映画【怪物の木こり】キャスト紹介|サイコパス弁護士役亀梨和也「きっと、夢に出ますよ」三池監督絶賛
映画【怪物の木こり】、第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したサスペンス小説『怪物の木こり』(倉井眉介)を三池崇史監督が実写映画化!
主人公の弁護士役は、三池監督とは初タッグの亀梨和也。
連続猟奇殺人事件の犯人に襲撃され、逆襲していく冷血非情なサイコパス役です。
連続殺人事件を追う警視庁プロファイラー役に菜々緒。主人王の婚約者役に吉岡里帆。さらには、主人公の協力者となるサイコパス医師役を染谷将太。そして、過去の殺人事件の容疑者役に中村獅童など、豪華キャスト陣が集結しました。
主題歌はSEKAI NO OWARIがこの映画のために書き下ろした『深海魚』。
サイコパスVS連続殺人鬼の「超刺激サスペンス」映画【怪物の木こり】は、2023年12月1日公開です。
今回の記事では、映画【怪物の木こり】のキャストと登場人物についてお届けします。
映画【怪物の木こり】のあらすじ
連続猟奇殺人事件が世間をにぎわしていた。
犯人は絵本『怪物の木こり』に出てくる怪物の仮面を被り、斧で被害者の頭部を開いて脳を奪い去る。
次のターゲットに選ばれたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。
しかし二宮は、犯人をも凌駕するほどの冷血非情なサイコパスだった!
警視庁の天才プロファイラー・戸城嵐子(菜々緒)、父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者・荷見映美(吉岡里帆)、二宮の協力者であるサイコパス医師・杉谷九郎(染谷将太)、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士(中村獅童)ほか、様々な人物の思惑が複雑に絡み合い、捜査は混迷を極めていく。
犯人はなぜ脳を奪うのか。そして、二宮が狙われるのはなぜか。
事件の謎を解き犯人の正体を暴かなければ殺されてしまう。
極限状況に追い込まれた二宮の逆襲が始まる。
サイコパスVS連続猟奇殺人犯。殺るのは二宮か、犯人か。
驚愕の結末とは。
映画【怪物の木こり】のキャスト・登場人物
亀梨和也(役:二宮彰)
キャスト:亀梨和也(かめなし・かずや)
1986年2月23日生まれ。東京都出身。
1999年10月、TBS『3年B組金八先生 第5シリーズ』で俳優デビュー。
舞台『DREAM BOY』シリーズに2004年以降毎回出演、2007年から2012年まで主演を務めました。
2005年、日本テレビ『ごくせん』第2シリーズにメイン生徒役として出演し注目を集めます。
その後、日本テレビ『金田一少年の事件簿「吸血鬼伝説殺人事件」』(2005年)に主人公金田一一役で出演。
日本テレビ『野ブタ。をプロデュース』(2005年)で連続ドラマ初主演。
映画初出演は『ごくせん THE MOVIE』(2009年)。
2013年の主演映画『俺俺』ではひとりで33役を演じ分けて話題になりました。
そのほか主な作品に、日本テレビ『たったひとつの恋』(2006年)、日本テレビ『妖怪人間ベム』(2011年)、『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』(2013年)、映画『ジョーカー・ゲーム』(2015年)、テレビ朝日『セカンド・ラブ』(2015年)、舞台『靑い種子は太陽のなかにある』(2015年)、日本テレビ『怪盗山猫』(2016年)、映画『美しい星』(2017年)、フジテレビ『ストロベリーナイト・サーガ』(2019年)、映画『事故物件 恐い間取り』(2020年、)日本テレビ『レッドアイズ監視捜査班』(2021年)、NHK『正義の天秤』season1(2021年)season2(2023年)、WOWOW連続ドラマW『正体』(2022年)、声の出演でアニメ『ハートカクテルカラフル』(NHK・2023年)など多数。
俳優のみならず、歌手、スポーツキャスター、司会、舞台演出など多方面で活躍しています。
これまで亀梨さんは、妖怪人間、怪盗探偵、お笑い芸人、脱獄した死刑囚、元医師の天才弁護士など、多岐にわたる役柄を演じてきましたが、サイコパス役は本作が初めて。
鬼才三池監督との初タッグで、どんな新たな顔を見せてくれるのか、ワクワクします。
登場人物:二宮彰(にのみや・あきら)
連続殺人鬼に狙われる弁護士。目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス。
Q:役作りについて
撮影前に監督・プロデューサーさん・スタッフの皆さんと台本についてお話をさせていただく機会があり、今までに無いような表現・キャラクターの特徴をどう出していくか相談させていただき、演じる方向性を決めさせていただきました。実際に演じる時には、細かい表情や目の使い方を意識しました。サイコパスの二宮のキャラクターを作るうえで、表情や目の表現は重要なのではないかと考えて。「サイコパス」というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました。
