣徳学院のこと」という中岡。塚田は槙野(岡田将生)も同席していたため「その件はここではちょっと」と話題を変えました。

このことから、中岡が塚田局長にお願いして、隣徳学院に何か便宜をはかってもらっている、と読みとれます。

中岡が塚田に何か見返りを?

また、塚田は中岡のお願いを聞いてるだけでなく、中岡から見返りもあるはず。そうじゃないとお願いを簡単には聞かないでしょう。

3話時点で浮かぶのは「天下り斡旋」を中岡が手をまわしてくれたとか?なにせ中岡は「闇の仲人(なこうど)」と呼ばれている人物ですしね。

中岡(林泰文)と塚田局長と古代理事長

3話では、隣徳学院にファックス(怪文書)が送られてきました。

隣徳は くにのまほろば
このくにに平川門より入りし者たち数多あり
お前の不正を私は観ている
倭建命(やまとたけるのみこと)

ファックスを読み解くと、中岡が塚田局長を通してお願いしてるのは隣徳学院の「裏口入学」か? 

塚田局長が隣徳の古代理事長に頼み、古代が(見返りを期待して)「忖度」して中岡が頼んだ受験者の入試の点数を操作してるとか?

・ファックスの考察について詳しくはこちら↓

第4話では2通目のファックスが隣徳学院に届きました。内容はこちら↓

「我は平川門より 入る人々に
草那藝之大刀を振り下ろす者なり
お前の不正はまもなく白日のもとに晒される
              倭建命」

草那藝之大刀(クサナギノタチ)は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)や草薙剣(くさなぎのつるぎ)とも呼ばれる剣です。正当な皇位の証として古代より歴代天皇に継承されている「三種の神器」のひとつです。

三種の神器の他の2つは、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)です。

溝端(迫田孝也)と中岡と塚田局長

6話で、溝端(迫田孝也)が中岡と塚田局長と会食。

溝端は、東(あずま)元官房長官の孫を優遇してほしいと頼まれ、古代理事長を説得します!と承諾。

しかし、古代理事長は東氏の孫の優遇を拒否。不正をして隣徳ブランドを落としたくないようです。古代理事長は溝端のことを叱ってもいました。

ということは、古代は不正をしたくない?!では、あのファックスは何だったのでしょうか。今までは裏口入学などの不正があったけど、もうしないということか?

ともかく、不正に加担したがる溝端が今後のキーパーソンになりそうですね。

隣徳・文科省・永田町の関係図(7話時点)

「御上先生」関係図
(C)TBS

7話劇中にて、御上が書いた「隣徳・文科省・永田町の関係図」が登場!

永田町とは国会議事堂や首相官邸などがあり「政治家」のことを指す。(一方、霞が関には各中央省庁の庁舎が所在し、官僚の街です)

まとめると↓

  • 隣徳学院は、不正入学を受け入れている(?)
    • 見返り1:不正入学の希望者が多額の寄付(?)
    • 見返り2:政治家が隣徳に不当な助成金(?)
  • 文科省(塚田局長)は、不正入学を中岡の仲介で斡旋している。【ほぼ確定】
    • 見返り:政治家が塚田局長の出世を後押し。【ほぼ確定】
  • 永田町(政治家)は、隣徳に不当な助成金?!
    • 見返り:???

【ほぼ確定】は筆者の評価です。けれど、中岡(林泰文)と塚田局長の会話で東元官房長官の孫を「優遇」とか、「裏口をこじ開けろ」と言われているとかあったので、不正入学(裏口入学)があることは確実でしょう。塚田局長は事務次官(官僚のトップ)を狙っていて、東元官房長官の希望は通したい様子ですね。

気になった点は、御上が書いた関係図で永田町(政治家)の見返りが書かれてないこと。永田町に向けた矢印がないですよね。

永田町(政治家)=不正入学者(政治家の近親者) という部分を御上はつかめていないのかな?つまり、永田町(政治家)の親族(子供や孫)が不正入学者であることを御上はまだ知らないのかな。

