【あんぱん】第13週あらすじ&レビュー!「サラバ涙」のぶと嵩が再会へ

今田美桜主演、北村匠海共演のNHK朝ドラ【あんぱん第13週「サラバ 涙」(第61話~第65話)のあらすじを紹介します。

第13週の舞台は、終戦後。のぶは子供たちを御国のために立派に戦うことを教えてきたことを後悔し、教師をやめます。一方、復員した嵩はのぶの元へ行って再会して……。

今回は朝ドラ【あんぱん】第13週のあらすじ、事前レビューについて紹介します。

目次

【あんぱん】第13週のあらすじ

「あんぱん」第13週のあらすじです。

のぶ、教師を辞める

1946年1月(昭和21年)。終戦から5か月が経過したものの、日本中が食糧難で、街には戦争孤児が溢れています。

学校は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指示で、軍国教育から転換。子供たちは教科書の該当部分を黒く塗りつぶしました。

一方、次郎(中島歩)の肺結核は進行していました。

のぶ(今田美桜)は次郎に教師を辞めたことを告げます。

軍国教育が間違っていたと気づいたのぶは、「あの子らの澄んだ目を見たら何ちゃあ言えんなってしもうて。そのときうちは教壇に立つ資格がないと思うたがです」と語ります。

のぶは子供たちに「日本は必ず勝ちます」「立派な兵隊さんになって御国のために頑張りなさい」などと教えていたのです…。

のぶは「大きな波に抗う勇気がなかったがや」と後悔しています。

次郎は「大事な夢ができた」と言って、記号のようなものが書かれた日記を見せて、今度教えると言いました。

しかし数日後、次郎は急逝しました。

次郎の初七日が過ぎました。のぶは教師に戻ることはできないものの、他の仕事を探す予定です。祖父母の釜次(吉田鋼太郎)・くら(浅田美代子)は仕事が見つかるまで戻ってこいといいます。

しかし母・羽多子(江口のりこ)は「のぶ、甘えたらいかんで。次郎さんのお母さんもおつらいでしょうき、支えてあげんと」といいます。

蘭子(河合優実)は「とにかく食べて眠る。無理してでも食べるがで。しょんぼりしてたら次郎さん悲しむき」と姉のぶに言います。

涙するのぶ。

蘭子はのぶを黙って抱きしめました。

嵩が柳井家に戻る

復員した嵩(北村匠海)が柳井家に戻ってきました。伯母の千代子(松嶋菜々子)は嵩を抱きしめます。嵩は千尋(中沢元紀)のことを尋ねると、千代子は「千尋さんは死んだぞね」と教えます。

嵩は驚きませんでした。ずっと前からそんな予感がしていたのです。

嵩は清(二宮和也)が夢に出てきたことや、千尋から清の手帳をもらったことを話します。

千代子は「お父さんが守ってくれたんやね」といいますが…

嵩は「僕より優秀な千尋を守ればよかったのに…」といいます。

千代子は「お父さんや寛伯父さん(竹野内豊)に叱られますよ」と声を震わせて怒ります。

女中のしん(瞳水ひまり)は「みんながおったあの頃に戻りたいがです」と泣きました。

嵩がのぶに会いに行く

翌日。嵩が空き地に行き、シーソーを見て、千尋のことを思い出します。

帰り道。朝田家の前を通ると、釜次が顔を出しました。

嵩がのぶの近況を尋ねると、釜次は気丈に振る舞ってはいるが夫を亡くして教師も辞めて不憫だといいます。

そのころ、若松家にて。のぶはカメラのフィルムを現像します。次郎が撮った写真は、のぶの料理をする姿や洗濯をしている日常。そこに映るのぶはどれも笑顔でした。

一方のぶが撮った次郎は、ピントがぼやけています。のぶは撮影が下手なことを亡き次郎に謝ります。そしてたくさんの写真に囲まれながら泣きました。

嵩はのぶに会うために高知に向かいます。2人は焼け野原で4年ぶりに再会しました。

嵩とのぶが4年ぶりの再会

のぶは嵩に、子供たちと向き合うことができなくなったことや、子供たちを戦争に仕向けてしまった後悔を語ります。

のぶは「考える」ことを恐れていました。大きい波に逆らうことが怖くて、考えることをやめたのだといいます。

のぶは「うち、生きちょってえいがやろうか?」と泣き崩れました。

嵩は「死んでいい命なんてない」といいます。

のぶは「うち、どうすらばよかったろうか」と尋ねます。

嵩は「僕もそればかり考えていたけれど分からない。問い続けるしかないよ。正しい戦争なんてあるわけないんだ。そんなのまやかしだ。…正義なんか信じちゃいけないんだ。そんなもの簡単にひっくり返るんだから。でも、もし逆転しない正義があるとしたら。僕はそれを見つけたい」といいます。

それは何年、何十年かかっても見つけたいものだ。嵩は逆転しない正義を見つけてみんなを喜ばせたい、そう思うと生きる希望がわいてきた。

のぶの目にも元気がかすかに戻る。

次郎の日記

のぶが帰宅すると、包みがありました。義母・節子の置手紙もありました。「次郎が使っていた速記の本です」とあります。

次郎が書いていた記号らしきものは速記でした。次郎の日記の最後のページを開き、速記の本を頼りに、読み解いていきます。

のぶへ 自分の目で見極め、自分の足で立ち、全力で走れ! 絶望に追いつかれない速さで。それが僕の最後の夢や

そう書かれていました。のぶの心に火がともります。その日からのぶは速記の勉強を始めて、習得していきます。(※ボイスレコーダーなんてない時代です。速記を身に着けると女性でも仕事につけるのです)

のぶが新聞記者に?!

嵩のもとには健太郎(高橋文哉)がやってきて、一緒に仕事を探すことになります。

ある日、闇市で人々の会話を速記してたのぶは、高知新報に勤める東海林明(しょうじあきら)と岩清水信司(いわしみずしんじ)と知り合い、入社試験を受けることになります。

面接にて。のぶは自分が信じていた正義が間違っていたこと、今度こそ間違わないように自分の目で見極め頭で考えることを話します。

東海林がのぶを見込んで推薦したこともあり、のぶは高知新報の記者として採用されました。

朝田家の人々はのぶが記者になったことに驚きつつ、お祝いします。

のぶはひっくり返らない確かなものをこの目で探すため、毎日を真剣に生きると誓うのでした。(つづく)

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【あんぱん】第13週の事前レビュー

のちほど更新します。


画像出典NHK 

朝ドラ「あんぱん」

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