【くるり】2話のネタバレと感想!謎が深まる一方でまことは大切なものを見つけていく!

「くるり」2話

【くるり】2話のネタバレと感想!謎が深まる一方でまことは大切なものを見つけていく!

くるり〜誰が私と恋をした?〜】2話男性陣が急接近!?律は何者?が4月16日に放送されました。
くるり】は記憶喪失の女性と3人の男性のポップなラブストーリーかと思いきや、予想外に深くて真摯な物語と評判です。

1話でまことは勢いに任せて会社をやめてしまったから仕事を見つけなくてはいけないよね。

記憶を失って自分のことがわからないのに就活をするのは難しそうね。まことに近づいてきた3人の男性から良いアドバイスをもらえるかしら。

それでは、【くるり2話のネタバレと感想をお届けします。

目次

【くるり】2話のネタバレ

自分のやりたいことがわからない!

緒方まこと(生見愛瑠)が公園で偶然出会った金髪の男性は、板垣律(宮世琉弥)と名乗り名刺を渡してきた。
一目惚れだと告白されたが、まことは記憶喪失で自分のことがわからないのでそれどころではない。
花の配達を終えて車に戻って来た西公太郎(瀬戸康史)を見つけ助けを求めようとするが、公太郎は笑顔で手を振って車を出してしまう。

勢いで「モンドビバレッジ」を辞めてしまったまことは、仕事を探さなければならなかった。
律の名刺の会社を調べると、年商20億のアプリ制作会社で、律は大学在学中に起業したCEOだった。
「社員随時募集」の文字に一瞬心が揺らぐが、堅実に転職サイトに登録することにする。
しかし記憶を失っているためにプロフィールを記入できない。
面接に行っても自己PRができず長所や短所もうまく答えられなかった。
そればかりかその会社でやりたいこともわからず、就活を通して過去ばかりか未来も霧の中であることを思い知ってしまう。

公太郎「好きなことを仕事にしてみたら?」

「くるり」まことと公太郎


公太郎からは、「とりあえず好きなことを仕事にしてみたら」とアドバイスされるが、まことは、その好きなことさえ分からないと落ち込む。
元カレとして長所と短所をどう思うか聞いてみると、それぞれ「正直なところ」、「正直過ぎるところ」と教えてくれた。
会社では愛想笑いや社交辞令を使って相当気を遣って生きてきたみたいなのにと言うと、公太郎は気を遣う必要がないと思っていたのではと答える。
「花屋なんてまことにとっては役に立たない、生活に必要ない仕事だから」
そこへ、常連客の幼稚園児・豊田美緒(村方乃々佳)が母親と花を買いにやって来た。
幼稚園からの道の途中にある工事中の看板が怖くて走って転んで怪我をしてしまったと言う。

向いている仕事を紹介してくれる朝日

同僚だった朝日結生(神尾楓珠)が「モンドビバレッジ」のデスクに残っていた私物をまことに渡しに来てくれた。
まことが朝日に今の会社を選んだ理由を聞くと、好きというより自分に向いているから営業の仕事に就いたと答える。
子どもの頃は漫画家が夢だったけれど挫折したのだそうだ。
「好きと才能は別だから。まずは己を知らないと」
そこで、まことはまずは何をやれるのか自分を知ろうと、朝日と一緒にカラオケや卓球、ボルダリング、クレーンゲームにチャレンジする。
会社が変わっても友達でいてほしいと言う朝日に、まことは「嬉しい」と答えた。

自宅でハンバーグを作って失敗し、料理の才能もないことに落ち込むまこと。
向かいの部屋に住む平野香絵(丸山礼)が慰めるために見事なラテアートを施したコーヒーを淹れてくれた。
カフェでバイトしている香絵はいつか自分の店を持ちたいのだと言う。
元々漫画家を目指していたが諦めて、今はミルクで絵を描くことが好きなのだそうだ。

朝日は堅実なまことに向いていると、就職先に「ふくまる醤油」を紹介してくれた。
「安定企業。醤油は必要だし無くならない」

母親の連絡先がわかる

朝日は「モンドビバレッジ」に残っていたまことのエントリーシートの資料を渡してくれた。
緊急連絡先には、母親の連絡先が記載されている。
「加藤百合子」
自分と同じ「緒方」という姓ではないことに戸惑うが、自宅に戻ってからまことは意を決して電話してみる。
電話に出たのは子どもの声だった。
「緒方と言いますが、百合子さん、いますか?」
「ママ?いないよ」
混乱するまこと。

井口メンタルクリニックの院長・井口太郎(肥後克広)に、自分のことを知りたいのに怖くて電話がかけられないと相談すると、怖いと感じる理由があるのかもしれないから無理してかけなくても良いと話してくれた。

律「自分の人生を幸せにするのが一番大事」

「くるり」2話まことと律

公太郎が元カレだと聞いた律は、密かに公太郎のフラワーショップ「Fleur Style Recollection」について調べていた。
そしてまことに花束を贈るために店にやって来る。
「まことさん、薔薇の花好きだって言ってたんで」という律に、「彼女が薔薇を?」と怪訝な顔をする公太郎だったが、大きな花束を作る。
「あ~あ、こんなカッコいい人と付き合っていたなんて嫉妬しちゃうな」


