福原遥主演ドラマ【明日はもっと、いい日になる】が、フジテレビ月9枠で2025年夏クールに放送!
本記事は【明日はもっと、いい日になる】のあらすじネタバレの紹介とともに、最終回結末の予想・考察もしていきます。原作や脚本家、主題歌、見どころについてもお届け!
共演は林遣都ら。福原遥が待望の月9初主演を飾る【明日はもっと、いい日になる】
本作は児童相談所を舞台に、子供たちと児童福祉司の交流を描くヒューマンドラマです。
本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
【明日はもっと、いい日になる】のネタバレ・あらすじ全話
月9ドラマ【明日はもっと、いい日になる】のネタバレあらすじを最終回まで全話、紹介していきます。各話の感想や解説も紹介していきます。
1話「刑事が児童相談所へ出向!?」
あらすじ
果てしなく続く青い水平線に照りつける太陽。海沿いのある街で、そんな爽やかな景色とは対照的に汗をかき、息を切らして走り抜けるのは、本作の主人公・夏井翼(福原遥)。所轄の刑事である翼は、ある日突然、児童相談所への出向を命じられる。刑事の仕事への未練がありながら児童相談所へ出向してきた翼が向き合う相手は、凶悪犯から小さな子供に……。
第1話でメインとなる親子は、虐待疑惑のある母子。芳村加奈(徳永えり)の家から泣き声が聞こえたという通告が児相に入り、翼と、翼の指導係の蔵田(林遣都)が向かうのだが…。
ネタバレ
翼の異動のきかっけは、犯人を取り逃すミスをしたこと。電車内で連続強盗犯・加藤雅也(濱津隆之)のことを尾行していたものの、翼が痴漢を捕まえに行ってしまい、加藤に気づかれて逃げられてしまったのだ。
Q:翼は、なぜ犯人でなく痴漢逮捕を優先してしまったのか?
A:翼は電車で痴漢を見つけた時、小学生の頃、いじめられていた"みほ"という同級生を助けたことを思い出した。クラスメイトがいじめを見て見ぬふりする中、翼はみほを救った。翼はみほから「ありがとう」と感謝された。その体験から、翼は「困っている人を助けたい」と刑事になった。だから目の前で困っている女子生徒を痴漢から助けずにはいられなかった。
翼と蔵田は芳村加奈の家を訪問した後、早速、対立する。加奈の子供・拓斗(土屋陽翔)の内腿にアザがあったから虐待された疑いがある。なのに蔵田は何も対処しなかった。翼は「そのような対応の遅さが手遅れになる原因ではないか」と蔵田に意見をぶつける。すると蔵田は「児相の仕事は親の罪を暴くことではない」と言い放つ。
翌日、児童相談所へ小学校から189の虐待の緊急通告が入る。虐待されたのは拓斗だ。翼と蔵田は拓斗に話を聞き、「ママにぶたれた」「ママといたくない」と聞く。
加奈が児相にやってきて、拓斗と話す。しかし拓斗はママにサヨナラを言いたいという。その後、加奈は過労などで入院してしまう。
そんな中、拓斗が一時保護所からいなくなった。翼が何とか見つけたが、翼の頼みで児相に連絡せず、一緒に砂浜で「ニコちゃん」を捜した。だが見つからなかった。その後、翼は夜から朝までニコちゃんを捜し続けたが、見つからない。
朝、一時保護所で課長兼保育士をしている南野丞(柳葉敏郎)が拓斗と蔵田をその砂浜に連れていき、翼が必死に捜している姿を見せる。心打たれた拓斗は、翼たちに本音を明かして…。
退院した加奈と翼が児相の庭で再会する。翼に背中を押された拓斗は、「ご飯なんかまずくていい。服だって汚くていい。全部いらないから。もっと ママと一緒にいたい。ママには笑っててほしい」と気持ちを伝える。…拓斗は疲れている母の様子を心配していたし、一緒に食事もしたかったのだ。
バイトを掛け持ちしている加奈は深夜12時に帰宅し、朝5時に起きて、洗濯や手作りの朝食を用意。夕食も手の込んだ料理を用意してから、仕事に出かけていた。また、母の靴はボロボロだが拓斗の靴は新しかった。自分のことは後回しにして息子のために時間とお金を使っていたのだ。
拓斗の内腿の痣は、拓斗がママにホットケーキを作ってあげようとして、椅子が内腿に当たって痣になってしまったもの。拓斗が一度ぶたれたというのは事実だが、拓斗が家出をして、加奈が探し回ってやっと拓斗を見つけたときに叩いたものだった。
蔵田は一人で頑張り過ぎていた加奈に「ひとり親家庭の支援制度」を案内する。蔵田が描いた下手な絵つきの、拓斗の未来の暮らしかたのアドバイスを書いた書類も加奈に渡す。
その後。加奈と拓斗が宅配ピザを一緒に食べるシーン、母子ともに靴が綺麗になっているシーンが挿入される。
ラスト。警察から浜瀬市児童相談所に、男の子がコンビニで万引きをしたという連絡が入る。翼と蔵田がコンビニに向かうと、その男の子(千葉惣二朗)は翼が以前、町中で見かけた子だった…。(つづく)
【まとめ】芳村加奈(徳永えり)は虐待していませんでした。息子の拓斗(土屋陽翔)の痣は虐待ではなく事故。拓斗が「母といたくない」と言っていたのも、働きすぎの母のためを思ってのことでした。加奈が拓斗をぶったのも愛ゆえに、です。
徳永えり・土屋陽翔の演技に泣かされる!
【感想】シングルマザーの虐待疑惑からこんなハートフルな結末になるとは、意外な展開でした。徳永えりさん、子役の土屋陽翔くん、二人とも演技がうまくて泣かされましたよ。
シングルマザーのお母さんが子供の服や靴は買っても自分のは買わない。料理も洗濯もしっかりやる…。離婚した元夫が養育費をくれないのは問題ですけど、お母さんも一人で頑張りすぎましたね。服や靴が汚いと学校で嫌な思いしてしまうかもしれないから、という愛情なんでしょうけど…。
福原遥さん、林遣都さんの男女コンビも言い合いながらも良い雰囲気、良い掛け合いです。キャスト陣もみんなほのぼのな雰囲気で見ていて心地良いです。警察パートだけ殺伐としてますが(笑)
さて、1話ラストはネグレクトされているだろう子供が登場。次回の翼と蔵田の奮闘も楽しみです♪
【明日はもっといい日になる】1話視聴率と感想!メッセージ性ある作品で今後も期待 | dorama9
2話「万引きをした少年と無賃乗車する少女の謎」
あらすじ
万引きの通報を受けて翼と蔵田がコンビニに行く。そこで、出会った男の子(千葉惣二朗)は、名前も何も言わず、盗んだペットボトル飲料と菓子パンを手離そうとしない。男の子を一時保護所に預ける翼と蔵田、南野丞(柳葉敏郎)は疲れて眠ってしまった男の子が小さなフィギュアを握りしめていることに気づく。そこには平仮名で“りずむ”と書かれていた。
翼は一時保護所の子どもたちにせがまれて、蒔田向日葵(生田絵梨花)と一緒に彼らを近所の神社で開かれる祭りに連れて行くことに。すると、それを知った謎の男の子も一緒に行きたいと言い出す。ところが、子どもたちが祭りで遊んでいる最中、男の子が逃げ出してしまい…。(逃亡の機会をうかがっていた?)
そんな中、翼たちのもとに、近隣駅から10歳の少女が無賃乗車をしたという通告が入る。その少女は、今回で3回目の無賃乗車らしい。少女が無賃乗車の裏に隠している想いとは……。
第2話でメインとなる子どもは、男の子(千葉惣二朗)と10歳の少女。男の子が祭りから逃げた理由、少女が無賃乗車する理由は気になるところです。どちらも親に会いたいのでは?と予想されますが…。
ネタバレ
祭りから逃げた男の子(千葉惣二朗)をつかまえた翼は、彼から話を聞く。男の子の名前はりずむでなく、叶夢(読み:どりむ)だった。奏夢(読み:りずむ)は弟で、叶夢は弟を助けたくて水と食べ物を盗んだようだ。
翼や蔵田は、叶夢の自宅に行き、母親・安西夢乃(尾碕真花)の制止を振り切って、奏夢を救出。脱水症状があるが息があり、救急搬送して命をとりとめた。
保護責任者遺棄で逮捕された夢乃だが、悪いと思っていない様子。逆に翼らに誘拐されたと思っていて…。
無賃乗車を繰り返す少女の名前は森崎野乃花(山田詩子)。さらに、野乃花が4回目の無賃乗車をしてしまう。翼は無賃乗車が木曜だけだと気づく。父親によると中学受験のために週6で塾に通っているが木曜は休みだった。教育虐待なのか?
翼は木曜にご両親を児相に呼び出し、そのすきに、野乃花を尾行。着いた先はショッピングモールだ。そのとき、口論する声が聞こえて、息が荒くなる野乃花。
翼と蔵田は、野乃花の苦しみが「面前DV」だと突き止める。子供の前で両親の言い争いによって心理的虐待を与えているのだ。両親は「ケンカぐらいで」「気を付けます」と軽く対応。
その後、野乃花が児相に電話してきた。翼と蔵田が駆けつけると、両親はケンカしていた。蔵田が両親を注意する。息を切らしていた野乃花だが「ママとパパを怒らないで」と止めた。
児相にて。野乃花は両親のことを好きだから児相に言えなかった。鈴音駅のショッピングモールに行っていた理由は、ストリートピアノで弾いていたから。野乃花の家のピアノの上には物が置かれていた。
翼はちゃんと親に伝えるように促す。野乃花は勉強が好きだが、最後にピアノの発表会に出たいという。親に聞かせたい曲があるという…。
ショッピングモールにて。野乃花は両親を呼んで、ピアノで「愛の挨拶」を弾いた。両親の思い出の曲だ。弾き終えた野乃花は涙ながらに「ケンカしないでほしい」と訴えた。両親は娘を抱きしめた。
蔵田は野乃花の両親にまた口論になった時は、2人で解決せず、浜瀬市の相談窓口を利用するよう助言。口論をしないことでなく口論の仕方が大切だという蔵田。
結末↓
- 野乃花の家のピアノは物が片付けられていた。
- 野乃花のピアノの発表会に両親も来てくれた。
一件落着した。しかしラスト、児相に安西夢乃が怒り心頭でやって来て…。(つづく)
【まとめ】万引きした男の子(千葉惣二朗)の名前は叶夢(どりむ)で育児放棄されていて、弟を助けたかったのでした。
また、無賃乗車の少女の名前は森崎野乃花(山田詩子)。専門用語ですが「面前DV」されていた少女です。無賃乗車の理由はピアノの練習をしたかったから。なぜ練習していたのか?言い争うことが多い両親のために思い出の曲を弾いて聞かせたかったから。もっというと思い出の曲で両親のケンカを止めたかったから、でした。
面前DVを受けている少女に感涙
【感想】面前DVなんて言葉、初めて聞きました。子どもの前での夫婦げんかや、配偶者や家族に対する暴力や暴言や拒絶的な対応などは、子どもに心理的外傷を与えるのですね。昔から存在していた子供にとって辛いことが、ちゃんとDVとして定義されているのって良い時代になったと思います。
その面前DVを受けている少女が最後、涙ながらに両親にケンカをやめて、とお願いを言うのですが、感涙ですよ。言うのに勇気がいったと思います。よく頑張りました!
