【腐女子、うっかりゲイに告る。】の最終回ネタバレ!純と紗枝の恋の結末は?

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ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」の最終回ネタバレ!

『腐女子、うっかりゲイに告る。』最終回が2019年6月8日(土)に放送されました。再放送の最終回は、2020年8月1日(土)放送予定です。

付き合ったり離れたりしてきた、ゲイの高校生・純(金子大地)とBL好きの腐女子・紗枝(藤野涼子)の2人の関係はどうなるのか。気になる結末をネタバレ!

今回はドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」の最終回ネタバレなどについて紹介します。

「腐女子、うっかりゲイに告る。」の動画はNHKオンデマンド、またはU-NEXTで配信あり!(2020年6月現在)

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目次

【腐女子、うっかりゲイに告る。】最終回までのあらすじ

物語は、書店から始まる。純(金子大地)が同級生の紗枝(藤野涼子)のBL漫画の購入場面を目撃してしまったのだ。純はゲイを隠して生きている高校3年生。年上のマコトさん(谷原章介)と付き合っていた。

BLを「ファンタジーだ」とバカにしたような言い方に紗枝は憤る。そして、周りにバレないためBL仲間に引き入れようとBLイベントに招待し、水族館デートもする。しだいに彼に惹かれていく紗枝は、仲間たちの応援もあり、遊園地でのデートの際に観覧車内でキス。ついに付き合うことになる。

しかし、純は紗枝とセックスすることができなかった。途中で勃起しなくなったのだ。互いに傷心しながらも温泉デートに行った純と紗枝。しかし、純はSNSでの相談相手、ファーレンハイト(声・小野賢章)が恋人の彼氏の死を悼み、後追い自殺することを知る。

自暴自棄に陥ったところでマコトと出会い、彼とキスをした純。しかし紗枝に目撃されてしまった。後日、純は自分が同性愛者であると紗枝にカミングアウト。それでも普通の幸せが欲しかったという。子供ももうけ、女の人を好きになる普通の生き方を…。

純のカミングアウトを小野(内藤秀一郎)が立ち聞きしていたことから学校中に、純がゲイであると広まる。トイレも体操着への着替えも一緒になるのは「気持ち悪い」と声が上がる。追い詰められた純は教室のベランダから飛び降りた。

全治1か月ですんだ純。退院した純は、紗枝に誘われた終業式に出る。壇上で、紗枝が絵の表彰をされていると、マイクをぶんどった紗枝がBL好きをカミングアウト。先生の妨害を、高岡(小越勇輝)ら友人が止める中、純の苦しみまでも言い切った。壇上で、紗枝と純はキスをして歓声が湧き上がる。

終業式の後、純は紗枝を海に行こうと誘い、「ミスター・ファーレンハイト。君に会いに行く。」と心の中で呟いた・・・。

【腐女子、うっかりゲイに告る。】最終回のあらすじ

純(金子大地)は、亡くなったネット上の友人・ファーレンハイト(声・小野賢章)との約束を果たすため、紗枝(藤野涼子)と、彼の家を訪ねる。心の支えだった親友の素性を知ることにためらう純だが、遺影に写る彼の姿に衝撃を受ける。

その帰り、純は紗枝に二人のこれからについて、思いを伝える。さらに、純はマコト(谷原章介)と会う。「奥さんと僕が溺れたら、どちらを助ける?」純の質問に、マコトは静かに答え始める…。

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【腐女子、うっかりゲイに告る。】最終回のネタバレ

【腐女子、うっかりゲイに告る。】のネタバレを紹介します。ご注意ください。

ファーレンハイト(声・小野賢章)の真実

ファーレンハイトは遺書で、「エイズで亡くなってしまった彼から貰ったQueenのCDをお墓に供えてくれ」と純にお願いしていた。

純(金子大地)はまずはCDを引き取りに海の近くにあるファーレンハイトの自宅に紗枝と共に行く。

ファーレンハイトの母(内田慈)が対応してくれた。紗枝(藤野涼子)が隣にいるのに異性愛者になっていないと聞いて「治らなかったんですね」と母は残念がるが、純は「治るとか治らないじゃないんです。ただ、そういう風に生まれただけです。彼との約束なんです。CDお願いします。」とお願いした。

ファーレンハイトの部屋に通してもらった純は、驚きの真実を知る・・・。

ファーレンハイトは中学3年生だった。ネットのやり取りでは20歳と聞いていたのに。

ずっと憧れ、何度も助けられたファーレンハイトが中学生だったことに驚いた純は、「ただの中二病かよ」と憤り、遺影に当たろうとするが…紗枝が止めた。

まだあどけない顔だちをしたファーレンハイトの遺影を見ながら、純は「馬鹿野郎」と泣きだす。

QueenのCDをファーレンハイトの墓に供え、二人はその後、海へ向かう。

紗枝(藤野涼子)と純(金子大地)の別れ

紗枝と純は二人で海へ行き、紗枝が声をかける。「ねえ安藤くん。Queenの曲、聴きたい。安藤くんのお気に入りの曲聴かせてよ。」

浜辺に座ってQueenを一緒に聞く2人。曲は「Love Of My Life」フレディ・マーキュリーが、メアリー・オースティンとの別れをテーマに創った曲だった。

紗枝「メアリーってことは女性?」
純「結婚することはできなかったが、魂の深いところでつながっている2人だったんだ。

純は紗枝に「僕、大阪に行く。逃げたいんじゃなくて自分を試してみたいんだ。自分を知らない人たちの中で、これまでと違う生き方ができるかどうか。」と告げる。

紗枝は「安藤くん。私たち別れよ。だって、遠距離とか無理だし。そろそろ潮時かなって思ってたし。よし、これで振ったのは私だからね」
とあっけらかんと言うが、泣くのを必死に堪えている。

