【GTOリバイバル】ネタバレと考察!「裁ノカ笑(さいのかわら)」の正体とヒント!
【GTOリバイバル】ネタバレと考察!「裁ノカ笑(さいのかわら)」の正体とヒント!
26年ぶりに復活する伝説の学園ドラマ【GTOリバイバル】。鬼塚の赴任先の学校を目の敵にするインフルエンサー「裁ノカ笑(さいのかわら)」の正体を考察!放送後には詳しいネタバレも追加します。
【GTOリバイバル】「裁ノカ笑(さいのかわら)」とは?
「裁ノカ笑(さいのかわら)」とは、鬼塚英吉(反町隆史)が新しく赴任する私立相徳学院高校で問題となっている暴露系インフルエンサー。200万人にもおよぶフォロワーを持ち、有名人だけでなく一般人も、どんなネタでも詮索&拡散して炎上させている。
鬼塚が来る前にも、相徳学院の教師や生徒が何人も晒されてきたため、「裁ノカ笑(さいのかわら)」となって配信を続ける犯人は校内にいるのではないかと噂になっている。
「裁ノカ笑(さいのかわら)」が晒したターゲット
あらすじや予告から「裁ノカ笑(さいのかわら)」が狙ったターゲットをあげてみましょう。
遠藤凛(畑芽育)の父親
鬼塚が副担任となる3年1組の生徒・遠藤凛(畑芽育)は、両親と仲良く平和に暮らしていたが、父の会社が、“裁ノカ笑”に不正を暴かれ倒産してしまう。両親は働き詰めで凛を学校に行かせている。
半グレ集団「広目天(こうもくてん)」
予告の中の、裁ノカ笑(サイノカワラ)の動画配信場面で「広目天(こうもくてん)」という半グレ集団の犯罪を暴く場面が映っていました。
広目天とは?
仏教の守護神「四天王」の1人。悪人を罰して仏心を起こさせ、善に帰らせる神様
半グレ集団には似合わない名前だなぁと思ったら、スマホゲーム「妖怪ウォッチ ぷにぷに」に「広目天ケガレ」というキャラがいました。
「ケガレに染まった広目天から生み出された邪悪な分身体」で、かなり強いらしい。
【新ぷに情報】
— 妖怪ウォッチ ぷにぷに公式 (@yokai_punipuni) April 16, 2023
ZZZランク「広目天 ケガレ」をご紹介!
ケガレに染まった広目天から生み出された邪悪な分身体。
禍々しい黒い翼をもつ鷲を従え、獲物をつぶさに観察すると獣の狩りの如く確実に仕留める。#ぷにぷに pic.twitter.com/aZCigI26vF
「裁ノカ笑(さいのかわら)」の正体と黒幕候補
「裁ノカ笑(サイノカワラ)」と黒幕の正体を考察してみましょう。
怪しいのは市川すずかと宇野晴翔の2人です。この場面カットも意味深ですね。
市川すずか(八木莉可子)は鈴鹿御前で鬼退治?
3年1組の生徒の女性メインキャストはこの3人。遠藤凛(畑芽育)は父親の不正を暴かれた被害者だし、三崎詩(小林桃子)もパパ活が暴かれたので違うでしょう。
怪しいのは、「謎めいた役」「隠していることがある」などと会見でも言われていた市川すずか!
優等生が黒幕ってよくある話だし。
また名前が怪しいのです。
「すずか」→鈴鹿と考えると、鈴鹿御前という伝承上の女神が浮かびます。
鈴鹿御前についてはいろいろな伝承がありますが、坂上田村麻呂(田村丸とも)と結婚して鬼退治をした話が有名です。
裁ノカ笑→サイノカワラ→賽の河原
鬼は賽の河原からも連想できます。
つまり鬼退治として世間の悪を裁いているつもりと考えると、鈴鹿御前=市川すずかが怪しいですね。
鬼=鬼塚も退治しようとするのでしょう。
宇野晴翔(日向亘)は陰陽師?
もう1人怪しいのが、宇野晴翔(日向亘)。野球で推薦入学したのにケガで野球ができなくなり、父親にも役立たず扱いされてやさぐれている。そのストレスを発散するためにやっている可能性があります。
宇野晴翔という名前も怪しい。
ミュージカル「陰陽師」では宇野結也という俳優さんが酒呑童子を演じていました。
晴翔は、はるとではなく「晴(はる)翔(あきら)」とも読めなくない。 はるあきらといえば、安倍晴明、つまり陰陽師です。
ミュージカル「陰陽師」~大江山編~にて酒呑童子役として出演致します、宇野結也です。
— 宇野 結也 (@uno_yuya) April 23, 2019
茨木童子役の一海くんと二人三脚で、
本公演を彩ることが出来る様、努めてまいります。
皆様、応援のほどよろしくお願い致します!
