【相棒18】犯人たちの事件簿!犯人役、その動機や結末を総まとめ!
2019~2020年もテレビ朝日の大人気刑事ドラマ【相棒18】が放送されています。
特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の活躍が見どころのシリーズですが同時に2人対峙する犯人たちも物語りにおいて重要な要素です。
今回の記事では【相棒18】に登場した犯人と演じた役者、動機、結末を総まとめにしました。
「相棒シリーズ」を視聴するには?
ついに【相棒シリーズ】がTELASA(テラサ)で配信開始しました。
- 亀山薫(寺脇康文)プレ~シーズン7
- 神戸尊(及川光博)シーズン8~シーズン10
- 甲斐享(成宮寛貴)シーズン11~シーズン13
- 冠城亘(反町隆史)シーズン14~シーズン19
右京さんと歴代相棒の活躍を楽しめます。
さらに水谷豊さんと反町隆史さんが出演、裏話満載の20周年特別配信もあります。
※ 全て2020年10月15日(木)現在の情報です。最新の配信情報はTELASA公式サイトでご確認ください。
【相棒18】犯人を総まとめ
第1・2話「アレスの進撃」、「~最終決戦」の犯人
岩田ミナ(北香那)
北海道最果ての離島“天礼島”にある“信頼と友好の館”に住む大学生。館では日本とロシアの交流を目的とした活動を行っており、主催者の甘村井(団時朗)や仲間の若者達と共に暮らしている。
というのは表向きでその裏ではアザラシの屍骸を使ってロシアからプロトニウムを密輸、それを用いて洞爺湖サミットで軍需拡大を狙う片山雛子(木村佳乃)の動きを阻止する為に脅迫(テロ行為)を計画していた。
また、防衛省の幹部で元レンジャー隊員である岩田純(船越英一郎)の娘であり華奢な体格に見えるが体育会系の学生で幼い頃より父親から護身術と格闘技術を叩き込まれていた。
準備を進める中、アザラシの屍骸が流れ着くのを不審に思い右京が調査にやってくる。一先ず右京を館での食事に誘い幻覚作用のあるキノコの粉末を混ぜ館に拘束、タイミングを見て始末しようと考えていた。
しかし、甘村井が右京のスマートフォンを海に流し潮の流れから逆算した亘が右京を探しにやってきてしまう。さらに甘村井とメンバー3人がテロ計画に難色を示してしまう。
ミナは父親が自分を連れ戻しに館にやってきたタイミングで反対していた甘村井とメンバー3人を自身の格闘技術で殺害する。そうすることで元レンジャー隊員である父親の純に疑いを向けさせたのだった。しかもその犯行も見せしめにするかのように残りのメンバーの目の前で行っていた。
特命係には「スマートフォンは自分が流した」と嘘を付き、残りのメンバーにも「父親が犯人である」と証言させていた。その後、「自分達は父親に狙われている」という振りをしながら護衛を振り切って逃走する。
そして、メンバーと共に雛子の元にやってきて「軍需拡大を止めるのは難しくとも難民の為の寄付を募って欲しい」と訴える。
が、特命係は共に飲んだコーヒーのカップに残っていた自身の指紋を照合しスマートフォンの嘘を見抜いていた。さらに雛子に関する週刊誌だけが館にあったことから彼女をターゲットにしていることも見抜かれ先回りされていた。
雛子からも「テロには屈しない」、「行き過ぎた平和主義は危険」と要求は一蹴されてしまう。追い詰められたミナ達は全てを道連れにしようとするもそこに純が乱入、阻止されてしまう。
ミナはそのまま父親と対峙するも返り討ちにされ、拉致されてしまうのだった。
岩田純(船越英一郎)
ミナの父親で防衛省の幹部。元レンジャー隊員で現役を引退した後でもその格闘術、島から北海道本土まで泳ぎきる体力、強靭な精神力は衰えていない。
ミナを連れ戻すために館に乗り込むが殺人事件が発生してしまう。その犯行の手口からミナが犯人であることに気づいていたようで特命係の追及には「自分が犯人だ」と娘を庇うような発言をしていた。しかし、娘を止めるために特命係と警察から逃走する。
