八月は夜のバッティングセンターで。8話ネタバレ・感想!レジェンドは古田敦也!
関水渚×仲村トオル主演のベースボールヒューマンドラマ【八月は夜のバッティングセンターで。】8話「チームリーダー」が放送されました。
自分が目立つことで精一杯なアイドル・神崎ヒナを『BEYOOOOONDS』山﨑夢羽さんが演じます。
ヒナを悩みから救ってくれるレジェンドとして古田敦也さんが登場しました!
八月は夜のバッティングセンターで。8話ネタバレあらすじ
八月は夜のバッテングセンターで。はParaviで配信中です。
(2021年9月現在)最新の配信状況は公式サイトでご確認ください。
女子野球部「所信表明」
グラウンドでは女子野球部の部員が自己紹介していました。
「1年、夏葉舞です。練馬ホーネッツでピッチャーやってました。目標は全国制覇です。
新設校とか1年だけとか関係ないと思うので、いきなり優勝して三連覇狙いたいです。
ユニフォーム姿で舞は部員にあいさつしていました。
「落ち着け夏葉、まだ入部初日だぞ」
監督が舞を宥めます。
「あたしの目標も全国制覇です」
自己紹介の順番はまだ先なのに、秋本美希(池田朱那)が前に出て話しだしました。
「西東京フェニックス、秋本美希です。
夏葉さんに負けないよう、チームを引っ張る存在になりたいと思います」
舞と美紀はお互い顔を見合わせ、笑っていました。
毎日の練習に励み、臨んだ『全国高等学校女子硬式野球選手大会・順々決勝』ですが、夏葉のチームは1-0で破れてしまいました。
試合終了後のベンチで、舞は自分が点を取られてしまったから負けてと落ち込み、美希は自分が打てなかったから負けたと自らを責めていました。
この悔しさをバネにして、来年こそこのチームでリベンジを果たすことを約束するのでした。
*****
目が覚めると、舞のベットでした。夢だったのです。
アイドルグループのセンター「神崎ヒナ」
夏葉バッティングセンターではバラエティ番組のロケが行われていました。
お笑い芸人(森田哲矢・みなみがわ)と国民的アイドルグループ『27』のセンター・神崎ヒナ(山﨑夢羽)が来店していました。
アイドルグループ『27』は最近、絶対的エースだった前島麻美が脱退し、現在はヒナが新しいセンターを担っていました。
しかし、番組内でヒナは自分だけ目立とうとして、番組のMCや芸人ともかみ合わず、チグハグな感じです。
周囲のことを考えず、自分本位な行動ばかりするヒナにスタッフは呆れてしまいます。
*****
思い余ったヒナのマネージャーは番組スタッフから離れた場所にヒナを連れてきました。
マネージヤー:「だから、自分だけ目立とうとするのやめろ、スタッフさんみんな呆れているから」
ヒナ:「そんなの分かっていますよ。分かったうえで少しでも自分の存在感を高めるためやっているんです。行儀いいだけじゃ生き残れないですから」
マネージャー:「今、麻美が抜けてピンチなんだぞ。こういう現場の一つ一つ積み重ねていかないと」
ヒナ:「だからですよ。私個人の人気が上がれば、グループの人気も出るじゃないですか」
マネージヤー:「じゃあ、何で実際人気は低迷しているんだよ」
ヒナ:「それ、私のせいにしないでもらえます?アイドルの寿命は長くないんだから」
ヒナはそういうと、マネージャの前から去りました。
ヒナの悩み
テレビ番組のロケが終わりスタッフは撤収して帰っていきました。
ヒナだけがバッティングセンターに残り、バッテティングをしていました。
「グループの人気?そんなの知らないからぁ!」
マネージャーからのうっぷんを晴らすようにバットを振ります。
舞と伊藤はヒナのバッティングの様子を離れたベンチから見ていました。
離れたところから見ても、ヒナのむしゃくしゃした感じは伝わりました。
バッターボックスから出たヒナは舞と伊藤の近くに座りました。
「ねぇ」」ヒナが舞に話しかけました。
突然ヒナに話しかけられて舞は驚きます。
ヒナ:「『27』っていったら誰が思い浮かぶ?」
舞:「そうですね、やっぱり、前島・・・」
ヒナ:「麻美はもうやめているから、今いる中で」
舞:「そりゃあ、ダントツでヒナさんですよ」
ヒナ:「だよね、絶対そうだよね」
