【魔物】ネタバレあらすじ全話!原作と最終回結末&塩野瑛久の正体

「魔物」ネタバレ

麻生久美子主演のドラマ【魔物(마물)】が、テレ朝系・金曜ナイトドラマ枠(毎週金曜23時15分)にて放送!

本記事はドラマ【魔物(마물)】全話のネタバレあらすじの紹介とともに、最終回結末、塩野瑛久(役:源凍也)の正体を徹底解明していきます。原作や脚本家、主題歌についてもお届け!

最新話・第7話(6月6日)のネタバレ

ドラマ【魔物(마물)】は「誰にも属したことがない孤独な女」と「激情を秘めた危険な男」が本能的に惹かれあい、禁断の恋に落ちていくラブサスペンス!

【魔物】のネタバレあらすじ

ドラマ【魔物】のあらすじネタバレを最終回まで紹介します。各話で描かれる伏線回収についても解説していきます。

1話ネタバレ・あらすじ

  • 1話放送日:4月18日(金)23:15 - 翌0:15
  • 1話タイトル:日韓共同制作ドラマ“愛した男は殺人犯ー?”

1話あらすじ

主人公・華陣あやめ(かじん・あやめ)(麻生久美子)は実力ゆえ将来を嘱望されながらも、孤独を抱えて生きる美しき女性弁護士。彼女は誰にも属すことなく歩んできた。そのため、“弱さ“を武器にする女性をどこかで軽蔑してきた。一方、 美しく魅惑的な男、源凍也(みなもと・いてや)(塩野瑛久)は“愛=所有”と信じる、危うさをはらんだ人間。従順な妻もいるが、妻に対するDV疑惑もちらつく。そんな凍也に、有名大学教授殺人事件の容疑がかかった。 あやめは凍也の弁護をすることに…。

1話ネタバレ

冒頭、傍聴席が隙間なく埋め尽くされた法廷にて、華陣あやめ(麻生久美子)が被告人として立つ。罪名は殺人罪。あやめは無罪を主張していた。あやめは「……あれは…何のためにおかした罪だったんだろう?」と自分に問いかける。ようにつぶやいて…。

あやめは名田の妻で実業家の最上陽子(神野三鈴)を通じて、あやめの恩師でもある大学教授・名田奥太郎(佐野史郎)と会う。名田と最上の住む屋敷の離れには、源夏音(北香那)と彼女の夫・源凍也(塩野瑛久)が住んでいた。凍也は奥太郎の息子・潤の友人でもある。

あやめは最上陽子らと会って仕事に穴を空けたことで、その仕事を同じ事務所の弁護士・今野(大倉孝二)に奪われる。家であやめは不満が募り、独立を考えていると、電話が鳴った。DV被害者疑惑のある夏音からの助けだった。しかし待ち合わせ場所には源凍也が現れる。夏音が酔って電話したらしい。その後、夏音と源凍也は2人のことは2人だけしか理解できないと言い、愛を確かめ合う。家に帰ったあやめは、夏音から電話がきて酔って電話しただけと謝られる。

名田奥太郎は女子学生からセクハラで訴えられる。あやめが弁護士として担当。あやめは女子学生に対し、名田奥太郎が授業中に名指しで言ったわけではないことを伝える。そして名田奥太郎には謝罪と釈明を求めて、解決の方向へ進む。

あやめは政界進出予定の最上陽子にチームに加えてほしいと頼むが、最上陽子は「うちにあなたは似合わない。生きてる世界が違う」と告げる。

ある日、最上陽子と名田奥太郎夫妻のひとり息子・名田潤(落合モトキ)が帰国。深夜、奥太郎を追って書斎に入った男のシルエットは潤のようにも見えるが…!?

翌朝、名田奥太郎が変死した。

1話ラスト。あやめは「夫を助けて!」と涙する源夏音(北香那)の懇願を聞き入れ、彼女の夫・源凍也(塩野瑛久)に接見するため、留置場を訪れる。そして凍也に「私が、あなたを…弁護します」と告げる――。凍也は名田奥太郎殺害事件において“殺人犯”の容疑がかかっていた。

1話冒頭に戻って…。裁判の法廷にて。検事から残忍な犯行に及んだ理由を問われたあやめは、「それは…愛していたから」と答える。(つづく)

自転車から凍也があやめを助けて急接近!
あやめが名田・最上邸を訪ねたときも、凍也とあやめがシャワーホースの暴走を傘を使って防いだり、虹がかかったり…。
唐突にロマンチックな場面を盛り込んできますね。
名田先生の変死は、誰が犯人なのか。最上陽子も名田潤も動機がありそうな雰囲気ですが…。はたして源凍也は犯人なのか?気になります。
また、凍也と夏音の関係も不思議。凍也がDV夫と見せかけて、夏音の方が癇癪持ちというか、暴力ふるってしまう時があるのかも?と思いました。
そして、華陣あやめが1話冒頭とラストで殺人犯となっている、こちらの謎も気になります。未来の場面なのでしょうが、あやめの身に一体が起きたのでしょうか。

2話ネタバレ・あらすじ

  • 2話放送日:4月25日(金)23:15 - 翌0:15
  • 2話タイトル:愛欲のキムチチゲ

2話あらすじ

弁護士と容疑者として再会したあやめ(麻生久美子)と凍也(塩野瑛久)は、許されない一線を越え、ついに路上で…!さらには葬儀場のトイレでも…!

