【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回ネタバレ!沙羅(中条あやみ)が期待外れの人間へ贈るメッセージとは?

閻魔堂沙羅の推理奇譚-最終回
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【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回ネタバレ!

中条あやみ主演ドラマ【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回が12/19(土)に放送されました。

前回、律子(牧瀬里穂)は沙羅(中条あやみ)が初めて現世へと生き返らせた人間と判明。2度目の死を迎えた律子、失望した沙羅はどうするのか、あらすじネタバレを紹介!

沙羅が、期待外れの人間へ贈るメッセージは何だったのかも感想とともに読み解きます。

※【閻魔堂沙羅の推理奇譚】の動画は、U-NEXTのNHKオンデマンドで配信中。(2020年12月現在)

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目次

【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回あらすじ

何者かに殺された律子(牧瀬里穂)は、沙羅(中条あやみ)から「期待外れ」とののしられる。実はかつて律子は事故で死にかけ、沙羅に救ってもらった過去が明らかに。「背負った業には抗えられない」と沙羅に告げられた律子は「自分の人生は間違いじゃない」と食い下がる。すると沙羅は律子に生き返りと、これまでの人生の消失をかけた推理ゲームを提案。律子は条件を飲み、自分を殺した犯人の推理を始める。たどり着いた答えは…

【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回ネタバレ

35年前、沙羅は生き返っても苦しみを受けると言ったのに…

律子は「そんなことない! ママに… 好きになってほしい。 大人になって 幸せになりたい。」と反論。

沙羅は生き返りを認めた。しかし、結果は予想どおりの「期待外れ」(=二度目の死)だった。

沙羅にとって「死者復活のゲームとは人間の可能性への確認」だという。

律子(牧瀬里穂)の願い

沙羅:「人は背負った運命・宿命や業(ごう)に対して、どれだけ抗(あらが)うことができるのか。 人間は弱くもあれば強くもある。 立ち向かう者もいれば逃げ続ける者もいる。 過ちを重ね、大切なことを見失い 限りある生を浪費しやがて死を迎える。 そして、あなたたちはこの場所にやって来る。 その人生にふさわしい審判を下されに。」

沙羅は一度生き返らせた理由を説明し、「新山律子。 期待したのが間違いでした。あなたは地獄行きです。」と宣告。

律子はつらいことがたくさんあったがイイこともあった、叔母・叔父から育てられたこと、失敗したが結婚、そして娘の誕生を述べていく。

律子:「娘の美久を愛してる。 それは嘘じゃない。 あの子に会えただけで生きててよかったって、そう思ってるから。 だからお願い。 私にもう一度、生き返るチャンスをちょうだい。」

律子の真剣さに折れた沙羅は、死者復活・謎解き推理ゲームを行う。クリア条件は1つ。 推理して
自分を殺した犯人を言い当てること。

自分の人生と娘のために

二度目の生き返りのためクリア出来なかった場合の罰則は重くなる。6歳の頃の律子は地獄に墜ちて…これまでの35年分の人生が消えてなくなる。

律子の死によって母・飯塚町子は保護責任者遺棄致死容疑で逮捕。 仕事のパートナー野上叶恵と律子が 出会うこともなく、別のデザイナーと建築事務所を起業。 そして夫と出会わないため、当然、律子の娘・美久も産まれない。

律子がこのゲームで賭けるのは、自身の人生と娘の存在だった。

死者復活・謎解き推理ゲーム

地獄からの使者が歩いてきて、赤い袋に手を触れた時点でゲームオーバーとなる。

ゲームスタート。

刺した犯人…普通に考えたら、ここに行けって指示した川澄。録音機も持っていた町子と川澄はグルだったのでは?

「わからない」律子は、娘から嫌われている。叶恵も律子の過去で会社のイメージダウン、娘の彼氏も、元夫の福森にも律子は恨まれているだろう…容疑者が絞れない律子。

沙羅:「みんなが敵に思える。 それがあなたの生き方の最大の間違いです。」

律子は、ゲームに参加しなけれな自分だけ地獄行きで、娘が消滅しなかったと後悔し始める。どんな罪で地獄行きなのか、心当たりがない。

ゲームの時間がなくなってきた。必死に推理した律子は「そんな」と気づく。

解答編

律子「(私を刺したのは)美久のボーイフレンド、蔵本樹季君です。

律子が地獄行きな理由は、殺人。飯塚町子を殺害したから。

町子はやはり死んでいた。美久が律子の代わりに死体遺棄をしていた・・・。

律子がホームセンターに行っている間に美久は帰宅。美久は、死体の町子を発見し、レコーダーを聞いて死体が誰かと気づいた。美久の部屋に隠し、「知らないおばさんが逃げた」と嘘をついた。翌朝、早起きしていたのは律子を自分の部屋に来させないため。