思った通りの答えが返ってきて嬉しそうなヒナ
ヒナ:「グループはちょっと・・・だけどあたし個人としては結果を出し続けているからね。
なのに、なんで私が説教されなきゃいけないの。私の人気はみんなが認めているのになぁ」
伊藤:「みんなじゃないぞ」
黙って聞いていた伊藤が口を開きました。
伊藤:「俺はあんたをしらん。それからその、前島ナントカも知らん。27人誰一人知らん。27、といえば俺にとっては背番号27・・・・」
舞:「おっさん、お願い、黙って!」
伊藤:「知らん奴が知らん奴と入れ替わって、それがなんだっていうんだよ」
舞:「アイドルを覚えられない怒りをぶつけないでよ~」
伊藤:「だからこそ、俺は先入観なしで聞ける。なんか悩んでいるんだろう」
舞の想い
ヒナは舞にスマホを渡し、ヒナに対する不満が書き込まれたSNSを見せました。
舞はヒナが大変な状況にあることを知りました。
「大変なんですね」と言って舞はヒナにスマホを渡しました。
ヒナ:「そもそもアイドルには賞味期限があるから、いつまでも全盛期に固執するなって感じ。
急にリーダーとか言われても知らないから。もうチームなんてどうでもいいし、辞めてソロになっちゃおうかなぁ~」
舞:「本当にそれでいいんですか」
ヒナ:「さぁ。ともかくもう疲れたよ」
舞:「『賞味期限』とか『チームがどうでもいい』とかよくそんなことが言えますね」
ヒナ:「は?」
舞:「私の知り合いはどんな状況でも逃げなかったですよ。みんなを引っ張るリーダーとしてどんなプレッシャーも乗り越えていました。ケガをするまでは」
ヒナ:「何の話?意味わかんないけど」
舞:「本当はああいう子が続けるべきなんですけどね、あなたや私と違って弱虫じゃないから」
ヒナ:「私は弱虫じゃない。ちゃんと結果出しているから」
舞:「そんなおチームから逃げているだけじゃない。失って後悔してっからじゃ遅いんですよ」
舞はヒナを非難しながら、ヒナに自分を重ねていました。
舞の声はどんどん大きくなり、ヒナもヒートアップしてきました。
それまで黙って離れたベンチから聞いていた伊藤が立ち上がりました。
「じゃあ、聞いてみるか、俺の野球論」
ヒナは「はぁ?野球論?」と不思議そうです。
「ライフイズベースボール」
伊藤はいつものように、手に持っていたボールを上へと放りました。
レジェンド・古田敦也登場
場所はいつものように球場ですが、ベンチいいる舞の目の前にレジェンドがいます。
背番号『27』
「ふ、ふ、ふ、古田だーーーーー!!!!」
ヒナは全く状況が理解できません。
「え?なに?VR?」
舞は予定より早いレジェンドの登場に心の準備が出来ていなかった様子。
「ふる、ふる、ふる、古田・・・・」
「落ち着け、二人共」
伊藤の声に舞は冷静さを取り戻しました。
「ああ、これ、おっさんの妄想世界なんです」
と舞がヒナに説明します。
ヒナは今一つ理解できない様子です。
「そして俺は今日、コーチとしてここにいる」
伊藤は今日は監督ではなく、コーチなのです。
「監督は彼だ」という伊藤の視線の先には、打者にアドバイスするレジェンド古田の姿がありました。
「試合を見ろ、前島麻美が引退した後の初めての試合だ。
試合は後半戦。1-0の緊迫感あふれる展開だ。ようやくこの回ノーアウトのランナーが出た。
ここで1点もぎ取って同点に追いつけるか、大切な局面だ」
試合は、さっき古田がアドバイスしていた打者が出塁しました。
「ここが正念場だ。こういう場面では必ずと言っていいほど、リーダーに打席が回る」
伊藤が今の状況を解説してくれました。
4番の責任の範囲
バッター4番センター神崎ヒナ
場外アナウンスが流れました。
突然名前が呼び出されて驚くヒナに、マネージャーは
「麻美はもういない、お前が役割を果たせ」
と言いました。
しぶしぶとバッターボックスに向かうヒナに古田は
「神崎、ここは大きいのはいらない、しっかりとつないで来い」
とアドバイスしました。
ヒナはバッターボックスに入り、バットを構えました。
「見てなよ、豪快なホーム欄を打ってやるから。
4番の私がホームランを打てばいいんでしょ」
豪快にバットを振りましたが、結果は空振り三振でした。
