【ダ・カーポしませんか?】最終回のネタバレと感想|ラストの意味と消えたセリフの謎!
【ダ・カーポしませんか?】最終回のネタバレと感想|ラストの意味と消えたセリフの謎!
太一(伊野尾慧)と二宮(武田鉄矢)、生き残るのはどっち?
運の正体なんて本当にあるの?意味深ラストにモヤモヤする!
【ダ・カーポしませんか?】最終回のあらすじ・ネタバレ・感想について!
【ダ・カーポしませんか?】最終回のあらすじ
【ダ・カーポしませんか?】最終回のあらすじです。
確率と運の違い
二宮(武田鉄矢)と太一(伊野尾慧)の最終ゲーム。意外と恐怖を感じていないと二宮、死ぬという感覚が麻痺していると太一。
普通は生きるか死ぬかなんて一生に一度ぐらいのことなのに、何度も繰り返してきたから。8分の1…、2分の1と死ぬ確率が高くなっていくのにどんどん冷静になっていった。
これは確率じゃなくて運だ、と会長(マキタスポーツ)。
二宮が中学校の教師をしていたときの話をする。数学の教師が、2つのサイコロを転がして2つとも6の目になる確率はと問う。答えは36分の1になると言うと、ある生徒が猛烈に反論した。それは問いの立て方が違う。出るか出ないかだから、確率は2分の1だ。
天気予報もそうだが、明日雨が降るか降らないかで考えると50%、2分の1。デスゲームも同じで、プレイヤーが何人いようが、生きるか死ぬかで考えると2分の1。
言葉の魔術師だ、と褒める会長。
解毒じゃんけんと会長のシナリオ
解毒じゃんけんがスタートする。あいこで始まり、会長は、運が拮抗していると大興奮。1回戦は二宮の勝ち。解毒剤を打つ会長。
太一は、どっちが勝つかわかっているんだろうと会長に聞くが、教えないという。運はちょっとしたことで変わってしまうから。駒希が稲葉を殺したのには驚いた。せっかく1人ずつ死んでいくことでデータを解析していたのに殺人なんて!
でも実は、会長は予想外のことが起きることを予測して保険をかけておいた。二宮が内山(塚本高史)を煽っていたのもそのためだ。でも南郷は台本通りのゲスト。参加させるためにデスゲームの楽しさを伝え続けていたのだ。
すべてのゲームが終わった後に俺の研究が正しかったことが証明されるだろう。
【ダ・カーポしませんか?】最終回のネタバレ
【ダ・カーポしませんか?】最終回のネタバレです。
運の正体と最後の蜘蛛の糸
2回戦の勝者は太一。
二宮は、運の研究の参考になればと話し始める。アマゾンだかに住んでいる不思議な蟻がいる。いつもは地面に落ちてくる葉っぱを待っている。葉っぱの形の通りに隊列を組んで待っているという。それは大きさや重さなどをスーパーコンピュータで計算しても、落ちてくる葉っぱの落下地点を予想することはできないことだろう。どうしてそんな能力があるのか。
運もあることはわかってるが、みんな不思議なものだとして片付けている。もしも運の正体を突き止められればノーベル賞もの、頑張ってほしい。
本能と運の関係か…と興味を持つ会長。
3回戦の勝者は二宮。次にもし二宮が勝てばゲームオーバー。
自分が騙したウインドサーフィン部の先輩はとてもいい人だった。そんな善人を騙そうとしたから当然の報いと太一。
人間、思い通りには生きられない、という二宮に、どうして洋子に本当のことを言ってあげなかったのか。
人間はどれだけ悪に染まっても、最後の最後は蜘蛛の糸ほどの良心にすがりつくもの。遥香に本当のことを言わなかったのが最後の良心。遥香、洋子、雅代、由美、麻衣子とそれだけ名前を変えて生きていかなければならなかった人生を送らせてしまったからだ。
食事が納豆とカップ麺だった理由
4回戦。勝ったのは太一。2対2となって盛り上がったと歓喜する会長。
これで負けたら死ぬと思った瞬間、何を考えたか。
私と一緒でしょう、遥香のこと。という二宮の言葉につい同意してしまった太一だが、大田原は食べ物のことだと見抜いていた。
思い浮かべたのはオムライスだと太一。大田原は溺れそうになったとき、納豆ご飯が食べたいと思ったという。
ホテルでの食事が、納豆とカップ麺というのにも意味があった。納豆は血液の凝固対策にいいビタミンKやプロバイオティクスというバイオリズムによいものが入っている。カップ麺は交感神経を刺激してアドレナリンを出す成分が入っていた。それが証拠にリタイヤする者はいなかった。
二宮は、つい段取りを考えていた。もし太一が死んだらひとりで運べるのかなどと。
会長は白と黒、2つの封筒を出す。白い封筒には小切手が入っていた。100億円と書き込む。黒い方には、このゲームで死ぬ人間の名前が書いてあるという。それは実はみんなが集まった初日に書いたものだった。二宮のデータも入れておいた。それでシミュレーションした結果がこれ。
本当はクロスボウゲームで死ぬはずだった稲葉の代わりにデータの似た内山を入れて修正はしておいた。
運は祈りで変えられるのか
2対2で迎えた解毒じゃんけん5回戦。何度もあいこが続いたが、最終的に勝ったのは太一だった。黒い封筒に入っていたのは二宮と書かれた紙だった。