Q:三池監督との初タッグについて
三池監督のお写真や作品を拝見させていただいている中で、僕自身の勝手なイメージですが、ものすごくストイックで硬派な方なのではという印象を持っていました。顔合わせで初めてお会いする時はものすごく緊張していたのですが、実際にお会いしてお話をさせていただくと、すごく笑顔が素敵な方で、物腰も柔らかく、ふわっとした淡い優しいオーラを監督から感じました。撮影現場は、もちろんシーンによってはストイックに突き詰めていくところもあるのですが、監督をはじめ、スタッフの皆さんの作ってくださった温かみに溢れた愛情ある現場にすごく感動しました。
Q:菜々緒さん・吉岡さんとの共演について
菜々緒さんとは以前も共演させていただいていたので撮影にはすごく入りやすかったです。役柄の関係性としては、緊張感のある設定だったのですが、撮影を楽しみながらあうんの呼吸で素敵な撮影が出来たと思います。吉岡さんとご一緒するのは今回が初めてでした。吉岡さんとは共演初日から凄くヘビーなシーンの撮影だったのですが、本当に全身全霊で作品やキャラクターにエネルギーを向けてくださる方だったので、僕自身も彼女のエネルギーを感じながら、うまく融合して撮影させていただくことができたと思います。
Q:映画「怪物の木こり」はどんな作品に?
それぞれのキャラクターを通して、人間の心の美しい部分と、そうではない部分をどちらも映像としても切り取ってもらえていると思います。また、音楽を含めて、三池監督がこの作品をどういう風に仕上げてくださるのか非常に楽しみです。作品のテーマを、映画を見てくださった皆さんに考えていただきつつ、何かを感じてもらいながら、最後にはハッとしていただける結末でもあるので、存分に楽しめる作品になるだろうと、非常に期待しております。
菜々緒(役:戸城嵐子)
キャスト:菜々緒(ななお)
1988年10月28日生まれ。埼玉県出身。
2009年、大学在学中から各種芸能活動を本格的に開始。モデル、レースクイーンとして活躍。バラエティ番組にも出演が増える中、2011年に『ウレロ未確認少女』(テレビ東京)にて俳優デビュー。翌2012年にはフジテレビ『主に泣いてます』で、美貌ゆえに薄幸の人生を送る主人公役でテレビドラマ初主演。映画初出演の『白ゆき姫殺人事件』(2014年)も美しい容貌が効果的な役柄でした。
時代劇初出演のWOWOW『ふたがしら』(2015年)では艶っぽい姿で魅了。フジテレビ『ファーストクラス』(2014年)、フジテレビ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年)などで“悪女キャラ”の第一人者としてのポジションを確立しました。一方で、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では徳川家康の正室・瀬名(築山殿)役を演じ、その凛とした潔い最期が視聴者の涙を誘いました。
そのほか、マスカレード・ホテル(2019年)、TBS『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年)、テレビ朝日『ザ・トラベルナース 』(2022年)、『七人の秘書 THE MOVIE』(2022年)、フジテレビ『忍者に結婚は難しい』(2023年)、『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2023年) など出演作多数。
亀梨和也さんとは『怪盗 山猫』(2016年)、『ボク、運命の人です。』(2017年)に続いて、本作が3回目の共演となり、それぞれのコメントからもお互いへの強い信頼が伝わってきます。
菜々緒さんが、サイコパスの要素も持つプロファイラー捜査員という複雑な役をどう表現してくれるのか、楽しみです。
登場人物:戸城嵐子(としろ・らんこ)
捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー
Q:役作りについて
三池監督からはプロファイラー捜査員として、サイコパスな要素も取り入れて欲しいという要望があったので、現場検証や捜査シーンの時など、事件や証拠に執着する様子を意識しながら演じさせていただきました。原作とは少し違った戸城嵐子になっていると思います。
Q:亀梨和也さんとの共演について
亀梨さんの持つ目力と役に入った時の雰囲気が、私が原作を読んだ時の彰そのもので、対面で芝居した時に体が震える感覚があったのを今でも覚えています。
セットチェンジなどの待ちの時などには優しく声をかけてくださり、役に入っている時とのギャップに少し怖さも感じたほどでした。
Q:映画「怪物の木こり」はどんな作品に?
