【恐怖新聞/恐怖新聞2】の原作漫画ネタバレ!戦慄結末、テレビではどうなる?
【恐怖新聞/恐怖新聞2】の原作漫画ネタバレ!
オトナの土ドラ【恐怖新聞】は、つのだじろう氏の人気漫画【恐怖新聞】。
戦慄走る結末をテレビではどう描くのか?
この世の不条理を描いた不思議で怖い原作漫画【恐怖新聞】と【恐怖新聞2】の作者、主人公、ネタバレ、感想などを紹介します。
恐怖新聞・恐怖新聞2とは
恐怖新聞・恐怖新聞2は、つのだじろう氏が描く70年代のオカルトブームを巻き起こしたホラー・オカルト漫画です。
作者:つのだじろう
漫画家、心霊研究家。
ミュージシャンのつのだ☆ひろさんは弟。
代表作品:恐怖新聞、空手バカ一代、うしろの百太郎、学園七不思議、など。
漫画「恐怖新聞」
週刊少年チャンピオンにて1973年から1975年に連載。単行本は全9巻。
過去にアニメや映画にもなっている人気オカルト漫画。
ゲームソフト、パチスロ機、タイピング練習ソフトなど、多種の業界でリメイクされています。
主人公は鬼形礼。
漫画「恐怖新聞2」
恐怖新聞の続編。
1990年から1993年に「サスペリア」で連載。単行本は全6巻。
主人公は、本堂幽子で後半は九重みやび。
鬼形礼の生まれ変わりとして田垣史人が登場する。
漫画【恐怖新聞】全9巻のネタバレ
主人公:鬼形礼(きがたれい)
石堂中学に通う男子中学生
恐怖新聞
毎日、深夜0時に配達される新聞。
恐怖新聞に掲載された怪奇事件は必ず起こる。
読むたびに寿命が100日縮む。
漫画【恐怖新聞】は描く世界で色分けされています。
白の頁(霊の世界)
赤の頁(怪奇の世界)
青の頁(宇宙の世界)
黒の頁(伝説の世界)
紫の頁(悪魔の世界)
【恐怖新聞】1巻のネタバレ
白の頁「真夜中に奇怪な新聞が来た」
鬼形礼(きがたれい)のもとに勝手に1日読むごとに命が百日ちぢむ【恐怖新聞】が届いた。
そこには『中学教師が交通事故で即死』の記事が。
その教師は東尾先生、目撃者は鬼形礼。
それが現実となる。
翌日届いた恐怖新聞から霊魂が現れる。
霊魂=命ある生物のからだというきものをきた霊魂。心。
人間は、からだ(肉体)とこころ(霊魂)がかさなって一人の人間ができている。
真実を追及するためと佐藤先生が泊まる。
新聞が届くが先生の目には普通の新聞。その新聞を佐藤先生が破ると突然、苦しがる。
霊媒師小泉に会いに行くと「憑依霊のしわざだろう」と。
鬼形礼が体験したのは「ポルターガイスト」。
今後、他の人間を泊めないほうがいい、と忠告され、鬼形は新聞を読み続けるしかなかった。
赤の頁「誰かが噛む」
修学旅行中にもかかわらず、恐怖新聞が届く。
新聞に記載しているとおり、同級生の女子(景山さん)が吸血鬼となり、教師を噛んでしまう。
本人の気づかぬ間に、次々と人を噛んでいくという現象。
医学界では分離反応と呼ぶ現象。
青の頁「空に光る謎」
UFOが上空に現れ、光分裂する。振り落ちる光の方向に行くと、恐怖新聞が。
新聞には「円盤に乗った少女に鬼形が会う」と記載されていた。
鬼形礼はエリナ松岡という少女と出会う。
エリナは円盤から降りてきた少女だった。エリナに案内された場所は、円盤の着陸地点。
宇宙計画のため地球に訪れたというエリナは忽然と姿を消す。
そして、恐怖新聞には、エリナが地球を脱出し火星に行ったと記載されていた。
【恐怖新聞】2巻のネタバレ
白の頁「自分と自分」
恐怖新聞は「同じ人物が2人」。
野球部員は全員で13人。
しかし、ジュースを13本買うと1本足らなくなり、ラーメン屋に行き全員でラーメンを食べると14人分の料金が発生する。
不思議に思ったキャプテンが部員の数を数えると14人。同じ顔をした高橋がふたりいる。その一人の方が目の前で消える。
髙橋はお腹の中に異物があり、それが原因でもうひとりの高橋が出現していた。手術が決まるともうひとりの高橋が殺人事件を引き起こす。
無事に異物を取り出し、もうひとりの高橋は消える。もともと、高橋は双生児として生まれるはずだったが、片方がもう一人の方にくっついたまま生まれてきた。お腹の中の遺物は、その片方の魂だった。
