【厨房のありす】最終回のネタバレ!誠士(萩原聖人)のクズ過ぎる自作自演と1つのモヤモヤ

【厨房のありす】最終回のネタバレ!誠士(萩原聖人)のクズ過ぎる自作自演に驚愕!
倖生(永瀬廉)の父・晃生(竹財輝之助)の横領事件と25年前の火事の犯人の卑劣な言い訳と事件の真相が衝撃!真実を知ったありす(門脇麦)と倖生の未来は — —!?
【厨房のありす】最終回のあらすじ・ネタバレ・感想・視聴率をまとめます。

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目次

【厨房のありす】最終回視聴率

【厨房のありす】最終回の視聴率は、わかり次第お知らせします。

【厨房のありす】最終回のあらすじ

未知子(国仲涼子)が死んだ火事と晃生(竹財輝之助)の横領冤罪事件の真相がついに明らかに!

誠士はありすの父親なのか

「誠士さんは私の本当のお父さんですか」
直球で聞くありすと倖生に、誠士(萩原聖人)は、本当だ、実の父親だと告白する。

29年前、誠士と未知子(国仲涼子)と交際していた。子どもを身ごもり「産みたい」という未知子に、自分のような貧乏な家の出の一研究者と五條製薬の令嬢の交際なんて道隆が許すわけがないと弱気な誠士。未知子は「父親の名前は言わない」と言い、誠士はいつか道隆に認められるような研究者になると誓った。

未知子との約束を守ろうと必死に頑張った。未知子にもっと寄り添えばよかったと後悔した。まさかあんな事故が起きるなんて…。

ありすと倖生は、心護と誠士が「事故じゃない」と話していたのを聞いていた人がいたことを突きつけ、「横領事件とも関係ある」はずだと真相を追及する。

蒔子が取り乱す理由は?

一方、心護(大森南朋)は五條道隆(北大路欣也)と蒔子(木村多江)に真実を話しに来たと宣言する。それは道隆がCEOを退く前に知らなければいけないこと。

蒔子はそんな話をして誰が幸せになるの? 横領も時効でしょ、何で今日なの? と取り乱す。心護は蒔子が背負う話じゃないと言い、これまで黙っていたことを謝る。

放火犯は心護!?

ありすが25年前の火事は事故じゃない、放火犯はジエチル亜鉛を当時買っていた心護(大森南朋)なのかと追及すると、誠士は火をつけたのも心護、横領したのも心護で、黙っていたのは、ありすのため。育ての親が実の母親を殺したと知ったらありすが苦しむだろうと。

倖生は、晃生が嵌められたと心護が言っていたと食い下がるが、誠士は証拠はあるのかと確認した後、晃生の気持ちに寄り添えなくてすまなかったと土下座する。

しかしありすは、心護と未知子は良好な研究仲間だったし殺す動機がない、おかしいと言う。

誠士は、横領した金は、ありすの店を開くためのものだった。ありすはASDだから人の心の裏を読むことができないと言う。ありすの将来を心配する心護の気持ちを考えてみればわかる、と。

【厨房のありす】最終回ネタバレ

信じられないというありすと倖生。扉の向こうから誠士と晃生の声がする。心護がボイスレコーダーの音声を再生しながら入ってくる。それは晃生から託されたものだった。

25年前、研究所から実験用の手袋をつけて慌てて出てくる誠士を見かけた晃生は、火事のときのアリバイを尋ねる。誠士は自分が心護名義でジエチル亜鉛を買い、未知子は睡眠薬で眠らせておいて火をつけたと自白する。告発しようとする晃生に、命を賭けた俺と何の証拠もないお前、世間はどちらを信じるか。

画期的な入眠剤ができる第一歩。誠士が捕まったら未知子の研究も台なし、未知子は無駄死にになる。一緒に上に行こう。この研究がうまく進めば蒔子と結婚できる。そうしたら晃生をいいポストにつける。そろそろ子供が生まれるんだろ。

