【世にも奇妙な物語2023夏/視線】のネタバレ!池田エライザの目線オチに「素晴らしい」「震えた」と好評!
【世にも奇妙な物語2023夏】オムニバス4作品の内の1作は、池田エライザさん主演「視線」。
大学生の新谷杏奈(池田エライザ)は視線の数が怖くて、脅える日々。そんな中、同じ大学の城琢磨(醍醐虎汰朗)だけ視線を外して…。
今回は【世にも奇妙な物語2023夏/視線】のあらすじネタバレと感想について。
【世にも奇妙な物語2023夏の特別編】はTVerまたはフジテレビオンデマンドで配信中。(2023年6月現在)
【世にも奇妙な物語2023夏/視線】のネタバレ
【世にも奇妙な物語2023夏/視線】のあらすじネタバレです。
全員の視線が自分に
大学4年生の新谷杏奈(池田エライザ)はいつも通り授業を受けていると、通路を挟んだ席に座る学生がこちらをじっと真顔で凝視していることに気づく。怖くなり友人に助けを求めようと振り返ると大教室にいる全員の視線が自分に向けられていた。杏奈は尋常ではない視線の数に恐怖を覚え、教室を飛び出すが、廊下でも学生全員の視線を感じる。
急いで家に帰る杏奈だが、街中でも一人残らず自分を見つめてくる。翌日もその場にいる全員からの視線を感じる杏奈は誰とも目が合わないようにうつむいていたが、唯一自分から視線を外す同じ4年生の城琢磨(醍醐虎汰朗)を見つけ……。
「視線」の正体
城琢磨(醍醐虎汰朗)が新谷杏奈(池田エライザ)に、「これ」と言って差し出したのは安奈が使っているのと同じ目薬。
琢磨に促されて、安奈が裏の説明をよく読むと、「この目薬をさすと、他人の視線を独り占めできます」とあった。この目薬は、安奈がかわいい形だなと思って、ネットで買ったものだ。
目薬をさしてるもの同士だと、視線を集めないらしい。琢磨は3時間で効果が終わるという。
琢磨は3時間経ったのでまた目薬をさす。実は「見られているように感じる」だけで、実際は安奈を見ているわけではない。琢磨は「一種の錯覚なんだ」と教える。
では、なぜこんなことをするのかと安奈が聞くと、琢磨は「幸せ」のためだという。音楽ライブに行った時、推しが全員見てくれて幸せだったと語る琢磨。
安奈が小さい頃、公園で、鉄棒の逆上がりを「お母さん見てて」と言って、見てもらった。すると、別の場所で姉・香織が遊具から落ちた。お母さん(宮村優子)の視線を独り占めにしなければ…と安奈は後悔している。
安奈は実家へ帰り、就活で内定をもらえなかったことを報告。姉の遺影の前にはオムライスが供えられていた。毎日作っているようだ。
安奈は「お姉ちゃんなら、たくさん内定もらっただろうね」と告げる。
母は「晩御飯でも食べてく?」と台所へ。安奈はあの目薬をさした。母の視線をもらえた。
母の視線
その後、大学で、安奈はあの目薬をさした。学生たちからの視線を独り占め。
実家でも母からの視線を独り占めできた。
安奈は3時間経過するたびに目薬をさして、「幸せ」を感じるようになっていく…。
一方、琢磨はネットでその目薬を売っているサイトを見つけられなくなっていた。
家にて。安奈は、明日面接だというと、母から真っ直ぐ見つめられて「頑張って」と言ってもらえた。
その後、大学にて。安奈は「その目薬、譲ってほしい」と琢磨から頼まれる。「買えないんだ」と土下座してまでお願いする琢磨。錯覚でもいいから注目されたいのだ。
安奈は「私にも必要なんです」と断る。・・・しかし、強引に奪いにくる琢磨と、もみ合いに。学生たちが駆け付け、争いを止める。琢磨は「お前も、耐えられない現実が襲ってくるんだ!」と叫ぶ。
家にて。夕食をとりながら、母は安奈に「就職が難しかったらしばらく家にいていい」と優しく励ます。3時間経過したアラームが鳴った。安奈が目薬をさそうとすると、目薬の容器が破損していた。