劇場でお待ちしております!#陰陽師 #酒呑童子 pic.twitter.com/msWs1sSAhB
また、広目天のところで出てきたケガレと陰陽師をセットにして考えてみると、『双星の陰陽師』というマンガがあります。陰陽師がケガレと闘うというストーリーです。
酒呑童子なら鬼だし、陰陽師ならケガレ=悪と闘うということに。鬼から改心するということでしょうか。
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『双星の陰陽師』
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陰陽師とケガレの共闘。穢れの王の覚醒。
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そしてアニメ映画『双星の陰陽師』の副監督が五十嵐達也さん。日向亘といえば、「仮面ライダーリバイス」の五十嵐三兄妹の次男。ここまでくるとこじつけしすぎ?
【GTOリバイバル】のネタバレ
「裁ノカ笑」の正体は市川すずか(八木莉可子)!
ドラマ中盤で、「裁ノカ笑」の正体は市川すずか(八木莉可子)だと判明!
鬼塚が詩に「いいやつだ」と感動的な説得をしたとき、泣いたふりして実は笑いが堪えきれなくて後ろを向いた感じだったし、かなり裏の顔がヤバイ!
宇野晴翔は、クズ、ゴミ、うじ虫と自分を罵る父親を殺してくれる人を闇バイトサイトで募集していたことを暴かれて大炎上の被害者に。すずかはほかの生徒たちの闇も暴きまくった。
登録者が200万人を突破すると、顔出しですべてを暴露した。本当の目的は、文科副大臣に巻き込まれて不正に手を染めていく父親の晃一(鈴木浩介)を止めること。大好きなお父さんが変わってしまうのも、何でも問題を1人で抱え込むのも嫌だった。
詳しいネタバレは↓↓
【GTOリバイバル】のストーリー
26年前の教え子からの頼みで教師に復活
フードデリバリー「ビーバーイーツ」のアルバイトをしていた鬼塚英吉(反町隆史)は、相徳学院高校に配達に行く。次にコーヒー1杯を文科省の審議官室に届けると、待っていたのはかつての教え子で、現在は文科省総合教育政策局担当審議官となっている菊池善人(窪塚洋介)。
菊池は鬼塚に頼みたいことがあり、ずっと捜していた。
「もう教師やりたくないの? 何とかしてあげよっか」
菊池は、私立相徳学院に文科省から黒い金が流れているから探ってほしいと言うが、そんなことに興味がないと断る鬼塚。
相徳学院に行ってほしい理由はそれだけじゃなかった。居酒屋「つばさ」に連れて行かれた鬼塚を、今度は菊池の同級生でこの店をやっている村井国雄(池内博之)と渡辺マサル(山崎裕太)、スクールカウンセラーとなった吉川のぼる(小栗旬)が待っていた。
実は、ケンジ(徳山秀典)が昨年から相徳学院の教師をしているが、3ヶ月前に顧問をしている野球部の部員が倒れ、指導が悪いと昭和な言動の動画がSNSで大炎上。誹謗中傷に苦しみ、のぼるに相談したが、その帰りに交通事故に遭い入院中だ。菊池とのぼるが、相徳学院に鬼塚を送り込みたいのはそういう事情もあった。
「裁ノカ笑」は校内にいる?