永田町(政治家)←不正入学者(有力者)  という図式のように、不正入学希望の有力者(大地主や社長とか?)が政治家に口添えを頼むパターンもありそうですが…。

パターンが多いとややこしいので、政治家の親族が不正入学してるという闇でストーリー展開していきそうですね。冴島元先生はその不正に関わったのかも気になるところです。(7話時点)

溝端主任がマスコミにリーク(8話で判明)

溝端主任がマスコミにファックスを送ったことが8話で判明しました。

筆者はファックスを使わないので知らなかったのですが、どこのコンビニの店舗から送付されたのか分かるように印字されるのですね。調べると、セブンイレブンだと【店舗名】 【送信日時】が表示されるとのこと。ファミリーマートでも店舗番号が相手方に分かるそうです。

御上は該当のコンビニに行って、溝端主任の写真を店員に見せて確認しました。つまり、クロ!

溝端主任が神崎の不倫記事や冴島が元教員だったことなど学校の機密をリークしていた人物で確定です。

不正に加担したことで殺人事件に繋がった。そのことに責任を感じて、リークしたのでしょうね。

ヤマトタケルは槙野か?戸倉または現役の生徒?(8話時点の予想)

では、学校に怪文書のファックスを送り付けた「ヤマトタケル」は誰なのか。

御上や一色などは除外できる

8話にて。是枝に「ヤマトタケルですか」と問われた御上は、改めてヤマトタケルでないと否定してました。一色先生も「違うんだけど」と否定していました。

当然、ファックスを解読している是枝が告発しているわけないと思います。

溝端主任はマスコミにリークした人物。これに加えてヤマトタケルでもあるという可能性は低いでしょう。溝端は古代理事長と直接交渉できる立場であり、学校に怪文書を送る意味が薄いです。2通目のファックスを古代に見せずに破り捨ててましたしね。

不正を知ってる冴島先生の可能性もありますが、神崎にもう関わらないでほしいという態度をとっているので、告発する動きをしないと思います。

官僚の槙野説が有力

御上や一色でも溝端主任や冴島でもないとしたら、槙野(岡田将生)が有力だと思います。不正に関わっているだろう塚田局長を潰すことができるメリットもあります。また、かつて是枝が「ヤマトタケルが蝦夷の襲来に備えてつくった関所がある」「それがあったのが、霞が関。つまり、ヤマトタケルは官僚って意味」と言っていましたよね。御上が2度も否定し、津吹(櫻井海音)が入院した今、塚田以外で官僚の主要人物は槙野くらいです。ヤマトタケルは槙野か?

戸倉も候補

不正入学に関わっただろう戸倉(高橋恭平)が学校側に公表を促した可能性もありますが、どうだろう。卒業生なのに、なぜ今さら? 冴島元先生に迷惑をかけたし、冴島の娘の殺人事件をきっかけに、公表した方がいいと思ったのでしょうか。

3年2組の不正入学者も候補

9話の予告で3年2組の生徒の中に不正入学者がいると明かされてますが、この不正入学の生徒がファックスを送って公表してほしいと思っているのかもしれません。楽になりたい、という思いからでしょうか。あるいは一色先生に入学試験の自己採点だと合格点じゃないからおかしいと不正入学疑惑の相談をしていたくらいなので、自分が不正入学だという証拠はないのかも。だから学校に公表してほしいという意図の怪文書か?!……現役の生徒の告発は重いので、ストーリー展開的に戸倉よりあり得ると予想します。

ヤマトタケルは槙野で、御上の味方だった(9話より)

上記の8話放送後の予想で、官僚の槙野説が有力!としていましたが…。

予想が当たりました。

当たりハズレはともかく、松坂桃李・岡田将生の最強タッグ爆誕!という展開で胸が高鳴ります。

隣徳の不正入学と文科省の闇について(9話時点)

9話にて、冴島の告発により、隣徳学院は不正入学者をずっと受け入れてきたことが判明。証拠のデータも神崎や御上たちの元に渡りました。

しかし不正入学者の中の3年2組の生徒の千木良がいることも同時に分かったところで、9話の幕が閉じました。

神崎や御上が学校の不正を告発すると、千木良のことも明るみになってしまいます。

3年生のあと少しで卒業という時期。千木良の退学の可能性も出てくるのでしょう。学校の不正を告発すべきか、仲間を守るべきか。どうしたいいのか。悩ましいし、ジレンマですね。

天下り斡旋疑惑も回収される?

