【監察医朝顔2025新春スペシャル】ネタバレ・考察・視聴率!終わり方に「らしい」「モヤモヤ」と賛否?

上野樹里主演のドラマ【監察医 朝顔 2025新春スペシャル】のあらすじネタバレ・考察&感想・視聴率などを紹介します!

人気ドラマの続編となる2025年新春SPドラマでしたが、終わり方に賛否あったようです。また、ラストシーンの意味は何かも考察します。

目次

【監察医朝顔2025新春スペシャル】のネタバレ

【監察医朝顔2025新春スペシャル】のあらすじネタバレです。

2019年から続く法医学×刑事×ホームドラマの待望の新作!東日本大震災という悲しみを乗り越えた父と娘に、最後の別れの時が迫ってきて…。

朝顔は父と離れて暮らす

認知症を患った万木平(時任三郎)は望み通り、岩手県仙ノ浦の老人ホームに移り、朝顔一家は万木朝顔(上野樹里)、桑原真也(風間俊介)、長女・つぐみ(永瀬ゆずな)、次女・里美(中村千歳)の家族4人で暮らしている。

成長したつぐみは好きな男の子がいたり、反抗的なことも言ったり、真也を少し寂しくさせながらも、愛にあふれる幸せな日々が続いている。

じいじを見た気がする

そんな折、溺死と見られる遺体が発見される。遺書も見つかっており自死と思われたが、解剖を通じて溺死にしては
不審な点があった。

同じころ、つぐみは「じいじを見た気がする」と近くにいるはずのない平について不思議なことを話し始める。

轢死したご遺体

線路に横たわり轢死したご遺体が発見される。光子(志田未来)が自殺と判断したが……警察の説明に納得できない母親・由布子(手塚理美)が、監察医に話を聞きに来た。

朝顔も同席し、担当した光子が説明するが、母親は息子が自殺することないと断言する。そこで、朝顔が監察医としての見解を詳しく説明。母親は泣き崩れたが、納得した。

感電死と溺死体の繋がり

感電死とみられる遺体が見つかった。解剖の結果から2つの遺体のつながりが判明する。身元不明の溺死体の体内から発見された種と、感電死したご遺体のマンションの室内から発見された種子が同一だったのだ。

懸命に捜査にあたる真也は、、溺死体の近くで発見された(花を長持ちさせる)銅片をきっかけに、花屋の特定に急ぐ。

関東で地震が発生

夕方、やや強い地震が発生。夕飯を作っていた朝顔はつぐみと里美を連れて外に逃げる。足に切り傷を負った朝顔。

夜。真也があわてて帰ってきて、娘たちをお風呂に入れたり面倒をみる。朝顔は母と遭遇した東日本大震災のことを久しぶりに思い出した。

そのころ、高橋(中尾明慶)が遺書を見つけてしまう。茶子(山口智子)のものだった。

連続殺人の可能性

翌朝、みんながあわてている中、朝顔は知っていた。茶子は前から用意していたとあっけらかんとしている。

朝顔は感電死したご遺体の心臓の位置のズレから他殺を疑う。

そして、連続殺人事件の可能性も疑う朝顔は、1件目は指紋を消して身元不明にしてるのに、2件目は身元がわかる部屋で殺害していることから犯行が雑になってきている。

朝顔は犯人は時間稼ぎをしたいだけかもしれないと推理する。

マーガレットの種とじぃじに似た人

水死体を発見した女子高生(横溝菜帆)が朝顔からオレンジをもらって気分が楽になった。そのときのお礼にと、ハンドソープやマーガレットの種を警察に送った。

真也は女子高生から話を聞く。彼女は種をおじいさんからもらった、という。つぐみが言ていた「じいじ」に似た人と特徴が似ている。

誘拐監禁事件に発展

溺死体の爪のDNA検査から、府木原一郎(65歳)(酒向芳)が被疑者に浮上。

府木原は被害者として警察に登録されている。35年前、行方不明になった百合子ちゃんの父だ。

森本(森本慎太郎/SixTONES)ら強行犯係のメンバーが府木原のアパートに行くと、姿がなかった。部屋にあったUSBがあった。

警察署にて。USBに入っているリンク先に飛ぶと、府木原がライブ配信で白髪の男性が監禁していた。警察への要求は娘・百合子の遺体を日が沈むまでに探すことだった。

犯人候補の3人

府木原は水死体と感電死の殺人に関わっていることを認めている。

連続殺人犯が監禁事件を起こしているという重大事件になった。

そのため、県警がやってきて、捜査本部が所轄に設置された。

真也たちは花屋を特定し、店員が花を買った府木原に金属片をサービスしていたこともわかった。

神奈川県警の捜査一課長・五十嵐京介(松角洋平)は、犯人の復讐だろうと真也に話す。身代金受け渡しが県警捜査員のミスで失敗し、百合子ちゃんが見つかってないからだ。捜査は打ち切られたが、万木平だけは捜査を継続していたという。