2話ネタバレ

冒頭。裁判にて。凍也(塩野瑛久)の弁護を引き受けたあやめ(麻生久美子)は「あの時の私は彼を信じて…」と語る。

そして時は戻り…。夏音(北香那)に頼まれて、あやめ(麻生久美子)が凍也(塩野瑛久)の弁護を担当することに。凍也は名田(佐野史郎)を殺害した容疑でなく公務執行妨害で逮捕された。事件が起きた昨夜、現場から去る凍也の姿を目撃したと名田の妻・最上陽子(神野三鈴)が証言した。それで警察が凍也に事情聴取に来て、もめたのだ…。

「自分は殺していない」と、凍也。凍也はこれまでの陽子たち一家との関係性を告白する。高校時代、凍也は、名田と陽子の息子・潤(落合モトキ)と同級生だった。潤に誘われて同じフェンシング部に入り、彼の練習相手となり、名田邸に出入りするようになる。
あの頃、母・真弓が出て行って父・斗司夫とボロアパートで2人暮らしだった凍也。父は凍也に暴力を振るうこともあった。そんな父が配達中の居眠り運転で事故を起こして死亡した。斗司夫の暴力から逃げた真弓が10年以上ぶりに凍也の元に帰ってきた。母子の涙の再会だったが、真弓は香典を持ち逃げして消えた。親がいなくなった凍也は名田邸の離れに住まわせてもらうことに…。
潤と凍也は2人とも優勝候補の強さだ。結果は、高校3年のインターハイで潤が優勝、凍也は3位だった。潤は推薦で大学進学、凍也は志望校のランクを落として特待生として大学に進学した。

孤独な凍也に、陽子は救いの手を差し伸べてくれたが、陽子は自分を犯人に仕立て上げたのだ、と凍也は推理。「あなたに嘘はつかない」とあやめに語る凍也。

あやめは警察に「彼を煽った上で暴力を振るわせ、別件逮捕したのは違法の可能性がある」と指摘。フェンシングのクラブのメンバーが撮った証拠の動画もあった。こうして、凍也は無事に釈放された。

凍也は高校3年のインターハイで棄権した。夏音にも話してなかったことなのに、あやめは気づいた。コーチに棄権を言い渡されたが、陽子の指示なのは明白だった。潤の親はクラブに多額の寄付をし、凍也は名田邸の離れに住んでいた状況だから周囲は見て見ないふりした。あやめは「せこいやつら」と憤る。

後日。あやめの職場にて。今野(大倉孝二)は丁賀建設の裁判を奪われたことであやめに怒っていて、なれなれしく体に触れてきた…。そこで、凍也が入ってきて、あやめを助けた。凍也は弁護士費用を渡しに仕事場に来たらしい。凍也は「もっと自分を大事に」というが、あやめは慣れてるという。凍也は「あなたを一番傷つけているのはあなたなんですね」と言った。

そして何か言いかけて去った凍也。あやめは追いかけて、再会。そこで、丁賀建設の人を見かけたことから、2人は物陰に隠れる。凍也は「―――俺のこと、本当に信じられますか?」と問う。返事の代わりに、2人が交わす激しいキス。凍也はあやめのスカートに手を入れる。密着する身体、伝わる体温と息遣い、絡み合う指先…。丁賀建設との打ち合わせがあるため、それ以上は進まなかったが…。

警察署にて。警察は名田と陽子の夫婦仲が悪いことを知る。息子の名田潤は父を亡くしたばかりなのに落ち着きすぎていることも疑問だ。また、名田から睡眠導入剤が検出された。名田のスマホはまだ見つかってないが、名田のパソコンのデータに夏音の入浴中の姿などが映っている。凍也の怨恨の線もある?

名田の葬儀にて。陽子があやめ・凍也・夏音の弔問を非難した。あやめは陽子に目撃しただけで凍也を犯人扱いしたことを批判。そんな中、名田の姉・新堂スズエ(梅沢昌代)が凍也を犯人と決めつけて、キムチチゲの中身をぶっかける。しかし、あやめが凍也を守った。

トイレにて。チゲまみれになったあやめがキャミソールだけの薄着に。夏音が服を買いに行っている。凍也がTシャツを脱いで、あやめに渡す。2人は惹かれあう気持ちを抑えられなくなる……。今度は激しいキスだけでは止まらず、個室に入って……。決して交わるはずのない2人が、ついに一線を越え、許されない恋に堕ちてしまう(つづく)

あやめと凍也のキスが激しいです。最近の地上波ドラマにしてはすごいです。2人とも求め合ってるから、貪り合うって感じで、動物的なキスです(笑)
外でのキスシーンもトイレの化粧台でのキスも周囲にバレるんじゃ?とひやひやしながら視聴してましたが…トイレに誰も来なかったですね。お通夜だからなのか、あまり人は来てない?
キス以上のことはトイレの個室に入ってガタガタとしてましたので、少し安心です(笑)
さて。誰が犯人なのか、ミステリー部分ですが、警察もつかめてない様子で進展はあまりなし。ですが、妻や息子が有力ですよね。てか、陽子が息子を守るために凍也になすりつけた?と現時点では予想!

3話ネタバレ・あらすじ

  • 3話放送日:5月2日(金)23:15 - 翌0:15
  • 3話タイトル:偽りのサムギョプサル

3話あらすじ

2話で、ついに一線を越え葬儀場のトイレで情事に及んだあやめ(麻生久美子)と凍也(塩野瑛久)。3話では、さらに深く許されぬ愛の沼に溺れていくことに…。

夏音(北香乃)の働くネイルサロンに刑事がやって来て、名田(佐野史郎)のパソコンに入っていた写真を夏音に見せる。

名田(佐野史郎)が殺害された後、陽子(神野三鈴)は初めて取材を受けて、生前の名田について話をする。

一方、あやめは借りたTシャツを凍也に返そうとフェンシングクラブを訪れる。そこで名田を告発した女子生徒を見つけて声をかけて…。
あやめは凍也に葬儀場でのことはもう二度とない、今後は他の弁護士に相談するようにと告げる。凍也は寂しげな瞳を向けるだけだった。
その後、凍也はあやめに電話をして「何もなかったことには、できそうにない」と苦し気な声で話す。あやめと凍也は互いの気持ちを抑えきれず、さらに深い関係にのめり込んでいく。

そんな中、あやめの周囲で新たな事件が発生。先輩弁護士・今野(大倉孝二)が夜道で何者かに襲撃される。

そして訪れる戦慄の夜――。愛したはずの男・凍也が、“魔物”へと豹変して…。

3話ネタバレ

3話冒頭の裁判シーンにて。あやめは夏音(北香那)に対して「軽蔑していました。あんな女にだけはなりたくないと」と語る。そして時はさかのぼる…。

警察は凍也の妻・夏音(北香那)に名田(佐野史郎)のパソコンに入っていた裸の写真をみせる。夏音は母屋の家事をしていた時、入浴剤を入れて勝手に入浴を楽しんだ。それを名田に見つかってしまい、撮影を断れなかったし恨みはあったが殺害は否定する夏音。警察に「お願いします。凍也には言わないで」と懇願する夏音。

