【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】6話感想・謎・考察！ “風林火山”編完結、アクション＆切ないラストが反響

2024-10-10

ヨシクラミク

杉本ちさと（髙石あかり）と深川まひろ（伊澤彩織）の脱力系女子殺し屋コンビが主人公の人気映画シリーズ【ベイビーわるきゅーれ】初の連続ドラマ【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】の6話が10月9日（水）深夜1時00分から放送されました。

6話も引き続いての“風林火山”合宿生活編。ついにターゲットである松本洋子のもとへたどり着いた宮原幸雄（本田博太郎）でしたが……。10日間に及んだ合宿生活は苦く切ない結末を迎えました。

水ドラ25【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】6話の感想・謎・考察を紹介します。

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】は各話放送終了後から、「ネットもテレ東」（テレ東 HP・TVer・Lemino）にて見逃し配信。また動画配信サービス「U-NEXT」にて1話から最新話まで独占見放題配信をしています。

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】6話感想・考察

9日（水）放送の6話にて、4話から続いてきたプロジェクト“風林火山”合宿編が完結しました。前回5話にて計画のターゲットである松本洋子宅を襲撃し、本人の前までたどり着いた宮原幸雄（本田博太郎）。しかし銃を構えたものの殺すことができず、計画は失敗に終わってしまいました。6年もの間失敗を繰り返してきた一大プロジェクトは、よりによって主役である宮原のせいでまた失敗してしまうのでした。これに誰よりも反応したのが、ずっとそばで宮原を支え続けてきた夏目敬（草川拓弥）。散々振り回されてきた夏目はついに堪忍袋の緒が切れてしまい……高速アクションと苦く切ない幕切れ。【ベイビーわるきゅーれ】らしさの詰まったエピソードでした。

プロジェクト“風林火山”はまたしても失敗…振り回され続けた夏目がついにブチギレ

ターゲットの松本洋子を目前にして殺せずに帰ってきてしまった宮原。6年間失敗を繰り返してきたプロジェクト“風林火山”がまたしても失敗に終わります。成功しなければ報酬の発生しない今回の案件。宮原の失敗にくわえ、チームメンバーである武井聡子（天木じゅん）らからギャラを巡って責められる夏目は、ストレスが限界突破しブチギレます。ところがそのタイミングで宮原はAI爆撃ドローンによってターゲットをあっさり殺害。対面では殺せずとも機械に任せられるのであれば躊躇なく殺せたのでした。

二転三転しつつもどうにか無事にターゲット殺害して終わった“風林火山”ですが、最後はAI爆撃ドローンの手柄という、6年間の汗水が無駄になる展開でした。これまでの夏目の徒労は何だったのか。宮原やメンバーに振り回され、ストレスを抱え、尽くした6年は何だったのか。ついに堪忍袋の緒が切れてしまった夏目は合宿メンバーを殺害しながら宮原へ迫ります。【ベイビーわるきゅーれ】は殺し屋のドラマとはいえ4話、5話と比較的コミカルな展開が続いてきただけにこのクライマックスは予想外。そしてこれまで夏目の辛さに共感の声が多数出ていたこともあって「夏目えええええええ」「いやもう、マジで不憫すぎる。」と夏目の決断を悲しむ人がいる一方、「夏目さん…これは仕方ない」「やっていいぞ夏目」と同情する人もいました。

夏目VS.ちさと＆まひろ！2対1の粛清バトルと、苦く切ないラストが反響

夏目は合宿参加メンバーを殺害した後に宮原を追い詰め、彼からの命乞いと和解を拒否して射殺します。その直後、ちさと（髙石あかり）とまひろ（伊澤彩織）には須佐野（飛永翼）から夏目に対する“粛清”命令が下ります。薄暗い地下にて始まった夏目VS.ちさまひコンビの2対1のアクションシーンはやはり圧巻。近距離での銃撃戦から始まり、ナイフアクションへと複雑に展開していく流れは【ベイビーわるきゅーれ】らしさが全開。目の離せないスピーディーな格闘には「深夜に最高のナイフアクション、ありがてぇ！」「無音の近距離戦あまりにも良すぎる」「夏目くんのアクションやばぁ」といった声が続出していました。

