TBS火曜10時ドラマ【じゃあ、あんたが作ってみろよ】が10月7日にスタート!
夏帆&竹内涼真のW主演で送る、令和のロマンスコメディです。

人気コミックが原作なのね。献身的な女性と昭和の価値観にとらわれている男性のカップルが別れるところから始まるお話。

2人のすれ違いと成長を笑いと涙で描く「再生ロマンスコメディ」なんだって。ポップで楽しい雰囲気を楽しみながら、視聴者も自分自身について考える機会にもなりそうだね。
この記事では、夏帆&竹内涼真W主演【じゃあ、あんたが作ってみろよ】のネタバレ・あらすじを毎話更新していきます。
◎この記事でわかること
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】
・全話のあらすじ・ネタバレ
・原作について
・最終回の予想
・見どころ
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】のあらすじ・ネタバレをラストまで
1話「化石男よ、気付け!」
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⏰10/7(火)22時スタート
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』#TVerリアルタイム配信 あり💥
\#夏帆 さん❎#竹内涼真 さん
別れから始まる二人の成長&
再生ロマンスコメディ🫶🏻🔻#TVer 配信はこちら🆓https://t.co/I2SUF1DXny#あんたが #じゃあつく@antaga_tbspic.twitter.com/79pvwGNt5W
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放送日:10月7日(火)22:00~22:57
1話のあらすじ
都心で働くビジネスマンの海老原勝男(竹内涼真)は、「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」という古い価値観を持つ、亭主関白思考の男。
好きな料理は同棲中の彼女・山岸鮎美(夏帆)が作る筑前煮で、毎日手の込んだ鮎美の手料理を食べては、「しいて言うなら、おかずが茶色すぎるかな」などと“アドバイス”を伝え、鮎美もそれに納得していたはずだった。
ある日、勝男は入念に準備をして鮎美に完璧なプロポーズを決行する。
ところが鮎美に「んー、無理」と、あっさりフラれてしまう。
仕事も容姿も完璧、鮎美とも仲良くやっていたはずなのになぜフラれたのか。
落ち込みながらも、新たな恋を求めて合コンへ出かける勝男だったが、自分を好意的に見ていたはずの女性陣は、自分が話せば話すほど引いていく。
自分が鮎美と付き合っている間に世界が変わってしまったのかと思い悩む勝男は、会社の後輩の提案で、いつも鮎美が作ってくれた筑前煮を作ってみることに。
すると料理というものは想像以上に難しく手間のかかる作業だったことを知る。
一方、勝男と別れた鮎美は、見慣れない仲間たちと何やら不穏な場所にいる。
恋人ファーストゆえに自分を見失った女・鮎美と、時代に取り残されたパーフェクト男・勝男。2人の別れから始まるラブストーリーの行方は!?
1話のネタバレ
山岸鮎美(夏帆)と海老原勝男(竹内涼真)はかつて大学のミス&ミスターコンテストで優勝し“パーフェクトカップル”と呼ばれた2人。
勝男は“女性は家で料理を作って愛する人を待つのが幸せである”という古い価値観を持ち、冷凍食品を手抜きと決めつけるような人物だが、鮎美も勝男の理想に添った生き方が自分の幸せだと思っていた。
勝男の好きな筑前煮をはじめ、いつも美味しい料理を沢山作って尽くしてきた。
自分自身も完璧であり自分と鮎美も完璧なカップルだと考えている勝男は、プロポーズも完璧なシチュエーションで決行しなければと考える。
トレンディドラマ「フォーエバーラブは東京で」で榊原俊平(橘優輝)が長坂真理(青島心)に結婚を申し込むシーンを参考にしながら、あれこれ準備する勝男。
ところが、いざ夜景が見えるレストランで指輪を渡そうとすると、鮎美から「無理」と言われてしまう。
理由を聞いても「勝男さんにはわからないし、わかってほしいとももう思わないかな」と言うだけ。
鮎美は同棲していたマンションから出て行ってしまった。
その後、勝男は人数合わせで呼ばれた合コンに参加するが、最初は見た目でモテるものの、「好きなタイプは筑前煮が美味しく作れるような子」、「ルーで作るカレーは料理って言わない」などと話せば話すほど女性陣に引かれてしまう。
どうして自分がフラれたのか、なぜ女性たちから受け入れられないのかがわからない勝男は、職場の後輩の白崎ルイ(前原瑞樹)と南川あみな(杏花)に“友人のエピソード”として相談する。
仕事も容姿も完璧な勝男は自信にあふれています。
そんな勝男にとって、美しく料理上手で自分の理想通りの生活を整えてくれる鮎美はまさに完璧な結婚相手。
鮎美自身も自分のことをそう思っていると1ミリも疑わずに、完璧なプロポーズをサプライズで決行します。
6回目の交際記念日に夜景のきれいなレストランに呼び出した勝男は、得意げに指輪を渡そうとしますが、鮎美はまさかの拒絶!
帰宅後すぐ、一緒に暮らしていたマンションを出て行ってしまいました。
勝男はどうして自分がフラれたのかわかりません。
友人の誘いで参加した合コンでも、容姿でモテるのは初めだけ。
いざ口を開くと、時代遅れの発言でドン引きされてしまいます。
勝男は自分に自信があっただけに、世界の価値観がいつの間にか変わってしまったのかと思い悩み、会社の後輩の白崎と南川にあくまでも“友人のエピソード”として相談しました。
白崎は、“友人のエピソード”が勝男本人の悩みであることを察し、それとなく南川にも伝える。
すると、南川は、筑前煮を自分で作ってみたら元カノの気持ちがわかるかもしれないとアドバイスしてくれた。
スーパーでの買い物も、料理もほとんどしたことがない勝男。
四苦八苦してようやく出来上がったのは深夜1時。
でもその筑前煮は、思うような味にはならなかった。
翌日、白崎と南川に食べてもらうが、煮詰まっていて味が濃く食感も悪いと2人は素直な感想を言う。
元カノの気持ちは(その友人は)わかったのかと南川に聞かれても何も言えない勝男。
帰宅して包丁を捨ててしまう。
翌日、勝男が白崎に昼食に行こうと言うと、白崎は自分はお弁当だからと公園のベンチに誘う。
だが、勝男は男2人でピクニックみたいだからと断り社食へ行くことに。
白崎がお弁当箱を開くと、色とりどりの美味しそうなおかず。
自分で作って来たという白崎に「彼女が作ってくれないんだもんな」と言う勝男。
白崎は少しムッとして料理好きだから自分が料理を担当しているのだと告げた。
白崎は肉じゃがを見せて、めんつゆだけで味つけしているから意外と簡単なのだと教える。
すると、めんつゆで料理は邪道で手抜きだと言い放つ勝男。
白崎は、めんつゆの材料って知ってます?と聞き、めんつゆが何でできているかもわからない勝男に対し怒りと悲しみに満ちた視線を投げ、その場を離れてしまった。
南川のアドバイスを素直に受け入れ、勝男は筑前煮作りに挑戦します。
スマホでレシピを検索。
慣れないスーパーでの買い物。
慣れない料理の下ごしらえ。
鮎美が人参をねじり梅にしてくれていたことを思い出し、レンコンの飾り切りに挑戦。
ようやく野菜を切り終わってから、出汁汁が必要なことを知り愕然とします。
スーパーに再び行って店員に出汁の売り場を聞きますが、顆粒出汁を見せられてそれは手抜きだと拒否。
昆布と鰹節で出汁を取り、具材を煮込みますがさやえんどうを一緒に煮てしまったために色よく仕上がりません。
出来上がったのは深夜1時。
味が濃く、レンコンは固く、さやえんどうが茶色の筑前煮でした。
疲れ果ててシンクを片付けないまま寝室へ行く勝男。
翌日、白崎と南川に筑前煮を食べてもらいますが、やはりかんばしくない感想で、勝男はもう料理なんかしないと包丁を捨てることにします。
翌日、白崎が手作りした美味しそうなお弁当を見てふと鮎美を思い出してしまう勝男。
でも口の悪さは健在で、白崎が作った肉じゃががめんつゆで味つけしたものだと知ると、めんつゆを使うなんて手抜きだと言い放ちます。
言いたいことをズバズバ言う南川に対し、白崎は勝男を気遣う心優しい後輩なのですが、この時ばかりは感情を露わにしお弁当を持って席を立って行ってしまいました。
「勝男さんにはわからないし、わかってほしいとももう思わないかな」
ふと勝男は、鮎美の言葉を思い出します。
帰宅した勝男は、めんつゆの作り方を検索。
昆布と鰹節で出汁を取り、酒とみりんと醤油を入れ、出来上がっためんつゆでそうめんを食べてみる。
その美味しさに驚く一方で、そうめんを作るたびにめんつゆを作るのは面倒であることも感じた。
肉じゃがのレシピを調べると、味つけがめんつゆと同じことがわかる。
翌日、気まずい思いをしながら思い切って白崎にめんつゆを作ったからそうめんを食べないかと誘うと、白崎は快く応じた。
公演のベンチで、勝男が手作りしためんつゆとそうめんを食べる白崎。
