【イチケイのカラス】9話のネタバレと視聴率!揺れる裁判員裁判とみちおの「ご飯行く?」

イチケイのカラス9話/松風理咲

【イチケイのカラス】9話のネタバレと視聴率!揺れる裁判員裁判とみちおの「ご飯行く?」

みちお(竹野内豊)・坂間(黒木華)・駒沢(小日向文世)が合議制で対峙するのは、裁判員裁判。

被害者と被告人の関係にも不可解なことが多い事件に裁判員たちが翻弄される。

事件の意外な真相とその根底にある隠れた絆とは? みちおと坂間の恋に進展あり!?

今回は、【イチケイのカラス】9話の視聴率・あらすじ・ネタバレ・感想について!

目次

【イチケイのカラス】9話の視聴率

【イチケイのカラス】9話の視聴率は、10.8%でした。2桁をキープしています。

【イチケイのカラス】9話のあらすじ

坂間(黒木華)は何者かにつけられているような気がする。

石倉(新田真剣佑)は「みちおを見守る会」会長が「千鶴も見守る会」を作っているので怪しいと締め上げるが、会長は裁判員裁判の裁判員選出のために来ていただけだった。

みちお(竹野内豊)や坂間(黒木華)たち“イチケイ”が扱う「世田谷家政婦殺人事件」は裁判員裁判で審理されることになり、書記官の川添(中村梅雀)を中心に裁判員の選任手続きが行われる。

裁判員に選ばれたのは、次の6名。
・塾講師の大前正一(山崎銀之丞)
・結婚相談所勤務の落合清美(池津祥子)
・土木作業員の田部公平(山口森広)
・主婦の立原理沙子(太田順子)
・証券マンの西園寺勝則(永田崇人)
・大学生の小中渚(羽瀬川なぎ)

補充裁判員として、派遣社員の新村早苗(行平あい佳)、「みちおを見守る会」メンバーで自由業の富樫浩二(明樂哲典)が選ばれた。

 事件の被告人は高見梓(春木みさよ)、被害者は桐島優香(八木さおり)。

 優香の娘・希美(松風理咲)も見守る中で行われた第1回公判で、梓は、自分は殺していない、あれは事故だと主張。遺産の件も知らないと証言する。実は梓は、5年前に火災事故で夫と娘を亡くし、譲り受けた夫の会社を売却して多額の資産を得ており……。

第1回公判

被告人…高見梓/家政婦(春木みさよ)
被害者…桐島優香(八木さおり)
内容…梓は桐島家の家政婦。ある時、柵が破損していることを知りながら3階のバルコニーで優香と争い、突き飛ばして転落させた。転落後もまだ息があった優香を梓は5分間放置。たまたまやってきて異変に気づいた配達員が救急車を呼ぶが、優香は息絶えていた。また優香は、梓に多額の遺産を残すことを1年前に弁護士に書面で伝えていた。

裁判員たちは、「絶対クロだ」「過去に夫と娘を火災で失くして多額の財産を得たから怪しい」などと口々に言いたいことをいう。原則は提出された証拠のみで判断するものと駒沢(小日向文世)が諭すが、議論ぐらいいいだろうと坂間。

被告人は、被害者が柵が壊れていたのを知らなかったから止めようとしただけ。救急車をすぐに呼ばなかったのは、助からないと思い動けなかったと主張した。

第2回公判終了後。

坂間がエスカレーターで誰かにぶつかられ、落ちそうになったという話を川添がイチケイのみんなに言う。石倉(新田真剣佑)が送り迎えに名乗りを上げるが、坂間は断る。

みちおは福岡県のふるさと納税でもらったカラス天狗のカーカーくんを坂間にあげる。

検察側の証人-配達員は、「お願い、助けて、許して」と被害者が言っていたと証言。

救命医は、被害者が亡くなってホッとしているように見えたと証言。

弁護人側の証人として被害者の娘・希美(松風理咲)が出廷する。子供の頃から心臓疾患を抱えていたが、11歳のときに心臓移植を受けてから普通の生活を送れるようになった。自宅に帰ってからは梓が母と自分を支えてくれた。被害者と梓は姉妹のようだったという。

中学に入って初めて思い切り走れたとき、母とともに梓も泣いていた。梓を信じていると証言した。

同僚の家政婦 は、梓が家族を失ったとき「どうして一緒に死ねなかったのか」と悔やんでいたが、家政婦の仕事をするようになって生きる気力を取り戻していたと証言

裁判員たちの動揺

悪女だのなんだのと被告人を非難していた裁判員たちは、弁護側の証言を聞いて混乱し、どうすればいいのかわからないと言い出す。

みちおはいつものたとえ話を始める。

「二度あることは三度ある」「三度目の正直」はどちらが正しいか?

育ちも環境も違うからこその正しさはいろいろある、とみちお。駒沢は裁判員裁判は、柔軟な判決を下すためのものと説明。坂間は、みんなが混乱しているのは、被告人の心に触れたからではないかという。

被告人の心、知りたくないですか?

