木村文乃、初主演フジ連ドラ【愛の、がっこう。】が、木曜10時ドラマで2025年7月10日より放送スタート!
本記事は【愛の、がっこう。】のネタバレあらすじの紹介とともに、最終回結末の予想・考察もしていきます。原作や脚本家、主題歌、見どころについてもお届け!
恋愛ドラマ出演が珍しい木村文乃と初共演するのはSnow Man・ラウール。まじめ過ぎる高校教師とホストの禁断なのに純粋な愛を描くラブストーリー。
本記事にはストーリーのネタバレ、映画「昼顔」の結末ネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
2025年9月19日追記→ 11話
【愛の、がっこう。】ネタバレあらすじ全話
木曜10時フジ連ドラ【愛の、がっこう。】のネタバレあらすじを最終回まで紹介。二人の恋の行方を多角的に予想していきます。
1話「放課後」
あらすじ
私立ピエタス女学院の教師・小川愛実(木村文乃)は、生徒・沢口夏希(さわぐち・なつき/早坂美海)がホストに夢中になり問題を起こしたことから、歌舞伎町へ彼女を迎えに行く。
愛実は夏希の母から「今後一切夏希に連絡をしない」という念書をカヲルに書かせるよう、要求され、友人の町田百々子(まちだ・ももこ/田中みな実)とホストクラブへ向かう。
ネタバレ
教師・小川愛実(木村文乃)の行う現国授業を真面目に聞く生徒はいない。
愛実は英語の問題集を机上に出している生徒から、参考書を取り上げようとして、生徒と問題集の引っ張りあいになる。その結果、額にけがをしてしまう。
その日の夕方、愛実は交際相手である銀行員の川原(中島歩)と会い、プロポーズにOKを出す。
川原に、未公開の割安株を見つけてラッキーだと例えられてムッとし、付き合ったきっかけが親の紹介だということを秘密にしたいと言われ、モヤっとする。
そこへ学校から連絡が入り、ホスト・カヲルが働くホストクラブへ向かうことになる。
生徒・夏希(早坂美海)の母親から、娘の夏希がホストクラブ「JOKER」で親のカードを使って100万支払っている。早く連れ戻すようにと言われたのだった。
愛実はホストクラブにいる夏希を見つけ、怒った口調で帰らせようとするが、カヲルは夏希を抱えて別室へ連れていく。
両親がいるから、学校にも通えてご飯が食べられるという愛実。親元を離れても全然生きていけると励ますのが先生と言うカヲル。
愛実はカヲルに「変に頑張っている」「かわいそう」「理屈をまき散らす」「チワワみたい」などと言われるのだった。
愛実は真面目で、面白いことを何一つ言わない授業をしています。川原に対してもこんな私が結婚相手で良いのかと自分を下げていました。“女性を金づる”と思っているのがホストだと思い込んでいる愛実が、カヲルの家庭環境や自分の芯を持っている所に触れて、偏見がなくなっていくのでしょうか。
カヲルは愛実の親のおかげでご飯が食べられて学校へ行けるというセリフで、イラっとしたのか、学歴コンプレックスを持ってますね。今後は、№1ホストで大学生のつばさ(荒井啓志)にマウントを取られるのが想像できます。
夏希の母(映美くらら)はエリートオーラがあると思ったら、財務省勤務です。無償の愛を娘に注ぎ、誰よりも娘のことを分かっている、仕事も母業も完璧にこなしているという自信がありそうです。
カヲルの部屋に押しかけてくる母・奈央(りょう)の姿に、ルームメイトの竹千代(坂口涼太郎)は、ホストが刺された事件があったことから、客が押しかけてきたと怯える。
SNS営業をしないことを不思議そうに尋ねる竹千代に、カヲルは人とおなじことやんの嫌いと言う。
夏希は7日間の特別指導処分となり、作文を書くことに。愛実は心の中をしっかり見つめれば自分を大事にできると言い、夏希は自分を捨てないと変われないと言う。学校も親も褒めておけば思い通りになると適当だけど、カヲルはバカと言って抱きしめてくれたと泣き出します。
SNS営業をしないのは漢字の読み書きが苦手だからかもしれません。人と同じことやんの嫌いのセリフだけを聞くとそういう信念かと思いますが、漢字が書けないことのコンプレックスのような気がします。
夏希は自分を分かってくれない、分かろうともしない学校や親にうんざりしているのかストレスが溜まっていたのかなと感じます。カヲルとどうやって知り合ったのかが気になります。たまたま入ったホストクラブなのか。ホストクラブの宣伝を見た夏希が、カヲルに惚れて偽って会いに行ったのか。
売り上げ上位ホストが表彰されている所へ、愛実は念書を書くようにカヲルに電話する。客として来るように言い放たれた愛実は、友人の町田百々子(田中みな実)に相談し、一緒にホストクラブへ行く。
1杯ずつ飲み物を奢るカヲルの様子から百々子は、クズで悪魔ではなさそうと愛実に耳打ち。夏希を愛しているというカヲルに、彼女が無事受験できるようにするのが愛だと紙を渡す愛実。暗い表情になったカヲルにはぐらかされて念書は書いてもらえず。
百々子の男性洞察力が素晴らしい。報道番組のデスクだけにいろいろな事件の背景を知っているでしょうから。でもこれがホスト・カヲルのやり方かもしれない。安心させる裏に何かを企んでいそうなので。
愛実は川原に失敗した過去の恋愛話をしています。
- 別れた彼氏を待ち伏せ
- 別れたのにプレゼントをいっぱい送る
- 泣きながら留守電に何十回もメッセージ
- 部屋に押しかけてインターホンを連打中に、警察が来る
- 海に飛び込み自殺未遂
- 1年間ひきこもる
失敗談を伝えて、結婚を無かったことにしたいと申し出たのだった。
実は川原には秘密があった。川原にとっての結婚は銀行で男として認められたいため、さらに既婚者・田所雪乃(野波麻帆)と不倫しているのだった。
川原、やりますねー。お堅い銀行マンではなかった。愛実は簡単に騙されてくれると思ったのでしょう。銀行役員のなかには、男は世帯を持ってこそ一人前といった風潮があるがゆえの利得のための結婚ですか。出世したいのが丸見えです。この腹の内はやがてバレそうです。不倫もバレて、逃げ切るのは田所雪乃だけでしょうか。
カヲルは父違いで5歳の弟・勇樹(あお)と母・奈央と会っています。勇樹の乗り物を修理して、お金を奈央にさっと投げます。
愛実は一人でホストクラブに出向く。カヲルは学歴でなるものではなく、自分の全部をかけてやるものと言い、つばさはインテリジェンスが必要、ホストは底辺と言い、喧嘩が始まりそうになって愛実が止めます。その後、カヲルの部屋の屋上へ。
カヲルが文字を書けないことを知った愛実は、一文字づつ書き方を教える。小学生のように一筆書きする漢字だが、全部書き終えたことを喜ぶ。
額の傷に交際相手の川原は何も言わなかったが、カヲルは傷が治ったとおでこにキスをする。
こうして漢字の授業は終わった。その後、カヲルは社長にうすら笑みを浮かべて上手に育てていくと宣言するのだった。
愛実の家がお金持ちと知り、かなり孤独と悟ったカヲル。№1に昇り詰めるために愛実を利用するつもりが、気づいたら本気で愛していたという展開を予想します。つばさは、カヲルが自分の上を行くことを予想しているだろうから、蹴落とすために汚い手を使いそうです。例えば、愛実に余計なことを吹き込むとか。№1ホストのつばさですから、愛実のような女性に、こう言えばああいう行動に出るだろうと予想するのは楽勝でしょう。
2話「個人授業」
あらすじ
一切連絡しないという念書の件を知った夏希は学校を飛び出す。カヲルに大学いって金持ちになって俺の愛を買いに来いと言われた夏希は素直に受け入れる。愛実の元には婚約白紙を申し出た相手・川原からやり直したいと連絡が入り、カヲルはつばさの常連客・宇都宮明菜(演:吉瀬美智子)から声がかかる。
ネタバレ
特別授業が終了した夏希は、カヲルのホスト人生を台無しにしたのではと心配する。カヲルは仕事で女性を相手にしていてあなたを本当に大切にしていないという愛実を夏希は突き飛ばし、学校を飛び出す。
夏希は愛実に、母の言う無償の愛とカヲルのお金で買う愛、どちらが尊いのかを尋ね、分からないと答えた愛実を見直す。
夏希はカヲルに大学行って金持ちになって俺の愛を買いに来いと説得されていた。愛実は夏希とカヲルがやっていた、スナック菓子を高く放り投げて口でキャッチするのを真似たものの失敗。夏希が失敗して落としたスナック菓子をカヲルが拾って食べるのもやってのけた。
進路の相談を何でもしてくださいという声掛けに、クラスで夏希一人だけがハイと返事した。
夏希は母・あかりの言う無償の愛を受けてきたようですが、それを無償の愛だと受け取っていませんね。母・あかりは、あなたのことを思ってといいつつ、自分の体裁を気にする系の愛情?夏希の本心を全く理解できてなさそうです。あかりの愛実に対する切れっぷりは笑いました。
愛実は川原は結婚相手としてはベストと分かっているけど、ドキドキしない。
百々子に愛実のどこが良いのかを問いただされた川原は、正直で信じられる人と答える。
