【グレイトギフト】1話|白鳥(佐々木蔵之介)の正体とタイトル回収に鳥肌!
【グレイトギフト】1話|白鳥(佐々木蔵之介)の正体とタイトル回収に鳥肌!
1話から衝撃の展開となり、あっさりタイトルも回収。患者を思うよき医師・白鳥の本性とは?
殺人球菌と権力争いに翻弄され、ただのうだつの上がらない病理医・藤巻の運命が激変する!
【グレイトギフト】1話のあらすじ・ネタバレ・感想・視聴率をまとめます。
【グレイトギフト】1話の視聴率
【グレイトギフト】1話の視聴率は、平均世帯視聴率9.8%でした。
【グレイトギフト】1話のあらすじ
明鏡医科大学付属病院に検査入院していた元総理大臣・愛宕克己(山田明郷)が急死した! 病理医・藤巻達臣(反町隆史)は死因を調べるために愛宕の遺体を解剖する。検査技師・久留米穂希(波瑠)が「殺されたのかもしれない」と言い出す。遺産相続をめぐって愛宕の愛人・安曇杏梨(倉科カナ)と揉めていた遺族が、杏梨による殺人じゃないかと騒いでいるのだ。
事務長の本坊(筒井道隆)は「ただの心不全」ってことにして穏便に済ませようとするが、藤巻は全く見たことのない新種の球菌を発見する。それが死因なら、院内感染の危険性もある。藤巻は奥野理事長(坂東彌十郎)に相談するように本坊に言う。
心臓外科医の郡司(津田健次郎)から呼び出された藤巻は、穂希に作業を頼む。穂希は、藤巻が顕微鏡で見ていた新種の球菌を見てしまう。
藤巻は、自分が発見した新種の球菌は殺人球菌だと断定する。「天使のプリン」を買いに売店に行くが、売り切れ。がっかりしていると、娘の琴葉の見舞いに来た神林育人(尾上松也)が1つ譲ってくれた。妻の麻帆の病室に差し入れに行くが、麻帆は眠っていた。
「アルカナム」のオーナー杏梨
藤巻は、会員制ラウンジ「アルカナム」にいる奥野理事長(坂東彌十郎)に、殺人球菌のことを伝える。オーナーの安曇杏梨(倉科カナ)がぴったり寄り添っているのを見て、ジリジリする本坊。この球菌がどんな作用で急性心不全を引き起こすのか、誰かが故意に体に入れたのか、何を聞かれても自分1人の力ではわからないという藤巻を、奥野は徹底的に罵倒する。杏梨はテーブル下のボタンを押してホステスたちを呼ぶと、藤巻を追いかけて、「克己ちゃん」(愛宕元総理)に会わせてくれと頼む。愛宕を愛していたのかと聞かれた杏梨は、藤巻とは正反対の力のある人が好きだと告げて去る。
翌朝、藤巻は殺人球菌による院内感染で患者や医師らがバタバタと倒れていくという恐ろしい夢を見て起きる。自分の当番だったが、娘のあかり(藤野涼子)が朝食を作ってくれていた。白鳥から呼び出された藤巻はあかりとともに病院へ。白鳥と郡司は危険な状態であること、手術に必要な心筋細胞シートの使用はまだ許可されていないと告げる。
殺人球菌の作用と藤巻の取引
藤巻がさらに愛宕の遺体を調べたところ、胃の粘膜にわずかなダメージが見られた。そこから球菌の動きを分析した。
球菌は口腔から入ると胃から血管に侵入すると心臓に到達。心筋内で毒素を生み、心不全を誘発する。その後球菌は血流に乗って右頸武の頸動脈洞に集まり、宿主が死亡すると皮下組織に嚢胞を作る。これは嚢胞内で生き延びようとするためだと考えられる。その嚢胞が皮膚の上から黒いシミのように透けて見える。
その嚢胞から採取した液状検体を調べれば球菌の存在に気づけるが、なぜか球菌は消滅する。普通に診断すると急性心不全となるため、まさに証拠を残さない殺人球菌だ。
藤巻は、何者かが愛宕に飲ませた。これは殺人の可能性があるから警察に通報すると迫り、そんなことは許さない、球菌のデータはすべて消去しろという奥野に条件を出す。それは508号室に入院中の妻・麻帆の治療に心筋細胞シートの使用許可を取り付けるということ。心筋細胞シートはまだ認可されていないが、藤巻は奥野が厚労省の峰岸大臣のパーティー券と引き換えに金を渡していたことを利用した。奥野は仕方なく承諾する。
藤巻が球菌のデータを処分していると、その様子を穂希が見ていた。穂希は、殺人球菌のことを隠蔽するように言われたと推察する。
新たな犠牲者
そんな中、殺人球菌の犠牲者がもう1人出てしまう。安田という郡司の患者だ。病室の機器には隠しカメラが取り付けられていて、その様子を誰かがどこかで見ているようだ。藤巻は、安田の首筋に愛宕と同じ黒いシミが浮き出すのを確認する。藤巻がそこから採った検体を調べるとまだ大量の殺人球菌が生きていた。