黒の頁「真説四谷怪談」
恐怖新聞に「真説四谷怪談」の記事。
現在の警官にあたる田宮の娘は疱瘡で醜い顔に。お金目当てで婿にきた伊左衛門は、結婚後、遊び歩き家に寄り付かなくなり、伊東喜兵衛とお岩をだまし離婚し追い出す計画を立てる。
お岩は喜兵衛に騙され、伊左衛門と離婚。その間に伊左衛門は再婚。
人づてに騙されたと知ったお岩は、行方不明に。
伊左衛門の家には、お岩のような女が現れて消える。伊左衛門は女を追い払うために鉄砲をうつと、末娘がひきつけを起こして死んでしまう。末娘の幽霊がでてきて、3男が死亡、次いで、妻も死亡。伊左衛門はネズミに食われ、結局、お岩に関わった人間はみな不可解な死を遂げた。
お岩さんは実在する人物だった、という真の四谷怪談の話。
赤の頁「山小屋の怪」
スキー場のてっぺんに「すずらん山荘」というロッジがある。
毎年利用している鬼形たちが宿泊するが、山荘の主人が別人になっていた。
そこに居たのは、殺人事件の指名手配犯。それに気づいた鬼形は、抜け出すにも吹雪で逃げることができない。
吹雪の晩には、雪男(イエティ)が現れ人間を喰うという伝説がある、と言い出した殺人犯は、雪男の仕業に見せかけて、鬼形を殺そうとする。
吹雪の中、外に出た二人。鬼形は犯人に首を絞められるが、気絶しているところを助けられる。殺人犯は、木の枝に突き刺さった状態で発見された。
それは人間では不可能な殺し方、つまり、雪男の仕業であろうという話。
黒の頁「ファラオの呪い」
恐怖新聞には、ミイラの発掘にまつわる事実が掲載。
ツタンカーメン王の墓を発見し、王の石棺の中にある副葬品を運ぶだけでも10年の月日がかかった。その間、奇怪な事件が連続して起き、発掘に関わった人物は次々と死んでいく。これをファラオのたたりだ、と騒ぎになるが、発見者のカーターだけは生き延びていた。何故カーターだけが死なずにすんだのか、それは、カーターは、一生の情熱をツタンカーメンにそそいだからだといわれている。
【恐怖新聞】3巻のネタバレ
白の頁「百物語」
百物語とは、百人の人間が百本のろうそくを立て、怪談話を次々としていく。最後の百人目がろうそくを消すと、部屋が真っ暗になるというもよおし。
鬼形のクラスメイトたちは百物語を真似た「怪談会」を開く計画をしている。
その夜届いた恐怖新聞には、怪談会に参加したクラスメイトたちが死霊のしわざで怪我をしたり失神するという内容が掲載。
怪談会には、鬼形の姿をした化物が現れ、全員がその場を逃げ出す。
その場所に鬼形が行くと、ろうそくが1本だけつけっぱなしになっていた。鬼形はその火を消さないで家に持ち帰る。
ろうそくがなくなり、火が消えたとたん、部屋の電気のカサと電球が砕け散り、鬼形は怪我をした。鬼形はろうそくとともに霊を連れてきていたのだった。
青の頁「北極点の謎」
UFOの少女、エリナ松岡が再び鬼形の前に。
エリナは、北極に緑の大地があるといい、理科の授業では教師がそれはある得る話だと説明。
北極と南極は大きな穴があいていて、地球のうちがわに通じている。そこには、草木のしげる動物たち、人間がいる、別世界があるという。
信じられない鬼形だったが、エリナが目の前で消え去り(テレポレーション)、一機の円盤が飛び去っていった、のを目の当たりにし、もしかしたら、と思うようになる。
エリはは地球の中の世界に行ったのだろうか……。
白の頁「うらみの火が燃える」
放火事件が相次ぐ中、恐怖新聞が届く。そこには、鬼形の同級生が犯人だと記載。
同級生の戸室が鬼形に相談にくる。小室は火事のあとから、頬に人型の痣ができていた。
再び恐怖新聞が届き、放火の場所が記してある。鬼形がそこに向かうと小室がいた。小室の頬には霊がとりつき、その霊が放火をしていたのだ。
除霊を願い、霊媒師に依頼するのだが、それはインチキ霊媒師。
小室の頬の霊はいなくなったが、再び、放火事件が発生。
現場に行くと小室の甥が泣いている。頬にあの痣が!