川原は愛実に結婚したいと思った人は愛実が初めてだと言い、愛実の手を握った後、愛実の実家へ。愛実の父・誠治に全力で愛実さんを守ると断言する。
ジュエリーショップで婚約指輪を購入後、上階ホテルの一室へ向かう。川原に抱き寄せられた愛実は、拒否してしまい、心の準備が整っていないと帰るのだった。
キスできるだろうかと考えて、逃げ出したくなるほど嫌ではないと思ったのにも関わらず、川原を自然に受け入れられない愛実でした。川原キモイとSNSでポストされるほどの役を演じている中島歩さん。もたついたしゃべり、例えが銀行関連、運転が下手くそと、どこが良いの?と思う要素が詰まった男性です。それが愛実とカヲルが結ばれることを願いたい気持ちに拍車を掛けます。
愛実は、私は幸せだと思いこむようにして川原には恋愛感情が湧き出さない不安を打ち消している。きっとこれが女の幸せなのだと言い聞かせているというのか。今後の展開は、カヲルのことが気になっていることに愛実は気づき、もしかして恋愛感情?違う違うと否定したり、百々子が「愛実、カヲルのこと好きなんでしょう?」と言い当てる流れでしょうか。
百々子は愛実がカヲルに気がある事に勘づいていそうですから。
愛実の実家へ川原を招き入れるシーンで、適当な相槌を夫・誠治に叱られた母・早苗が、バジルの葉っぱをむしってむしゃむしゃっと食べるのが印象的でした。早苗は誠治の言動に抑圧されては我慢を強いられてきたことが想像できます。
初のナンバー入りを果たす。
ライバル・つばさは宇都宮明菜(演:吉瀬美智子)と同伴し、500万のボトルが入る。悔しげに見るカヲルの元に指名が入る。喜んだのもつかの間、客として来た母・奈央だと分かり、怒る。お金を渡して追っ払うと、つばさの常連客・明菜社長からデートに誘われる。しかし、永久指名制を理由に誘いを断る。
社長・松浦(演:沢村一樹)との酒の席で、姫と担当の合意があるならOKだと、指名替えの許可がでる。押し付けられたと悟ったカヲルは、受けて立つことにする。
その様子に、松浦は無理するなというが、カヲルは無理しなきゃ№1になれないと言い放つ。
デート当日、明菜社長にスーツを買ってもらい、ホテルのショップで時計を買ってもらう。その後、ホテルの上階部屋で、ベッドに誘われるがビクビクしてしまう。怒った明菜社長はカヲルにワインをぶっかける。
カヲルがナンバー入りしたことを気に食わない様子のつばさ。教師はガードが固くて金払いが良くないからとアドバイスするが、カヲルはエースに育てると余裕でかわしていました。もしかして明菜社長とカヲルとデートさせて、失墜させる目論見があったのでは?と勘ぐってしまいました。
20代で昇りつめた明菜社長。周りが色恋沙汰にうつつを抜かす頃、エステティシャンの技術研鑽に明け暮れあっという間に20代後半に。周りがちやほやしてくれる武器である若さを投げうって今の地位を築いた。自分に自信のある明菜社長は、自分を相手にしなかったカヲルに女のプライドを傷つけられ、甘い考えで№1になること夢見ていると、腹立たしかったのかもしれません。
夏希の行方と説得にカヲルが一躍
川原とデートの愛実と明菜社長とデートのカヲルが鉢合わせ
明菜社長が去った部屋で、愛実に言われたかっこいい名前だからちゃんと書けた方がいいと言われたことを思い出すカヲルは、漢字の練習をする。
カヲルに呼び出された愛実は、屋上で婚約に乾杯。愛実はカヲルが子供のころ電車の運転士になりたかった事、小学生の時、生まれつき字を覚えにくいと言われていた事を知る。
カヲルが描いた鷹森大雅の漢字を見た愛実は、練習したことを察し、これからも教えると言う。代わりにカヲルは恋愛を教えると言うのだった。
愛実の電話から、夏希が居なくなったのだと察したカヲルは、夏希を説得しました。これで夏希が給料高い企業に入社して愛を買いに行ったとしたら、愛実先生とライバルになる?卒業までにカヲルとの結末が分かる?カヲルと社会人・夏希との恋を応援する形は無しかー。とあれこれ想像しております。
愛実は、カヲルの前であくまでも教師の立場を崩さない。一人の女性という描写に変わるのが楽しみです。カヲルは社長に、愛実はイケそうだからこれから育てると伝えたばかり。その当てが外れて残念そうながっかりした顔をしていました。愛実に彼氏は居らず、孤独だとの読みがはずれました。
孤独ではないものの、心が満たされているとは言えない愛実の恋愛。カヲルの恋愛授業が早く知りたいです。
3話「宿題」
あらすじ
愛実はカヲルが子供のころ好きだった鉄道の本を通してカヲルに読み書きを教え、教える喜びを感じている。ホスト殺人事件の取材をカヲルにするという百々子に、読み書き授業でカヲルに会っていることを愛実は秘密にする。夏希はアメリカの大学を目指すと愛実に報告し、カヲルとは住む世界が違うと言い放つ。愛実はいつもの授業用に赤いシャープペンシルを買って、カヲルに贈る。カヲルは仕事の話をしてさりげなく店に誘うが、きっぱり断る愛実につまんねーと一蹴。ショックを受けた愛実はその場から去るが…。
ネタバレ
鉄道関連の本をテキストに、屋上で漢字の授業が始まった。
おだて上手な愛実にカヲルは水商売が向いていると言う。真に受ける愛実と、なんでも冗談として受け止めるカヲルは対照的だった。
愛実は学習障害の人との接し方を副担任・佐倉に聞き、読み書きに慣れること、訂正のきく鉛筆が良いと知る。そして赤いシャープペンシルをカヲルに買う。カヲルはカッコいいと喜び、№1争いのためにお店に誘うと、拒否される…。
怖がっていたら楽しくないと言い、字の稽古に気乗りしない、バカはバカのままでいいんだ!と言い放つ。これは、愛実を怒らせたのちに、優しくするというカヲルの作戦だった。
愛実に鷹森大雅(カヲル)から手紙が届く。愛実は一度捨てたが後日手紙を探して内容を確認。手紙は文字を練習した紙だった。
JOKERへ入店した愛実は、カヲルの傍で5万のシャンパンを頼む。そこに明菜社長がやって来て、オリシャン10本・300万超が入ります。
明菜社長はカヲルに指名替えしていた。感謝を全身で表現するカヲルだったが、ダンスもパフォーマンスも滑ってしまう。おバカは誠意で勝負しなきゃとあざ笑う明菜社長。その様子に、いたたまれなくなった愛実が店を去ろうとすると、明菜社長が声をかける。カヲルさんはバカじゃありませんと言う愛実を、明菜社長はバカにしたように笑う。
店を出た愛実は自分は場違いだと足早に帰る。そして追いかけてきたカヲルに抱きしめられたのだった。
愛実が少し変わったと生徒たちが話していると夏希は言い、その理由を恋だと指摘する夏希に、愛実は婚約者がいることを話す。その顔が明るいわけでもなかった所から、教師と言う職業が楽しく思えてきたのは、カヲルを通して教えることに喜びを感じたからでしょうか。
15年前のカヲルは字が読めなくて、ふざけたこと字が書けなくてバカ呼ばわりされたこと、母親にバカと言われたこと。読み書きができるようになりたかったけど、できないことを誰にも言えず苦しんでいたことが明かされました。読みたくても読めない、書きたくても書けない。そんなことが理解されるわけでなく、苦しんできたことは間違いないでしょう。
文字を練習した紙にうれしさを噛みしめる愛実ですが、カヲルは紙を本に置いて透けた文字を映しているのは、がっかり。これは真に受ける愛実がかわいそう。
つばさの指示で、明菜社長は指名替えをしてカヲルに夢を見させ、突き落とす気がしてなりません。
3話のカヲルは、愛実を利用しようと行動していることが分かりました。愛実だけがカヲルをバカにしないことに心は動かされたとは思います。でも今はホスト№1になる野心が強い。
親同士の顔合わせ、愛実の父vs川原。
- どういう家庭?→明るい家庭
- 課題には真剣に向き合うべきvsどんな課題でも笑顔で解決
顔合わせが終わり、手をつないで帰る。土曜日に式場を見に行こうと言う川原の誘いを(カヲルの授業があって)断る愛実。式場を見に行った帰りに泊まろうと誘う川原。愛実を抱き寄せて許すことにした。
しかし愛実の土曜日の約束を疑い、不倫相手の雪乃とアパートの傍で見張る。百々子と会い、学校へ行った愛実に安心したものの、まだ尾行は続け、JOKERに入店するのを目撃する。
川原が仕事と私生活にめりはりをつけると言ったことには、良い心がけと同調しました。しかし、それでは出世が遠い、血反吐をはくくらい一度は働けと言いはじめたため、結局どの話も否定するんかい!と思いました。誠治は威圧感があり、愛実がこの父に反抗する日が来るのだと思うと、ビンタの1発はありそうですねー。
愛実の父・誠治(演:酒匂芳)に口を挟むなと言われた母・早苗(演:筒井真理子)さんが、またバジルをむしってました。そして3話ではティーポットにむしったバジルの葉っぱを入れてしまうという。早苗の怒りの小出しシーンも毎回の名物になりそうです。
キスしようとする川原に棒立ちの愛実。クラクションを鳴らす車が通りすぎてキスはお預け。川原は「あっ、あ」とオロオロしながら道路わきに退きます。車の通るタイミングにクラクションの鳴らし方が、川原のかっこ悪さを強調させたようで、面白い演出だと感心しました。