フェンシングクラブにて。あやめは名田を告発した女子生徒と偶然会い、本当は告発する気はなかったがコーチの凍也に背中を押されたと聞く。あやめはTシャツを凍也に返し、「あんなことはもう二度とない」と告げた。

陽子(神野三鈴)は初めて取材を受ける。そんな母を潤(落合モトキ)は冷たく見つめ、夏音に「誰だと思う?父さんを殺してくれたやつ。本当は俺だったりして?」と意味深なことを言う。

あやめは抱える案件で新たな戦略で丁賀専務に評価される。その晩、あやめと先輩弁護士で過去に恋愛関係にあった今野昴(大倉孝二)がバーで飲む。その帰りの夜道で今野が何者かに襲撃される事件が発生。今野を襲ったのは男で、雪だるまのキーホルダーをしていたと後でわかる。

その日、今野と別れて帰宅したあやめの元に凍也から電話がきた。「会いたくなって。何もなかったことにはできそうにない」という凍也に「私も」と答えるあやめ。

後日、あやめが喫茶店にいると、凍也が来た。「ここに来ればあなたに会えるような気がして」と凍也。そして、凍也は寂しげな顔をしてるあやめの相談に乗る。あやめは母の誕生日会に行くのが嫌で苦しんでいた。

その後、凍也があやめとともに誕生日会の焼肉店に行く。あやめの父と母と妹と妹の子がいた。あやめの両親は、あやめが独身なことについて嫌味をいう。凍也は「クソだな」と言い放ち、あやめを「あんたらのいないところへ」連れ出し、海でデートへ。(※デート場面で、ユーミンの曲もかかる。また、タイトルの「偽りのサムギョプサル」は家族との食事会のことと分かる)

夜。あやめと凍也は肉体関係を再び持ち、不倫関係になっていく。

2人の不倫に気付いている潤(落合モトキ)はあやめに夏音と凍也の関係が特別だから別れないという。さらに両親の関係は偽りだったことを話す潤。名田には愛人がいたのだという。一方、警察は夫婦仲が悪かったことから動機があるとみて、陽子(神野三鈴)を取り調べる。

ある日、不倫にうつつを抜かしているあやめは、大事な資料の用意を忘れてしまう。そのミスを取り返すため、弁護する相手側を接待して、帰宅が遅くなる。合宿を切り上げてあやめの部屋で待っていた凍也。あやめは謝りつつ「いい子にしてた?」と甘えるが、凍也が豹変する。あやめは凍也にグーで殴られた。あやめの耳がキーンとする中、凍也は「あの弁護士と寝たのか?答えろ!」と苛立っていた。凍也は雪だるまのキーホルダーを落とす。今野を襲った男は凍也だったのだと気づくあやめ。凍也の“魔物”の一面が垣間見えたところで、第3話は幕が閉じた。

あやめと凍也は不倫関係だけど楽しそうで、あやめを家族からの重圧から救ってくれて、これは惚れるよ!世間的にはダメだけどいい関係だよ!と応援したくなっていたのですが……。ラストで、ひっくり返されました。凍也が怖すぎる!塩野瑛久さん色気のある演技ができると思ったら、狂気な男の演技もできるんですか?同じ人ですか?あの優しい凍也が豹変して、怖すぎました。
凍也の衝動的な暴力を見た今、名田の殺人事件の犯人もまさか凍也なんじゃ?そして、毎回気になる主人公あめめの裁判シーン。もしかして凍也を殺しちゃったのかなあ。でもなぜ?愛してるから、彼が罪を繰り返さないために殺した?いやー。まさかねえ。不穏な未来しか見えませんが、今後、どうなっていくのでしょうか。

特別編

  • 放送日:5月9日(金)23:15 - 翌0:15
  • タイトル「特別編-日韓共同制作の裏側-」
  • 内容: ≪日韓クリエイター共同制作ドラマ≫はいかにして作られたのか⁉ 韓国制作スタジオSLL潜入、監督独占インタビュー、キャストの完成披露試写会トークや初公開メイキングも! また、これまでの放送を見逃してしまった人のために、今からでも間に合う「第1〜第3話のダイジェスト」も特別にお届け!

4話ネタバレ・あらすじ

  • 4話放送日:5月16日(金)23:15 - 翌0:15
  • 4話タイトル:「ほじくってケランチム」

4話あらすじ

あやめ(麻生久美子)は豹変した凍也(塩野瑛久)に暴力を振るわれ、呆然とする。翌日、傷をメイクで隠し、気丈に仕事を終えたあやめが帰宅へ。すると、自宅マンション前に凍也がいて「あんなことをするつもりじゃなかった」と謝罪する。心が揺れるあやめだが「私たちはもう終わり」と関係を断ち切る。

以降、凍也は自分の思いを伝える一輪の花をあやめの自宅ポストに届けるようになる。あやめは彼を許してしまいそうになる自分と葛藤する。

2人の関係に気付いた凍也の妻・夏音(北香那)もあやめの勤める法律事務所に乗り込み、暴れだす…!

そんな中、名田奥太郎(佐野史郎)殺害事件で、思いもよらない新事実も浮上!?

4話ネタバレ

凍也は、あやめの先輩弁護士・今野昴(大倉孝二)に激しく嫉妬していた。暴力を振るった日もあやめと今野が一緒にいたことで浮気を疑った。凍也は今野を襲ったことを否定するが真相は不明だ。

愛した男からの突然の暴力にショックを受けたあやめは、関係を終わらせようとするが心揺れ動く。

一方、凍也の妻・源夏音(北香那)は、警察に呼ばれ、名田の死亡日に名田の爪の手入れをしていたことを警察に話す。子供の頃から疑われて信じてもらえないことから当日会ったことを黙っていたという。夏音はすぐ帰されたが、警察は夫婦共犯の可能性も疑う。

また、夏音は突然の予定変更や凍也の服の匂いなどから異変に気づき、あやめの前に現れて、「私のこと馬鹿だと思ってます?」と告げ、あやめのデスクにあるオレンジのカーネーションの花言葉は「あなたを愛します」だと伝える。夏音は凍也とあやめの関係を知っていることを示唆したのだった。

また、警察は名田奥太郎(佐野史郎)殺害事件について、犯人が2人いたのでは?という推理に行きつく。さらに名田の口座から海外に500万が送金されていた事実が判明。直後、(回想シーンで)名田の息子・潤が名田の亡骸を前に、スマホで送金するシーンが映される。