霊は小室の甥にとりついていた。
黒の頁「黄金百枚」
鬼形が埋蔵金狂のじいさんに出会い埋蔵金事件に巻き込まれる、という恐怖新聞が届く。
学校の帰り道、鬼形の前に埋蔵金狂のじいさんが本当に現れた。
鬼形は、埋蔵金狂と組み埋蔵金を探すことに。現場はかつての金持ち、こがね長者のやしきあと。
鬼形は埋蔵金狂に大穴へ突き落とされてしまう。そこで、穴を掘れと命令される。
鬼形が穴を掘り始めると水があふれてきた。このまま死ぬのか、と思ったところに恐怖新聞が届く。
鬼形がいる場所には宝はないと記され、鬼形は恐怖新聞の導きでなんとか穴から脱出。逃げようとしたとき、埋蔵金狂に見つかるが、鬼形は埋蔵金狂を穴に突き落とし逃げる。
その時、埋蔵金を探す人物と出会い、鬼形は埋蔵金を見つけた。そこに埋蔵金狂が現れ、鬼形らを殺そうとするが、足を滑らせ滝の中に落ちて死んでしまった。
金に目がくらんだ因縁だろう、とその人物は言った。
【恐怖新聞】4巻のネタバレ
白の頁「不幸の手紙」
鬼形をやっかむ中岡らがいたずらを仕掛ける。
新・不幸の手紙と称するいたずらは「不幸の血を吸う手紙」。
手紙が届いた人物は、小指の血を一滴たらして、誰かに手紙を送る、という内容。
小指に絆創膏を貼った人間がクラスに増えていく。
そして、手紙は中岡のところにも届いた。中岡は手紙を破り捨てるが、その夜、天井から血がぽたぽたと落ちてくる。
鬼形のところに恐怖新聞が届き、そこには中岡が呪われる、と書いてある。
中岡は呪いによって暴力をふるうようになる。そんなある日、中岡のもとに恐怖新聞が届き霊魂が現れる。霊魂により、中岡は改心し別人のようにいい子になった。
恐怖新聞は、味方ではないかと鬼形は思う。
赤の頁「生きていたモナリザ」
恐怖新聞の内容は「モナリザにまつわる怪奇な事件」
モナリザに似たマティルダに恋した男。マティルダが消えてしまい憔悴しているとマティルダにそっくりの「モナリザ」の絵画を見つける。
男はその絵画を盗み逮捕された。男にいわせると、マティルダはモナリザの生まれ変わりだという。
赤の頁「笑う骸骨」
笑う骸骨を拾った武士が、殿に骸骨を見せる。しかし、骸骨は笑わない。
武士は殿の前で割腹。すると骸骨が笑った。
この骸骨は武士に切られた町民の骸骨だった。
紫の頁「悪魔のカード」
クラスメイトの東さんの家に燃やしたはずの悪魔の彫刻が置いてあった。
不安になる東さんに頼まれ、鬼形礼は東の家に泊まる。
すると悪魔は東さんの妹のとも子にのりうつり、悪業を働く。その悪魔が今度は鬼形にのりうつる。
恐怖新聞が届き「霊魂が鬼形の中にいる悪魔と対峙」とある。
鬼形は神父を訪ね、悪魔祓いをする。
鬼形はもとに戻るが、タロットを扱う老婆に出会うと、霊がとりついていると言われる。
鬼形の命は恐怖新聞を読んでいることで、8年縮んでいた。
【恐怖新聞】5話のネタバレ
赤の頁「名投手怪死」
恐怖新聞の内容は、名投手の原田が死ぬというもの。
一方、鬼形礼の学校では予告どおり担任が玉木先生になり、中神緑子が転校してきた。
原田投手は試合中に死亡し次いで他の選手も死亡。観客の女性が柴木選手をかばい死亡。相次ぐ死亡事故は呪いなのだが、一般的には事故となりすべてが終わる。
白の頁「ピアノ」
恐怖新聞の記事通り学校の音楽室で帆立涼子が死んだ。
翌日から誰もいないのにピアノの音がするようになる。隠しカメラを仕掛け、写真を現像すると、女の霊がピアノを弾いていた。