このままキスはずーっとお預けで、かっこ悪いままの川原でいて。カヲルと対照的なのが、川原の面白さと思いますから。
百々子は、ホスト殺人事件の件で取材するため「JOKER」へ。カヲルは取材を断るが、つばさが受けることに。百々子は愛実に、金のためなら何でもやるなら、事件が起きても不思議ではない世界と言う。
愛実は百々子に、授業と称してカヲルと会っていることは隠しました。勘の良い百々子は、そのうちに愛実のカヲルに対する気持ちを察すると思いますが。
奈央はカヲルに電話をかけ、お金のお礼を伝える。
その後、夫(演・木原勝利)が居る所へ移動して、
- 弟・勇樹に、体が元気なこと、絵本読んでほしいことを言わせる
- 借りたお金はいつか返すと言う
- ホストが刺されている事件もあるから、体を大事にと心配する
夫は奈央に、お金の工面仕込みの電話をかけさせていた。
母・奈央の再婚相手の悪い顔!お金を無心し続けるための演出をしているとは。
奈央は男運が悪い?でもカヲルの父がどんな人なのか明かされてないから、ここで男運が悪いと断言するのは早い。カヲルの回想シーンで父親の姿がチラッと映りましたが、2話で考察の「JOKER社長の松浦がカヲルの父」なのかは判断できず。
カヲルは、奈央からまだまだ無心されそうですね。夫婦で無心とは。
純粋なのは愛実だけ?カヲルは№1になるために愛実に近づいている所がある。カヲルは次第に純粋な恋愛感情を愛実に持って、愛を知る。だから“愛”のがっこうなのでしょうか。
4話「ずる休み」
あらすじ
いきなり抱きしめるカヲルに驚く愛実。カヲルはホテルに行ってもいいよと愛実を誘うが、愛実は腹を立てて立ち去る。するとカヲルは文字の勉強を再開してほしいと願い出るのだった。
川原は、町田百々子(田中みな実)に、ホストクラブへ入っていく愛実にそういう趣味があるのかと尋ねる。百々子は生徒がホストクラブで問題を起こしたためと答え、愛実を尾行したのかと問い詰める。それを川原は否定しなかったが、愛実には言わないでほしいと言う。
愛実は、副担任の佐倉栄太(味方良介)から、学習障害についてのレクチャーを受ける。そこへ百々子から連絡が入る。百々子は川原が相談にきたことを伝え、カヲルとはもう会わない方がいいと助言する。
百々子に「保護者面はやめて」と拒絶し、川原には尾行について問い詰めた。愛実は「しばらく時間がほしい」と川原の傍から去る。その後、屋上の“教室”でカヲルを待つ愛実の前に、カヲルが現れない。心配になった愛実はある行動に出る。
ネタバレ
愛実とカヲル
愛実は、店でカヲルをこけにした明菜社長にカヲルさんはバカじゃないと言い放って店を出ていく。カヲルは愛実を追いかけ、愛実を抱きしめる。我に返ってカヲルを叱った愛実に、100万回以上バカにされてきたから嘘でもうれしかったことを話す。愛実はカヲルをバカでないし誰とでも楽しく話ができて一生懸命だと返す。
枕営業しない主義だけど行ってもいいよとホテルに誘ってきたカヲルに、どこまでうぬぼれているのか!そんな女と思わないでと怒って去っていく。しかし今度は宿題をやるというカヲルを許してしまうのだった。
副担任・川原から聞いた漢字の教え方を元に、鷹森大雅の漢字の書き方練習教材を作る愛実。エステ中に電話してきた愛実をカヲルは「痛客」と言って、個人授業をずる休みした。
授業に来ないカヲルに会うため、JOKERへ行く愛実。カヲルを待つ時間につばさからカヲルは自分をカモにしていたことを聞かされる。つばさに怒る感情を持ちつつ、カヲルに何でも好きなものを頼んでよいとスタッフに伝えさせる。カヲルは№1に到達できそうな残金額・50万のオーダーをする。結果、カヲルは№2になった。オーダー金額を知った愛実は骨の髄までホストだと言い、名前の漢字学習テキストを渡して帰る。
何もなかったように屋上で個人授業を始めようとする愛実に、カヲルは52万を返して、これ以上しんどいから無理とさよなら。去っていくカヲルを愛実が待ってと引き留め、4話は終わりました。
愛実にとって、他の女性と同じで物欲しそうにカヲルを見ていると思われたことは屈辱だったでしょう。しかし宿題をやろうとする姿で許してしまう所は、子供の魂胆に引っかかった母親みたいです。仕方ないなーと許してしまうのは惚れた弱み?完全にカヲルに落ちた?仕事だから女性を相手にしている職業と割り切っていたのに、真面目で一生懸命な一面を知ってギャップ落ちしたのか。
カヲルは、漢字の読み書きを、諦めたくない気持ちがある。愛実にもらった鉄道の本を読もうとしている様子から、自分をバカだからと言うものの、漢字が書けるようになりたい気持ちを持ってますね。
きっと漢字が書けるようになると信じて疑わない愛実の熱心さ。なんでこんなにバカなのと毒を吐く母・奈央からは、向けられることのなかった愛情に触れたカヲル。4話では、今までもらったことのない愛情を受けてカヲルの心が動いた回ではないでしょうか。禁断の恋が始まるのは次回・5話からですねー。ますます面白くなってきました。
愛実と川原
愛実の尾行を続けていた川原は、愛実とカヲルのやりとりを陰で見て、帰宅した愛実に百々子との時間が楽しかったか探りを入れる。
式場を見に行く日を早く決めたい川原だが、説明会を理由にはぐらかされる。
川原は、愛実の尾行で知ったホストクラブ通いを心配して、愛実に内緒で愛実とカヲルの関係を百々子に確認していた。
愛実は川原に尾行されたことを知り、川原を追求するが、カヲルを好きなのかと詰め寄られる。疑われたことが不服な愛実は、時間をくださいと川原に言う。
川原は営業で実家の近くに来たからと、愛実の実家に立ち寄ってい居る。そこに帰った愛実は、抱きしめられキスされそうになるが、愛実は顔を避けてしまう。愛実の家を後にした川原は、愛人・雪乃に電話して別れを告げる。
愛実は、川原と会っているときは、笑顔が少なくなりました。対照的にカヲルといる時は笑うことが増えたと思います。川原は、愛実が自分の誘いを断ったことがきっかけで疑い始めました。ここは女の勘のように鋭かった。百々子と本当にあっているのか、ホストクラブから出てきてどこに向かうのか?最終的に家の傍から電話する。愛実の心情がどうなっているのかを知りたかったのだろうけど、なんだか女々しい。自分に気持ちが向いていないことが心配なのか、ホストに通う趣味があるのかを確認しているのか。結婚に執着しているのか愛実に執着しているのか、川原はキモいながらにもかわいらしい所があると思えてきます。やっと見つけた割安株を手放すのが惜しいだろうし、結婚して職場・銀行内で一人前と認められる条件の一つをクリアしたい下心もありそう。同期の中で自分だけが独身である焦りもありそうです。
川原の探りに、愛実の冷静な突っ込み返しが鋭いなー、頭良いよなと感心します。
愛実の家族
愛実は、カヲルの店に行っていたことを隠して、百々子とカラオケしてお酒を飲んだと父・誠治に話す。誠治には、テレビ局の人は自由を破棄違えている所があるという理由で、結婚を控えているから付き合いを控えるようにと言われる。
結婚を迷っていると父に伝えるが、父にたしなめられた結果、愛実はいい子で収まってしまう。
きょうはバジルがむしられずになんとか温和に済みました。誠治は川原と愛実の結婚を信じて疑っていないからこそ、ここから波乱が来るのだと思うと嵐の前の静けさで怖い。
愛実と友人・百々子
カヲルに会いに店に行ったことを知る百々子に、カヲルにハマったのかと言われる。悩みや愚痴を受け止めてきた百々子は結婚を控えた愛実を心配するが、ホストなんかと言った事、自分の行動が川原を不安にさせている、店に闇があるなどと言われ、保護者面されなくても自分のことは自分で決めると言い捨てて喧嘩に。
裏社会とつながりがあるのではないかと心配する百々子から電話をもらった愛実は、ありがとうと伝える。
愛実と百々子は良い関係ですね。家族のように心配されてしまうからこそ、厄介だと感じてしまう。適当な言葉がけの関係ではないですから。愛実には、百々子に反発したように、父・誠治にも反発してほしい。この先、はじめての反抗があると予想しています。その反抗あってこそカヲルへの思いが強さが伝わって、さらに二人を応援したくなる。しかし百々子の勘は鋭い!報道記者という仕事柄、ありとあらゆる事件のことを調べる過程で、人の行動心理と言うものを知ってきたのかもしれません。
ホスト・カヲル
明菜社長を店に置いて愛実を追いかけてしまったカヲル。松浦社長にホストにとって一番大事なことは何かよく考えて行動するように注意される。
10周年を控えた店では№1を目指すバトルが繰り広げられている。
ヒロト
- カヲルが本気で№1を狙っていることを茶化す
つばさ
- №1は選ばれし人しかなれない
- №1になれると思うだなんてすごい自信だ
カヲルは思いっきり期待しちゃって!とかわす。