とにもかくにもファイナル直前回の第9話で、「隣徳学院の闇」と「文部科学省の闇」が不正入学という闇で繋がりました。

しかし、第1話で御上先生は「気づいちゃったんだよね。闇の中で。その事件(殺傷事件)と僕の不正と、この学校と、文科省が、つながっているかもしれないことに」と言及していましたが…。

そういえば御上が濡れ衣を着せられた「天下り斡旋疑惑」との繋がりも芋づる式に出てくるのでしょうか。

最終回は涙の卒業式が描かれますが、まだまだ未回収の問題が多そうですね。

天下り斡旋疑惑の闇については最終回での言及がありませんでした。


考察&解説は最終回まで放送後に更新予定です。

【御上先生】原作と脚本家

連続ドラマというと原作があるのかないのか気になる人も多いと思います。ここでは【御上先生】の原作についてと本作を担当する脚本家についてお届けします。

原作は?

【御上先生】に原作はありません。ドラマオリジナルストーリーです。

ただ、本作に原作・原案・モデルはないのですが、教育監修(西岡壱誠氏)、学校教育監修(工藤勇一氏)が関わって作られるようですよ♪

御上のモデルは工藤勇一氏

追記:松坂桃李さんが御上孝のモデルがいることを明かしていました↓

御上先生のモデルとなった工藤勇一先生(教育アドバイザー)の授業を受けさせていただきました。工藤先生の授業は本当に面白く、熱量と志にあふれていて、これは御上先生のモデルになるわけだなと。お芝居では、工藤先生の授業風景や話している姿も参考にさせていただいています。

TBS DORMAより

松坂桃李さん曰く、工藤先生の授業を受けて印象的だったのは自主性でなく「主体性」が大事だという教えだそうです。

  • 言われたことを自発的に行動するのが自主性。
  • 自分の意思で自分の責任で行動するのが主体性。

御上先生の授業でも取り入れられているとのこと。たしかに、御上先生は「どうしたらいい?」「考えて」と意思を確認して、行動を促しますよね。

まあ、私はまず自発的に行動することも大事だと思います。とはいえ、いやいや勉強しても成績が伸びにくいように、自分の意思で取り組むことってより大事になってくることは理解できます。

主体性は時代に求められている

これはサッカー界でも言われていることで、『日本人選手には主体性がない』とよく言われます。特にフォワードには俺が決める!というエゴが必要ですし、ある人気漫画もそのテーマを取り上げていますね。

元日本代表監督の岡田武史さんは岡田メソッド(主体的にプレーできる自立した選手と自律したチームを育てることを目的としたサッカー指導の方法論)を提唱して取り組んでいます。そしてこの『主体性のなさ』は日本全体の課題でもあると言っています↓

「Jリーグができ、海外のチームで活躍する選手も増えて状況は改善されてきたものの、まだ根本は変わっていません。これはサッカーだけでなく日本全体の課題でもあり、…

ベネッセ教育情報より

岡田さんはFC今治の会長であるとともに「FC今治高校 里山校」で学園長を務め、「生徒一人ひとりが主体性を持ち、自分の人間力を磨く新しい学校作り」に取り組んでいます。

……日本人の主体性のなさ。まあ、これは日本文化の良さと悪さが原因にあると思います。日本は島国で、多民族国家というわけでないので、相手の顔色を察して気持ちを理解して、といったような「空気を読む」「以心伝心」という文化が日本にはあります。自己主張しなくても、お互いの気持ちを察して理解し合うことが可能です。これは良さでしょう。
一方、自己主張をしたら嫌われる!出る杭は打たれる!という危険性もあり、消極的になりがちで、自己主張しにくい国です。そして「言わぬが花」「沈黙は金、雄弁は銀」「言わぬは言うにまさる」「謙虚さが美徳」「謙譲の美徳」という考え方が根付いています。これは悪い面でしょう。

しかし、戦後の高度経済成長期のような頑張れば給料が上がり経済発展もしていた…そんな時代は終わりました。長びく不況を誰も打破できず、若者は夢を抱きにくい時代。正解の分からない時代。分からないからこそ、まず意思を持って行動してみることは生きていく上で大事だと思います。

工藤先生や御上先生の教育は時代に求められているのでしょうね♪

脚本家は?

