『教場0』十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になる3つの理由!
『教場0』十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になる3つの理由!
月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』(フジテレビ、毎週月曜21時)にて、遠野(北村匠海)と風間(木村拓哉)を襲撃した犯人は十崎(森山未來)です。十崎は連ドラ最終話までに逮捕できず、映画やドラマなどの続編で描かれることが予想されます。その3つの理由とは?
『風間公親 教場0』はFODで配信中!※2023年6月現在。
『教場0』十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になる3つの理由!
第7話ラストで遠野と風間を襲った十崎波琉(とざき・はる)(森山未來)は、事件後アパートに戻っていません。第8話ラストでは十崎が女性を襲っていた様子。
犯人・十崎は風間に逮捕されて服役していた過去があり、風間に恨みがあります。
遠野・風間を襲った罪で、いつ・どんな形で十崎が逮捕されるのかは注目ですが…。
結論から言うと、十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になると考察します。その3つの理由とは?
理由(1) 原作で十崎は逮捕されていないから
月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』の原作は、長岡弘樹さんの小説、「教場0: 刑事指導官・風間公親」「教場X: 刑事指導官・風間公親」の2作です。
「教場0: 刑事指導官・風間公親」の続きが「教場X: 刑事指導官・風間公親」となっています。
となると「教場X: 刑事指導官・風間公親」のラストが、月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』の最終話となるのがセオリーです。
しかしその「教場X: 刑事指導官・風間公親」のラストで、十崎が逮捕されていないのです。風間が平優羽子という女性刑事と食事している店の入り口に千枚通しが置かれていました。つまり、十崎が風間を挑発しているというところで終わっています。
十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になる理由の一つ目は、この原作「教場X」のラストが根拠です。
そこはドラマなのだから改変して、今回の連ドラで決着をつければいい、という声もありそうですが…私(筆者)はそうしないと予想します。なぜなら…。
理由(2) 十崎は逮捕されないことが風間の異動理由だから
今回の連ドラで十崎との決着をつけた方がスッキリしますが、そうしないはず。なぜなら…「教場X: 刑事指導官・風間公親」のラストにて風間公親が警察学校に異動する理由が、十崎から身を隠すためだからです。
つまり、原作の場合、十崎が逮捕されないことが風間の異動理由になっているのです。
原作の登場人物をドラマで入れ替えたり、オリジナルキャラクターを出したりというのはありですが、原作の肝となるこの部分は改変しないと私は思います。
理由(3) 十崎は原作「新・教場」で逮捕されているから
原作での十崎は『新・教場』という作品で逮捕されています。
『新・教場』は月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』の原作に含まれていません。
『新・教場』は「教場」シリーズ最新刊(2023年6月時点)ですが、時系列的には風間が警察学校に赴任直後のお話です。
『新・教場』の最終盤、女性刑事・平優羽子(たいらゆうこ)が風間の元を訪れて、十崎を逮捕したことを報告します。風間は、風間道場の卒業生たちが十崎を逮捕してくれたことを校長に報告します。
つまり、風間が警察学校へ異動した後、平優羽子をはじめ、風間指導官の元で学んだ刑事たちが十崎を逮捕したとのこと。
この原作にならって、ドラマ版でも風間が警察学校に教官として異動した後に、教え子たちが十崎の逮捕に奮闘していくと予想します。
ちなみに、この平優羽子はドラマに出てこない人物です。おそらくドラマでは、隼田聖子(新垣結衣)がこの平優羽子の役割を演じそうです。なぜなら、風間と遠野が刺された事件の専従捜査チームに聖子が志願して入っているからです。
隼田聖子に加えて、襲撃事件の目撃者を経て警察官になった鳥羽(濱田岳)も再登場して、十崎逮捕までの物語を映画・続編ドラマで描くと予想します。
時系列的には『教場Ⅲ』として映画・続編か?
原作小説『新・教場』は風間が警察学校・教官へ異動した直後の話というのが引っかかります。
結論から言うと、この原作の設定というか、原作の時系列をドラマで改変して、『教場Ⅲ』として映画または続編ドラマで描くのでは?と予想します。
これまでドラマ「教場」シリーズは、スペシャルドラマ「教場0」(2020)、スペシャルドラマ「教場II」(2021)が放送されてきました。
ドラマの時系列は以下の通り。
- 2019年1月~3月ごろの話(風間の刑事時代):『風間公親ー教場0ー』(2023年放送)
- 2019年4月~9月ごろの話(風間教場198期):『教場』(2020年放送)
- 2020年ごろの話:ドラマ化されていない風間教場199期(教場Ⅱで復学した石上史穂が生徒)
- 2021年4月~9月ごろの話(風間教場200期):『教場Ⅱ』(2021年放送)
十崎は『教場Ⅱ』でも逮捕されていないから『風間公親-教場0-』では十崎の逮捕はない…と考察するサイトがあります。しかし、『教場Ⅱ』時点で十崎が逮捕されていないという情報はないと思います。(あるのならスミマセン。コメント欄でご教示ください)
それを言うなら、『教場』『教場Ⅱ』の時はすでに十崎が逮捕されている・・・と考察する方が正しいです。なぜなら、『教場』(2020年)劇中の新聞によれば、風間らを襲った犯人(=十崎)はその場で殺人未遂罪で緊急逮捕されたと報道されていますから。(ちなみに月9ドラマ直前に再放送された『教場』では、その新聞の場面がカットされています)
おそらく劇中の新聞はスタッフのミスなのだと思います。美術スタッフというわけではなくシリーズの流れを作る脚本家・プロデューサーなどのミスでしょうね。次回作まで見通してなかったのでしょう。実際、月9ドラマで風間らが襲われた「雨の屋上の惨劇」の後、犯人は緊急逮捕されずに逃げていますし。あるいは、劇中の新聞の誤報と解釈してもいいですけどね(笑)
『教場Ⅱ』時点で十崎は逮捕されていないと考察したくなる根拠は、『教場Ⅱ』終盤で風間が鳥羽暢照(濱田岳)と握手した際「私の右目のことで覚えがあるな」と告げたからでしょう。あるいは『教場Ⅱ』エンドロール後のエンディング(雨の屋上の惨劇)が過去のことだと気づいていない人なのでしょうか。
いずれにしても、『風間公親ー教場0ー』の最終回時点では十崎がまだ逮捕されない展開となるはず。そこからは、『教場』(2020年放送)の時に風間が教官として赴任した感じなので、原作の時系列を改変して、ドラマ版の時系列で『教場Ⅲ』を映画や単発ドラマなどでやるしかないと思います。
『教場Ⅲ』というタイトルだと警察学校が舞台なので、どうするのでしょう。「警察学校」パートと「十崎の事件の捜査」パートの2本立てで描いていくのもありですね。
それとも『劇場版 教場0 』として映画化、『教場0 特別編』としてスペシャルドラマ化もありでしょう。
まとめ
以上、『教場0』の十崎(森山未來)の逮捕は映画・続編になる3つの理由について考察してきました。あくまで今回の記事は8話時点の予想・考察なのでご注意ください。
さて、『風間公親 -教場0-』も8話まで放送され、いよいよ残り3話。ラストに向けてさらに盛り上がっていくことでしょう。
最終回まで今後も注目ですね♪
画像出典「風間公親-教場0-」HP
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