横浜流星主演の大河ドラマ【べらぼう】17話「乱れ咲き往来の桜」が5月4日(日曜)に放送されました。
蔦重(横浜流星)は新之助(井之脇海)と再会し、子どもが読み書きを学ぶ本、“往来物”に目を付ける。一方、意次(渡辺謙)は落成した相良城を視察するためお国入りして…。
本記事は【べらぼう】17話のあらすじネタバレと感想について紹介します!
新之助との再会をきっかけに往来物のアイデアを思いついた蔦重!
それに対し、危機感をさらに募らせる地本問屋たち…#大河べらぼう 、チャンバラはありませんが、"商いの戦い"はますます激しくなっていきます!ドラマを見返す👇https://t.co/ewOp2HOVLO#横浜流星 pic.twitter.com/QQYf9oP9m7
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) May 8, 2025
【べらぼう】17話あらすじ
蔦重(横浜流星)は青本など10冊もの新作を一挙に刊行し、耕書堂の認知度は急上昇する。
そんな中、うつせみ(小野花梨さん)と足抜けした新之助(井之脇海)と再会した蔦重は、話の中で、子供が読み書きを覚えるための往来物と呼ばれる手習い本に目を付ける。
「往来物」の制作にあたって、蔦重は地域や業界の事情に詳しい豪農や豪商らから入念に取材した。そして、「自分が関わった本」が上梓されることを喜び、地域の名士らが進んで本の販路拡大に動く。
さらに蔦重は、鶴屋(風間俊介)や西村屋(西村まさ彦)から圧力をかけられていた彫師・四五六(肥後克広)と売り上げに関わらず毎年20両を払うという約束で専属契約を結ぶ。
蔦重の狙い通り、本に携わった人たちを拠点に売り先は加速度的に増えていき、江戸市中に囚われない独自の販路を見事開拓することに成功。
一方、意次(渡辺謙)は視察のため三浦(原田泰造)と共に領地である遠江国の相良藩を訪れた。田沼が街道や港を整備した結果、商いが活性化した。
意次は城の普請(土木・建築)を優先するつもりだった。だが、源内(安田顕)に「まず民が使うものを先に整えるべき」「何より民が富む仕掛けを作る。さすれば、田沼はおのずから富むことになる」と言われて改めたのだった。
江戸に戻った意次は「幕府が、俺の指図どおりに動けば、江戸を、ひいてはこの国をすべて相良と同じように源内が描いた豊かな国になる」と幕閣での権力をさらに強めていこうとする。
だが、意次の周囲には不穏なことが起きている。かつて意次は旗本の佐野政言(矢本悠馬)が持ってきた系図をあろうことか池に捨てた。そのことを気にする息子の意知(宮沢氷魚)は父・意次に「せめて佐野を良い役職につけてやってほしい」と頼むが、意次の返事はどこかやる気のないものだ。(とある史実に近づいている?)
ラスト。蔦重は他の版元の本に目を通しているうちに、とてつもなく器用に、様々な絵師の絵柄を自在を操る一人の人物に気付く。この「北川豊章」は唐丸ではないか?と疑う蔦重。(つづく)
往来物 …将来の職業に必要な言葉や手紙の書き方も学べる、子ども向けの教育書。 日本古典や歴史、地理や算術など多様なものが出版され、中には『いろはたんか』『道化百人一首』『男女一代八卦』といったものもありました。
【べらぼう】17話の感想まとめ
蔦重の往来物ビジネスが冴える!
17話は、蔦重の往来物ビジネスが冴えるストーリー展開でした。
SNSでは蔦重のビジネスに対し、「ブルーオーシャン戦略(競争相手の少ないビジネスモデルや市場を探し、戦うこと)」「様々な人を味方にしてる!」など、大きな反響が寄せられています。
往来物の地方の仕入れルートを聞き出す蔦重
市中の書物問屋の販路とは被らないところで自分の商売相手との縁を築き上げて行く
つまりはブルーオーシャンを狙ってるわけですね
#大河べらぼう pic.twitter.com/pMnP8hyXiF— 瀑布 (@tornadomilk) May 4, 2025
#大河べらぼう 新之助から村に本はどう入ってくるかを聞いてブルーオーシャンを見つけるべらぼう蔦重、何だこの嗅覚の鋭さは。往来物という教育本はいろいろな種類があって手堅いし、市中が駄目なら地方の豪商を通じて、地方に流通させることで販路を広げて稼ごうってことか。やるねえ。
— カカオ99(カカオ・ツクモ) (@netinago99) May 4, 2025
#大河べらぼう
昔の教科書とも言える往来物。
その道のプロに協力を仰いで取材し、内容を改善する蔦重。
すると彼らは、自分の関わった往来物を「自分が作った本」だとして嬉しがり、販売にも力を入れてくれる。
「てめえの子は可愛い」
蔦重は、そんな心理まで味方にして、販路を拡大していく。 pic.twitter.com/96Qbxr0ttn— Saitoh Masaya (@MS3110) May 4, 2025
蔦重、本の流通ルートを探るのが上手い…。
市中の流通ルートと別の農村に往来物(読み書きの教科書)を売るビジネス考えついたのか…。#大河べらぼう— 葉つき みかん (@hmikann) May 4, 2025
史実では、この年(1780年)から蔦重が往来物を出版し始めたことくらいしか分かっておらず、その詳しい経緯は不明(多分)
でも、ドラマの蔦重の性格なら「地方の豪農や豪商など様々な人を味方にすることで販路を確保する」ことをやりそうなので、面白いかつ納得できる脚本でした#大河べらぼう
— やすひろ@猫好き🐈 (@yasuhistory) May 4, 2025