歴代の【相棒】を総まとめ!コンビ存続は右京さん(水谷豊)次第!?
2019年10月テレビ朝日で待望のシリーズ最新作【相棒18】の放送がスタートします。主演・水谷豊とコンビを組む相棒の活躍を描いた刑事ドラマです。
2020年にはシリーズ開始20周年を迎える節目の年となります。
今回の記事ではそれを記念して歴代の相棒を総まとめにし気になる”あの噂”にも迫ってみます。
「相棒シリーズ」を視聴するには?
ついに【相棒シリーズ】がTELASA(テラサ)で配信開始しました。
- 亀山薫(寺脇康文)プレ~シーズン7
- 神戸尊(及川光博)シーズン8~シーズン10
- 甲斐享(成宮寛貴)シーズン11~シーズン13
- 冠城亘(反町隆史)シーズン14~シーズン19
右京さんと歴代相棒の活躍を楽しめます。
さらに水谷豊さんと反町隆史さんが出演、裏話満載の20周年特別配信もあります。
※ 全て2020年10月15日(木)現在の情報です。最新の配信情報はTELASA公式サイトでご確認ください。
【相棒】シリーズの基本設定
特命係とは?
主人公・杉下右京が所属している警視庁の部署で普段は事件整理や資料の管理を行っています。
が、実情は警視庁の左遷部署で資料の要求がなければやることが無い窓際です。
「問題を起こした者を風変わりな右京の下につけて自ら辞めさせるように仕向ける」と警視庁内では考えられています。また、捜査にズケズケと口を挟んでくる特命係のことを快く思っていない者も多いです。
一方である意味警察組織にとらわれない独自捜査を出来るとも言え、いくつもの難事件を解決しています。
主人公・杉下右京の人物像
演:水谷豊
警察庁キャリア組で階級は警部。推理力と洞察力を持った優秀な刑事ですがあまりにも優秀すぎるゆえに上層に疎まれて特命係に追いやられている形となっています。
性格は常に冷静で物腰が柔らかく誰にでも敬語で話ますが、一方で風変わりで掴みにくい部分があります。
この右京とコンビを組む相棒が互いに助けあったり、時は衝突しながらも事件を解決するのがシリーズのみどころです。
歴代相棒一覧
- 亀山薫(寺脇康文):シーズン1 第1話 ~ シーズン7 第9話
- 神戸尊(及川光博):シーズン7 最終話 ~ シーズン10 最終話
- 甲斐享(成宮寛貴):シーズン11 第1話 ~ シーズン13 最終話
- 冠城亘(反町隆史):シーズン14第1話 ~
詳細は後半にまとめ、リンクですぐに飛べます(ネタバレを含みます)。
歴代相棒のトリビア
名前の法則性
- 亀山 薫(かめやま かおる)
- 神戸 尊(かんべ たける)
- 甲斐 享(かい とおる)
- 冠城 亘(かぶらぎ わたる)
実は歴代の相棒は全員、
- 苗字2文字+名前1文字
- 「か」で始まり「る」で終わる名前
で統一されているというちょっとしたトリビアがあります。
相棒は他にもいた!?
実は初代相棒の亀山が特命係に来る前は計6人が右京の下についていましたが、窓際部署の名の通りいずれも警察を辞めています。
また、
- 陣川公平(原田龍二)
- 青木年男(浅利陽介)
が一時的に特命係に飛ばされていたことがありましたが、彼らは歴代の相棒には含まず、あくまでも上記4人が歴代の相棒となります。
歴代の相棒 総まとめ
以下、物語の核心に迫るネタバレを多く含みます。
初代相棒 亀山薫
- 演:寺脇康文
- 期間:シーズン1 第1話 ~ シーズン7 第9話
歴代の相棒では最も期間が長いです。
経歴
大学卒業後は警視庁に入庁。所轄勤務を経て警視庁刑事部捜査第一課に入るが指名手配犯を捕まえようとするも逆に捕まってしまいます。その失態の責任を取らされる形で特命係に左遷、右京とコンビを組むことになります。
始めは捜査一課への復帰を目指して手柄に固執したり、地道な捜査をおろそかにする部分もありましたが右京と行動を共にすることで改め今いる現状でも満足し打ち込むようになりました。
性格・人物像
真っ直ぐで思い立ったらすぐに行動する熱血漢です。また、学生時代はスポーツ推薦を受けるほど運動神経も抜群です。
冷静で頭脳派の右京、情熱的で行動派の亀山と歴代の相棒では最も対照的に描かれていました。
家族関係
大学時代からの交際相手で新聞記者の美和子(鈴木砂羽)と同棲しており、彼女の浮気もありましたがシーズン3で入籍しました。
最後
NGOのスタッフだった親友が事件に巻き込まれ、死亡したことをきっかけに、その親友がボランティアをサルウィン(東南アジアの架空国家)に興味を持ちます。
その後、親友の遺志を継ぐことと腐敗政治が蔓延しているサルウィンにおいて子供達に正義を教えるために右京と別れ、妻の美和子とともに旅立ちました。