真也は万木のノートを調べた。そして犯人候補は以下の3名が記されていた↓

  • 実行犯・市川太郎(溺死体と特徴が似てる)。
  • 誘拐の計画者・佐々木義嗣(=感電死したご遺体)。
  • 警察との通信担当・島田洋介(映像で監禁されていた人物)

百合子が好きだったもの

百合子ちゃんは学校から帰宅途中にさらわれた。当日、百合子ちゃんはマーガレットの種を持っていた。

朝顔は、遺体が埋められた場所からネズミモチという植物が生えていたという過去の誘拐事件を思い出す。そして、百合子ちゃんが埋められている場所にマーガレットが発芽してないか疑う。だが35年も経過しているので枯れている可能性が高い。

朝顔が、犯人の府木原と映像越しに話をして、百合子が好きだったものを尋ねる。答えは、ビワが好きだった。

そんな中、府木原が島田を監禁している場所が特定される。

百合子が発見される

朝顔の家の庭に万木平が植えたビワが大きくなっていた。その木を参考に、捜査員が探すことに。一方、警察は監禁場所に殴り込み、府木原はおとなしく逮捕された。

監禁されていた島田洋介は警察に保護され、取り調べられる。島田は百合子ちゃん誘拐事件の罪を笑いながら認めた。

一方、府木原は2人の殺人を認めた。妻が10年前に他界し、自分も認知症が始まって百合子の顔を忘れ始めている。だから今になって殺したのだという。

府木原は3人にどこに埋めたか問い詰めた。しかし3人とも忘れてしまったと言ったという…。

朝顔が府木原に、百合子ちゃんが白骨遺体で見つかったことを伝える。丁寧にDNA結果もして百合子ちゃんと判明した。骨壺にいれた遺骨を差し出す。そして、府木原はフタを外して、遺骨に触れた。

朝顔は「ビワの木が百合子ちゃんの居場所を教えてくれました」という。

府木原は「お帰り。一緒に帰ろう。帰ろう」と泣き崩れた。

桑原君が朝顔に打ち明ける

真也は姉・忍(ともさかりえ)に大事な人の大事な人に「誰にも言わないで」と黙ってるように言われたらどうする?と相談。

忍は「迷ってるときは最初から決まってる」と言いつつ、でもそれができないから迷ってる、と寄り添う。

自宅にて、真也は朝顔に、つぐみと府木原が会っていたことを話す。「よく通る道に植えた方がいいよ。会えないとお花が寂しいでしょ。警察官のじいじが言ってたよ」と、つぐみがアドバイスしたことで、府木原は自殺を思いとどまった。府木原は「また平さんに助けられました」と、真也に伝えた。

真也は朝顔に、平に命をひきとる最後の時まで朝顔たちに黙っていてほしいと頼まれていたことや、平が昨年病気をしたことなどを話す。

施設の人は真也にだけ連絡していた。

真也は平が危篤なことを明かし、「行ってあげてほしい」と頼む。

結末

バスの時間まで、朝顔は布団に入って少し休む。しかし、眠れない。思い出すのは父とのことばかり。結局、起きて、朝顔の成長記録のビデオを見始める。誕生の時、反抗期、入学式、結婚式は嫌だけど孫は欲しいという声…。

朝。真也は作ったお弁当を朝顔に渡す。さらに、朝顔をハグして、行きながら聞いてほしい、あとで送る、という。

それは父・平と朝顔と真也の会話。つぐみにも聞かせたいからと録音した会話の日々。父と母の初デートの話。妻が怒ったときの対処法。好きな食べ物。朝顔の結婚式。里子がドレスを着たがったのに着させなかったこと…。

突然、「これを朝顔が聞いているということは俺はもうこの世にいないかな。もしくは桑原君が耐えられなくなってまだこの世にいるうちに聞いてるかもしれないな」と、平から朝顔へのメッセージが流れる。

平は「桑原君を責めないであげてくれ。朝顔。自分では気づいてないかもしれないけど、怒るとけっこう怖いからな。眉間に深い皺ができる。朝顔もいい年だから、皺とれなくなるぞ」と茶化す。

朝顔は電車内で弁当を食べながら、うるさいよと怒る。

平は「ずっと、お母さんに申し訳なかった。俺だけ幸せで、孫の顔まで見れて、結婚式までやってもらって。お母さんは冷たい海でたったひとりで死んじゃったのに。俺だけお母さんのことも忘れちゃって。死ぬことを怖がったりする必要もなくてさ。お父さん、お母さんのこと大好きだから。だから。ひとりでいこうって決めたんだ。ごめんな。ありがとう」と語る。