じゃあお前が選べ。未知子の研究を続けて社会に貢献するか、告発して台無しにするか。どっちを選ぶ? 晃生は結局黙っているしかなかった。

真犯人・誠士のクズ過ぎる言い訳

横領も誠士の仕業だった。晃生を追い詰めたのも。

誠士は開き直ってすべてを語り始める。9年前。見知らぬ口座の件を問い詰める晃生に、罪を被れば刑務所に入っている間家族の面倒は見る。被らなければもう息子がどうなるかわからないと脅して罪を被らせた。

心護は、晃生から託されていた倖生への手紙を渡す。晃生はしっかりと、倖生を誰よりも愛していると書いていた。

横領は誠士が勝手にやっていたことだった。

「横領は五條製薬のため」
「誰かが手を汚さなければ会社は大きくならない」
「誰かがやらなければならないことをやっただけ」
「晃生も新しい鎮痛剤の役に立って本望だろ」

じゃあ、未知子のことはどうなんだと問う蒔子。

「未知子を殺したのは蒔子と結婚するため」
「蒔子を好きになったから仕方がなかった」

言い分が全然合理的じゃないとツッコむありす。

未知子を殺したのは五條家に取り入るためだったんだろと心護。

誠士が大火傷をしてまで未知子を助けたのはパフォーマンスだった。未知子に研究を託されたから自分に発表させてくれと道隆に頭を下げた。道隆も蒔子も、すっかりその芝居に騙されていた。

未知子の遺志を継ぐために人生を捧げると言ったのも嘘だった。唖然とした蒔子は誠士を拒絶する。

あなたの口から出るのはきれいごとと嘘しかない。未知子のことも私のことも愛してたことなんて一度もないでしょ!

さらに誠士は、自分をこんなふうにしたのは道隆だと罵る。道隆も、自分にメリットがないものは排除してきた。ありすのことだって役立たずと切り捨てた。あんたを真似ただけだ。俺を認めたのも、正義のヒーローになって世間に注目されたから。今更何を言ってんだ!

テーブル上のものを落とした誠士は、大きな音に怯えるありすに、「本当のお父さんが捕まったら嫌だろ」と取り入ろうとするが、ありすはウサギのぬいぐるみのヘンリーとの関係と心護との関係をからめて、25年間自分に寄り添ってくれた心護との関係が大切、「お父さん」は八重森心護だけだときっぱり。

お前は殺人犯の娘だと言い捨てて、CEO就任パーティーの会場に行く誠士。追いかけた倖生は誠士に殴りかかる。蒔子が警察を呼ぶ。ここに殺人犯がいる、と。道隆は、誠士のCEO就任は辞める、すべての元凶は自分かもしれないと参加者の前で語った。

心護がありすを引き取った理由

心護はありすに謝った。誠士のことを話さなかったのは、本当のお父さんのところに行ってしまうのではないかと怖かったから。

ありすを引き取ったのは、未知子が死んだ後、五條家ではありすを施設に預けるという話が出ていた。このままじゃありすは家族を失ったまま生きていく、それがやるせなかった。たぶん自分に重ねていた。ありすは自閉症で普通とは違うと思われるだろう、自分もそういうふうに言われてきたから放っておけなかった。

晃生の言っていたことを思い出した。僕らでもいつか子供を持てるんじゃないか。ありすとなら寄り添って一緒に生きていけるんじゃないかと思った。

晃生が生きていたら「ありがとう」って伝えたい。

ありすと倖生のこれから

1人帰ってきたありす。寂しそうな彼女を和紗(前田敦子)が抱きしめる。ありすは、実の父親・誠士が倖生の父・晃生を死に追いやったことを知った以上、もう倖生と一緒にはいられないと思っていた。

倖生が帰宅すると、ありすは逃げ回り、いつ出ていくのかとまくしたてる。

俺、出て行かないよ。

ありすの気持ちを和紗から聞いていた倖生は、そんなの関係ない。俺たちは俺たちだろ。

ありすは、倖生はいずれ私を嫌いになると決めつける。倖生は、ヘンリーや心護と積み上げてきた時間が大切だ、血のつながりなんて関係ないとありすが言っていたのと同じように、そういう関係を築いていきたい。俺たちの間にどんな壁があっても、その気持ちがあれば乗り越えられる。