白崎は美味しいと喜び、自分のお弁当のおかずを勧めた。
先日の失礼だった態度を謝ろうとする白崎に、勝男は自分もめんつゆが手抜きとか白崎の彼女が料理を作ってくれないとか決めつけていたと反省する。
一方その夜白崎も、自分が先輩は一生変わらない人なんだと決めつけていたと南川に言うのだった。
めんつゆを褒められて嬉しい勝男は、スーパーで弾むように買い物をして帰るが、途中の道で鮎美を見かける。
彼女は見知らぬ男性と2人で、しかも髪色はピンクで個性的なファッション。
勝男は鮎美であるはずはないと思う。
不燃物として捨てようとした包丁の包みを開け、先日作っためんつゆで筑前煮をもう一度作ってみると、まずくはないが鮎美の作る味には届かない。
残った筑前煮を容器に入れて冷蔵庫にしまおうとすると、“9月9日筑前煮”と鮎美の字で書かれた容器が見つかった。
鮎美は、2人の記念日に筑前煮を作ってくれていたのだ。
それなのに、その日勝男はプロポーズするため強引にレストランに呼び出していた。
鮎美の筑前煮はすでに腐っていたが、飾り切りした人参やレンコンが美しい。
部屋やキッチンを見回した勝男は、これまで鮎美がどんなに心を込めて家事をしていたかを思い知る。
勝男は涙を流しながら、変わりたいと思うのだった。
後日、屋台イベントで勝男は白崎と飲んでいた。
そこでは柏倉椿(中条あやみ)が男性と楽しみ、酒屋のミナト(青木柚)が酒を運び、鮎美と吉井渚(サーヤ)と吉井太平(楽駆)がテキーラを飲み、それぞれが思い思いに過ごしていた。
鮎美への想いを断ち切れず悪酔いしている勝男を白崎が慰める。
顔を洗ってくると立ち上がった勝男と、座ったままくるりと椅子を回した鮎美の目が合った。
驚く鮎美。
あんなに公園で男同士で公園でお昼を食べるなんておかしいと言っていた勝男が白崎を公園に誘います。
白崎は、勝男が自分の言葉を素直に聞いてめんつゆを作って来たことに驚き、喜びました。
出汁をとって調味料を入れるだけでできるめんつゆはシンプルですが、勝男が作った“初めての美味しいもの”です。
勝男の変化が嬉しい白崎は、自分のお弁当のおかずも勧めますが「男同士で弁当交換は変だろ」と言う勝男。
でも、結局白崎が揚げた“サックサク”のエビフライをもらいました。
席を立った失礼な態度を謝ろうとする白崎を制して、勝男は自分が決めつけて発言したことを反省します。
勝男が自分の発言を反省し、人を思いやったのは初めてではないでしょうか。
外で男同士でそうめんを食べるのも結構いいなと笑う勝男。
古い価値観で凝り固まり、その理想を他者に押しつける独善的な勝男ですが、こうした素直さが憎めないですね。
自分が作ったものを初めて美味しいと言ってもらったこと、白崎と気持ちが通じ合ったことは、勝男にとってとても嬉しく大きな出来事だったことでしょう。
そして、勝男はこういう人だと決めつけていたことを反省する白崎も立派です。
良い気分でスーパーで買い物した帰り道、勝男は見知らぬ男性と2人で歩く鮎美を見かけますが、ピンクの髪で個性的なファッションの姿を見て見間違いだと思いました。
帰宅して作り置きのめんつゆを使って筑前煮に再挑戦してみますが、まだまだ理想の味には遠いようです。
冷蔵庫に残った筑前煮をしまおうとして、鮎美が作ってくれていた筑前煮を発見。
サプライズでプロポーズするため強引にレストランに呼び出した日、鮎美は2人の記念日だからと勝男の大好物を作ってくれていたのでした。
ここで初めて、鮎美の不在が実感となって勝男の胸に迫ります。
部屋やキッチンに満ちていた鮎美の愛情を、失って初めて当たり前ではなかったと知るのです。
「鮎美、ごめん。…俺、変わりたい」
目から涙がこぼれます。
後日、屋台イベントで、勝男と鮎美は偶然再会することに。
そこには、やがて勝男と知り合うことになる椿が男性と過ごしていました。
また、かつてスーパーで残り一個の厚揚げに鮎美と同時に手を伸ばし譲ってくれたミナトは、屋台に酒を納品に来ています。
そして、鮎美は吉井夫婦とテキーラを飲んでいました。
偶然ひとつの場所に集まった人たちで、これからどんな人間模様が描かれていくのでしょうか。
そして、まだ鮎美のことを忘れられない勝男と、「テキーラ最高!」と笑う鮎美がここで再会!
どうなっていくのか、2話が待ち遠しいですね。
1話のネタバレ感想記事はこちら↓
2話「忍耐女よ、すすめ!」
1話面白かったぁー!!!!!
みんなの感想見ながら見てました!!
勝男ムカつく!から少しずつ愛おしくなっていくグラデーションほんと最高です。
全然これからもムカつく勝男出てきますので安心してください?
毎週火曜、よろしくお願いします!#あんたが https://t.co/L8Dbokd8iF— 前原瑞樹 (@mizukim4rny) October 7, 2025
放送日:10月14日(火)22:00~22:57
2話のあらすじ
別れてから久しぶりに偶然すれ違っても鮎美(夏帆)の存在に全く気がつかない勝男(竹内涼真)。髪色を変えただけで自分に気づかない勝男に鮎美は唖然とする。
そもそも鮎美が勝男と別れようと思うようになったきっかけは、美容師の渚(サーヤ)との出会いだった。
鮎美は、美容院で担当になった渚から「好きなものは何?」と聞かれてうまく答えられなかった。
自分はこれまで「何が好きか」より「どうしたら好かれるか」を優先して物事を選択してきたことに気がつく鮎美。
勝男と別れて自分自身の人生を生き始めた鮎美だが、ある日ひょんなことから酒屋の店員のミナト(青木柚)から声をかけられる。
¥一方、相変わらず鮎美を忘れられない日々を過ごしていた勝男は、会社の後輩・南川(杏花)からマッチングアプリを勧められるが、鮎美みたいな女性はそんなところにはいない!と拒否する。
しかしあることをきっかけにマッチングアプリへの興味を示すことに。
屋台イベントに吉井渚(サーヤ)や吉井太平(楽駆)と来ていた山岸鮎美(夏帆)は偶然、海老原勝男(竹内涼真)と再会するが、勝男は鮎美に気づかなかった。
髪色がピンクに変わっただけで自分だとわからない勝男に鮎美は愕然とする。
鮎美が勝男と別れるきっかけを作ったのも鮎美の髪を染めたのも、美容師の渚だった。
美容院で初めて担当になった渚から「鮎美さんの普通って何ですか?」「好きなものは何?」と聞かれてうまく答えられなかった鮎美。
そして鮎美は、渚やその夫の太平と過ごすうちに自分らしく生き生きと過ごす喜びを知る。
鮎美は、このまま勝男の価値観に合わせて生きていくことはできないと思い、プロポーズを断って家を出て行くのだった。
別れてからもずっと鮎美のことを引きずっている勝男ですが、屋台イベントで偶然出くわした鮎美には気づかず、その向こうにある「筑前煮いかがですか?」の張り紙を気にするばかり。
髪色を変えただけで気づいてもらえないことに傷つく鮎美。
勝男は酔っていたとはいえ、どうして気づかなかったのでしょう。
鮎美は黒髪だという思い込みに縛られているからでしょうか。
鮎美の作った筑前煮が恋しくて仕方がないくらい、忘れられない人なのに。
一方の鮎美は、美容院で渚に出会ったことで、自分の言動を縛っていたものから自由になります。
誰かの秤に合わせるのではなく、自分自身が楽しいこと好きなことを選んで良いのだと気づいたのでした。
覚醒し始めた鮎美は、一生勝男の価値観に従う人生は無理だと決断しプロポーズを断って、会ったばかりの渚と太平の家に転がり込みます。
渚に連れて行かれたもつ焼き屋でメガジョッキを初めて飲み、もつ焼きの美味しさを知り、太平のお店でテキーラを好きだと発見。
すべてがキラキラ輝いて見えるほど、鮎美の世界がぐんぐん広がっていきました。
家出をしてきた鮎美を渚は受け入れ、髪色をピンクに染めてくれます。
ずっと落ち込んでいる勝男を後輩の白崎ルイ(前原瑞樹)と南川あみな(杏花)は心配する。
南川はマッチングアプリを勧めるが、勝男は断固拒否。
職場の飲み会で南川が語るコークハイともつ焼きの組み合わせの素晴らしさも全否定する。
その頃、鮎美は酒屋でミナト(青木柚)からテキーラの試飲を勧められていた。
鮎美は、渚に勝男のどこが良かったかを聞かれて条件が良かった話をするが、ふと条件だけで好きになったのではなかったかもと思う。
勝男にカギを返そうと黒髪のウィッグを被ってマンションを訪れるが留守。
勝男はゴミ袋を買いに出かけていたのだった。
鮎美は渚の家に戻ろうとするが、今日が記念日の渚と太平が盛り上がっている声が中から聞こえてきて、ドアを開けられないままあてもなく出て行く。
公園のベンチで時間を潰す鮎美と帰宅途中の勝男がニアミスするがお互い気づかない。
翌日勝男は、南川が話していた七文屋に行って、もつ焼きとコークハイに挑戦してみる。
思いがけなく美味しくて驚く勝男。
偶然来ていた南川も合流。
一方鮎美は、酒屋のミナトに声をかけられテキーラに合うおつまみの試食につき合うことに。
元カレの理想に合わせてお酒が弱いふりをしてきたと話すと、ミナトは、こんな楽しそうにお酒を飲むお姉さんを見られないなんて勿体ないと言う。
マッチングアプリを全否定する勝男でしたが、南川は「前に進めてないのは海老原さんだけかもしれませんよ」と忠告します。