しかしまあ、今どきの子役はすごいですね。てか、子役の演技がクライマックスなので、かなり演技力が必要だと思いますしプレッシャーもあるだろうに…。演技力にも感心してしまいます。
さて。ラストは、育児放棄の母・安西夢乃が再登場。こわっ。逆恨みですけど、こういう逆恨みってあり得そうですよね。翼ちゃん、逃げて~‼
【明日はもっといい日になる】2話視聴率と感想!無賃乗車の少女の想いに視聴者涙
3話「お前が家族をぶっ壊したんだ」
あらすじ
一時保護所にいる叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)の母親・安西夢乃(尾碕真花)が現れ、「返せよ!」と怒鳴り、翼(福原遥)につかみかかる。蔵田(林遣都)たちは夢乃を落ち着かせようとするが、夢乃は「お前のせいで家族がぶっ壊れたんだから!絶対許さないから!」と叫び、翼をにらむ。
蜂村(風間俊介)は夢乃と話し合い、子どもを引き取るにはまず生活を安定させる必要があると説明する。
そんな折、相談課に育児相談を希望する電話が入る。蜂村の指示で、翼は蔵田とともに相談者との面接に同席することに。ほどなく、電話をしてきた相手・屋島美穂(富田望生)がやってくる。美穂は、3歳になる娘の愛菜について「他の子どもに比べて成長が遅い気がするんです。好き嫌いも多いし……」と悩んでいた。蔵田は子どもの成長はそれぞれだから大丈夫だと伝える。
相談を終えて帰ろうとしていた美穂から声をかけられた翼は、彼女が小学校時代の同級生だったことを思い出す。
第3話でメインとなる子どもは、屋島美穂(富田望生)の娘・愛菜(永井花奈)です。また、翼と美穂は知り合いでした。2人の関係はどうなっていくのか?
ネタバレ
蔵田総介(林遣都)は美穂の様子が気になり、翼とともに家庭訪問に行く。
蔵田は美穂の肩こりや睡眠導入剤が気になり、検査を勧める。
診断の結果、美穂は育児ノイローゼの疑いありだった。
美穂の夫(前原瑞樹)はトラック運転手で多忙だ。
そこで、翼は美穂と愛菜を遊園地へ連れて行き、息抜きへ。
翼は美穂のことを小学校時代に助けた。母が作ってくれた大切な給食袋をいじめっ子から取り返してくれたのだ。
翼もまた美穂を助けたことをきっかけに刑事を志した、と感謝する。
愛菜が泣いてグズってしまうが、美穂はどうすることもできずただ抱きしめる。
美穂はジェットコースターに何度も乗るなど久しぶりに楽しめた。
美穂は「あしたからまた頑張れる」と笑顔をみせた。
翌日、職場で翼が美穂たちと遊園地に行ったことを話すと、蔵田から「相談者に必要以上に深入りしないように。人の気持ちを分かったつもりで動くのはやめて下さい」と注意される。同僚たちからも相談の上で動くよう諭される。
そんな折、子供の泣き声の通告がある。美穂のマンションに行くと、ひとり残されていていた愛菜が号泣していた。愛菜は一時保護されることに。蔵田は幼い子を置き去りにしたからネグレクトで、翼に「あなたのしたことが彼女を追い詰めた」と可能性を指摘して怒る。

良かれと思って関わったことが、
逆に追い詰めることになるなんて…。
上司の蜂村太一(風間俊介)は美穂の件から手を引かせる。その後、翼は南野丞(柳葉敏郎)から蔵田も相談者に深入りしすぎて失敗したことがあると聞く。親子を引き離さないよう「一緒に頑張りましょう」と懸命に相談に乗るうち、親子は失踪してしまったのだ。
翼は蔵田に「助けたいんです」と相談する。答えられない蔵田だが、過去の様々なことが思い巡り、美穂を捜しに行く。ドラッグストアなどを回る。そしてとあるベンチで美穂を発見した。
蔵田はオムツを買いに行っただけだと美穂に伝える。美穂は「お店を出たら足が動かないんです。帰らなきゃいけないのに足が…足が動かないんです!ごめんなさい…子供を置き去りにしたまま…ごめんなさい…」と泣いた。
蔵田は一度子供と離れてみるべきだと美穂に伝える。
その後、美穂の夫が児相に来たが、やはり一時保護が良いとの結論になる。
翼は愛菜には近づかないようにしながら、愛菜の児相での生活をノートに書く。
蜂村太一の承諾も得て、翼がノートを美穂に渡しに行く。
翼が美穂に会うと、ノートを見る資格がないと言う美穂。
翼は美穂を児相に連れていく。
美穂はマジックミラー越しに愛菜が上手にごはんを食べているところを見る。
南野丞は「育児書なんか見なくていいんですよ。あの子だけ見てればいいんです。子供も親も一人一人違う。正解も一つじゃない。愛菜ちゃんが一人で食べられるようになったのは、あなたがちゃんと教えてあげていたからですよ」と伝える。
ノートには、愛菜がパジャマを着たり、友達と仲良く遊んだり、歯磨きをおとなしくしたり、おしっこと自分で伝えることができたり、絵本を片づけたり…色々とできるようになっていた。美穂の想いが届いていたから。
それから美穂は育児書を捨て、カウンセリングを受けていく。そして美穂は夫と一緒に愛菜を迎えに来た。親子の感動の再会……で終わるかと思いきや、安西夢乃が弁護士に翼を訴えると言っていたところで幕が閉じる。
育児ノイローゼの母への教えは生き方のヒント
今回は子供の成長が遅いというテーマかと思っていたら、母の育児ノイローゼがテーマでした。
1話の徳永えりさんの役も頑張りすぎる母だったのですが、この3話の富田望生さんの役・美穂も彼女なりに頑張りすぎていたと思います。育児書やネットを読み、他人と比較して、自分はダメな母親なんだ!と過度に思い込んでいて…。見てて辛かったです。
でも愛菜ちゃんは一時保護所で成長していきました。ママといるときは号泣すれば助けてくれたけど、ママと会えないことで逆に成長していったのかも。まあ、これはケースバイケースだし、ジョーさんが言うように「(美穂が愛菜に)ちゃんと教えていたから」保護所でもできたのでしょう。
印象的だったのは柳葉さんがあの子だけ見ることの大切さを語っていた点。そういえば序盤で、蔵田は子どもの成長はそれぞれだから大丈夫だと伝えていたのですが、美穂は周囲と比較しすぎて苦しんでいて、愛菜ちゃんだけを見ていなかったわけですね。
他人と比較しないこと。正解は一つじゃないこと。これって育児だけに限らない【生き方のヒント】だったなとも感じました。
【明日はもっといい日になる】3話視聴率と感想!柳葉敏郎の「あの子だけ見て」に反響 | dorama9
4話「児童心理司のアフターケアと涙」
あらすじ
翼(福原遥)は、児童心理司の蒔田向日葵(生田絵梨花)とともに、散髪から帰ってきた安西叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)を迎える。「似合ってるよ」と言われて照れくさそうな表情を浮かべる奏夢。だが叶夢は無反応でうつむいている。向日葵はそんな叶夢に「一緒に絵を描こう」と誘う。叶夢が描いた家の絵を見た向日葵は、彼が自分の家庭に問題があることを分かっていると話す。
そこに、所長の桜木里治郎(勝村政信)が慌てた様子で駆け込んできて、叶夢たちの母・安西夢乃(尾碕真花)が、翼を訴えると言い出したという。夢乃は、「私たちが保護しなければ奏夢くんの命は危なかった」という翼の発言に精神的苦痛を受けたとして、慰謝料を請求。対応を迫られた蔵田総介(林遣都)や蜂村太一(風間俊介)らは、真摯(しんし)に夢乃と向き合い翼に謝罪させることに。しかし弁護士とともに児相を訪れた夢乃は、翼たちが説明するうちに突然態度を軟化させる……。
そんな折、向日葵は女子高生・石田葉月(白鳥玉季)に会いに行く。向日葵は中学1年生のときに深夜徘徊で保護された葉月と出会い、それ以来、毎週水曜日に彼女と会っていた。そこで葉月は、初恋人だという飲食店店長・長野敦(駒木根葵汰)を向日葵に紹介する。しかしその夜、葉月が再び深夜徘徊で補導されて……。
第4話で向日葵(生田絵梨花)の水曜日の定時上がりの秘密が判明。毎週水曜日に石田葉月と会っていたからなのですね。しかし彼氏を向日葵に紹介した後、再び深夜徘徊って……。まさか彼氏が向日葵を好きになっちゃったとかじゃないですよね。向日葵を演じるのが元乃木坂46のアイドルとはいえダメですよ。それなら葉月が再び非行に走ってもおかしくないですが……はたして?
