【中学聖日記】初回視聴率爆死の理由!打ち切りを回避するには?
【中学聖日記】初回視聴率爆死の理由!打ち切りを回避するには?
有村架純主演ドラマ『中学聖日記』(TBS、10月9日放送)初回の視聴率が6・0%と爆死!
教師と生徒の禁断の恋を描く犯罪ドラマに放送前から批判はあり、「やはり爆死!」の声もある。
それでも、人気漫画の実写化、公開中の有村架純主演映画『コーヒーが冷めないうちに』が初週2位スタート!新人俳優を抜擢など…期待と不安が相まっていたはず。
高齢化社会だから、やはり若者向けドラマは視聴率が取れないのか?
けれど、打ち切りにならないで欲しい!
そんな想いから…今回は【中学聖日記】初回視聴率爆死の理由を分析し、打ち切りを回避する対策を考えてみた。
【中学聖日記】初回視聴率爆死の理由!
岡田健史が中学生に見えない
初回の感想で好意的な意見では、岡田健史が「イケメン!」との声が多い。棒読み演技がかえって幼く見えるとも言われる。
しかし悪い感想では、「中学生に見えない」との声が圧倒的だ。これが致命的!と筆者は指摘したい。
末永聖(有村架純)に恋する黒岩晶役(岡田健史)は中学3年生・15歳の設定である。
一方、演じる岡田健史は実年齢19歳で、本作が芸能界デビューとなる新人。
役とのギャップが4歳ある。このことが初回放送後、賛否分かれる結果につながった。
中学生なら可愛いと思える初回のボヤ騒ぎやビンタだが、どうみても高校生だから不自然に映る。
つまり「気持ち悪い!」正体は晶が中学生に見えないからだ。(禁断愛を否定する人はもともと不快に思っているし、見ないだろうから理由から除外)
ドラマ放送時・15歳となる2003年生まれにはどんな人がいるか調べてみました。
ドラマ『中学聖日記』で有村架純さん演じる中学教師と恋に落ちる中学3年生の黒岩くんを演じるのが“19歳”の岡田健史さんということでショタコン業界から若干落胆の声が上がっていたので
現在リアル中学3年生15歳のスーパー美少年
関西ジャニーズJr.の西村拓哉くんを紹介させてください…#中学聖日記 pic.twitter.com/LMeiyxYQux— フィリア (@phaidophilia) 2018年10月9日
ついに、今日から♡♡
誰がドラマにでてもおかしくない!むしろ、全員出てほしいくらい。#見る人RT #スルー禁止#髙橋優斗 #井上瑞稀 #道枝駿佑#佐藤龍我 #岩崎大昇 #長尾謙社#織山尚大 #西村拓哉 #嶋崎斗亜 pic.twitter.com/1ZhhVs0jpu— みゆ (@kingPrince_29) 2018年7月2日
ちょうど夏ドラマ前にジャニーズJrの9名がドラマオーデイションに挑んだ番組があった。
その中で2003年生まれの15歳は佐藤龍我、織山尚大(10/27で15歳)、西村拓哉、嶋崎斗亜が当てはまる。※佐藤はドラマ「ゼロ一獲千金ゲーム」標役を射止めて演じている。
ほかは髙橋優斗(18)、井上瑞稀(17) 、道枝駿佑(16)、岩崎大昇(16)、長尾謙社(16)だが…
この中では佐藤龍我か道枝駿佑を推したい。ドラマ『母になる』(日本テレビ・2017年4月期)に出演し難しい役どこをを好演しているからだ。
10歳年下の中学生との恋を描くなら彼ら9名の誰かの方がふさわしかった、と思うのは私だけだとうか。
コミックリリーフがいない
『中学聖日記』にはコミックリリーフ(深刻な物語の中に、緊張を和らげるために現れる、滑稽な登場人物)と呼べる存在がいない。
ホッとする人物がいないのだ。
強いて言えば芸人でもある友近なのだろうが、出番が少ないからか視聴者にそういった意識はもてない。
試しにTwitterで「友近 面白い」と検索してみて欲しいのだが、「マツコと友近の番組面白い」と違う番組の話しになっている。(2018.10.10現在)
例えば視聴率20%超えの朝ドラ『まんぷく』では白馬に乗る善之介(浜野謙太)や缶詰をヒロインに送りまくって報われない野呂(藤山扇治郎)などコミックリリーフがいる。
『中学聖日記』と同時間帯の前作『義母と娘のブルース』の方が分かりやすいならば、佐藤健の前向きで明るいキャラがいた。頭は悪いのだがそこが笑わせてくれるキャラだった。
一方、本作『中学聖日記』では友近の他に晶の母の会社の同僚・ジョフィー(マキタスポーツ)がいるが、やはり印象が薄い。