最後は雛子の前に現れたミナを締め落とし拉致、湖の辺で「自分を目指し護身術を身につけていく様子が嬉しかった」としつつも父親としてのけじめとして娘をこの手で殺害する。
純は娘から「ギリシャ神話の戦いの神・アレスのようだ」と称されていた。ミナの殺害後、特命係には「いずれミナが暴走してしまうのではないか怖かった」と本音を漏らし泣き崩れる。
ちなみに館に来る前に一方的に辞表を提出しており、最後はこうなることを覚悟していたようだった。
第3話「少女」の犯人
島村(三浦誠己)
警備員の男。かつて恋人が被害者・サワキに暴行を受け、その動画で強請られていた。そして、恋人は自ら命を絶ってしまい島村は復讐を決行した。だが、襲った際に小田切というの仲間がいたことがサワキの口から語られ、サワキをナイフで刺した後もう1人のターゲットも始末するべく行動を開始する。
その時に被害者の部屋の隣に住む少女・明菜(大島美優)に見られてしまい人質にとって逃亡する。
小田切の居場所を突き止め殺害しようとするも返り討ちにあい殺されかけてしまう。も間一髪のところで特命係が突入し一命を取り留める。
その後、病院で明菜の過去と事件の真実を聞かされることになる。(明菜については第3話ネタバレ記事で詳しくお伝えします。)
小田切
サワキに止めを刺した真犯人。その日、貸した金の催促を行うためにサワキの自宅に向かったところ、島村が逃げる様子を目撃し倒れているサワキを発見した。金庫から金目の物を奪おうとしたときにサワキともみ合いになり、彼の頭を床に叩きつけて殺害、この状況なら逃げた島村のせいにできると考えていた。
しかし、もみ合っているうちにいつも持っていた金属チェーンが床に擦れ痕となってしまい、これが証拠となって逮捕される。
第4話「声なき声」の犯人
片桐晃一(山本圭祐)
過重労働など違法な労働行為を行う企業を取り締まる権限を持つ“かとく”の職員。転落死し遺体は靴を履いていなく、また、現場の屋上にも無かったため突き落とされたと考えられた。
が、実際は自殺だった。
片桐は外国人技能制度を悪用している「ヤクトー工業」という企業の実態を把握し、自殺した外国人の遺書という証拠を掴んでいた。しかし、裏にいる代議士・松下涼介(井上康)が同僚の女性・立花典子(クノ真季子)に圧力をかけてくる。
片桐は立花に遺書を渡してしまえば告発し立場が悪くなると考え、遺書を隠してしまった。
しかし、同じく外国人技能制度の闇を追っていたジャーナリスト・中川敬一郎(長谷川朝晴)に「遺書を渡して欲しい」と迫られ片桐は立花を守るために飛び降り自殺をしてしまった。
そして、このことが中川を追い詰めることになる。
西島隆哉(佐々木一平)
中川の同僚。実は片桐が中川と揉めている現場を目撃していた。「片桐が自殺したと中川が知ったら告発しなくなる」と考えた彼は遺体の靴をゴミ箱に捨て、その様子を監視カメラに映ることで自分が犯人になろうとしていた。
しかし、「自殺に見せかけたほうが都合が良いのに不自然な工作」と特命係に全ての真相を見破られた。
その後は不明だが、現場の偽装などの罪に問われた可能性が高いと思われる。
第5話「さらば愛しき人よ」の犯人
水橋研二
演:金子慎也
コーヒー店の店主。コーヒーのカスを丁寧に取り除き淹れるコーヒーは絶品でプロの技。亘は法務省に務めていた時に彼の店で恋人・ユキと出会い、通っていた。
ユキは昔ある犯罪を犯していた。現在では覆面作家「スノウ」として詩を書くことで過去の犯罪と向き合い、もがき苦しみながらも生きる支えとしていた。
金子は店の常連であったユキが「スノウ」であることを知り、彼女に恋心を抱いていた。
ところがその恋心が暴走、「詩を辞めれば彼女は救われる」と考え彼女の秘密をネットに暴露した。結果、ユキは執筆活動を辞める覚悟をするまで追い詰められてしまう。
ユキに「過去の暴露を止めて欲しい」と訴えられるも自分のやり方が正しいと疑わず、彼女に思いが届いていないと感じた金子は逆上し彼女を殺害、遺体を山中に遺棄する。
