【万博の太陽】のネタバレと感想!夢を諦めない展開は良いが「何を描きたかった?」の声も

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万博の太陽

ドラマプレミアム「万博の太陽」が3月24日に放送されました。

橋本環奈主演、中園ミホ脚本、ドクターXの制作スタッフによるスペシャルドラマ!

主人公は、未来を切り拓いた昭和の万博ガール!伝説の超巨大プロジェクト「1970・大阪万博」を背景に、ヒロインの青春と家族愛を描きます。

今回は【万博の太陽】のネタバレと感想について。

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この記事でわかること。
・ドラマ「万博の太陽」のネタバレ!
・ドラマ「万博の太陽」の感想!

目次

ネタバレなし【万博の太陽】のあらすじ

時は1968年。東京で育った朝野今日子(橋本環奈)は家業の畳屋を手伝っていた。しかし、好奇心旺盛な今日子はお見合いに身が入らず、1970年に大阪で開催される万国博覧会に興味津々。そんな中、大阪にある伯父・万田昭太朗(唐沢寿明)の工場を手伝うことになり、ワクワクしながら向かった。
万田家は昭太朗の妻・和世(江口のりこ)と、従妹にあたる千夏(飯豊まりえ)、小学生の博士の4人暮らし。そんなある日、万博のパビリオンでコンパニオンとして働く話が千夏に舞い込む。

【万博の太陽】のネタバレ

ドラマプレミアム「万博の太陽」のあらすじネタバレです。

東京から大阪へ

今日子は、高校を卒業してから家業の畳店を手伝っている、22歳。

東京オリンピック開催(1964年)直後に父親・次郎(野間口徹)を心臓の病で亡くしている。

現在は1968年。母・陽子(堀内敬子)を少しでも安心させるため、次々と舞い込む見合いを受けている今日子。

しかし、今日子が「私の夢は万国博覧会で世界中の人たちとつながることです!」とお見合い相手に言ってしまい、ついに、お見合い8連敗へ。

今日子は万博で働くことを夢見ていた。

陽子は猪突猛進な性格の今日子に呆れ、万博の会場となる大阪へと送り出す。

陽子「大阪行ってみる?万博の建設予定地、叔父さんの工場の近くなんだって」

橋本環奈ちゃんのビジュアルで
お見合い8連敗?
どこのどいつが振るんや(笑)

万田家での居候がスタート

1週間後、今日子は大阪へ。

今日子を迎え入れたのが親戚の万田家。長女は、研究者になりたいという夢を抱く千夏。

ある日、千夏の見合い相手・倉本鉄平(木戸大聖)が万田家を訪れる。

鉄平は、万博会場の総合設計を担った建築家・丹下健三の設計事務所に勤める若手のエリートで、穏やかな好青年。

千夏や千夏の母・和世(江口のりこ)は彼に好感を抱いた。

鉄平が万田家を訪問したその夜、鉄平からのお土産のレトルトカレーを万田家4人と今日子がニコニコ楽しそうに堪能した。

今日子「世界が変わる味がする」

千夏の父・昭太朗(唐沢寿明)はカレーがうますぎて、「あいつはいいやつだ」と鉄平のことを認めた。

今日子と昭太朗がケンカ

そんな中、今日子が千夏の大学へお弁当を届けに行く。そして今日子と千夏は中庭で一緒にお弁当を広げる。

すると、千夏の同級生で銀行の支店長の娘・勅使河原やよい(大原優乃)が声をかけてくる。 おしゃれなファッションで勝ち誇った表情のやよいは、今日子を田舎者のお手伝いさん扱いする。