そんな南川はコークハイが大好き。
居酒屋でコークハイともつ焼きの組み合わせの素晴らしさを説く南川を勝男は全否定しますが、南川からは「わかってもらおうと思ってないんで」とクールに告げられました。
それで勝男は、鮎美に「勝男さんにはわからないし、わかってほしいとももう思わないかな」と言われたことを思い出してしまいます。
一方鮎美は、カギを届けようと勝男のマンションに行きますが勝男は留守。
記念日の渚と太平を邪魔しないよう時間を潰すために座った公園のベンチの前を、仲の良さそうなカップルが通り過ぎます。
孤独感にさいなまれる鮎美。
でも、勝男といた時も孤独だったことを思い出します。
同じ時、同じ公園内を勝男も歩いていました。
鮎美の前を通り過ぎたカップルを勝男も見かけて、かつて鮎美と一緒に歩いていても手もつながなかった自分を省みます。
否定していたもつ焼きとコークハイの組み合わせも試してみたら美味しくて、食べてみないとわからないことを学びました。
素直に反省できる勝男は、確実に変わってきています。
鮎美はは、酒屋のミナトと出会いました。
手軽に買える総菜と合わせてテキーラをもっと親しみやすくしたいというミナトの誘いに乗って、鮎美は焼き鳥や寿司、おでんなどをつまみながらテキーラを試飲します。
女の子はお酒が弱いという勝男の思い込みに合わせてきた鮎美。
ずっと勝男にとっての“理想の彼女”を演じてきて、鮎美は本当の自分の気持ちがわからなくなっていました。
「新しい発見があると世界が広がって楽しいですよね」
テキーラとおつまみの組み合わせについてのミナトの言葉は、鮎美にとって今の自分のことのように感じたことでしょう。
楽しそうにテキーラ飲んでるお姉さん、かわいいですと、ミナトが鮎美とのツーショットを自撮りする。
鮎美は、大学で初めて勝男と出会った時のことを思い出していた。
お互い左利き同士で意気投合した瞬間は、条件のことなど吹っ飛ぶくらいの気持ちになったのだ。
今度はピンクの髪のまま、勝男のマンションを訪れる鮎美。
そこには、白崎と南川が来ていて白崎が勝男が作った筑前煮を和風カレーにリメイクしてくれていた。
鮎美はカギを返すだけのつもりだったが、一緒にカレーを食べるように誘われる。
キッチンで楽しそうに働く3人を寂しそうに見る鮎美。
勝男から、筑前煮を作ってもどうしても鮎美の味にならない、レシピを教えてくれるだけでいいと言われる。
さらに、白崎が顆粒出汁を見つけ、実は自分がこれで筑前煮を作っていたことが明らかになってしまって、鮎美はいたたまれず出て行く。
勝男は、自分自身を悔やんでいた。
同棲し始めの頃、鰹節で出汁を取って「これからはこれが私たちの味だね」と笑っていた鮎美。
鮎美のことは全部知っていると思っていたのに無理をさせていたことに気づかなかった。
勝男は顆粒出汁のビンを握りしめたまま鮎美を追いかける。
悲しい気持ちで歩いていた鮎美にミナトから電話が。
公園で会う鮎美とミナト。
「なんか、会いたくなっちゃって」
ミナトの言葉に思わず涙をこぼす鮎美。
追いかけてきた勝男は、抱き合う2人の姿を見てしまった。
帰って来た勝男は白崎と南川に慰められながら筑前煮カレーを食べる。
南川に勧められたマッチングアプリで、勝男は妖艶な女性、柏倉椿(中条あやみ)と会うことに。
好きな人の理想の彼女でいるために、鮎美は友達も作らず勝男と2人だけの世界で生きてきました。
自分自身の感情も消して。
だから、勝男と別れた今、孤独感を感じるのは当たり前なんですよね。
本当の自分さえ見失っていたのですから。
初めて渚という友達ができますが、渚には太平というパートナーとたくさんの友達がいます。
自分と別れた勝男は意外にも同僚たちと楽しそうにやっていて。
必要なのは自分の料理のレシピだけだと言われて。
そして、勝男と一緒に過ごした日々も孤独だったことを改めて思い知る鮎美。
そんな時にミナトから「会いたかった」と言われて、感情があふれてしまったんですね。
抱き合う2人を目撃してしまった勝男。
でも、勝男にも新たな出会いが待っていました。
マッチングアプリで知り合う椿は、鮎美とはどうやら全く違うタイプのようですね。
勝男と別れた後自分自身を知る旅に出た鮎美と、鮎美を思いやれなかった自分を反省する勝男。
2人が再び向き合う時はいつかやって来るのでしょうか。
2話のネタバレ感想記事はこちら↓
3話「変化の扉よ、ひらけ!」
笑えるし人の温かさあるし面白すぎるなー、、いいドラマ https://t.co/Z4BFJwMyqk
— タツロウ (@tatsurocinema) October 14, 2025
放送日:10月21日(火)22:00~22:57
3話のあらすじ
勝男(竹内涼真)は抱き合う鮎美(夏帆)とミナト(青木柚)を目撃してショックを受ける。
勝男は鮎美を吹っ切ろうと、白崎(前原瑞樹)たちに登録させられたマッチングアプリでマッチングした女性と会ってみることに。
しかし待ち合わせ場所に現れた椿(中条あやみ)は思い描くおしとやかなタイプとは正反対で、ノリがよく男性をぐいぐいリードするタイプの女性だった。
早速お家デートを提案された勝男は、気合いを入れて2人で食べるためのおでんを仕込む。
一方ミナトとの曖昧な関係に釈然としない思いを抱え、早く告白されたいと意気込む鮎美も、ミナトとデートする。
甘いものとかわいいものが大好きで天真爛漫なミナトとのデートにときめく鮎美だったが、あることに違和感を感じる。
3話のネタバレ
山岸鮎美(夏帆)とミナト(青木柚)が抱擁し合うのを見てしまった海老原勝男(竹内涼真)は、大きなショックを受けた。
再来月には友人の結婚式に出席するため鮎美とともに大分に帰省することになっていたのに、勝男はまだ母・海老原陽子(池津祥子)や父・勝(菅原大吉)に鮎美と別れたことを言い出せない。
鮎美を吹っ切るために、白崎ルイ(前原瑞樹)と南川あみな(杏花)に登録させられたマッチングアプリでマッチングした柏倉椿(中条あやみ)と会ってみることにする。
現れた椿は、思ったことをズバズバ言い男性をリードする女性で、鮎美とはまるで違うタイプであることに戸惑う勝男。
椿に連れて行かれたお店で2人は和食と白ワインのペアリングを楽しむ。
会計しようとする勝男に、椿が「お金を持っているほうが」と言って支払った。
椿は雑貨の通販会社社長なのだ。
次は勝男の家で手料理を食べたいと言う椿の要望で、おうちデートをすることに。
勝男に新たな出会いがありました。
あんなに否定していたマッチングアプリでしたが、鮎美とミナトのハグシーンを目の当たりにして傷心というタイミングで、マッチング成立の知らせが届いたのです。
新しい恋に進もうと意気込む勝男は、待ち合わせ場所周辺のお店のリサーチも済ませエスコートする準備万端でしたが、椿は会ったばかりで「もうすでに好きかも~」と秋波を送り、勝男を強引に自分の行きつけのお店へと引っ張って行きます。
男性がリードするものという考えからまだ抜け出せない勝男にとって、椿はこれまで会ったことのないタイプでした。
お店もお酒も椿が選び、支払いも椿。
自ら起業し、自分の力で歩いてきた椿にとってそれは当たり前のことなのでしょうが、勝男は新鮮だったでしょうね。
和食に白ワインというペアリングも勝男には驚きの組み合わせでした。
椿は勝男に新しい世界を見せてくれる人物になりそうです。
家で料理しているという勝男に、椿は手料理が食べたいとねだります。
鮎美はミナトとの関係が曖昧なことが不安だった。
抱きしめてくれたことはあったけれど、まだ「好き」と言ってもらっていないのだ。
鮎美は告白してもらうことを目標に、浅草デートに臨む。
甘いものと可愛いものが大好きで天真爛漫なミナトと歩くひとときは楽しかった。
勝男とは事前に彼が決めたコース通りのデートをしてきたので、その場で決めて動いていくのは新鮮だったのだ。
しかし、甘いものが苦手な鮎美はだんだん食べ歩きが苦痛になってきた。
思い切って自分たちの関係はどうなんだろうと聞いてみると、すっごく気が合うと思うと返事するミナト。
そしてさらにスイーツを食べようとするミナトに耐えられず、鮎美は途中で帰ってしまった。
幸せになるために相手に合わせてきたのに、今は幸せが何なのかわからなくなって思い悩む鮎美に、吉井渚(サーヤ)はたこわさを食べさせる。
美味しいと言う鮎美に、渚は自分はたこわさが苦手だと言う。
自分は苦手だが夫の太平(楽駆)がたこわさを好きなので買い置きしていて彼からたこわさの話を聞くのは面白い、伝えることは分かり合うための一歩だからそこに我慢はいらないと告げるのだった。
渚の言葉を聞いた鮎美は、外に飛び出し、ミナトに電話をかけて自分の本当の気持ちを伝える。
甘いものは苦手なこと、ミナトがキャラクターを愛する気持ちに共感できないこと、ミナトが好きなこと。
つき合ってほしいと言おうとした時、鮎美の後ろにミナトが。
ミナトは「俺とつき合ってください」と言う。
抱き合う2人。
鮎美は、相手がミナトになっても基本的に変わっていませんでした。
彼の好みに合わせ、彼が気に入るようにふるまい、自分の気持ちは出さないのです。