律は、仕事の話といってまことを豪奢なレストランに呼び出す。
ふくまる醤油に就職するつもりのまことは仕事の誘いを断るが、「その仕事で幸せになれそうなの?」と質問される。
「好きなことは仕事以外でも良い。仕事は人生の一部でお金を稼ぐ手段。自分の人生を幸せにするのが一番大事。そのためにどう働くかで仕事は決めたら良い」
明快に話す律に、まことは心を動かされる。
「今、俺のこと少し好きになった?」
「少し感心しただけ」
「その会社でまことさんが幸せになれるならいいけど」

朝日から「面接うまくいったなら良かった」というメッセージが届いたが、まことは「うん」としか返せない。

初デート記念にと律から薔薇の花束を受け取ったが、まことは花にあまり興味がないことを素直に打ち明ける。
驚く律。
「ちょっとずつ好きになってくれればいいよ。薔薇も俺も」

人を幸せにする仕事

まことのことを心配した公太郎は、マンションの部屋の前まで行くがためらい、引き返そうとする。
だが、部屋の中から叫び声が聞こえるとすぐさま扉を叩いて開けるように叫び、ドアが開くとまことを抱きしめた。
しかし、まことは花を生けるためのボールを出そうとして棚からいろいろなものが落ちてしまい叫んだだけだった。
部屋には花瓶もないのだ。
公太郎は、薔薇の花束を引き取ってくれると言う。

まことは、指輪を買ったリングショップ「gram」を訪ねる。
スタッフの早瀬類(高野洸)に、自分が記憶喪失であること、購入した時のことを聞きたいことを告げると、リング職人の立川杏璃(ともさかりえ)が工房からやってきて、まことが「好きな人にあげるリング」と言っていたことを覚えていてくれた。
「緒方さん、出来上がったリングを見てとっても喜んで幸せそうでした」
「私、ここに来てよかったです。この指輪を作った幸せな自分だけは本当だって信じられたから」
まことが指輪をお守りだと思っていることを知り、杏璃は指輪をペンダントにしてくれた。

公太郎は、まことから引き取った薔薇をドライフラワーにして工事現場の看板やフェンスに飾ることにした。
まことも手伝う。
殺風景な工事現場が薔薇のスワッグやリースで明るくなり、行き交う人たちの顔が笑顔に。
嬉しそうな顔の公太郎を見つめるまこと。
律も薔薇の花束を買った時に嬉しそうだったと公太郎から聞いて、まことは薔薇のドライフラワーを1本だけもらう。

まことは履歴書を持って「gram」を訪ね、リング職人の弟子にしてほしいと頼む。
花や指輪はなくても生きていける。けれど、喜ばせたい、笑った顔が見たい、誰かに好きだって伝えたいというその時の気持ちで買うもの。
誰かを好きになった自分という幸せな過去、記憶が支えになることを実感したまことは、自分のお守りになった指輪のようにそういう気持ちを形にしたいのだと熱く語った。
「必要な仕事だから、醤油くらい。人を幸せにする」
杏璃は快諾した。

律との出会いは仕組まれたものだった!

夜遅く、仕事中の律を「モンドビバレッジ」の派遣社員の松永(菊池亜希子)が訪ねる。
実は松永は律のスパイで、退職すると言ってまことが会社を出た時刻を律に知らせていたのだった。
風船が木の枝に引っかかっていたのも、それを取ってほしいとせがんだ子どもたちも全て律の仕込みだった。
松永は、まことのおかげで契約延長になったのでと言い、茶封筒に入ったお金を律に返す。
「何が目的か知らないですけど、緒方さんに酷いことだけはしないでください」

松永が去った後、律のスマホにまことから仕事の話を断るメッセージが届く。
まことの部屋に飾られた一輪の薔薇のドライフラワーの写真とともに。

暗い道を黒いランニングウェアとシューズで走って来た男性が神社の長い階段の上で立ち止まる。
まことの転落現場を見つめているのは、公太郎だった。
そこにスーツ姿の男性が現れた。朝日と公太郎が無言で視線を交わす。

【くるり】2話の出演者

生見愛瑠、瀬戸康史、 神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、菊池亜希子、高野洸、小日向ゆか、村方乃々佳、肥後克広、ともさかりえ、片平なぎさ、ほか。

【くるり】2話の感想

他者の良いところを見つけるまこと

まことは、公太郎や朝日や律、そして香絵の話を聞きながら、それぞれの生きる道に想いを馳せ自分の生き方を考えていきます。
記憶喪失になり自分自身を探し続ける一方で、他の人の信念や優しさ、思いやりを敏感に受け取ることもできていて素敵ですね。

自分にとっての仕事を見つけていくまこと

記憶を失ってしまい自分がどんな人間なのか、これまでどういう人間関係を築いてきたのかがわからないというのは、とても不安だと思います。
それでも、まことは自分の気持ちに正直に一生懸命前へ進んで行くんですよね。
自分の人生をリスタートしたまことが、仕事をどう選ぶべきか、仕事をする意味は何なのかを真摯に考える姿には胸を揺さぶられました。
指輪を贈ろうとしていた相手はまだわからず、転落事故の謎も解けず、母親の件も気がかりですが、この先何があってもまことならきっと乗り切ってくれる、そう思います。

次回、3話は4月23日(火曜)夜10時からです。どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:くるり~誰が私と恋をした?~|TBS

「くるり」2話

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