二宮は太一と運の正体をつかんだ会長を祝福する。運は天気のようなものだ。運のいい人は太陽がさんさんと照らす青空のような人生が送れる。普通の人は晴れたり曇ったり。運の悪い人は、10年に一度の大雪が降るような一生になってしまう。
私はどうなのか。夜明け前のような夜更け前のような。薄暗い白夜のような一生になってしまった。でも会長が運の正体をつかんだから、運の天気図や天気予報を見ながら自分の人生を作っていける。そんなことの役に立ててよかった。ゲームで亡くなった人たちの命も無駄にはならない。
教え子が死んでしまった後、飛び降り自殺をしようとしていた二宮は、会長に救われたのだ。そのときとっくに死んでいたはずだった。遥香に会えたから会長には感謝している。
考えが実証されたんだから太一は二宮を助けてくれと頼むがそれはできないと会長。運は自分で切り開くもの。人に与えたりできないが、いずれそれもできるようになるのかもしれない。
南雲洋子の運が尽きそうになったとき、二宮は自分の運を使っただろと会長。二宮は実際デスゲームのたびに洋子/遥香が死なないようにと祈っていた。祈りも運を変える力があるのか。
二宮は最後のデスゲームのときも、ずっと洋子/遥香が死なないように祈っていたのに、一瞬だけ太一も助かるようにと祈ってしまった。その瞬間、遥香が落ちてしまった。
遥香を好きになってくれてありがとうと太一に礼を言う。あなたの人生が光り輝く素晴らしいものになるよう祈っています。グッドラック、と親指を立てると二宮は眠りについた。
会長は太一に運の正体を教えると言い、小切手を渡す。しかし太一はひとりとぼとぼと歩いていく。するとパソコンの画面に自分のバイオリズムが上がったと見ると、会長は最後の勝負をしようと太一に声をかける。
最初はグー、じゃんけんぽんと言ってパーを出す会長。太一は背を向けたままだが、その右手はチョキを出していた。驚いた会長がデータを見ると自分のバイオリズムは下がっていて、二宮の姿が消えていた。
二宮はみずからランドリーシューターへ。I am dead. He is survivor.と笑顔でつぶやいた。
ホテルを出た太一は、小切手を破り捨てるとあてもなく歩いていく。周りを歩く通行人たちはみな仮面をつけているようだった。
【ダ・カーポしませんか?】最終回の考察とレビュー
最後太一くんが会長に勝って✌️運はデータなんか関係ないんだよね…先が見えない台本ギリギリの中、悩みながら太一くんを演じた伊野尾くん武田さんとのアドリブから生まれた名シーン。現場を楽しむ伊野尾くんに楽しませてもらったし伊野尾くんの涙には何度も泣いた😢凄かったよ
— masa-yo-kei 💙🦀 (@masayokei1) March 27, 2023
#ダ・カーポしませんか
二宮の死因がデスゲームに負けたからじゃなく自殺だから大田原のデータに狂いが出た可能性もあるし、二宮が最後に成功を祈った(good luck)から彼の運が真澄太一に移ってじゃんけんに勝った可能性もあるかぁ
— NICO(´‘▽‘`) (@nico_hsjx15) March 27, 2023
#ダ・カーポしませんか
あの、そういえば予告の太一くんのセリフどこ行っちゃったの?!?!?!
— とも\( )/ { J! (@Ki3_HSJ) March 27, 2023
え?今日言ってた???????
「会ったら○してやろうと思ったのに」#ダ・カーポしませんか#伊野尾慧
最終回は二宮=武田鉄矢のセリフが多かったですね。このドラマで言いたいことをまとめたような。中学の教師時代の確率はもしかして、金八先生ネタ? 白夜行ネタも少し入っていたりしましたが、こういう要素をうまく入れ込みながらも説得力がありそうなセリフにしちゃう秋元さん、さすがです。
結局最後は、洋子/遥香のもとに逝きたい二宮が、太一の無事を祈り、自分の運を分けたのだと思います。運の研究なんていうもののために、デスゲームを繰り広げ、何人もの命を奪っていった会長。バイオリズムというものはたしかにあるのでしょうが、それだけで運命は決められないですよね。
そんなものに翻弄されて、洋子も二宮も助けられなかった太一。お金もどうでもよくなったんだろうけど、小切手を破っちゃって、借金はどうするのか。
街ゆく人々が仮面を付けていたのにはどんな意味があったのか。無気力になってしまった今の太一にはこう見えるということなのか? ちょっとモヤモヤしますね。
TLで話題になっていた「会ったら殺してやろうと思ってたのに」という予告のセリフがなくなっていたのは謎ですが、殺してやろうと思ってたのはミスターX=会長でしょう。それ以外には思い当たらない。
スタッフのミスなのか、何かの目的があるのか。うーん、やっぱりモヤモヤする。
モヤモヤさせたまま終わるのは、秋元ドラマのお約束でもありますが…。
ただの生き残りゲームかと思いきや、意外とテーマが深く重かった。人生は思い通りにならないもの。確率なんかじゃ割り切れない。運はあるけど、それは自分で切り開くものでもあるし、誰かが誰かを想うことで変わることもある。
みんなそうやって生きていかないといけないということなのでしょうか。
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