甘いものばかりを食べ歩くミナトにつき合うのですが、思い切って告白してもらうように誘導してみてもダメだし、結局甘いものばかり食べることに耐えられなくなって、用事を思い出したと帰ってしまいました。
鮎美は「好かれたい」という目的のために相手に合わせてばかりで、自分の気持ちを伝えません。
だから相手は鮎美の本当の意思を理解できず、そのままで良いと思ってしまうのです。
自己主張して男に捨てられる女になりたくないという思い、それは母や姉の姿を見てきたからなのでしょうね。
我慢と忍耐が幸せになる道だと思い込んで、男性に合わせてきたのでした。
でも今は幸せが何なのかすらわからなくなっていると言う鮎美。
渚から、お互いの思いが違っても伝えることが分かり合うための一歩でそこに我慢はいらないんだと諭されて、鮎美はミナトに会いたくなり外へ飛び出します。
相手から告白してほしいと願っていた鮎美でしたが、ちゃんと自分から気持ちを伝えることができました。
鮎美も少しずつ変化しているんですね。
勝男は椿のためにおでんを作ることにして前日から丁寧な下ごしらえをして完成させた。
翌日、勝男の家にやって来た椿は、勝男の心づくしのおでんを「なんだおでんか」「コンビニでも買えるじゃん」と言い放ち、食べている最中には外食で美味しかったおでんの話をし始める。
勝男は、なんだこいつ、とカチンとくるのだが、次第に椿の言動は自分が鮎美にしてきたことなのだと気づく。
自分が鮎美の心を踏みにじってきたことを思い知り、泣き出す勝男。
すると、椿は自分も元カレを忘れようとマッチングアプリを始めたがどうしても忘れられないと話して意気投合、2人は失恋友達になることに。
初めて女友達ができて、どうしてこんなに嬉しいんだろうと呟く勝男に、人類のもう半分も友達になれる可能性があるって知ったからじゃないかと告げる椿。
勝男は、鮎美とも人として分かり合えていたらと後悔する。
その頃、鮎美もミナトに対するように勝男に自分の気持ちを伝えることができていたら何か変わっていたのかなと考える。
その後、鮎美と勝男はスーパーで偶然出会い、鮎美が少し話したいと申し出た。
鮎美は自分の気持ちを勝男にちゃんと伝えていなかったこと、自分自身にも向き合っていなかったことを話し、彼氏ができてその人をすごく好きなんだと告げた。
衝撃を受けて、自分の思いを伝えられない勝男。
「今までありがとう」と告げて、鮎美は去って行った。
椿は、電話をかけた時に泣いていた勝男を心配し、太平のバーへ呼び出す。
バーに酒を卸すミナトを見かけた勝男は、鮎美と抱き合っていた人物だと気づいてミナトを追いかけるが見失う。
店に戻ると、太平と渚がミナトの話をしていた。
彼は現在鮎美の彼氏だが、店の常連2人の元カレだという会話を聞いて、勝男は詳しく話を聞かせてほしいと頼む。
おでんは出汁で煮るだけで簡単だと考えた勝男。
でも実は、様々な具材の下ごしらえや煮る順番など、手間がかかる料理です。
家庭によって入るものが違うのもおでんの面白いところですが、勝男は自分の常識以外は認めませんでした。
以前鮎美がおでんを作ってくれた時、ウインナ―が入っているのを見て、和風のおでんに洋風のウインナーはおかしいと拒否します。
鮎美の実家ではウインナーを入れていたのに。
今回おでんの材料を買う時、寂しそうだった鮎美を思い出して勝男はウインナーを買います。
検索したレシピを参考に、大根の面取りなど下ごしらえを丁寧に施し、長時間煮込んで完成。
土鍋を新聞紙と毛布で包んでゆっくり温度を下げ味を染み込ませました。
これは昔、母が「おいしくなりますように」とやっていたことを思い出したから。
そんなふうに心を込めて用意したおでんを、翌日やってきた椿は「おでん?コンビニでも買えるじゃん!」とバッサリ。
ワインをせがみますが、ビールと日本酒しかないと言われ、
「ワインがない家飲みなんてパンダがいない上野動物園じゃん!」と言い放つ椿。
思ったことをストレートに言い相手の気持ちを考えない椿の言動に、最初は腹を立てていた勝男でしたが、次第に自分を見ているような気持ちになってきます。
作った人の気持ちを想像せず出してもらった料理に好き勝手言って鮎美の気持ちを踏みにじっていたことに打ちのめされ、男泣きします。
すると椿は、自分も元カレが忘れられない話をします。
勝男と椿はお互いかつての恋人を失った痛みを思いやって友達になるんですね。
初めてできた女友達が嬉しい勝男。
異性が恋愛対象ではなく友達になり得ることへの喜びなのだと、椿は言語化します。
勝男は椿と出会ったことで相手を思いやることの大切さ、鮎美はミナトと出会ったことで自分を気持ちを伝えることの大切さを知りました。
そしてそのタイミングでまた勝男と鮎美は偶然出くわすのですが、勝男は鮎美から彼氏ができたことを告げられ、今度こそはっきりと失恋することに。
傷心の勝男を励ますために椿が呼び出した店で、勝男はミナトを見かけ、さらに彼の噂を聞きました。
勝男は、鮎美のためにどうするのでしょうか。
3話のネタバレ感想記事はこちら↓
4話「タイムマシンよ、うごけ!」
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』3話も放送されました〜✨
今回も大分弁の方言指導で入っております!TVerでの見逃し配信などもありますので是非ご覧くださいませ!#あんたが#じゃああんたが作ってみろよ https://t.co/VEDJefExZJ
— 中嶋有志(なかじまゆーし) (@nakajima7710) October 21, 2025
放送日:10月28日(火)22:40~23:37
4話のあらすじ
勝男(竹内涼真)は、鮎美(夏帆)から「すごく好きな彼氏ができた」と伝えられるがその直後、太平(楽駆)のバーでミナト(青木柚)を目撃する。
太平と渚(サーヤ)がミナトを“女たらし”と言っていたのが気になって、居合わせたミナトの元カノたちに話を聞くと、彼は女性とすぐに付き合うがすぐに別れる“大量消費型恋愛体質”のよう。
鮎美のことが心配で居ても立ってもいられない勝男だったが、南川(杏花)から「元カレは無関係」と言われた言葉が突き刺さって何もできずにいた。
そんな勝男のことは知らずにミナトとの仲を順調に深める鮎美は、ついに同棲に漕ぎ着ける。
料理を作って家で待ちながらもミナトへの違和感と不安が少しずつ募るが、ミナトのある場面を目撃してしまう。
4話のネタバレ
海老原勝男(竹内涼真)は柏倉椿(中条あやみ)と飲んでいた吉井太平(楽駆)のバーで、以前山岸鮎美(夏帆)と抱き合っていたミナト(青木柚)を見かける。
勝男はミナトを追いかけるが見失ってしまった。
太平と吉井渚(サーヤ)がミナトの噂話をしているのを聞きつけた勝男は、詳しく話を聞かせてくださいと頼む。
太平の店の常連に元カノが何人もいると聞いた勝男は怒りを隠せない。
居合わせた元カノのうちの2人、関田(芋生悠)とスミ(菅田愛貴)に話を聞くと、ミナトは優しいし良い奴だけど女性とすぐに付き合ってすぐに別れるタイプだと教えてくれた。
椿は、それは“大量消費型恋愛体質”だと言う。
勝男は鮎美のことが心配で仕方がない。
会議中、思わず「大量消費は絶対にダメです」と口走ってしまう勝男を見て、上司の高田義文(平原テツ)は仕事に真剣に向き合っているのだと勘違いして感動する。
しかし、勝男が今も鮎美のことで思い悩んでいることを知っている白崎ルイ(前原瑞樹)と南川あみな(杏花)は、心配して相談に乗る。
“大量消費型恋愛体質”の男が鮎美の今の彼氏だと知って、勝男は心配でたまりません。
確かに同じバーの常連に何人も元カノがいる、しかも短い人は1週間で別れているというのは信用できません。
ただ、南川は「女性の気持ちがわかる優しい人なのかもしれませんよ」と言います。
元カノ同士が仲良く友達づき合いを続けているのも面白いですね。
ミナトは一見ピュアに見えますが、思いのままに恋愛して後腐れなく別れるタイプなのでしょうか。
今も鮎美に想いを残している勝男は、心配で居ても立っても居られません。
鮎美はそんなタイプを好きになる子じゃないと言う勝男に、南川は、勝男とつき合っていた時のほうが本当の彼女ではなかったのかもと言います。
南川は、気楽にいろんな人とデートするのが一番だと言い、実際元カレなんて無関係だと告げました。
その言葉は、勝男の胸に苦く残ります。
ミナトは鮎美とファミレスで食事をしながら、毎日外食できたら楽だと話す。
ミナトのために毎日料理したい鮎美は、一緒に住んだら…と思わず言いかけてしまうが、その言葉をきっかけに、2人は同棲することに。
渚は寂しがるが、鮎美は早めに同棲して結婚相手にぴったりかどうかを確かめたいのだと言う。
ミナトのアパートにやって来た鮎美は心を込めて食事を作る。
ミナトは美味しいと喜ぶが、外食や宅配でも大丈夫だから無理はしないでと言う。
鮎美はミナトからピンクのムーンカクタスの鉢植えをプレゼントしてもらう。
一方、椿は、元カレとよりを戻したことを勝男に話す。
鮎美が心配で元気のない勝男に、自分の幸せを考えたほうが良い、元カノ以外に何か好きなものに夢中になっているうちに元カノのことを思い出さない日が増えていくと言う椿。
勝男は出汁作りに没頭する。