鬼塚は、依田ケンジの代わりに相徳学院に赴任する。3年1組の副担任として綾原先生(岡崎紗絵)のサポートをすることに。富士山田教頭(小手伸也)がネチネチと嫌味を言っていると、以前学院の理事をやっていて現都議会議員の市川晃一(鈴木浩介)が芸術コースの打ち合わせにやってくる。富士山田は市川に国政に出てほしいと伝える。
3年1組の教壇に立った鬼塚はいつものように黒板全体に名前を書き挨拶する。すると暴露・告発系インフルエンサーの「裁ノカ笑」が3年4組の今西健太のイジメ動画を拡散し、クレームの電話が鳴り響く。市川すずか(八木莉可子)が「裁ノカ笑」について説明する。
この学校の教師や生徒が何人も狙われたことから、「裁ノカ笑」は校内にいるという噂だ。でも、「裁ノカ笑」のおかげで校内の問題は減ってきたから悪くない、学校は本来勉強しに来るところだという綾原と鬼塚は対立する。
なぜか香水をつけて美術準備室に入る富士山田。美術教師の三ノ輪(宮澤美保)とイチャイチャする場面を見て呆れる鬼塚。
3年1組には問題を抱えている生徒もいる。宇野晴翔(日向亘)は父親にクソミソに罵倒される毎日、遠藤凛(畑芽育)は工事現場の警備員をしている母の姿に胸を痛めていた。すずかと晃一は一緒に食事をするも会話がない。
綾原は、野球の推薦で入学したのに肘のケガで野球ができなくなった晴翔を心配し声をかけるが晴翔は心を開かない。鬼塚は女子生徒たちに一緒に踊ろうと誘われる。ガラケーを「エモい」「先生らしくていい感じ」と言う詩。ダンスはアイドルになるとか夢のためにやってるのかと聞くと、夢なんかない、夢見て叶わなかったら努力も無駄になるという彼女たちに「小さな夢も見れないこんな世の中」と呟く鬼塚。
TikTokで「かっこいい」と言われて喜ぶ鬼塚。しかし褒めてくれる人だけじゃない。そういう言葉の暴力は直接殴ったりナイフで刺すのと変わらないとすずか。
家計を助けたい凛は詩に言われてパパ活をしようとするが、ホテルに連れ込まれそうになったところをマサルに助けられる。
文部科学副大臣の長原修が私学助成金を過去最大にすると会見する。そのニュースを村井の店で見ていた鬼塚のもとにマサルが凛を連れてくる。貧乏で借金もあるから親にも学校にも言わないでと頼む凛を、鬼塚は村井の店のバイトに雇わせた。
「いいね」なんかいらない
裁ノカ笑が次に晒したのは詩の援交だった。チクったのは凛だと決めつけて怒りをぶつける詩。援交してブランド品を買うのは「いいね」が欲しいから。自分だけ撮しても誰も興味ない。ブスだしほかにいいとこもない。
鬼塚はいきなり詩のバッグを外に放り投げると庭に連れて行く。本当はこんなのいらねえんだよ。中身をばら撒くと、チェーンソーでバッグを切り裂く。
みんなが「いいね」してくれるって? お前そいつらの顔見たことあんのか。お前、俺の携帯、古くていいねって言ってくれてうれしかった。ほかのやつが言ってくれなくても俺が言ってやね。お前はいいやつだ、最高にやさしい。お前の良さは「いいね」じゃ語れない。こんなのなくたってな詩は詩なんだよ。最高にかわいいよ。
これ以上、俺の生徒に手出したら許さねぇからな。鬼塚は裁ノカ笑に啖呵を切ると、富士山田に「クズなんていません」と笑った。詩には凛たち同級生が寄り添った。
裁ノカ笑が配信した鬼塚の動画が大炎上。200万人を敵に回してしまう。バイクには「変態教師」「「今すぐ辞めろ」などと書かれた紙が貼り付けられ、タイヤはパンク。仕方なく押して歩く鬼塚は、あずさの電話に出ない。
パンクは晴翔の仕業だった。お前ら大人は自分が気持ちよくなりたいだけだろと綾原に言う。
鬼塚は助けにきた冴島(藤木直人)と一緒にバイクを押す。子供たちのためにあちこちで暴れまくって、かみさんに心配かけて悪いだろ、ほかの仕事をしたらと冴島は言うが、放っておけないと鬼塚。しかしなぜこの学校ばかり狙われるのか — —!?
富士山田は、鬼塚が教師生活30年の中で最低最悪の部類に入るとクビを言い渡す。鬼塚はガラケーで撮影した、美術教師とのイチャイチャ画像を見せる。富士山田はクビを撤回し、無処分にする。そしてあれは不倫的なものではなく「膝枕に耳筆」だと言った。
裁ノカ笑が暴走
晴翔は屋上で蟻をつまんで落とす。蟻はどんなに高いところから落としても死なないから意味ない。飛び降りるなら手伝おうかとすずか。闇サイトで、お父さんを殺してくれる人は見つからなかったのかと意味深なことを言う。
裁ノカ笑は、登録者が200万人に達したら、私自身のことも何もかも見せると発表。
次のターゲットは富士山田教頭だ。不倫の会話が学校中に放送され、三ノ輪の裏垢も晒された。美術準備室に逃げ込む2人。さらに晴翔が闇バイトサイトで父親を殺してくれる人を募集したことを晒される。ほかの生徒たちも次々と罪を暴露され、学校中がパニックになる。
綾原が教師として晴翔に向き合う
鬼塚は晴翔をバッティングセンターに連れて行き、勝負を挑む。晴翔は見事なバッティングを見せる。恨みがあるなら、やりたきゃ自分でやれ。ケンジが晴翔のバッティングセンスを褒めていた、長野に晴翔を欲しがっている学校もある。お前、何のために野球やってたんだ、父親のためか?