そのピアノを使用しコンクールが開かれると、国島さんに霊がのりうつった。
ピアノはこっそりと処分される。
除霊をしていないピアノはどこに行ったのかはわからない。
【恐怖新聞】6話のネタバレ
白の頁「除霊」
鬼形礼が憑依霊の除霊にでる、と恐怖新聞の予告通り、優れた霊能者がみつかり浄霊をすることに。
鬼形礼は何があっても外には出ないという約束でお堂の中に入るが、悪霊はなんとか外に出そうとあれこれと手招きをする。鬼形礼は約束を守り通していた。
朝になったら扉を開けていいと言われていた鬼形は、朝日が差し込むのをみて扉を開ける。ところが、外は夜。再び、鬼形に霊がとりついてしまった。
赤の頁「奇妙な妹」
ある日突然、鬼形の前に「妹」が現れた。名前は鬼形礼子だと名乗るが、父も母もしらない子。
鬼形は神経疲労で入院してしまう。
礼子は家出をしてきた少女で、両親の名前が鬼形で同姓だった。
そんな鬼形の病室に礼子が入院してきた。
鬼形は霊に呪われ倒れこむ。
恐怖新聞には「いまが除霊の時期」と書いてあったのだが、風に舞った新聞を鬼形は読まずに過ごしてしまう。
鬼形が退院すると礼子が家にいる。しばらく預かるという両親。
鬼形の部屋に新聞記者の大神が泊まり、霊がのりうつった礼子に襲われる。しかし、大神が必死でたたかい、霊は消えた。
礼子は実家に戻っていった。
黒の頁「背中がこわい」
新聞記者の大神に頼まれ、鬼形は一ノ瀬親子のことを調べる。
お墓の前で泣いていた赤ん坊を自分の子どもとして育て始めた一ノ瀬夫婦。
一ノ瀬の妻は赤ん坊をオバケだと言い出し、現在入院中。
そこで鬼形は、赤ん坊を背中におぶり捨てられていた墓の前に行くと、赤ん坊は老婆に変わる。
老婆は殺人事件に巻き込まれた生き残りで、赤ん坊を拾い育てたがすぐに赤ん坊が死んでしまった。その赤ん坊を寺に葬ったが、それを受け止められず、死んだあとも界隈をうろついていたのだ。
大仙寺で因縁霊の供養がなされ、老婆は消えていった。
【恐怖新聞】7話のネタバレ
青の頁「円盤着陸」
恐怖新聞には「エリナ松岡、鬼形と円盤に」の記事が。
鬼形は新聞どおり円盤の中に連れ込まれ気を失うと地球にいた。しかし、この時の記憶は消されている。
エリナ松岡が現れ「鬼形を守るために宇宙から来ている」と言う。
再びエリナは消えてしまい、鬼形の記憶はない。
赤の頁「ドラフトの星」
透視のできる老人のおかげで、ドラフト指名1位で高校生の山岡は念願のプロ野球ギャランツに入団。
山岡の後ろには金の亡者の親戚らの霊がとりついており、プロ野球で挫折。父は自殺してしまう。山岡は地道に努力をしているが、彼の後ろには未だに霊がとりついている。
赤の頁「ふとん」
西条は夜中に嫌な夢を見る。すると、大沼さんも同じ夢を見ていた。
夢に出てきていたのは、寝たきり老人の霊だった。
赤の頁「風呂」
鬼形のクラスメイトの藤森の家で不思議な出来事が。
夜中にお風呂に誰かが入っているという。そこで鬼形が藤森の家の風呂に入ってみる。そこに恐怖新聞が届く。
そのお風呂で、20年前に自殺した女性がいたという内容だった。
【恐怖新聞】8巻のネタバレ
赤の頁「自転車」
事故に遭った山崎の自転車に鬼形も乗ると事故に遭う。
その自転車は山崎が買う前にある少女が買う予定だった。ところが、自転車を買いに行く途中で事故に遭い死んでしまう。
自転車にはその少女の霊がとりついていた。
白の頁「交霊会」
中神兄妹とともに鬼形が交霊会に参加する。そこで鬼形に憑いている霊が現れ、さらに中神家の因縁霊も現れた。