裁判員たちは、被告人や被害者のことをもっと知りたい、なぜ被害者は被告人に遺産を残したのか、なぜ被告人は被害者を助けなかったのかも知りたいと言い始める。

全部調べ直してもらおう、とみちお。

第3回公判

検察の証拠再調べで映像を確認すると、「許さない」と言っているのは被告人、「やめて、離して」と言っているのは被害者だった。

しかし被告人は黙秘する。

被害者知人の証言。被害者は長野県の山中から身元不明の男性の遺体が発見されたというニュースを見て過呼吸になった。

被害者が亡くなる1週間前、クラブの女性が被害者を訪ねていた。遺体の所持品にあったクラブの記念品のライターの件だろう。

浜谷(桜井ユキ)と糸子(水谷果穂)が被害者と被告人の関係を年表にして持ってきた。それを見たみちおは、梓の子供が亡くなった時期と優香の娘・希美が心臓移植した時期が重なることに注目する。

裁判員の大学生・小中渚(羽瀬川なぎ)は、それを聞いて裁く覚悟がないと辞退する。

被告人とどう向き合うべきか…、被告人の心の鍵を開けるにはどうしたらいいか。

被害者の娘・希美を再度法廷に呼ぶことにする。

【イチケイのカラス】9話のネタバレ

【イチケイのカラス】9話のネタバレです。

第4回公判と事件の真相

冒頭でみちおは希美に、希美が移植した心臓は、火事で亡くなった梓の娘のものだと話す。

希美は意外にも驚かず、山中で発見された男性の遺体の件についても「どんな真実も受け止める」と言った。
桐島優香の思いを憶測で捻じ曲げられたくない…。梓は真実を話し始める。

たまたま早く桐島家に行った梓は、優香から驚くべき話を聞いた。

桐島重利=優香の夫は、金目当てのろくでなしだった。勝手に会社を作り、借金を作っていた。心臓の悪い希美と優香が死ねば財産を手に入れられる。

あるとき、長野の別荘に優香を連れていった重利は、小麦アレルギーの優香にアレルギー物質を食べさせて殺そうとした。重利を殴って逃げ出した優香は、途中で気を失い倒れたが、通りすがりの人が病院に連れて行って助かった。別荘に戻ると夫は倒れたまま。息がまだあったが、死ぬまで放置し、遺体を埋めて失踪に見せかけた。

しかし遺体発見のニュースを見たクラブの女性が強請りをかけてきた。

でもまだ真相がわかったわけではない。希美を殺人犯の娘にしないために、優香は希美を梓に託して、事故に見せかけて死のうとしたのだった。

みちおは、「助けを呼ぶべきだったと思うか?」と梓に訪ねる。梓は「どうすればよかったのかわからない」と答えた。

第5回公判 判決言い渡し

みちおは判決の前に、裁判員たちの意見を聞く。「やはり助けを呼ぶべきだった」「自分でも同じことをした」とそれぞれの意見を述べる裁判員たち。

判決 懲役1年、この裁判が確定した日からその刑のすべての執行を猶予する。被告人の犯罪は殺人ではなく自殺幇助というのが理由だ。

坂間を狙っていた犯人

坂間をつけまわしていたのは、「集団カンニング事件」の被告人・薮下(堀家一希)だった。みちおは裁判中に坂間をじっと見る男が気になっていたが、メガネをかけていたから気づかなかった。

二度ある事は三度ある、三度目の正直。薮下が迫るとカラス天狗をカーカー鳴らす坂間。薮下に階段から突き落とされるが、カラスの鳴き声で駆けつけたみちおが坂間をかばって助ける。

坂間が助けてもらった礼を言うと、「坂間さんがどんな裁判官になるかが楽しみだ」と少し目を潤ませるみちお。

妹からみちおとのことをせっつくメッセージが届く。みちおはそれを察してか?坂間をご飯に誘うのだった。

【イチケイのカラス】9話の感想とまとめ

【イチケイのカラス】9話の感想です。

みちおの「ご飯行く?」にドキドキ

今回は裁判員裁判の物語。原作でも取り上げられたテーマがオリジナルストーリーで展開されました。

民間人が裁判員になるという重圧、責任、不安や戸惑いがわかりやすく描かれました。

「イチケイのカラス」では定番ですが、かなり辛い事件の真相が明らかになりました。

被害者(実際は自殺者)を助ければよかったのか、彼女の思いを受け取ったほうがよかったのか…。

その問いに被告人は「わからない」と答える。リアルな展開だと思いました。

そして悲しい事件の結末、裁判員裁判の難しさと必要性を噛み締めていた視聴者をあっと言わせたのは、みちおの「一緒にごはん行く?」。

最終回に向けて、坂間とみちおにラブ展開は始まるのでしょうか?

次回のゲストは板尾創路!10話の放送は6月7日(月)よる9時から!お見逃しなく!

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