晴翔が帰宅すると綾原が待っていた。父親ことで苦しんでいるのを知ってて見て見ぬふりをしていたことを謝る。野球ができなくなってから、父親に何て言われてるか知ってるか。役立たず、ゴミ、クズ、うじ虫。それなら本当にクズになってやるとナイフを突きつける晴翔。
綾原は、生徒と向き合える教師になりたかったが、一所懸命やればやるほど割に合わないからいつの間にか、問題なく過ごせればいいと思うようになった。でも今は違う。教師として晴翔を間違った道には進ませない。
勝手なきれいごとばっかり言いやがって。俺の人生もう終わってんだよ。
私はあなたを絶対に見捨てない。何があっても。近くでその会話を聞いている鬼塚。またあずさから電話があるが出ない。
裁ノカ笑=すずかの本心
裁ノカ笑の投稿により、半グレ集団「広目天」のメンバーが捕まった。登録者は200万人を越えた。そして次のターゲットは市川晃一。長原文科副大臣が建設業者から賄賂を受け取り、入札情報を流すと思われる。すずかは顔を出した。
綾原は裁ノカ笑の正体を知っていた。鬼塚と一緒に凛から聞いていた。凛とすずかは中学からの友達、凛はすずかから、半年前に裁ノカ笑を始めたことを打ち明けられていた。凛の父親の会社も不正の暴露により潰れた。最初はすずかを恨んだけど、父親が暴露のおかげでそれ以上悪いことをしなくてすんだと言っていて、今はこれでよかったとも思っている。
裁ノカ笑は賽の河原。子供が永遠に罪を償わされる地獄だと気づく綾原と三ノ輪。
晃一は動画を消せ、何でこんなことをとすずかに問う。
すずかはお母さんに恥ずかしいと思わないの?と電話を切る。
広目天の半グレが家に侵入してすずかを誘拐する。車の中に拘束されたすずかを鬼塚が助けに来る。
そんなことを知らない晃一。応援に来た長原は、テレビカメラを呼び、いかにも人がたくさん集まっているかのように演出する。晃一が演説を始めると、鬼塚が居酒屋つばさの軽トラで「グレート党 3年1組 鬼塚英吉として邪魔をする。生徒たちも応援に駆けつける。
テレビカメラに向かって何とか演説を始める晃一だが、裁ノカ笑がやってくる。鬼塚は、晃一にどこ見てんだ、見なきゃいけないのはここじゃねぇだろ。そしてすずかに語りかける。
お前の親父はすごいよ。世の中をよくするために政治家になった。でもお前の方がすごい。父親を止めるために200万人集めたんだから。よく見てみろ、みんな同じ顔をしてるか?同じ表情をしてるか?
仮面をはずす、すずか。
辛かったらな、笑うんだよ。無理してでも笑っているうちにいつかきっと心の底から笑える日が来る。言いたいこと言ってやれ。
すずかは名を名乗り、世間を騒がせたことを謝罪する。父の晃一は長原議員と会ってから変わってしまった。お父さんが大好きだったし応援したかったのに、大事なことは話してくれなかった。全部1人で抱え込んで、賄賂のことも事務所の人にも私にも何も言わずに悩んでいた。
お母さんが最後に 家に戻ったときもそう。よくなったんだと思ってうれしかった。今よりお金もなかったけど幸せだった。でも後で、もう手の施しようがなかったから家に戻ったと知った。私だってお父さんの苦しみを半分持ってあげられたのに、2人だけの家族なのに…。
鬼塚は晃一の選挙カーの前で四つん這いになっている。それを踏み台にして父の手を借りて車の上に上るすずか。晃一はすずかを引き上げるとしっかりと抱きしめて謝った。鬼塚は2人の姿を見て「グレートだぜ」と言った。「つばさ」の軽トラはエンジンがかからなくなり、マサルと押して帰るはめに。
富士山田には校長から電話があり、「不倫は学校の品位を落とす行為」だ、理事長会に出席するようにと言われる。終わった…と項垂れる富士山田と三ノ輪。長原副大臣は警察へ。「相手が悪かった」と笑う冴島。見送る菊池。
ケンジが退院して鬼塚は学院を去ることに。見送りに来た菊池、村井、マサル、のぼる。あずさから電話がある。そしてもうすぐそこまで来ていた。まったくあなたって人は相変わらず、グレートだぜ。
1か月後、鬼塚は面接を受けていた。なぜ教師をやるのかと聞かれ、こう答えた。
生きていれば必ずいいことがある。どんな小さな夢でもいい、未来を諦めてほしくないんです。そのために教師やってますから。
(おしまい)