脚本は詩森ろばさんが担当。

詩森ろば(しもり・ろば)さんは1963年、宮城県仙台市生まれ。劇作家・舞台演出家・脚本家です。そして演劇ユニット「serial number」を主宰。映画『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を、鹿児島発地域『この花咲くや』(脚本作品)が東京ドラマ・アウォード ローカル・ドラマ賞を各々受賞しています。

また、脚本協力として、畠山隼一さん、岡田真理さんの2名がクレジットされています。

なんと詩森さんは初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当。過去の連ドラは何かな?と調べても出てこないわけです(笑)

そんな詩森さんに対し、映画『新聞記者』でもタッグを組んだ松坂桃李さんは「詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。」とコメント。また、松坂さんはインタビュー動画で「エッジがきいている」脚本だと言い、ドラマだから柔らかくしたという遠慮がなく「すごいな」「読んでいておもしろい」と高評価です。

また飯田プロデューサーが詩森さんと企画を考え始めたのが2020年と明かしています。足かけ4年、練りに練った企画がついに実現!ということですね。

ただの学園ドラマでなく、教育界の保身や大人の固定観念をぶっ壊す、社会派ドラマになりそうで期待が高まりますね。

【御上先生】最終回・結末(予想)

【御上先生】には原作がないので、最終回結末は不明。
どこにも結末が出回ってないので、先読みできない点は楽しみですね。
まずは放送前に予想してみました!

結末は松坂桃李が高校を去る!?

最終回を予想する上で、テーマ(作品の中心となる思想や、題材、本題)やストーリーの縦軸(犯人探し、主人公のトラウマの克服など)がヒントになります。

【御上先生】のキャッチコピーは、文科省の“官僚”兼“教師”が権力に侵された日本教育をぶっ壊す!?―辞令、日本教育の破壊を俺に命ずる―

キャッチコピーに気になるワードがあります。それは「【辞令】 日本教育の破壊を俺に命ずる」「権力に侵された日本教育をぶっ壊す!」という2点。

この2つのキーワードから、テーマが教育改革(教育再生)であること、そして縦軸は官僚教師(演:松坂桃李)が日本教育を壊すことが描かれていくことが読み取れます。

松坂桃李さんは、生徒や教師のみんなが学校が抱える課題の解決に向き合う中で、やがて国が抱える課題につながる!と語ってもいます。

国の課題解決がテーマになっていく…ということは、最終回結末は御上先生(松坂桃李)が高校から去って、文部科学省に復帰して、制度を変えていくのでは?と予想されます。

ただし、これはあくまでドラマ解禁時点での予想です。官僚側に御上先生の味方あるいは同志みたいな人物がいればまた話は違ってきます。つまり高校を去らなくてもすみます。

分かりやすく過去のドラマで例えると、『踊る大捜査線』シリーズでいう織田裕二の青島刑事と柳葉敏郎の室井管理官の「現場と本部」の関係ですね。本作に戻ると、教育現場と官僚側で一緒に改革していく関係が本作でも成立するならば、御上先生が高校を去らなくてもいいかもしれません。

官僚の同期の槙野とは敵対関係

青島と室井のパターンを予想しましたが、御上先生の官僚の同期の槙野(岡田将生)とは敵対関係になっています。

というか、槙野が御上を裏切って、御上を天下り斡旋疑惑のスケープゴートにしたようです。

御上と槙野は実は仲間?

第3話で槙野が墓参りに行っていました。もしかして亡くなった御上の兄・宏太の墓でしょうか。

御上と槙野は初回から敵対関係を視聴者に印象付けてきましたが、もしかして仲間かもしれませんね。

槙野にも過去がある?

