沢口靖子月9初主演ドラマ【絶対零度~情報犯罪緊急捜査~】がフジテレビ系・月曜21時枠で2025年秋に放送!
本記事は【絶対零度シーズン5】ネタバレあらすじ全話の紹介とともに、歴代シリーズのおさらい、最終回結末の予想・考察もしていきます。原作や脚本家、主題歌、見どころについても紹介!
「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」は人気刑事ドラマのシリーズ第5弾。主演の沢口靖子さんは「科捜研の女」(テレ朝)に毎年出演していたので、他局のドラマ出演は珍しいです。沢口さんが科捜研の研究員でなく刑事になって、「情報犯罪」をいかに捜査するのか、注目です!
本記事にはストーリーのネタバレ、「絶対零度」シリーズの結末ネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
【絶対零度シーズン5】ネタバレあらすじ全話
月9ドラマ【絶対零度シーズン5】のネタバレあらすじを最終回まで紹介。感想や考察・解説も加えていきます。
1話「情報犯罪―見えない大きな網を破り続けろ―」
🚨 30秒ティザー動画解禁 🚨
主人公・二宮奈美(沢口靖子)が率いる
情報犯罪特命対策室(#DICT<ディクト>)のメンバーと
官房副長官・佐生新次郎(安田顕)はじめ、
物語の鍵を握るレギュラー陣の本編ティザー、初公開!🧊#沢口靖子 #安田顕 #横山裕 #黒島結菜 #一ノ瀬颯 #馬場園梓 #金田哲 #松角洋平… pic.twitter.com/KnJymz8Hfr— 絶対零度 〜情報犯罪緊急捜査〜【公式】 (@zettai_0_jouhan) September 15, 2025
あらすじ
本作の舞台は、『情報犯罪特命対策室』通称DICT=ディクト。巧妙化する情報犯罪に対応するため、総理大臣・桐谷杏子(板谷由夏)と内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)直轄のチームとして、半年前に発足した。
主人公・二宮奈美(沢口靖子)は生活安全課で培った観察力を武器に、特殊詐欺やサイバーテロなど〝顔の見えない敵〟に挑んでいく。
2026年。二宮奈美は総理大臣の桐谷(板谷由夏)を援護しながら、カナという女性を捜していた。アジト(?)の中に入って行くと、爆発が起きる。奈美は桐谷を守って…。※カナ(白本彩奈)は娘?
2025年。発足から半年が経過したが、ディクトはまだ目に見えた成果を上げられず、桐谷と佐生はマスコミ対応に追われていた。そんな中、“情報”を悪用した強盗事件が連続して起きる。田辺智代(馬場園梓)は複数の事件の共通点から『匿名・流動型犯罪グループ』、通称トクリュウの犯行ではないかと推測する。
ディクトの調査官・清水紗枝(黒島結菜)が犯行を行った人物を特定。南方睦郎(一ノ瀬颯)と掛川啓(金田哲)が実行犯を逮捕する。しかし、実行犯の男は指示を受けただけで、犯行グループの特定には繋がらなかった。事件の根本的な解決に至らない中、二宮奈美(沢口靖子)は室長の早見浩(松角洋平)に事件現場を直接確認したいと告げ、山内徹(横山裕)を連れて飛び出す。
事件現場に着いた奈美は、近所の老婦人・真田富貴子(梅沢昌代)と事件に関係ない話で盛り上がる。しかし、話の中で「息子と名乗る不審な電話がかかってきた」と聞き出し、今度電話が来たら警察に連絡するよう促す。後日、富貴子の元に電話が来る。電話の相手は警察署の者だと名乗り、銀行口座の情報が漏れている可能性があるため、現金を警察で預からせてほしいと伝える。電話の後、待ち合わせ場所に現れた富貴子の元に、一人の少年が近づく…。
ネタバレ
富貴子の元に、一人の少年が近づくが…。富貴子は警察に通報していたため、奈美たちが少年を逮捕できた。奈美はその現場周辺にいた男を怪しんだ。
奈美は、特殊詐欺は何度も狙われることが多いから戸締まりをしっかりしてほしいと伝える。さらに、奈美は真田家の周りを巡回したいと室長の早見(松角洋平)に進言するが、警察官が重点的に巡回するからと止められた。
後日。富貴子は強盗に押し入られ、暴力を振るわれて意識不明の重体に。病院に駆け付けた奈美は家族の涙を見て、やりきれない気持ちを抑え切れず大声を発する。
奈美の慟哭の場面は、ここ病院だよ!声が大きいって!とツッコミを入れざるを得ないです(笑)。病院の外に出てから叫んではダメだったのかなあ。細かいですが視聴していて気になってしまいました。
奈美は見回りすべきだったと、室長に抗議。そこへ内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)がやってきて、犯罪を減らすことしか我々にはできないと伝える。奈美は「目の前の人を助けられないチームに意味なんてあるんですか?」と伝える。新次郎は何も答えず去る。
奈美は防犯カメラから強盗グループのうちの一人の少年のスニーカーに見覚えがあったと気づく。富貴子のおかげで少年を逮捕できた際、現場周辺にいた男と同じ靴だ。その男は報道歴があり、高山蓮(奥智哉)だと判明。奈美と掛川(金田哲)は高山家に行くが、母と会えただけで本人は留守だった。
清水(黒島結菜)は特殊詐欺で捕まえた受け子たちのスマホを解析し、今晩また強盗が起きることを突き止める。開示請求、逮捕状請求をしていく。そして蓮たち5人の強盗グループを奈美たちが逮捕する。
取調室にて。蓮は「最初は簡単な仕事だと言われていたが、仕事を断ったら家族を殺すと…」と言い訳を話す。奈美は「甘ったれるんじゃないわよ。大事な家族を人質にされて、なんとしても守りたかった?でもあなたは被害者じゃない。加害者よ。あたしは許さない。絶対に。」とバッサリ斬った。
沢口靖子さんの毅然とした態度での「許さない!」の一喝、かっこよかったです。悪を憎むヒーローって感じで良いです。脅されてつらかったね。事情があったんだね。とか、同情したらどうしようかと思っていましたが、杞憂でした。奈美のキャラクターが分かるシーンだったと思います。逮捕直前、屋上で蓮と対峙するシーンの奈美も堂々としていましたね。警察は普段から訓練し鍛えているとはいえ、60歳になる沢口さんが若い男と戦うのは少し心配でした。けれど、アッサリ逮捕できました。さすが!