ある夜、かつお節を買いに出かけた勝男は、若い男女と一緒のミナトを見かけた。
太平のバーへ入っていくミナトたちを追って勝男も店内に。
そこには鮎美もいて、楽しそうに踊ったりテキーラを飲んだりしている姿に驚く勝男。
鮎美は家に帰って自分の手料理を食べようとミナトを誘うが、そこへ元カノたちがやって来てミナトと盛り上がってしまい、鮎美はひとりで帰ることに。
勝男は、2人が同棲していることを知って落ち込む。
ミナトは、ファミレスなどの外食が好きだと言います。
洗い物もしなくて良いから楽だと。
一方、ミナトのために毎日ご飯を作りたい鮎美。
つい、一緒に住みたいという気持ちが言葉に出てしまいますが、ミナトはそれを受けて同棲を提案しました。
鮎美は嬉しさでいっぱいですが、ただミナトにとっては、鮎美と暮らす喜びと“モチ肌アザラシゴールド”が当たった喜びとは同じくらいのようです。
渚は、鮎美が自分の家を出て行くことを寂しがります。
ミナトに沢山の元カノがいることを話さない渚、優しいですね。
ミナトが結婚相手にぴったりかどうかを確かめたい、自分で前に進みたいと言う鮎美。
一方、元カレとよりを戻すことになった椿は、元気のない勝男を心配します。
勝男は、このままだと鮎美は不幸になるかもしれないのに自分は何もできないのかと嘆くのですが、椿はそれは彼女が決めることで、勝男は自分の幸せを考えたほうが良いと告げました。
椿のアドバイスを聞いて、勝男は出汁の研究に打ち込みます。
かつお節が足りないことに気づいて買いに出た先で、ミナトを見かけてしまう勝男。
ミナトを追いかけて太平のバーに入ると、そこには楽しそうに踊ったりテキーラを飲んだりする、勝男が見たことのない鮎美の姿がありました。
鮎美はバーで楽しそうでしたが、本当は家でミナトと2人きりになりたい、自分の手料理を食べてほしいんですね。
でも、ミナトはバーに残り、鮎美は1人で帰ることに。
店を出る前に思い切りミナトを抱きしめるのは、せめてもの鮎美のアピールでしょうか。
勝男は、2人がハグしたこと、2人が同棲していることにショックを受け、自分といた時には見せなかった鮎美の笑顔に深く傷つきます。
スマホの写真フォルダに鮎美の笑顔を探すが、笑っていてもどこか寂しそうな顔しか見つからない。
大学時代に鮎美が作ったオムライスの写真を見つけ、「かつおさん♡」とケチャップで書いてくれたことを思い出した。
冷蔵庫から鶏肉と玉ねぎを取り出してオムライスを作る勝男。
同じ頃、ミナトのアパートに帰った鮎美は自分がまた我慢していることに気づく。
遅くなるから先に寝ていてというメッセージをミナトから受け取り、お腹をすかせて帰って来るかもしれないと、オムライスを作り始めた。
自分で作ったオムライスを食べながら、タイムマシンがあったとしてもどこからやり直したらいいかわからないとうつむく勝男。
深夜に帰って来たミナトはオムライスを見て明日絶対食べるからと鮎美を抱きしめる。
勝男が休日出勤していると、南川も出社してきた。
勝男が高田課長のやる気に火をつけたせいで仕事を命じられたのだと南川は言う。
勝男と南川は、お互い自分とは異なる考えを持つ相手を思いやる。
飲みに行くことになった2人が偶然酒屋はミナトが働く店だった。
ミナトの奢りでテキーラを飲み、鮎美をよろしく頼むと言う勝男。
勝男の姿を見ていて何かを想う南川。
帰りに飲みに誘われた勝男は喜ぶが、その前にテキーラを買いたいと寄った酒屋は、偶然ミナトが働く店だった。
ミナトの奢りで、勝男と南川は一緒にテキーラを飲むことに。
一緒に過ごすうちにミナトをいい奴だと思った勝男は、ミナトに鮎美をよろしくと頼む。
だが、ミナトは勝男に、彼女は強いから誰かに任せなくても大丈夫と告げる。
ミナトは配達に出かけると言い、急に振り出した雨が止むまでゆっくりしていくようにカギを渡してくれた。
南川は勝男に、馬鹿みたいに一途なのはうらやましいと言って、先に帰る。
水をもらおうとして鮎美が作ったミナトへのオムライスを見つける勝男。
勝男が店のカギを閉めていると、そこへミナトの傘を持った鮎美がやって来る。
勝男は偶然ここでミナトと会って飲んでいたのだと説明するが、鮎美の様子がおかしい。
鮎美は、ミナトが女性と車の中にいるところを目撃していたのだった。
戻っていく鮎美を追いかける勝男だが、鮎美は「大丈夫」と答えて去っていく。
同じ時に、同じ材料を切り、同じようにオムライスを作る勝男と鮎美。
でも、勝男は「鮎美のオムライスが食べたい」と思い、鮎美は「ミナトさんに食べてほしい」と思いながら作るのです。
スマホの写真を見ながら「かつおさん♡」とケチャップで書く勝男。
「ミナトさん♡」と書く鮎美。
2人の想いが重なることはもうないのでしょうか。
家にいると鮎美のことばかり考えてしまうので、休日出勤した勝男でしたが、偶然南川も出社してきました。
南川は、以前勝男から執着しないのは寂しくないのかと言われ、否定しきれなかったことにムカついたと言います。
割り切った関係の男性から彼女ができたと別れを切り出された南川は、今の生き方が自分の本当の幸せなのかわからなくなったのでした。
勝男も自分の考えが浅かったと言います。
沢山の人とつき合って別れてもひとつひとつの気持ちが軽いとは限らないと。
南川から飲みに行きましょうと誘われて喜ぶ勝男。
しかし、偶然寄った酒屋はミナトが働く店でした。
そこでミナトと飲んで、いい奴だと感じた勝男は、自分ができなかったことをたくさんしてあげてほしいと鮎美を託しますが、ミナトは鮎ちゃんは強いから誰かに任せなくても大丈夫と答えるのです。
ミナトがカギを渡して配達に出かけた後、南川は勝男の執着心や一途さをうらやましいと言いました。
南川の内面に大きな変化があったようです。
南川が先に帰ってしまった後、店のカギを閉めていると鮎美がやって来ます。
鮎美は、車の助手席に女性を乗せたミナトを目撃したばかりでした。
大丈夫?と聞く勝男と大丈夫と答えて背を向ける鮎美。
大丈夫ではないことがわかりながら、勝男は何もできません。
「タイムマシンがあったとしてどっからやり直したらいいかわからないけど、それでもまた鮎美に出会いたいと思ってしまう」
勝男の一途な想いはまだ続いていきます。
4話のネタバレ感想記事はこちら↓
5話「とり天よ、空を飛べ!」
11/4夜10時✍️楽しみ😊 https://t.co/cce36DNJQs
— 大衆割烹すみれ@江戸川橋 (@sumire_kappou) October 29, 2025
放送日:11月4日(火)22:00~22:57
5話のあらすじ
ミナト(青木柚)が元カノ・関田(芋生悠)と会っているところを見てしまった鮎美(夏帆)は浮気ではないかと動揺する。しかしミナトは全く悪気なく、鮎美が待つ家に関田を連れて帰ってきて一緒に飲もうと言う。しかもミナトは、鮎美が料理を作って帰りを待っているのにスーパーでお惣菜を買って帰ってくるなどマイペースぶり。鮎美は悶々とする。一方、ミナトに鮎美を託すと決めたはずの勝男(竹内涼真)はやはり未練を断ち切れない。そんな勝男のもとを、地元の大分から兄・鷹広(塚本高史)が訪ねてくる。勝男にとって鷹広はいつも自分より優秀で一人で何でも解決できる兄だった。しかし今回勝男は鷹広のある苦悩に触れ、兄を励ますためにあることを思いつく。勝男のその思いつきに鮎美も巻き込まれることに。
5話のネタバレ
ミナト(青木柚)が元カノ・関田コウ(芋生悠)を助手席に乗せているところを目撃し、浮気ではないかと動揺する山岸鮎美(夏帆)。
しかしミナトは全く悪気のない様子で、鮎美が待つ家に関田を連れて帰ってくる。
ミナトとコウは鮎美が作っていたパンを遠慮なく食べ、朝まで飲もうと言う。
鮎美が一緒に昼食を食べようと思っていてもミナトは友達に誘われたからと出かけてしまうし、料理を作ってミナトの帰りを待っていても、お惣菜を買って帰ってきてしまうなどマイペースを崩さない。
鮎美はその場は作り笑顔でやり過ごすが、気持ちが晴れない。
ミナトの元カノは別れた後も軽やかにミナトとつき合い、困ったときには頼りにし、鮎美がいる部屋にも平気で上がり込みます。
きっとミナトはそういう関係が楽だし楽しいのでしょう。
鮎美とリズムが合う時は一緒に楽しみますが、自分のペースを守り、我慢してまで合わせようとはしません。
ミナトに合わせるために自分の感情を抑えている鮎美は、勝男とつき合っていた時と今も変わっていないのですね。
海老原勝男(竹内涼真)はミナトに鮎美を託すと決めたものの、いまだに未練を捨て切れないでいた。
そんな中、地元の大分から兄・鷹広(塚本高史)が訪ねてくる。
一緒に飲みに行った店で鷹広は、子どもを持つ話や、妻・百合香(知花くらら)の話になると会話をさえぎり、とり天を注文するがその店にはないと言われがっかりする。
鮎美のとり天は美味しかった、また食べたいという鷹広。
一方、勝男は鮎美の話になると話を逸らすのだった。
柏倉椿(中条あやみ)は、社員のミスの後始末をしていたため、よりを戻した亮(石崎ひゅーい)のライブに間に合わず落ち込んでいた。
そんな時、勝男から呼び出されて鷹広の手土産を渡され、少し元気になる。