サイコパス対サイコパスのサイコスリラーというだけではなく、人間とは、人の心とはなんなのかということを考えせられる作品だと感じました。
吉岡里帆(役:荷見映美)
キャスト:吉岡里帆(よしおか・りほ)
1993年1月15日生まれ。京都府出身。
高校3年生の時、たまたま頼まれて映画『天地明察』にエキストラとして出演したことがきっかけで映画作りの現場に刺激を受け、さらに小劇場の舞台を見て感動し芝居の世界に憧れて学生演劇や学生制作の自主映画に参加。アルバイトで交通費を捻出しながら、京都の大学で演劇をし東京の養成所でレッスンを受けるという、京都と東京を往復する生活を送ります。
2012年末に現事務所に所属し2013年より女優として活動開始。
2015年『マンゴーと赤い車椅子』で映画デビュー。
『明烏』(2015年)ではオーディションを経てヒロインに抜擢されました。
2015年6月より上京。NHKドラマ10『美女と男子』(2016年)にレギュラー出演。
連続テレビ小説『あさが来た』(2016年)のヒロインあさの娘の親友役でレギュラー出演。一躍注目を集めました。
日本テレビ『ゆとりですがなにか』(2016年)、TBS『カルテット』(2017年)などの個性的な役柄で視聴者に鮮烈な印象を与え、以降ドラマ、映画、CMなど多方面で活躍。
主な作品に、映画『ハッピーウエディング』(2016年)、TBS『ごめん、愛してる』(2017年)、TBS『きみが心に棲みついた』(2018年)、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 』(2018年)、関西テレビ『健康で文化的な最低限度の生活』(2018年)、テレビ朝日『時効警察はじめました』(2019年)、フジテレビ『レンアイ漫画家』(2021年)、NHKBSプレミアム『しずかちゃんとパパ』(2022年)、WOWOWオリジナルドラマ『椅子』 第1話「電球を替えたい」第2話「最高の日々」(2022年)、映画『ハケンアニメ! 』(2022年)など。
吉岡さんが演じる役は、『カルテット』の小悪魔のような女性、『健康で文化的な最低限度の生活』のひたむきなケースワーカー、『ハケンアニメ! 』の一心不乱に目標に突き進む新人監督、『椅子』の狂気をはらんだ女性など、どんな人物も強い印象を残します。
『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』 (NHK)でのコメディエンヌぶりもチャーミング。
本作で演じる二宮彰の婚約者はどんな存在なのか、とても楽しみです。
登場人物:荷見映美(はすみ・えみ)
父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者
Q:役作りについて
私が演じた映美という女性は、ピュアな想いと、影を背負いながらも前向きに生きていく精神力を持っている善良な人間です。
そんな彼女ですが、亀梨さん演じる狂気を孕む男性に恋をしてそれが少しずつ歪んでいく…どんなに美しい精神を持った人でも彼の前では脆く無惨に散っていく、そんな様を意識して演じました。
Q:亀梨和也さんとの初共演について
亀梨さんの演じるサイコパスな二宮は色っぽく、儚さもあり、ただ単に憎むことのできない不思議な魅力があるように感じました。皆様もきっと二宮に翻弄されることかと思います。
Q:映画「怪物の木こり」はどんな作品に?