その後、清水は犯人グループのアジトを見つけたが、そこはパソコン1台だけあった。
ラスト。奈美が歩きながら実家の母と話していると、新次郎が現れる。奈美は「あなたが正しかった。私は向いていない。情報犯罪は犯人の顔が見えないから。犯人も同じ人間と思って事件と向き合ってきたのにそれができない」という。新次郎は「私は常に顔の見えない相手と闘ってきました」と説明。
奈美は「私は街の人達の安全を守りたいだけ」というが、新次郎は「国家の危機こそ、国民の安寧を失う。そう思わないか」と言って去る。(つづく)
生活安全課にいた奈美は、目の前の顔を見て犯罪に対応してきたのでしょう。一方、新次郎は目に見えないものと戦ってきたようです。なんだか総理大臣よりも新次郎の方が物語の中で存在感があります。影の総理といわれているようですが、そのまま影で居続けるのでしょうか。奈美と新次郎の価値観の違いが初回でここまで示されるのは意味深。見てる範囲や大きさも違う2人。でも、目の前の個人をないがしろにするのはダメです。とはいえ、警察の見回りにも限界があります。個人と全体のバランスが大事だと思うので、奈美と新次郎のお互いの良いところが発揮されていくといいな、と思います。
初回としては「〜情報犯罪緊急捜査〜」の世界観が分かるストーリーになっていますし、これまでのシリーズを見ていなくても楽しめる作品とはなっていました。一方、桜木泉(上戸彩)から山内徹(横山裕)のスマホに連絡が来るなど、シリーズのファンも歓喜の初回でした。新規視聴者もシリーズのファンでも楽しめる作品と言えるでしょう。
上戸彩さん(シーズン1と2の主役)や沢村一樹さん(シーズン3と4の主役)は何らかの形で登場するのかなあ。じゃないとシリーズ作品とは言えないだろうし。と予想してるのですが、どうなんでしょうね。
【絶対零度5】1話視聴率と感想!桜木泉(上戸彩)の名前にファン歓喜 | dorama9
2話「ロマンス詐欺に潜む闇」
🚨 第1話ご視聴ありがとうございました 🚨
感想は『 #絶対零度 』で教えてください💬🧊 第2話予告 🧊
10月13日(月)よる9時放送!氷山の一角に潜む闇…
SNS型ロマンス詐欺、その中枢に迫る👀来週もお楽しみに✨
第1話TVer見逃し配信中!https://t.co/fYwoJ3S5aR
.--- --- ..- .... .- -.… pic.twitter.com/bmvFZWVdMp
— 絶対零度 〜情報犯罪緊急捜査〜【公式】 (@zettai_0_jouhan) October 6, 2025
あらすじ
内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)は、SNS型ロマンス詐欺グループ摘発の報告書をDICT〈ディクト〉室長・早見浩(松角洋平)に提示、今回の検挙は氷山の一角に過ぎないと言う。去年の被害総額は1270億円以上、この詐欺によって流出した情報は国外の犯罪組織に流れ、もはや政府として看過できる規模ではない。佐生は、犯罪組織の中枢に迫り「絶対に取り逃すな」と早見に指令する。
早見から情報共有を受けた二宮奈美(沢口靖子)は、掛川啓(金田哲)とロマンス詐欺の被害者・芝田(星田英利)に接触。芝田はマッチングアプリで知り合った自称・アメリカの軍医でエマと名乗る人物に多額の送金をしていた。南方睦郎(一ノ瀬颯)は芝田が振り込んだ金の流れを、田辺智代(馬場園梓)はマッチングアプリの運営元にアカウント情報の照会を頼み、奈美と掛川は類似ケースの共通点を探る。
芝田が振り込んだ金は海外の口座に流れており捜査は難航。しかし送金ルートで1件だけ中継口座に日本人名義のものが見つかった。奈美と掛川が会いに行ったその人物はスーパーで働く橋本咲希(桜井玲香)。奈美が「あなたの口座が盗まれ不正送金に利用されている」と咲希に話すも、心当たりはないと言う。そんな咲希の表情に微かな違和感を覚えた奈美は、スーパーの店長と咲希の同僚、藤井遥香(菜葉菜)から話を聞く。すると咲希が仕事の休憩中、頻繁に恋人と連絡を取り合っていることが分かり…。
ネタバレ
咲希は恋人・パクから別れを告げられるが、「私が守るから」と別れない。奈美は、掛川とともに咲希にもう一度話を聞く。咲希は1ヶ月前、パクに口座を貸したことを認めて、「きっとなにかの間違いです」とスマホを差し出す。
咲希のスマホを調べたところ、暗号資産を送っていたことがわかる。 彼女は口座情報だけではなくてお金も送っていたことから、ロマンス詐欺の被害者なのだが…。
奈美は咲希とパクのやり取りを自分の目で調べる。見かねた山内徹(横山 裕)が終電まで手伝ってくれることに。奈美は飴ちゃんを山内にプレゼント! そのことから奈美は気づいた。パクからプレゼントのお花が咲希に届いたことを…。さすがに日本の花屋で注文しただろう。
元公安の田辺智代(馬場園梓)は花を見ただけで店名を言い当てた。花屋を調べたが氏名や電話番号は偽物。そこで、防犯カメラ映像を調べると、 咲希の同僚・藤井遥香(菜 葉 菜)が依頼主だとが分かる。
遥香は自首してきた 。金に困っていた遥香はネットでバイトを見つけた。闇バイトだったが引き返せなかった。ターゲットのリストが送られてきて、咲希の名前があった。 なぜ同僚を騙したのか?遥香は咲希が嫌いだったからだ。彼女は真面目で優しくて皆から好かれていた が、自分は不器用でいつも比べられていた。
なぜ自首したのか?遥香は「パクでいることに疲れた」と意外な答え。毎日連絡が来て、仕事より大変だったという。ブロックしてフェイドアウトすると咲希が一生パクの返事をまち続けることになってしまう。それでは自由になれない。
やがて咲希が警察に来た。遥香は「私がパクなの! 本当にごめんなさい」と謝る。しかし咲希は「違う。勝手に降りないでよ」と意外な返答。咲希はパクが遥香だと気づいていながら、やり取りを続けていたのだ。
それには奈美も気づいていた。 2人のやり取りに<咲希が好きな向日葵の花束>と書かれていたが、咲希がひまわりを好きだと言っていた会話は残っていなかった。
咲希は「仕事中にパクから返信があるとき、いつも藤井さんの姿が見えなかった。だからわざと職場で向日葵が好きだって話した。パクと話す時間は私にとってかけがえのない時間だったから」という。口座を教えたのはパクと共犯者になりたかったからだという咲希。
咲希は奈美に、「パクは本当にいるの! 放っておいてと言ったのに、どうして放っておいてくれなかったの? あなたのせいで私の幸せが壊れた」と怒鳴る。
奈美は冷静に「咲希さん。ひとつだけ聞かせて。あなたは本当に幸せだったんですか? あなたが一番この関係を終わらせたかったんじゃないですか?」と、痛いところを突く。咲希は泣き崩れた…。
遥香のスマホを調べたが組織には繋がらなかった。奈美が外に出ると、佐生新次郎(安田 顕)とバッタリ会う。新次郎は「国際犯罪グループの中枢を叩けと言ったんですがね」と不満げだ。奈美は「私は私にできることをするだけです」と言う。
佐生は早見浩(松角洋平)から闇バイトに渡されたマニュアルを受け取る。マニュアルの出どころを探さなければならない。
一方、総理の娘・カナ(白本彩奈)がSNSで知り合った"スコット"(樋口幸平)と喫茶店で会う。スコットは「カナちゃんのスキルがいかせる最高の仕事だから」と話す。
SNS型ロマンス詐欺が今回の犯罪でした。人の恋愛感情につけこんだ犯罪ですが、なんと、今回の被害者・咲希は騙されていると知りながらも共犯になっていきました。意外なストーリー展開で、見ごたえありましたよ。
咲希はパクとのやり取りが楽しかったのでしょうね。だから騙されてると知りつつ、続けたがったのでしょう。これって、人間のアイドルに恋をするのも似てるなあと思います。人気アイドルと恋が成就するのは難しいとファンも分かっています。分かっていても、その上で楽しむものだし、あんなカッコイイ・可愛いアイドルに彼氏・彼女がいるのは当然と分かっていても、ウソでもいいから恋をしていたいという感じですよね。多分。
いや、漫画「推しの子」のアイドルが子持ちでも嘘をつき続けて、ファンに「愛している」とステージ上で言っていたあの言葉は一応、真実。その感情はウソではないようです。ドラマに戻ると、咲希は「パクはいる!」と言っていました。咲希の中ではパクが存在してたんですよ。「放っておいて」という言葉は、幻想から覚めさせないで!という願いに聞こえましたよ。奇(く)しくも、咲希を演じていた俳優は乃木坂46の1期生で初代キャプテンの桜井玲香さん。怪演というか、鬼気迫る演技で凄かったです。
【絶対零度5】2話視聴率と感想!桜井玲香に「演技力凄い」「上手かった」と賞賛の声 | dorama9
3話「カリスマ悪徳教祖が仕掛ける罠」
あらすじ