その後、ユキと同棲し代わりに出版社とやり取りしていた石川という女性も自らが淹れたコーヒーに青酸カリを混ぜ殺害する。
その時、プロとしての癖でコーヒーのカスを取り除き現場に落としていたこと、加えてネットに暴露を書き込んだIPアドレスを特定されたことで右京に全ての犯行を見破られ逮捕される。
ちなみに石川も殺した理由は語られず不明のままだった。
第6話「右京の目」の犯人
真山
演:山崎一
「花畑管理サービス」に勤める男。
- ケースワーカー・友里から生活保護者の情報を得る
- 営業マンの森田に会社で管理しているアパートを提供する
- 森田が生活保護者を住まわせ、管理費などの名目で搾取する
- ノガワが部屋に仕掛けたカメラで監視して逃げられなくする
と4人で組んで生活保護者から金を巻き上げていた。
森田と金の配分で揉めた真山は殺害を決意、体格の差があったので罠で視力を奪った後殺すつもりだった。ところが右京が引っかかってしまい失敗してしまう。
その後、似た手口で森田を殺害するが特命係に全てを見破られる。追い詰められても見苦しく抵抗し、停電した倉庫内から逃げようとするも右京の機転で残りの2人共々逮捕された。
第7話「ご縁」の犯人
秋山耕平
演:河西健司
妻に先立たれ、1人で娘・ノゾミを育てていた。ところがノゾミは癌で死亡、追い討ちを掛けるように詐欺被害にあい全財産を奪われてしまった。
年金だけでは生活できず、津田保という偽名と亡き娘の写真を使って親向けの代理婚活パーティに参加、そこで得た金持ちの情報を詐欺グループに売っていた。そして、自分は全てを失ったのに金を払ってまで子供の婚活をしている親が許せなかったのが理由だった。
それでも良心はまだ残っており、全てを見破られた後に詐欺グループ壊滅のために協力し特命係の説得でやり直すことを誓った。
第8話「折の中~陰謀」、第9話「~告発」の犯人
高瀬佳奈恵
演:東修大学の准教授の女性。
横領容疑で逮捕された大学教授・皆藤武雄の保釈金を強盗団に強奪させ、自作自演した。金はすり替えていたが強盗団にバレて襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
教授に圧力を掛けていた者たちと手を組んで犯行を行ったと思われていたが、実は元恋人だった教授を今でも愛していて彼の計画を止める為に檻の中に閉じ込めていくことが目的だった。
皆藤の計画が開始され諦めてしまうが、右京の説得を受けて「彼を助けて欲しい」と涙ながらに訴えた。
桝本修一
演:山崎樹範
フリーの記者。妻がサルウィンで活動をしていたがテロに巻き込まれて失ってしまう。
妻の命を奪ったドローン爆弾に皆藤の技術が使われていることを突き止め、彼を問い詰めるも本当に知らなかった。
その後、2人はある大企業が無断で研究を軍事に流用した事実を突き止める。告発しようとしたが記事は握りつぶされ、研究の妨害などの圧力をしまう。
それでも2人は諦めずに告発のためにある計画を実行する。
皆藤武雄
演:中村育二
AIや遠隔操作技術の第一人者である大学教授。上記の皆藤とともに大企業を告発しようと目論む。
その方法は、この事実をネットに生中継するとともに同じドローン爆弾で自殺をするものだった。こうすれば世間からの注目を受け大企業でも大ダメージを受けると踏んでいた。
佳奈恵の妨害を受けるも保釈され、桝本の妻の命日に計画を実行する。最終的に特命係に阻止され、科学者としての使命を今一度思い出し桝元とともに逮捕された。
第10話「杉下右京の秘密」の犯人
篠原零士
演:渋江譲二
金塊詐欺グループの1人。裏切って金塊を持ち逃げした運び屋を殺害した。が、少年・裕太(鳥越壮真)に犯行を見られてしまった。
裕太の母親・里美(遊井亮子)はストーカーに悩まされていたが、行っていたのは実は身辺警護を担当していた警察官の町田(渋谷謙人)だった。(里美に惚れており頼りにして欲しかったから)。