人を狂わせていく二宮の危うさと翻弄されていく人達の切なさが三池さんの手によって激しくロマンチックに描かれていくところが見どころの作品になるのかなと思います。ドキドキしながら見て頂けると嬉しいです。
染谷将太(役:杉谷九朗)
キャスト:染谷将太(そめたに・しょうた)
1992年9月3日生まれ。東京都出身。
7歳で子役として活動を始め、9歳のときに『STACY』で映画初出演。
2009年、映画『パンドラの匣』で長編映画初主演。
2011年、第68回ヴェネツィア国際映画祭に出品された園子温監督『ヒミズ』で共演した二階堂ふみとともに、最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。日本人の同賞受賞はこれが初。
2013年、『ヒミズ』、三池崇史監督の『悪の教典』で第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
2015年、『さよなら歌舞伎町』で、第14回ニューヨーク・アジア映画祭ライジングスター賞を受賞。
2016年、日中合作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』において主人公・空海を演じました。
2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で演じた主人公・明智光秀の主君となる織田信長は殊の外魅力的でした。
出演はほかに、映画『白ゆき姫殺人事件』、(2014年)映画『寄生獣』(2014年)、映画『さよなら歌舞伎町』(2015年)、映画『みんな!エスパーだよ! 』(2015年)、NHK『聖☆おにいさん 第III紀』(2020年)、テレビ東京『きょうの猫村さん』(2020年)、日本テレビ『ブラッシュアップライフ』(2023年)など多数。
染谷さんは、ある作品では物語の真ん中で輝いて強烈な存在感を示し、別の作品では軽々とそれを手放して作品に絶妙な味付けをします。主演助演に関わらず、染谷さんの演じる役はどれも抜群に面白い。
『ブラッシュアップライフ』では、当初あまり出番のない役なのかと思われたカラオケ店の店員役が次第に視聴者の心をつかんで離さないみんなの「福ちゃん」になっていったのも、染谷将太さんだからこそだったと思います。
本作では、亀梨さん演じる二宮彰とバディを組むことになります。
きっと観る人の胸に忘れられない強い印象を残してくれることでしょう。
登場人物:杉谷九朗(すぎたに・くろう)
二宮の協力者のサイコパス医師
中村獅童(役:剣持武士)
キャスト:中村獅童(なかむら・しどう)
1972年9月14日生まれ。東京都出身。
歌舞伎の名門・小川家(旧播磨屋、現・萬屋)に生まれる。父は元歌舞伎役者の初代中村獅童。
歌舞伎に興味をもってほしいという思いから新しい試みを行っていて、2015年には、京都南座で新作歌舞伎「あらしのよるに」を初演しました。原作は人気シリーズの絵本で、NHKてれび絵本で声優を担当したことが作品との出会いでした。親子で楽しめる分かりやすさでありつつ、古典の手法のみで表現された舞台が好評を得て、歌舞伎座、博多座でも公演が行われました。
三池監督とは新作歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』(2015年)もつくっています。
歌舞伎役者以外の活動では、2002年公開の映画『ピンポン』のドラゴン役で、日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞(映画新人賞)、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を受賞。以降、多数の映画やドラマに出演。
『春日局』(1989年)、『毛利元就』(1997年)、『武蔵 MUSASHI』(2003年)、『新選組!』(2004年)、『八重の桜』(2013年)、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)、『鎌倉殿の13人』(2022年)と、NHK大河ドラマに沢山出演しています。
ほかにも『ピンポン』(2002年)、映画『いま、会いにゆきます』(2004年)、『あらしのよるに』(2005年)、映画『男たちの大和/YAMATO』(2005年)、映画『硫黄島からの手紙』(2006年)、日本テレビ『セクシーボイスアンドロボ』(2007年)、映画『怪物』(2023年)、映画『首』(2023年)など出演作多数。