だが、千夏が「今日子ちゃんは東京から来たんです」と反論。

やよいは「まさか…」と驚きの表情を見せ、わなわなと去っていく

その後、千夏のもとに大学の教授がやってきて、大阪万博のパビリオンで働くコンパニオンの募集要項を渡される。

万田家にて。千夏は迷っていた。千夏は「今日子ちゃん、一緒に受けへん?」と誘うが、今日子は大学行ってないからと断った。

直後、昭太朗がコンパニオンに大反対する。女は結婚することが幸せだという価値観なのだ。

1968年当時の価値観では普通のことです。1986年の女性の初婚の平均年齢は24.4才。まだ二十歳の千夏ですが、父は今から相手を探しているのですね。

頭ごなしに全否定する昭太朗に今日子はブチ切れて、大げんかに。

今日子は千夏に「こんな漬物石の言いなりになっちゃダメ」という。

昭太朗は「文句があるなら出てけ」と追い出す。

今日子は何も持たずに飛び出した。

千夏が追いかけてきて、「今日子ちゃんが言うてくれてスッキリした。あの漬物石!」と感謝する。

今日子は自分の性格に呆れている。こんなんだからお見合いも失敗している、と。

今日子と千夏は、万博の建設予定地の方を見て、あ~と大声で叫び、うっぷんを晴らす。

今日子と昭太朗が仲直り

博士が不良2人に囲まれ、カツアゲされていた。

今日子「ちょっと!何やってんの!」

そこへ今日子が走ってきて、ほうきを振り回して助けようとする。

千夏が博士を連れて逃げようとするが、今日子が「逃げちゃダメ」と止める。

返り討ちに合ってしまう今日子。

そこへ昭太朗がやってきて、今日子を助けるために飛び込んでいく。

昭太朗「女、子供に手を出すとは、てめえ!」

夜。ボロボロになった今日子や昭太朗、千夏、博士が自宅に戻った。鉄平もいた。

鉄平が帰ったリビングにて。正義のためにカッとなるのが似ていた今日子と昭太朗。

けんかをしていたはずの今日子と千夏は、いつの間にか笑いあっている。

鉄平のお土産のレトルトカレーを食べることに…。

あんなにケンカして飛び出したのに、
なんだか丸く収まってる(笑)
ベタだけど家族愛あふれるシーンにほっこり!

