【あんぱん】15話あらすじと感想!千代子VS登美子の女のバトルが開幕
今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第15話が4月18日(金)に放送されました。
15話では、千代子VS登美子の女のバトルが開幕して…。
今回は【あんぱん】15話あらすじと感想について紹介します。
【あんぱん】15話あらすじと感想
登美子は離縁してきた
柳井家にて。千尋(中沢元紀)が法学者・穂積陳重の著書「法窓夜話」(1916年)を読んでいる。寛(竹野内豊)が「面白いじゃろ」と声をかける。
すると嵩(北村匠海)とともに、登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってきて、しばらく泊めてほしいという。
今までの家とは離縁してきたという登美子。
前回ラストでは登美子が何しに御免与町に来たのかまでは不明でした。なんと「離縁」。つまり、再婚相手と離婚してしまったのですね。約8年も経って、どうして…。ほかに頼るところがないのでしょうが、置いていった息子たちがいる家に帰ってくるなんて。図太い神経してますね(笑)
ちなみに法学者・穂積陳重の長男・重遠は、朝ドラ「虎に翼」の主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)を法律の世界に導いた法学者・穂高重親(小林薫)のモデルとされています。小ネタじゃないですが、思わぬ繋がりですね。
千代子VS登美子の女のバトルが開幕
柳井家の和室にて。登美子が、嵩と女中のしんにお茶をたてている。
女中のしんと嵩の伯母・千代子(戸田菜穂)が飲む。
千代子は「いつまでいらっしゃるがですか?」と尋ねる。
登美子は「お茶、お花、お琴。一通りのことは身につけました。それでも女が一人で生きて行くのは大変なんですよ」と伝えつつ、「それに嵩のことが心配なんです」と告げる。
登美子は「再婚先で親心も学んでこられたようですね」と嫌味をいう。
登美子も「おかげさまで」とニッコリほほえむ。
この場面、ドキドキしました。表面上は自然に会話をしているのに、内面でバチバチ。まさに女の戦いって感じです(笑) 松嶋さんは『ひまわり』(1996年)、戸田さんは『ええにょぼ』(1993年)で朝ドラヒロインを務めています。そんな元朝ドラヒロイン同士が火花を散らすバトルシーンには戦慄でした。
登美子が嵩の漫画を褒める
部屋で漫画を読んでいる嵩。すると登美子が「宿題終わった?ちゃんと勉強してる?」と入ってくる。
嵩は「千尋はすごいです。勉強も柔道も頑張ってます」という。
登美子は「体が弱くていつも嵩の後ろに隠れていた千尋ちゃんがね。あなたもやればできるわお父さんの子なんですもの」と、嵩にいう。
登美子が嵩が漫画の賞をとったことに気付いた。その4コマ漫画を読んだ登美子が面白がって笑い、「やっぱり嵩は父さんの子ね」と嵩の頭をくしゃくしゃにする。
この場面、親子の微笑ましいシーンですが…。嵩の入選作「三段跳」が劇中でアップで映されたのも注目点です。のぶがモデルと思われる少女が「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」と飛んでいき、最後の4コマ目では「サイゴウ、ドーン(西郷どん)」と西郷隆盛にぶつかるいうオチの4コマ漫画でした。
千尋は複雑な心境
のぶがあんぱんを売り歩く。そんな中、嵩と登美子が笑いながら歩くのを目撃。
空地にて。家に居づらい千尋は、シーソーに座り、本を読んでいる。
通りかかったのぶが「千尋君はお母さんのことをどう思ってるん?」と尋ねる。千尋は「兄貴みたいには喜べない。面と向かったら、酷いことを言ってしまいそうそうがやき」と嘆く。
千尋ちゃんはまだ母親と思えないのだと思います。登美子がいたときは母として接していなかったし、母との思い出を忘れていましたし。千尋は実の母とどんな感じで接したらいいか分からないのでしょうね。
のぶの激怒
甘味処の店先のベンチにて。嵩と登美子が食べながら、談笑する。
登美子「嵩は怒らないのね」
嵩「人生はいろいろあるから」
登美子「優しいところも清さんそっくりね。でも母さん、あのうちで肩身が狭いのよ。千尋もそっけないし」
嵩「気にせずいればいいんじゃないか。ずっといればいいよ」
嵩は登美子に優しい言葉をかける。そんな親子の前に思いつめた表情でやってきたのぶは、「嵩のお母さんに聞いてほしいことがあります」と一言。
そして、のぶは涙ながらに登美子に「あの日、嵩がどんな気持ちであなたに会いに行ったか、分かっちゅうがですか?千尋くんが熱を出しちょって、元気づけとうて、千尋くんにあなたを会わせとうて、嵩は一人であなたに会いに行ったがです。その後も、嵩はずっとあなたからの連絡待ちよった。8年間ずっと。それやのに、あなたは便り一つよこさんかった。今頃、今頃何しに戻ってきたがで!これ以上、嵩を傷つけるがはやめちゃってください」と涙ながらに思いを伝える。
しかし、そんなのぶに嵩は「もうやめてくれ!のぶちゃんは、母親に捨てられたことないだろ。それでも会いたかった。ずっとこの人に会いたかった。のぶちゃんに何が分かるんだよ!」と怒った。
のぶはその場を後にした。
この場面、のぶの啖呵を切る展開がスカッとすると思いきや・・・嵩は怒りました。のぶは嵩のつらかった気持ちを代弁したので、一見すると良いことをしたと思うのですが、嵩にとっては余計なことだったようです。
「それでも会いたかった」の「それでも」の部分は捨てられて辛かったという意味でしょう。辛かったけれども会いたかった、という複雑な心境がわかります。だから、どちらも嵩の本音ではあると思うんですよね。辛かったことも本音。会いたかったのも本音。人間の感情は複雑です。
ラスト、登美子の宣言
第15回のラストには千尋が「医学じゃなくて法学を学びたい!」と宣言。寛は認めるも、千代子は医院の後継ぎのことを心配していた。
これを聞いた登美子は「ご心配なく。いざという時には千尋さんの代わりに、嵩が医者になりますから」」と突然、嵩の道を勝手に決めた。
嵩は驚いた様子で・・・(来週につづく)
ラスト、ビックリな展開。登美子さん、勝手な発言で、かき乱すキャラクターですね(笑)
まあ、でも嵩は「やなせたかし」さんがモデルのキャラクターなので、柳井医院を継ぐことはないと分かってますけどね。

【あんぱん】15話の出演者・スタッフ
【出演】今田美桜,北村匠海,江口のりこ,細田佳央太,中沢元紀,斉藤暁,小倉蒼蛙,瞳水ひまり,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,竹野内豊,松嶋菜々子
【作】中園ミホ
【あんぱん】関連記事