あやめは最上陽子(神野三鈴)から名田の屋敷のパーティーに呼ばれた。そこで出席者に「逸材」で「女性の強い味方」として紹介されるあやめ。そんな中、雨が降ってきたどさくさに紛れ、凍也があやめの腕をつかむが、振りほどくあやめ。

2人はもう交わらないのかと思われたが、凍也があやめの仕事場の地下駐車場まで現れる。あやめの車の中で話す2人。あやめが離婚について問うと、凍也は「少しだけ時間を。愛してる」という。2人は車内で激しく愛し合う。

源夏音(北香那)は、あやめが勤める法律事務所に再び乗り込んで、「どうして凍也なの?」と問う。あやめが遠回しに離婚を勧めると、夏音は高笑い。と思ったら「また私を馬鹿扱い」と激怒する夏音。毒物を思わせる白い粉で自殺をほのめかした夏音は、あやめともみ合いの末、階段から転落した。粉の入った瓶も割れてしまった。夏音は「私には凍也しかいないの」とあやめに頼む。

騒ぎは同僚たちに目撃されてしまい、クライアントの凍也との不倫がバレてしまう。
その後、凍也があやめの家に来て、夏音が帰ってこないと不安げにもらす。
あやめは「私と一緒にいよう」と告げ、狼狽する凍也(塩野瑛久)の手をとり、家の中に招き入れる。(つづく)

あやめと凍也の不倫関係は続けることに。うーん。通話の拒否設定をしても、家も仕事場もバレてますからね。でも、凍也が離婚する気っぽいですけど、信じられないです。ラストのうろたえぶりから夏音がいないとダメな人なんじゃ?いや、あやめと離れることも不安だったから、2人ともうまくやりたいのかな。
また、犯人は次回で分かるようです。動機の面では夫と不仲の妻、お金が欲しかっただろう息子、裸同然の写真を撮られていた夏音…3人それぞれにあります。
一番意外性があるのは、一度逮捕されて疑いが晴れている凍也の真犯人パターンですが…。あやめが犯罪者・凍也と一緒に逃避行へ、という展開も面白そうですね。(他人事だから面白いのですが…)

5話ネタバレ・あらすじ

  • 5話放送日:5月23日(金)23:15 - 翌0:15
  • 5話タイトル:「戦慄のサムゲタンパーティー」

5話あらすじ

自殺騒動を起こした後、夏音(北香那)は凍也の前から姿を消した。一方、あやめ(麻生久美子)は凍也(塩野瑛久)と暮らし始める。

依頼者との不倫がバレたあやめは、オフィスで冷遇されていた。しかし凍也が自宅に待っていると思えばそれも苦ではなかった。

一方、名田奥太郎(佐野史郎)のスマートフォンを持ち去った人物が息子の潤(落合モトキ)だったと判明。警察に追い詰められた潤はおかしそうに笑いながら「ぜーんぶ話してあげますよ、誰が、父を殺したのか」と告げる。ついに殺人事件の真相が明らかに-!

そんな中、あやめは、凍也がひそかに夏音の行方を捜していることを知ってしまう。“小さな疑念”は、またもあやめと凍也を“地獄”の沼に突き落とす――。

また、最上陽子(神野三鈴)の呼び出しによって、あやめ、夏音、陽子――の3人がひとつのテーブルを囲む。
「あなたってそんなレベルの人間だったの?」
「激しくあなたの夫に愛されて申し訳ないと?」
「どうしてそんなに自分に自信があるの?(笑)」
サムゲタンを食べながら繰り広げられる、“三つ巴の心理戦”の行方は?

5話ネタバレ

潤(落合モトキ)が殺人事件の真相を明かした。名田奥太郎(佐野史郎)殺人事件は自縛プレイ中の窒息事故死だった。潤が父の名誉を守るため殺人に見せかけるよう偽装したと自白した。

その後、警察は「名田奥太郎は事故死」と世間に発表する。SNSで「変態」と話題になるなど、衝撃の結末で事件の幕が閉じた。

凍也は、職場のネイルサロンから出てきた夏音を見つけて連れ戻そうとする。夏音の髪をつかんで無理やりだったため通りがかりの人が仲裁に入る。その隙に夏音はタクシーで逃げた。その様子は通行人に盗撮されていて、SNSにアップされた。

あやめは、そのSNSを通して、凍也がひそかに夏音の行方を捜していることを知ってしまう。

ある日、あやめは法律事務所の代表・井村(宮崎吐夢)の頼みで、専務の丁賀達彦(川井つと)の愛人との揉め事を示談にもっていく。だが、丁賀建設の裁判のチームに復帰することはできなかった。あやめを心配する先輩弁護士・今野(大倉孝二)は丁賀の部下・惣原康介(山本浩司)との飲み会に誘う。

だがこの日の夜、凍也が手料理とワインを用意してあやめのことを待っていた。遅く帰ったあやめは、ひとりでワインを飲んで考え事をしていた。寝ていた凍也が起きてきて、あやめの首を絞めて、殴った。直後、凍也は「一緒にいたかっただけ」と、すすり泣く。母や夏音に捨てられて、あやめにまで…と思い詰めていた。あやめは「ごめんね、私のためだったんだね、ありがとう」と凍也を抱きしめて許した。凍也は「俺、生まれ変わりたい」と泣いた。

陽子はあやめを名田邸に呼び、息子の弁護を頼む。だが、あやめは体調が悪いからと断った。すると、夏音が名田邸にかくまわれていることが分かる。あやめ、夏音、陽子――の3人がひとつのテーブルを囲み、「戦慄のサムゲタンパーティー」が開かれる。

陽子は凍也の暴力を知り、夏音に別れるよう勧める。だが、夏音は離婚しないという。話の流れで、陽子はあやめが凍也と不倫して暴力を受けていることを知る。あやめは夏音に謝らない。夏音も譲らない。陽子は夫は暴力は振るわなかった、暴力だけは許さないという。

夏音は凍也と毎日性行為ばかりしていたが、いつからか名田との関係を疑われおかしくなった。名田とは写真を撮られたが何もなかったというのに…。

陽子は「私のように気高く生きなさい」と説く。だが夏音は「凍也をそういう目で見てるくせに?」と返す。沈黙の後、「言葉が過ぎる」とたしなめる陽子。

あやめは軽蔑していた女たちと同じ穴に落ちていると実感するーー。

ラスト、留置所(?)にいる潤は回想する。あの日、ドアから誰かが出て行った。潤が父の様子を見に行くと縄が手足にまかれ死亡していた。視聴者には玄関から出て行った人物がいること(犯人がいること)が示唆された。潤は「さあ、ここからどうする?」と誰かのことを案じる…。(つづく)

