【中学聖日記】5話の感想!勝太郎(町田啓太)が聖(有村架純)を恨んだ理由とは?
【中学聖日記】5話の感想!勝太郎(町田啓太)が聖(有村架純)を恨んだ理由とは?
聖先生(有村架純)と晶(岡田健史)がついに別れを選んだ【中学聖日記】第5話。
勝太郎(町田啓太)が婚約者に裏切られて可哀そうですが、なぜかラストに恨み節?
今回はドラマ【中学聖日記】5話の感想について。
【中学聖日記】5話の感想
5話の視聴率とネタバレ記事にも感想は掲載しましたが、そこでは黒岩晶役の岡田健史くんを中心にSNS反響なども踏まえてまとめました。
ここでは、そこに書ききれなかった感想を率直に書いていきます。
感想のポイントは以下の3つ
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愛子(夏川結衣)の心情について
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千鶴(友近)が幽霊じゃなかった件
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勝太郎(町田啓太)の恨み節について
5話の感想①愛子(夏川結衣)の心情について
愛子(夏川結衣)が以前、別れた夫からの手紙を息子・晶に隠していましたが、今回その理由が分かりました。
手紙の理由というよりも、離婚の真相ですが…。
実は、離婚理由は愛子の不倫でした。好きな人がいたのです。しかも家庭のある男性と!
先生との恋に異常(?)に怒る愛子の理由が分かるエピソードでした。
…異常じゃない、母親なら未来の見えない恋に怒って当然だと思う方もいるでしょうが、そこは脇に置いてください。
禁断愛のドラマって、それでも応援してしまうところがあると思うのです。個人的な意見を言えば、『昼顔』の上戸彩と斎藤工のW不倫、古くは真田広之と桜井幸子の教師と生徒の恋なんてダメだと分かっているのにハッピーエンドを望んでしまいました。
しかし『中学聖日記』は有村架純と岡田健史の恋を単純に応援させません。母親役の夏川結衣の気持ちが画面から伝わるからです。自分が盲目の恋で失敗したから子供にはさせたくないという説得力もあるからです。
その辺は上手いと思いませんか?
5話の感想②千鶴(友近)が幽霊じゃなかった!?
5話の感想と言いますか、発見は千鶴(友近)が幽霊じゃなかったこと!
ネットで友近=幽霊説が流れていたのですが、その理由の一つに他の登場人物と会話がなかったことがありました。
しかし友近が外出!しかも中嶋朋子と話しているではないですか!
ミステリアスで幽霊説に期待していた筆者としては、ちょっとショックでした。(笑)
5話の感想③勝太郎(町田啓太)の恨み節について
勝太郎(町田啓太)は、ずっと良い人でした。
言いたいことを我慢してきました。
5話の冒頭でも、黒岩くんに文句のひとつも言わず、聖(有村架純)の肩を支えて部屋に連れて行きます。
しかも黒岩と一緒にいた理由を全く聞かずに聖を許してしまいました。
けれど、5話ラストでは恨み節!?一体、急になぜ?
次の項目でその理由を考察してみました。
【中学聖日記】5話:町田啓太が有村架純を恨んだ理由
勝太郎(町田啓太)が聖(有村架純)を恨んだ理由とは?
結論から言えば、恨んだ理由は…
①傷ついたから
②彼女と幸せになりたかったという願望の裏返し。
③感情を貯めていたから。
その3点から、感情が爆発してしまったことが考えられます。
①から③の証拠となるシーンを検証するため、5話終盤のあらすじも確認しましょう。
対照的な勝太郎と聖
TVerの動画で51分15秒頃、勝太郎の運転する車内で浮かない顔、うつむき加減の聖のシーンがあります。
しかし同51分40秒頃、聖はバックミラーで自転車で追いかける晶を発見。驚きと嬉しさの表情で後ろを振り返ります。
同51分54秒、勝太郎はそんな聖を見て驚きの表情。(一瞬のよそ見運転ですが…)。おそらく勝太郎は聖の喜びに嫉妬したことでしょう。聖は勝太郎の視線に気づき申し訳なさそうにサイドミラーをチラ見することに変更します。この一連の演出的に勝太郎が怒っているのは明らか。※勝太郎が聖の表情・動作を気にしているのは「①傷ついたから」の証拠
勝太郎は、黒岩晶が自転車から転げ落ちたことをミラーで確認(TVerの動画で52分頃)します。それでも止まらず運転を続ける勝太郎。ミラーを見続ける聖とは対照的。
しかも聖は晶が転んだとき、わずかに身を乗り出すんです(TVerで52分26秒のカット)。細かい演出に登場人物の繊細な気持ちの変化が伝わります。※勝太郎が車を止めなかったのは「①傷ついたから」の証拠
TVerの動画で53分20秒頃にはミラー越しの晶のカットがあり、その後、前を向いた聖は切ない表情になります。
くちびるを噛みしめて下を向いた後、聖は決意を固めたのか真っ直ぐ視線を前へ。勝太郎に車を止めてもらいます。
止めた後、大阪に行けないと告げる聖でした。
感情爆発の勝太郎
勝太郎「こんな状態って誰のせいだよ!誰のせいで、こんなみっともないバカげた状況に!俺がどれだけ…」※声が大きくなったのは、「③感情を貯めていたから」の証拠(少しこじつけですが…)。
指輪を置いて去ろうとする聖に対して、勝太郎は「なら、この先ひとりになって、全部なくせばいい。」と恨み節。
TVerの動画で53分48秒頃に、勝太郎が苦悶の表情。おそらく内心では、なんでこうなるんだと身悶えしています。※「②彼女と幸せになりたかったという願望の裏返し」の証拠。
【中学聖日記】5話の感想まとめ
勝太郎(町田啓太)が聖(有村架純)を恨んだ理由とは、結局、深く傷ついたから、でした。
もっと分かりやすく言えば「悲しい」という本音が隠れています。
失恋って、プライドが傷つき、自分の全てが否定されたと思ってしまいがち。
好きな人を失うから傷つくのか、自分のプライドが傷ついたからか、両方だからかは曖昧ですが…。
往々にして好きな人に、自分より好きな人が出来た事実はプライドが許さないもの。
勝太郎は、聖と向き合うことができませんでした。聖が晶といた理由を話そうとしてくれた時にナゼ聞かなかったのでしょう。
怖くて逃げていた、と考えられます。優しさではなくて、弱くてズルくてダメないい人の典型でした。
本音をぶつけられない関係は、いつか壊れるもの。けれど、どこかダメな勝太郎の人間っぽさが、別れ際に怒ってしまうポロッと出た本音が、どこか憎めないキャラクターに感じます。
11話(予定)の最終回まで、勝太郎の今後が気になります。
※記事内の画像出典:TBS公式サイト
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