禁断愛に振り回されていく登場人物ばかりなので、利害関係の少ない役のマキタスポーツ・友近に期待したいが…。
愛されキャラがいない
『中学聖日記』には愛されキャラが今のところ見当たらない。
- 中学生たちは先生に水かけて下着を透かそうとする
- 黒岩晶ら仲良し4人組は火事の騒ぎを起こしてしまう危なっかしさ。
- 原口(吉田羊)はバイセクシャルで女性店員と公然とキスする、ミステリアスな人物。
- 塩谷教頭(夏木マリ)はあまりにガミガミうるさい教頭役
- 黒岩愛子(夏川結衣)もが怒ってばかりでホッとする役ではない。(晶が反抗期だからだが…。)
- 勝太郎(町田啓太)は今後、晶に嫉妬していくだろう人物。
朝ドラ『まんぷく』ではヒロイン福子(安藤サクラ)が愛くるしく、少し抜けた感じの相手役・萬平(長谷川博己)も可愛いと評判。
前クールのドラマ『義母と娘のブルース』では、そもそも主演の綾瀬はるか自体が癒しだし、竹野内豊も娘役の幼少期・青年期の2人も可愛く癒しタイプだ。
『中学聖日記』は本来ならば「イケメン」と評される岡田健史が愛されキャラの狙いだろうが賛否がある。
ただし有村架純の先生役は可愛いと絶賛されている。しかし、これは役柄なのだが、誘惑しているような無防備さ、あざとさが目につく。今後、晶との恋を世間に知られた時、つらい場面でどう対処していくかで印象は変わるだろう。
初回の時点で期待したいのが吉田羊のキャラ。色気のある演技は主役を食う勢いだ。弱さを見せてギャップがあるともしかして?
ともかく人気キャラの存在は視聴率にも大きく響いてくることだろう。
【中学聖日記】打ち切りを回避するには?
『中学聖日記』の初回視聴率6.0%は前代未聞の低さだ。裏番組が強くもなかった。(「ザ!世界仰天ニュース」の特番があったくらい)
今後続けば打ち切りになるレベルの低視聴率だ。
なんとか回避してほしい。
番宣やキャストの副音声は嬉しいが本質的な対策ではない。
ヒットした『義母と娘のブルース』はドラマの質が良かった、やはり内容で勝負すべき。
そこでドラマ『中学聖日記』の満足できる点を述べたい…
①有村架純や岡田健史は、やはり華がある。…有村架純が可愛いのは疑いの余地がない。相手役も1年かけてオーデイションで選ばれただけに、岡田健史の瞳は澄んでいるし、新人のときしか撮れない初々しさもある。
②さらに吉田羊と町田啓太のオトナの恋にも注目だ。ミステリアスな吉田羊がジェンダーレスで、女子とキスをした。これは禁断愛なんてないという伏線か。町田啓太とマンションが向かいなのも波乱の予感がして興味深い。
③”恋愛は幸福を殺し、幸福は恋愛を殺す=好きと幸せは両立しない”という吉田羊の意味深な発言も今後の伏線になりそう。パスワード盗みの犯人なんかより(物語の謎をしかけた作者の手つきが見えるから)、気になる台詞があった方が私は惹かれる。
④映像も美しく、引き込まれる。田舎の原風景のようなシーン、雨の中の車内でのキス(未遂)など。これは演出・塚原あゆ子氏の手腕だろう・『アンナチュラル』などの演出も担当している方。花火大会や海岸のシーンも今後あるので映像美に見とれてしまいそうだ。
スタッフ・キャストたちには「気持ち悪い」という批判に負けず、これら良い点の精度を上げて欲しい。小手先でなく満足度が上がれば口コミで広まるのだ!
…しかし、初回視聴率6.0%から挽回するのは相当きびしいと予想できる。
先にあげた問題点3つの中で「中学生に見えない」は今さらどうにもならない。原作通りに高校生編に突入するなら、そこで妥当な年齢になるから問題なくなる。(逆に推薦した道枝くんは高校生に見えない。難しい問題だ)
そこまで我慢だが初回を見ないと次は見ないのが通常。TVerや再放送あるいはダイジェスト放送などで見てくれるといいが…。
残り2つの問題点は…。ホッとする役を友近に、愛されキャラは岡田健史・有村架純・吉田羊の誰かが担いたい。
切なく苦しい恋物語が加速するのはこれから!
中学生の甘い恋でなく、かきむしるような恋が描かれそうなので、その点も期待したい。
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画像出典:公式HP
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