その言葉を聞いたありすは、突然料理を作り出す。

牡蠣ときくらげの中華炒めでは、牡蠣の亜鉛の吸収をきくらげの食物繊維が妨げてしまうが、レモンでクエン酸を補うことで亜鉛の吸収を助けるから、牡蠣ときくらげを一緒に食べてもいい。キュウリとトマトのサラダや納豆卵かけごはんについても似たような説明をし始める。

つまり、ありすと倖生は一緒にいてもいい。それを倖生に確認したありすは、ちょうど帰ってきた心護に宣言する。これからも倖生とずっと一緒にいることを。

後日、「ありすのお勝手」には常連客たちがやってくる。夫(近藤公園)と一緒に来た白石雅美(伊藤麻実子)から優作(前原瑞樹)に彼女ができたと聞いて驚くありすたち。百花(大友花恋)が駆け込んでくると優作もついてくる。2人は3日付き合ったけど優作の束縛がひどいから別れた、ストレスにいい料理を頼む百花。

蒔子と道隆が来店する。蒔子は五條家としてありすに謝罪した。ありすの料理をおいしそうに食べた道隆は、こんなにおいしいならもっと早くくればよかったと言ってくれた。かつてありすのことを「役立たず」と言っていた祖父に認めてもらえた。ありすは嬉し涙をにじませながら、またいつでも来てくださいと言った。

たくさんの試練を乗り越えてありすは成長し、大切な人たちに囲まれている。そして目の前にはいつも微笑んでくれる倖生がいる。

【厨房のありす】最終回の感想

怒涛の伏線回収と衝撃の真相、そしてハッピーエンドへ。SNSには感動の声が続々。

誠士がここまでのクズだったとは驚きました。

長女の蒔子が自分のことが好きだとわかったからって、未知子を殺しちゃう。ありすも一緒に殺してしまうつもりだったかも。大火傷を負っての自作自演で研究は横取り。未知子の遺志を受け継ぐというパフォーマンスで五條家にまんまと取り入った。

犯行に気づいた晃生を逆に巻き込んで脅して利用した。

さらにこの後に及んで、心護に罪をなすりつけようとして。最後は道隆相手に全部お前のせいだとブチキレる。本当に清々しいぐらいの悪でした。

蒔子は誠士の横領には柳田の要求から気づいたけど、会社と誠士のためにかばっていたってことなんですよね。

最後は、ありすと倖生が2人でより添って未来を作っていく様子が見えるようなハッピーエンド。

ありすと倖生が出会ったおかげで、2人は成長し、ありすが真実と向き合おうとしたおかげで心護や蒔子、道隆は目を覚まし、事件の真実が明らかになりました。

心護と晃生の選択にモヤモヤする

感動の最終回だったけれど、晃生と心護にはほかの選択肢はなかったのかとモヤモヤします。

心護は、実の父親が実の母親を殺したことをありすに知られたくなかった。ありすを傷つけたくなかった。また実の父親がいると知ったらそっちにいってしまわないかと怖かった。

だから心護は誰にも真実を伝えなかった。
ありすを傷つけたくないというのはわかるけど、横領の罪を着せられたまま自殺した晃生の名誉やその妻子のことは考えられなかったのでしょうか。

誠士が実の父親だということは、誠士と晃生の会話の録音にも入ってなかったから隠すこともできたのではないでしょうか。誠士が警察で話さなければありすは誠士が実の父親だってわからないはずだし。いや、誠士はみんなには知られていないと思っていたけど、みんな知っていたし、警察で動機を追及されたらしゃべってしまうからということなのか。

晃生は、誠士の殺人を道隆や蒔子、心護に録音を聞かせて告発し、みんなで未知子の研究を完成させるということにはできなかったのか、冤罪の件も心護や蒔子に相談して倖生を守るという選択はできなかったのか — —と悔やまれるし納得できないところです。

ありすと倖生のピュアな恋愛とミステリー。ありすとともにみんなが変わっていく、「普通」とか関係ないし、「ありのままでいい」。それでも愛し合えたり寄り添える人たちはいる。毎回そんな温かい気持ちになれるドラマで毎週楽しみでした。

4月7日からは、「ACMA:GAME」が始まります!

厨房のありす最終回・第10話

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