4話冒頭。槙野がある部屋に行くと、無人のベッドがあり、窓の外からは悲鳴が聞こえています。飛び降り自殺か?そして、現在のシーンでは高見家の墓参りをする槙野の姿が。御上家の墓ではないので、御上の兄・御上宏太が眠る墓ではない?それとも親が離婚して母方の墓とか?

ともかく槙野にも過去があるようですね。

ストーリー予想(放送前)

宿題や定期テストを廃止して、東大進学者も出す?

本作【御上先生】の監修には、教育監修:西岡壱誠、学校教育監修:工藤勇一とクレジットされています。

西岡壱誠さんは日曜劇場『ドラゴン桜』の監修にも入り、現役東大生として教育者・作家・社長として活躍中。この人が監修に入るとなると、東大進学を目指していくストーリーも組み込まれていきそうです。

私個人的には入るときが難しいのが大学でなく、入ってから卒業が難しいのが大学になるといいなと思います。欧米だとそうだと聞きますし。そんな単純な話ではないかもしれませんが(笑)。私もドラマで受験教育について改めて勉強したいです。

予想すると「未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実」という言葉が公式サイトにあったので、受験制度へ一石を投じるストーリーがあると思います。偏差値で人間の価値が決まるような風潮っておかしいですよね。でも制度を変えるには上に行く必要があり、何名かは東大進学を目指していくのかな?と予想。

一方、工藤勇一さんは現場を改革してきた教育者です。東京の千代田区立麹町中学校長として宿題や定期テストを廃止、山形県で教員をしていた若手時代にはクラス担任制を廃止して生徒たちにクラス自治を任せるなど、数々の教育改革を断行したことで知られます。「自律」という言葉にこだわり教育してきたようですね。

自分で考えない指示待ち人間。人の顔色をうかがう人間。保守的で、保身を第一にする人間。「社会全体の問題に繋がっていく」という事前告知は、そんなダメな大人ばかりだと生徒たちが気付くからかも?

私個人的には、子供がこんな大人になりたい!と夢見る社会になっていないとシンプルに思うのです。満員電車に揺られて疲れてるサラリーマン。物価上昇の中、安月給で税金もとられる。なのに政治家は収支報告しない。輝いていない大人たちの背中をみている子供たちは頑張って働いても仕方ないと諦め、出世よりプライベートの充実!となっていきます。

ダメダメな大人を生み出し続ける原因のひとつは偏差値教育、受験教育の弊害か。やりたいことでなく、偏差値で大学を決めて、やりたいことでない仕事をして…。人生こういうものと諦めモード?!居酒屋で上司の悪口で憂さ晴らし?!

それでも東大に入って君たちが国を変革するんだ!という展開になって、一部の生徒たちが自主的に東大進学も目指していく、そんなストーリー展開を予想します。(放送前の予想)

【まとめ】監修者2名から、宿題や定期テストを廃止して「自律」する生徒たちを育て、東大進学者も出す……というストーリーが予想されます。

課題に向き合い生徒が輝く?

本作では、学校の課題が描かれていきます。予想すると・・・いじめ、裏サイト、不登校、学力低下、貧困による教育格差、貧困によるヤングケアラー、外国人の生徒、教員不足(過重労働)、生徒の暴力、対教師暴力など多岐にわたります。

でも課題を教師が熱弁して解決していくドラマではなさそう。飯田プロデューサーは「若者たちが輝くドラマを作りたい」と語っています。放送前時点のイメージでは、あくまで生徒たちが主役で、生徒たちがディスカッションしながら課題に向き合う姿が輝いているのかな?と思います。

いじめは「犯罪」ですし、人材不足や経営課題は「少子高齢化」に、貧困家庭は「経済政策」でもありますし、不登校問題も大人の「引きこもり」とリンクします。ドラマ内の学校で扱う課題を生徒たちが克服する姿を通して、大人である視聴者も考えさせられる展開になるのかもしれませんね。若者が輝いてるのに、俺たち私たち大人はどうなんだ?みたいな…。

劇中では超進学校だからか既存の学園ドラマでの問題とは違っています。官僚試験会場での殺人事件、天下り斡旋疑惑、マスコミの問題(記者クラブ、ハゲワシと少女)、不倫教師の男女差別疑惑、学生の自死、教科書検定の問題、日本人の本音と建前の息苦しさ、原爆投下の日米の解釈の違い(国によって違う正義)などが描かれています。


一体どんな結末を迎えるのでしょうか。ストーリー展開に注目していきましょう!