デートに行く前の浮かれた竹千代は、ホストをやればやるほど本気で女を好きになれへんと言う。対してカヲルは、誰も好きになんねえと返す。
社長・松浦がカヲルの寮に来る。客を楽しませること。お金を払ったことを後悔させてはならないと指南される。
つばさの煽りのカヲルのかわし、うまいなーって毎話で思います。つばさの言動と比べてしまうせいか、カヲルの接客は幼げだと感じます。つばさは№1になるために、世間の常識や倫理観を捨てて尖っている。“いい人と思われたい”願望を捨て、どれだけ自分にお金を使わせるかだけを戦略的に考えて№1になった。カヲルは女性客を楽しませ、依存させる技がまだ未熟というのか幼げな面がある。覚悟が持ててないのか、全部捨ててホスト№1を目指すのが怖いのか。だからこそ愛実がどんどん引き返せなくなっているのが分かり、おもしろい。
教師・愛実
愛実が生徒に進路について何でも相談してと言うと、生徒からどんな人と結婚するのか聞かれる。さっと話を切り替えるものの、生徒が自分に興味を持っていることはうれしかった。
副担任・佐倉から学習障害(LD)について資料をもらい、教えてもらっている。
- 書きたい文字が思い出せず、文字を書くのに時間がかかる
- 支援なく生活できるが、読み書きに限定して困難があり、学業不振が生じるケースも
- 努力不足、怠けていると誤解され、学校不適応になる場合も
学習障害を持ったまま学校に行けなかった成人に、読み書きを教えるには、専門家の対応が必要。“宿”の漢字ならウ冠を「うちで」にんべん部分を「イヌが」百の部分を「百匹」などとパーツごとに分解して教える方法を聞く。
佐倉には結婚相手ではない成人の人が、学習障害がある人なのだと悟られる。
愛実は生徒とバレーを楽しむまでになり、佐倉には女性に興味がないことをカミングアウトさせるほどに人との距離が縮んできました。愛実が佐倉に言ったいろいろな愛の形があるというセリフ。これから先の愛実とカヲルの恋愛の伏線でしょうか。父・誠治にいろいろな愛の形があると反発して、結婚をとりやめ、カヲルとの恋愛を成就させてほしい。
カヲルと母・奈央、その家族
夫の美容室で、お金の無心電話をカヲルにしている。カヲルが出なかったことでホッとしているなと夫に怒られる。資金繰りがうまくいかず閉店に追い込まれると頭を抱える夫に、雇われる腕はあると告げると今更そんなかっこ悪いことはできないとさらに怒りを買う。
カヲルは再婚相手の美容室へ出向き、母にお金をせびらせるなと再婚相手に言い放つ。再婚相手には貢いで幸せを感じるバカな客ばっかだから何とかなると言われ、300万工面してと言う頼みを無視して帰る。
カヲルは母の愛情を感じていないものの、嘘をついている母のことは分かっていたのですね。自分には注がれなかった愛情をまだ小さな異父弟には注いでほしいと思うのでしょうか。かっこつけているカヲルですが、心が純粋で悪にはなれない。クズと呼ばれる男性ではないよなと思います。
ホスト殺人事件
百々子の勤務先の局へ来たつばさ。百々子は聞き込みをする中で、まともな営業をしているJOKERも裏ではいろいろあると聞かされる。
百々子は、JOKER社長・松浦が刑務所に入っていた過去がある事を知り、愛実に教える。
№1ホストが狙われるがKWとすると、№1になったカヲルが命を狙われることを伏線にしている?松浦の過去が今後明かせてていくのが楽しみです。
5話「校則違反」
あらすじ
カヲルは「先生は俺のことが好きなんだよ」「俺もそうだから」と突然告白するが、愛実は好意があることは二度と口にしないようにと返す。川原(中島歩)は町田百々子(田中みな実)に、愛実との仲を取り持ってほしいと頼む。自分自身にやましい所はないのかと尋ねる百々子に、最近まで愛実以外にも付き合っていた女性がいたと白状する川原。百々子から、正直に愛実に話すようアドバイスされた川原は、愛実に尾行を謝罪して別の女性と会っていたことを打ち明ける。愛実もカヲルに字を教えていることを打ち明ける。川原は愛実に、教師として誤解を受けないようにした方が良いのではと助言する。
学校の夏休み中、愛実がカヲルの個人授業に副担任・佐倉(味方良介)を連れて行くと、カヲルは不服そうな顔をする。佐倉が障害の程度を見極めるためにカヲルに本を読ませようとすると、カヲルは突然「本を買いに行きたい」と愛実の手を取って立ち去る。カヲルは愛実を連れて「勇樹に本を買ってきた」と母・奈央(りょう)の元を訪ね、弟・勇樹(あお)を連れて3人で公園へ。愛実が勇樹に本を読んでいると、カヲルも興味を示す。愛実に「鷹森さんも先を知りたい?」と笑いかけられるとカヲルは「そんなガキじゃねぇ」と返すが、いい雰囲気に。
その頃、川原は愛実の両親に「愛実がホストに勉強を教えている」と伝えていた…。
ネタバレ
カヲルの先生は俺のことが好きなんだ、俺もそうなんだという発言で、互いに恋愛感情があることを認知した二人。しかし、先生と生徒の関係を続けることを二人の学校の校則にして、互いに感情に蓋をした。
愛実の授業を楽しみにしていたカヲルは、副担任・佐倉(味方良介)と一緒に文字を教えようとする愛実に、不満顔。愛実の手を引っ張って本屋へ。
愛実は真面目に物語本を探しますが、カヲルは恋人同士に見えるかな?“先生が好き”という本を手に取って表紙を見せたりとうれしさ全快です。
香坂(木原勝利)の美容室へ行き、勇樹を連れ出して公園へ。愛実の読み聞かせが始まり、途中から勇樹はカヲルに読んでほしいとせがむ。愛実はつまりつまりで読むカヲルを見て、恥をかかせて傷つけただろうかと考え込む。
愛実は感情を押し殺すのに必死ですね。冷静さを保っていますが、保てないところまで来ていますねー。その点、カヲルはストレート。すねたり喜んだりと表情豊かな演技が上手です。感情の浮き沈みがすぐに顔に出て、子供っぽさがあります。仕事ではホストのプライドをしっかり持っていて、野心も十分持っています。
本屋でのやり取りでエロいのないかなーペロっと舌を出したり、「うんこ先生」「先生が好き」というタイトルのを選んでくるとか可愛かったです。
カヲルの感情が駄々洩れになってきたから、ラウールファンは沼るドラマになりますねー。これは。
愛実の心が結婚に向いていないことを心配する母・早苗(筒井真理子)。夫・誠治(酒匂芳)には、愛実の結婚がダメになったら、それは母の責任だと言われる。川原から愛実がホストに文字を教えていると聞かされた誠治は、手切れ金を用意して早苗にJOKERへ向かわせる。
早苗は、テキーラ、チェイサーを頼み、一気に飲み干す。歌舞伎町でお酒を飲むあなたと学校で生徒の進路指導をする娘と切り出し、夫・誠治に命令されたセリフ・本当は迷惑だと娘は言っていたと言う。そして合わないものが近づくと不幸になると続ける。
誠治は愛実にドレス姿が楽しみだと話しつつ、見ているこちらが冷や冷やする露出の多いドレスはやめるように言う。嫁に露出の多いドレスを着させる部下を重要なポストを任せられないという理由からだった。さらに誠治は愛実は誰かに支えてもらった方が幸せになれると言うのだった。
両親は、川原推しなので、何としても結婚させたいのでしょう。早く結婚して親を安心させてほしいと言う願いでしょうか。娘のことは親が一番わかっているから、川原(中島歩)と結婚するのが一番幸せだと信じて疑わない。愛実は川原と結婚して、特に不自由を感じることはないと思います。しかし感情面で足りなさ、なにか満たされない感情が湧きそうです。そもそも結婚に感情の満足を求めてはいけないのでしょうか。夫のストレスをバジルで解消しているのよ、あなたもハーブで解消させたらいいのよ、とは言わないと思いますが、娘にも同じ我慢をさせるのでしょうか?
気持ちをごまかして結婚できないという愛実の性格をよく知っている百々子。川原は百々子からの助言なら愛実が自分との結婚を考え直してくれると、仲を取り持ってほしいと願い出る。しかし百々子には、やましいことがあるから人を疑うと鋭い突っ込みを受ける。
百々子は頭が良くて勘が良く働く!愛実に本当に幸せになってほしいと考えるから、相手の男見極めをしている。自分が離婚した経験を愛実にしてほしくないのかもしれません。反対していますが、百々子がホストと言う職業の偏見をなくさなくても良いから、カヲル自身の人となりを見て見極めて、愛実との間を取り持ってほしい。
川原は付き合っていた人がいたことを、愛実に打ち明ける。
愛実は学校行ったことが無くて字が書けないカヲルに字を教えていることを打ち明ける。しかしそれは、教師として成長したいからカヲルに文字を教えていると、心にブレーキをかけたずるい伝え方だった。
愛実から打ち明けられたことを川原は、愛実の実家で話す。
相手(雪乃/演・野波麻帆)は結婚する気が無かったって話した川原ですが、相手は既婚者です!さらにキチンと別れたと言うのが、君を選んだというような口っぷり。
川原が何が何でも愛実と結婚したい理由
▶職場・銀行での結婚報告で「お相手はどのような方ですか?」と聞かれ、「高校教師です」と誇らしげに言えるからでは?
川原は計算高い?
