【麒麟がくる】37話のネタバレと感想!最悪の事態から一気に怒涛の展開!

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【麒麟がくる】37話のネタバレと感想!最悪の事態から一気に怒涛の展開!

ついに【麒麟がくる】37話では最悪の事態が起きてしまいます。光秀はどう出るのでしょう。

そして、信長は怒涛の進撃を開始、戦国の世は一気に動き出します。

今回の記事では【麒麟がくる】37話「信長公と蘭奢待」の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。

目次

【麒麟がくる】37話の視聴率

【麒麟がくる】37話の視聴率は12.2%でした。

【麒麟がくる】37話のネタバレ

最悪の決裂

元亀4年(1573)年3月、光秀が最も恐れていた最悪の事態が勃発してしまう。将軍・足利義昭が機内の大名を集めて織田信長に挙兵したのだ。

反信長勢力の筆頭である武田信玄は三方ヶ原の戦いで織田・徳川の連合軍を破った後も勢いを増し、三河に進撃する。

だが、その直後に異変が起こった。武田軍は京で上洛を果たすことなく、突如兵を引き返したのである。

頼みの綱であった武田の突然の撤退、さらに朝倉・浅井も動かず、義昭は窮地に立たされてしまう。

義昭は宇治槇島城に籠城していたが、同年7月、木下藤吉郎によって捕らえられてしまう。

光秀は義昭の心を覆すことが出来ず、信長を自らの主に選んでいた。藤吉郎は光秀に「これからはわれらの世でござる」と誇る。

光秀は裸足のまま惨めに連行される義昭を1人ひれ伏し見送るしか出来なかった。

その後、信長は昔の情けか、それとも命を取る価値も無いと判断したのか義昭を宇治の南・枇杷庄に追放する。

こうして将軍を失い、室町幕府は事実上滅亡した。

裏切り

一方、義昭についた幕臣の三淵藤英は居城である伏見城に幽閉され、処分を受ける身になる。追い討ちをかける様に弟の細川藤考が密かに信長と通じ幕府の情報を流していたことを知る。