町工場を営む「ミズハラ製作所」の社長・水原明人(小林三十朗)は経営不振に悩んでいた。そこで商工会で紹介された税理士の上村元也(松岡広大)に助けを求める。相談を受けた上村は「外部の力を借りるべき」と助言し、水原に資金力のある株式会社「ネッブス」との経営統合を提案する。「ネッブス」の社長、奥田真斗(町田悠宇)もこの求めに応じた。水原はこれで経営が保てると安心するも、数日後、工場の口座の金が全て消えて
いた。資金を失い負債だけを押し付けられた水原は、自ら命を断ってしまう。
一方、佐生新次郎(安田顕)は黒澤道文(今井清隆)に目を付けていた。「宗教法人ルミナス」の教祖として宗教法人を母体とする「黒澤ホールディングス」を立ち上げた男だ。その実態は信者には高額な商品を買わせ、後継者不足や資金難に苦しむ企業には“承継ビジネス”を持ちかけるなど、さまざまな方法で金をだまし取る悪人だった。「ミズハラ製作所」のような被害報告も複数上がっており、佐生は、DICT室長・早見浩(松角洋平)に調査を指令。二宮奈美(沢口靖子)と南方睦郎(一ノ瀬颯)は、手始めに被害を受けた和菓子店で事情聴取を行う。すると、ここも奥田の会社と経営統合しており、店主に奥田を紹介したのは上村だった。その事実に衝撃を受ける南方。実は上村は南方の大学時代の友人だったのだ。南方は、複雑な思いを抱きながら捜査を進める中で、ある真実にたどり着く。
ネタバレ
奈美たちはお団子屋の柴浜堂から相談を受ける。だが、証拠はない。
南方は奈美とともに上村に会いに行く。だが、証拠がないため、何もできなかった。上村から「俺のこと何も知らない」と言われた南方は自身のスマホを調べる。
南方は今度はひとりで上村に会いに行く。連絡があったのに気付かなかったことを謝った。去年の8月17日、上村から「相談したいことがあって。時間があるか?」と連絡が来ていたのだ。
奈美も上村の元にやってきた。奥田の過去の担当税理士が死亡していることを調べた奈美。上村は奥田を裏切ると殺されると知っていて、仕方なく従っていたのだった。
南方は奥田の脱税を見抜き、捜査二課が動くという。「お前が処理していたんだろ?俺じゃ気づけなかった」と上村に告げる南方。上村は片づけたら出頭すると南方に約束する。上村が「間に合うかな?」というと、南方は「間に合うよ」と伝える。
しかし上村は路上で刺されて死亡。詐欺被害者で自害した水原氏の息子が犯人だった。上村は瀕死の状態でUSBをつかんだ。しかし何者かがその手からUSBを持ち去る。上村の事務所のパソコンも盗まれていた。
その後、官邸からの指示で黒澤ホールディングスへの捜査が中止となってしまう。内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)が民自党の幹事長・中野仁二(大河内浩)に忖度したものだった。
カナ(白本彩奈)はスコット(樋口幸平)と共に海外へ。
一方、奈美は団子屋の柴浜堂の前にいた。閉店の貼り紙があった。通行人(福本莉子)が閉店を惜しんだ。さらに新次郎もやってきて奈美に声をかけた。この店の団子を奈美にも食べて欲しかったという。
第2話は被疑者の上村が死亡、奥田は脱税でしか逮捕できず、と、なんともほろ苦い結末となりました。政治家からの圧力ってホント、フィクションでもムカつきます。黒澤ホールディングスとの戦いは今後に続く!って感じですかね。
第2話終盤には、福本莉子ちゃんが通行人役でサプライズ登場。序盤のキャスト・スタッフロールのときにクレジットされていたので何役だろうと思ったら、かなりチョイ役でビックリしました(笑)。コメントによるとワンシーンの出演とのことで、今回だけの出演のようですね。沢口靖子さんとは東宝シンデレラ・グランプリの先輩後輩ですが、売れっ子になってきた福本莉子さんの贅沢な使い方ですね。
福本莉子さんのコメント
「長年愛され続けてきたドラマシリーズにワンシーンでしたが出演させていただきとてもうれしかったです。お団子を愛する役柄という事で、普段の私と近いところもありすんなりと『絶対零度』の世界になじむことが出来たと思います。4年振りの共演が沢口さん主演のドラマとなり、とても光栄です。撮影の合間もお話させていただき、短い時間でしたが心温まる現場でした。今後の展開からも目が離せません!」
4話「NPO法人の隠された真実」
あらすじ
国際NPO法人「ヒューマン・フューチャー・ブリッジ」の職員・与田健二(佐藤岳人)が殺害された。同法人は過去に寄付金を犯罪組織に流したという疑惑で、捜査二課が動いた経緯があった。概要を聞いた二宮奈美(沢口靖子)は、山内徹(横山裕)と検視官から詳細を聞く。すると与田の殺害手口や凶器が、山内が追っている2件のシステムエンジニア殺害事件と酷似していた。いずれもナイフで一突き、同一犯による犯行とみられた。
すべてがつながっているとすれば、DICTが追う犯罪組織の実態に迫る大きな手がかりになる。山内は犯行に使用された凶器の購入者を当たることに。一方、奈美は掛川啓(金田哲)とともに法人の理事・杉浦吉子(黒沢あすか)を事情聴取。与田が経理担当と聞き、同僚への聞き取りを求めるも拒まれる。しかし帰り際、通りかかった経理の宮崎絵里子(円井わん)との接触に成功。動揺を見せる絵里子の様子をうけて、
奈美はあえて世間話を展開する。DICTでは清水紗枝(黒島結菜)が法人の寄付金の流れを調べていた。宗教法人を母体とする「黒澤ホールディングス」関連会社からの多額の寄付があったことが分かる。教祖・黒澤道文(今井清隆)はかつてDICTが追っていた人物だ。掛川は絵里子の様子に疑念を抱くが、奈美は「話せない事情があるのでは」と考える。そして「職員の端末がアプリで監視されている」という推測の元、捜査が始まる。
ネタバレ
アプリで監視されていると気づいた奈美は、絵里子(円井わん)に直筆で手紙を送ることにした。
絵里子は、与田健二(佐藤岳人)が警察に話すと言ってから殺されたことに怯えていた。
新次郎(安田 顕)は杏子(板谷由夏)の娘・桐谷カナ(白本彩奈)が家出していることを知る。そのころ、カナはスコット(樋口幸平)と海外に行っていた。
山内徹(横山裕)はSE殺人事件の聞き込みに、古いアパートに訪ねる。すると、隣の部屋の男がナイフで襲いかかってきた。格闘した末、男に逃げられてしまう。その男は自衛隊のレンジャー部隊にいた新田という男だった。
中野(大河内浩)幹事長が総理の部屋を訪ね、システムダウンの件で探りを入れる。新次郎がやってきて、SE殺人事件と関連があることを伝える。
恐怖に怯え、徐々に疲弊していく絵里子。元気のない絵里子を見た幼稚園児の息子・太一は「ママ病気なの?早く元気になってね」と折り鶴をプレゼント。「大丈夫、大丈夫よ」と息子を抱きしめる絵里子。
この場面の絵里子さん。息子をこんなにも心配させてしまったことを悔やむ母親の顔をしてましたね。円井わんさんは朝ドラ『ばけばけ』で主人公・トキを支える友人・野津サワ役を演じていて、産みの父を失って号泣するトキを優しく抱きしめる場面もありました。この場面はそのサワ役と重なっても見えましたよ。
その後。絵里子は息子に背中を押される形で、奈美に助けを求めることに。絵里子は奈美にメールを送り、公園で会う約束をかわす。雪村がそのメールを盗み見ていた。
絵里子は経理データをUSBにダウンロードしてから退勤し、公園に向かう。新田は絵里子の位置情報を把握していて、絵里子からバッグを奪い
USBを手に入れた。そこにDICTメンバーがやってきて、取り囲む。新田はUSBを踏みつけて破壊し、投降した。
取調室にて。理事・杉浦吉子(黒沢あすか)はマネーロンダリングを否定している。証拠の経理データはすべて上書きされていた。だが、奈美は手書きの経理データを突き付けた。絵里子が手書きし、奈美に郵送していたのだ。
杉浦は罪を認めた。臨時ボーナスのつもりで食事会を開いたとき、意地の悪い週刊誌が嗅ぎつけてバッシングされ、懇意にしていた企業の寄付金も失った。マネーーロンダリングに協力して、寄付金の大部分を還流させるように言われた。杉浦は違法行為だとわかっていながら「活動を続けられるなら。困っているひとを一人でも助けられるなら…」と犯罪を犯してしまった。
奈美は「どんな理由があったとしてあなたのしたことは善意の人々を陥れる行為です」と断罪。
杉浦は「私がやったことは保身でしかない」とうなだれた。
奈美はとにかく正義感が強く、毎回、犯人にどんな事情があっても一切同情しません。そんな力強さが沢口靖子さんの引き締まった表情からも読み取れますね。
絵里子のメールを盗み見ていた幸村が荷物を持って出ていこうとする
山内が雪村を確保。
DICTの会議室にて。奈美に褒められた絵里子は、「正しいことをする母親でいたかったので」と笑顔を見せた。