▶独身女性と付き合っていた、君を選んだと女性を安心させる言い回し。
愛実を本当に愛しているのか疑います。プライドと体裁で生きているようです。
6話予告では、愛実と最後のデートしてカヲルに詰め寄っています。この先、姑息な手を使って、愛実とカヲルを引き離しそう。不倫を伝えたら、真面目な愛実が結婚を無しにするのは目に見えています。良いとこどりをしようとしている川原から誠意を感じない。雪乃には、是非とも愛実に川原の不倫をリークしてほしい。
外堀を埋め始めてきた川原
愛実の父・誠治に愛実がホストに文字を教えていることを話したシーンで、カヲルの事=職業を相手が相手だけにと言ったのが、嫌ですね。プライドが高いのでしょうが、見下した感があります。お父さんと呼んでまだ早いと言われた時はザマーと思ってしまいました。川原に、愛実をホストにハマる女と一緒にされ、お父さんと呼ばれて腹立たしい誠治の顔に、鏡で反射させた光を当てる演出には驚きました。
早苗がカヲルの店に手切れ金を渡しに行った頃、愛実は学校へ。カヲルの事を忘れて、海外の大学へ行くと決めた夏希が母と一緒に進路相談に来たのだった。海外の大学行きを反対する母・あかりに、海外でも安全な環境の大学の資料を渡す。
夏希親子と別れた愛実の元へ、カヲルがやってくる。
先生と生徒ごっこはもういい。俺、先生のことが嫌い。大っ嫌いといって校門に手をかけた愛実の手に手を重ねる。
そしてスマホを忘れた夏希、夏希の忘れたスマホを届けようとした佐倉に目撃されるのだった。
周りの反対や障害があると燃え上がる恋に着火!ますます面白くなってきました。
夏希の事を考えると、かわいそうだなと思いましたね。自分の将来を真剣に考えていてくれると信じていた先生が、大好きなホスト・カヲルと親密な関係になっている。まさかです。裏切られた気持ちになったでしょう。これはかなりショックですね。カヲルのことが嫌いになったわけではないし、なんともいえない複雑な気持ちになったでしょう。
佐倉先生が、自分の同性恋愛に理解を示してくれた愛実の味方になってくれないものかと思うのですが、責任の重さを感じている現状では難しそうですね。
次回6話では、愛実とカヲルのことが保護者にもばれてしまいます。授業をしていると言ってもどうして愛実が教える義理があるの?と言う話なので、そこの弁解が苦しくなりそうです。何を言っても良い方にとる保護者はいないだろうと予想します。ここで夏希の母・あかりが味方になる展開があれば面白いのになと思います。
最初で最後のデートと決めた愛実とカヲルのデートは必見ですね。神社や海を回っていたので、聖地になるでしょう。
6話「二人だけの遠足」
あらすじ
校門越しに想いを打ち明けた二人は、遠出をして、それを最後にとデートする。当日、カヲルが幼い頃に憧れていた京急電車に乗り込み、眠いカヲルは愛実にもたれかかってまどろむ。最初は押し返すも、肩を貸し、愛おしそうな表情を浮かべる愛実。三浦海岸で降りて神社で絵馬に願いごとを書き、本当は学校へ行きたかったカヲルと学校ごっこをする。愛実の初めてのパチンコを見かねたカヲルはハンドルを持つ愛実の手に自分の手を重ね、ゆっくりとハンドルを回す。“お別れ遠足”の時間は刻々と過ぎていき、別れの時が近づいて…。
ネタバレ
生徒と教師の関係を超えてはならない二人の校則を守るため、互いに「大嫌い」と大好きの気持ちを伝えあった愛実とカヲル。
最後にと三浦海岸方面へ遠足的なデートに出かける。
神社で絵馬を書き、海の見える椅子に腰かけて話をする。カヲルが学校に行きたかったことを知った愛実は、特別授業をはじめる。
ランチのために入った海近くのカフェでは、父親の話が話題に。カヲルはどうせろくでもない奴だろうと言い、愛実は昭和の暴君、母を邪険に扱うと言う。
愛実がお金も地位もなくていいから、話を聞いてくれる優しいお父さんだったら良かったのにと言うと、カヲルは気分を悪くする。
殻に入るのは良くない、何でもできると信じてカヲルを変えようと言葉を投げる愛実を、カヲルは説教だと鬱陶しがる。
その後、愛実は初めての4円パチンコを体験し、カヲルが忘れた傘の代わりに帽子を買い、愛実も帽子を買った。
砂浜へ行くとカヲルは「先生げんきでな」と文字を書く。愛実が先生の後に文章が続くときに使う読点「、」、最後に分を終わらせるときに使う句点「。」を書き加えます。
今日が二人の句点だということを否定しない愛実に、カヲルは寂しい顔をして、振り切るかのように楽しかった!と海に向かって言う。
カヲルが100人以上とデートし、姫に言ってきたセリフを次々に言うのを聞いた愛実は、泣き出す。
逃げよっか。先生はスーパーのレジ打ち、俺は工事現場で働く。仕事はクビ、親から勘当、婚約者に見放され、周りから石を投げられて犬にも吠えられる最悪の逃避行を話す。最悪がきっと楽しいんだよと、カヲルはじーっと海を見つめた。
二人はあふれ出す感情を抑えきれず、キスして砂浜に倒れこんだ。
帰りたくない二人は、せ~ので背中を向き合わせようと約束。カヲルは背中を向けずに、じっと愛実を見つめた。待って!と追いかけていく自分を想像しながら……。
愛実は、ホームの階段を上る前に改札の方を振り返ったが、そこにカヲルの姿は無かった。
4円パチンコで、愛実がハンドルから手を放して喜んだ時にカヲルが死んでも離すなと言いました。それに対して愛実は了解!と言うわけですが、これは伏線だなと思いました。7話の予告で、もう電話してくるなとカヲルが言い放ってましたが、一度は離れて、やっぱり離れたくない、もう離さないといった展開を予想します。
ランチの時、カヲルが花火大会が再開したらこのお店で見て良いかオーナーの妻に聞きました。その時は一人だけどと言うのが、映画「昼顔」とリンクしてしまいます。花火を一緒に観る約束が……。どうか【愛の、がっこう】では、二人で一緒に観てほしい。
昼顔でも海の近くのカフェが出てきました。主人公がアルバイトするのですが、主人公は快く思われていません。【愛の、がっこう。】ではオーナ夫妻が気さくなので、二人には同夫婦のようになることを願います。カヲルが忘れた傘を、再開した花火大会で愛実とカヲルが受け取りにくる展開であってほしい。
恋愛に立場をわきまえるという事を取り入れなくてはいけないのでしょうか。しがらみに負けて形だけの結婚をして、心はここにない人とずっと離れられない人生は選ばないでほしい。好きな気持ちに曇りが無い愛実とカヲルが結ばれてほしいと願う6話でした。
愛実と別れたカヲルに川原は、人の女を奪って弄ぶのは楽しかったかと聞く。
カヲルの色恋営業には愛実は乗らない、何ならお前に姫の扱いを教えてやろうと言われた川原は、カッとなってカヲルを殴ってしまう。
跨線橋の上にいたため、カヲルは殴られた拍子に階段を滑り落ちて頭をぶつけて気を失った。
カヲルがこれで死んじゃう?と一瞬、悲しいことを想像してしまいました。深読みするなら、もしかしてこれは最終回での伏線で、最終回で悲しい結末がくるのではないかと。
逃避行が形になってほしい。何もかも捨てて、愛実とカヲルはもう二度と離れない愛で結ばれてほしいし、“愛実”の漢字のように、愛が実を結ぶことを願います。
川原は救急車をすぐに呼んだでしょうね?人を殴ったとなれば、出世に響くだろうし、愛実の父に何を言われるか分かりませんからね。
別パターンとして、愛実の父には「俺の代わりに殴ってくれてありがとう」的な展開もあり得る?
小川先生とホストの関係を説明しろと学校に電話があった。沢口夏希が校門を挟んで向かい合う意味深な愛実とカヲルを不審に思い、親に話したのだった。
7話では、夏希の父が出てきます。ホストと言う職業に偏見をもち、ホストと関わる教師に大事な娘の進路を任せられないと怒りをあらわにする予感。
夏希は、信じてきた愛実先生に裏切られた気持ちでいっぱいになるでしょう。恋していた夏希には、愛実がカヲルの事を好きでないと言ったところで、嘘とバレるでしょう。予告では好きだったと過去形にしていました。
7話「生活指導」
あらすじ
カヲルは愛実との遠足後に川原に突き飛ばされ入院。一方、愛実はカヲルとの関係をとがめられ、「二度と会わない」と誓約書を書くよう求められる。
刑事の聴取を受けたカヲル。見舞いに来た竹千代に愛実と会っていたことを打ち明ける。一方、川原は罪がバレることを恐れ、愛実に接近。カヲルのことを聞きだそうとする川原に、もう二度と会うことはないと話す。帰宅後、父に執拗に責められた愛実は、家を飛び出して電話をかける。
ネタバレ
川原に殴られた拍子に、跨線橋を転がり落ちて気を失ったカヲルが救急車に運ばれていく。
- クラスの保護者にホストとの交際を疑われ、もう合わないと約束していると保護者に伝える。
- 保護者からホストと言う職業は、女性を騙してうまい汁を吸っている人間と言われる
- 夏希の母に、念書「社会通念上悪とされるホストクラブに従事している人間とは二度とかかわりを持ちません」と書かされる
- 父・誠治(酒匂芳)にホストのようなクズとうつつを抜かしていると言われる
身勝手な自分を待ってくれた川原(中島歩)を好きになって行こうと思う。
父に、学校でのもめ事を自分で解決できるわけがないと馬鹿にされ、カヲルの職業を見下して人間ごと否定される。
家を飛び出し、カヲルに店の人に迷惑をかけるかもと電話したカヲルにあっさり電話を切られる。そして百々子の家へ。百々子にはホスト狂って人生転落し、何もかも失くしてよいなら味方すると言われる。
生徒・夏希には怒りをかい、自習に来ていたものの、目を見て話してはくれず、愛実を冷たくあしらって去っていく。
カヲルの帽子をクローゼットに片づけ、家を出て一人暮らしをすると決める。
愛実の一人暮らしは、父・誠治の反対に合うでしょう。愛実の気持ちを汲み取ることが出来ていないにもかかわらず、愛実のことを一番わかっていると言う父。俺に従っておけば間違いない。その自信はどこからくるのか。
父・誠治について。自宅謹慎かリストラされたのでしょうか。ずっと家にいることをバジル母・早苗(筒井真理子)も不審に思っているでしょう。このあたりの事は、8話で川原が調査した結果として分かりそうです。
誠治としては、愛実を一人暮らしさせたら、ホストとどうにかなってしまうと、次回8話で全力で阻止してきますね。早急に川原君と結婚させる父の強引さも目立ちそうです。
- 肋骨の骨折、脳にわずかな出血
- 竹千代に、チワワ先生に合っていたことと、もう会わないと言うことを話す
- カヲルの父は頭が切れる人と母が言う
愛実が、学校がらみで迷惑をかけるかもと心配して電話してきたが、他人のように冷たく応対して電話を切る。愛実の帽子を見て愛実の事を考えて、鏡の前で帽子をかぶる。
愛実を思って帽子を被って嬉しそうにするが、すぐに暗い表情に。
愛実がカヲルの弟・勇樹に読み聞かせた絵本に、ライオンは人間が仕掛けた罠にうっかり捕まってしまいました。というくだりがありました。絵本の結末は、罠にかかったライオンをネズミが助けると言う物語。カヲルが罠にはめられていると仮定すると、松浦社長か竹千代、意外にライバルのつばさに助けられると考察します。他に、愛実とカヲルが世間のしがらみにかかっていると仮定したら、愛実の母が助けてくれると考察します。
愛実を好きな気持ちに蓋をして、店にいると嘘をつくカヲルを、愛実はお芝居を打っていると悟ったシーン。病室の窓から、運動場に居る愛実を見るシーンは令和のロミオとジュリエット。同作品は二人が自死を選び、両家が若いと言う結末です。自死無く和解と言う形になってほしいです。
立場をわきまえた恋愛というものが幸せ?幸せの基準は本人が決めることであると、父・誠治には気づいてほしい。このドラマは、人が周りの価値観に振り回されて行動を狭くしていることに、あらためて気づかされます。
川原は、カヲルを殴った件がばれないか心配で、落ち着いて仕事ができない。
カヲルが居なくなればよいと、愛実の親友・百々子(田中みな実)に本音を漏らす。百々子に、別れたら愛実が追っかけてくれるという助言をされ、その通りに自ら別れを切り出す。
川原は、仕事も恋愛もマニュアル人間なのか?と思ってしまいました。それとも恋愛に無知すぎるだけかも。人を愛するという事が分からないのであれば、親に愛情を注がれておらず、愛情の注ぎ方が分からない?仕事仕事でやってきた父を持つ川原は、真面目なので恋愛が後回しになっていたのでしょうか。幼稚だなと思う食べ方に話し方。母親の上品さからは想像がつかないのですが。
8話では、川原が愛実の父・誠治について調べるようですねー。ここは銀行員。与信審査をすることもあるだろうから、誠治がリストラされたという情報でもつかんだでしょうか。それともJOKERに圧をかけていたか!?