二代目相棒 神戸尊
- 演:及川光博
- 期間:シーズン7 最終話 ~ シーズン10 最終話
経歴
顔認識システムを搭載した巨大監視システムの開発を主導するなどしていた優秀な警察官。だが、突如「警視 → 警部補」への二階級降格を受けて特命係に移動しました。
実は「特命係が警察組織にとって必要な存在か」を調査するスパイとしての役割で尊本人は疑問に感じながらも右京と共に捜査に当たることになります。
性格・人物像
基本的にはクールでややきざな所があるナルシストな部分もあります。亀山とは対照的に頭脳派で立場などを含めて歴代相棒の中では最も右京に似ています。
一方で手段を選ばないこともある右京のやり方に時に「お言葉ですが…」と苦言を呈することもあります。
最後
クローン人間を造る実験に絡んだ殺人事件の捜査で右京と対立、最終的に右京の信念を曲げさせた罪悪感から特命係を去ろうとします。右京の説得で思い留まりますが、直後上層部からの辞令がくだり警察庁長官官房付へ警視として異動、自らの意思とは反する形で右京のもとからさりました。
ただ過去の相棒の中では唯一警察組織に属しており、右京の手助けをすることもあります。また、三代目の享・四代目の亘とも対面しています。
三代目相棒 甲斐享
- 演:成宮寛貴
- 期間:シーズン11 第1話 ~ シーズン13 最終話
経歴
ノンキャリアとして警視庁に入庁、刑事となった直後の香港旅行中に右京と遭遇して共に解決、享の力を買った右京が自ら要望する形で特命係にやってきます。
家族構成
父親は警察庁次長の甲斐峯秋(石坂浩二)で、峯秋は享のことを「できそこない」として扱い警察になることを反対していました。
享は父親に反発してその精神が警察官としての行動に繋がっています。
性格・人物像
正義感が強いですが行き過ぎている部分があり、荒っぽく血の気の多い性格です。犯人に対して激怒し手が出そうになることもしばしばありました。
始めは風変わりな右京に反発することもありましたが、事件捜査を通じて互いに信頼、パートナーとなって行きました。
最後
ところがその行き過ぎた正義感が暴走し、警察の捜査を逃れた犯罪者に自ら制裁を下す犯罪者「ダークナイト」が享の正体でした。
模倣犯が現れたことの捜査を通じて正体が発覚、逮捕・懲戒免職となり、「信頼していた相棒に裏切られる」という最悪の形でコンビは幕を閉じました。
また、享を演じた成宮寛貴が芸能界を引退したことも重なり再登場は絶望的といわれています。
四代目相棒 冠城亘
- 演:反町隆史
- 期間:シーズン14第1話 ~
経歴
元法務省のエリート官僚の経歴を持ち、警視庁警務部付に出向しさいに右京と出会い行動を共にし特命係に興味をもちます。
そして、シーズン15第1話で峯秋の根回しにより正式に刑事になり特命係に配属されました。歴代の相棒の中では唯一自から志願した形で右京とコンビを組んでいます。
最新作18で5年目に突入し、初代亀山に告ぐ歴代2位の長さになりました。
性格・人物像
掴みどころがなく飄々とした性格で、右京にもフランクに接しています。一方で事件捜査を「全てが新鮮で刺激的で面白い」として自由な振る舞いが目立つことがあり右京からも叱責されたりもします。
相棒継続は水谷豊次第?
「相棒」はもうすぐ20周年を向かえテレビ朝日を代表する巨大コンテンツです。特に主人公・右京さんが魅力的です。
そのため、
- 右京さん演じる水谷豊の権限が強く、キャスティングにも口を出す
- 及川光博、成宮寛貴とは馬が合わずに降板
- 逆に反町隆史はお気に入りで3クール以上継続している
などの噂が立っています。
噂の真相は?
水谷豊本人はテレビ朝日のバライティ番組に出演した際に「仲の悪かった相棒はいません」と公言しています。
また、制作サイドは
特命係は風変わりな右京の下に付けさせる、理不尽な扱いを受ける。それによって自ら辞めるように仕向ける左遷部署。そういった設定をブレさせてはならない。
それに加えて同じ二人によるマンネリ化の防止などの理由で「初代相棒の亀山を卒業させた」。
成宮寛貴は元々2年の予定だったが水谷の要望で1年延長した。
『「相棒」10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years』、52頁、及び『刑事マガジン』vol.6、36頁での松本基弘の発言などより
など相棒の変異について語っています。
いずれにせよ「相棒」の面白さに変わりはありません。20周年という大きな節目を迎える「相棒」がどうなっていくのか楽しみですね。
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