【行列の女神~らーめん才遊記~】の原作ネタバレ!芹沢のガツンと来る名言の数々!
ドラマ【行列の女神~らーめん才遊記~】の原作ネタバレ!ガツンと心に響くあのハゲ(芹沢)の名言はビジネスの本質!
ドラマ【行列の女神~らーめん才遊記~】の放送が迫ってきました。原作は芹沢の綺麗ごと抜きでビジネスの本質を突いた名言が魅力の作品です。
この記事ではドラマ【行列の女神~らーめん才遊記~】の放送に先駆け、前作の芹沢の名言をご紹介します。
【行列の女神~らーめん才遊記~】はパラビで配信中です。
※ 全て2020年2月21日(火)現在の情報です。最新の配信情報はパラビ公式サイトでご確認ください。
【行列の女神~らーめん才遊記~】原作紹介
- 原作:「らーめん才遊記」
- 「ビッグコミックスペリオール」(小学館)2009年17号~2014年5号まで連載
- 単行本全11巻
- 原作:久部緑郎
- 作画:河合単
同作者が連載していた「ラーメン発見伝」(全26巻)の続編に当たります。
「ラーメン発見伝」の主人公・藤本浩平の最大のライバル・芹沢達也が中心となり、美味しいラーメンの作り方以外にも経営術なども描いています。
それに伴い数多くの芹沢の正論=名言が作中にあります。
ガツンと綺麗ごと抜きに放たれる芹沢の正論が心に響き、また、本格的な飲食店経営術・ビジネス術を学ぶのにもオススメです。
ちなみにネットで有名な「鮎の出汁と背脂」は「ラーメン発見伝」からだったりと2つの作品がごっちゃになっていることが多いです。
「らーめん才遊記」と前作「ラーメン発見伝」は【DMMブックス】で購入することが出来ます。
※ 全て2020年4月13日(月)の情報です。最新の配信状況、価格については公式サイトをが確認ください。
【行列の女神~らーめん才遊記~】原作ネタバレ
ある日、店で腕を振るっていた芹沢はある女性客がほとんどラーメンに手を付けていないのに気づきます。「どうしましたか?」と声を掛けるも女性客はラーメンの味が気に入らないとのこと、さらに用があるとさっさと店を出てしまいます。
こんな態度に芹沢は腹を立てますが、会社の新人面接がある為気持ちを切り替え向かいます。ところが、面接を受ける相手は連絡も無しに遅刻、やっと現れた相手は先ほど店に来た女性客でした。
彼女の名前は汐見ゆとり、一般的な社会常識にかけていました。芹沢は社会人、ビジネスの場として怒りを堪え対応しますが、ゆとりは「私なら店のラーメンをもっと美味しくできる」と言い切ります。
さすがの芹沢も腹を立て、ゆとりに「ラーメンを作ってみろ。納得させたら採用する」と命じます。
芹沢は嫌味のつもりでしたが、ゆとりは麺を食べただけで麺の成分を言い当てるなど料理の才能を発揮します。そして、作ったラーメンは文句のつけようが無く芹沢はゆとりを採用するのでした。
その後、芹沢はラーメン屋のコンサルティングを通じてゆとりを指導、ゆとりも職人としてだけではなく経営者として成長していきます。その中で多くの名言が生まれます。
原作の後半~最終回、さらにその先の最新の展開は以下の記事にまとめています。
【行列の女神~らーめん才遊記~】原作ネタバレ 芹沢の至高の名言
名言1 お客様は…
芹沢は客との関係に悩むラーメン屋の店主の相談を受けます。「お客様から頂いたお金で営業が出来るのだから感謝するべき」という店主に対して芹沢は「感謝する必要はありません。」とバッサリ切り捨ててしまいます。
「我々は客が払った金額に見合う商品(ラーメン)を提供する。ビジネスを通じた対等な人間関係。」
「客を神と認めたらどんな無理難題でも従うしかなく、どんどんとエスカレートする。」
「店は我侭な神様が好き放題する無法地帯と化し、まともな客は寄り付かなくなってしまう。」
とします。さらに
「その為には店の店主が王となり、店という王国を統治するのだ!というぐらいの気概が必要なのです。」
とします。
客という立場を利用して店員に理不尽なクレームを入れるカスタマーハラスメント(カスハラ)も社会問題となっています。
店の主はそういった困った客には毅然とした態度で臨み、他のお客様や店を守らなければならないのですね。
名言2 金を払うことの意味
ある日主人公・ゆとりは店のアルバイトの面接を担当し、元気な体育会系の若者がやってきます。
その若者は「給料はいらないのでバリバリ働きたい」とアピールします。ゆとりは彼を気に入り芹沢に採用の打診をします。
ところが芹沢は「ただで雇ったとしてもすぐに根を上げるだろう」とします。
「”金を貰う”」とは仕事に責任を追うことだ。」
「金の介在しない仕事は絶対に無責任なものになる」
と説きます。
従業員が仕事に責任を持つのは当然ですが、逆に雇い主はその対価を支払わなければなりません。
ブラック企業も社会問題となっていますが、従業員と雇い主は「お金=対価」という形で仕事に責任を持たせないといけません。
名言3 まずやるべきこと
今回の依頼主の店主は自身のこだわりを徹底した創作ラーメンを作っていました。しかし、客足は悪くよくあるつけ麺店に負けてしまっていました。
そこで芹沢は新しく油そばを出すことを提案します。しかも芹沢は「油そばはスープが無い分、原価率が低く利益が出やすいボロい商売」とまで言い切ります。
店主も難色を示しますが…
芹沢も「自身のこだわり捨てきれ」とは言いません。しかし、ラーメン屋も当然ビジネスで勝たなければなりません。
まずは勝ち、利益を得続けることで初めて自分が作りたいラーメンを作ることができるようになるのですね。
【行列の女神~らーめん才遊記~】原作 ネタバレまとめ
ここで紹介した以外にもドラマの原作「らーめん才遊記」、及び「ラーメン発見伝」には多くの名言があります。
いずれもラーメン屋だけではなく様々なビジネスに通じるものばかりです。
ドラマ【行列の女神~らーめん才遊記~】では芹沢は女優・鈴木京香さんが演じますが、原作の魅力、本質は変わらないはずです。
ドラマ【行列の女神~らーめん才遊記~】は2020/2/20(月)22:00~テレビ東京系列で放送開始です。ぜひご覧ください。
この記事で使用している画像の引用元:テレビ東京「行列の女神~らーめん才遊記~」
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