川原の怪我を心配する愛実に、嘘をつく川原。
愛実は川原が、駅でのカヲルとのやりとりを見ていた事と手の怪我、百々子からカヲルが入院していると聞いていた事で、カヲルの入院に川原が絡んでいるのではと察する。
愛実を心配する川原の本音は、傷害事件になっていやしないかと自分の事を心配していました。出世するためには独身より既婚の方が有利なのですねー。考えがあって独身を選ぶ人の出世は、無いってことですかね。
さすがに、カヲルを殴ったと川原は言えないですよね。愛実に嫌われたくないですから。勘の良い百々子に、カヲルを殴ったのだとばれてしまい、川原は口止めを頼む展開でしょうか。百々子は川原と愛実を応援しないだろうなー。
8話「校内暴力」
あらすじ
愛実は実家を出る決心をするが、父・誠治は反対。そんな中、カヲルの働く店「THE JOKER」で傷害事件が起きたことを知った愛実は、不安になる。カヲルが声をかけてくれたことでホッとしてその場にうずくまる。高熱を出してしまった愛実は、友人・百々子の家でカヲルに介抱される。愛実はカヲルにけがの理由を聞くが、転んだと言うだけ。愛実が目を覚ますと、ダイニングに食事と手紙が置いてあった。
一週間も会社を休んでいる誠治に、結婚をせかされている川原。川原はカヲルに会いに行き、自分のせいでけがをしたことをなぜ黙っているのかを問う。そして松浦社長は「THE JOKER」を閉めることを決意する。
ネタバレ
父・誠治(酒匂芳)に、ホストに惑わされて可哀そう、周りが見えなくて投げやりになっていると思われている愛実。一人暮らしを必死に引き留めてくる父に、アパートを見てくるだけと言って家を出る。そこへ佐倉先生からJOKERで傷害事件があったとメールが入る。
JOKER前には野次馬が集まり、百々子が取材に来ていた。愛実の姿を見つけた百々子は愛実を叱るが、そこへカヲルがやってくる。安心した愛実はその場に倒れこみ、百々子はカヲルと一緒に自分の家へ愛実を連れて行く。カヲルに事件の内容を軽く聞き取った百々子は、カヲルに愛実の看病を任せてJOKERへ戻った。
二人きりになった愛実とカヲル。怪我した本当の理由を一切言わないカヲル。三浦海岸まで行ってさよならしたのにまた会っていることをダサいと笑いあう二人。誰かを大事に思うとかっこ悪くなるというカヲル。愛実が家を出ると話すと、カヲルは部屋に転がり込む、一人暮らしが長いから料理や掃除が結構いけると、冗談交えて本音を伝えるが、ダメと断られる。
カヲルは自分がホストじゃなかったら、くだらない話ができるかなと本音をこぼし、松浦社長にプレーヤーを降りるように言われたことも話した。
朝になり、愛実が目を覚ますと料理と手紙が。愛実は書き損じた紙も見つけ、カヲルが文字を思い出しながら一生懸命書いたであろう手紙を読んで胸を熱くした。
結末は、ハッピーエンドじゃないか?と予想できる展開になってきました。カヲルがいうようにホストをやめたカヲルと愛実がくだらないことで笑いながら暮らしていく未来で終わらせてほしい。
ホストの世界を知った百々子は反対していたけれど、鋭い洞察力でカヲルの本質を見抜いて愛実とカヲルを応援していく展開もありそうです。ホストを辞めたらホッとして愛実の幸せを純粋に願ってくれるでしょう。ハラハラしながら味方するより、安心して見守りたいのが親友の本音と思います。
愛実の父から「結婚式はいつなのだ、結婚と言う一大事を仕切れないなら会社でのポストは望めない」と怒鳴られる。誠治の様子がおかしいと察した川原は、誠治の事を調べる。パワハラで訴えられて会社を休んでいて辞任を迫られる可能性があることを知り、愛実に話す。出世すればするほど失脚するつらいお父さんの気持ちが分かるから、お父さんとちゃんと話すように促す。
川原が気持ち悪い人から良い人になってきました?弱々しさしさが女々しくて気持ち悪く映ることがありましたが、愛実の気持ちが自分にあるのかないのかということは察しているようですね。組織で働く男の心情も良くわかっているのは、誠治も自分も体裁や立場を気にしながら生きてきたからこそなのでしょう。
落ち着かないカヲルが出勤前なのにJYOKERへ行くと、松浦社長がいた。松浦社長から明菜社長がホスト殺害事件の容疑者であると聞いた。自分たちホストの責任を感じるカヲル。松浦社長に、昔、喧嘩して殴られ続けていた自分を見つけて食事をごちそはうになり助けてもらった感謝を伝えた。カヲルは松浦社長に人を死なせてしまった前科があったことを聞かされ、人の命に係わることがあったらこの商売から身を引くと決めて今までやってきたことも知らされた。何でもしますというカヲルにここをきれいにしてくれと頭をぐしゃぐしゃっとされる。
偶然にカヲルが喧嘩しているところに出くわした松浦社長ですが、これは必然なのだと思わされました。出会いは必然。松浦社長とカヲルは親子なのですね、後から出てくる松浦社長がカヲルの頭をぐしゃぐしゃとするシーンで、カヲルは懐かしそうな顔をしていましたし。結末までに、カヲルと松浦社長の親子関係が明かされそうですね。
明菜社長の事件について百々子がつばさに聞き取り。つばさは殺された№1ホストのジンとは知り合いで、明菜社長がジンを殺害したことを知った。明菜社長から金を引き出せるだけ引き出して、カヲルに担当を押し付けた。百々子に一人の女性の人生を狂わせたという自覚が無いのかと、問われたつばさは、えらそうに俺に興味があったくせにと百々子に襲い掛かる。百々子はつばさを蹴飛ばし、どんな女でも明菜社長になる可能性はあると言った。
№1になることだけ考えていたのではななく、ジンのかたき討ちのようなことをしていたのですね。百々子はこの事件で、ホストにはまる女の気持ちが少しは分かったのでしょうか。友達思いではあると思いますが、俺と寝たいくせにと百々子を襲ったつばさは、クズだなと思いました。
警察の聞き取りに対して
明菜社長は殺害された№1ホストのジンに、車やマンションの頭金をはじめ1憶を使っていた。金払いが悪くなると急にジンは冷たくなり、明菜社長はジンの目の前で死んでやろうとして誤って刺してしまった。捕まるかもしれない怖さを忘れようと、つばさに夢中になった。会社の金を横領してまで。つばさに汚いものを見る目を向けられた時、ジンを殺していたことを知りながらお金をむしり取っていたのだと分かった。女を食い物にしている輩を殺してやりたくなった明菜社長。誰かの一番、心からの感謝、私がいないと生きていけない存在が欲しかったのだった。
がむしゃらに働く中で、おそらく多くのものを失ったのだと思います。歯を食いしばって上り詰めてきたけれど、ジンの1番になりたくて横領まで。盲目に追うと理性の歯止めが効かなくなり、善悪の線引きが甘くなる。しかしそれは誰にでも起こりえることなのだと学びました。
川原はカヲルを店の前で待ち、カヲルに謝った。川原は怪我した本当の理由を言わないのは何故なのか尋ね、カヲルは先生を幸せにできるのかと聞いた。多分幸せにできると自信の無い川原に、絶対と言う所だと言い放った。
松浦社長は、欲望を露わにできる場所、男と男が競う場所「JOKER」を提供してきた。事件が起きた以上、考えが間違っていたと言い、再開を宣言した。これがJOKER最後の盛大な夜になった。
いがみ合っていたカヲルとつばさ、敵、味方で出来上がっていた派閥がなくなり、JOKERのホストたちが一つになった夜。このシーンもぐっとくるものがあり、よかったです。
愛実は父を心配するが、父は地位があがれば陥れようとする人がいると強がる。家族に会社でのことはいう必要はないと意固地になる父に、結婚や学校のこと一人になって自分で考えると家を出ていく決心を見せた。
荷物をまとめて部屋を出ようとする愛実の前に誠治が立ちはだかり、扉を開かないようにつっかえ棒をした。パパのバックアップがないと何もできないと強く言う父を母・早苗がお玉で殴り、つっかえ棒を外した。そして愛実は実家を出たのだった。
母・早苗の一撃するシーンが8話の最高の良かったシーンでした。今まで夫の言動に抑えつけられていたのを見てきたからこそ、本当に良かった。母は娘の一番の味方。応援者でよかったと思いました。
父・誠治がおとなしくなるのかは疑問ですが、愛実の伝えたいことにしっかりと聞く耳を持ってくれるかなと期待します。
9話「学級閉鎖」
あらすじ
ホストクラブ「THE JOKER」に警察の強制捜査が入った。カヲルも事情聴取され、書類の確認を求められるが読めない文字に苦戦する。愛実は、佐倉先生(味方良介)から文字認識が原因で不利益を被ることがあると教えてもらい、警察に向かう。愛実は警察で会ったカヲルの母・奈央(りょう)に、今だけ助けても何も変わらない、同情は残酷だと言われてしまう。
ネタバレ
実家を出て百々子の家へ。百々子には川原の事、カヲルの事、一人になって考えた方がどうしたほうが良いのか分かるのでは?と言われる。警察沙汰になってしまったから、仕事も新生活もめちゃくちゃになるから絶対に関わらないようにと忠告される。