ネタバレ
葉月が補導された。一時保護すべきか、本人との面談や家庭訪問をすることに。
葉月は両親と血がつながっていない。裕福な家庭だが、亡くなった実母の再婚相手である父(義父)とその後妻と暮らしている。両親は土地を持っていて裕福。葉月も自由に使えるクレカがある。両親はよく海外へでかけ、家にいないことが多い。
向日葵が葉月に心理テストをするが、彼氏ができても5年前と変わっていなかった。
翼と蔵田は葉月の家庭訪問をする。父(小手伸也)は「うちは干渉しない主義。それより、もっと虐待している家庭を調査しろ」と怒る。
葉月が家に帰りたいという。養育は出来ているので、定期的な家庭訪問を条件に家に帰すことになる、
向日葵は翼を葉月の彼氏・長野敦(駒木根葵汰)の経営するバーに誘う。
そこで、敦が女性客と金銭のことで揉めている場面を目撃。
蔵田は水曜日の定時上がりの謎を初めて知った。向日葵は蔵田と付き合う前からのことだというが、蔵田は気にしている様子。
向日葵は葉月と面談をして、敦が女の人とお金のことで揉めていたことを話す。
葉月は敦と結婚するつもりだと言う。だが、向日葵に会わせたことも怒られて返信も来なくなったらしい。
向日葵は「それであの夜、彼氏の店の近くにいたの?もしかして利用されてるだけなんじゃ…」と心配し、葉月のことを「ちゃんとケアしたい」と伝える。
葉月は「ケアって彼氏のこともケアすんの? 正直ひまちゃんにケアされるより彼と一緒にいるほうが幸せだから」と言う。そして「水曜日にもう会わない」「うざいんだよ!」と言い放つ葉月。
その日の夜。敦の店で蔵田が暴力沙汰に巻き込まれたと児相に連絡がきた。翼と向日葵が店に行く。
蔵田は、敦が客に葉月から毎月40万円も金を引き出している、マジでいいATMを見つけたわ!と自慢している会話を聞いた。
蔵田が「子供をだますなんて最低だ」という。
憤った敦が蔵田を殴った。そして、客が通報した。
向日葵は敦に「これ以上葉月ちゃんの気持ちをもてあそばないでください」と怒った。
向日葵は葉月と連絡が取れない。そこで、翼は向日葵がいるゲーセンへ行き、敦よりも5年間毎週会っていた向日葵の存在の重要性を伝える。
毎週水曜に2人が会っていた喫茶店にて。葉月がひとりでいると、突然、向日葵が来た。そして誕生日プレゼントの長野のご当地キャラをくれた。
向日葵は「嫌がられると思ったけど放っておけなかった。でもやめるね。生きてさえいてくれればそれでいい。葉月ちゃんが苦しくなったらいつでも頼って」と伝える。
葉月は「私のことを一番考えてくれているのはひまちゃんだった」と告げて、先日の無礼を謝り、「私ちゃんと幸せになるから」と伝える。
涙を浮かべる向日葵は、涙の理由を「葉月ちゃんが特別だからかな」という。2人の週1の面談は今後も続くことに…。
児相の外にて。向日葵、翼、蔵田が葉月を見送る。もうすぐ18歳になる葉月は児相に来ることがなくなる。葉月はカードも親に返し、バイトを始めた。自立をしたいという。
向日葵は蔵田に、葉月に対し心理司としてでなく個人の想いを伝えたと明かす。そして2年前もそうしてたらよかったのかという向日葵。蔵田に別れ話を切り出されたとき、素直に受け入れすぎたと、後悔を匂わす。
向日葵と蔵田は付き合っていたけれど、2年前に別れたようです。つまり元恋人の関係。でも、なぜ蔵田は向日葵を振ったのかが謎です。
叶夢たちの母・安西夢乃は来週から座学やロールプレイなどをしっかり学んでいく気だ。本人は「心を入れ替えた」というが、児相の外に出ると「早く会いたい」と誰かに電話している様子で…。(つづく)
向日葵(生田絵梨花)のメイン回
4話は児童心理士・蒔田向日葵(生田絵梨花)のメイン回でした。仕事でなく個人の想いを伝えることは大事かもしれませんね。子どもは仕事として接しているのか、本当に心配してくれているのか、敏感に察するものですし。
向日葵の「生きていてさえいてくれればいい」という寄り添い方はまさに母の愛で、素敵でした。でも、このセリフには伏線があって…。上記のネタバレでは省いたのですが、ジョーさん(柳葉敏郎)が当時部下だった蔵田に対して失敗もあったけど、ご飯をおいしそうに食べてるからそれでいいと思ったと語ったエピソードが伏線になっています。
感動回ではありますが、一人の子どもに対して特別扱いして、深く入り込みすぎてる感じは否めなかったです。まあ、人を相手にしてる仕事で<深入りしない>ことは難しいですよね。結果的にあの蔵田が深入りもしてしまったし(笑)
今回も心温まるエピソードだったと思います。
葉月ちゃんには幸せになって欲しいですね。
一人じゃないと実感した葉月ちゃんならきっと大丈夫…なはず。
でも心配なので、連ドラ最終回には少しでもその後の様子が分かるとうれしいかな。
【明日はもっといい日になる】4話視聴率と感想!向日葵(生田絵梨花)の涙に反響 | dorama9
5話「放火少年に教わった愛の伝え方」
⋰
📺今夜9時から
#明日はもっといい日になる
🌼 第5話 🌼
⋱蜂村(#風間俊介)の
別れた妻との息子が突然の家出⚡️
父として、児童福祉司として、
蜂村が抱える過去の後悔に迫る🌪️
さらに13歳の少年が放火🔥
2人の少年が教えてくれる家族愛とは…🫧\ お楽しみに🌱/ pic.twitter.com/eGvmKSRpeC
— 『明日はもっと、いい日になる』7月期月9ドラマ【公式】 (@ashitawa_motto) August 4, 2025
あらすじ
翼(福原遥)は、一時保護所の子どもたちに手作りの紙芝居を披露。子どもたちに絵が酷評される中、叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)は翼の絵を気に入った様子。翼はそんな叶夢たちに、母親の夢乃(尾碕真花)もまた一緒に暮らすための勉強を頑張っている、と伝える。
一方、蜂村太一(風間俊介)は離婚後、元妻の工藤沙織(笛木優子)と暮らしている息子・功太(三浦綺羅)との面会日を明後日に控えていた。すると、功太が突然児童相談所を訪れ、沙織とケンカしたから泊めてほしいと言い出す。だが、沙織に確認すると、ケンカなどしていないようで…。
そんな折、神社で放火をした13歳の糸川蓮(正垣湊都)が補導されたとの連絡が入る。蓮は昨年母親を亡くし、祖父の木田茂(螢雪次朗)と暮らしていた。父親の吾郎(平山祐介)は単身赴任中らしい。蜂村や蔵田総介(林遣都)らは児相にやってきた茂から話を聞くことに。
だが茂は蓮と話すこともなく「こいつの事をよろしく頼みます」と言って帰ろうとする。蓮の母親は大腸ガンで闘病生活を送っていたが、ある時突然治療を止め、数週間後に息を引き取ったという。蜂村は、そんな茂になぜ蓮ともっと話さないのか、と問いかけた。蜂村にも子どもがいることを知った茂は「あの年齢で大好きな母親を失った蓮に、なんて言葉をかけりゃいいんだ。あんたならどうしたんだ」と返す。言葉が詰まる蜂村で…。
ネタバレ
蜂村と翼が蓮の家庭を訪問しようとしていた日、蓮が暴れていると連絡が来て、一時保護所へ向かう。
Q:糸川蓮(正垣湊都)が放火や暴れた理由は?