凍也の暴力が再び…。いやあ、なんで「私のためにありがとう」なんて言って許すんだ!あやめ、逃げて! 恋の沼に堕ちていると感覚がマヒして抜けられないのかなあ。
そして殺人事件の真相がSMプレイのミスでの事故死!?あっけないオチだったなあと思ったら、まだ何か隠されているようですね。
潤の罪は「偽計業務妨害罪」で、量刑は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。初犯だと執行猶予になる場合もあります。まあ、世間を騒がせたから悪質性はありますが…。どちらにしても殺人罪よりは軽いはずです。
もしかして潤は友人の凍也の罪をかぶったの?過去、凍也にフェンシングの出場辞退をしてもらったりしてますし、恩があるのかもしれませんね。

6話ネタバレ・あらすじ

  • 6話放送日:5月30日(金)23:15 - 翌0:15
  • 6話タイトル:「漆黒のジャージャー麺」

6話あらすじ

凍也(塩野瑛久)は、あやめ(麻生久美子)の首を絞めて再び暴力をふるったが、号泣しながら許しを請い、「俺を見捨てないで」と懇願。以降、凍也はこれまで以上にあやめを優しく扱い始める。あやめは凍也からの愛情を感じながらも、どこか彼を恐れていた…。しかも、凍也が自分に隠れて失踪した妻・夏音(北香那)の行方を執拗に捜し続けていることを知ったあやめは、がく然とする。

そんな中、最上陽子(神野三鈴)が突然、あやめの勤務先の法律事務所を訪ねる。陽子は“変態の妻”というレッテルを克服し、出馬を決意していて、あやめを自身のチームに迎えたいという。しかしそのためには凍也と別れるという条件があった。以前のあやめなら即決して飛び込むポジションだが、今のあやめは陽子の誘いに即答できない。

一方、名田奥太郎(佐野史郎)の事故死を殺人事件に偽装したと自白した潤(落合モトキ)は、まだ何かを隠している様子。そこへ、夏音捜索の手がかりを得るため接見室に凍也が現れ、「本当に自殺?」と問いかける。

6話ネタバレ

凍也が潤に、「本当に自殺?」と問いかける。潤は「俺が殺したと思ってるわけ?」と逆に問う。凍也は「誰かばってんの?」と尋ねる。潤は答えずに接見室を後にする。

凍也はフェンシングのコーチを休み続けている。親御さんに凍也が妻に暴力を振るった動画がバレたためだ。あやめは直感的に凍也が夏音を探し続けていると気づく。

凍也は陽子に会いに行き、「あなたですよね。殺したの。潤がかばってるのはあなただ。母親がどう出るのか試している」と指摘。

潤の回想。母が父の部屋から出た後、父が亡くなっていたのを潤が目撃する。

あの日、名田は陽子の選挙が終わったら離婚すると告げた。そして陽子が凍也に惹かれていることを見抜いていた。ショックを受けた陽子はひとりで酒を飲んだ。すると、うめき声が聞こえてきた。名田の部屋に行くと、名田が縄に縛られて苦しんでいた。

陽子が名田の縄をほどこうとした時、名田は「助けてくれ。さ…ゆ…り」と言った。陽子の助けようとした手が止まる。名田が手に持っていた紙(?)を取った陽子はそのまま見ていた。直後、名田は息を引き取った。陽子は手袋をして現場の偽装をする。

現在。凍也は陽子に「あの事故のこと忘れてください」という。高校時代の事故が回想される。道路で夏音と凍也と血を流す男性の場面が挿入された…。あの事故で凍也と夏音を支配していた陽子にフェアでいきましょうと凍也。

そんな中、あやめが職場で気を失った。今野と来美が心配して起きるまで付き添った。19時47分、あやめが目を覚ます。凍也からの不在着信が何件も来ている。凍也が迎えに来て、あやめが一緒に帰った。今野は疲れているあやめを心配するが、何もできなかった。

あやめの自宅にて。凍也は嫉妬し、あやめを平手打ちする。あやめは「言ったよね。俺しかいないって」という。あやめは初めて凍也を殴った。

「ずっと奥さんのこと探してるのに」と泣くあやめ。我に返って、あやめは自宅から逃走する。そして、この愛から振り落とされないよう必死にしがみついていたのは彼でなく私だった……と気づく。

翌朝。あやめから凍也のスマホに電話がくる。凍也は「見捨てないで」とすがった。あやめは凍也を外に呼び出して会うことに。すると、待ち合わせ場所には警察官がいた

昨夜、あやめは夏音に電話して協力を求めた。彼とのことを終わらせたいあやめは、夏音にDVの被害届を出してほしい、と頼んだ。

現在。あやめの前で、凍也は警察官に捕まる

すべてが終わった…この時はまだ、そう思っていたが――。(つづく)

潤がかばっているのは母親。と思わせおいて、自縛の事故…。と見せかけておいて、助けることができたのに妻・陽子が見捨てた!?真相が二転三転し、怖い展開でした。
6話のクライマックスは凍也の逮捕シーン。切ないシーンじゃなくて、スカッとしましたよ(笑) 視聴者として客観的に見れているからか、やっと殴り返した!やっと通報してくれた!と思いましたよ。
でも、予告だと凍也がストーカー化していくの?!愛と憎しみは表裏一体とはよく言ったもので、強く愛している相手に裏切られた時、愛が憎しみに変わることもあります。「魔物」のタイトルにふさわしいストーリー展開ではありますね。

7話ネタバレ・あらすじ

  • 7話放送日:6月6日(金)23:15 - 翌0:15
  • 7話タイトル:「許しがたきスンドゥブ」

7話あらすじ

華陣あやめ(麻生久美子)と源夏音(北香那)の共謀により、源凍也(塩野瑛久)が傷害罪の容疑で逮捕される。

あやめは部屋から凍也との思い出の品を捨てていく。彼がいた痕跡を消し、再スタートを切ろうとしていた。その矢先、刑事の金原(うらじぬの)から、「凍也が釈放された」と連絡が入る。夏音が被害届を取り下げたのだ。夫が心から反省しているから、と…。

あやめは夏音の勤務先を訪れ、「どうして?」と問いただす。夏音は「私、人を殺したんです」と告げる。
凍也と夏音を特別な絆で結び付けた、高校時代の“秘密”とは?

