映画【孤狼の血】原作ネタバレと続編がある理由!松坂桃李の決断が鍵?

孤狼の血表紙

映画『孤狼の血』(ころうのち)が2018年5月12日に公開。役所広司と松坂桃李がコンビを組む豪華キャストで実写化!原作は仁義なき戦いを思わせる人気警察小説です。今回は本作『孤狼の血』原作の気になるあらすじネタバレと続編がある理由について。

目次

映画『孤狼の血』原作のネタバレ

孤狼の血原作

出典:Amazon

映画『孤狼の血』原作をネタバレで紹介します。自己責任でお読みください。

ネタバレ中のネタバレ

ネタバレ中のネタバレを1行でまとめると…

松坂桃李が演じる日岡秀介は、広島県警の監察官・嵯峨大輔によるスパイ!

目的は2つです。

①大上章介(役所広司)と暴力団の関係を探り、上納金をピンハネの証拠をつかむこと。

②大上が所持してる警察の汚点を記した文書を探すこと。

原作は13章に分かれていますが、各章では「●行削除」と記された日誌が紹介されます。

日誌を書いていたのはスパイの日岡で、大上の行動の報告書でした。原作後半で大上の違法捜査の部分は筆ペンで塗りつぶしました。

大上(役所広司)の末路は・・・

役所広司の演じる大上(おおがみ)の行動も気になりますね。

ダークヒーローとして活躍した大上の末路とは・・・

なんと12章にて身元不明遺体として発見されます。

大上は五十子(いらこ)組長の差し金で殺害されたことが濃厚。しかし警察判断は睡眠薬を飲み海に落ちた事故。

大上は暴力団の抗争を止めるために五十子に掛け合っていました。五十子が手打ちにする条件として①五十子会組員・吉原を撃った永川(尾谷組組員)の指、②見舞金の1千万円、③尾谷(おだに)組長の引退、④一之瀬(尾谷組の若頭)の破門

大上は④の撤回を求めて、五十子組長の過去の汚点(=兄貴分を殺害した情報)でゆすっていました。

タイトル内の「血」は…大上の流した血=死のことでした。

松坂桃李の決断がタイトルを回収!

松坂桃李演じる日岡の決断がタイトルを回収しています。

日岡は監察官(警察の中の不正の監査する役目を担当)のスパイでしたが、大上の不正を報告せず、秘密文書も渡しませんでした。

タイトル『孤狼の血』を分解すると…

「孤狼」=一匹オオカミの大上のこと

「血」=大上の流した血=死亡

ということで、大上の死亡を意味しますが、もうひとつ「血」=「血統」「血筋」とも解釈できます。

原作のエピローグで、日岡は呉原東署・刑事課暴力団係の主任になっています。大上の立場に成長したのです。「やり方は、昔の上司からみっちり教え込まれとる」と発言。狼の絵柄の入ったジッポー(アメリカの企業・ジッポー社が製造する金属製オイルライター)を形見として離さない日岡。

ここから大上の教えを血筋のように伝えていく物語であったことが分かります。

映画『孤狼の血』続編がある理由

映画『孤狼の血』はヒットすれば続編がありそうです。理由は・・・

理由①続編小説『狂犬の眼』がある!

狂犬の眼

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映画の原作『孤狼の血』には続編がある理由1つ目は・・・

続編小説が、5月の映画公開前の2018年03月30日に続編『狂犬の眼』に刊行されたこと。

『狂犬の眼』の主人公は日岡。

ときは先輩刑事・大上章吾の死の昭和63年から2年たった平成2年春から秋。舞台は比場(ひば)群の城山(しろやま)町の駐在所です。

平成元年4月5日に日岡秀一は呉原東署から県北部の田舎町に異動となりましたが、穏やかな毎日に虚しさを感じていました。

そんな中ある日、敵対する組のトップを暗殺して指名手配中の国光と出会う。国光は日岡に対しもう少し時間が欲しいと直訴してきます。

男気あふれる国光と接して、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいき…というのが『狂犬の眼』のあらすじです。

※国光は、山口組から分裂した一和会系G連合会のI会長がモデル。山口組四代目組長暗殺の首謀者として無期懲役になり現在・旭川刑務所に収監されています。著者にとって信念のある興味深い人物なのでそこから構想を得たそうです。

すでに原作があるので、映画の続編化の企画書も書きやすいはず!

理由②柚月裕子が3部作を明言!

映画続編がある理由2つ目は、1つ目から派生して…

著者の柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)が出版社から依頼されて、3部作を用意していること。

①『孤狼の血』は、広島抗争がモデルの作品。

②『狂犬の眼』は、山一抗争がモデル(終結したのが平成元年)の作品。

③『暴挙の牙』は、岩手日報という新聞で連載中(2018年5月現在)。大上の過去と日岡の現在を、ある人物を中心に描く作品(予定)。それぞれ違う時代を舞台に、大上と日岡が同じ年頃の共通点と相違点が語られ、日岡の成長を描く完結作のようです。

原作完結篇は完成していないのですが、東映も完成を見越して企画したいところでしょう。

理由③”松坂桃李”の物語にすればドル箱!

映画続編がある理由3つ目は、人気俳優”松坂桃李”が主演になるので、ヒットが見込めることです。

原作の続編『狂犬の眼』は、孤狼・大上役の”役所広司”の血を受け継ぐ日岡=”松坂桃李”の物語です。同作では田舎に左遷された日岡が家庭教師もして、女子高生役とのロマンスもあります。

恋慕と嫉妬が物語に大きなうねりをもたらすので、若い女性客も見込めそうですね。

映画『孤狼の血』続編の鍵は松坂桃李に!

映画『孤狼の血』の完成披露試写会(2018年4月25日)が都内で行われましたが、松坂桃李が公式ツイッターで謝罪したように、アクシデントが!

報道陣と観客の席が重複して約20分おくれました。ファンの席が無くなり抗議が殺到!マスコミ撮影会を先に行った後に、マスコミは通路に移動し事なきを得ました。

そんなアクシデントを吹き飛ばす「最高傑作」と自信を見せる松坂桃李。本作『孤狼の血』ではスパイを続行するかのか正義とは何か?と決断が迫られ、物語の鍵を握っています。

しかし、松坂桃李が続編決定の鍵も握っています!続編主演のオファー承諾を決断するか、が企画が通るかどうかの分かれ目です。ファンは良い情報解禁を待ち望むばかりです。

映画『孤狼の血』は2018年5月12日公開

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(※出典のない記事内の画像は公式サイトより)

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