【相棒23】12話視聴率とネタバレ感想!安楽椅子探偵・右京VS天才詐欺師頭脳対決

コンビ復活から3シーズン目で右京&亀山コンビの安定感はシーズン23も絶好調【相棒23】(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時放送)。毎回殺人事件が起きてしまう流れを、「殺人事件以外もあるよね」と警察組織の原点に。この記事では【相棒23 】12話の視聴率・視聴者の声・感想とイラストレビューをお届けします。

目次

【相棒23 】12話視聴率

放送話放送日とタイトル平均世帯視聴率
1話10/16 「警察官A・前編」12.6%
2話10/23 「警察官A・後編」11.2%
3話10/30 「楽園」10.7%
4話11/  6 「2つの顔」10.4%
5話11/20「幽霊屋敷」10.4%
6話11/27「薔薇と髭の夜明け」10.6%
7話12/11「復讐者は笑わない」9.8%
8話12/18「瞳の中のあなた」10.4%
9話1/1「最後の一日」11.3%
10話1/8「雨やどり」10.4%
11話1/15「33人の亀山薫」10.2%
12話1/22「細かいことが気になる患者」11.1%

ここに来てまた上昇している視聴率。そして12話ゲストは、最近注目のおじさん俳優代表・岩谷健司が登場。ここの所ずっと殺人事件だったけど、相棒はそうでない事件もあるところが良いですよね。

その他の詳しいキャスト情報はこちらから↓

【相棒23】12話のネタバレ!

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夢を与えた後、金を与えて相手の信頼を得て、その後仲間を与えて病院を乗っ取る

最初に資産家からの出資金一千万円を振り込むことで院長の信頼を得てコンサルタント契約をしてしまう院長。そして院長の信頼を得たところで、病院の理事3名に加えてコンサル会社の社員4名を新たな理事として増員することが決まる。

院長は仲間ができたと喜ぶが、右京()は理事会で多数決になった時に会社側の主張が通ると言う可能性がありますねと突っ込む。

そしてライリー(岩谷健司)が着ているスーツが気になる右京、このライリーのスーツは「素晴らしき嘘つき野郎」という古い映画で主人公の詐欺師が着ているもの。調べると都内の老舗テーラー1店だけで、そこの上客だった。支払いはいつも現金だそう。

資金も仲間も増えて喜ぶ院長だったが右京の読み通り、ライリーは医者役の仲間を連れてきて理事長に推薦する。そして院長は理事長を解任されてしまう。

蓋を開けてみるとやはり詐欺師による病院乗っ取り詐欺だったのだ

右京のことが警察の人間だとライリーたちにはバレていないため、入院患者として病院に残り、外の捜査は亀山()や捜査二課や薬物銃器対策課の角田課長(山西惇)、捜一トリオに協力を求めた。

詐欺罪を立証するのは難しいが、右京たちは病院を取り戻し過去に遡って詐欺罪を立件することに

右京は新理事長へ患者たちが挨拶がしたいと言って新理事長である偽いしゃ・土井を引っ張り出す。

医師で新理事長になった土井は元劇団員で小林と言い、本当に存在する医師になりすましていた。

資産家・白鳥もなりすましで、本物の資産家・白鳥は音信不通で空き家を所持していた。その空き家の倉庫を調べると、暴力団の関与ある違法な銃器が見つかる。ライリーたちに指示されてなりすましたことを認めた。

有沢は弁護士特権を利用して、刑務所内の暴力団関係者から犯罪に利用できる情報を聴き出して詐欺などに利用していた疑いが。それで得た資金は暴力団にも流れているようだ。

コンサルティング会社のスタッフたちの正体とは…

  • 高橋は元劇団員で経済的に困窮していた時にライリーに拾われて、劇団員時代のツテを活かして、なりすましのキャスティングや演技指導を担当している。
  • 岡村は学生時代に立ち上げたベンチャー企業で仲間に裏切られて財産を失い、ぞん底時代にライリーの仲間になる。
  • 有沢は本物の弁護士だがネグレクトの被害者で学費の面倒を見たのは親ではなく援助をしてくれた足長おじさんがいた、それがライリーだった。