新次郎は総理にDICTがNPO法人から国際組織へつながるマネーロンダリングの捜査に着手したことを伝える。しかし総理の娘がスコットと一緒にいることを掴んだ件は、総理に報告しなかった。
奈美が外をランニングしている。そこへ一台の車が近づく。(つづく)
第4話は、円井わんさんがメインゲスト。恐怖に震え慄いていて日常が不安でいっぱいになっている表情が視聴していて心配になるほどでした。つまり、好演してましたよ。もちろん怯えてるだけではなく、母の愛の強さも伝わってくる役でもあったと思います。
また、4話は山内徹(横山裕)が容疑者と戦うアクションも見どころでした。沢口靖子さんが実年齢は還暦ですから、横山裕さんには今後もアクションを担当して欲しいところですね。金田哲さんもヒョロヒョロですし(笑)
気になったのは、内閣官房副長官の佐生新次郎は総理の娘・カナの居場所を掴んでいる様子なのに、それを総理に報告しないというのはどういうこと?という疑問。総理の弱みを握っている、ということなのでしょうか。自分が総理になりたいという狙いが?やはり安田顕さんが演じるだけあって、裏がある人物なようですね。
5話「二宮奈美、拉致られる!?」
あらすじ
十一年前、都議会議員だった桐谷杏子(板谷由夏)は街頭で遊説中、突然ナイフを手にした男に襲われそうになる。混乱の中、警備にあたっていた二宮奈美(沢口靖子)が男を取り押さえ、杏子を救った。感謝を述べる杏子に奈美は厳しい言葉を投げかける。それが杏子と奈美の人生に影響を与えることとなる。これが2人の最初の出会いだった。
時は現在。DICTでは、都内の一部で発生した早朝の一斉停電について会議が開かれていた。山内徹(横山裕)が発電所へのサイバー攻撃を報告するが、発信元は不明。その最中、室長・早見浩(松角洋平)が奈美の不在に気づく。直後、清水紗枝(黒島結菜)がパソコン画面に映る異変を指摘。同じ頃、杏子のもとに佐生新次郎(安田顕)が駆け込み、SNS上に奈美の拉致を告げる犯行声明が投稿されたことを伝える。声明には「DICTの一員が自らの安全を守れない」との嘲笑と「日没までに救出できなければ命の保証はない」と
の挑発的な文言。拘束された奈美の写真も瞬く間に拡散された。だが写真からの手がかりは乏しい。防犯カメラにはジョギング中の奈美の姿が映っていたが、一斉停電の影響でその後の映像は途絶えていた。
DICTはサイバー攻撃と拉致事件の関連を疑い、山内は南方睦郎(一ノ瀬颯)とともに捜索に向かう。拉致された奈美は犯人(和田聰宏)と対峙。素顔を晒すも名乗らないその男は、奈美にアメを差し出し「ずっと見ていた」と告げる。
ネタバレ
犯人は、奈美に妹が殺されたという。奈美は犯人(和田聰宏)の名前が駒場宏伸と突き止めた。駒場の公判中、妹の美沙は亡くなった。奈美は保護した時すでに美沙が食べられないほど衰弱していたと説明。
さらに、奈美は美沙が残したメッセージが墓に眠っているという。そこで、駒場は奈美を連れて墓へ。しかし手紙も何も入っていなかった。奈美は何もメッセージを残せなかったと説明。ペンも持てないほどの最期だったという。
奈美は、駒場が妹の介護をしながら賞賛されるのが快感だったことを指摘する。そして奈美は推理を披露。駒場は妹が回復しそうになると、薬をすり替えて、病気が治らないようにしていた…と。
駒場が妹にしていた行動は「代理ミュンヒハウゼン症候群」といわれるものです。自分ではなく他人や自分の子どもを傷つけ、他者からの気を引き精神的に満たされようとする症状のこと。
頭に血が上った駒場は、奈美に馬乗りになった。そこへ、DICTのメンバーが駆けつけて、奈美を救出。駒場は逮捕された。監禁場所から墓地へ移動したときに防犯カメラに映ったため、清水(黒島結菜)らが奈美を発見したのだ。
取調室にて。駒場に協力者がいることが分かる。DICTのメンバーのことも相手側に知られていた。
奈美のケガは全治二週間ほどだった。杏子が奈美のお見舞いに来た。杏子は奈美に助けられたこともあり、自分が奈美をDICTに推薦したと明かす。
奈美は黒幕がDICTの捜査能力を調べていて、国家を揺るがす情報犯罪を起こすことを推理し、佐生新次郎(安田顕)に警告する。
ラスト。海外に行っている総理の娘・カナ(白本彩奈)はゲームのイベントに行く気だったが、どこかの施設に連れ込まれた。そこは電話対応する人がたくさんいた。特殊詐欺のアジトのようだが…。(つづく)
二宮奈美(沢口靖子)誘拐、監禁事件が描かれた第5話。監禁されているのに推理を披露したり、機転をきかせて犯人を外に連れ出して見事に逮捕に繋げたり…。さすが、奈美さん。お見事でした。しかし黒幕は姿を現しませんでした。宗教法人を母体とする「黒澤ホールディングス」が怪しいのですが…あの外国のアジトも繋がる?カナの運命も気になりますね。
6話「白骨遺体に隠された驚がくの真実とは」
あらすじ
「宗教法人ルミナス会」の教祖・黒澤道文(今井清隆)が「大災厄が日本を襲う」と終末をあおる動画を投稿、持てば救われるとする神札を信者に売りつけていた。内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)は、その収益が国際犯罪組織へ流れているとにらみ、DICT室長・早見浩(松角洋平)に証拠をつかむよう命じる。清水紗枝(黒島結菜)らは金の流れを追うが、巧妙に偽装され、送金先を特定できない。そこで二宮奈美(沢口靖子)は、
オンライン潜入を提案。信者を装ってオンラインサロンに潜入し、教団施設近くの喫茶店でオフ会が開かれることをつかむ。現場に南方睦郎(一ノ瀬颯)と掛川啓(金田哲)が潜入する。一方、山内徹(横山裕)は刑事・酒井美香(三浦真椰)から、郊外で発見された身元不明の白骨遺体について情報を得る。遺留品にはルミナス会のアイテムがあり、教団が事件に関係している可能性が。その頃、オンラインサロンで複数の裏アカを所持し内部
批判をしているユーザーを清水が発見。その身元が小泉真紀(羽柴志織)であると突き止め、南方と掛川が接触。小泉は(藤崎という信者について)「教団をマスコミに売ろうとした裏切り者が裁きを受け、姿を消した」と語る。その後オフ会に潜入したところ、信者内で対立が起きていることがわかり、不満分子から情報を得る方針へと動き出すDICT。奈美は道文を逮捕できる絶好の機会と意気込むが、教団では息子の聡(市川知宏)が教祖代理を務めていて…。
ネタバレ
奈美は黒澤道文(今井清隆)をおびき出す作戦を考える。インフルエンサーの信者として黒澤にSNSで接触し、会う約束を取り付ける。
DICTの田辺智代(馬場園梓)が指定されたカフェに行くが、黒澤は来なかった。そのころ、 桐谷総理(板谷由夏)が黒澤の予言を否定する会見を開く。
DICTのメインルームに黒澤からテレビ電話がくる。画面に映し出される黒澤は「その手には乗らないよ」という。罠だと気づいていたようだ。 奈美(沢口靖子)が対応するが、黒澤は「悪いがDICTに構っている暇はない。忠告する。これ以上捜査をするな。 どうせ君たちに私を捕まえることはできないからな。捜査から手を引け。50万人の兵隊がいることを忘れるな」と脅す。
予言の時刻になったが、何も起こらなかった。DICTの掛川(金田哲)は「この間に国外脱出しているのではないか?」と推理。そこへ山内徹(横山 裕)が「藤崎が出頭した」とやってくる。
白骨遺体だと思われていた藤崎は、殺されていなかった。黒澤に狙われていると思って隠れていたのだ。奈美は先程の黒澤の動画を見て左利きだと気づく。袖の開け方も違う。予言動画以降、 別人がなりすましたフェイク動画だと推理する奈美。本物の黒澤について奈美は「殺されたのよ。 犯人は黒澤を殺害し 動画で彼になりすました こんなことができるのは 黒澤の近くにいる人間しかいない」という。
空港に黒澤の息子・聡(市川知宏)がいた。 南方(一ノ瀬颯)と掛川(金田哲)がやってきて、 聡を取り押さえる。 フェイク動画のIPを特定、聡が予言動画でなりすましていた証拠が見つかったのだ。
取調室にて。聡は「小さいころから教団にはうんざりだったんだよ 何が神様だよ! 金さえなくなれば教団は潰れる。金なら全部使ったよ。 ちょうどいいタイミングだった いつかはあいつを殺すつもりだったから」と、父・黒澤を殺した犯行を自供する。
奈美は何百億円のお金の行方が気になった。聡は「金を消す方法をSNSで調べた。ただ使うよりそっちのほうが面白いだろ。『手伝ってやる』ってヤツが現れた。俺からすればあれが本物の神様だよ」という。
DICTはまたも指南役にはたどり着けなかった。先日の通信障害で銀行もサーバーが落ちた。その時、ゴースト口座を使って教団の資金を流したのか? 通信障害もその指南役が?