篠原は町田を脅迫して裕太の居場所を聞き出し殺害しようとするが嘘の情報を流し待ち構えていた特命係に逮捕される。
高村修三
演:石井愃一
園芸店を経営する社長。腐葉土に金塊を混ぜて密輸を行っていた。運び屋が金塊を持ち逃げしたために篠原に殺害を命じた。
金塊が隠されていた場所に残っていた腐葉土が証拠となり、また、殺人教唆の罪でも裁かれることになった。
元日SP(第11話)「ブラックアウト」の犯人
入江
演:河相我聞
立て篭もり事件の人質となっていた男。5年前のトンネル崩落事故で嘘の喘息を用いて優先的に救助された蓮見恭一郎(長谷川初範)から大金を脅し取ろうとする。
時間稼ぎとカモフラージュの為に
- 恭一郎に恨みを持つ真鍋克彦(川口力哉)達
- 組長を逮捕されて警察に恨みを持っていた溝口(螢雪次郎)
に立て篭もり事件を起こさた。人質となり溝口と結託して死んだ振りをしていたが、右京に真相を見破られると自ら全員を人質にする。そして、恭一郎に恨みをぶつける犯人達と開き直る恭一郎の様子を高笑いしながら見物していた。
亘の突入で全員が逮捕されるも隙を突いて逃走してしまう。
雨宮紗耶香
演:瀧本美織
恭一郎の会社の秘書を勤め、恭一郎の息子・誠司(浅香航大)と交際している。実は過去に誠司の過失により恋人の安藤浩介(松澤傑)の命を奪われてしまった。誠司は恭一郎の権力を使って事件を隠蔽してしまう。
紗耶香は蓮見親子の隠蔽行為と本性を暴くために入江と結託して一連の事件を起こしていた。
入江を追い詰めた誠司の前に現れ、殺害しようとするも特命係の二人に阻止され入江もろとも逮捕された。
その後、蓮見親子も過去の隠蔽が明るみになり破滅することになった。
ちなみに誠司は根っからの悪人では無さそうで過去について強く後悔していた。紗耶香の方も誠司のことを本気で愛してしまったようだった。
第12話 「青木年男の受難」の犯人
木村信士
演:中村優一
神田北署の若手刑事。正義感が溢れる人物だったが、係長の後藤が署長の圧力に屈して事件の捜査を早々に打ち切ったことに失望してしまう。
事件の再捜査を訴える容疑者の息子・琢也に青木を拉致させた。その後、(琢也を使って)青木に警視庁のデータベースにアクセスさせ過去の事件について調べさせた。
「無関係な刑事を死なせてしまった」という特命係が作ったメールに引っ掛かり、青木の拉致現場に現れたところで琢也もろとも逮捕された。
強い正義感を持っていたが暴走してしまった人物といえる。
第13話 「神の声」の犯人
山下琴江
演:松居直美
神木村で移動スーパーを営む女性。十数年前に乙羽という1人の女の子を出産したが生活が苦しく養子に出すことにした。
現在、乙羽は神木村で働いていることを知った彼女は身分を隠して接触、村での生活や過去の殺人容疑で村八分にされていた橋沼と将来を誓い合っていることを知る。
ところが橋沼の存在を快く思っていなかった人物たちが橋沼と目撃した乙羽を殺害してしまった。それを知った琴江はドローンを用いたアリバイトリックを用いて次々と復讐をした。
最後のターゲットを殺害しようとしていたところで全てを特命係に見破られ逮捕されることになった。
第14話「善悪の彼岸~ピエタ」、第15話「善悪の彼岸~深淵」の犯人
伊武雅刀
演:南井十
右京のロンドン時代の相棒とも言える人物でありながら過去二度に渡り殺人教唆の疑いが掛かっている人物。
三度目の来日を果たし、ロンドンで右京と解決した”逆五芒星事件”を模した事件を次々と起し「事件に関する手がかりを教えてやる」など挑発するような真似を繰り返す。
実は重度の認知症を患っており自分で事件を起こしたことも忘れて自分で捜査をしていた。ほとんどのことを覚えていなかったが相棒だった右京のことは忘れず、”事件の捜査”という右京が最も輝く時を無意識に追い求めていたのかもしれない。
逮捕された後、病院に入院していたが脱走、崖下に落下した痕跡が残されていた。
第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」の犯人