 一方、凍也はあやめ、夏音、陽子への怒りを増幅させていた。
「なぜ俺がこんな目に…?」
「あの女たちが俺を罠にはめた?」
「あいつらのせいで俺の人生はめちゃくちゃにされた…」

あやめのオフィスに気味の悪い花が届いたり、あやめのマンションの室内が荒らされたりする。あやめは凍也からの復讐に、怯えることに――。

そして、ついに“その日”がやってくる。愛したのは、殺したのは、殺されたのは、誰なのか?

7話ネタバレ

凍也と夏音の高校時代の“秘密”が明かされる。あの日、夏音は伯母に意地悪されて居候してた家に真っ直ぐ帰りたくなくて、寄り道をして店で万引きをした。店員が外まで追いかけてきた。振り返るとブレーキ音と衝撃の音が聞こえた。店員が車に轢かれていた。目撃していた凍也は警察に夏音をかばう証言をして、助けてくれた。
……だから凍也は悪い人じゃないと夏音は思っている。あやめは彼は変わらないと夏音を説得する。それでも夏音は、もし彼が地獄に行くなら私も一緒に行くという。

潤は不起訴になり釈放された。だが実家に戻っていなかった。

凍也はDVの更生プログラムを受講する。

ある日、あやめのオフィスに匿名の花が送られてきた。家に戻ると部屋が荒らされていた。花も残されている。あやめが凍也に電話するが、出ない。

あやめは警察に相談する。無断侵入は合鍵を使ってのものだが、やめさせたい。すると警察はあやめの方が凍也に執着しているのでは?という。凍也があやめからストーカーされていると先に相談していたようだ。絶句するあやめ。

帰り道、あやめは尾行されていると気づく。恐れながら足を速めると声をかけられた。先輩弁護士の今野(大倉孝二)だった。丁賀建設の控訴審に勝てたから祝杯をあげようと何度もあやめに連絡してたらしい。ホッとしたあやめは泣き崩れた。

凍也は悪い評判が立って事でフェンシングのコーチを辞めた。その後、夏音の職場に行くと男性客と親密な様子を目撃してしまう。夏音を家に連れ帰り、潤からの「日本を発つ前に夏音に会いたい」というLINEを見てしまう。さらに、夏音の裸の写真の存在も知ってしまう。凍也は再び夏音に暴力を振るった

丁賀建設の勝訴を祝うパーティーが開かれる。最上陽子とあやめも出席。陽子は専務の丁賀達彦に挨拶し、間もなく警察から連絡がくるという。達彦のセクハラの件だ。

パーティー会場の入り口に凍也が待ち受けていた。あやめは「謝りに来たの?」というが、凍也は謝る気はなかった。だが、「あなたのしたことを思い出して」というと、凍也は「全部俺が悪かった」と謝る。

あやめは「もう来ないで。真面目に更生プログラムを受けて。さようなら」と告げて、去る。

あやめの自宅にて。あやめが陽子からの電話に出ると、電話がすぐ切れた。かけ直しても出ない。心配になったあやめは名田邸を訪ねる。チャイムや声をかけても応答がない。

裏庭の窓から入ると、陽子が階段から転がり落ちてきた。陽子を突き落としたのは凍也だ。あやめは2階に行き、凍也と対峙する。

暗転・・・夜、名田邸の前にパトカーが来ている。顔に傷があり出血しているあやめが、手錠をかけられ、警察とともに名田邸から出てくる。遺体も運び出された。(つづく)

最終回直前の7話にて、ついに殺人事件が描かれました。でも、誰が担架で運ばれていたのでしょう。布(?)がかけられていて顔が分かりませんでした。そもそも現在パートの裁判は誰を殺害して罪に問われてるの?ここまできて遺体が隠されているということは、あやめが凍也を殺害したと思わせておいて違う?
あと7話は、やっぱりDV男は簡単に更生できないんだなあ、と怖くなる展開でした。でもラスト、急に殺人事件になって驚きです(笑)
ともかく、いよいよ次回は最終話。最後まで見届けたいと思います。

最終話(8話)ネタバレ・あらすじ

  • 最終話放送日:6月13日(金)23:15 - 翌0:15
  • 最終話タイトル:「」
  • 最終話ゲスト:オダギリジョー

最終話あらすじ

法廷にて。弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)は殺人事件の容疑者として法廷に立っているが、一貫して罪状を否認している。

あやめは「あれは…何のためにおかした罪だったんだろう…?」とつぶやく。

時は巻き戻り1年前。
前回ラスト、名田邸にて。最上陽子(神野三鈴)は凍也に階段から突き落とされ、血を流している。あやめが名田邸の2階に行くと、源凍也(塩野瑛久)がいた。彼は「あやめを、待ってた」と告げた。その続きが明かされる…。

凍也は制御不能な“魔物”と化し、憎しみを叫びながらあやめに襲いかかる。あやめは涙を流しながら抵抗する。

凍也:「謝れ」
あやめ:「謝ることなんて、一つもない」
凍也:「お前のせいだ」
あやめ:「あなたは誰も愛したことなんてない。なのに、私はあなたを愛してた…!」

気を失っていた夏音(北香那)が離れで目を覚まし、名田邸に逃げてきた。
夏音は、割れた鏡の破片を拾って、(凍也でなく)あやめに向ける――。

  • 本当の《魔物》は誰?
  • 殺したのは、殺されたのは、愛したのは、誰なのか? 
  • あやめと凍也の“許されざる愛”の結末は?
  • ついにすべての真相が明かされる!

最終話ネタバレ

放送後に更新します。

【魔物】原作と脚本家

ドラマというと原作があるのかどうか気になる方も多いと思います。
【魔物】の原作についてと、本作の脚本家についてお届けします。

原作は?