5番キャッチャー古田
場外アナウンスが流れました。
ベンチへ戻るヒナへ、すれ違いざまに古田が声を掛けました。
古田:「今のバッティングは0点だなぁ」
ヒナ:「今のはたまたまです。普段の私はかなり打っているし、成績だって残していますから」
古田:「本当に、たまたまか?この局面でやらなきゃいけないことが全然出来ていない。
きっと普段から何も貢献できていないと思うよ」
ヒナ:「貢献しています。私は他のアイドルに負けていません」
古田:「チームが負けているじゃないか」
ヒナ:「何なの?仕方ないよ。うち、今弱いんだから」
古田:「ふーん、責任の範囲が狭いね」
言い残して古田はバッターボックスに入っていきました。
ヒナは怒りながらベンチへ戻ってきました。
「何?あの人、監督じゃないの?」
「古田という男花、当時としては29年ぶりにプレイヤーとしてグラウンドに立ち、ベンチで采配を振るう選手権監督という役割を成し遂げた男だ」
伊藤の説明を聞いて、ヒナは
「そんなの両立できっこない」
と相手にしません。
打席の古田はフアーボール4で出塁しました。
それを見ていた陽菜は
「何よ、偉そうに言ってた割にヒットないじゃん」
と納得していません。
「これでチャンスが広がった、見事なファーボールだ」
次のバッターがヒットを打ち、古田は2塁へ、3塁にいた選手はホームへ走り1点が入りました。
古田の姿を目で追いながら伊藤はヒナに話し続けました。
「彼はな、このチームで勝つにはどうすればいいか、自分には何が出来るのか、常にそのことを考えている。確かに一選手としてゲームに臨むよりもはるかに大きなプレッシャーがあるだろう」
チームは攻撃から守備に代わり、古田はキャッチャーとしてグラウンドにいました。
「その重圧の中、自分のための練習の時間はとれず、心も体もボロボロに削られていき、個人としての成績は落としてしまうかもしれない」
伊藤が話し終わる前にヒナは
「なんでそこまでするの?」
と質問しました。
「それはリーダーになるべきお前が直接聞いたほうがいいんじゃないのか?」
伊藤は答えました。
好きなチームのチームリーダー
ベンチに戻ってきた古田にヒナは駆け寄ります。
ヒナ:「なんでそこまでやるのか、教えてください」
古田:「ん-、単純に、自分の好きなチームで勝ちたいから」
ヒナ:「好きなチーム?」
古田:「うん、僕はスワローズの古田だからね。自分の好きなチームで勝てたら喜びって掛け算になっていくよね?え?君は自分のチームが好きじゃないの?そこのところ、よーくもう一度考えてごらん」
ヒナは素直な気持ちで頷くことが出来ました。
陽菜の後ろで舞も聞いていましたが、舞はうつむく事しかできませんでした。
*****
ライブ会場ではまさに「UBUGOE27」が始まろうとしていました。
バックヤードでは『27』のメンバーがまさにステージへ向かおうとしていました。
「みんな、聞いて!あたし、このグループが好きなの。だから絶対みんなでこのツアーを成功させたい!」
チームリーダー・ヒナが呼びかけるとメンバー全員ステージへ上りました。
*****
夏葉バッティングセンターでは舞がいつものように営業の作業をしていました。
そこへ女子野球部のチームメイトが訪ねてきました。
聞けば、大会の最中で今日はギリギリ2回戦目を買ったが、舞の力がなければ次は負けてしまうということでした。
舞に野球部に戻ってきてほしいと懇願されます。
舞もできることなら、と思いますがイップスを発症しており、野球ができないと悩みを明らかにします。
イップスとは「腕が震えたり、硬直してしまいボールを思うように送球(プレー)できないこと」をさし、多くは精神的なトラウマなどが原因とされています。
舞は自分の投球で、チームメイトの美希にケガをさせており、そのことがイップスの原因なのかもしれません。
舞はどうしたらいいのか分からなくなっていました。
八月は夜のバッティングセンターで。感想
八月は夜のバッティングセンターで。8話「チームリーダー」のみんなの感想を紹介します。
私も、舞のトラウマをみて「シンデレラナイン」を継承している、と感じました。
ハチナイファンにはたまりませんね!
