【恋は闇】最終回ネタバレ考察!なぜ浩暉は犯人に従っていた?どうすれば良かった?

「恋は闇」最終回ネタバレ

本記事は【恋は闇】最終回のネタバレ考察について紹介します。

志尊淳・岸井ゆきのダブル主演のドラマ【恋は闇】(こいやみ)最終回が6月18日(水)に放送されました。

最終回で明かされた犯人をネタバレします。また、なぜ浩暉は犯人に従っていたのか。そして、浩暉はどうすれば良かったか。などを考察。感動ポイントや微笑ましい場面も紹介します。

【恋は闇】最終回ネタバレ考察

【恋は闇】最終回のネタバレ&考察です。

ネタバレ:ホルスの目殺人事件の犯人

ホルスの目殺人事件の犯人は、フードデリバリー配達員の夏八木唯月(望月歩)。動機は殺すことが快楽だから。

10年前の設楽久美子を殺した犯人も唯月でした。

しかし、唯月からみくる(齋藤飛鳥)が久美子を殺したと聞かされていた浩暉は、唯月に強いられ10年もの間、唯月の事件に加担していたのでした。

浩暉は被害者の血を抜いていただけで、殺害はしてなかったものの、懲役15年となりました。

連続殺人犯の唯月は死刑判決です。

考察1:なぜ浩暉は犯人に従っていた?

なぜ浩暉は犯人・唯月に従っていたのか、疑問でしたね。SNSでもいろいろと考察が↓

2015年9月20日、浩暉は母親の死亡保険金が入ったのでみくるの骨髄移植や戸籍も取ろうと考えていました。しかし、久美子が殺された現場で包丁を持って立ちすくんでいるみくるの画像が送られてきて、脅されてしまいます。

そして2015年9月21日、被害者の血を抜くという最初の犯行をしてしまいました。

結局、その血を加工しないで輸血するのは危険なため、闇医者から買っていたそうです。一度だけ過去なしの血を輸血したらみくるが死にかけてしまったとのこと。その場面が1話冒頭の浩暉とみくるの場面でした。

脱線しましたが、ここで言いたいのは、浩暉には血を抜くメリットがないんですよ。唯月が健康な人の血をターゲットに選んでもその血は使われないので意味はありませんでした。

浩暉はみくるの犯行の証拠画像をネタに脅されていた… だけ。

つまり、なぜ浩暉は唯月に従っていた?の答えは「みくるを守るため」だったんですよね。

でも兄が殺人に関わってしまうなんて、それが本当にみくるのためになるのでしょうか。

考察2:浩暉はどうすれば良かったのか?

では、浩暉はどうすれば良かったのか?という点も視聴者の投稿をまじえ、考えてみましょう。

回想シーンを見てる視聴者としては、みくるは襲われてもみ合った末に刺したから正当防衛だし、1回しか刺してなさそうだったから過剰防衛でもないとわかります。だから正直に警察に話をした方が良かったと言えるのですが…。

でも、みくるは当時の記憶が不鮮明で覚えてないというがポイント。

浩暉は唯月の言葉だけでは信じられなかったのですが証拠画像がありました。

なので、浩暉はみくるが殺人をしたと思ってしまい、守ることにしちゃったんですね。

とはいえ、新たな被害者が出るのに犯人を見逃してしまうなんて、やってはいけないこと。

浩暉はみくるの犯行がバレたとしても、唯月の犯行を食い止めるべきだったと思います。

「チーム」としての犯行の流れは、唯月がまず帰宅女性を襲って監禁。浩暉がやって来て血を抜く。浩暉が帰る。唯月が女性を殺害…。という流れ。(注射痕のない6月6日の犯行以外の流れ)

この流れならば、警察に事情を話して、唯月が女性を監禁している現行犯のところに警察に踏み込んでもらう。これでOKですよね。

まあ、当事者ではないから客観的に冷静にアドバイスできるんだと言われたらそれまでですが…。

考察3:浩暉はなぜ傷害致死罪?殺人罪との違いは?

浩暉の担当弁護士は唯月と従属関係だったから傷害致死罪で10年にもっていこうとしていました。

そして検察は無期懲役を求刑していました。判決はその中間の懲役15年。

ここで疑問。被害者の血を抜くことは傷害罪になるのかもしれないですが、血を抜いたことで被害者が死に至ったわけではないのに傷害致死罪なんですね。調べると↓

傷害致死罪とは、身体を傷害し、よって人を死亡させた者に成立する犯罪です。 傷害致死罪は、刑法205条で規定されています。 傷害致死罪の刑事罰は、3年以上の有期懲役(20年以下)です。 傷害致死罪は、傷害罪を犯した上で、被害者が死亡した場合に認められる犯罪です。

横浜ロード法律事務所より

でも殺人罪にはなりませんでした。では、傷害致死と殺人の違いは?↓

傷害致死と殺人の大きな違いは、殺意があるかどうかです。 傷害致死では、相手をケガさせてやろういう意思を持って暴行をするだけで成立します。 一方で、殺人は殺意を持って、人を死に至らしめる行為をしなければ成立しません。 ここで言う殺意とは、相手を殺してやろうというものだけでなく、相手が死んでも構わないという認識です。

ネクストパート法律事務所より

違いは殺意の有無なんですね。脅されていたので殺意はなかったものの、血を抜くという行為で身体を傷害し、結果的に死んでしまったわけですね。

まあ、被害者が亡くなってるとはいえ、血を抜く傷害の行為がどこまで死亡に関与しているのでしょうか。貧血になって抵抗できなくさせたと解釈すれば、唯月の殺人をやりやすくさせたと思いますが…。

血を抜く傷害があろうがなかろうが、唯月は単独で殺害できたと思うんですよね。

なので、どちらというと、浩暉の罪は犯人隠避罪とかになるんじゃ?罰金以上の刑に当たる罪を犯した者・拘禁中に逃走した者を隠避(いんぴ)させる犯罪です。刑事罰は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金で、傷害致死罪とは全然重さが違います。

まあ、そうは言っても、被害者遺族からしたら3年以下の懲役なんて軽すぎますかね。傷害致死罪で15年。これぐらい浩暉は背負わないとダメかもしれません。

最終回、感動シーンや微笑ましいシーンもあった

浩暉が刺されて今頃、万琴に愛をいっぱい伝えるシーンは感動よりも「今しゃべらないで!」「止血して!」「救急車呼んだ?」と別のことが私は気になってしまいました。

また、万琴が浩暉の懲役15年の判決が出た後、「待ってる!」と伝える場面も感動よりも、万琴は45歳になってしまうから子供あきらめるのかなあ、と別のことが気になってしまいました。ここは視聴者によって感動するかどうか分かれる場面だったと思います。

その2つの感動ポイントは解釈が分かれると思いますが、微笑ましいシーンだなあと素直に思える場面がありました。それは、正聖と向葵の思いが通じあう場面です。

正聖が身近にいてくれた向葵の存在にやっと気づいたわけですが、正聖の性格を知り尽くす向葵は正聖が告白できないことを恐れて先に告白!

視聴していて少し笑ってしまう場面でもありますが、お互いの関係だからOKな、本当に微笑ましいシーンでした。モヤモヤしていた関係だったので、視聴者の期待通りに終わらせてくれて良かったと思います。

最後に・・・キャスト・スタッフの皆様。3か月、全10話の放送、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。それぞれの今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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日本テレビ
Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

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