A::糸川蓮(正垣湊都)が放火や暴れた理由は、明日が母の命日だから。自分が問題を起こせば単身赴任中の父が呼ばれると思ったのだ。
祖父の木田茂(螢雪次朗)は蓮に「おじいちゃんが止めていたんだ」と話す。
蓮(正垣湊都)の問題行動は、単身赴任で離れていて仕事が多忙の父を強制的に呼ぶ作戦でした。SOSみたいなものだったのですね。赤ちゃんが泣いて親を呼んだり、小さい子がいたずらして親にかまってもらうのと似てる行動に感じます。こんな回りくどいことしないで、ちゃんと対話できると一番良いのですが…。
蜂村は息子・功太(三浦綺羅)と約束をしていたが、仕事のため約束の時間に行けない。やがて、功太が職場までやってきて「そんなんだからお母さんが再婚しちゃうんだよ!もう面会できないかもしれない」と怒った。
蜂村は再婚を止める権利はないし、再婚するならそれは巧太のためを思ってのことだろうと話す。
蜂村は翼と蔵田にずっと仕事を優先にして、自分の子供が発熱した時もすぐに駆け付けられなかったことを話す。元妻から「他人の子と自分の子、どっちが大切なの?」と言われた。それから2か月、愛想尽かされて離婚へ。
蜂村は「これで家庭か仕事を選ばなくて済む」と少しホッとしてしまったことを話す。
翼は「両方選ぶことはできないのですか?」と疑問を投げかけた。
カップルでよくある「仕事と私、どっちが大事なの?」という答えの出ない質問の夫婦バージョンですね。どっちも大事に決まってます。どっちも大事だし、両方同じように大事にできたら何の問題もないのですが…。人類の永遠の課題ですね。
その後、巧太は母の家に帰った。そんな中、糸川蓮(正垣湊都)が一時保護所を脱走する。ジョーさん(柳葉敏郎)はここは刑務所じゃないからと言い、彼の脱走を見逃した。
ジョーさん(柳葉敏郎)は仕事放棄なんじゃないか?とツッコミを入れたくなる場面ですが…。一時保護所は刑務所でないという意見も理解できます。でも結局、みんなで捜しに行かないといけないので、彼がフェンスを乗り越えて逃げようとした時「どこに行きたいんだ?」とか話を聞いてあげても良かったような……。
翼は蓮を、蓮の母の墓の前で見つけた。
父親の吾郎(平山祐介)と祖父が一時保護所にかけつける。
吾郎は蓮に「お母さんと約束したんだ。」と打ち明ける。母親ががん治療をやめた理由は、蓮の将来のためにお金を使ってほしいと言っていたという。蓮が知れば自分を責めちゃうから言わないようにと約束していたのだ。
蓮は「俺がお母さんを殺したってことじゃん!俺さえいなければ」と自分を責める。
蜂村が「そうじゃないだろ!」と叫ぶ。俺が殺したという言葉を聞くためにお母さんはこの選択をしたのわけでない。悩んだ上での選択なんじゃないか、と蜂村。
そして、「悲しかったらさ、泣けばいいと思う。君がすべきことは自分の気持ちを素直に話すことだと思う。」と蜂村。
蓮は「お母さんに会いたいよ」と泣いた。
父と祖父も寂しいという気持ちを明かし、蓮を抱きしめる。
治療をやめ、子供の将来のためにお金を残すことを選んだお母さん。夫には仕事を優先してと頼み、息子の祖父には子育てを託しました。
おそらく治療しても助からないことは分かっていて、それならお金のかかる治療はやめたいということですね。一見、美談ですけど……。
でもこれって、自分のせいでお母さんが治療をやめたと思っても仕方ないです。しかも、このタイミングでこんな伝え方になってしまったのも真意が伝わりにくいと思う。相手は大人じゃなくて子供なのだから。
尺の都合もあると思うけど、お母さんのビデオメッセージがあると息子に伝わりやすいし、映像的にも良いですね。
その後、蜂村が巧太と話す。蜂村は「巧太が一番大切だ。愛してる」と思いを伝える。功太は「お母さんには俺から言うから。再婚したとしてもお父さんに会わせてほしいって。お父さんの仕事は大嫌いだけど、かっこよくて、かっこよいと思った。だからやってればいいと思う。仕事」と、父の仕事を認めた。
その後、蓮が再婚相手だと思っていた男性は、母のいとこだったと判明。一件落着となった。
ラスト。翼が夢乃(尾碕真花)に電話するが出ない。そのころ、夢乃は男と会っていた。(つづく)
父の仕事をカッコイイって素敵
蜂村さんと息子の関係が修復。父の仕事をカッコイイと思えるって、素敵なことですね。そして再婚のことは勘違いだったようです。まあ、再婚するかどうかは母の自由ですけど。子供としては環境が変わるから大きな出来事なので一応、勘違いで良かったということになりますね(笑)
【明日はもっといい日になる】5話視聴率と感想!風間俊介の一喝に視聴者感動 | dorama9
6話「消えたこどもの無垢な願い」
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📺今夜9時から
#明日はもっといい日になる
🌼 第6話 🌼
⋱住所のない“消えたこども”⁉️
さらに夢乃(#尾碕真花)が抱える
深い闇が明らかに…⚡️🔗リアルタイム配信https://t.co/fGhgXska6I
\ お楽しみに🌱/ pic.twitter.com/L02xjOy2y5
— 『明日はもっと、いい日になる』7月期月9ドラマ【公式】 (@ashitawa_motto) August 11, 2025
あらすじ
一時保護所のこどもたちの給食時間を見守っていた翼(福原遥)は、叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)から「ママにあげて」と言われて1枚の画用紙を手渡される。それは、叶夢と奏夢、そして母親の夢乃(尾碕真花)が3人で楽しそうにしている家族の絵だった。
その夜、蔵田総介(林遣都)とともに当直だった翼のもとに、浦ヶ崎署の猪俣健一(佐々木道成)から、身柄付き通告を頼みたいと連絡が入る。近隣の小学校から、その小学校の児童ではない男の子(谷利春瑠)が忍び込んだという通報があったのだ。
その男の子は、蔵田が自己紹介すると、「一ノ瀬愁!7歳」と答えて笑顔を見せた。しかし両親のことや自宅の住所を尋ねても、「知らない」と答えるだけ。蔵田は住基ネットで愁の名前を検索してもヒットしなかったことから、近隣の市にも問い合わせる。
翌朝、別の市から愁に関する情報が1件送られてくる。蜂村太一(風間俊介)は、当直明けの翼たちに代わって該当するマンションを訪ねたが、留守だった。近所の人の話では、半年ほど前には母親と男の子が暮らしていたという。
蔵田たちは、“消えたこども”――経済的な理由やDVからの避難などさまざまな理由で住民票の住所から離れて各地を転々とすることでどこに住んでいるか分からなくなってしまった「居住不明児童」ではないかと推察する。
ネタバレ
一ノ瀬愁(谷利春瑠)のズボンのポケットにポイントカードが入っていた。その店に聞き込みに行った翼と蔵田は、愁の母親の仕事先のクリーニング店へ。そして住まいを教えてもらい、愁の母親と会う。
愁の母親はベトナム人女性・リン(フォンチー)だった 愁の父と離婚していて、彼は他の女のところにいると言う。リンは日本語があまりわからないため、愁の学校の手続きもされてなかった。
そんな中、愁が体調が悪くなり、病院へ。それを聞いたリンは児相にやってきて不法滞在であることを明かす。リンは「愁。学校。行きたい」と、翼たちにランドセルを差し出す。
愁が病院に行っている間、入国管理局が児相に来ることになった。翼はリンと愁を会わせたいと所長(勝村政信)に願い出るが、断られた。
出入国在留管理局・入管職員が3人やってきた。だが、児相の所長以外の職員たちが邪魔をしていく。職員3人の内の上司・小坂(笠原秀幸)は 「私たちはこの国の治安を守っているんです。 子供の相手だけしていればいいあなたたちとは違う」と激高。ジョーさんこと南野(柳葉敏郎)は 「私たちも地域の子供たちを守っている。あなたたちの仕事とどこが違うんですか?」と怒りを秘めて反論。
翼がリンを小坂たちの前に連れてきた。そこに(渋滞だったため)愁をおぶって汗だくになるほど走ってきた蔵田総介(林遣都)がやってきた。
ランドセルを背負った愁は、リンに 「お母さんありがとう! この色、僕の一番欲しかった色」と感謝。そして「夏休みが終わったら学校に通えるって。そうしたら漢字をお母さんに教えてあげるね。 ポイントもたくさんたまったからお母さんの大好きなケーキを買おう」と愁。
小坂が「そろそろ良いですか?」と声をかけてリンを連れて行く。
愁が「お母さん、どこに行っちゃうの?」と声をかける。
小坂は「おじさんたちとちょっと話をするだけですよ」と答えた。
去り際、小坂はジョーに 「大変なお仕事ですね」 と声をかける。ジョーは「寛容な対応を」とお願いした。
その後、リンは書類の遅れと判断され、在留を特別に許可されるのだった。
ラスト。夢乃(尾碕真花)が匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウと関わりがあるのではないか?という疑惑が出て…。(つづく)
無責任な父親に腹が立つ
父親が連絡取れない、そして養育費も払わない…。これって、このドラマでよくあること展開ですね。1話の徳永えりさん演じる母親も養育費もらえなくて苦労してましたよね。無責任な父親に腹が立ちます!ヒドイです!
養育費を支払わないのであれば、弁護士への相談を検討して欲しいところ。一時的な減額や調停の申し立て、強制執行など策はあるようですよ。なかなか弁護士に相談ってハードル高いと思いますが…ドラマとはいえ母親が苦労しすぎているのは見ていてつらいです。養育費を支払わなくても刑事罰はないそうですが、何とかしてほしいです。離婚しても父親なのは変わらないのですから…。
入国管理局の職員を時間稼ぎで邪魔する展開は、ドタバタコメディで個人的には好きでした。みんなで何とかしようとしていて、チーム感が見ていて心地よかったです。でも、子供じみた作戦ではありましたね(笑)
リンは日本語が不完全だけど、それでも日本で暮らすのが良いのか、愁がベトナムに行った方が良かったかも、と思いました。でも、愁は小学校入るまで日本で過ごしたのだから日本で育つ方が良いのかなあ。リンさんの親の経済事情が分からないけど、ベトナムってドラマで出稼ぎ労働者と描かれがちだから、日本の方が収入良いのでしょうね。やはり、在留を許可されて日本で生きる方が良い…つまりハッピーエンドだったと思うことにしておきます(笑)。
【明日はもっといい日になる】6話視聴率と感想!フォンチーのゲスト出演に反響 | dorama9
7話「蔵田と夢乃、重なる過去」
あらすじ
夏井翼(福原遥)は、刑事時代の同僚だった梶合気(西山潤)から、安西叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)の母・夢乃(尾碕真花)が浜瀬市周辺を拠点とする匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウと関わりがあるのではないか、という話を聞く。梶たちは、グループの一斉摘発に向けて捜査をしていたところ、逮捕した受け子の供述調書の中に「ユメノ」「金髪」という記載があったというのだ。
翼がアパートの前で夢乃の帰りを待っていると、夜遅くになって彼女が戻ってくる。仕事をしていたという夢乃は、突然訪ねてきた翼を警戒しつつも部屋の中へと招き入れた。翼は、室内がきれいに片付けられていたことに夢乃の変化を感じながらも、「変なことに巻き込まれてたりしませんか?」と切り出した。だが夢乃は、話もそこそこに翼を追い返そうとする。翼は、夢乃が以前忘れていった、叶夢たちが描いた家族の絵を渡してアパートを後にする。
翼は、蔵田総介(林遣都)や蜂村太一(風間俊介)らに夢乃のことを報告する。所長の桜木里治郎(勝村政信)は、夢乃が叶夢たちと一緒に暮らすために受けているプログラムを一旦中止に、と言い出す。だが、蔵田や蜂村は、もう少し状況がはっきりしてからでもいいのではないか、と桜木を説得する。
ネタバレ
桜木を説得し、プログラムを変わらずに継続していくことになる。そんな中、トクリュウの一斉検挙が始まる。夢乃(尾碕真花)も逃亡する。夢乃は翼に、プログラムをしばらく休むことを電話で伝える。翼と蔵田が夢乃の家に行くと留守だった。翼は蔵田に止められながらも「諦めたくないんです」と夢乃を探しに行く・・・。
警察が児相に来たことで、叶夢たちは母親が警察に追われていると知り、ショックを受ける。
翼は南野(柳葉敏郎)に「変わろうとしてる思いが伝わるから、夢乃のことを信じたい」と伝える。
南野は「大事だと思うよ。でも子供たちの前では強くいよう」と寄り添う。
夜。翼の電話にやっと夢乃が出てくれた。「助けて」と夢乃。
その後、夢乃は児相に行き、翼と蔵田と話をする。
夢乃は母親と2人暮らしだが、男と遊びまわる母親に虐待されて育った。
水も食べ物もなかった。
母親から「黙れ。好きであんたの母親やってんじゃない」と怒られた。
高校のとき家を出て公園やネカフェで生きた。
いつも独りだった。
そんなとき、同じような家庭環境の亮に出会う。叶夢らの父親だ。
ずっと一緒にいたいと思える人だった。
妊娠して最初は本当の家族ができたと喜んだが、長く続かなかった。
そのころ、夢乃も亮も子どもだった。
亮から自由に暮らしたいと言われ別れることにした。
しかし生活が苦しくなったため、金を借りた。ヤバいところから。
借金の代わりに、出会い系アプリで男を捕まえ、ぼったくりバーにつれていく。
やめようとしたが、逃げられなかった。毎日休みなく働かされた。
子どもたちのためのお金だったのに、母親と同じことをしていた。
翼は「再出発しませんか?全力でサポートします」と促す。
蔵田は「怖いですよね。僕も親から虐待を受けて育ちましたから」と話す。
9歳で施設に入所したが問題行動を繰り返した。その後、里親に引き取られた。
大切に育てられた。体の傷は消えたが心の傷は消えない。
大人になって結婚を意識したとき、家庭を作るのが怖いと恐れた。
自分の中にも虐待の血が流れていて、そんなことするはずがないと頭では分かっているのに…思ってしまう。
蔵田:「だから分かります。でもあなたは変わり始めています。夏井は馬鹿がつくほどまっすぐで猪みたいな人です。けど、誰よりもあなたを気にかけていて自分のことのように。だから夏井を頼ってください」と話す。
翼が夢乃を警察に連れて行く。警察署の前で、夢乃は「会いたい。叶夢と奏夢に会いたい」と言い立ち止まる。翼は叶夢と奏夢のためにちゃんと話すべき、と促す。夢乃は翼に感謝して警察署に入っていく。
後日。トクリュウの主犯格や悪徳弁護士は逮捕された。しかし、夢乃は脅迫されただけとのことで、お咎めなしとなった。安心した叶奏たちにも笑顔が戻った。
ラスト、花蓮(吉田萌果)の誕生日会が児相で開かれる。そのころ、花蓮の里親の話が進んでいて…。(つづく)
翼と蔵田の2人で夢乃を救った!