【魔物】に原作はありません。完全オリジナルドラマです。モデルもいないのですが、原案はあります。

「梨泰院クラス」など世界的ヒットドラマを生み出してきた韓国大手のスタジオ・SLLのトップクリエーターによる原案をテレ朝がシナリオ化しました。

もっと詳しくいうと、SLLのレーベル「パーフェクトストームフィルム」と脚本家シン・ウニョンの原案『手筋』(※原案は『差し伸べる手』や『手のひら』という情報もあります)を基に企画し、シナリオを完成させました。

しかし完全オリジナルドラマということなので、「原案」の書籍は出版されていないのでしょう。あくまでストーリーの基になる案ということですかね。

脚本家は?

脚本家・関えり香氏が脚本を担当します。

関えり香(せき えりか)さんは1973年生まれ。福井県武生市(現・越前市)出身。 株式会社アンドリーム所属。 脚本を学ぶためシナリオ学校へ入校。2000年にドラマ「悪いオンナ ルーズソックス刑事」にて脚本デビュー。主な脚本ドラマは『H2 ~君といた日々~』『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』『後妻業』など。Amazon Prime Videoで配信された、韓国ドラマのリメイク作『星から来たあなた』も手掛けています。

【魔物】塩野瑛久(源凍也役)の正体を考察・徹底解明!

このコーナーでは、塩野瑛久(源凍也役)の謎と正体を解明していきます。考察など、放送後に更新します。

  • 源凍也はヒロインを翻弄する男で、甘くて危険な“美しき怪物”。
  • 源凍也は既婚者だが、妻にDV疑惑がある。
  • 源凍也は有名大学教授殺人事件の容疑者。弁護を担当したあやめと出会う。
  • 源凍也は、妻とは正反対のあやめに惹かれる。だが、激しい所有欲から、“愛し方”が徐々に予想もしない変貌を遂げていく。

源凍也の正体は所有欲の強いDV男、ということですね。あやめへの愛し方も束縛やDVが強まっていくのだと予想されます。

歪んだ愛の原因は源凍也が育った家庭環境にあると思います。凍也は早くに父親を亡くし、母親にも捨てられ、富豪の親友の家の離れを借りて暮らして生きてきました。父の愛情を受けることなく、母にも見捨てられたことで、所有欲が強まっているのでしょう。というか束縛しないと捨てられるかもしれないと不安なのでは?

あやめの愛情がそんな凍也の心にやすらぎを与えていくのでしょうか。それとも…。

もう一つの顔。源凍也の正体は殺人犯、ということですが…。あくまで容疑者。あやめは凍也の無実を証明するため奔走するとのことなので、凍也が殺人犯かどうかは終盤までもつれていくことでしょう。

凍也の歪んだ愛情や、殺人犯(容疑者)の男を愛する女性弁護士の感情を描くラブサスペンスのストーリー展開を楽しみたいと思います。

凍也について明かされたこと

放送後、凍也について明かされたことを、4話時点でまとめると…↓

  • 源凍也は妻にDV疑惑があるが、妻は凍也から離れたくない様子。
  • 源凍也は殺人事件の容疑者で、逮捕された。だが、あやめが不当な方法で別件逮捕した(わざと凍也を怒らせて公務執行妨害で逮捕した)証拠をつかみ、凍也を釈放させた。
  • 源凍也は殺人事件の容疑者だが、事件当日に本館から出ていくのが目撃されただけで、決定的な証拠はない。
  • 源凍也は今野(大倉孝二)を殴打した疑惑がある。動機は今野とあやめの肉体関係への嫉妬。
  • 源凍也は、あやめを殴った。痣が残るほど強く!動機はあやめの異性関係への嫉妬。
  • 源凍也は妻と離婚する気らしく、あやめに時間が欲しいと頼み、不倫関係を継続。

「源凍也の正体は所有欲の強いDV男」という事前情報は放送後も変わらないですが、「源凍也の正体は殺人犯」という点は証拠不十分であり「疑惑」な状態です。5話で事件の真相に迫るようですが、はたしてどうなる?

5話で事件の真相は、名田の一人SMプレイ時の事故死と判明。しかしこれはミスリードっぽいです。やはり源凍也の正体は殺人犯で、友人の潤が凍也をかばって偽証したのかもしれません。

6話で潤が母・陽子をかばっていると思わせておいて、陽子が自縛の事故で苦しむ名田を無情にも見捨てるという真相が描かれました。

残る謎は、凍也と夏音の高校時代の事故ですが…これは7話で明かされるようですよ。

【魔物】最終回・結末はどうなる?

【魔物】は原作なし。なので、最終回結末も白紙状態。先読みできない楽しみがありますね。
まずは放送前に予想してみました!

最終回は仮面の裏に隠された真実が暴かれ、ほろ苦いエンド!?

SLLのパク・ジュンソ制作部門代表は「SLLとテレビ朝日が共同企画・制作したドラマ『魔物(마물)』は、登場人物たちが被っている仮面の裏に隠された真実を追うスリリングな展開で、毎週金曜夜の時間帯に日本の視聴者を魅了するだろう。『魔物(마물)』の共同制作を皮切りに、コンテンツ制作に関して韓日両国の長期的な協力が可能な基盤を築き、新たなIPの発掘に乗り出したい」と語っています。

優秀で美人の弁護士・華陣あやめの仮面の裏は孤独感が強い女性です。仕事に生きる自分を肯定している一方で“女としての幸せ”(結婚・出産のこと?)を強要・自慢する風潮には辟易。また、心の底では“DVを受ける女性”を蔑(さげす)んでいます。

そんな強い女性あやめは、自分は《そういう男》(DV男)に陥ることはないと思っていたし、絶対《そういう女》(DVを受けても男と一緒にいる女)にならないと思っていました。しかし源凍也に出会い堕ちていきます…。これがあやめの仮面の裏に隠された「真実」か?

