【半分、青い。】7話ネタバレあらすじと感想!ブッチャーの涙の理由にホロリ!
梟(フクロウ)町の美人ママ対決は興ざめ!
(ネタバレあらすじ)
第1週の終わりは、律の母・和子(原田知世)に呼び出された晴(松雪泰子)という気になる終わり方でした。
対決モードを煽ったナレーションですが、第2週のスタートは煽りなしで穏やか。鈴愛(矢崎由紗)が律を川に落としたことを先に謝る晴。
しかし、和子は三途の川を越えるという糸電話の目的を話します。鈴愛を「いい子」だと話す和子。和子は、鈴愛のマグマ大使のような呼び掛けにも「光栄です」と言い、律が夢を語る相手ができたことに感謝していました。
(感想)
原田知世のうっすら浮かべる微笑みが視聴者をドキドキさせます。手に持っている竿(?)で怒っているかも、と抱かせる演出なのでしょうね。
第1週で律を叩いて叱る一面も見せた和子。その気の強さは晴も知っているのでしょう。ただ、その時の和子は、律は水泳も許可され、鈴愛におんぶされたことを叱りました。だから美人ママ対決なんてあざとい煽りは、俯瞰(ふかん)で全体を見てきた視聴者には興ざめです。
さらに突っ込むと、喫茶店の和子の感謝はいい話しなのですが、喘息(ぜんそく)でそこまで律が孤独な印象はないですし、この時点で和子が涙ぐむのはパンチが弱いかな、と思います。
「悪問に説教」が描かれた3つの理由!
(ネタバレあらすじ)
小学校では、テストのある解答に対して疑問があがっていました。かぐや姫が月に帰った祖父母の気持ちを「せいせいした」と律が解答したからです。
律は担任の豊島(佐藤夕美子)から先生をバカにしてる!と説教を受けます。即座に謝る律を見かねた鈴愛は、勇気を振りしぼって立ち上がりフォロー。律はちょっと違うと素っ気ないくケンカになって説教シーンは終了します。
(感想)
豊島先生はサービス問題の4択なのに「わざと」律が間違えたと説教します。1から3番まで正解という変な問題です。国語の登場人物の心情を読み取る問題ですが、これは悪問!入試なら批判されるはずです。
教室で全員の前での説教も「こんな先生いる?」と気持ちが引いてしまうシーン。なぜこんなエピソードを貴重な15分に挟んだのか。考えられるのは3点…
- 病気がちの律は、自分が家を出ると親が「せいせいする」と思っている。
- すぐ謝って自分の意見を言えない律に、鈴愛がハッキリ言う対比。
- 時には鈴愛がフォローする律との絆の表現。
ブッチャー突然の涙にホロリ!
(ネタバレあらすじ)
放課後、鈴愛が投げたゴミ箱が律の頭部に当たり病院へ行く事態に!ブッチャー(大竹悠義)は自分をかばって怪我した律が心配でたまらない様子。金で繋がらない唯一の友達なのに、と号泣します。和子も子供たちの前では平常心でしたが実は手が震える程の不安を抱えていました。
律は大事に至らずひと安心。律に勧められ、鈴愛は事故を黙っていることに。そして鈴愛の世界が揺れて…という所で第7話終了。
(感想)
どこかで見たような展開なのは否めないし、律が青く腫れている様子もないので、リアリティーに欠けます。ただ、ブッチャーが友人たちにスーパーカー消しゴムを渡していましたが、お金持ちのつながりだったのですね。
ブッチャーが律を心配して泣くシーンは、決して上手くはない演技ですが、ウルっとくる描写でした。BL要素という反響もありますがまだ友情と解釈したいところ。
ラストはついに鈴愛に異変が!脚本家・北川悦吏子自身も片耳を失聴し生まれた主人公の物語。つらいですが、本格スタートになる予感たっぷりの第2週です。
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