ネグレクトの母親・安西夢乃のパートがクライマックスを迎えました。トクリュウに関わっていた夢乃。児相で翼たちに生い立ちを打ち明けます。自身もネグレクトされていて、それを子どもにもしてしまっていることが判明。虐待の親の血を継いでいて、連鎖している…。呪縛のような感じですね。
この場面は、真っ直ぐ育った翼の言葉より、同じ虐待の体験をした蔵田の言葉が夢乃に響いたようです。夢乃には連鎖を断ち切って欲しいなと思います。
と言いつつ、猪突猛進な翼に夢乃は救われたのも事実。児相の仕事の範囲を超えて、必死に心配して気にかけてくれる存在…。とても、ありがいし貴重だと思いました。
蔵田だけでも翼だけでも夢乃は救えなかった。2人で夢乃と向き合ったからこそ、夢乃が改心したのだと思います。
さて。次回は一時保護所の子供が里親に引き取られるようです。蔵田も里親に育てられた経験者なので、またも活躍しそうですね。
【明日はもっといい日になる】7話視聴率と感想!亮(杢代和人)に「養育費払え」と怒りの声 | dorama9
8話「涙の退所式、仲良し3人組に別れ」
あらすじ
野良信子(小林きな子)が里親支援センターと協力して進めていた岩本花蓮(吉田萌果)の里親委託が大詰めを迎えていた。橋本智(森田甘路)と千佳(朝夏まなと)夫妻は、研修にも熱心に取り組んでいる。入院中の花蓮の母親が退院できるまで時間がかかるため、今回の里親委託の成立は花蓮にとって最善の選択だ。
だが、花蓮とほぼ同じ時期に一時保護所にやってきて以来、ずっと仲良く過ごしてきた野口風雅(二ノ宮陸登)と坂西青葉(市野叶)は、花蓮が橋本夫妻と出かけたときのことなどを楽しそうに話す姿が気に入らず、「花蓮と一緒にいたくない」と言い出して部屋に立てこもる。
さらに、花蓮が里親のところに行くと聞いて不安になったのか、叶夢(千葉惣二朗)、奏夢(小時田咲空)兄弟も母親の夢乃(尾碕真花)に会いたいと言い始める…。
花蓮の里親委託は、宿泊交流で問題なければ正式な手続きを進めることになった。蜂村(風間俊介)は、翼(福原遥)と蔵田(林遣都)に花蓮の送迎を頼む。向日葵(生田絵梨花)や信子たちは花蓮の退所式の準備を進める。
宿泊交流の日、翼は花蓮を連れて橋本家へと向かう。だが翼は、ふいに足を止めた花蓮が、「上手にできるかな。普通の家族」とつぶやいたことが気になり…。
ネタバレ
花蓮は里親の家から1日早く帰ってきてしまった。花蓮は理由を言わなかった。
里親夫妻は自信を失い、里親登録をやめると言いだす。
児相の職員たちが花蓮について話し合う。
翼は、心の病気で入院中の花蓮が母親のもとに帰れるまで、ここで暮らしてはダメなのか?と言う。
蔵田は、花蓮のために里親のもとへ行ったほうが良いと言う。
蔵田が花蓮と2人で話をする。自分も里親に育てられたと話す蔵田。花蓮は「ママのところに帰りたいけど…」と本音をもらす。里親の家に行けば、心の病気の母親を安心させることができると思ったという。気に入ってもらおうと思ったけれど、公園での出来事でショックを受けた花蓮。
花蓮と里親の橋本夫妻と公園で遊んでいた。橋本夫妻が目を離したとき、花蓮が落ちていた水鉄砲のおもちゃを拾った。すると持ち主の子供の親に「盗んだ」と誤解され、怒られた。橋本夫妻は相手の親に謝罪したが…。
花蓮は「話を聞いてくれなかった。本当のお父さんとお母さんじゃないから」と言う。
蔵田は「難しいな。これ内緒だよ。クラッター(※蔵田の愛称)は、小さいころ悪ガキでいつも喧嘩ばかりしてた。お父さんとお母さんがいる子が羨ましくて。その度に里親が相手の親に謝罪していた。なんですぐに謝るんだろ?って聞いたら、『大事なヤツのためなら頭なんて何度でも下げてやる』って』と体験談を話す。
花蓮は「おじさんとおばさんもそうだったのかな」と理解を示しつつ「でも、あんなきれいなお家で暮らしたことないし、おしゃれな料理の食べ方もわからないから…」と消極的になっている。
翼は花蓮と蔵田の会話を立ち聞きした。その後、翼はジョーさん(柳葉敏郎)に相談に乗ってもらう。ジョーさんも里親をしていて、子供が喧嘩ばかりしてたが、何度も頭を下げたという。ジョーは「大事なやつのためなら…」と蔵田が言っていたことと同じことを言った。翼は「普通の家族」になることについて質問。ジョーは「普通が一番難しいから、子供がそんなこと考えなくなるといいね」という。
ジョーからヒントをもらった翼は、花蓮の里親候補の橋本夫妻を一時保護署に呼んで、
花蓮が友達とアイドル映像を見て踊っているところなど、普段の様子を見せる。
その後、橋本夫妻は花蓮を家に呼んだ。リビングは散らかっていて、洗濯物も干しっぱなし。夫妻は花蓮が来る前の日に必死に掃除して綺麗にしていたと明かす。
夫妻は部屋もベッドだけにして、一緒に作って行こうという。
花蓮は「でも花蓮、ご飯もこぼしちゃうし、かわいい服より動きやすい服のほうが好きだし、寝坊もしちゃうし、それでも良いの?」と尋ねる。
夫妻は「良いんだよ。お母さんに会いたくなったらいつでも言ってね」と受け入れた。
翼が花蓮に「普通の家族になれるかなって言ってたけど、花蓮ちゃんが普通に怒ったり、普通に泣いたり、普通にいられる場所が家族なんじゃないのかな?」とアドバイス。
花蓮は里親のもとに行くことが決定。花蓮の退所が決まり、児相で送別会が開かれる。所長のマジック、蔵田のフラッシュ暗算の特技など、余興が終わり、花蓮はみんなに手紙を読む。最後は花蓮の好きな歌をみんなで合唱した。
喧嘩中の野口風雅(二ノ宮陸登)と坂西青葉(市野叶)は部屋にこもったままだった。
花蓮が出発へ。翼が風雅と青葉を呼びに行き、二人がプレゼントした貝殻のオブジェを大事に持っていること花蓮が二人の幸せために四葉のクローバーの栞を作っていたことを伝える。そして、「花蓮ちゃん言ってたよ。『花蓮も怖かったよ。楽しそうにしていないと風がと青葉がここを出ていくときに怖くなっちゃうでしょ。』って」と伝える。
風雅と青葉が、花蓮の乗ったバスを追いかけて「俺達のために嘘つくなよ!」「もう戻ってくるなよ!」と泣きながら声をかけた。
後日、花蓮から手紙や写真が児相に届く。元気そうだ。夢乃は配送センターで働き、頑張っている。一方、芽衣が廊下で倒れこむ。妊娠か?