律子が家を出たあと、樹季君に助けを求め、2人で遺体を運んだ。その時に川澄が目撃した。 あの日、2人は傘を持たずにコンテナまで行ったため、ずぶぬれで靴も泥で汚れていた。

2人は死体を埋めようとした。 でも夜になって作業を中断した。 次の日、美久の入院を知った樹季は1人で作業をするためにナイフを持ってコンテナに戻った。そこで、誰か(=律子)が来たため、疲労と恐怖でパニックになって、美久を守るために誰か(=律子)を刺した。

これが律子の推理。正解だった。

地獄の使者の正体

地獄の使者の正体は、(殺された)飯塚町子だった。律子は「地獄に落ちろ!」と突き飛ばす。

美久の未来は守られたが・・・なぜ美久が嫌う母のために行動したのか疑問だった。

沙羅曰く、律子の愛情が美久にしっかりと届いていたから。町子の遺体を見たとき、「こんなやつなんかのために 自分とお母さんの人生を台なしにされて たまるか」という思いを抱いたから。

沙羅は助言する。「あなたは世間からの逆風に負けまいと 気を張って生きてきた。 しかし 理解すべきです。 自分のことを認め、助けようとする人間がいることを。」

野上叶恵は川澄と風評被害から律子を守るために弁護士と協議中だった。 元夫の福森幸次が美久を引き取ると申し出たのも、距離を置くことで親子の関係改善を図ろうと考えたからだった。

沙羅は戻っても、殺害の罪は変わらないし、つらいことが待っていると言う。また死にたいと思うかもしれない。それでも律子は、「精いっぱい生きてみます。生きていてよかったって思える選択をするために」と決意を語る。

エピローグ

そして地上へ。刺される直前、雷が鳴り、光って、刺そうとしているのが樹季だとわかる。樹季は全部俺がやったと言い張る。そこへ美久も病院を抜け出してやって来た。

律子はすべてを理解し、警察へ行くことを決意。美久は「やめてよ、警察行くの、私がこれからもお母さんのそばにいるから。」と訴える。

律子は、ちゃんとしたい、自分のけじめだという。

律子は美久を抱いて、「あなたたちは関係ない。 いいわね?ごめんね 迷惑かけて。 でも ありがとう。 お母さんね 美久のこと愛してるから。」
美久は「私もだよ。」と泣いた。

律子は、母の遺体に向けて、「ありがとう。私を産んでくれて。 あなたのおかげで、私は美久に会えた。」と言った。

警察署の前にて。沙羅が待っていた。律子は似た人を知っているが覚えていない。沙羅は、川澄吾郎 (56歳)が雷で打たれて死亡というネットニュースをみせる。

沙羅:「よほど悪い生き方してたやつでしょうね。地獄行き確定です。」
律子:「だったら 私も地獄へ行くわ。」
沙羅:「まだ あなたは生きています。だから、それはこれからのあなたの生き方次第。」
律子:「同じ言葉 どこかで聞いた気がする。」
沙羅:「気のせいですよ。 多分。」

沙羅は、去っていく律子に向かって、「見届けましょう。あなたたちの生きざまを。」と声をかけた。

(閻魔堂にて)沙羅:「閻魔堂の裁定は常に平等。 天国に行くか地獄に行くかは生き方次第。 生き返るチャンスを得られるか否かも。 閻魔堂へ ようこそ!」(おわり)

【閻魔堂沙羅の推理奇譚】最終回の感想

35年分の人生と娘の消失をかけての死者復活推理ゲームなのが、なんだかドキドキする展開でした。死神っぽいのが迫ってくるし。

本作は、中条あやみさんのビジュアルを生かした点は大成功。お話しは原作があるからか、しっかりと推理劇が作られていて、全話見ごたえあった印象です。

思えば、最終回でやっと明かされたのですが、この復活のゲームは人間の可能性を見たかった、信じたかったという沙羅の思いが込められていました。

これからのあなたの生き方次第」と、沙羅はよく言ってましたよね。

テレビドラマで必ずしも学んだり、教訓を得たりしなくてもいいのですが…、
沙羅(中条あやみ)が期待外れの人間へ贈るメッセージだったように思います。

どんな境遇でも、何事も『生き方次第』で変わる」という基本的なことを教えられました。

終わってしまうのはさみしい。視聴者からも続編待望の声がありました。▼

NHKではあまりないのですが、シーズン2期待しています。全8話ありがとうございました。

当記事画像出典:https://www.nhk.jp/p/ts/2LQ2GR6Y2M/

閻魔堂沙羅の推理奇譚-最終回

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