意外にも今回の一件で初めて激しい戦闘をこなした夏目。ちさまひを相手に互角にやり会える自分に「俺ってこんなに戦えたんだ」と驚く姿も印象的でした。しかし健闘むなしく、夏目は最後はちさまひにナイフで押し切られてしまいます。血を吐きなが虚ろな表情を浮かべる夏目からはなんとも言えない哀愁が漂います。宮原にこき使われたあげくにあっさりと捨てられ、そして最後の最後で自分の才能に気がつく。何もかもが手遅れになり、もう後戻りのできない場所まで来てしまった夏目。宮原の下につかなければ、違う未来もあったのかと思うと非常に切ないです。そしてそんな彼をちさととまひろは労い、敬意を持って殺害するのでした。殺さなければいけない相手は必ず殺す、しかし決して雑な殺しはしない。そんなちさまひコンビのプロフェッショナルさもうかがえるラストでした。

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】全話のあらすじはこちらの記事でも読めます！

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】6話の謎・考察

ジョブローテーションについて

6話のラストで須佐野の口から明かされた殺し屋協会の“ジョブローテション”制度。これは営業部や監査部にいって様々な仕事を学ぼうという制度です。ドラマ放送前から“風林火山”プロジェクトと並んで明かされていた“ジョブローテーション”がついに登場です。そしてそれに合わせて監査部の日野彰（柄本時生）や、映画にも登場した入鹿みなみ（前田敦子）の姿も。さらに役名は不明ながら後藤剛範が率いるベンチャー企業のような謎の一団も…。後者は雰囲気から営業部でしょうか？ドラマ放送前の時点でまひろが監査部に行き、日野とコンビを組むことは明かされていますが、となると残ったちさとは営業部に行き意識高いメンバーに揉まれる、ということでしょうか。

新キャラクター全員死亡という展開で集結した“風林火山”編。予告段階から漂っていた不穏な雰囲気を何倍にも増幅させた、素晴らしいエピソードなっていました。終盤のアクションシーンを見てしまうと夏目の退場が非常に痛いものの、美しさすら感じる良い結末だったと思います。次回から始まる新章 “ジョブローテーション編”も楽しみですね。

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】6話出演キャスト

杉本ちさと…演：高石あかり
深川まひろ…演：伊澤彩織
須佐野…演：飛永翼（ラバーガール）
田坂守…演：水石亜飛夢
宮内茉奈…演：中井友望
夏目敬…演：草川拓弥
宮原幸雄…演：本田博太郎
桑原新之助…演：田島亮
武井聡子…演：天木じゅん
秋間敏夫…演：新名基浩

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ】のキャスト相関図は下記記事でも読めます！

【ベイビーわるきゅーれエブリデイ！】放送日・スタッフ・配信・主題歌情報

タイトル	水ドラ25 【ベイビーわるきゅーれエブリデイ！】
放送日時	2024年9月4日（水）スタート毎週水曜深夜1:00～1:30放送
放送局	テレビ東京、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送テレビ愛知 9/5（木）スタート毎週木曜深夜1:00～1:30放送 UMKテレビ宮崎 9/24（火）スタート毎週火曜深夜24:54～25:24放送
配信	各話放送終了後から、広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」（テレ東 HP・TVer・Lemino）にて見逃し配信。各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」にて第一話から最新話まで独占見放題配信。
出演	髙石あかり伊澤彩織／飛永翼（ラバーガール）水石亜飛夢中井友望草川拓弥／本田博太郎／柄本時生
脚本	阪元裕吾
監督	阪元裕吾　平波亘　工藤渉
音楽	森野宣彦
オープニングテーマ	syudou「あいきるゆぅ」（syudou商店）
エンディングテーマ	Tele「包帯」