蔵田のもとに、「母さん」から「たまにはご飯でも食べに来なさい」とメッセージが届く。「からあげ」と返信する蔵田。一方、ジョーのもとには何通も北九州市の「蔵田総一郎」から手紙が届いていた。(つづく)
蔵田の経験が活かされた
花蓮が里親との宿泊から帰って来てしまったときは、何があったの?と驚きました。でも、ちょっとしたすれ違いでしたね。というか、予想通り、里親に育てられた蔵田の過去の体験談が活かされましたね。大事な人のために謝るのは何でもない、という話、良かったですよ。花蓮の里親が花蓮を大事に思ってくれているから頭を下げられるってことですね。なるほど。
まあ、花蓮の話を聞いてくれなかったことが問題だったはずなのに、「謝ること」の意味について話が変わっていて、論点がズレてるような気もしましたが…ま、いいか(笑)
花蓮が里親と会った後に楽しそうにしていたのですが、本当は怖かったことが終盤に分かった展開も良かったですね。後に続く子供たちが怖がらないように、楽しそうにしてた、と。優しい嘘というやつだし、愛ですね。愛。
今回、花蓮の退所に泣かされましたが、寂しいというより、感動の心温まるストーリーだったと思います。
ラストの「母さん」は里親のことでしょうか。そして蔵田総一郎は何者?父親なのでしょうか。蔵田は母親がお空に行ってから父親に暴力を振るわれていて、施設に入ることになったはず。父親はどういうつもりで何通も手紙を送って来ているのでしょうか。息子を返せ!ってことなのでしょうか。
【明日はもっといい日になる】8話視聴率と感想!ジョーさんが蔵田の里親!? | dorama9
9話「新たな命と、きょうだい児の想い」
あらすじ
一時保護所のこどもたちが楽しそうにかくれんぼをしている姿を見守る翼(福原遥)や蔵田(林遣都)たち。安西叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)兄弟は、翼からもう少しで母親の夢乃(尾碕真花)と面会できると聞き、飛びはねて喜ぶ。
そんな折、浜瀬市児童相談所に13歳の橘柊果(畠桜子)がやってくる。応対した翼に、「私を保護してください」と訴える柊果。柊果は両親と姉・菫玲(今野百々菜)との4人暮らしだが、両親から暴力を振るわれたり、話しかけても無視されたりしているという。柊果に傷や痣などはなかったが、所長の桜木(勝村政信)は彼女の安全を確保するために一時保護を決定する。
事情を知って駆けつけた柊果の両親・桜(西原亜希)と治(金子岳憲)はとても驚いた様子を見せ、虐待を否定し、娘に会って誤解を解きたいという。だが蔵田は現段階での面会を拒否する。その際、治から「時間、病院」と促された桜は、先に帰る。
蒔田向日葵(生田絵梨花)による心理テストでも、柊果から虐待に直結する反応は見られなかった。一方、蔵田も柊果の話に食い違う部分がある、と報告。翼は、虐待の真偽はともかく何らかのSOSだからと思い、姉の菫玲に話を聞くため病院へ行く。すると、菫玲は先天性の疾患で歩行に障がいがあり、柊果は”きょうだい児”であることが分かり…。
きょうだい児(きょうだいじ)とは、日常生活で介助が必要な障がいや難病のある兄弟姉妹をもつ子供のことです。
ネタバレ
妊娠中の栗原芽衣(莉子)が職場でしゃがみ込んで…。ベッドで休む芽衣は、彼氏の健斗(島村龍乃介)にはまだ言えてない、と信子(小林きな子)・南野丞(柳葉敏郎)や翼と蔵田に伝える。親になることへの不安を抱く莉子。信子は子供を育てながら親になっていくもの、とアドバイスした。
翼と蔵田は柊果から話を聞いた。柊果は姉・菫玲のリハビリが限界だと心配していた。自分が虐待で保護されたとなれば姉が休めると思ったという。
翼と蔵田は菫玲に会いに行き、柊果の想いを伝える。
菫玲は両親とともに柊果と面会することになった。
菫玲は「私はてっきり柊果が限界なんだと思っていた」「柊果の我慢を見ていた。だから早く歩けるようにと思っていた。柊果の勘違いだよ。私はまだまだ平気」という。
柊果は「嘘だよ。お姉ちゃん全然笑えてない」という。
菫玲は「私は歩かなきゃいけないの。でないと、3人にずっと迷惑かけることになる」と話す。
菫玲は家族のために頑張ってもいた。なんでも言ってほしいという両親に対して、蔵田が「満足な体に産んであげられなくてごめんね、と言ったそうですね。」と切り出す。そんなことを言われたら、母親が自分を責めないように頑張らないといけないと思ってしまう、と告げる。
桜(西原亜希)は「お母さんのせいでしょ。ちゃんと産んであげられなかったから。辛い思いばかりさせて」という。
菫玲は「辛いけど、こんな私も私だよ。3人にはずっと迷惑かけて、足が動かないのも私。だから否定しないでほしい。それに、辛いことばかりでもないよ。こうやって生まれたから ずっと家族の誰かといれて、たくさん話ができて、 めっちゃ楽しいことで…。だから母さんには自分を責めてほしくない。今の自分も大好きだから」と伝える。
翼に背中を押された柊果も「ずるいよ!お姉ちゃんばっかずるい」と本音を明かす。
母親が柊果を抱きしめる。柊果は泣いた。菫玲は「ずるいって 確かにずるいね」と泣いた。
その後、芽衣が彼氏の健斗に妊娠を報告。2人は喜びあった。職場の所長(勝村政信)に報告すると、「おめでとう」と祝福された。
ラスト。夢乃(尾碕真花)と子供たちの面会が決まった。そんな中、夢乃の住むアパートに、元夫の亮(杢代和人)が訪ねてきて…。(つづく)
姉妹の涙にもらい泣き、初々しい演技もグッド
姉妹の涙にもらい泣きな回でした。2人とも綺麗な涙でしたよ…。橘柊果を演じた畠桜子さんは、スターダスト所属の12歳。2月生まれなので学年でいうと中学1年生です。林遣都さんの事務所の後輩ですね。2023年にはスター☆オーディションで審査員特別賞を受賞。WEB広告には出演歴があるものの、テレビドラマは初出演だと思われます。とても綺麗な容姿で、まさに美少女。演技が初々しいというか、小手先なテクニックに頼らない、年齢的に等身大の少女をそのまま演じていて、逆に胸に響くものがありました。
本作で演じた柊果は姉のことが大好きで、ゆえに姉のリハビリを頑張りすぎていることを心配していて…。それて虐待をでっち上げて、保護されました。あまりマネしていいことではないですけど、翼が虐待の真偽はともかくSOSだと言っていたのが、その通り。今回は柊果の「助けたい」「自分も寂しい」という心の叫びでした。これもまた一種の精神的な虐待かもしれませんね。
姉の菫玲を演じたのは今野百々菜さん。こちらは研音に所属。主演の福原遥さんの事務所の後輩です。、8月20日に14歳になったばかりで、学年だと中学2年ですね。テレビドラマは初出演。それでいきなり、自分の障がいが原因で家族関係に亀裂が入るという難しい役柄を好演していました。家族のために頑張っていたけれど、本当は障がいのある自分のことも否定せずに認めて欲しいという本音がありました。否定しないで欲しい。お母さんも自分のことを責めないで欲しい。そんな気持ちをぶつけるシーンは、心がこもっていて、やはりテクニックでない、ストレートにぶつける演技に心打たれました。
畠桜子さんとともに、今後が楽しみです。いつか大きな役でフジテレビに番宣ゲストで出たら、「フジテレビ初出演のドラマは…」と今回の演技が紹介されるのかな。そんな未来を期待してます♪
【明日はもっといい日になる】9話視聴率と感想!きょうだい児を「初めて知った」と話題 | dorama9
10話「蔵田の実父、夢乃の元夫、過去との決別」
あらすじ
翼(福原遥)は、叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)兄弟のうち、まずは安西夢乃(尾碕真花)と叶夢との面会日が決まったことを蜂村太一(風間俊介)らに報告する。
一方、夢乃は、元夫の小山内亮(杢代和人)が突然訪ねてきたことに困惑していた。亮は、先輩のイベント会社を手伝っていて自分も落ち着いたからまたここに帰ってきたい、と夢乃に切り出す――。
そんな中、虐待通告の電話が入る。場所は隣の蓮峰市内で、浜瀬市児童相談所の管轄ではなかったが、ただちに現場へと向かう翼と蔵田総介(林遣都)。そこで翼たちは、物置に閉じ込められて泣いている9歳の少年を発見。蔵田は何とか少年を救出する。
蔵田は、少年の父親を警察に引き渡し、児相に戻る。引き取りに来た蓮峰市の児相職員の車に乗った少年の姿に、子供のころの記憶がよみがえる蔵田。そこに現れたのが、蔵田の実父・総一郎(板尾創路)だった。
総一郎は蔵田の里親である南野丞(柳葉敏郎)に、反省の弁とともに蔵田に会いたいという内容の手紙を送り続けていた。だが南野は、手紙のことを蔵田には内緒にしていた。それを知った蔵田は「なんで黙ってたんだよ。もっと早く言ってくれたら、こっちから断ってた」と南野に怒りをぶつける。
ネタバレ
■蔵田の実父の謝罪
南野から実父の手紙を受け取った蔵田。携帯番号も書いてあったため、連絡を取って、実父・総一郎(板尾創路)と外食に行く。総一郎は肝臓を壊したことを機会に人生を見つめ直したという。そして蔵田に虐待のことを何度も謝った。
南野は帰宅して妻・瞳(櫻井淳子)に手紙を蔵田に渡したと伝える。その後、蔵田が実家に来て、実父と会ったことを報告。話す内容によってはぶっ殺してやろうと思っていたが。総一郎は謝罪した。
ーー妻を亡くして工場の借金も膨らみ、暴力を振るってしまった。はやめようと何度も思ったのに止められなくなった。総介が児相に保護され、その噂が広まって完全に仕事はなくなった。バチが当たったと思った。まだ借金はあり今は北九州の工場で働いている…という総一郎。
蔵田が「大変だったね」と、お酌すると父の目から涙が流れた。
■蔵田の成長記録
南野丞(柳葉敏郎)と総一郎(板尾創路)が会い、たくさんのノートを渡す。それは蔵田が南野のところに来てから大学を出るまでつけていた記録だ。南野は「ここにはあなたがしたことで、どれだけ総介が苦しんだか、そして必死に乗り越えようとしたことが書かれています。しっかり受け止めてください」と伝える。
■実父の提案
蔵田は翼に「虐待の連鎖」のことを話す。
そこで、父が倒れたと病院から連絡が児相にきた。
蔵田は病院に行く。
総一郎は念の為一晩入院するだけで、明日のフェリーで帰るという。「
俺には家族がいる。こうやって駆けつけてくれる人いる。嬉しい。孤独死は免れた。よかったら一緒に暮らさないか?親子の時間を取り戻したいんだ。迷惑はかけない」という総一郎。
■翼が蔵田の実家へ
翼は南野に誘われて自宅へ。
翼は幼少期に蔵田が描いた下手な絵を見つける。
瞳は子宮内膜症で子供に恵まれなかったから、倉田総介が家に来たときは嬉しかったと話す。
いっぱい抱きしめたけれど、総介の傷は癒えない。だから児相で働き始めたのだと思うと話す瞳。
■夢乃の決断
安西叶夢(千葉惣二朗)と母親の夢乃(尾碕真花)が面会。
感動の再会だ。
面会後、次は奏夢(小時田咲空)との面会をして、うまく行けば一時帰宅となることに。