詐欺集団にもそれぞれ事情はあり絆があるが、同情の余地はない。

ライリーはホームレスの男のところに差し入れをして一緒に路上で酒を飲むような、弱いものに優しい一面があるようだ。

最後のピースを探しに行くよう、亀山に指示する右京。どうやらライリーが接触していたホームレスの男性が鍵になるようだ。

そしてついに不動産会社に病院を売却することを提案しにきたライリーたちコンサル担と会社の面々が、理事会で決議を取ろうとするが、そこに職務としてきたと右京が乗り込んでくる。

取引は全て合法だと主張するライリーだが、虚偽の情報があればそれは詐欺だと、コンサル会社のスタッフたちの嘘を次々と暴いていく右京たち警察サイド。

しかしお互いに騙した騙されたと主張することで捜査を撹乱するようライリーに教育されている詐欺師たち。逮捕されると言うのに余裕があるライリーだったが、詐欺罪は10年以下の懲役が求刑される為、刑期を終えたあとに十分な資産を隠しているからこその余裕と睨み、亀山からの連絡を受け取る右京。

嗅覚のきく名犬(?)亀山がライリーの資産を山奥の小屋から見つけたとの一報だった。

ライリーが愛用しているスーツから、同じスーツを愛用していたスマイリー博士という昔の詐欺師を右京が見つけ、スマイリー博士が今はホームレスになれ果て、そこにライリーが定期的に通っていたのだ。スマイリー博士から、昔郷里の温泉街に戻った時に身寄りも家も名前もない少年と出会い、詐欺師に育て上げたという武勇伝を聞いた亀山。その少年の住処が山奥の小屋だった事も聞いたことを右京に伝えると、そこに資産が隠してあると閃いた右京だったのだ。

フジコ

まさに安楽椅子探偵・右京ですね!

そしてライリーは他の詐欺メンバーがバカンスに行っているときに、スマイリー博士の郷里で目撃されていたのだ。

大金が見つかった山小屋は誰のものでもないため、持ち主不明で拾った人のものになるため自分のものであればライリーが持ち主として名乗り出れば、そのお金の出所を調べられてしまう。

なぜ大金をセキュリティーのない、ただの山小屋に隠したのか?

それは少年時代のライリーが見捨てられた存在だった、だからこそあえて少年時代の住処に隠した。誰からも見向きもしないその場所だからこそという、自己陶酔と破壊衝動によるものだった。

「本当に頭の良い人間は詐欺師にはなりません」と言う右京の言葉に観念するライリーだった。

右京のおかげで詐欺師からは守られた病院だが、経営難は改善したわけではない。しかし、入院している地元の地主たちからの寄付でちゃんとした経営の専門家に入ってもらうことができそうだ。病院の先行きは明るく一件落着となった。

そして右京の検査入院の結果はというと、異常な脳波が右京にとっては普通の状態であることが確定したのだった。

フジコ

みんなにとっての異常が正常状態とは、さすが右京さん!

後日、逮捕されたライリーから呼ばれた右京と亀山に「スマイリーの様子をたまに見に行ってほしい」と頼むが、路上で亡くなり冬が越せなかったことを聞かされる。来てくれたついでに、自分の犯罪について最後までちゃんと語りたいと、細かい事が気になる右京に頼むライリー。どんな些細な犯罪までも聞きますよと答える右京。

もちろんライリーは犯罪者でその罪は許されないのだが、罪を憎んで人を憎まず、というのか。ライリーと右京さんは友達にもなれたのかも、と最後思ってしまいます。

全話あらすじと最終回予想はこちらから

【相棒23】12話の感想とまとめ!

今回は殺人事件が起こらない回、しかし相棒らしい秀逸な話だったと脚本の素晴らしさを褒めている視聴者が目立ちました。今っぽい詐欺集団の事件を切なくもなるラストで、悪側にも事情があるようなお話に、ライリー役の岩谷さんのキャスティングがぴったりでした。

そして右京さんの細かいことが気になる悪いクセが、大爆発回でしたね。亀山くんの情にアツすぎるクセも、私も右京さんと一緒で大好きです。

フジコ

個人的に今日1好きな場面は、助っ人に亀山くんが暇課長や捜一トリオを連れて来て、登場するたび持ちネタのような台詞をいうシーン。中でも亀山くんにおだてられて照れ隠しに伊丹さんが言った「おべんちゃら抜かしてんじゃねえよ」が大好き!

次回13話は元警察官役で和泉元彌が初登場。11話ゲストの羽野晶紀に続き、夫婦ゲスト出演が早くも話題になっています。

【相棒23】配信情報

【相棒23】最新話と過去のシリーズが見れる

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