【あんぱん】46話あらすじと感想!ヤムおんちゃんの過去が壮絶すぎる!

朝ドラ「あんぱん」

本記事は【あんぱん】46話あらすじと感想を紹介します!

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第10週「生きろ」第46話が6月2日(月曜)に放送されました。45話ラストで屋村草吉(阿部サダヲ)が朝田家を去りました。46話では、釜次(吉田鋼太郎)から草吉が乾パン作りを拒んでいた理由を聞いたのぶ(今田美桜)が言葉を失います。同じく視聴者もヤムおんちゃんの壮絶な過去に絶句して…。

【あんぱん】46話あらすじと感想

ヤムおんちゃんが乾パン作りを拒んでいた理由

草吉(阿部サダヲ)は朝田家から去っていった。釜次(吉田鋼太郎)は「行かせちゃれ。これ以上あいつを苦しめたらいかんがじゃ」と、のぶ(今田美桜)を止める。

そして釜次は草吉から聞いた、乾パン作りを拒んでいた理由をのぶ(今田美桜)と羽多子(江口のりこ)に話す。

釜次は甲種合格した、だが兵隊する前に、清国に勝ってしまった。
草吉は戦争に行った。
草吉はイギリス軍として日本人義勇兵となり欧州大戦に出兵していた。

草吉は銀座のパン屋で修行しているうちに、もっとうまいパンを焼きたくなって、密航船に潜り込んだ。
着いたのはカナダ。パンの修行どころか、地獄に落とされたという。
塹壕の中で毎日毎日過ごした。

<俺の周りには撃たれて動けない仲間がどんどん死んでいった。何人も何十人も。でも一番つらいのは腹が減ることだ。十分な手当も受けずに死んでいくやつもいるし、ろくなもん食えず死んでいくやつもいる。その横で俺の腹も鳴るんだ。塹壕で涙流しながら。それでも腹は減る食うものはビスケット…乾パンしかなかった>

回想。草吉は亡くなった仲間の体をあさり、ポケットから乾パンを取って貪り食べた。涙が止まらなかった。

乾パン作りを再開

現在。羽多子は「乾パンはヤムさんに辛いことを思い出させるもんだったんですね」と納得する。

小麦粉の袋だけが並べられた店(朝田パン)を眺めて、のぶは「パンの匂いがせんお店って、こんなにさみしいがやね。うち 何を見よったがやろ」とつぶやく。

学校でも、のぶはボーっとしてして、教室を通りすぎてしまう。一方、羽多子は窯の中から草吉のメモを見つける。夕方。のぶが帰ってくると羽多子、メイコ(原菜乃華)、蘭子(河合優実)が乾パンを作っていた。乾パンの作り方を草吉が残してくれていたのだ。

メイコは「うちヤムさんの気持ちにこたえたいが」と、やる気満々だ。蘭子は戦争には反対しているが家族が生きていくために手伝っている。

その後、水を汲んでいるのぶに釜次が「ヤムはおまんのせいで出ていったんやないそもそも風来坊のあいつがここに10年以上もおったがはおまんのせいみたいだぞ」と言う。草吉はすぐ出ていくつもりだったが、幼いのぶが引き留めてくれた。どの町でもそんなこと言われたことなかったらしい。釜次は「また風向きが変わったらふらっと戻ってくるやろ」と告げる。

戦争が終わったらやりたいこと

学校にて。のぶは児童たちに「戦争に勝って終わった時、先生やりたいことがあります。あんぱんをみんなと一緒に食べることです。今私らにできることは国民一丸となって、一日も早く日本が勝つよう努めることです。一日一日 みんなも自分にできうることをしっかり努めましょう」と伝える。

しかし、のぶたちの望みをよそに、戦争はさらに激化していく。

【感想】ヤムおんちゃんの過去が壮絶すぎる!

放送後、ヤムおんちゃんの過去が壮絶すぎる!と話題になっています。

飢えで苦しみ遺体から乾パンを奪ったヤムおんちゃんの戦争体験は、まさに地獄だし、壮絶でした。

ヤムおんちゃんは嵩(北村匠海)に寄り添っていました。母に捨てられたり、受験に失敗したり、伯父の死去や好きな人が結婚…などなど辛いことはありました。

でも生きるか死ぬかの地獄の日々を味わっていたヤムおんちゃんからしたら、まだ地獄じゃないというか…。

テキトーに生きることを信条にしていて、なんだか達観してるなあと思っていたのですが…。

ヤムおんちゃんからしたら、本当の地獄はまだ他にあるんだと、いうことだったんですね。

これまでのヤムおんちゃんの言動に納得です。

【あんぱん】46話の出演者・スタッフ

【出演】今田美桜,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,吉田鋼太郎,阿部サダヲ,永瀬ゆずな,藤本健翔,瀬口直助,木村日鞠

【作】中園ミホ

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