光秀と共に兄の元に現れた藤考は躊躇うことなく、上座に座る。

藤英「いつから裏切り者に成り果てた!!」

という藤英の罵倒にも藤考はまったく動じず持論を展開する。

藤考「時代の流れを見誤れば政は滞り、腐る。」

「信長様から“兄弟2人で三好に属する岩成友通が籠城している淀城を落とせ”と受けている。」

藤考はそれだけ言い一礼をして部屋から出て行った。

光秀は信長を主君としたが藤考とは違い簡単には割り切れていなかった。

光秀「自分にお力をお貸しくださいませ。」

自分と藤英の間にあるのは紙一重の立場の違いだけ、光秀は頭を下げて真摯に訴える。

数日後、光秀は京の妙覚寺の門前で町衆姿の男から小さな紙切れを渡される、それには驚くべき事実が記されていた。

武田信玄はすでに病死していた。だから武田軍は戦の途中で兵を引き上げ、結果的に義昭を裏切る形になったのであった。

駒は義昭を尋ねる

駒は追放された義昭の元を尋ねる。枇杷庄の古びた寺で義昭は各地の大名に向けた書状を書いており、駒に見せる。

将軍である限り再起をして必ずや信長を討つ。義昭の志はまだ折れてはいなかった。

駒「では、将軍をお辞めください…」

義昭は駒の呼びかけに決して首を縦に振らなかった。

義昭「戦を終わらせるには戦をするしかない…」

「わしは駒を欺いてしまったかもしれぬな。」

駒は“義昭が将軍となればきっと争いの無い世が来る”と信じていた。だが、駒が貧しい人を救うために義昭に渡していた金は全て鉄砲になってしまった。

“貧しい者を救う施設を造りたい”という2人の夢は潰え、駒は涙をながす。

朝倉・浅井攻め

光秀が信長の元に向かうとは追放した義昭に代わって新しい元号を考えていた。「天が正しい」と書いて天正とする。

光秀は信長に「信玄が不確定ではあるが病死した」と伝える。さらに天正元年(1573年)8月、信長の下に“浅井家の家臣が寝返った”と知らせが入る。

信長は好機と見て進軍を開始、浅井長政の居城である小谷城の北、山田山に陣を張る。

これを受けて越前の朝倉義景も出陣、北近江の木ノ本に陣を張る。だが、織田の奇襲を受けて小谷城の砦は次々と陥落してしまう。

義景は一乗谷に退却、信長は追い討ちを掛けていく。信長は朝倉家に古くから仕える家臣・山崎吉家を討ち取り、その勢いのまま義景の居城・一乗谷城に火をかけた。

義景は命からがら逃げ出す。従兄弟である朝倉義鏡は「潔く自害するべき」とせまる。この期に及んでも朝倉の名ばかり気にする義景に義鏡は舌を出す。

義鏡は裏切っていた。すでに取り囲まれており、越前の大大名・朝倉義景は散った。

信長はすぐさま近江に兵を引き返させ、長政の居城・小谷城も攻め落とす。長政も自害した。

ここに朝倉・浅井の両家は滅亡した。

信長の目指す場所は

その年の秋、信長は朝倉・浅井家から奪った宝物を織田家の家臣に披露する。堺の豪商・今井宗久も目利きのために呼ばれていた。

信長と対立していた松永久秀も降伏、信長は多聞山城を明け渡すことを条件に久秀を許すことにする。

  • 武田は力を失い
  • 義昭を追放し
  • 朝倉・浅井家を滅ぼし
  • 松永は再び降伏した

長年に渡る敵どもを打ち砕き、信長は満足げだった。そして、信長は蘭奢待を所望する。

蘭奢待とは古くから天下一の香木と名高いもの。歴代足利将軍や時の権力者が手にしたとされている。拝見するだけでも帝の許しがいる。

信長の部屋を出た光秀は宗久に問いかける。

光秀「蘭奢待もだが信長様は何を考えておられるのか。」

宗久「今や京の周りに敵はいない。山の頂にいる様なもの。」

「自分の値打ちを見える形にしたいのだろう。」

光秀「今の状況は中腹、まだまだ頂は遠い。」

「これからどのような世を創るのか、信長様はそれを熟考するべき時。」

光秀は信長の目指す場所、真意を測りかねていた。

信長は蘭奢待を手にする

天正2年(1574年)3月28日、帝の許しが出て蘭奢待が信長の元に運び出される。

信長「これが蘭奢待…!」

2つ切り出された蘭奢待の欠片を手に信長は恍惚の表情を浮かべる。これで自分は歴代将軍と肩を並べたようなものだ。さらに信長は「お喜びになる」ともう1つを帝・正親町天皇に送る。

あまりに恐れ多い信長の振る舞いに三条西実澄は唖然とし、帝も呆れてしまう。「これは毛利輝元に送るがよい。信長はよくよくの変わり者よのう」と帝は蘭奢待の欠片を受け取ることは決してなかった。

家臣としての器

同じころ、藤英は居城である伏見城を追われ、坂本城の光秀の元に預けられることになった。藤英はこの1年、信長に付き従っていたのに酷い仕打ちだ。

光秀は藤英に問いかける。

光秀「信長様のお考えを時に図りかねることがございます。」

藤英「主とはそういうもの。」

その時こそどう従うか。それが家臣の器。

その藤英の言葉が光秀に重くのしかかるのだった。

【麒麟がくる】37話の感想とまとめ

怒涛の勢いで一気に話が進む

  • 義昭が挙兵
  • 武田信玄の死
  • 義昭が戦に敗れる
  • 義昭が追放され室町幕府滅亡
  • 細川藤考が幕府を見限り信長につく
  • 幕府についた三淵藤英の幽閉
  • 朝倉・浅井攻めからの滅亡
  • 松永久秀の再降伏
  • 信長が蘭奢待の欠片を手にする

【麒麟がくる】37話では話が一気に話が進みました。信長の怒涛の進撃を現しているかのようです。ですが少し物足りないです。

主人公の光秀が三方ヶ原の戦いや朝倉・浅井攻めに関っていないので仕方ありませんが、戦の場面も少ないです。

さらに【麒麟がくる】は延期となってしまった東京オリンピックの影響で従来の大河よりも5話ほど短いです。

1つ1つの戦いを描いていたらとても全44話では終わりませんが前半の美濃に時間をかけ過ぎていた気がします。

信長と帝の関係

【麒麟がくる】37話は蘭奢待が鍵となります。信長は帝に蘭奢待の1つを渡しましたが、当然帝は受け取りませんでした。

“信長は帝と対等である”と言っているのに等しく当然の結果です。信長はこういった思慮が決定的に欠けています。

将軍だけではなく帝と信長の関係も早くも破綻しそうです。

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