刑事課職員に会いに行き、読み書きに困難があるため、文章を読む時は十分に時間をかけてほしいと頼み込む。そのやりとりを聞いていた奈央(りょう)に、残酷だ、あの子を丸ごと引き受けられるのかと言われ、カヲルに自信を失ってほしくないと答える。
松浦(沢村一樹)から、カヲルが教えてもらうと言う行為を受け入れたのは、よほどあなたを信用していたからだと言われる。
カヲルに会おうと寮の屋上へ行くが、お別れ会の買いだしですれ違いに。室外機にカヲル宛のメッセージを書く。
このまますれ違いで終わることは無く、すれ違って再会して自分の気持ちに気が付く。二人は、強く結ばれようとするものの、また壁が立ちはだかり…。壁があればあるほど強く結ばれ、視聴者も応援したい気持ちが強くなるわけで。
風営法の改正に基づき、営業に問題があったことを疑われたJOKER.カヲルも警察で事情聴取を受け、調書を確認して署名を求められる。さっさと署名しようとするが、よく読んでおかないと後に周りの人に影響すると知る。しかし文字が読めず焦りだけが強くなる。
事情聴取の後、母・奈央と会い、これからの事を聞かれ、お金を無心される。刑事に頭を下げていた愛実のことを教えてもらう。
実家へ帰ることを決めた竹千代と記念撮影をし、JOKERのメンバーでお別れ会を企画する。
松浦社長にホストをやめようと思わせた女が、奈央だとしたら、奈央はカヲルにホストをやめてほしいのでしょうか。ホストという職業がつきまとい松浦社長と一緒になれなかったつらい過去をもつ奈央。素直に応援することができないのではないでしょうか。
つばさはホストをやめると宣言し、皆に謝り、皆でこれからを祝うシーンは
愛実の新居に川原が来て互いの本音を言いあう。
川原
- 愛情というより執着だった
- カヲルを殴ったのは自分
- 愛実の僕には見せない表情を見てホストごときに負けたと怒りがわいた
- カヲルは愛実にも警察にも本当の事を話さなかった
- カヲルの方が愛実を想っている
愛実
- カヲルに心奪われていた
- 川原、学校、親の反対を言い訳に(川原から)逃げていた
- 彼との格差に一番囚われていたのは私
川原は愛実に、ストーカーした昔の勢いでカヲルにいけと言う。川原の気持ちがうれしかったと言う愛実に川原は愛実をこれっぽっちも愛していなかったと告げる。
川原が自己中な愛から、本当の愛を知ったこと。これも愛の学校です。好きな人が本当に好きな人と一緒になることが自分の幸せだと川原は分かったのですね。
川原はカヲルの部屋を訪ねて、愛実の新居の住所を教える。
カヲルが住所の書かれたメモ紙を開けると、手書きの地図が描いてありました。川原の不器用な優しさを発見しました。
カヲルは愛実が室外機に書いたメッセージ「ファイト!」を見つける。
川原からもらった愛実の住所を頼りに、愛実の部屋を訪ねる。すれ違ってしまうが、公園で再会する。
出会いは必然だと思いましたねー。学校と父親という最後の大きなハードルが、10話で待っています。高く大きなハードルをきっと乗り越えてハッピーエンドになりそうな予感です!
自己中で自分の感情中心に考えてしまう
折れそうなくらい生真面目でいつも精いっぱいな愛実に愛されたかったと本音を漏らす。
この二人が結ばれることは無いと思いますが、川原は百々子を信用して、ずっと本音を話していました。川原は、自分が自己中であることを良く分かっていたのですね!
10話「進路指導」
あらすじ
一人暮らしを始めた愛実と、ホスト店「THE JOKER」が閉店したカヲル。二人は再会し、愛実の部屋で冗談を言いながらカップ麺を食べる。愛実は学校にカヲルとの交際を告白する。もう会わないという念書を破った理由で、校長から学校を去るよう言われる。愛実の父・誠治は川原に、あんなクズと一緒になって転落したらどうするんだと怒鳴る。一方、カヲルはホストをあがり別業種での働き口を探す。母・奈央と連絡を絶つことを決める。カヲルの寝顔を見てもう逃げないと決意した愛実は、一緒に暮らそうとカヲルに告げるが、カヲルには戸惑いがあり愛実のように決心がつかず…。
ネタバレ
公園で再会した愛実とカヲルは、愛実の部屋に一緒にやってくる。ホストとして売り上げを上げてきたけれど、ホストから離れると居場所がないと思うカヲル。
愛実はもう二度と恋をしないと決めていたけれど、もう逃げられない恋をしている、良い子で居ることから逃げるのをやめようと決めたのだった。
カヲルはつばさと会い、ホストだった自分たちは役を演じていた。役を降りた素の自分が、愛実を好きになっていいのかと戸惑いがある事を相談する。つばさには純愛だと茶化されていた。
カヲルはホスト業とは違う業界で仕事を探し始め、履歴書を書きたいため愛実の部屋を訪れる。レンジを使うとブレーカーが落ちてしまう。カヲルにお姫様抱っこをしてもらった愛実がブレーカーを戻すと、ふらついた二人は床に倒れこむ。そして愛実はカヲルに傍に居たいと言う。
何も言わないカヲルは本を読んでほしいと言うが、良さげな本が無い。チラシの文字を読む授業が始まる。愛実と出会う前のカヲルは、字から逃げていた。愛実と出会ってからは字を見るようになった。カヲルはチラシの裏にオレも、そばにいたいと字を書いて見せる。
しばらく筆談した後、ワインで乾杯し、キスしようとした所へ、鬼の形相で誠治がやってくる。
誠治は、出ていってほしい、カヲルのせいで家がめちゃくちゃになった、汚い手で触るな、こちら側に来ようなんて望むんじゃない!と言い放つ。カヲルは誠治への怒りを抑えた。
中卒でも入れる専門学校へ入って、一生食っていける仕事を見つけろ!努力できるかどうかを見せるのが男としてもけじめと言い出て行った。愛実は涙する。
カヲルは何かに火が付いたように、やってやる、やってやるよと愛実に言った。
カヲルの迷いを吹っ切った決心が実を結び、誠治は素直に喜べないものの愛実とカヲルの交際を許してハッピーエンド!となりそう。これはうれしい結末に期待を持って良いのではないでしょうか。
誠治は娘が本当に自分の元から去っていくのを受け入れるためにも、カヲルに男としての威厳があるのかを試すことにしたのでしょうか。幼い愛実を可愛がり過ぎたがために、放れて行ってしまうのが寂しくて堪らないのでしょう。
校長にカヲルとの交際、カヲルがホストではない仕事に就くことなど、正直に話す。校長からは、生徒の事を一番に考えてくれる人に教壇に立ってほしい、学校を去ってほしいと言われる。
仕事を探しはじめ、履歴書を書いている所へ母・奈央が訪ねてくる。父の事を聞くが分からず、ホストをあがること、連絡を断つことを伝える。幼いころ、髪を切って可愛がってくれた日の記憶が脳裏によみがえる。奈央は怒り、出て行った。
弟の前では強がって良いお兄ちゃんを演じていましたが、母親の愛を感じたいのだなと思いました。だから愛実の母性に引かれている所があると思います。
今の夫では母親を幸せにすることはできない。母を幸せにしてくれる男と暮らしてくれることを望んでいるからこそ、母の幸せを見ないまま別れてしまう事への葛藤があるのかなと思いました。
百々子は、引っ越し祝いのグラスを持って愛実の部屋にやってくる。そこへカヲルがやって来る。百々子はカヲルに、愛実を泣かせたら殺すと脅し文句を言って出ていく。
百々子は自分が反対したところで揺らぐ気持ちではないことを分かっているから、カヲルの将来性に不安はありつつ、見守っています。百々子、良い友達です。さばさばした百々子役の田中みな実さんの演技、鋭いセリフの言い回しなどが自然で上手だです。
川原は愛実の父・誠治に、愛実とカヲルを応援したくなったと告げる。自分の愛情を押し付けしすぎ、愛実が窮屈だったのではと言う川原に対して誠治は、クズなカヲルと付き合って転落したらどうするのだと怒鳴る。
今まで川原が弱々しかったり、女々しく見えていましたが、誠治の勢いにアタフタすることなく冷静に意見を言えている所が良かったです。愛した女性を離れた所から守れる川原、かっこよかったです。
11話「卒業試験」
あらすじ
互いの側にいることを選んだ小川愛実とカヲル。カヲルは愛実に教えてもらいながら、専門学校入学を目指していた。愛実に佐倉の計らいで、3年葵組の生徒と別れの挨拶をする場が設けられた。そこで夏希から「カヲルの事で首になったんでしょ?とにかく最低」と言われる。入学試験に向けて真剣に取り組むカヲルをねぎらう愛実は、食堂に忘れてきた日傘を花火大会の日に二人で取りに行かないかと提案する。以前“お別れ遠足”で行った三浦海岸の花火大会が数年振りに復活するのだ。そして、専門学校の入学試験の日。カヲルは、10代の若者に囲まれながら、学力試験、作文、面接と一生懸命こなしていく。
ネタバレ
愛実とカヲル中心に書いています。その他ネタバレは→こちら
専門学校の面接官と受験生という設定で、面接の練習をしている。そこで母・奈央と縁をきったことを知る。
試験科目の一つ、学力試験について、一か八かの賭けのような側面もあり、じゃんけんなら強いとじゃんけんをやりだす二人。カヲルは試験に落ちたら先生と別れると伝える。
カヲルは学力テストの勉強や作文、頭がおかしくなりそうながらも必死で勉強する。
