【あんぱん】10話あらすじと感想!母が嵩を「親戚の子」呼びが残酷

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第10話が4月11日(金曜)に放送されました。

ひとりで会いに来た嵩(木村優来)に対して、登美子(松嶋菜々子)が衝撃発言!?

のぶ(永瀬ゆずな)はいなくなった嵩の元へ行き、本作のキーアイテムを渡して…。

今回は朝ドラ【あんぱん】10話のあらすじと感想について紹介します。

【あんぱん】10話あらすじと感想

【あんぱん】10話あらすじと感想です。

母・登美子が嵩を「親戚の子」呼び

久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)。登美子は「嵩…何しに来たの」という。嵩が「千尋が熱を出して、母さんに会いたいって」と説明するが、「ううん。僕のほうがお母さんに会いたかった」と言い直す。

すると、ある男性と女児がちょうど家に到着し、男性は「登美子、どうしたがな?」と尋ねる。登美子は「なんでもないんです。突然、親戚の子が訪ねてきて」と説明。女児は「お母さま?」と不思議そうな顔を浮かべ、登美子は「ちょっと待っててね」と答える。


再婚相手とその娘が家に入ったあと、登美子は嵩を抱きしめて「嵩 いい?ここに来ちゃもういけないの。伯父さんのところに帰りなさい。おなかすいてるでしょ?このお金で何か食べて帰りなさいと、お金を渡そうとする。だが、嵩がそれを振り払い走り去る。

感想:母が嵩を「親戚の子」呼びが残酷

なんと登美子が嵩を「親戚の子」と呼んでいました。もちろん再婚相手やその娘がいるから嘘をついたことはわかります。わかるんですけど…。うーん。残酷すぎますって。

まだ幼い嵩にとってトラウマ級な、一生消えない言葉になりそうな衝撃の一言でした。母は用事があれば帰ってくると信じていて、この仕打ち。キツすぎますね。

SNSでも大きな反響が寄せられています↓

寛は信じて待つ

朝田家に寛が来ていた。そこへ屋村草吉(阿部サダヲ)戻ってきた。
釜次が草吉を問い詰めると、草吉は嵩は)「惚れた女に会いに行ったのよ」とヒントを出す。
でも、のぶのことではない。
豪が母親だと気づく。
草吉は高知に行きたいと言うので行き方を教えてやったと明かす。

寛と千代子は帰宅。千代子は歩いて高知の登美子のところまで行ったことを心配する。
寛は「あの子を信じて待とう。」という。
千代子は「呉服屋さんの話によると、こぎれいにして小さい子供も連れてたそうですという。

感想:寛はできた親

寛先生はできた親ですね。まあ母親の方がうろたえがちの傾向がありますけど。
寛は嵩の行動を応援しているような感じでもあります。
もちろん実の親でないのですが、育ての親として、溺愛すればいいわけでなく、時に成長を見守ることも必要
まさに立つ木に見ると書く「親」ですね。

のぶは責任を感じる。

朝田家にて。のぶは「うちのせいや…うち、嵩に行ってこいって言ってもうた」と責任を感じている。
釜次は草吉がいないことを怒る。草吉は売れ残ったあんぱんを自転車で隣町まで売りに行ったという。
明日からも自転車であんぱんを売ってくれるという。とてもいい人だ。
でも釜次は「まだ腹の中はわからん」と全肯定はしない。

羽多子が「のぶ、うちらもあんぱん売りに行こう。一個でもうれたらもうけもんや」と、のぶを外へ連れ出す。

のぶと羽多子は並んで歩く。きれいな夕焼けがみえた。

「あんぱん」を食べた嵩が歩き出す

歩き疲れた嵩が道で座っていると、羽多子が「あんぱんどうぞ?おなかすいちゅうやろ」と言って、あんぱんを差し出す。嵩はあんぱんにかじりつく。のぶが水筒も渡す。

食べ終えた嵩は立ち上がり、歩き出す。

感想:セリフがなくても伝わる

あんぱんを食べた嵩がとても元気を得たことが、セリフがなくても、その表情や行動の映像だけで伝わってきて、とても素敵なシーンになっていました。

第1週目ラストは、父の急逝の悲しみをのぶや朝田家の人々があんぱんを食べて笑顔になりました。そして続く第2週目のラストは、未来でのぶの夫になる嵩があんぱんで元気になる展開。

この1週、2週は子役パートだったのですが…。この2週を使って、のぶと嵩があんぱんに出会い救われる展開になっていて、のちのち『アンパンマン』が誕生するのも必然だな、と感じられます。

前作『おむすび』も、美味しいものを食べることの意義を説いてはいたし、おむすびが最後の最後までキーアイテムではあったのですが…。なんだか今作の「あんぱん」を食べるシーンの方がSNSでは好評のようですね。私個人的には朝ドラ『おむすび』も好きだったので評価の違いが悔しいですが…。

嵩が帰宅

嵩が朝田家に立ち寄って、草吉に「ありがとうございました。おじさんのあんぱん最高においしかったです」とあんぱんのお礼を言います。無料で食べたと聞いた草吉はやや憤る。嵩は後で払いますと言って去る。

嵩が柳井家に帰宅し、伯父と伯母に心配をかけたことを謝る。伯父の寛は「ちょっとした冒険やったな」と言い、伯母の千代子は「嵩さん心配しましたよ」という。

千尋の容態は回復しているようだ。
千尋の寝顔を見ながら嵩は「千尋 約束守れんでごめんな」と謝る。
その後、月明りの中、スケッチブックを開いた嵩は日傘をさした登美子の後ろ姿を描いた絵を破るのだった。

感想:嵩と母の決別

嵩は、母が柳井家を去ったときの絵を破りました。このシーンは、嵩が母と決別することの意思表示であると思います。

この場面で嵩と母の物語に一区切りつき、青年期キャストへとバトンタッチします。

ラスト、今田美桜・北村匠海が登場

昭和9年。学生服の嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)が登校中。嵩は漫画を読みながら歩いている。
すると女学生が2人の間を割って入り、おしとやかに、通っていく。しかし、その女学生は成長したのぶ(今田美桜)で「漫画読みながら歩いてたら遅刻するで、ボケ」と嵩に暴言を吐く。

高等女学校4年生になったのぶだが、今でも走っている。(来週に つづく)

感想:子役たちとのお別れは寂しいが…

子役たちとのお別れは寂しいです。けれど…ついに今田美桜ちゃん、北村匠海くんが本格登場。これは嬉しいです。

まあ、まだ4月上旬。放送終了予定のの9月下旬まで5か月と半月ぐらいあります。これから2人とは長いお付き合いになっていくので、よろしくね!という感じです。

永瀬ゆずなちゃん、木村優来くん、また新撮の回想シーンで登場するかもしれないですが、朝ドラあるあるのヒロインの子供として再登場はなさそう。なぜなら、やなせたかしさんには子供がいないそうなので。ともかく、お二人ともお疲れ様でした!

【あんぱん】10話の出演者・スタッフ

【出演】今田美桜,北村匠海,江口のりこ,細田佳央太,中沢元紀,瞳水ひまり,永瀬ゆずな,木村優来,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,吉川さくら,永谷咲笑,平山正剛,宮坂ひろし,高木悠叶,竹野内豊 ほか

【作】中園ミホ

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