『どうする家康』長篠での初・海老すくいに万千代が「何これ?」、替え歌もシュール?
『どうする家康』「死んでたまるか、海老すくい〜」に万千代が唖然!
酒井忠次/左衛門尉(大森南朋)、久しぶりの海老すくいは長篠・設楽原の戦い前夜に。替え歌もシュール?長篠での「海老すくい」は史実だった? 初めての海老すくいを見た万千代(板垣李光人)は!?
酒井忠次の宴会芸「海老すくい」は史実?
酒井忠次/左衛門尉が得意な宴会芸、「海老すくい」は史実としていくつかの文書に記されているそうです。
酒井左エ門尉忠次ヲ召テ鰕スクイノ狂言ヲ致セト仰セラルゝ故、 「家康、波乱万丈!」国立公文書館 #どうする家康 #海老すくい #えびすくい pic.twitter.com/9lIIIOlP29
— Taketoshi_T (@t_express) May 3, 2023
長篠で「海老すくい」を踊らせたのは信長だった!?
酒井忠次の得意芸「えびすくい」についての資料を紹介してほしい… | レファレンス協同データベース https://t.co/a3tt0CDc1r
— reikod555 (@reikod5551) June 11, 2023
上記の国会国立図書館のレファレンス協同データベースによれば、『家康名臣伝』(童門冬二著/東洋経済新報社刊)に「天正3年長篠決戦前夜、忠次の報告に喜んだ信長が酒宴でエビ踊りを命じ、大いに気をよくした」と記載があり、『長篠の合戦 : 虚像と実像のドキュメント』(太向義明著/ 山日ライブラリー)にも同様の内容が記されている。
その典拠は、江戸幕府官撰による大名や幕臣等の系譜集成『譜牒余録 上巻』だということです。
『どうする家康』ではどう描かれた?
『どうする家康』22話では、長篠・設楽原の戦い前夜に「海老すくい」が行われましたが、信長に望まれたからではなく、信長の前でやったわけでもありません。信長と家臣のクサイ芝居で、鳶ヶ巣山砦の攻撃を引き受けるはめになった家康軍で、頭となった酒井忠次/左衛門尉(大森南朋)を心配した家康と家臣たちが「死ぬな」「死なないでくれ」などと口々に言うものだから、それじゃ本当に死にそうだから景気良く送り出してくれ、と言ったことから石川数正(松重豊)の音頭で始まりました。
「死んでたまるか、海老すくい」と替え歌にした部分もあって、なかなかシュール。
家臣団にとってはいつものことですが、初めて見た万千代(板垣李光人)は、「なんじゃこりゃ」と唖然。そのリアクションも面白かったですね。
ちなみに、信長の前では14話「金ヶ崎でどうする!」で披露してウケていました。
前述のレファレンスには、家康が後に北条氏政・氏直親子と会ったときにも忠次が披露したとあるので、またその場面は描かれるのでしょうか? 楽しみです。
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