それ以降、中神兄弟は霊の悪行に悩まされ、交霊会の主催者である木原霊媒師を訪ねる。
除霊を行ったが、その霊が霊媒師にとりついたか他にいったか定かではない。
黒の頁「竹之市再生」「交霊会(続き)」
中神家は武士の出。当時、マッサージを頼んでいた人間が金の方に刀をくれといったので、武士はその男をきった。この男が中神家の因縁霊。
緑子は事故に遭い、中神の兄に霊がとりつき、鬼形礼を霊だと思いきりつける。
緑子は死亡。兄は逮捕される。
鬼形礼はなんとか助かる。すべては霊の仕業。
【恐怖新聞】9巻のネタバレ
白の頁「他人の顔」
写真を撮ると鬼形礼の顔がゆがんで写り、鬼形礼は鏡や写真を見ると自分の顔が老人の顔に見える。
鬼形礼は老人の姿をした鬼形礼に出会う。その老人は鬼形礼の守護霊だと名乗るが、それは偽物。
恐怖新聞を読む鬼形礼は、魂が老人の姿をしていた。
恐怖新聞には、除霊をしないと鬼形礼は死ぬ、と書いてある。
鬼形は霊能者に相談。霊能者・香具耶姫の力を借り除霊をするが、壮絶な霊との闘いの中、紫光山に直下型地震が起こり、大岩の下敷きに。
その頃、クラスメイトの浜田は、鬼形の霊を見る。
紫光山での捜査が始まり香具耶姫は助けだされたが、鬼形は見つからない。
その夜、浜田のもとに恐怖新聞が届く。
鬼形は除霊に失敗し地震で死亡したという内容。
浜田が手にした恐怖新聞が空に舞い上がる。
上空では霊が叫ぶ。
「鬼形礼は死んだ。おれがとりついて殺した。これで俺の仕事が終わった」
そして、霊はこの新聞を最後に霊界へ行く。
翌日、学校に鬼形礼が登校してきた。
怪しいと思う浜田たち。
鬼形が学校に行ったのは死神の仕業。
崖の下には鬼形の死体があり、そこには死神がいる。
鬼形礼の魂は、生きかえるためには何でもすると死神と約束すると、鬼形礼の死体が腐る前に、クラス全員を殺せと命令してきた。
鬼形礼は浜田を襲うが殺すことができない。
墓場に行き、霊団と交信する。
「僕にはできない」という鬼形礼に、霊団は「学校のレクリエーションのバス旅行でバスを転落させよう」と提案。
それをこっそりと聞いていたクラスメイトの5人が霊によって殺される。
鬼形礼の意思とは別に事件は起きてしまった。
警察の取り調べでも、自分の考えとは別の言葉がでてくる。すべては霊の仕業。
鬼形礼の体はすでのボロボロ。
鬼形礼はバス旅行に参加するが、転落事故が起こすことができず、自分が犠牲となって崖から落ちてまった。
しかし、崖の舌から鬼形礼の死体は見つからなかった。
香具耶姫は霊視する。
「鬼形は自分の命を捨ててクラスメイトを助けた、悪霊にとりつかれ地獄へ落とされそうになったのを守護神が助けた」
その日、鬼形礼の死体は、紫光山で見つかった。
こうして鬼形は死亡。
石常中学に平和が訪れた。
しかし、石常中学のとなり町の坂元町中学の高見光子のもとに恐怖新聞が届く。
配達をしているのは鬼形礼。
鬼形礼はこの世に未練がありすぎて戻ってきたのかもしれない。
今夜あたり、鬼形礼が恐怖新聞を運んでくるかも……。
<完>
漫画【恐怖新聞2】全6巻のネタバレ
主人公
本堂幽子
京府高校に通う女子高生。16歳。
九重みやび
本堂幽子と鬼形礼の生まれ変わり。霊能者。
漫画【恐怖新聞2】のネタバレ
本堂幽子編
恐怖新聞にとり憑かれた本堂幽子に不幸の連鎖が。両親が亡くなり、幽子の家を目当てにしてた叔父夫婦が亡くなり、家は火事になる。