万博は父との思い出

それからしばらくして万田電機に集団就職の若者たちがやってきた。

今日子は人手不足が解消されたからと東京に戻ることに決めた。

すると、千夏が思い出にと、万博のコンパニオンの試験を受けるよう今日子を誘う。

しかし、今日子は書類審査であっさり落ちた。一方、千夏は採用された。

万博へ思い入れがあるだけに、落ち込んでいた今日子。

その夜、千夏は「勅使河原やよいさんは銀行の偉い人のお嬢さんなんや。コネ使って」と不満げ。さらに千夏は「なんでそんなに万博にこだわるの?」と聞く。

今日子は「忘れられないの。特に閉会式」と、万博にこだわる理由を思い出とともに明かす。

父がまだ元気で、母と3人でテレビで見ていた。父は平和になったことを実感し、涙をぬぐった。

父は戦争の話をしたことがなかった。よっぽどヒドイ記憶なのだ。だから平和のありがたさを自分たちより実感しているのだと今日子は思ったのだという。

そんな今日子の思いを、ふすまを挟んで聞いていた昭太朗。

翌朝、昭太朗は「直談判だ。したくしろ!」と、まだ寝ている今日子をたたき起こす。

エキスポ・シスター

昭太朗は今日子を連れて、大手電機メーカー「サンヨー」の部長・霧島(矢島健一)に直談判へ。

昭太朗は「うちの自慢の娘です!なんで千夏が受かって、この子が落ちるんですか?なんでこの子よりちびの子が受かって、今日子が落ちるんだ!」と怒る。

だが、その直談判は失敗に終わる。

昭太朗と今日子がサンヨーを出て、しょぼんとしていると、鉄平と偶然会う。

万田家にて。今日子は世の中には越えられない壁があると諦めていた。

そんな今日子を叱咤激励する昭太朗。

話を聞いていた鉄平は「パビリオンで働く以外もコンパニオンの仕事はありますよ」と提案する。

それはエキスポ・シスター(警備)。しかし身長があと1センチ不足しているが、締め切り直前のためあわてて書類を提出することに。

不安な様子の今日子だったが、母親・陽子から電話で「すぐ帰ってきたら承知しないわよ。逃げないで頑張りなさい」と激励された。

面接にまでこぎつけ、適齢期だがお見合いがあっても断ると熱意をみせる今日子。

後日、今日子の採用が決まった。選抜メンバー15人に選ばれたのだ。今日子は万博が終わるまで、万田家に残ることになった。

研修がスタート

その後、今日子や千夏は研修で多忙に。

ある日、今日子と千夏が万田家に帰宅すると、ユニフォームを見せる。

スカートが短いため、昭太朗は2人を「黛ジュンか!けしからん」と怒った。

和世はビールをついで昭太朗をなだめる。

来賓の人々を案内する今日子は甲子園で何個分なのか質問され返答に困る。すると鉄平が助けてくれた。

そんな中、昭太朗は天王寺銀行の勅使河原支店長(飯田基祐)に融資を頼むが、断られてしまう。

岡本太郎の注文

芸術家・岡本太郎が「広場の天井に穴を開けろ」と注文を出してきた。しかしデザインした丹下先生がなんていうか。鉄平は板挟みで困り果てる。

天井から飛び出す太陽の塔と聞いてワクワクする今日子。

今日子は「丹下先生なら分かってくれますよ」と鉄平に伝える。

鉄平は素人でしがらみ無視な今日子と口喧嘩。それでも引かない今日子。

そんな2人のけんかを目撃してしまった千夏は複雑な心境に…。

後日、東京にいる丹下に会ってきた鉄平は、万田家に電話して、千夏に丹下から許可をもらえたことを今日子に伝えてほしいと頼む。

千夏のやりたいこと

千夏は鉄平と外で会った。千夏は鉄平に「やりたいことが見つかったんです」と切り出す。

女子大を卒業したら商品開発の仕事をしたい。だから当分、結婚はしないと打ち明ける千夏。

鉄平は絶句する。

千夏の夢・父の反対

万田電機は利益が出ていなかった。大企業に負けてしまっているのだ。

勅使河原支店長は「潮時ちゃうか」と、昭太朗に告げた。

そんな中、万田家の夕食にて。千夏は昭太朗に卒業後、東京の大学院に行く言い出す。学費は自分で払うからというが…。

昭太朗は「ダメだ」と頭ごなしに反対。

家事を助ける電化製品の開発をしたい、家事を楽にして働く女性を応援したい、と訴える千夏。

今日子は千夏の夢を応援する。そして「鉄平さんなら結婚を待ってくれる」と今日子。「ちがうの」と千夏。

昭太朗はちゃぶ台をひっくり返して、激怒。

今日子は昭太朗をビンタして、夢に向かって歩き始めた千夏を家に閉じ込める資格はない!と反論。

和世はへそくりの預金通帳を千夏に「学費にしなさい」と渡そうとするが…。和世は「言いたいところだけど、ごめん」と言って、会社のために使ってほしいと昭太朗に渡そうとする。

