【あんぱん】84話あらすじと感想!嵩への気持ちに気づくのぶが話題

朝ドラ「あんぱん」

朝ドラ【あんぱん】84話のあらすじと感想を紹介します!

今田美桜主演の連続テレビ小説「あんぱん」第17週「あなたの二倍あなたを好き」第84話が7月24日(木曜)に放送。

地震から2日後。嵩(北村匠海)の安否がわからず心配するのぶ(今田美桜)に、八木(妻夫木聡)はあいつは死にはしないと声をかける。

【あんぱん】84話あらすじ

うちにはなくてはならん人

地震から2日後。未だ高知と連絡がつかず、居ても立っても居られないのぶ(今田美桜)。そんなのぶに、八木(妻夫木聡)は「あいつは死にはしない」と声をかけ、戦地での嵩(北村匠海)の話をし始める。

八木は嵩が何度となく戦地で生き延びてきたことを話す。マラリアにもかかったそうだ。「悪運…と、もうひとつ。戦地に行く前に言ってたよ。自分はどうしても生きて帰りたい。なんのために生まれてきたのかその意味すらまだわからないからって」と八木。

のぶは、「嵩、そんなに大変な思いをして帰ってきたがですね」とポツリ。そして、「子どもの頃から、うちにはなくてはならん人ながです」「ほんまにバカですね。今頃気が付くらあて」と…のぶは嵩の存在の大きさに気付く。

嵩の安否は?

同じころ、東海林(津田健次郎)たちもまた、嵩を案じて何も手につかずにいた。

嵩(北村匠海)が安否不明ですが、嵩はやなせたかしさんがモデルなので亡くなることはありません。その点がネタバレされている朝ドラの弱点であり、安心して見れるメリットともいえますね。

 嵩が新聞社にやってきた。徹夜続きだった嵩は一度地震で起きたものの、そのまま寝てしまい…その後、近所の人たちとがれきの撤去をしていたという。東海林は 「アホかー!!こればあ大災害やちゅうに寝よったやと?おんしゃあ、それでも新聞記者か!!」と怒った。

地震が来ても寝ていたエピソードは、嵩のモデルであるやなせたかしさんの実話です。評伝「やなせたかしの生涯アンパンマンとぼく」(梯久美子著)などに書いてあります。

4回も「たかしー」

 地震から1週間がたっても高知との通信手段は絶たれたままで、家族や嵩の状況が分からない。のぶは心あらずで、自分でも気づかないうちに、ここ1週間で「たかしー」と、嵩の名前を3回もつぶやいていたと鉄子から指摘される。のぶは「3回も? つぶやいてないです」と否定するが、事務員の世良(木原勝利)は「正確に言えば、この1週間で4回つぶやいてました」と指摘。のぶは「4回?」と驚いた。

一方、高知の若松家にいる蘭子(河合優実)とメイコ(原菜乃華)のもとに母・羽多子(江口のりこ)が訪れる。くらばあも無事だそうだ。

のぶが嵩に怒る

その後、のぶは羽多子と電話で話しをして安堵。また、そばにいた嵩とも電話越しに話すのぶ。しかし嵩がずっと寝ていたと知ったのぶは、「何が『寝てたんだ』で! こっちはね、この1週間、眠れっちゃあせんがや!」と激怒。

どうしてかと問う嵩に、のぶは「自分でも分からん! 分からんうちに3回も……」と返すが、そのやり取りを聞いていた世良は「4回です」と冷静に指摘した。

のぶは「どればあ心配したと思いちゅうがで! もう起きんでえい! 一生寝よれ! 死ぬばあ心配して損したわ!」と怒って、電話を切った。(つづく)

【あんぱん】84話の感想

嵩への気持ちに気づくのぶが話題

失ってから初めて大切なものに気付く・・。嵩への気持ちにやっと気づくのぶのことがSNSで話題になっています↓

突然な心変わりがわざとらしい

まあ、幼馴染みから大地震をきっかけに急に大切な人だったと気づく展開は、ちょっと突然な心変わりすぎる感じもあります…。

そう感じるのは、理由もあって…。やなせたかしさん夫婦の関係は幼なじみでなく、戦後の高知新聞社で出会い、。月刊誌編集部に配属されたやなせさんが、奥さんとなる暢(のぶ)さんに一目惚れ。暢さんが上京するとき、2人はすでに恋人関係でした。この史実が有名というか、知られているので、のぶの心変わりが2人をくっつけようとする作者の手つきが見えてしまうというか、わざとらしい感じがしてしまっているのだと思います。

【あんぱん】84話の出演者・スタッフ

出演者 【出演】今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,鳴海唯,倉悠貴,木原勝利,戸田恵子,妻夫木聡 原作・脚本【作】中園ミホ

「あんぱん」は朝ドラ112作目の作品。主人公・のぶは、「アンパンマン」の作者やなせたかしの妻・暢がモデルで、オーディションで選ばれた今田美桜が演じる。後に夫となる嵩(たかし)役は北村匠海。脚本は、「ドクターX」などの中園ミホ氏が担当。