鷹広がどんな人かを聞かれた勝男は、自分よりも優秀でなんでもできる人で、昔から勝ちたいと思ってたが、そもそも比べられていないことに気づいたのだと言う。
父の勝(菅原大吉)は会社は鷹広が継ぐからと言い、自分は当てにされていないことがわかってほっとしたのだと話すのだった。
寂しさもあったけれど。
兄さんは強い、何があってもひとりで耐えられるんだと思うと言う勝男に、椿は、それって強いのかなと呟く。
自分のことは自分でなんとかすると思ってやってきたけれど頼り方がわからなかっただけかもしれないと告げる。
勝男は椿の言葉で、2人で飲んでいた時の鷹広の様子を思い出し、兄は何か悩みを抱えているのではと気づく。
なんとか兄を励ましたいと思って、勝男はとり天作りに挑戦する。
しかし、鮎美のように上手く揚げることができなかった。
大分のお土産を大量に持って、鷹広が勝男に会いにやって来ました。
来年度父の会社を継ぐための挨拶回りで上京してきたと言います。
(塚本高史さんは『西園寺さんは家事をしない』の時もよく手土産を配っていましたね)
自分の価値観を押しつけるところは、勝男とよく似ていますが、夫婦の話をする時には少し陰りが見えました。
勝男から鷹広の話を聞いた椿は、自分も何でもひとりでやってきて、これまで人に甘えたり助けてって言ったことがほとんどなかったと言います。
強いと思われている人は本当はただ、そういうふうにしか生きられなかっただけなのかも、と。
勝男は、自分の兄は何でもひとりで乗り越えられる強い人間だと思っていたのですが、椿の言葉にハッとします。
兄を励まそうととり天作りに挑戦する勝男、優しいですね。
しかし揚げ物は、初心者にとって難しい料理でした。
鷹広が大分に帰る日、勝男は白崎ルイ(前原瑞樹)や南川あみな(杏花)に協力してもらいながらとり天を作ることに。
材料を買うために行ったスーパーで、勝男は偶然鮎美とミナトに出会う。
勝男は鮎美にとり天の作り方を教えてほしいと頼み、家で一緒に作ることになった。
南川とミナトはジェンガで遊び、途中まで手伝っていた白崎は電話してくると言ってキッチンを離れ、勝男は鮎美と2人でとり天を作る。
鮎美が揚げ物のコツを丁寧に教えてくれたおかげで、美味しいとり天が出来上がった。
白崎が彼女の青子(夏目透羽)を電話で呼び出し、青子の運転で勝男、白崎、南川は空港まで送ってもらう。
鮎美は自分たちのアパートにある柚子胡椒を取りに戻ってミナトのバイクで空港に駆けつけることに。
青子の車の中で、勝男は鷹広の悩みが夫婦の繊細な問題であることに気づく。
それを聞いた青子は、自分も幼い頃叔母を不用意な言葉で傷つけた話をするのだった。
空港に着き車からひとり駆け出した勝男を、鮎美が追いかけ柚子胡椒を渡す。
勝男は鷹広にとり天と柚子胡椒を渡して、自分もひとりではとり天をうまく揚げることができなかった、ひとりで抱え込まないで、と涙を流しながら訴える。
感じたことを抱え込まないでと言う勝男を、離れた場所で鮎美が見ていたが、やがて去っていった。
後日、百合香が勝男に電話をしてきて、鷹広が不妊治療に向き合うようになったのは勝男のおかげだと礼を言う。
空港で聞いた勝男の言葉が胸に残っている鮎美は、ミナトに元カノたちに会わないでほしいとはっきり告げた。
その時は受け入れたミナトだったが、しかし、後日鮎美に「俺たちさ、別れよう」と切り出す。
白崎と南川は、勝男が飲みに誘ってもやりたいことがある日はきっぱり断りますが、勝男が困っている時は全力で協力してくれる良き後輩です。
スーパーでテキパキと買い物の分担を指示する白崎と張り切る南川、カッコよかったですね。
しかしなんとそこで、勝男は偶然鮎美とミナトに出会うことに。
一瞬迷いながら、勝男は鮎美にとり天を作るコツを聞きます。
一緒に作ってあげなよと言うミナトは優しいのかもしれませんが、全くジェラシーを感じていないところが気になりますね。
キッチンで鮎美と勝男が2人で料理していても全然気にならない様子でした。
束縛されたくないし、したくないんでしょうね。
そもそも、つき合う関係と“束縛”とが結びつかないのかもしれません。
さて、突然登場した青子は、流石白崎の彼女だけあって素敵な女性です。
子どもの頃、叔母を傷つけたことがずっと心に残っていて、それ以来そういうことがないようにいろいろな人の立場を知る努力をしたり想像したりしたいと思っているのだ、と。
空港に着いた勝男は、鷹広に悩みをひとりで抱え込まないでほしい、兄さんがひとりで悩まれているのが寂しい、苦しんでいるのが悲しい、と切々と訴えました。
「感じたことを心に閉じ込めないでほしい」
涙がぽろぽろこぼれ落ちるのもかまわずに一生懸命伝えます。
それを離れた場所で鮎美がじっと聞いていました。
鷹広は家に帰ってからちゃんと百合香と話し合ったのですね。
勝男のとり天に込めた思いと、涙のおかげです。
さて、勝男が空港で告げた言葉は、鷹広の心だけではなく、鮎美の心も動かしました。
関田コウに呼び出されたミナトに「行かないでほしい」とはっきり言うことができたのです。
「わかった、鮎ちゃんが嫌なことはやらない」とその時は抱きしめたミナト。
けれど、自分のペースを変えるのは得意ではないと言うミナトに、結婚したら変わるんじゃない?と鮎美が言うと、顔が曇るのです。
後日、ミナトは話したいことがあると改まって言い、鮎美は嬉しい言葉を期待しますが、その口から出たのは別れの言葉でした。
関田コウの「もうそろそろって感じかな」という予言通りに。
6話「化石男よ!忍耐女を救え!」
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
5話も放送されました!
今回も大分弁の方言指導で入っております🐓お兄さんがやってきてとり天のお話がありましたが!大分のとり天めちゃくちゃ美味しいのでみんな食べよう!! https://t.co/D6t8RyA1Qs
— 中嶋有志(なかじまゆーし) (@nakajima7710) November 5, 2025
放送日:11月11日(火)22:00~22:57
6話のあらすじ
結婚願望のないミナト(青木柚)から突然の別れを告げられた鮎美(夏帆)は、そのことを誰にも告げずにひとり暮らしをスタート。
しかし無意識につい2人分の食事を作ってしまうのだった。
一方、勝男(竹内涼真)は、父・勝(菅原大吉)に鮎美と別れたことをまだ言い出せずにいる。
父は近々鮎美を連れて結婚のあいさつをしに帰ってくると思っていて、勝男の苦悩は深まるばかり。
そんな中、鶏ガラスープを作り始めるなど、勝男の料理の腕はめきめきと料理の腕を上がっていた。
ある日、椿(中条あやみ)からホームパーティーに誘われ、はりきって小籠包を作って出かける。
同じ頃、鮎美は同僚から誘われた婚活パーティーに参加することに。
6話のネタバレ
ミナト(青木柚)から突然別れを告げられた山岸鮎美(夏帆)は、即座にミナトのアパートを飛び出す。
吉井渚(サーヤ)と太平(楽駆)の家に戻ろうとしたが、渚の母が来ているのを知ってその晩はカラオケボックスで過ごし、翌日アパートを探して一人暮らしを始めた。
一方、海老原勝男(竹内涼真)は、父・勝(菅原大吉)から電話で近々鮎美を連れて結婚のあいさつをしに帰ってくるのを楽しみにしていると言われ、鮎美と別れたことをまだ言い出せずにいることが悩ましい。
ひとり暮らしに慣れずについ2人分のパスタを作ってしまう鮎美。
鶏ガラを買ってきてスープ作りに挑戦する勝男。
結婚願望のないミナトと、幸せな家庭を築きたい鮎美は、相性がよくなかったのでしょうね。
ミナトは自分のペースを崩したくないし、相手に我慢もさせたくない。
一方の鮎美は好かれるために相手に合わせる女性ではありますが、部屋をきれいにしたい、心を込めて作った料理を相手に喜んでもらいたいという気持ちが根っこにあります
ミナトの部屋を出た鮎美が大量の激辛スナック菓子やテキーラを買い込み一晩カラオケボックスで過ごすシーンと、炊飯器の設定を間違えてできてしまったおかゆをもとに雑炊を作る勝男のシーンの対比が印象的でした。
鶏ガラで丁寧にスープ作りをするまで、勝男の料理の腕は上達していたんですね。
南川あみな(杏花)は、偶然ミナトが他の女性と食事しているところに出くわし、ミナトから鮎美と別れたことを伝えられた。
柏倉椿(中条あやみ)からホームパーティーに誘われた勝男は、喜ばれそうな料理を検索して小籠包を作ることに。
ゼリー状にした鶏ガラスープとひき肉を包んだ小籠包は美味しくできたが、パーティーの客たちは会話を楽しんでいて、勝男の小籠包も他の料理もほとんど手つかずだった。
勝男は小籠包が入ったせいろを包むと、途中で退出する。
一方、佐々木早紀(安藤輪子)から婚活パーティーに誘われた鮎美は、参加者の坂口(山添寛)や城嶋(少路勇介)から声をかけられて話をするが、何か聞かれてもはっきりと答えられない自分、これまでと同じように相手に選んでもらおうとしている自分に気づき、まるで成長していないことに愕然とする。
そして鮎美もまた、並んだ豪華な料理が食べられないまま残っていることに胸を痛めるのだった。
南川は、ミナトが鮎美と別れたことを偶然知ってしまいますが、それを勝男に伝えるべきかどうか悩んで結局言わないままでした。