愛実から、試験時間を長くとってもらったり、ルビをふってもらう合理的配慮をしてもらうことを提案されたカヲルだったが、普通に受けるという。
すると花火が上がり、三浦海岸の花火の復活を愛実が伝える。続けて、忘れた日傘を取りに行こうと言うと、カヲルは無いと答える。愛実は傘を取ってくれていると言い、確かめに行こうと約束する。
ダメだった作文を面接でカバーしたと思っていたが、結果は不合格。意欲は感じられるとのことから、面接免除で春にもう一度受けるように通達があった。
愛実が部屋に訪れると、ずっと人からがっかりされてきたカヲルは、もう一度挑戦する気がなくなっていた。カヲルは先生だけにはがっかりされたくなかった。愛実はカヲルから学んだことがあり、臆病でなくなったと告げた。別れの乾杯に付き合わない愛実に、カヲルは一人で酒を飲む。
自分の力だけで生きていけるのがホストの世界だった。それはクズの世界かもしれないけど、愛実の世界にも平気で人を見下し、バカにする人がいる。あんたも俺の事を見下してんだろ!と言うカヲルにそんなことない!と強く言い返す愛実。二人は言い合いになり、愛実は追い出される。
合理的配慮を受けずに合格したい。ハンデ失くして合格してこそ真の合格。いままで背負ってきたものが大きかったのかな、周りの人が当たり前に分かることが当たり前でない苦悩と共に生きてきた。身を守る鎧“ホスト”は、楽であるものの、窮屈であり、脱ぎたい時もあったのかなと推測します。
カヲルは、専門学校に一発で合格して、一緒に喜びたかっただろうなと想像すると、相当なショックを受けたのだろうなと思います。やっぱりこれが俺かという否定的な気持ち。
馬鹿にされて、見下されて、悔しかったからホストで1位になりたかった。しかしそれは叶わなかった。ここで合格したら、自信少しはもてただろうなと思います。しかしこのがっかり感が、結末をさらに良かったと思わせてくれるはずと期待して、クライマックスへ。
愛実はカヲルと離れる。踏みつけてしまったカヲルの帽子を誠治が、愛実の部屋に持ってくる。愛実が自分のものではないことが分かり、謝る父・誠治。
カヲルは歌舞伎町で酒を飲み、寮の屋上で一人で酒を飲み、自暴自棄になっていた。愛実は塾講師になり、新しい一歩を踏み出していた。
花火大会当日
愛実が、日傘を取りにカフェに行くと、店主の妻から日傘とカヲルからの手紙を渡される。手紙にはいつも嘘を言っていたが、初めて本当のことが言えたのが先生だったことが書かれており、漢字が書けていたら先生と付き合ってなかった、だから俺…と句点で終わっていた。
海岸へ出ると、カヲルの姿が。美容学校をもう一度受けると宣言するカヲル。そして手紙の“愛”の漢字が点足らずで間違えていたことを指摘され、カヲルは砂浜に“愛”の漢字を何個も書いて練習する。
そして愛の文字がたくさん書かれた砂浜で、二人はキスをした。
麦わら帽子のほつれを触りながら、大泣きする愛実の姿に泣かずにいられませんでした。このまま離れて終わるのか…と寂しくなりました。
エンディングが流れ、え?まさかこのままそれぞれの道を歩くの?と一瞬不安になりましたが、ハッピーエンドで本当に良かった!
きっと春には合格して、『。』が打たれ、塾講師、専門学校生として新しい道が始まるのでしょう。
【愛の、がっこう。】原作と脚本家
原作や脚本は、誰が書いているのでしょうか?
原作は?
原作は無しです。
脚本家は?
『昼顔』、『緊急取調室』シリーズを手掛けた井上由美子さんです。
- 2003年…「GOOD LUCK!!」TBS、山崎豊子長編小説「白い巨塔」フジテレビ・共同テレビ制作
- 2006年…中学生の妊娠と出産を描いたドラマ「14才の母」日本テレビ
- 2008年~命をめぐる倫理と欲望を描いた社会派サスペンスドラマ「パンドラ」WOWOW
- 2014年…平凡な主婦が既婚者と禁断の恋に落ちていく姿を描いた、背徳と純愛が交錯する大人のラブストーリー「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」フジテレビ
大学卒業後テレビ局へ。シナリオ作家協会のシナリオ講座を受け、作家デビューは1991年「過ぎし日の殺人」です。
人間の業を照射する筆力、社会矛盾に対する鋭い視点、それらを複合的に構築した魅力があるとの理由から、土曜ドラマ『マチベン』で向田邦子賞を受賞されてます。
【愛の、がっこう。】結末の予想
原作が無いので結末は読めませんが、井上由美子さんの過去作品「昼顔」シリーズを元に予想してみます。
愛実とカヲル、愛の結末は?
すべてうまく収まるハッピーエンドではないと予想します。
昼顔の結末が完全ハッピーエンドとは言えないと思うのが理由なのですが、王子の命と引き換えに声を失う人魚姫のように、モヤっとする結末ではないかと。
昼顔の場合、互いに既婚同士。互いの気持ちが純粋といえど不倫なので、コンプライアンス的にもハッピーにはできなかったと思います。
しかし【愛の、がっこう。】では互いに未婚です。生徒がホストと関わるのを禁止した教師・愛実が、ホストのカヲルと結ばれることが、皆に祝福されるとは予想できません。
ホストと交際している教師が、自分の子供の担任となれば、親としても大丈夫なのかと心配になります。
生徒が好きになったホストを自分が愛してしまうことへの葛藤が描かれ、母親の愛情を知らないカヲルが文字も愛も教えてもらう。そして二人は、愛の学校から卒業してそれぞれの道へという結末もあり。
真面目に、父の言うとおりに生きてきた愛実が、初めて父親の価値観に反抗する。交際相手・川原と別れ、教師を辞めてカヲルの元へ。カヲルがホストを辞めるのは、ホストと言う職を尊敬してない気がして、無いかなと思います。
すべての人に祝福されないけれど、二人は結ばれて良かったというモヤっとした結末もありでしょうか。
【6話放送後の考察】
ハッピーエンドもありえると考察。
- 昼顔で主人公・紗和(上戸彩)と不倫相手で高校教師の北野(斎藤工)が喧嘩して、帽子は床に落ちたまま
- 結末:一緒に花火を見る約束は、二度と果たせなくなった
- 【愛の、がっこう。】では、愛実とカヲルはお互いの帽子を大切に持っている
- 結末:一緒に花火を見る
帽子が愛実の手元から飛んでいき、救急車の音が鳴り響いて…という結末を迎えた6話でした。7話予告で愛実の部屋に帽子があったこと、カヲルの入院先の病室にも帽子があったことから、映画「昼顔」とは違う結末になると考えます。
「昼顔」のノベライズ本ではハッピーエンドであったのに、映画の結末をハッピーにはできなかった倫理的事情が、今回はないです。あらゆる人たちの刷り込まれた体裁が邪魔しているだけかと思うので、ハッピーエンドに期待したいですね。
映画「昼顔」で主人公・紗和(上戸彩)が、アルバイト先のカフェで働く女性・絹江(黒沢あすか)に、「女はね自分が出来なかったことをやった女が一番嫌いなんだよ」と言われたシーンがありました。
【愛の、がっこう。】では、「また取りに来るでしょ」と女性店員(黒沢あすか)のセリフが前向きであったことから、「昼顔」で放送することを断念したハッピーエンドを描くのでは?と期待を込めた予想をしています。
【愛の、がっこう。】主題歌
レイニさんが担当する『Spiral feat. Yura』が起用されました。
レイニさんと、ドラマの世界観と楽曲のテイストに合う声を持つことが決め手で抜擢された若手シンガー・Yuraとのデュエット楽曲です。
『愛の、がっこう。』の台本を読ませていただいてからのレコーディングに臨んだレイニさん。
木村文乃さん演じる愛実、ラウールさん演じるカヲルの2人の関係を想像しながら世界観に合わせて歌えましたし、何より、Yuraさんのすてきな歌声ともマッチした素晴らしい曲が出来上がったと思います。
レイニ
1998年8月24日生まれ(2025年、27歳)
実父はシンガーソングライターの德永英明さん。メジャーデビュー曲「ラストレター」は、赤楚衛二さん主演の日本テレビ系ドラマ『相続探偵』に起用されてます。
【愛の、がっこう。】予告やメイキング映像などの挿入歌
青木カレンさんが歌っています。【愛の、がっこう。】の脚本を務める井上由美子さんの作品「昼顔」でも挿入歌を担当されていました。
今夜、22時から放送のドラマ「愛の、がっこう。」
メインテーマ曲と挿入歌を2曲、歌唱しています。
菅野祐悟さんの美しさ極まるメロディに歌詞をつけさせて頂きました。… pic.twitter.com/j1MejMlnPQ
— 青木カレン (@Karen_Aoki) July 17, 2025
「私は城を建てよう。あなたを守るために」そんな気持ちを歌っています。心に傷を負った者同士が、優しく助け合えたらいいな。
【愛の、がっこう。】ネタバレあらすじ、まとめ
この記事では、
- ネタバレあらすじ全話
- 原作と脚本家
- 最終回・結末の予想
- 主題歌、挿入歌
についてまとめました。
本記事はネタバレあらすじを毎話更新!関係ごと、時系列でまとめたいと思います。