魅惑の男・源凍也の仮面の裏は、DV男であり、殺人事件の容疑者、ということでしょう。その仮面の裏にも隠された真実があるのでしょうか。放送前時点で以下の4パターンを予想します↓

  1. 凍也は容疑を否認。本当に殺していない!逮捕は不当である。
  2. 凍也は容疑を否認。本当は殺人犯だが、弁護士・あやめに嘘をついている。
  3. 凍也は容疑を認めている。本当は殺してないが、誰かをかばって罪を認めている。(東野圭吾の「容疑者Xの献身」パターン)
  4. 凍也は容疑を認めている。本当に殺人犯だが、視聴者もそれは仕方ないと思えるような動機(復讐など)がある。

本作で、あやめは、凍也の無実を証明するため奔走します。ということは、凍也が容疑を否認しているということになります! つまり、パターン3と4の「罪を認めてる」はなくなります。

また、1のパターンだと真犯人は別にいるということですが…。放送前の情報では「事件は思いもよらぬ連鎖をよび、さらなる悲劇が起きる」そうです。

シンプルに殺してないだけだとつまらないです。凍也は殺人犯だが、何か理由があって否認しているというトンデモない展開を予想しておきましょう。この予想の最終回だと、ほろ苦いエンドになりそうです。

DVより愛が勝る?(1話放送後)

1話では、凍也の妻・夏音(北香那)の腕に痣(あざ)があったことで、華陣あやめが凍也からのDVを疑います。

けれど、夏音は不思議な行動をとります。電話であやめに助けを求めたと思ったら、後から酔って電話しただけと訂正。

でも、凍也の顔に擦り傷があって、部屋は荒れていた様子。でも夏音と凍也は愛しあい、体を求めあいました。DVがあるなら逃げればいい…と、あやめは講義で伝えていますが、夏音はその考え方を否定する言動をしています。

DVがあっても愛してるから逃げられない(離れられない)ということ?

あやめに夫の弁護を頼みに来たときの夏音は必死で、夫を愛しているとは思いますが…。

でも、登場人物に裏の顔があるならば、夏音がパニックになって暴れ、凍也が止めに入っている可能性もありそうです。

夏音は盗み癖がある人物で、潤(落合モトキ)と浮気してる可能性もあります。プロフィール紹介では潤の方から夏音にたまにちょっかいを出しているそうですが…。

謎多き夏音の裏の顔は今後、注目ポイントです。

あやめ(麻生久美子)は誰を殺した?

1話冒頭、あやめが殺人罪に問われ、裁判シーンが展開。ビックリしましたね。無罪を主張しているようですが、検察が起訴し裁判に持ち込んだということは勝つ見込みが高いはず。刑事事件の裁判の有罪率99.9%といわれてますし。

あやめの裁判の結果を予想するには材料が少ないですが、残忍な方法で殺した理由は「愛してるから」だそうです。

となると、あやめは恋の相手・凍也を殺してしまったのでしょうか?愛してるから殺す。奥さんに奪われたくないから、とか?

あやめが無罪を主張する理由は?

気になるのは、あやめが無罪を主張してる点。

検察は証拠をつかんでるから起訴してるはず。なのに、あやめが無罪を主張する理由は?

以下の2つのパターンがあるんじゃないか、と考察しました。

1つ目は正当防衛。凍也は激しい所有欲があるので、凍也があやめを殺そうとしてきたのかも。愛する人を殺して永遠に自分のものにしたい、とか?

2つ目は「心中」。あの世で一緒になりたいと願う男女の話は、昔からよくあります。先に凍也を殺し、次に自分が死ぬつもりだったけれど…あやめだけ生き残ってしまったとか?

名田殺害事件の犯人は?

名田殺害事件の犯人を考察します。(4話時点)

  • 凍也…事件当日に目撃情報があるため、容疑者のひとりです。逮捕されたものの、釈放されました。凍也は嫉妬深い男なので、夏音と名田の関係を嫉妬していたら殺害動機が浮上します。
  • 夏音…名田に入浴や裸の写真を撮られていて、弱みを握られています。殺害動機はありです。
  • 陽子…名田の妻ですが、不仲でした。モラハラぎみの言動をされることもあったので、殺害動機はありです。
  • 潤…名田の息子。彼が帰国してから殺人事件が起きてます。怪しいです。第4話で名田のスマホからお金を動かしたことが示唆されています。お金をめぐっての殺害動機はありそうです。

4話時点で犯人は2人という警察の見立てもあります。また、動機の面では全員が犯人になってもおかしくないですが…。

未来であやめが殺人犯になっているストーリー上、凍也が犯人で、あやめがかばうけど結果的に凍也を殺害してしまう、という展開が予想されます。はたして?

5話で、名田奥太郎(佐野史郎)殺人事件は自縛プレイ中の窒息事故死だったという衝撃の結末を迎えた――はずでした。しかし潤(落合モトキ)は父の名誉を守ろうと凶器を偽装して殺人に見せかけたと自白したものの、まだ何か隠しているようです。5話ラストの回想によると、真犯人の姿を見ていたように思います。潤は真犯人をかばっているのかもしれませんね。

6話で、真相が追加。陽子が名田が縄で苦しむのを目撃。しかし陽子は違う女の名前を呼ぶ名田のことを見捨てました。その後、他殺に見せかけたのも陽子だったようです。潤は母をかばってはいるようですが、陽子は殺人をしてはいないですね。

いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点、チェックポイントは放送後に予想、更新予定です。

【魔物】の主題歌

【魔物】に主題歌はなく、「OST」 があります。

「오에스티(オエスティ)/ OST」の意味は「劇中歌、サントラ」で、 英語の「Original Sound Track」を略して「OST」と呼ばれます。

【魔物】のOSTはこちら↓

  • ポルカドットスティングレイ「魔物」 (UNIVERSAL SIGMA)
  • Mori Calliope 「Die For You」 (EMI Records)
  • tonun「触れていたい」 (UNIVERSAL SIGMA)
  • 柚木みいな「ツミビト」

ユーミンの新曲が追加決定

第3話以降、ユーミンこと松任谷由実さんの新曲「岩礁のきらめき」がOSTに参加決定。

ユーミンの新曲が地上波ドラマに使用されるのは2020年に配信リリースされた「知らないどうし」(TBSドラマ「恋する母たち」主題歌)以来で、約5年ぶりです。

ユーミンの歌声がどのような場面で流れるか注目ですね。

【魔物】の放送日時・最終回はいつ放送?

「魔物」はいつから放送?

「魔物」は4月18日放送スタート。
毎週金曜日、よる11時15分からテレビ朝日系で放送します。(一部地域を除く)

放送回数と最終回の日程は未定です。わかり次第お知らせします。

【魔物】ネタバレ・あらすじは毎週更新!

・ドラマ【魔物】のネタバレ・あらすじ全話
・原作&脚本家
・最終回結末予想&考察
・主題歌
・見どころ
以上について紹介しました。

本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。ドラマ鑑賞の参考にしてください。

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テレビ朝日
Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】