影山樹生弥
役:太川誠也
陣川が行きつけの居酒屋“あおびょうたん”の板前。父親が殺人事件を起し迫害されていた過去を持つ。
実はケアハウスの理事長・ヤマクラが事件の黒幕であったことを知り、証拠を突きつけた際にもみ合った末、殺害してし合った。
似たような境遇で伝説の窃盗犯”けむり”の片割れであった齋藤理沙(飛鳥凛)は誠也を庇って”けむり”の犯行であると見せかけた。
第17話「いびつな真珠の女」の犯人
平川典明
演:西川瑞
ダイニングバー木曜島オーナー兼店長。”指きり男”として若い女性を絞殺、両手の指を持ち去るという猟奇殺人を繰り返していた。
捜査一課の伊丹達に問い詰められた歳、目の前で自らの頚動脈を切り自決してしまう。店の冷蔵庫から切断された指が発見され犯行は決定的なものとなる。
その裏には東京拘置所に拘留されている女囚・遠峰小夜子(西田尚美)がいて彼も操り人形に過ぎないと思われたが、小夜子が関与したという証拠は見つからなかった。
第18話「薔薇と髭の間に」の犯人
宮倉進
演:清水昭博
老舗洋食店「みやくら」の店主。今は亡き妻と30年に渡り継ぎ足してきたデミグラスソースを守ってきたが、食中毒を引き起こしてしまう。
泣く泣く、デミグラスソースを捨てる羽目になってしまった上に経営は傾き、借金、如月リゾートへの売却を余儀なくされてしまう。
商談を進める中で如月リゾートの課長・押田に現金強奪の自作自演を持ちかけられる。店を続けるために息子ともに(溝口琢矢)に計画に加担してしまう。
だが、現金強奪の後に押田は全額自分のものにしようとし、さらに食中毒も罠だったことが判明。
あまりにも卑劣なやり口に進は激怒、押田と揉み合う内に死なせてしまった。右京に境遇については同情されるが「罪は罪です。」と息子と共に逮捕された。
第19話「突破口」の犯人
山野稔
演:中本賢
大手ゼネコン「データハウス」の嘱託社員。うだつの上がらない窓際社員だったが、経理担当の足立(関口まなと)だけは良くしてくれていた。
だが、足立は上層部の竹田部長(野仲イサオ)らに大物議員・松木との汚職を強要され、実行、飛び降り自殺に追い込まれてしまった。
しかし、竹田らは松木の力で汚職をもみ消そうとして足立の死もなんとも思っていなかった。
山野は彼の遺書と不正の証拠となるUSBメモリを発見する。「検察に渡っても握りつぶされる」、「捜査一課が動けば竹田らはボロを出すかもしれない」と山野は考え、足立の指を骨折させるなどして殺されたように偽装した。
右京と亘にすべて見破られた後は「逮捕して欲しい。裁判になれば遺書を使って告発できる」と訴える。だが、それでは逮捕は難しかった。
右京は機転を利かせて山野を死体損壊の容疑で逮捕、裁判での遺書の提出、竹田らの逮捕を成功させる。こうして無念は晴らされたのであった。
最終回SP「ディープフェイク・エクスペリメント」の犯人
鬼石美奈代
演:坂井真紀
城和工科大学特任准教授。幼いころからコンピューターや映像技術の天才的な才能を持っている人物。青木の技術でも見破れないフェイク映像「ディープフェイク」を作り上げることが出来き、コンサル会社を経営している桂川(村上新悟)や政府の人間も彼女を重宝していた。
桂川から支援を受けているだけではなく、男女の関係を持っていた。だが、桂川は女遊びが派手でそのもつれから殺害する。さらに桂川が狙っていた内閣情報調査室の職員・柾庸子(遠山景織子)に嫉妬して彼女に容疑を掛けるフェイク映像を作成する。
庸子ら政府の人間は美奈代を見過ごせなかったが、同時に政府としてフェイク映像の存在を世に出すわけに行かなかったので彼女を屋敷に軟禁状態にする。
特命係は美奈代の元にたどり着き、連行する。が、美奈代は取調べで黙秘してしまう。
さらに庸子は「自首を説得するため」と主張し、犯人隠匿の罪で追求は不可能となってしまうのだった。
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