安奈は「そんな、やっと、私のこと、見てくれたのに。お姉ちゃんじゃなくて。私のこと見てくれたのに」と嘆く。
「どうしたの?」と母の声がした。安奈がおびえながら母を見ると・・・「どうして私を見てるの?」と告げる安奈。「私、ダメな子だったから。お姉ちゃんと違って何もできない子だったから」と泣いた。父が出て行ったのも、私のせいだと思っていた安奈。悪いのは馬鹿で鈍くさい自分のせいだって分かっていた。なのに、母が安奈を見てくれている。
母は、香織が亡くなって混乱して、安奈に冷たくしてしまって、怖くて、まともに見れなかったと告白する。
母はここ数日、安奈が笑顔だったから、許してもらえたと思い、安奈を見続けられたという。
母は安奈に謝った。安奈はここ数日の母の視線が現実だったんだと気づいた。
意外な結末
安奈は、もう目薬に頼らず、歩いている。しかし、なぜか、通行人の視線が集まった。
「なんで?」と安奈が思った、その直後、うしろから琢磨がナイフを手に、安奈を羽交い締め。
目薬の効果ではない。本当の注目だ。
視線が集まっていることで、(羽交い締めにされながら)安奈は恍惚の表情をする。ラスト、安奈がカメラ目線に!
(おわり)
【世にも奇妙な物語2023夏/視線】池田エライザの目線オチに「素晴らしい」「震えた」と好評!
【世にも奇妙な物語2023夏/視線】のSNSの感想です。
池田エライザさん演じる安奈がカメラ目線で、視線を送るオチが好評で・・・
世にも奇妙な物語の「視線」見ました。
— 舘夢ゆき@カクヨム (@QYP1uwQA1d83311) June 17, 2023
視線ってこうも人を狂わせるんだ……
オチが素晴らしかったなぁ……
世にも奇妙な物語「視線」のオチが秀逸すぎて震えた
— Kei (@k16aaae) June 17, 2023
世にも奇妙な物語の視線、「結局私たちも見てるじゃん」ってオチか!怖ァァァァァ!でも面白!!
— まろ p5r移植🫶🫶 (@HanamuraGOGO315) June 17, 2023
池田エライザさん演じる安奈がカメラ目線になったラスト。つまり、視線を送っていたのは視聴者、あなたもですよ!というオチでした。
え、こっち見てるやん!って思った視聴者は私(筆者)だけではなかったはず。(笑)
池田エライザさんの綺麗な瞳で画面を見つめられて印象深いですし、引き込まれました。
視聴者を巻き込むオチな点も、秀逸だったと思います。
「視線」という作品それ自体も好評でした・・・↓↓
「視線」、構成からオチまで全部が巧みに作られてる上、この脚本を作ったエバラコウキさんを調べたら一切情報が出てこないところまで含めて世にも奇妙な物語だった。
— rita-low (@LowRinta) June 17, 2023
世にも奇妙な物語「視線」、ここ数年では一番よかった ホラーにもう一振りしたかった気はしたがそれでも最初の女子高校生の写真撮影のとこ気持ち悪くてよかった(母親も目薬をさしている、というオチとばかり思っていた)
— 箱 (@lamersecrete) June 17, 2023
視線を集めることができる「目薬」という設定だけがSFでしたけど、それ以外は、リアリティある作品でした。感動する親子愛あり、注目されたい心理の怖さあり、ラストには視聴者を巻き込む作り・・・たしかに見事な作品だったと思います。
【世にも奇妙な物語2023夏/視線】の出演者
新谷杏奈…演:池田エライザ
城 琢磨…演:醍醐虎汰朗
新谷さよ子…演:宮村優子
他
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画像出典「世にも奇妙な物語」HP
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