八月は夜のバッティングセンターで。【眼鏡をかけたスゴイ男】レジェンド古田敦也
平成最強捕手・古田敦也さんのプロフィールをご紹介します。
1965年8月6日生まれ 兵庫県川西市出身
引用元:https://www.kouenirai.com/profile/3302
1988年立命館大学卒業後、トヨタ自動車を経て、1990年ヤクルトへドラフト2位で入団。
打者としてはプロ入り2年目に首位打者を獲得し、捕手としては強肩と頭脳を生かした野球で、攻守ともにチームを牽引。5度のリーグ優勝と4度の日本一へと導く。
また1998年には、日本プロ野球選手会会長へ就任し、球界の工場に貢献する。
特に、2004年の球界再編問題に対するストライキの決行は球界史上初めての出来事として、多くの人々の歴史に残っている。
2006年にはプロ野球史上29年ぶりとなる選手兼監督は就任。ブレイングマネージャーとして若手選手の育成、ファンサービスを重視した。
2007年、現役引退と同時に監督も退任。
古田敦也さんの輝かしい実績を紹介します。
- ソウルオリンピック銀メダル(1988年)
- MVP(1993年1997年)
- 首位打者(1991年)
- 正力松太郎賞(1997年)
- ベストナイン(1991年~1993年 1995年、1997年、1999年~2001年、2004年)
- ゴールデングラブ(1990年~1993年 1995年、1997年、1999年~2001年、2004年
- 日本シリーズMVP(1997年、2001年)
- 2000本安打達成(2005年)
- 野球殿堂入り(2015年)
球界では「眼鏡の捕手は大成しない」という定説がありました。
古田敦也さんはその定説を見事覆しました。
捕手としての活躍も素晴らしく、盗塁阻止率はリーグ1位、キャリア通算でも・462を記録しています。
また、選手兼監督も務めており、野村克也さん以来29年ぶりの就任でした。
2004年の球界再編問題の当時もプロ野球選手会会長だった古田さんはファンと選手のために奔走し『戦う選手会長』と呼ばれました。
頭脳明晰でリーダーシップ、数々の功績が認められ2015年に野球界殿堂入りを果たしました。
現在も野球解説だけでなく、タレントとしても数々のテレビで活躍されております。
私個人といたしましては、そろそろ監督としての古田さんの姿を拝見したいと思っています。
ドラマはこれまでに、レジェンド選手役として岡島秀樹、山崎武司、川崎宗則、五十嵐亮太、里崎智也、吉見一起の各氏が登場。前回は山本昌氏が出演し、今回ついに古田氏が登場して、いよいよその次の第9話で最終回を迎えます。
来週は最終回です。舞の悩みは解決するのでしょうか。
放送は9月8日 25:10~25:40です。
追記!
最終回のレジェンドが判明しました!
上原浩二さんです!
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