結末は松坂桃李が学校側を変える

最終回が放送されました。

結末は松坂桃李が文科省に戻って教育改革をするのでは?と事前予想していましたがハズレました(笑)

最終回結末は松坂桃李が学校の廊下で「そして僕は行く」と歩いているラスト。そこから映像がどんどん引いていって校舎や街並みを映して終わりました。

学校側を変えるため「僕は行く」、今日も、という感じですね。

一方、槙野は官僚として教育改革をしていくようです。

槙野と御上はやはり『踊る大捜査線』の室井管理官・青島刑事のような関係ですね。

【御上先生】の主題歌はONE OK ROCK

【御上先生】の主題歌は未発表です。

吉岡里帆さんのインスタによると「主題歌の発表も早くしたい」と書かれているので、本作に主題歌はあるようです。

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BUMP OF CHICKEN「青の朔日」 が、主題歌ではないか?という噂があります。

願望こみの噂ですけれど、松坂桃李さんとの縁で噂されているのですね。はたして?

なお、劇伴担当は鷺巣詩郎(さぎす しろう)。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ、映画『シン・ゴジラ』など名作を手掛けたレジェンド作曲家です。

ONE OK ROCKの新曲

世の中の不条理に向き合う、珠玉な主題歌・・・と事前に告知されていましたが…。

1話劇中にて、主題歌が発表されました。

主題歌はONE OK ROCK、新曲「Puppets Can’t Control You」でした。

Taka (ONE OK ROCK)さんが「この楽曲は、プロデューサーからのアツい想いと、このプロパガンダの世界の内側から自分達が起爆剤となってドラマと一緒に想いが届いてほしいという気持ちで、愛をもって提供させていただきました。 このドラマを観て、そして曲を聴いて、今もう一度何が正しくて何が間違っているのかを皆さんが考え直すいいキッカケになっていただければ幸いです」とコメント。

飯田プロデューサーが起用した意図をXで説明しています↓

ドラマ出演者からも主題歌について反響が寄せられています。なんと出演者も知らなかったようですよ。

【御上先生】の見どころ

ドラマ【御上先生】の見どころを少し紹介します。

松坂桃李が日曜劇場初主演

ドラマといえばやはり、どんな人気俳優が出るのかが気になるところです。
本作【御上先生】の主人公を演じる松坂桃李さんが「日曜劇場」初主演!戦隊ヒーローがデビューしましたが、様々なキャラを幅広く演じる松坂さん。今作でも官僚から高校教師に出向し教育改革をしていく難しい役どころを演じます。その他、文部科学省の人々、学園ドラマなので教師や高校生を演じる出演者たちが登場。特に高校生役の次世代若手俳優には期待です。

文部科学省と高校の2つが舞台

見どころ2つ目は、文部科学省と私立高校の2つが舞台なこと。

学園ドラマは『熱中時代』『3年B組金八先生』『教師びんびん物語』『GTO』『ごくせん』『今日から俺は!!』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など数多くヒット作が出てきました。それでも、官僚が高校教師になるのは珍しいですね。

近年のGP帯(19時-22時59分)では学園ドラマが少なくなってきました。とはいえ制作されてはいます。2024年の学園ドラマを振り返ると…『ビリオン×スクール』では山田涼介演じる主人公の億万長者が身分を隠してなった高校教師を演じ、『素晴らしき哉、先生!』では生田絵梨花が2年目の高校教師を過酷な勤務実態とともに演じていました。

一方、高校生が主人公の学園ドラマもあって『マルス-ゼロの革命-』では道枝駿佑が演じる高校生が主人公で、大人社会に反旗を翻す戦いを描くストーリー。『南くんが恋人!?』は飯沼愛が演じる女子高生が小さくなった南くんとのファンタジックなラブストーリーを展開。

振り返ると2024年も意外と学園ドラマがありました(笑)