しかし昭太朗は「こんなもんいらん!」と、キャバレーに行って酒を飲んでくるという。

実は、昭太朗は工場でひとりうなだれていて…。

鉄平とは結婚しない

その夜。寝床で、千夏は「鉄平ちゃんと結婚しない」と打ち明ける。今日子は結婚と夢と両方とも頑張るよう説得する。

千夏は「今日子ちゃんにあげるわ」と言って、布団に入った。

万博開幕まであと3日。

また変更があり、工事関係者も大忙し。

ある日、今日子は鉄平に「あほんだら」と怒った。その様子を見た千夏は今日子に「あとて顔、貸して」と告げる。

仕事終わり、千夏は今日子に「好きなんやろ?」と切り出す。遠慮なくケンカしている2人をみてそう思ったのだという。自分の気持ちに気づいていない今日子は寝耳に水だ。

その後、千夏たちは、自動で身体を洗ってくれる夢の装置として大きな話題となった“人間洗濯機”を見る。

千夏が今日子を押して、小型プールに落下させる。今日子も千夏を引き入れた。

今日子と千夏は“びしょ濡れ”に。お互いに水をかけあって大ハシャギした。

万博の太陽

そんな中、勅使河原やよいが千夏の会社がつぶれるという話をして…。

【万博の太陽】の結末ネタバレ

昭太朗は工場に遅くまでいて、仕事をしている。妻や子供たちもみんな心配でたまらない。

万博の開幕前日

万博の開幕まで前日。大阪に季節外れの雪が降った。

昭太朗は、資金繰りで忙しい。

あと14時間で開業と迫る中、鉄平が作業員を助けようとして、階段から転落。意識不明に…。

今日子が急いで病院に行くと、鉄平は命の別条はなかった。

今日子は足が勝手に動いて、無意識に、鉄平に会いに来たのだという。

鉄平「僕は今、すごく驚いています。ものすごく嬉しいんです」

今日子は「良かった。鉄平さんが無事で」と涙。

待合室にて。鉄平は千夏にフラれたことを感謝していると告げる。

(回想)千夏は、本気で今日子と怒っている本当の姿を見たことで、「結婚は無理してするものではない」と振ったのだった。

万博の開幕当日

1970年3月15日。

万田電機は勅使河原の銀行が融資してくれたので潰れなくて済んだ。博士によると「お父ちゃんのしつこさに負けた」らしい。

大阪万博が開幕した。国民的イベントのスタートだ。

50年後、2024年。それぞれの進路。

  • 博士は父の会社を継いで社長になり、万田電気を大きな会社「株式会社 万田エレクトリックカンパニー」に成長させた。
  • 千夏は猛勉強して、電機メーカーの商品開発部に入り、数々のヒット作を生み出した。料理上手な男性とも結婚した。
  • 今日子と鉄平は色々あったが、結婚して、子供2人にも恵まれて、ケンカもしながら仲良く暮らしている。

エンドロール。

今日子のナレーション「そして2025年、大阪にまた万博がやってくる!」

(おわり)

【万博の太陽】の感想

夢を諦めない展開は良いが「何を描きたいかった?」の声も

今日子と千夏が夢を諦めないでつかんでいく展開はとても良かったです。

女は結婚するのが幸せという時代背景にあらがう、今日子と千夏。

まあ、橋本環奈さんならお見合い上手くいくだろうし、ちょっとファンタジーであり、コメディでした(笑)

なんだか怒ったり泣いたりと天真爛漫で漫画キャラみたいな今日子。

まあ、こういう役は橋本環奈さんがピッタリなのですが、よく見るキャラともいえますね。

視聴者から「何を描きたかった?」の声もありました。↓

たしかに、大阪万博を題材にしながら、ちょっと女性の社会進出がテーマになりすぎて、軸がぶれるというか…。

コンパニオンの研修の大変さとか、色々と何かなかったのかな。

岡本太郎vs丹下健三のような逸話をもっと盛り込んで欲しかったかな。何か面白い史実はなかったのでしょうか。

そしてせっかく2025年に大阪万博があるというのに、アピールが不足しているのがもったいないような。

千夏が身を引くきっかけも、千夏と鉄平がよそよそしい感じをもっと描いたりしないとなんだか、ちょっとストーリーが強引すぎました。(筆者個人の感想ですが)

また、大手電機メーカーの下請け工場「万田電機」がつぶれなかった理由がよく分かりません。なぜ投資してくれたんでしょうね。執念が実ったといえばそうですけど…。甘いというか、軽いというか(笑)。私は勅使河原支店長の娘・勅使河原やよいちゃんが手助けしてくれたるのだと考察してたのですが…。

つまり全体的に駆け足で、尺が足りないのがもったいなかったかな。

とはいえ、キャストは良かったので、見て損はないドラマだったとは思います。

【万博の太陽】の出演者・スタッフ

◇キャスト 橋本環奈、飯豊まりえ、木戸大聖、番家天嵩、堀内敬子、野間口徹、宇梶剛士、安井順平、大原優乃、矢島健一、飯田基祐、高畑淳子、江口のりこ、唐沢寿明

◇スタッフ 【脚本】 中園ミホ 【監督】田村直己(テレビ朝日) 【音楽】 村松崇継 【主題歌】浜崎あゆみ『時代』(avex trax) ◇スタッフ 【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日) 【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、山田勇人(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)

画像出典|番組HP https://www.tv-asahi.co.jp/banpakunotaiyo/

万博の太陽

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