ミナトに「本気じゃないなら別れて正解ですよ」と言った時、彼の表情がくもったのを見て、南川は反省します。
南川は、相手の心の機微に気づく人ですね。
「本気だったよ」とミナトは言いました。
彼なりに鮎美を愛していたんですね。
その鮎美は、会社の同僚の佐々木に誘われて婚活パーティーに参加します。
質問攻めにしてくる男性やハイスペックな男性との会話で、鮎美は自分が以前と変わらずに相手に依存しようとしていることに気づきました。
勝男は、椿以外は知らない人ばかりのホームパーティーに行くと大きな声で自己紹介し、心を込めて作った小籠包を披露して食べ方をレクチャーします。
しかしパーティー客たちは、交流や会話を楽しんでいて、料理そのものにはあまり関心がないのですね。
鮎美も勝男も、ほとんど手をつけられていない料理を見て「もったいない」と思います。
そういう感性が、2人は似ていますね。
鮎美と勝男はそれぞれのパーティーからの帰りに図書館の料理特集のポスターを見て中に入り、そこで偶然出会う。
鮎美は勝男の作った小籠包を外の庭で食べることに。
「美味しい」と笑う鮎美を見て、勝男は嬉しい。
鮎美は出汁から作ったこともちゃんとわかってくれた。
鮎美に食べてほしくて料理を始めたと言う勝男に、鮎美は戸惑いながらも表情が明るくなる。
勝男も一緒に食べて、2人だけの時間が過ぎていく。
帰り際に勝男が、「ミナトくんによろしく」と声をかけると、鮎美はミナトと別れたことを告げる。
そこへ渚から電話がかかってきた。
ミナトと別れたことを知って鮎美を心配した渚からだった。
渚は鮎美に会いに来て、一緒に「バカヤロー」と叫んでくれる。
鮎美は美容室で渚にヘアカットとカラーを施してもらう。
ミナトから残っていた荷物を持ってきてもらった鮎美が感謝を告げて帰ろうとすると、ミナトが「髪、似合ってるね」と声をかける。
「ありがとう。ちゃんと自分で決めたから」
近くに住んでいるとはいえ、鮎美と勝男はよく偶然出会いますね。
勝男は、小籠包の食べ方を早速レクチャーしようとしますが、パーティーで皆から引かれてしまったことを思い出し、途中でやめようとします。
でも、鮎美は教えてほしいと言ってくれたんですよね。
1個目は塩だけで、2個目は酢で、3個目からは酢醤油でからしはつけない、4個目からはからしをつけてもいいけれど酢醤油の後はゴマ油で…と、細かい指示を、鮎美は喜んで聞いてくれるのでした。
クッキングシートに残った皮まで丁寧にはがして食べる鮎美と、それを見て真似する勝男。
料理を大切にする鮎美の行動が、勝男は嬉しかったでしょうね。
勝男さんといる時は小食のふりをしていたと言う鮎美に、がまんさせていたんだと反省する勝男。
でも鮎美は、それは勝男のせいではないこと、別れた今も誰かを頼っていて自分がどうしたいのかもわからないままであることを自嘲します。
髪色を変えても変わることができていない自分を馬鹿でみじめだと言う鮎美。
勝男はそれを真剣な顔で否定します。
ミナトと鮎美が別れたことを知った勝男は、後輩たちからよりを戻すチャンスだと言われますが、つけこむようなことはしたくないと言っていますが、本心でしょうか。
7話「アナログ家族よ、ぶつかれ!」
1週間の楽しみだよ…!
久々に毎週ワクワクするドラマ!
勝男がどんどん愛しく見えてくる https://t.co/NgUG8t8l7y— 大島真帆@Penthouse (@Maho_0113) November 12, 2025
放送日:11月18日(火)22:20~23:17
7話のあらすじ
勝男(竹内涼真)と鮎美(夏帆)が一緒に参列する予定の地元・大分の友人の結婚式が近づいていたが、2人ともそれぞれの両親に別れたことをいまだに言い出せずにいた。
そんなある日、鮎美はふと目にした恋愛リアリティーショーに姉・さより(菊池亜希子)が出演していることに衝撃を受ける。
そして勝男もまた、その番組に彼氏と別れたばかりの椿(中条あやみ)が出演していることを知って驚くのだった。
勝男と鮎美が別々に大分へ帰省すると、それぞれの両親たちは2人に黙って両家の食事会の予定を組んでいて、別れていることを言い出せないまま両家顔合わせを行うことになった。
勝男は、鮎美がずっと隠してきた“家族の本来の姿”を目の当たりにして、思わずある言葉を発する。
7話のネタバレ
山岸鮎美(夏帆)と海老原勝男(竹内涼真)は別れる前から地元・大分の友人の結婚式に一緒に参列することになっていた。
2人は偶然同じ飛行機に乗るが顔を合わせることはなくそれぞれの実家に帰る。
ただ、相手と別れたことをなかなか両親に打ち明けられない。
ところが、お互いの両親は2人に黙って両家の食事会を企画していた。
鮎美は両家の顔合わせの機会を利用して2人が別れたことを発表しようと提案する。
友人の結婚式の翌日、ホテルの宴会場で両家の食事会が開かれた。
勝男と鮎美、勝男の父・海老原勝(菅原大吉)、母・陽子(池津祥子)、そして鮎美の母・山岸貴恵(しゅはまはるみ)、姉・さより(菊池亜希子)がお互いに挨拶を交わす。
しかし、貴恵が海老原建設の後継者について無遠慮に質問したり、鮎美の父・正司(星田英利)が遅刻したりして、勝男が話を切り出すタイミングがない。
さらにさよりが家族仲の悪さを暴露したことで、場の空気が悪くなってしまった。
貴恵が鮎美のことを「どうしようもない子で」と言って取り繕うとすると、勝男が目を赤くしながら鮎美について語り出す。
「誰かに選ばれなくても自分で立って選べる人、料理もすごいし家事も仕事もやって、グレープフルーツを片手で絞ってジュースにできるくらい力も強くて、どんなことがあっても自分の手でなんとかする、そんな鮎美さんだから僕は好きになったんです」と。
両家の親は喜び、ますます結婚式への具体的な話が進んでいきそうで、落ち込む鮎美と勝男。
家に帰りたくないという鮎美を、勝男は遊園地へ誘った。
次兄の虎吉(深水元基)から誘いの連絡が来ていたのだ。
鮎美も勝男も、両親に自分たちが別れたことをなかなか打ち明けられず、ついに両家顔合わせの日になってしまいました。
気を遣って自分が話すタイミングを逃してしまうところは、2人ともよく似ています。
さて、海老原家では相変わらず勝の亭主関白ぶりが際立っていますが、大人しく言うことを聞いている陽子も実は思うところがありそうです。
勝は今も味噌汁の出汁にいりこを使っていると信じていますが、実は普段の陽子はフリーズドライの味噌汁を出しているのですね。
6話のラストでは、魚の鱗を取りながら鬼の形相をしていました。
一方の山岸家では、貴恵が正司への不満を言いたい放題。
さよりも思ったことをズバズバ言う性格です。
鮎美はそんな家族のバランスをとろうとして自分の気持ちを閉じ込めるようになってしまったんですね。
他者にどう思われているかを気にする鮎美に対して、「変わらんなあ、鮎美は」とさよりは言います。
結局、顔合わせの食事会でも別れたことを打ち明けられなかった2人。
鮎美は、両親の仲が悪かったから自分は幸せな結婚をしたかったことを思い出し、帰りたくないと勝男に言いました。
勝男は次兄から誘われていた遊園地へ、一緒に行かない?と誘います。
海老原家の次男・虎吉(深水元基)と妻・恵(西原亜希)、娘の真鳥(鷲尾心陽)は、実家に一年以上訪れておらず、陽子は寂しがっていた。
真鳥のために赤いランドセルを用意して待っているのに。
勝男は「実家に帰っているんだけど会えない?」とメッセージを送るが、既読スルーだった。
だが、その後遊園地に誘ってくれ、勝男と鮎美は顔合わせの食事会の後に虎吉一家に合流する。
ジェットコースターが怖かったという勝男に真鳥が「男のくせに」と言うと、恵は男でも女でも怖いものは怖いと教え、真鳥は素直に謝る。
真鳥と鮎美と恵がキャッチボールをしに行くと、勝男は虎吉に、真鳥は男の子っぽいねと話しかける。
虎吉は、真鳥は男だから女だからというよりただ好きなものを選んでいるだけなのだけれど、ただ、それは両親の常識からは外れていることを話す。
両親の「女の子なんやから」という言葉に真鳥をさらしたくないという思いがあり、実家から足が遠ざかっていたのだった。
勝男の次兄・虎吉は、優しく知的な人物。
恵も気持ちの良い性格で真鳥も素直な女の子。
どうして実家に帰らないのでしょう。
それは、真鳥の好みが「世間で想定されている女の子らしいもの」から少し外れているからでした。
人形遊びよりキャッチボールが好き、スカートよりもズボンが好き、ピンクや赤より青や黒が好き。
陽子は赤いランドセルを用意していましたね。
虎吉は、真鳥の気持ちを大事にしたいから、今は実家から離れているのでしょう。
虎吉も恵も、そして兄の話を聞いて「そっか」とだけ答える勝男も素敵ですね。
また、恵が作って来てくれたお弁当を勝男が具体的な言葉で褒めると、虎吉は、自分は父が母の料理を評価することが嫌だったから反面教師で詳しい感想は言わないようにしていたと反省します。
勝男が鮎美の料理を一々寸評していたのとは対照的ですが、父の影響が大人になってからも続いていたという点では一緒ですね。
ただ、真鳥からは「勝男は勝男やろ。やけん大丈夫」とはっきり言われて、勝男は救われたのではないでしょうか。