本作【御上先生】は「制度」を作る側と「現場」の両方が舞台で、過去の学園ドラマとはまたひと味違い、考えさせられるドラマになりそうです。

西岡壱誠氏・工藤勇一氏の協力で本格的なドラマに

本作は西岡壱誠氏・工藤勇一氏がドラマ協力に入っている点も見どころです。

西岡壱誠氏は、偏差値35の学年ビリから2浪して東大に合格。現役東大生として『東大読書』シリーズなどのベストセラー作家になりました。人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修(東大監修)も担当。本作【御上先生】でも教育監修に入っています↓

また、工藤勇一氏は公立中学の校長として宿題や定期テストの廃止など数々の教育改革をしたことで知られる人物。

ドラマオリジナルストーリーといっても、東大生作家や教育改革をしてきた教育者の監修で本格的なドラマになりそうですね♪

【御上先生】出演者&スタッフ

出演者

隣徳学院の先生

  • 松坂桃李…役:御上孝(みかみ たかし)-文部科学省から出向。3年2組の担任。
  • 吉岡里帆…役:是枝文香(これえだ ふみか) – 3年2組の副担任。
  • 迫田孝也…役:溝端完(みぞはた たもつ)- 3年の学年主任。
  • 臼田あさ美…役:一色真由美(いっしき まゆみ)-養護教諭。
  • 北村一輝…役:古代真秀(こだい まさひで)- 理事長。

文部科学省

  • 櫻井海音…役:津吹隼人(つぶき はやと) – 文部科学省の官僚。御上の後輩。
  • 林泰文…役:中岡壮馬(なかおか そうま) – 政治家の元秘書。コンサルティング会社を経営。
  • 岡田将生…役:槙野恭介(まきの きょうすけ)-文部科学省の官僚。御上の同期。
  • 及川光博…役:塚田幸村(つかだ ゆきむら) – 文科省総合教育政策局局長。

周辺人物

  • 常盤貴子…役: 冴島悠子(さえじま ゆうこ) – 元隣徳学院の教師。神崎の不倫スクープで退職&離婚。
  • 高橋恭平…役:戸倉樹(とくら・いつき)- 冴島のクラスの生徒だった。
  • 堀田真由…役:真山弓弦(まやま ゆづる)- 殺人犯。冴島悠子の娘。三流大。
  • 新原泰佑…役:御上宏太(みかみ こうた)- 御上孝の亡き兄。
  • 沢村玲(ONE N’ ONLY)…役:渋谷友介(しぶたに ゆうすけ) – 殺人事件の被害者。東大生で滑り止めで国家公務員採用総合職一次試験を受けていた。母子家庭。

隣徳学院3年2組

<3年2組の生徒役の出演者>:奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健斗、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空

★注目の生徒↓↓

  • 奥平大兼…役:神崎拓斗(報道部部長。不倫記事に責任を感じて取材中)※生徒役の中でもメインキャラ。
  • 蒔田彩珠…富永蒼(神崎の幼馴染)
  • 窪塚愛流…役:次元賢太(AIルパンを駆使して神崎に協力)
  • 吉柳咲良…役:椎葉春乃(保健室で寝込みがち。実家は和菓子屋)
  • 上坂樹里…役:東雲温(元中学教師の父が教科書検定の問題で退職に)
  • 髙石あかり…役:千木良遥(父は政治家。椎葉と仲よし)※朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン。
  • 影山優佳…役:倉吉由芽(帰国子女。本音と建前の日本に苦しむ)
  • 永瀬莉子…役:櫻井未知留(先生に意見をする役割が多い。小栗と仲よし)
  • 安斉星来…役:小栗天音(東京藝大志望)

スタッフ

  • 脚本:詩森ろば
  • 音楽:鷺巣詩郎
  • 演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
  • プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波

まとめ

・ドラマ【御上先生】のネタバレとあらすじ全話
・考察ポイントの解説
・原作、主題歌
・見どころ、最終回結末予想&考察
以上について紹介しました。

本記事は、最終回まで、毎週更新していきます。
ドラマ鑑賞の参考に。また見に来てください。


ドラマ『御上先生』はTBS系で毎週日曜21時から放送です!お楽しみに!

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「御上先生」ネタバレ

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