仙ノ浦駅にて。電車を降りた朝顔は、ありがとうって許されること前提じゃんと怒る。気配がした。「お母さん来てくれたの?」と空に声をかけ、「勝手でさ、ずっと勝手。いい加減にして欲しいよ。お母さんがいないからて」という。

朝顔は、「そうだね、順番だもんね、大丈夫、私には家族がいるから、そんな褒めないでよ、泣きそうになるわ、そっか、お母さんにお父さん、返す番だね、お父さんもお母さん大好きって言ってたよ。わたしも大好き。お母さん、あのね…」と言い、ベンチから立ち上がる。

「お母さん、もう行っちゃったか」と朝顔は言い、駅のホームを歩き出すとこで幕が閉じた。

(おわり)

【監察医朝顔2025新春スペシャル】の視聴率

【監察医朝顔2025新春スペシャル】の視聴率はわかり次第お知らせします。

【監察医朝顔2025新春スペシャル】の考察&感想

人気ドラマの復活で注目されていた【監察医朝顔2025新春スペシャル】ですが、好き嫌いは結構分かれたようです。

終わり方に「らしい」「モヤモヤ」と賛否?

余白を大事にした終わり方で、これで良いという声も多いです。

しかし、モヤモヤするなどの批判もありました↓

以上のように終わり方に賛否両論ありました。感想に正解はないですし、それぞれの意見があってよいと思います。

私個人的には、認知症が進み、危篤な平さんと朝顔の対面シーンについては描かなくても構わないと思っています。NHKの朝ドラでもよくナレ死(ナレーションで登場人物の死亡を知らせること)がありますよね。死がつらいのは当然だし、死ぬ場面は悲しいのも当たり前。そこを描いてもあまり意味はないというか、扇情的(感情や情欲をあおりたてるさま)になりすぎちゃうんですよね。描いちゃダメというわけではないんですけど、過程を描くことをこのドラマは大事にしたということですね。そこは尊重したいと思います。

ラストの鳥の鳴き声の意味は?

最後に2羽の鳥の鳴き声がしたから、お母さんがお父さんを連れて行ったんだ!という解釈があります↓

2羽の鳥がいたのでしょうか。考察してみましょう。

1度リアルタイムで見たときは、カナカナカナカナと、ひぐらしの鳴く声が大きかった印象ですが…。

録画を見直してみました。

駅で、鳥の鳴き声がしてお母さんが来てくれたことを悟った朝顔のときは、空が映され、字幕で(鳥の鳴き声)と表示されます。ピーヒャラとハッキリ聞こえましたね。

ラストも聞こえたのかな?と思ったら、朝顔が「お母さん、あのね」と言ったとき、かすかに鳥の鳴き声が聞こえました。でも2羽かどうかは不明。何回か鳴いてるようですが、鳥の映像も映されないですから鳥の数は不明です。

ラストの「いっちゃったか」は「逝っちゃったか」?

ラストの朝顔の台詞も意味深です。お母さん、行っちゃったかと、遠くの山や海の方を見つめる朝顔。

解釈の仕方によっては、お母さんが迎えに来て、お父さんが逝っちゃう、とも解釈できます。

でも、「お母さんと、行っちゃったか」、じゃないんですよね。ストレートに解釈すれば、お母さんが行っちゃっただけ。

また、字幕も「行っちゃったか」になってるんです。「逝っちゃったか」ではないのです。

字幕が「いっちゃたか」になっていたら含みを持たせてるのかな、と私も思いますが…。

うーん。

ここはお母さんの霊が去って、朝顔が父に会いに行くラストだと私は解釈したいです。

もちろん父の最期を表現している場面と解釈しても間違いとはいえないですし…。お母さんがお父さんの「ひとりで逝く」願いを叶えた、という解釈も悪くないですけどね。

【監察医朝顔2025新春スペシャル】番組情報

出演者:上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上茜、永瀬ゆずな、中村千歳、酒向芳、手塚理美、石田ひかり、戸次重幸、平岩紙、ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子 他

スタッフ1:【原作】 『監察医 朝顔』(原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣、実業之日本社)  【脚本】 斎藤綾香  【音楽】 得田真裕  【主題歌】 折坂悠太『朝顔』(Less+ Project.)  【法医学監修】 上村公一(東京医科歯科大学)  【プロデュース】 金城綾香 (過去作品:『うちの弁護士は手がかかる』『PICU 小児集中治療室』シリーズ、『監察医 朝顔』シリーズ他)

スタッフ2:【演出】 平野眞 (過去作品:『PICU 小児集中治療室』シリーズ、『監察医 朝顔』シリーズ、『ショムニ』シリーズ、『HERO』シリーズ他)  【制作】 フジテレビ ドラマ・映画制作部  【制作著作】 フジテレビ

監察医 朝顔2025新春スペシャル

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