男気のある役も悪役も心優しい役も演じる獅童さんですが、中でも『セクシーボイスアンドロボ』の「三日坊主」役は強面なのに儚く切なく、忘れがたい人物でした。
本作では、過去の事件の容疑者を演じています。どんな獅童さんが見られるのか楽しみです。
登場人物:剣持武士(けんもち・たけし)
過去の殺人事件の容疑者
柚希礼音(役:東間翠)
キャスト:柚希礼音(ゆずき・れおん)
6月11日生まれ。大阪府出身。
元宝塚歌劇団星組トップスター。2010年『文化庁芸術祭賞』演劇部門新人賞、2011年『菊田一夫演劇賞』演劇賞などを受賞。2015年に宝塚退団後は、舞台を中心に活動するほか、TBS『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(2022年)、『この小さな手』(2023年)など、テレビや映画でも活躍しています。
本作ではこれまで見たことのないような礼音さんが見られそうです。
登場人物:東間翠(とうま・みどり)
31年前の連続猟奇殺人の犯人
渋川清彦(役:乾登人)
キャスト:渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)
1974年7月2日生まれ。群馬県出身。
1998年『ポルノスター』で映画デビュー。2013年、第26回東京国際映画祭で上映された『そして泥船はゆく』で映画初主演。2021年、出演作『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しました。見事なドラム演奏を披露した日本テレビ『リバーサルオーケストラ』(2023年)ほか、数多くの作品に多彩な役柄で出演。
渋川さんは『俺俺』(2013年)、『ジョーカー・ゲーム』(2015年)で亀梨さんと共演しています。『ジョーカー・ゲーム』ではスパイの役でしたが、本作では犯人を追う刑事役。ただ過去に何かあったようですね。
登場人物:乾登人(いぬい・のぼる)
暴力行為で更迭された刑事
その他のキャスト
堀部圭亮:広瀬秀介(捜査一課の係長)
みのすけ:益子(二宮の担当医師)
出合正幸:北島信三(東間事件の担当刑事)
今井朋彦:矢部正嗣(杉谷総合病院総務課)
伊勢佳世:女性管理官
安澤千草:良子先生(のぞみ園職員)
吉田奏佑:剣持武士(幼少期)
太田恵晴:二宮彰(幼少期)
佐藤恋和:泣いていた女の子
映画【怪物の木こり】の三池崇史監督について
本作の監督を務めるのは、世界中に熱狂的ファンを持つ鬼才・三池崇史監督です。
三池崇史(みいけ・たかし)
1960年8月24日生まれ。大阪府出身。横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)で学び、今村昌平監督や恩地日出夫監督に師事。1991年にビデオ作品で監督デビューし、『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』(1995年)が初の劇場映画となりました。
Vシネマ、劇場版の双方で数多くの作品を演出。
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(2007年)、『十三人の刺客』(2010年)はベネチア国際映画祭コンペティション部門で上映されました。
2000年には、『オーディション』で、「第29回ロッテルダム国際映画祭」国際批評家連盟賞、オランダジャーナリズム連盟賞受賞。
また、2013年の『藁の楯 わらのたて』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。海外でも高く評価されています。
ほかに『日本黒社会 LEY LINES』(1999年)、『DEAD OR ALIVE』シリーズ、『殺し屋1』(2001年)、『クローズZERO』(2007年)、『ヤッターマン』(2009年)、『悪の経典』(2012年)など多くの名作があります。
バイオレンスの巨匠とも謳われている三池監督ですが、本作【怪物の木こり】主演の亀梨さんは、「優しく温かな笑顔が素敵な方で、物腰も柔らかく、ふわっとした淡い優しいオーラを監督から感じました」と語っています。
法では裁けぬ男と女の物語。
あなたはすべての登場人物を赦し、愛することでしょう。
これは暴力と癒しの映画です。
Q:この異色の原作を映画化するにあたって、どのようなお気持ちでしたか?