純が「うん、わかった」と返答すると、紗枝は立ち上がって海に走り出す。

すると純の横に亡きファーレンハイトが座っていた。彼は「振られちゃったね。見ていたよ。当然の報いだ。素敵な女性なのにね。」といつもの口調で話しかける。

純は「うん。本当に。」と頷く。

「安藤くん。つめたーい。安藤くんもおいでよ!」と紗枝に呼びかけられ立ち上がると、ファーレンハイトはいなくなっていた。

純はファーレンハイトに「ばいばい。」と声をかけた。

高岡(小越勇輝)と純の別れ

ある日、純は幼なじみの高岡(小越勇輝)と公園で会う。高岡は、小野(内藤秀一郎)からの伝言を伝える。「俺は『Sheer Heart Attack』が一番好き、だって。どういう意味?」

純は高岡に伝言を頼む。「僕は『オペラ座の夜』が一番好き。」

「なんだよ、謎に通じ合ってるよなあ」と高岡は嫉妬した。

高岡は「俺とセックスする夢を見たというけど、俺に恋してた?」と尋ねる。

「(高岡)亮平のことは大好きだけど、付き合いたいと思ったことないよ。」と純が答えると、「大好き」と言われた高岡は喜んだ。

マコト(谷原章介)と純の別れ

引っ越し間近の日曜日。

純はマコトさん(谷原章介)と動物園でデートをする。

純が紗枝と別れたことを話すと、マコトは妻との馴れ初めを話す。プロポーズを受けたのは「家族が欲しかった」からだ、と純に話す。

「妻を助けるよ」と唐突に言い、純が「え?」と聞き返すと、「この前聞かれた質問さ。君と妻が溺れていたら、僕は妻を助ける。」と微笑むマコト。

純は「本当によかった。あなたがそういう人で」と心の中で思う。

二人は「それじゃあ」「さようなら」と言葉を交わし、別れた。

純はマコトから離れた場所で、涙が溢れてきて嗚咽したが、また歩き出す。

神様は腐女子!

純は紗枝が最優秀賞を受賞した絵の展覧会に行くと、紗枝の作品には自分の姿が描かれていた。タイトルは「恋に落ちて」。水族館で純がイルカの群れに手を伸ばしている姿だ。

純は「恥ずかしいタイトルだね」と紗枝に照れ臭そうに言う。

紗枝は「別れた彼氏の絵が展示されている時点で、死ぬほど恥ずかしいんだから今更でしょ。」と笑って、「ほかに感想は?」

「ありがとう。三浦さんと出会って僕の人生は変わった。僕をちゃんと見てくれて本当にありがとう」と紗枝に感謝する。

「上手だね、よりずっと嬉しい」「でも上手いよ。」と語り合った後、突然、紗枝は、

「ねえ安藤くん、前に、同性愛者が何故生まれてくるか分からないと言ってたでっしょう。その答え、私分かったかも。聞きたい? 神様は腐女子なんじゃないかな!」と微笑む。

純は面くらうが、「なるほど。呆れるほど納得した。やっぱり三浦さんって面倒くさいね。」と笑い出す。紗枝も「口悪い!」と笑う。

エピローグ

4月。大阪。

純は大学の授業の初日を迎えていた。母もついてきていた。自己紹介があったらQUEENの話しでもしようかと思うと言う純に、母は「映画も流行ったしね」と喜ぶ。QUEENの映画も見たし、純のQUEENのCDも聴いたという。

純は、紗枝からLINEで「がんばれ!」とエールをもらう。そして、皆の前で自己紹介をする順番が回ってきた。

「初めまして。東京から来ました安藤純といいます。僕は…」(終わり)

【腐女子、うっかりゲイに告る。】最終回の感想まとめ

https://twitter.com/futashigechan/status/1137380997090095104
https://twitter.com/taka30813/status/1137376547508183040

まとめ

以上、『腐女子、うっかりゲイに告る。』の最終回ネタバレなどを紹介してきました。

本作は第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞で、助演女優賞:藤野涼子、新人賞:金子大地、脚本賞:三浦直之を受賞。2019年6月度ギャラクシー賞月間賞も受賞し、高く評価されました。

第7話の体育館での紗枝(藤野涼子)のカミングアウトは、セックスできなかったことまで明け透けに話してしまったので、ちょっと疑問にも思いましたが、全体的にはとても真摯に、ゲイに悩む主人公に向き合った作品でした。

このドラマで印象的なのは、ファーレンハイト(声・小野賢章)が純(金子大地)へ語った言葉:「人間は、自分が理解できるように、世界を簡単にしてわかったことにするものなのさ」

紗枝を性的に好きにはなれなかった純も、好意を持ってはいました。それは、紗枝がBLを愛好していて、世界を簡単にしないことを大切にしていたからかもしれません。

世界を単純化しないことを教えてくれた本作は、いつまでも色あせない傑作となるでしょう。

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