そんな幽子の前に田垣史人が転校生として現れた。田垣史人は、10年前に恐怖新聞で死んだ鬼形礼の生まれ変わり。交通事故に遭った田垣史人の体を借りて、鬼形礼の魂が宿っている。
幽子は、西野先生のお世話なり生活をしていたのだが、西野先生までも死んでしまう。
幽子と田垣史人は協力をし、恐怖新聞の霊に立ち向かおうとするが、そんな矢先、幽子は霊界に連れ込まれてしまう。
なんとか、田垣史人(鬼形礼)に助けだされたが、幽子は一つ目トカゲにとり憑かれてしまい、史人(鬼形礼)までも殺そうとする。
鬼形礼は助かるが、このままではダメになると感じる幽子は、恐怖新聞に掲載されている超常現象を、心霊研究会のメンバーの望月と調べる中、不条理な出来事が幽子を襲い、恐怖の体験をしていく。
九重みやび編
恐怖新聞を読むことで寿命が尽きた幽子は、恐怖新聞に立ち向かい命をおとした史人(鬼形礼)と合体し、九重みやびとして生まれ変わる。
みやびは霊能者として恐怖新聞の殲滅のために、立ち向かっていく。
みやびは魂に宿る霊力を極限までに駆使し、恐怖新聞の気配を感じて事前に恐怖新聞にとり憑かれそうな人を助けたり、霊にとり憑かれた人を助けていく。さらに、地縛霊を霊界へと導いたりと、地道に恐怖新聞に対抗していった。
地獄の霊界ではみやびの存在が邪魔になり、倒してしまおうと計画を練る。
みやびは霊にはめられ、暗闇地獄から孤独地獄へと堕ちてしまう。なんとか脱出しようと試みるが、障気の霊が邪魔をしてテレパシーが届かない。
悪霊に誘導され、二度と這い上がれない地獄のブラックホールに落ちてしまいそうになる。なんとか孤独地獄のワナから抜け出した幽子だったが、次は地獄の炎の中に。
その頃、上層霊界では、みやびのピンチをさとり、霊水を降らせ炎の中から幽子を救いだした。
地獄霊界の大物牛鬼を倒す決意をした幽子は、逃げた地獄界の敵を追いかける。しばらく歩くと、大勢の恐怖新聞配達人の霊と出会った。
恐怖新聞にとり憑かれ、命を縮められた人間が地獄に引きずりこまれ、新聞配達をさせられているのだ。
幽子はその霊達を助けることに成功。地獄の巣窟に霊水の洪水をおこそうと試みる。巣窟が破壊されみやびの霊魂は吹き飛ぶが、上層霊力で生き返る。
これで恐怖新聞は撲滅したと思っていたのだが、町にもどると新聞が舞っている。不思議に感じた幽子が新聞を手にすると、そこには……
「あなただけに幸福と喜びをお届けする新聞・驚喜新聞」と書いてあった。
しかし、それは大ウソ。やはりその新聞もまた「恐怖新聞」。
幽子は再び地獄へ舞い戻り闘おうとするが、そこで捨てていた己の魂と合体。
守護霊が舞い降りきて、再び人間界へ行くように言われる。
こうして霊の力を宿したみやびは再び人間となり生まれ変わることになる。
みやびがどこの誰に生まれ変わったのかはわからない……。
漫画【恐怖新聞・恐怖新聞2】の感想
霊界、呪い、恐怖の日々に正論は通じません。
恐怖新聞を読んでいた鬼形礼が、最後には恐怖新聞を配達する側になるという結末はかなり恐怖。
昭和の漫画ですから、時代差はありますが、恐怖の世界に時代は関係ないと思える作品です。
恐怖新聞2は恐怖新聞のその後を描いています。
この恐怖をどうテレビで描いていくのか楽しみです。
【恐怖新聞】は毎週土曜日、東海テレビ・フジテレビ系のオトナの土ドラで放送!
記事内画像:ゴマブックス【恐怖新聞】、ゴマブックス【恐怖新聞2】
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