リスペクト。
原作を愛し、スタッフ、キャストの才能を愛する。
そこから生まれるバイオレンスを、心の底から楽しんでいただきたい。そんな思いで撮影に臨みました。
Q:亀梨和也さんとの初タッグについて
「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい」と伝えました。
無垢で繊細な剥き出しの亀梨和也をご賞味ください。きっと、夢に出ますよ。
映画【怪物の木こり】の主題歌
主題歌は、SEKAI NO OWARIがこの映画のために書き下ろした『深海魚』です。
「化け物になれ」「生きるために」「暗闇で灯すんだ」と言う歌詞が印象的。
主演の亀梨さんは「初めて聴いた時、怪しさ満点で、この映画の複雑さとリンクしているような印象を受けました。この楽曲が映画と合わさるとどのようになるのか、とても楽しみです。」とコメント。
三池監督も「天才だね。物語や登場人物の心と共鳴し増幅、心地よく深海へと導いてくれた。素晴らしい楽曲の生まれる瞬間に立ち会えたことを映画監督として幸せに思う。 SEKAI NO OWARI最高です!」と絶賛しています。
映画「怪物の木こり」の主題歌「深海魚」を書きました。
— Saori(SEKAINOOWARI) (@saori_skow) September 28, 2023
サイコパスVS殺人鬼!にピッタリの不穏な曲です。ギリギリまで制作していたので、三池監督から「天才だね」という感想を頂いたときは、多摩川を全力疾走したくなりました〜 https://t.co/VnW20m6gor
映画【怪物の木こり】のスタッフ
原作 | 倉井眉介『怪物の木こり』(宝島社文庫) |
監督 | 三池崇史 |
脚本 | 小岩井宏悦 |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 | SEKAI NO OWARI『深海魚』 (ユニバーサル ミュージック) |
製作 | 高橋雅美 勝俣英夫 中村浩子 竹澤浩 滝沢昌志 陳金歓 藤倉尚 奥野敏聡 芦田拓真 牧田英之 渡辺章仁 五十嵐淳之 梅景匡之 |
エグゼクティブプロデューサー | 小岩井宏悦 |
プロデューサー | 坂美佐子 前田茂司 |
撮影 | 北信康(J.S.C) |
照明 | 柴田雄大 |
録音 | 中村淳 |
美術 | 坂本朗 |
装飾・小道具 | 谷田サチヲ 伊藤実穂 |
編集 | 相良直一郎 |
キャラクタースーパーバイザー | 杉野剛 |
ヘアメイクディレクター | 酒井啓介 |
特殊造形・メイク | 百武朋 |
キャスティングプロデューサー | 杉野剛 |
VFXスーパーバイザー | 太田垣香織 |
スタントコーディネーター | 辻井啓伺 |
音楽スーパーバイザー | 杉田寿宏 |
スーパーヴァイジングサウンドエディター | 勝俣まさとし |
ラインプロデューサー | 今井朝幸 善田真也 |
助監督 | 谷口正行 |
画コンテ | 相馬宏充 |
サイコパス監修 | 中野信子 |
劇中絵本・絵 | 松本弘 |
製作 | 「怪物の木こり」製作委員会 |
制作プロダクション | OLM |
制作協力 | 楽映舎 |
製作幹事・配給 | ワーナーブラザーズ映画 |
公式情報 | 公式サイト 公式X(旧Twitter) |
映画【怪物の木こり】のまとめ
豪華なキャスト陣と素晴らしい主題歌で送る、超刺激サスペンス【怪物の木こり】。
それぞれのコメントを読むと、この映画は狂気やバイオレンスといった激しい要素だけではなく、ロマンティックで切ない場面や人の心の美しさを描いた場面もあるようです。
三池監督の世界をスクリーンで存分に堪能したいと思います。
映画【怪物の木こり】は2023年12月1日(金)、映画の日に公開です。
ぜひ映画館でご覧ください。
記事内画像出典:映画『怪物の木こり』公式サイト
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