「勝男は鮎美ちゃんのことだーい好きなんやな」とも、真鳥に言われていましたね。
虎吉一家と別れた後、勝男は鮎美に、鮎美の両親に会えて良かったと言う。
鮎美は、真鳥が「勝男は勝男だ」と言った言葉を聞いて自分もちゃんと自分の感覚で生きなきゃと思ったと告げた。
親の真似でもなく反発でもなく親を基準としない自分の感覚。
だから、自分で勝男と別れたことを親に話すと言う鮎美。
2人は実家に帰ってそれぞれの親に本当のことを打ち明ける。
勝は激昂するが、後で陽子は楽しみにしていた勝の気持ちもわかってやってほしいとそっと勝男に話した。
一方、正司は鮎美が自分で決めたことだからと受け止めるが、そんな夫に貴恵は腹を立てて怒鳴り散らす。
鮎美は母に、自分の人生は自分で決めたいと真摯に告げるのだった。
廊下でさよりは、「鮎美が自分の気持ちを言いよるん初めて聞いたわ」と言う。
勝男と鮎美が別れていることは、両家の顔合わせで勝男から話す予定でした。
でも、真鳥の言葉に突き動かされた鮎美は、自分できちんと両親に話すと言います。
ただ鮎美は気づいていないかもしれませんが、勝男が皆の前で言った「自分で立って自分で選べる人。どんなことがあっても自分の手でなんとかする人」という言葉も大きいのではないでしょうか。
実は鮎美が一番欲しい言葉なのではと思います。
「誘ってくれてありがとう。楽しかった」と勝男に告げる鮎美は、少し前までとは別人のように輝く表情でした。
さよりも鮎美の変化に気づいたようですね。
夏帆さんの表現力に胸を打たれます。
これまでぐんぐん成長してきた勝男に続いて、7話では鮎美にも明らかに変化が見られました。
2人の両親はそれぞれ問題を抱えているようですが、鮎美と勝男の成長によって、親たちも変わっていけたらいいですね。
8話「元カレに想いが戻る!?」
勝男が愛おしい https://t.co/gSOqXsoUWq
— しほ☻ (@625SHIHO) November 19, 2025
放送日:11月25日(火)22:00~22:57
8話のあらすじ
勝男(竹内涼真)のマンションに、母・陽子(池津祥子)がやってきた。
陽子は勝(菅原大吉)との間で何かあって家出してきた様子で、勝男は心配はしながらも、勝手にスーツをクリーニングに出したり、古くなった調理器具を買い替えたりする陽子勝男はイラついてしまう。
陽子に帰ってもらう対策を考える勝男。
一方、鮎美(夏帆)は、渚(サーヤ)から頼まれて、太平(楽駆)のバーが開催するメキシカンフェスで提供するメキシコ料理を作ることになった。
太平のバーで鮎美は偶然椿(中条あやみ)と出会い、勝男が今でも鮎美を思っていることを聞く。
そして、鮎美自身は思いが戻ることはないのかと聞かれて戸惑う。
8話のネタバレ
(放送後に更新します)
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】の原作は?
原作は大人気コミック『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(谷口菜津子)
今月重版した「じゃあ、あんたが作ってみろよ」おかげさまで更に重版する事になりました!
もうすでに並んでるお店もあるそうなのですが、今月重版分の帯は夏帆さんと竹内涼真さんのお写真が入っています!
これはうれしい!! pic.twitter.com/vkaysK0jqG— 谷口 菜津子 Natsuko Taniguchi (@nco0707) September 18, 2025
原作は谷口菜津子さんの『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で、『comicタント』(ぶんか社)にて連載中です。
コミックはぶんか社コミックで現在3巻まで発売中。
「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」第1位、宝島社の「このマンガがすごい!2025」オンナ編で第4位にランクインするなど、人気と話題を集めています。
鮎美と勝男はどうなるのか、どんな成長を遂げるのか、結末が楽しみです。
でも忠実さを楽しみにしている方もいると思うので観方は自由だとは思っています!
私は違いも楽しみ!ってことを知ってもらえたら〜
— 谷口 菜津子 Natsuko Taniguchi (@nco0707) October 6, 2025

原作とドラマの違いを楽しんでほしいという谷口菜津子さん。
映像化の創造性と視聴者の自由な見方、どちらも尊重していて素敵だなあ。
原作コミックでは、勝男と鮎美それぞれがお互いへの想いを心に残しながら新しい出会いを通して自分自身を振り返り己の価値観を問い直していきます。
2人が元サヤに戻るのか、それとも誰かと結ばれるのか、あるいは孤高の道を選ぶのかはまだわかりません。
原作はまだ完結していないので、ドラマはオリジナルのラストを迎えるのでしょうか。
原作者の谷口菜津子さんが、ドラマ制作陣への敬意を込めて「楽しみにしています」と語っているので、ドラマの展開や結末が原作とは異なる方向へ向かう可能性もあると思います。
ドラマ【じゃあ、あんたが作ってみろよ】、原作者から信頼されているスタッフ陣と原作ファンからも好評な俳優陣が、物語のコアをどのように描いていくか、期待しています。
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】の最終回予想
勝男と鮎美は元さやに戻る?
1話で別れてしまった勝男と鮎美。
紆余曲折を経て、元のサヤに収まることができるのでしょうか?
たとえよりを戻したとしても、元の関係にそのまま戻ってしまったら、また鮎美は自分を抑える日々を過ごさなくてはいけません。
新たな恋人の出現もありそうで気になります。
勝男の成長は?
勝男は、鮎美にフラれたことで自分を縛っていた古い価値観を捨て去ることができるでしょうか?
周囲の人たちから様々に学びながら、本当の意味で自立した勝男が見たいです。
鮎美は自分を見つけることができるのか
鮎美は勝男の理想の姿に自分を近づけることが愛だと思っていたんですよね。
でも、それは自分自身を見失ってしまうことでした。
勝男と距離を置くことで、鮎美は何を見つけるのでしょう。
今まで当たり前だと思っていた常識や価値観から解放された鮎美が、ラストにはどんな姿を見せてくれるか楽しみです。
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】の見どころ
火10ドラマの魅力
【じゃあ、あんたが作ってみろよ】は、お互いの立場を思いやることの大切さや、家事の価値について考えさせられる点が、今年4月期の火10ドラマ『対岸の家事』のテーマと重なるところがあるかもしれません。
ただ、『対岸の家事』は様々な家族の形を描きそれぞれの違いを尊重することを描いていたのに対し、本作は恋愛を通して自分自身を知り、相手を理解していく物語です。
火10枠のドラマは、ポップで楽しい雰囲気の中に、ふと苦みや痛みが混じっていたり、さり気なく傷を癒す薬が隠されていたりすることがあるので、侮れません。
ロマンスコメディを楽しんでいるうちに、自分と向き合うことになるかもしれませんね。
個性的豊かなキャラクターたちの誰に共感する?
相手のために尽くすことが愛だと信じていたけれど自分を取り戻したいと思うようになった鮎美。
古い価値観にとらわれているけれど、真っ直ぐな勝男。
思ったことをはっきり言葉にする椿。
不思議な魅力のミナトくん。
自由で天真爛漫な渚。
渚を大きな心で包み込む太平。
心優しく面倒見の良いルイ。
言いたいことをいう現代っ子だけれど相談相手になってくれるあみな。
個性豊かなキャラクターがそろっていて皆それぞれが魅力的です。
どの人物に共感できるかという視点で見ても、または、ひとり一人のキャラクターの中に共感できるポイントを探しても面白いと思います。
一生懸命だから応援したくなる鮎美と勝男
鮎美も勝男もそれぞれ真面目で一生懸命。
どちらも極端なキャラクターではありますが、チャーミングで応援したくなる2人です。
2人ともそれぞれひとつの価値観に縛られて、疑わずに生きてきました。
でも、一方が我慢をする関係はやがて破綻を迎えます。
それでは、違う価値観を持っている同士が一緒に生活するには、どうしたら良いのでしょうか。
鮎美は、自分の気持ちを抑え相手に合わせることで幸せな生活を作ろうとしました。
勝男は、相手が自分の理想に合わせてくれることが当たり前だと信じて疑いませんでした。
そんな鮎美と勝男が別れから何を学びどう成長していくのか、最後まで見守っていきたいと思います。
鮎美も勝男も、自分のどこが間違っているのかを内省できるのが良いところですね。
自分が当たり前だと思ってきたことは本当に当たり前なのか。
自分の価値観を相手に押しつけた上に成り立つ幸せは本当に幸せと言えるのか。
自分らしさと相手の良さ、どちらも損なわずに共に生きていく道はあるのか。
自分らしさって何だろう?
鮎美と勝男がどんな答えを出すのか楽しみです。