その夜。病院で通信障害が起きて…。(つづく)
「ルミナス会」の教祖・黒澤道文(今井清隆)は息子に殺されていた…ということが分かった第6話。このルミナス会を母体とする「黒澤ホールディングス」がラスボスかと思ったら、黒澤の裏に指示役という名の黒幕がいるというわけですね。つまり、黒澤が黒幕じゃなかった(笑)
総理の娘のことは第6話で進展がなかったのですが、第1話冒頭にいつ繋がるのでしょうか。次回でもないようですし。そろそろ繋がらないと総理の娘の存在、忘れちゃいそうです(笑)
7話「サイバー攻撃が病院を襲う」
あらすじ
これまでに起きたシステム障害やシステムエンジニア連続殺人、そして二宮奈美(沢口靖子)の拉致。警視庁はこれら一連の事件に同一組織が関与していると判断し「警察庁広域重要案件“H-WKN159”」に指定。佐生新次郎(安田顕)はDICTに対し、その全貌解明と組織の早期壊滅を命じる。その頃、奈美は拉致事件で負った足の治療のため大学病院を訪れていた。そこで奈美は、入院患者の少女・久野真由(白山乃愛)と付き添い
の看護師、清掃員とエレベーターに乗り合わせる。すると、エレベーターが緊急停止し、閉じ込められてしまう。この病院では、中野幹事長(大河内浩)の妻・光江(西見桂)の心臓手術も行われていたが、オペ室の電源も落ちて院内は混乱。やがて病院の全システムがハッキングされ、サイバーテロであることが判明。すべてのデータが暗号化され、PC画面には金銭を要求する犯行声明が表示された。病院側は復旧を急ぐべく、システム会社
の社員・瀬野康太(味方良介)を呼ぶ。佐生は桐谷杏子(板谷由夏)に本件が“H-WKN159”との関連を示唆。田辺智代(馬場園梓)と掛川啓(金田哲)が病院へ向かい、清水紗枝(黒島結菜)は遠隔で瀬野と連携し、捜査を進める。エレベーター内で閉じ込められている真由は、点滴が切れれば命の危険が迫り、幹事長夫人・光江の手術再開も急を要する。そんな中、犯人から新たな挑発的メッセージが届き、緊迫の救出劇が始まる。
ネタバレ
奈美は病院を恨んでいる人間が犯人かもしれないと推理。そんな中、犯人から新たな挑発的メッセージが届いた。どこか一か所だけ復旧させるという。久野真由(白山乃愛)が閉じ込められているエレベーターか、中野(大河内浩)幹事長の妻がいる手術室か?どちらを選ぶべきか。
桐谷(板谷由夏)は佐生新次郎(安田 顕)にDICTの指揮を取れと指示し、向かわせる。 そして佐生は手術室の患者から救うように指示する。掛川(金田哲)が反対するが、元公安の掛川も命に優先順位をつけたことが過去にあった。佐生も元公安で「これは命令です」と指示。
しかし、清水(黒島結菜)が入室のログが分かれば、というが…。そのログがない。二宮は「テンキーで入ったんだ」と気づいた。システム会社の社員・瀬野(味方良介)がテンキーで入れることをわざと黙っていた。この病院に娘を見捨てられた過去があり、恨みがあった。瀬野は清掃スタッフはIDカードを渡されていないこと、今日の清掃スタッフは高倉という人物だと明かす。
二宮と一緒にエレベーターに閉じ込められた清掃スタッフが高倉だった。高倉は「感謝されることのない俺達は、景色だ。見てみたかった。人間を経費扱いするこの病院が 命のために金を出すのか」と、犯行動機を語る。
二宮は気持ちが分かると言いつつ、「こんなことをしたらその声は届かない」と告げる。真由は「高倉さんの掃除が一番丁寧だって言っていたよ。看護師さんも同じ病室の人も。今までお礼言えなくてごめんなさい。いつもありがとう」と感謝する。
二宮と真由の言葉を聞いた高倉は、USBをさしたことを明かす。DICTがUSBを回収し、清水がシステムを復旧させた。こうして病院の機能が戻り、幹事長の妻の手術が再開。エレベーターも動き、真由の点滴も無事に再開された。
その後の調べで、高倉はパソコンの知識がなく、ランサムウェアのこともできるはずないと分かる。ダイレクトメールで誘われて、USBを使っただけだ。またしても黒幕は分からなかった。
中野幹事長は佐生に礼を言い、「君は総理の影にいる人材ではない。表に出るつもりがあるなら力になる」と味方になった。カナ(白本彩奈)は電話対応が評価され、フィッシングサイト作りに関わることに。そんな中、日本にる桐谷杏子(板谷由夏)のスマホに拘束されたカナの写真が届き、脅迫電話も来る。
病院がサイバー攻撃を受けて、主人公の奈美もそこにいて…。少女の命か、幹事長の妻の命か。なかなか緊迫した展開でした。まあ、命の選別という展開に持っていきたかったのでしょうけど、あっさり清水が両方救う方法として入室記録(ログ)を持ち出して、話はそっちになってしまいました。ここにもう少し時間を割くとか上手くできなかったかなあ。
犯人についても、清掃員がずっと帽子を深くかぶっていたから最初からずっと怪しすぎた点は惜しいかな。犯人が分かったとき、やっぱり!って感じで、驚きはなかったです。
あと、システム会社の瀬野も味方良介さんがキャスティングされてるので何かしら見せ場があると思ってました。メタ考察ってやつでしょうけど。サイバーテロなんだからシステムに詳しい警察官も出向かないと…とも思いました。掛川も田辺も佐生も瀬野のそばで見守ってるだけだったから。清水ちゃん以外にシステムに詳しい人は警察にいないの?(笑)
ラストは、カナの監禁が発覚。ついに、総理の娘のストーリーが動いていくようです。第1話冒頭に繋がるのはいつでしょうかね。
8話「誘拐された総理の娘」
あらすじ
桐谷杏子(板谷由夏)に届いたメールには拘束された娘のカナ(白本彩奈)の写真が添付されていた。直後に電話が入り、相手は“娘を預かっている”と告げる。杏子はカナの安否を尋ねるも「今後のあなた次第」と言われ、通話を切られてしまう。この事態に警察庁は総合対策本部を設置、内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)が本部長として指揮を執る。総理の娘が誘拐される前代未聞の事態に、DICTも極秘裏に捜査を開始。二宮奈美
(沢口靖子)が「警察庁広域重要案件“H-WKN159”」との関連を示唆すると佐生は可能性を認め、この事案を「国家的危機と考えてほしい」と話した。早見浩(松角洋平)は脅迫電話の発信元の特定を清水紗枝(黒島結菜)に、カナの足取りを掛川啓(金田哲)と南方睦郎(一ノ瀬颯)に指示。奈美は佐生とともに、首相官邸に行くことに。杏子は最も信頼を置ける人として奈美を指名し、今後の付き添いをお願いした。山内徹(横山
裕)と田辺智代(馬場園梓)が“H-WKN159”事案の摘発で得た組織の個人口座リストを洗い直す。これが世間に知れ渡れば、瞬く間に拡散され、日本の統治機能や国際的信用が揺らぐ危険をはらんでいた。そんな中、週刊誌の記者・磯田涼子(加藤夏希)が佐生に突撃取材を仕掛ける。佐生はマスコミによって事件が公になるのも時間の問題と見る中、追い打ちをかけるように、杏子の不倫や不適切発言の映像がSNSで拡散され…。
ネタバレ
