神崎恵、吉田朱里ら美容好きが出演する『だから私はメイクする』。女性の共感を生み出す秘密
神崎恵、吉田朱里ら、美容好きが出演していることでも注目される『だから私はメイクする』。メイクという切り口から、現代女性が抱える葛藤や課題を描く。
実生活でも美意識の高いキャスト陣や、ドラマで使用しているメイクアップアイテムは現実世界でも手に入れることができるなど、より“共感”を生み出す仕掛けがたくさん。今回はそんな『だから私はメイクする』の見どころをご紹介します。
現代女性の抱える葛藤や生き様を描くドラマ『だから私はメイクする』
メイクする理由から、現代女性のリアルな生き様を描くドラマ『だから私はメイクする』。女性が毎日する「メイク」という切り口で、現代を生きる女性たちの「社会」や「自意識」との戦いを描く物語だ。
自分のメイク道を極め続けるうちにあだ名が「マリー・アントワネット」になった女性、職場の男性たちからされる「見た目へのアドバイス」にうんざりしている女性、仕事で多忙な日々を送る中で自分を奮い立たせるためにコスメに大金を投じる女性など、人それぞれの「メイクをする理由」を描くことで現代をたくましく生きる女性たちの様々な姿を映し出す。
主人公であるコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれを演じるのは、美容家・神崎恵。そして新人BA近藤芽生を演じるのは、実力派若手女優・志田彩良。その先輩BA・山本織香を演じるのは最近NMB48からの卒業を発表した、美容系Youtuberとしての顔も持つ吉田朱里。
神崎恵、吉田朱里など私生活でも美容好きなキャスト陣
そんな3人と女性客とのメイクを通してのやり取りを楽しむことができる本ドラマだが、ドラマとしてだけでなく、美容好きでメイク研究に勤しんでいるキャストが演じることで、より視聴者からの共感を得られるのではないだろうか。
まず、主人公・熊谷すみれを演じる神崎恵は、今年45歳。私生活では、20歳・15歳・5歳の三兄弟の母としての顔も持つ。美容本を多数出版し、夫はトップヘアメイクアーティスト。奇跡のアラフォーという異名を持つ。
また、山本織香を演じる吉田朱里は、NMB48のアイドルとして活動する傍ら、自ら企画や編集を手掛ける美容系Youtuberとしても活動している。YouTubeのチャンネル登録者数は80万人を突破し、特に若い世代からの支持が圧倒的だ。また、自身がプロデュースしたコスメも人気を集めている。
神崎恵、吉田朱里ともに、『だから私はメイクする』の出演オファーの話を聞いた時に、「自分と共通する部分があり、挑戦したいと思った。」と語っており、等身大の自分とドラマのキャラクターに親和性があったことが分かる。
公式SNSでドラマに出てくるメイクアイテムを紹介
また、ドラマに出てくるメイクアイテムは、実際に存在するブランドのものだ。『だから私はメイクする』の公式Instagramでは、ドラマに出てきたメイクアイテムを紹介している。
『ちなみに、私のおすすめの塗り方は「左下ピンクを下まぶたに塗る」です。暖色カラーで下まぶたを彩ると、泣いた後のような滲み出る色っぽさと可愛さが表現できますよ。右下パープルは目尻に乗せる所からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?左上トープカラーを一緒に使えばきっと肌から浮かない華やかメイクが楽しめるはずです。』と、メイクアイテムの使い方や、使う時のポイントなど解説付きで紹介されている。
ドラマを観た視聴者は、ドラマに出てきたメイクアイテムを実際に購入し、使用することも可能だ。使い方やポイントを紹介してくれているので、メイク初心者にも分かりやすい。
日頃から美容に力を入れているキャストしかり、現実世界で販売されているメイクアイテムを紹介することしかり、よりリアルに描かれていることによって、ドラマで得た共感はよりリアリティーを持つ。
女性なら誰しも身近な「メイク」にスポットを当て、女性視点の社会の問題点や女性ならではの葛藤を描く『だから私はメイクする』。女性はもちろん、男性も観て、現代の女性が抱える悩みや葛藤を共有してほしいと思う。
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