夢乃は元夫・亮が来て、話したことを打ち明ける。亮は自由な人だから、一緒に暮らしても再び自由が欲しくなる。今、子どもたちに会わせて再びいなくなったら余計に悲しくさせてしまう。だから別れを告げた。
翼は「すごい勇気ですね。夢乃さんが選んだ道を全力で応援します」と笑顔。
■蔵田の決断
夢乃の決断に背中を押されたのか、蔵田はフェリーターミナルに向かい、「もう二度と会わない」と実父に別れを告げた。実父が変わっていなかったからだ。総一郎は反省しているとはいうが…。
蔵田は「自分が楽になりたいだけでしょう。罪悪感から開放されたい。
一人で死ぬのが怖い。あなたは僕に甘えているだけです。やっぱり僕はあなたを許すことはできません」と告げた。
■翼の励まし
蔵田が児相に戻ると、翼がまだ残っていた。
蔵田は実父にもう会わないと伝えたことを話す。
突然現れて自分の気持ちばかりいう父だった。
あんな父から生まれたと思うと嫌になる蔵田。
翼は蔵田がかつて言った血縁関係だけが親子でないことに同意を示し、南野夫婦の家に行ったことを話す。すごく温かい家庭だった。二人にすごく愛されて育ったから蔵田が子供達に必死になれるんだ、と翼は実感した。
翼は「前に虐待を受けた自分は親になれないんじゃないかって言ってましたけど、今の蔵田さんならきっと大丈夫です。私が保証します」と励ます。
蔵田は「夏井さん ありがとう」と感謝して帰る。
■蔵田の父は一人だけ
休日。実家に戻った蔵田は、実父から預かった10冊のノートを返した。蔵田は「きっぱり 縁を切った。僕も読んだけど 迷惑かけたんだね。父さん ありがとう。親になってくれて。僕の父親は…あなた一人です。」と伝える。
南野は「違うな。迷惑なんて思ったことはない。お前が俺達を親にしてくれた」と感謝した。
■蔵田と向日葵の関係
ある日、蔵田が向日葵(生田絵梨花)の仕事場(心理室?)へ行き、気持ちを聞かずに一方的に別れたことを謝った。でも、話はここまで。蔵田は「出直します」と言って出ていき、復縁には至らず…。
■ラスト、向日葵に悲劇が…
終盤。翼はと蔵田は、曽根ヶ丘団地付近で虐待の可能性があるこどもを目撃したとの通告を受け、現地へ向かう。応援に駆けつけた蒔田向日葵(生田絵梨花)は、そこで10歳の少年・峯田蒼空(松野晃士)が父親の寛治(平原テツ)に怒鳴られている場面を目撃。蒼空の顔のアザに気づいた向日葵は、追いかけて声をかける。だが次の瞬間、向日葵は寛治に突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
向日葵から連絡を受けていた蔵田が到着すると、向日葵は頭から血を流して倒れていた…。(つづく)
夢乃、蔵田、それぞれの別れに感動
第10話は、2つの別れが描かれました。夢乃が元恋人(元夫?)とキッパリ別れました。今でも彼のことを好きは好きなのでしょうが、自由に生きていきたい彼のことよりも、子供たちを優先した夢乃。頑張りましたね。一時的な情に流されず、本当に大事なことは何か、選択できました。
また、蔵田総介も実父と別れを選択。謝ってくれたことで何も言えなくなった蔵田。でも、そういえば孤独死しなくなったとか、一緒に暮らしたいとか、自分の願望ばかりでした。一緒に住んだら家族になってしまい、蔵田は実父の借金を肩代わりすることになってしまうでしょうね。別れて正解だったと思います。
2人とも別れを告げるのは辛かったと思います。けど、そんな気持ちに負けないで、強く決断した2人に拍手を送りたいです。感動しました。
また、ジョーさんと蔵田の対話がとても印象的。血縁関係だけが親子じゃない…というのを説教くさくなく、自然と伝わる感じの会話&演出で、とても好感を持てました。
ラストは向日葵が転落。まさか助かりますよね?蔵田ともやり直せるような感じまで来たところなのに…。次回が待ち遠しいです。
【明日はもっといい日になる】10話視聴率と感想!向日葵(生田絵梨花)の悲劇にネット悲鳴 | dorama9
最終回「こどもの小さな“声”を聞け」
あらすじ
翼(福原遥)と蔵田総介(林遣都)は団地付近での虐待の可能性の通告を受け、現地へ向かった。応援に来ていた蒔田向日葵(生田絵梨花)は峯田蒼空(松野晃士)の父親・寛治(平原テツ)に突き飛ばされ、階段を転げ落ちる。そこへ蔵田が駆けつけた。
蜂村太一(風間俊介)は、通告があった家庭の特定を急ぎ、10歳前後のこどもがいる家庭を一軒ずつ訪問するよう指示する。向日葵への想いものせて、手分けして団地中を回るメンバーたち。
その際、翼は、建物の前に立っている芦屋陸(長尾翼)を見かける。陸は、翼の視線に気付くとなぜか逃げだし……。
ほどなく、立ち入り調査の許可を得た翼たちが蒼空の家を訪ねると、母親の蘭(入山法子)が姿を現す。蘭は調査協力に渋々同意し、扉を開ける。すると、寛治がやってきて「何勝手に人の家に入ってるんだ」と騒ぐ。翼は、蔵田が暴れる寛治を取り押さている間に蒼空を保護した。
その様子を撮影していた蘭が、自分たちに都合良く動画を編集してネット上にアップ。児相の横暴を訴える。どうやら初めから撮影を企んでいたようで……。
最終回ネタバレ
児相にて。寛治も蘭も虐待を強く否定。
蒼空の痣は転んでできるないが、証拠がないため困る児相メンバー。
一時保護所にて。蒼空は「虐待なんてされてない」「帰らなきゃ」と言い出す。
そんな中、蒼空がお腹を押さえて倒れた。
翼は蒼空を病院につれていくと、内臓から出血していた。
蒼空が入院となり、翼は児相に戻る。
だが、寛治(平原テツ)が蒼空を入院先から連れ去った。
なぜ蒼空や蘭が寛治の暴力を否定しているのか。この謎が最終回のポイントになっていきます。
蘭が編集した動画で児相は炎上し、クレームの電話が殺到。
翼たちは手分けして蒼空の行方を捜す。
早く見つけないと蒼空の命が危ない…。
しかし母方と父方の実家には蒼空がいなかった。
翼と蔵田は団地の自宅を訪ねる。
団地の前にはマスコミが取材に押しかけているが、夢乃(尾碕真花)が通りかかり、児相への感謝を伝えて噂を否定する。
夢乃はアパート暮らし。この団地に来る用事はないと思うので、マスコミ…というか再生数を稼ぎたいユーチューバーもいると思うので、ネット中継を見て心配になり、助けに来てくれたのだと予想されます。
管理人に自事を話して留守中の峯田家に上がった翼たち。
翼は蒼空のつけていた日記を見つける。
そこには虐待の記録や、寛治(平原テツ)が妻・蘭(入山法子)を殴っていて、母を守るために自分が殴られようとしていたことなどが書かれていた。
ノートには芦屋陸(長尾翼)の名前もあった。
団地にある公園に行き、翼たちは陸から事情を聞く。
陸は蒼空の友達で、父親に殴られていたところをおもちゃに録音していたという。だがそのおもちゃは捨ててしまった。蒼空が大丈夫と笑っていたから。
翼たちは陸から心当たりのある場所を聞いて…。
峯田家は「民宿・釣り船 一郎丸」に身を寄せていた。
寛治は会社でバカにされていて、蒼空や蘭に八つ当たりする。
蒼空は「ママを守らなきゃ」とつぶやき、包丁を持って突進して…。
翼が間に入って包丁を両手でつかんだ。
翼は「もったいなよ。こんなことしたらもうりっくんと遊べないよ。ママをパパから守ろうとしたんだよね。ごめんね。私達がもっと早く見つけてあげられたら。」と伝える。
寛治は蒼空を怒鳴る。
蔵田がたった10歳の子供が、ママを守ろうとパパを殺そうとしたと告げる。
しかし寛治や蘭は「家族」に口出しするな、という。
蔵田は「家族だからなんだっていうんですか。殴っても許されてるんですか」「子供を第一に考えられないヤツが都合よく家族って言うな!」と叱責した。
そこで、蜂村(風間俊介)や信子(小林きな子)・桐谷(濱尾ノリタカ)が警察官を連れてやってきた。彼らが必死に探したことで、陸が録音していた証拠品が見つかった警察官が父を連行。
蘭(入山法子)は泣きながら蒼空に「パパ連れてかれちゃうよ。いいの?私には家族しかいないの」とすがる。
翼が「蒼空くんの話を聞いてあげてください」と間に入る。
蒼空は「僕 もう嫌だ。家に帰りたくない」とハッキリ拒絶するのだった。
Qなぜ蒼空や蘭が寛治の暴力を否定しているのか。答えが判明しました。
A:蒼空はママを守りたかったのです。自分が児相にいるとママがパパの暴力を受けてしまうから、「帰らなきゃ」と言ってわけでした。虐待を否定すれば帰れると思ったのでしょう。
A:蘭は暴力を振るわれようと夫に捨てられたくなかったからでした。警察に連行されるとき、蘭は「親や友人がいないから家族だけなの」と言っていました。息子が虐待されても失いたくない「家族」って一体なんなの?そんな「家族」にすがらないといけない蘭が切なかったです。
エピローグ
■エピローグ1:蔵田が翼を認める
蒼空は一時保護所へ。
翼は蔵田に、自分は恵まれた家に育ったから辛い境遇の気持ちを分からないが、子供の声に耳を傾けたいと話す。
蔵田は翼が児相に来て良かったと伝える。ずっと言い合っていたが、最終回にして翼を認めたのだった。
■エピローグ2:出向中の翼の進路
翼は警察時代の上司に出向を半年にするからと言われるが、翼はもう警察にこだわっていなかった。場所はどこでも良い。誰かを助けたい。そう話す翼。
帰り。翼は幼少期に書いた短冊の「けいじになって たくさんのひとを たすけたい」の刑事の部分を手で隠して笑顔に。
t翼は、このまま児相に残ることに…。
■エピローグ3:夢乃と子供たち
夢乃(尾碕真花)が叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)を迎えに来た。何かあったら駆け込みます、と夢乃。
プライドとか恥とかなく、一人で抱えず相談するという夢乃は、2人の息子と笑顔で帰っていく。
■エピローグ4:児相のその後
野口風雅(二宮陸登)が退所することになり、お別れ会が開かれる。
坂西青葉(市野叶)も退所して、パパと談笑して歩いている。
桜木所長(勝村政信)はインタビューを受けて、【日本の児相を変える男】と題して、雑誌に掲載された。
※最終回ではあらすじから省いたが、所長が、クレーム電話が殺到した際に「通告に出れない!」とクレームの電話相手に啖呵を切った場面がある。職員たちから見直されている。
芽衣(莉子)はお腹が大きくなっている。蒼空がお腹を触らせてもらい、笑顔になった。
■エピローグ5:蜂村太一と家族
蜂村太一(風間俊介)は元妻・工藤沙織(笛木優子)と、元妻に引き取られた息子・工藤功太(三浦綺羅)とキャンプで談笑している。
■エピローグ6:蔵田と向日葵
蔵田と向日葵(生田絵梨花)は、レストランへ。そこには蔵田の育ての両親、丞(柳葉敏郎)と瞳(櫻井淳子)が待っていた。談笑する4人。
詳しい説明はないですが、義理の両親に紹介しているということは、蔵田と向日葵は復縁したということ?でいいですよね。ね!(笑) 瞳は「ひまちゃん」と言ってたので、知ってる仲ではあるようですが、結婚前に親に会わせるってやつですよね!