杏子の不倫や不適切発言の映像は、ディープフェイクだ。しかしSNSで拡散される。
佐生はは桐谷に会見を開くよう助言。
清水の解析で、映像が粗悪なフェイク画像だとわかる。
DICTは、カナ(白本彩奈)と行動をともにしていたスコットの名前が沢北卓(樋口幸平)だとつかむ。彼は闇バイトのリクルーターだ。
杏子の記者会見にて。女性記者・磯田涼子(加藤夏希)は総理の夫の不倫写真を公表。
会見は失敗に終わる。総理の夫・慎一が杏子に会いにやってきた。口論になるが、杏子は「あなたのように絶対に背を向けない。カナは 必ず見つけます」と伝える。
涼子(加藤夏希)は中野幹事長(大河内浩)と結託していた。
そんな中、山内(横山 裕)が「クジカンジ」という人物にたどり着く。一方、奈美は清水(黒島結菜)に連絡し、映像解析をしてもらう。結果、官邸に近しい人間が絡んでいる人物が犯人と分かった。
奈美が佐生の部屋に行き、「あなただったんですね。ディープフェイクを仕掛けた犯人」と突きつける。そもそも優秀な佐生が中途半端な記者会見を開いて、失敗するのはらしくない。しかし奈美は「わざと炎上騒ぎを起こした」と気づいた。マスコミ各社が総理の娘の誘拐から目をそらすために…。正解だった。
佐生は「命がけの大手術に多少の出血はつきものです。あなたも腹をくくってほしい。マスコミが総理の不倫騒動に向いているうちに、カナさんを必ず見つけ出す」と伝える。
一方、山内(横山 裕)が久慈幹二(池内万作)に行きついた。
9話「総理の娘を誘拐した犯人とは…」
あらすじ
桐谷杏子(板谷由夏)の娘・カナ(白本彩奈)が誘拐されてから一週間が経過するも、犯人は沈黙を貫いていた。 DICTはカナがバンコクに入国したことをつかむが、その後の足取りは不明。 行動をともにしていた沢北卓(樋口幸平)が誘拐に絡んでいる可能性が高いが、確証を持てずにいた。 早見浩(松角洋平)はあらゆる可能性を考慮して捜査するようDICTメンバーに告げ、 二宮奈美(沢口靖子)には引き続き杏子の身辺警護を続けるよう指示した。
総理執務室に奈美が戻ると、佐生新次郎(安田顕)と杏子の夫・晋一(森岡豊)も続く。 その時、杏子のスマートフォンに犯人からのメールが届き、拘束されたカナの写真が添付されていた。 直後、犯人からの電話が入る。電話口から聞こえるカナの声に動揺する杏子だが、カナの声はすぐに犯人にさえぎられる。 犯人は「第一の要求」として、杏子が活動内容に問題があると活動停止にした団体を挙げ、その処分が不適当だったと、国民に謝罪するよう求めた。 拒絶する杏子に「賢明なご判断を」と告げ、犯人は一方的に通話を切る。
リストに犯人への手がかりがあるとみた奈美が杏子に心当たりを尋ねると、ある宗教団体を示す。 DICTは、同団体残党へのガサ入れを行うも、カナ誘拐につながるものは得られない。 そんな時、大規模な通信障害が発生。 さらに、またしてもシステムエンジニアが殺害される山内徹(横山裕)が取り逃がした野村翔(北代高士)の犯行とみられ…。
ネタバレ
大規模な通信障害が発生。いわゆるサイバーテロが起きた。だが、原因は分からないまま、復旧する。誘拐犯が仕掛けたものとみられるが…。
奈美が記者の磯田涼子(加藤夏希)を呼び出し、総理が乗る公用車の中へ。杏子は誘拐事件だと明かして、すべてが終わるまで秘密にするよう頼む。その後は独占記事を書いてもいいと約束。涼子は承諾した。
深沢(丸山智己)管理官と山内がDICTにやってきて、 サイバーテロの原因はバッグドアが仕掛けられていたからだという。 そのバッグドアを仕掛けていたのは、殺害されたシステムエンジニア国見だった。国見の同僚のSE・森宮が行方不明なので、口封じで殺害されている可能性もある。
奈美は国見のスマホから匿名のメッセージアプリに気づく。そのアプリには、GPS機能もあった。この機能で野村の位置情報を掴むことに成功へ。
DICTの捜査員は野村が潜伏するビルに突入するが、もぬけの殻。置いてあったスマホには「残念でした」と書かれていた。
杏子のスマホにビデオ通話のURLが送られてきた。クリックすると、衰弱しているカナ(白本彩奈)が映っていて「助けて!」と叫ぶが…。通話が切れてしまう。
掛川(金田哲)から公安の情報を聞いた奈美は、佐生新次郎(安田顕)に会いに行く。カナの出国について公安が掴んでいて、佐生も知っていたのに、どうしてす総理に伝えなかったのか?と、奈美。
佐生は「カナさんが家出したことは知っていましたが、ただの家出にすぎない。私に何ができたでしょうか」と開き直る。
奈美は佐生が総理を追い詰めるためではないか、と疑っている。佐生は「それが国家にとって必要なら選択肢としてある」と答えるのだった。
その頃、杏子のスマホにメッセージがきた <カナさんを助ける方法があります>。
9話は、総理の娘誘拐事件の続き。総理に恨みを持つ宗教団体に踏み込むも成果なし。サイバーテロが起きて、それが山内が追っているシステムエンジニア連続殺人事件とリンクします。殺人事件の容疑者・野村を逮捕できれば誘拐事件の情報も聞き出せる……とのこと。ただ、その野村をを捕まえようとして空振りしてしまいました。その野村の逃亡を手助けしたのは久慈幹二(池内万作)。この久慈が誘拐犯グループの主犯ってことなのかな。ともかく、9話は、もどかしい回でした。誘拐事件が全く進んでないです(笑) DICT、全然ダメ。奈美さんは佐生とライバル関係(?)になってる場合じゃないですよ。カナさんの救出、頼みますよ。
10話「」
あらすじ
相次ぐサイバーテロに加え、不倫疑惑がSNS上で炎上、桐谷杏子(板谷由夏)は激しい誹謗中傷にさらされていた。娘・カナ(白本彩奈)の誘拐も進展がない。二宮奈美(沢口靖子)は、カナの誘拐を世間の目から逸らすために不倫疑惑のフェイク動画を流した佐生新次郎(安田顕)に不信感を抱く。さらに、佐生がカナの出国を把握しながら杏子に報告しなかった事実を知った奈美は、これまでの行動は総理を追い詰めるためのものではない
かと疑う。DICTでは、一連のサイバーテロと関係があるとされるシステムエンジニア連続殺人犯・野村翔(北代高士)の追跡を継続。山内徹(横山裕)と掛川啓(金田哲)が捜査に向かおうとした矢先、南方睦郎(一ノ瀬颯)が驚きの声を上げる。SNS上に誘拐されたカナの監禁動画が投稿されたのだ。削除要請を急ぐものの拡散は止まらず、清水紗枝(黒島結菜)が投稿元の特定を試みるが、混乱に便乗する偽アカウントが乱立し状況は
混迷を極めた。極秘案件だった誘拐事件は瞬く間に世界へ共有され、国家的危機に発展。佐生は杏子に緊急会見の開催を提案する。奈美はそのやり取りを聞きながら、佐生への警戒心を強める。ついに杏子は会見でカナ誘拐の事実を世間に公表。会見を終えた杏子は極度の疲労をにじませ、奈美の付き添いを断りひとりで化粧室へ向かう。異変を察した奈美が後を追うも、すでに杏子の姿はなかった。早見浩(松角洋平)に連絡を入れるが…。
ネタバレ
放送後に更新します。
【絶対零度シーズン5】原作と脚本家
原作や脚本は、誰が書いているのでしょうか?