最初は何者かが愛宕を狙った殺人だと思った藤巻だが、そうではないのかもしれない。やはり警察に通報すべきだと奥野に迫るが、奥野は心筋細胞シートを取り下げることもできる、麻帆の命は自分が握っていると脅す。殺人を食い止めるには、犯人を見つけることだと命じる。
【グレイトギフト】1話のネタバレ
藤巻は、白鳥に殺人球菌のことを相談する。患者を第一に考える白鳥のことは信頼しているからこそ、妻の治療を任せている。殺人球菌は低温だと早く消滅する。白鳥は証拠を残すために培養して保存しようと提案する。白鳥は、次の教授会で殺人球菌のことを暴露して奥野の解任動議を出すと言う。やはり麻帆の治療をダシにする。
藤巻は培養に成功した。白鳥は、自分の追及の後、「警察に通報する」とフォローしてほしいと藤巻に教授会に出るように指示する。教授会当日、教授ではない藤巻を会場で見つけた奥野は「出ていけ」と怒鳴る。しかし突然倒れてしまい、急性心不全を起こして死んだ。
すべては白鳥の罠だった。奥野の首筋に黒いシミを見た藤巻は確信した。
白鳥は日本の医療界のトップに立ち日本の医療を改革すると決めた。殺人球菌を見たとき、力が湧いた。この力で頂点に立てると確信した白鳥は、Xが本当に殺人球菌であることを奥野で証明してみせたのだ。1リットルの水差しに5ミリリットル、それをひと口飲んで1分後ぐらいに心不全を起こした。
これは神から贈られた偉大なるギフトなんですよ。
警察に通報すると言う藤巻を白鳥は脅迫する。自分が関わったという証拠はない。むしろ培養していた藤巻が疑われる。教授でもないのに教授会にいた。そのために藤巻を呼んだのだった。藤巻は奥野の隠蔽工作に加担して心筋細胞シートの許可を取り付けた。だからもう後戻りはできない。自分が頂点に立つために、球菌を培養するように命じる。
神林と捜査一課の月足(濱正悟)が話を聞きにやってくる。元総理もここで亡くなったばかりだし、司法解剖に回した方がいいかと問われるが、とくに不自然な点がなければご遺体を傷つけないほうがいいと、白鳥と藤巻は口裏を合わせる。
自分が作った殺人球菌で人が殺された…。落ち込む藤巻の元に、関根美登里が部屋の前にあったと手紙を持ってくる。ワープロで打たれた手紙には、「私の球菌を勝手に使いましたね。代償を払っていただきます」という内容が書かれていた。
手紙には消印がなく、宛名も名前だけだった。殺人球菌を作った犯人は病院内にいる!
【グレイトギフト】1話の感想
佐々木蔵之介がただの「いい医者」であるはずがない。白鳥は黒幕候補と予想していたのに、結局は権力主義者であり、目的を達成するためなら殺人も厭わないという恐ろしい本性があっさりと明かされました。藤巻が見つけた殺人球菌Xは神様が与えてくれた「偉大なるギフト」だとタイトルも回収。
藤巻もまた殺人球菌Xを利用して妻の麻帆を救おうとし、またそれを盾にされて白鳥に利用されることになります。つまり白鳥にとって邪魔な人たちを亡き者にするため、殺人球菌を培養することを命じられます。
警察に通報すれば、自分が殺人に加担したとされてしまい、麻帆の命も白鳥に握られている。藤巻はどんどん犯罪に巻き込まれていくことになるのでしょうが、もしかしたら藤巻もあちら側に闇堕ちして、最終的に殺人球菌X=「グレイトギフト」の力を利用してのし上がることになるという結末もアリかもしれません。
今はイケオジオーラをすっかり封印した根暗な反町隆史の演技も、藤巻の変化とともに変わっていくのかも?
ただ白鳥がやはり黒幕ということも考えられます。麻帆の治療に「心筋細胞シート」が必要だがまだ使用が許可されていないということを事前に吹き込んでいたので、藤巻を利用するためにひと芝居打っているという可能性も。
さすが黒岩勉脚本。容赦なく人を殺していきそうです。次の犠牲者はいったい誰なのか — —?
波瑠演じる穂希もなぜ隠蔽に黙っているのか、権力闘争で生き残りをかけるツダケン郡司に、根暗な事務長筒井、倉科カナのラウンジオーナーも何かありそう。誰からも目が離せません!
第2話は1月25日放送です!
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