ラストシーン:続編ありそうな終わり方?
ラストは、翼と蔵田が担当の家庭を訪問。塩を投げられながらも、恭介くんが元気に学校に通学できていることを確認できた。
帰り。2人は言い合いながら、歩いている。青い空にタイトルが映される。
(おわり)
ラストは翼と蔵田の日常が続いていく…というエンドでした。きれい事という批判もあるようですが、心温まるドラマで、おおむね好評だったと思います。
ラストシーンを見ると続編ありそうな終わり方だったので、また2人に会いたいです。児相が舞台なら描くことは沢山あるだろうからスペシャルドラマとかで帰ってこないかな?
【明日はもっといい日になる】最終回視聴率と感想!くらひまカップルのスピンオフ希望の声 | dorama9
【明日はもっと、いい日になる】原作と脚本家
ドラマというと原作があるのかないのか気になりますよね?
ここでは【明日はもっと、いい日になる】の原作についてと、ストーリーを手掛ける人気脚本家についてお届けします。
原作は?
【明日はもっと、いい日になる】に原作はありません。フジテレビ制作のオリジナルストーリーです。
脚本家は?
情報解禁
月9『明日はもっと、いい日になる』
メインライターとして脚本を担当します。
オリジナルストーリーとなっております。ドラマ創作に携わる全ての方々のお力をお借りして、精一杯丁寧にストーリーや言葉、そして人を描けたらと思いますので、どうぞお楽しみください。 https://t.co/mjEK9WLUJB
— 谷 碧仁(劇団時間制作) (@aoto_tani) May 15, 2025
脚本は谷碧仁(たに あおと)さんです。1991年生まれの劇作家、演出家、脚本家です。2013年に時間制作を一人で旗揚げし、主宰を務めています。
谷さんは2025年春クールの日曜劇場『キャスター』(TBS)で共同脚本のひとりとして全話に関わっています。『キャスター』はどんでん返しさせようと見え見えであり、エンタメに寄りすぎてリアリティに欠けていて賛否ある作品でした。
しかし本作は児童相談所が舞台。 ドラマとはいえリアリティがより求められます。ただ、ドキュメンタリーではないので面白さとの兼ね合いも難しいところ。テレビドラマの脚本担当は深夜ドラマ『#who am I』(2023年、フジテレビ)、『キャスター』に続き3作目と、まだ実績は少ないですが、劇作家としての実績はあるので期待してます。
谷碧仁さんのほか、こちらの脚本家もクレジットされています↓↓
- 大北はるか(『ラジエーションハウス』シリーズ)
- 中園勇也(『うちの弁護士は手がかかる』、『イップス』など)
- 本田隆朗(『テッパチ!』、『勝利の法廷式』など)
- 蓼内健太(『競争の番人』、『大病院占拠』など)
【明日はもっと、いい日になる】最終回・結末の予想
【明日はもっと、いい日になる】には原作がないので、最終回結末も白紙状態。先読みできない楽しみがありますね。まずは放送前に予想してみました!
福原遥の進路は?
本作は、児童相談所を舞台に、そこで働く個性的な面々たちがこどもたちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までも救っていく姿を描く作品です。
また、刑事の立場を失って児童相談所で働く意思はゼロの翼(福原遥)が、さまざまなこどもたちとその親と向き合い、ともに成長していく姿も描いていきます。
つまり、児童相談所で働く人たちが子供や親を救うドラマであり、主人公の成長も描いていくドラマであるということ。
放送前に最終回結末を予想すると、主人公・翼(福原遥)の進路で以下の2パターンが考えられます。
- 翼(福原遥)が成長して、児童福祉司としてのやりがいも見つけ、今後もこの職場で元気に働くことを予感させて終わる。
- 翼(福原遥)が成長したが、惜しまれつつも警察に戻って終わる。
なぜ刑事部から児童相談所に異動になったのかは不明ですが、人には適正というものがあるので見抜かれたのかな?と予想。なので警察に戻る場合も、児童相談所での経験を活かして「生活安全部・少年課」で少年少女に対応していくのもアリだと思います。
でも連ドラを見続けた最後が異動では寂しいので、今日も翼(福原遥)が児童相談所で元気に働いています!ってラストの方が好ましいと思います。1人前の児童福祉司となるには10年かかるとも言われるので、まだまだ翼の仕事は始まったばかりですしね。
翼の異動理由
1話放送後の追記:なぜ刑事部から児童相談所に異動になったのかですが、容疑者を尾行中に上の指示を無視して痴漢逮捕に動いたため容疑者に逃げられる…というミスをしてしまいました。つまりミスによる異動であり左遷です。
でもきっかけはどうあれ、福原遥ちゃんの雰囲気的に刑事より児童福祉司の方が似合いますね。
翼は児相に残るという結末に【確定】
最終回で翼は刑事課に戻らず、そのまま児童相談所に残りました。
蒔田向日葵の水曜日の定時上がりの謎は?
蔵田(林遣都)と児童心理司の蒔田向日葵(生田絵梨花)の第1話の会話が、なんだか恋に発展しそうな会話でした。仲良さげで、フランクでしたよね。
でも、向日葵は水曜日に定時上がりするルーティンがあるようです。はたして何のために?
恋人とデートかとも思いましたが、そんなウキウキしてる感じでもなかったんですよね。謎です。悲しい内容でなければいいのですが…。
謎が明かされた
第4話の事前あらすじで謎が明かされました。向日葵は女子高生・石田葉月(白鳥玉季)と毎週水曜日に会っていたそうです。向日葵は、中1の葉月が深夜徘徊で保護された時に出会い、以来、彼女と週1で会っていたようですね。
向日葵は週1で葉月の相談に乗ったり心のケアをしていたのでしょう。とても良いことに思えますが、これは「相談者に深入り」にならないのかな?
一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点、チェックポイントは放送後に予想、更新予定です。
【明日はもっと、いい日になる】の主題歌
【明日はもっと、いい日になる】の主題歌はJUJU「小さな歌」です。
主題歌となる「小さな歌」は小林武史氏がプロデュース。感動的なミディアムバラードとなっています。
JUJUさんは「ドラマをご覧になるみなさんの明日がもっと、いい日になるよう心を込めて歌わせていただきました」とコメント。
主演の福原さんも「柔らかくて優しい音色に、JUJUさんのすてきな歌声が重なって、心温まる、そしてとても前向きになれる曲だと感じました」と曲の感想を話しています。
【明日はもっと、いい日になる】の見どころ
ドラマ【明日はもっと、いい日になるん】の見どころを紹介いたします。
見どころのひとつは、福原遥の初の月9主演作という点。笑顔が素敵で好感度の高い女優さんですよね。、子供のころから活躍してきた福原さんが大人になって子役たちと接していくのも感慨深いです。
また、海沿いの街の児童相談所が舞台というのも楽しみな点。海が近いので夏らしい爽やかな作品になりそう。そして児童相談所の問題は人手不足だったり、児童虐待を救えなかったときなどニュースになりますが、問題点と希望も描いてほしいところ。
ただ、気掛かりなのは本作がもとも航空業界が舞台だったという噂。いわゆる「フジテレビ問題」でスポンサー離れもあり、航空会社の撮影協力が得られずに断念したといわれています。
福原さんは朝ドラ『舞いあがれ!』でパイロットを志すヒロインを演じたため、企画された航空ものだったのでしょう。翼という名前もなごりが感じられますが…。そんな裏側のドタバタは視聴者には関係ありません。言い訳にはならないので、良作を見せてほしいところです。
まとめ
・ドラマ【明日はもっと、いい日になる】のネタバレ・あらすじ全話
・原作&脚本
・最終回結末予想&考察
・主題歌
・見どころ
以上について紹介しました。
本記事は毎週更新していきます。ドラマ鑑賞の参考にご利用ください♪