原作は?
原作は無しです。
脚本家は?
鈴木洋介、市東さやか、阿部凌大の3名が担当します。
鈴木洋介…東京都出身、明治学院大学卒業。大学卒業後に2年間カナダへ留学。帰国後、アニメ制作会社のスタッフを経験。その後、映画美学校にて脚本を学び、脚本家へ。2014年に脚本家として独立し、アニメを中心に活動中。
鈴木洋介さんの主な作品は、ドラマ「恋するゆうれい」(前編・後編/TOKYO MX、2023年)、劇場アニメ「映画 窓ぎわのトットちゃん」共同脚本、など。
市東さやか(しとうさやか)… 1992年兵庫県生まれ。鹿児島育ち。神戸市看護大学大学院修了。 神戸大学医学部保健学科卒業後、看護師として病院勤務。 その後、大学院にで看護研究に取り組む。2021年から独学で脚本を書き、2022年にコンクールで受賞。
【受賞歴】 2022年 第34回フジテレビヤングシナリオ大賞 大賞受賞「瑠璃も玻璃も照らせば光る」
市東さやかさんの主な作品は、「Dr.アシュラ」(2025、フジテレビ)全話、「真夏のシンデレラ」(2023、フジテレビ)全話、ほか。
阿部凌大(あべりょうた)… 1999年6月23日生まれ。新潟県出身、長岡工業高等専門学校の専攻科、物質工学専攻卒業。
【受賞歴】 2023年 第35回フジテレビヤングシナリオ大賞 大賞受賞「高額当選しちゃいました」
阿部凌大さんの過去作品は、「晩餐ブルース」第7・8話脚本、「高額当選しちゃいました」脚本担当。他にラジオでの脚本あり。
【キャリアについて】3人の中では、市東さんが連ドラ執筆の経験が一番あります。けれど、鈴木さんが一番ベテランで10年以上の経験者。逆に阿部さんが2年前に公募の賞を取ったばかりの若い脚本家となっています。市東さんは2人の間くらいのキャリアですね。
【得意分野】3人の得意とする分野や学んできたことが違うのが興味深いです。鈴木さんは「ドラえもん」などアニメを担当してきて、市東さんは「看護師」経験者&研究者、阿部さんは物質工学専攻という理系。
エピソードごとに完全に分けるのか、共同執筆していくのか不明ですが、これまでにない刑事ドラマになる予感がします。
【絶対零度】歴代シリーズのおさらい
シーズン5の最終回結末予想の前に、予想の材料として、シリーズの過去作品をおさらいしましょう。
「絶対零度」シリーズは過去に4作、制作されてきました。
各シーズンの最終回ネタバレを簡単にみていきましょう↓
シーズン1「絶対零度~未解決事件特命捜査~」

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内容:「コールドケース」と言われる「時効寸前の未解決事件」を調査するため、警視庁捜査一課に新設された「未解決事件特命捜査対策室第4係」。そこに配属されたのは新人刑事・桜木泉(上戸彩)。泉は塚本圭吾(宮迫博之)とバディを組んで捜査に挑み、成長していく…。
最終回の事件は、12年前の「巡査部長射殺事件」。1998年、巡査部長の百瀬は殺人容疑で指名手配中だった橋本幸生を追いつめるが逆に射殺されてしまった。橋本は百瀬の遺体を焼き、逃走。百瀬は名誉の殉職とされ、警部に昇格した。
捜査する中、百瀬が息子・望の病気を治すために橋本が働く金融業者から借金をしていたことが判明。
さらなる調べで百瀬と橋本が入れ替わっていることが分かり、焼死体は百瀬ではなく橋本だったのが判明。
かつて事件を担当していた殺人犯係の中馬が橋本を脅迫していたことがわかる。
泉は、村岡と名乗って生きていた百瀬を発見し、逮捕することができた。
補足:シーズン1後に放送された『絶対零度~未解決事件特命捜査~Special~』で塚本圭吾(宮迫博之)が殉職してしまいます。
<タイトル「絶対零度」の意味とは?>
絶対零度とはマイナス273.15度のこと。実際この温度に到達することは理論的に不可能。そこから、どんな事件も完全に凍ることはない!未解決のまま終わらせない!との意味が込められています。
シーズン2「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」

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【内容】:桜木泉がSeason1の課から、特殊犯罪潜入捜査対策室へ異動。瀧河信次郎(桐谷健太)が、泉の新しいパートナーになる。特殊犯罪を扱うストーリー。
最終回は「柴崎外務大臣の息女誘拐事件&柴崎外務大臣誘拐事件 - 連続情報操作犯捜査」です。
塚本殺害の容疑者、畑山昭子(堀内敬子)は情報テロリスト・木幡(ユースケ・サンタマリア)の指示でトイレに行くフリをしてそのまま逃走。調べて行くうちに、この畑山が戸籍上死亡していることが判明し、捜査していく。
逃走した畑山は、木幡に「自分たちの子供のへその緒と逃走用IDとを交換しよう」と申し出るも、木幡に裏切られ、へその緒を取りに来た川島(中村倫也)に銃で撃たれてしまう。現場近くに瀧河(桐谷健太)がいたため、川島を逮捕できた。しかし畑山は死亡。
柴崎大臣の誘拐監禁の場所が特定された。桜木が畑山になりすまして取引のメールを送り交渉が成立。待ち合わせ場所で待機し木幡を発見したが、木幡に逃げられる。
木幡を追う桜木は、仲間と連携し、無事に木幡を逮捕し、柴崎大臣も無事保護する。
ラスト。事件が終息したため、目を患っていた瀧河は警察を辞職。桜木泉は、新たに「特殊犯罪捜査対策室」に配属された山内徹(横山裕)の教育係を命じられた。泉は、まるで瀧河のように、厳しく教育していく。
コールドケース(長期の未解決事件。冷たいという意味のコールドは、事件が起きたばかりで捜査も活発でホットな状態に対比した表現。ケースとは案件の意味。)を扱うけど、決して凍らせない!という意味から、「絶対零度」というタイトルになっていたのですが、あまり関係なくなってきましたね。(笑)
シーズン3「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」

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【内容】:警視庁公安部のエースだった井沢範人(沢村一樹)は、ある事件がきっかけで窓際部署である「総務部資料課分室」に左遷される。しかし、それは表向きで、裏ではキャリア警察官の東堂定春(伊藤淳史)が指揮を執り、"ミハンシステム"の導いた危険人物の情報によって、これから起こりうる犯罪を未然に阻止するミッションを負った試験的な秘密部隊である未然犯罪捜査班・通称「ミハン」で…。
【桜木泉の部下が引き続き登場】特殊犯罪捜査対策室への配属から7年が経ち、一流の捜査官となっていた桜木泉が突如謎の失踪をしてしまう。バディを組んでいた山内徹(横山徹)は、桜木の行方を追うも上層部とトラブルを起こし、「総務部資料課分室」に左遷された。そこで井沢たちととともに捜査していく。
ベトナムで焼死体となって発見されたはずの桜木泉(上戸彩)の生存が判明。井沢(沢村一樹)たちは次の危険人物「桜木泉」の捜査をする。 しかし桜木はミハンとしてベトナムで谷口という男を探っていて、彼女の相棒の赤川は谷口を射殺した後に不審死していた。
桜木が死を偽装してまで追う幻の事件「ケースゼロ」が暴かれていく。
谷口は未来の犯罪者ではなかった。総責任者の東堂(伊藤淳史)がシステムのミスを隠ぺいするため、この事件の関係者を消していたのが真相だった。その裏には次長の町田(中村育二)がいた。井沢の妻は赤川の元同僚で、ケースゼロに巻き込まれる形で命を落とした。井沢は復讐心から町田を殺そうとするが、思いとどまった。東堂と町田は逮捕された。システムの法制化は延期されることになった……。
「ミハン」を指揮していた東堂(伊藤淳史)が悪いやつだったという衝撃結末。ミハンのシステムの法制化が先送りになってしまいました。
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シーズン4「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」

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【内容】ミハンのテストケース0号に関する事実が表沙汰になってからおよそ1年半ーー。ミハンは警察内で公の組織になり、法制化に向けて事件の捜査を続けている。井沢はとある理由から新たな統括責任者である香坂朱里(水野美紀)に対して警戒心を抱いていた。警務部人事課へと異動して「井沢の監視」という新たな指令を受けた山内、捜査中に出会った篠田( 高杉真宙)に心開き始める小田切(本田翼)、それぞれの思いを抱いて法制化に向けた捜査を精力的に続けていく…。
統括責任者・香坂(水野美紀)は途中で死亡しています。ミハンの実用性をアピールする為に、爆弾を東京サミット直前にミハンに発見させる自作自演の爆破テロ未遂を公安部長・曽根崎( 浜田学 )と共に計画。しかし、肝心の爆弾が何者かに持ち去られて本当の爆破テロへとすり替わってしまいました。香坂は爆弾を回収するため単独で動き、追ってきた井沢に制止されるも突然キスをし「あなたに出会わなければよかった」と言って彼を振り払い、去ります。その後、SAT隊員に扮したテロの首謀者にして実弟の篠田(高杉真宙)に銃で撃たれ、再び追いついた井沢に看取られながら香坂は死亡しました…。
シーズン4最終回では…。テロの首謀者・水島歩が篠田浩輝(高杉真宙)だと判明。殺人の無い世界を夢見てミハンのことを水島に教えた加賀美(柄本明)だったが、逆に殺人鬼を生み出すことになった。
加賀美は罪悪感に苛まれ、自らの手で水島を葬るためにミハンに志願した。しかし入院しているはずの病室に篠田はいなかった。
そんな中、ミハンが篠田を危険人物として割り出す。篠田はミハン法制化の大きな壁である南雲元総理( 浜田晃)の暗殺を計画していた。
南雲が手術を受けている病院に爆弾が仕掛けられていることが判明。 篠田が始まりの場所で全てを終わらせようとしていると考えた井沢は、水島恵一が神経ガスをまいた映画館へ向かう。
井沢は自分の家族を殺害したのが篠田だと突き止めていた。篠田はミハンを法制化するために、ミハンの冤罪を知ってしまった井沢の妻と娘を口封じのために殺害したのだ。
井沢は怒りながらも、犯罪をこの世から無くしたいという思いは自分と一緒だと思い、「僕は君を許す」と告げる。篠田は「僕は罰を受けなければいけない」と言い残して死亡。
病院に仕掛けられた爆弾は解除され、テロに協力していた曽根崎(浜田学)が逮捕された。ミハンの再始動が決定し、南雲元総理が今までのミハンの実績を評価して、法制化に期待が持てる展開に。
ミハンの法制化を予感させて、終わりました。最終回放送後の「特別編」では、1年後、未然犯罪防止法案が成立したこと、警視庁で未然犯罪捜査課の任命式が行われることが描かれました。
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【絶対零度シーズン5】最終回結末の予想&考察
「絶対零度」シリーズは原作がありません。
なので、シーズン5となる「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」も結末が読めません。
ですが、過去シリーズの傾向をもとに、なんとか振り絞って予想&考察してみます。
これまでの題材は以下の通り↓
- シーズン1(2010年)はコールド・ケースと呼ばれる「未解決事件」を追う。
- シーズン2(2011年)は「潜入捜査」がテーマ。
- シーズン3(2018年)とシーズン4(2020年)は未来の犯罪を予測して捜査する「未然犯罪捜査班(通称ミハン)」の物語。
そして新作のシーズン5は、情報犯罪です。
沢村一樹の出演がありそう
これまで、上戸彩さんが「絶対零度」シーズン1と2の主演で、シーズン3にも関わってきて、次の主演俳優にシリーズを引き継いだわけですが…。
シーズン5は、「新章」といわれるように、キャストも新しくして、別物という感じになりそうです。
でも、沢村一樹さんくらいは何かしら出演して、シリーズの連続性を感じさせてくれると予想。
味方に裏の顔?!
過去シリーズを振り返ると、主人公の上司である東堂(伊藤淳史)や香坂(水野美紀)が実は悪いことをしていました。
また、シリーズ初期の主人公・桜木泉(上戸彩)が危険人物とマークされたり、味方だと思っていた人物に裏の顔がある可能性もあります。
「情報犯罪特命対策室」を管轄している総理と内閣官房副長官…。総理の椅子を狙うため、官房長官が怪しいです。あるいは、官房副長官の裏切りパターンもあり得そう。
ともかく二転三転な展開になりそうです。この点はストーリーが進み次第、考察していきたいです。
シーズン5最終回結末は沢口靖子が国を救う?
シーズン5「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」は、「情報犯罪特命対策室」通称:DICT(ディクト)が、高度な情報技術を悪用して国民の生命と財産を脅かす「情報犯罪」の犯人たちを追っていくストーリーです。
捜査対象となるのは、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など。
さらに、国家の安全を脅かす大規模な犯罪も描かれるとのこと。となると結末は…。
結末予想は、沢口靖子さん演じる主人公・二宮奈美が国家を救うことになると予想。
【絶対零度シーズン5】主題歌
フジテレビの月9ドラマ
『#絶対零度 ~情報犯罪緊急捜査~』
の主題歌“#GRAY"
が配信開始されました!暗く重い世界の中で、
自分が孤独に思える人たちへ
想いをこめてこの曲を作りました。ぜひ聴いてくださいね。https://t.co/39zrdbjuec
ドラマ初回放送は、本日夜9からです! pic.twitter.com/FzM1haZkfB
— 十明 (@toaka_desu) October 5, 2025
十明(読み:とあか)さんの「GRAY」に決定。十明さんは、この作品のために書き下ろした楽曲『GRAY』で、自身初となるドラマ主題歌を担当することとなります。
■十明さんのコメント
私たちの生活には、膨大な情報やつながりが張り巡らされ、便利であると同時に惑わされてしまうこともあります。
思いがけないものとつながってしまったとき、私たちは何を信じればいいのか、その思いいをこの楽曲に込めました。
リアルな社会の姿を映し出す『絶対零度』という作品に、“声”として参加し、みなさんとつながれることをとてもうれしく思っています。
【絶対零度シーズン5】見どころ
沢口靖子の新作ドラマ
沢口靖子の新作ドラマ!というのが一番の見どころでしょう。
沢口靖子といえば、毎年のように放送されてきた『科捜研の女』で榊マリコを演じてきましたが、2024年に放送されたシーズン24をもって静かに幕を下ろしたといわれています。公式発表はないものの局内では事実上の最終シーズンと認識されているとか。
そんな中、2025年の沢口靖子を見れるのはフジテレビ月9ドラマ!となっていて、貴重です。
60歳を迎えた沢口さんの節目の1作であり、シリーズ化して「新たな代表作」となる可能性がありますね。
上戸彩・沢村一樹の再登場
「絶対零度」は、これまで全4シーズンとも平均世帯視聴率が二桁を記録した人気シリーズ。シーズン1(2010年)と2(2011年)では上戸彩演じる女性刑事・桜木泉が主人公。同3(2018年)と4(2020年)では沢村一樹扮する元公安のエリート刑事・井沢範人が主人公でした。
2人の再登場も期待されますね。
【絶対零度シーズン5】ネタバレあらすじ、まとめ
- ネタバレあらすじ全話
- 原作と脚本家
- 歴代シリーズのおさらい
- 最終回・結末の予想
- 主題歌
- 見どころ
についてまとめました。
本記事はネタバレあらすじを毎話更新していきます。




