【おむすび】122話!歩が「お母さん」に複雑な表情になる意味とは?
橋本環奈主演の朝ドラ【おむすび】122話が3月25日(火曜)に放送されました。
病院を退院して自立援助ホームに行った田原詩(大島美優)が歩(仲里依紗)の所へ来たと聞いて、結(橋本環奈)は駆けつけ、詩が泊めてほしいというのを歩が受け入れる。
本記事は【おむすび】122話のストーリーと感想について紹介します!
【おむすび】122話のストーリー
歩が詩を泊める
聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)が糸島へ移住し、翔也(佐野勇也)がヘアサロンヨネダを継いだ。
一方、歩(仲里依紗)のもとには、田原詩(大島美優)が歩の所へ来て「泊めてもらえませんか」と頼む。話を聞きつけた結(橋本環奈)が米田家に駆けつける。
詩は病院を退院して自立援助ホームに行ったが「居場所がなくて逃げてきちゃった」と明かす。歩が児童相談センターに連絡して、信用してくれた。だから2、3日泊めることを歩が受け入れる。
お母さんやもん
結は詩の体調が心配で、翔也に連絡して歩の所に一緒に泊まることにした。
翌朝。結が作り置きのおかずを作った。結はミネストローネだけでも食べさせて、と歩にいう。
結の調理する姿を見て歩は「お母さんみたい」と言う。
結は「お母さんやもん」と答える。
歩は複雑な表情をする。
NSTが解散へ
一方病院では、活動を休止させられたNST(栄養サポートチーム)のメンバーが顔を合わせる。それぞれ「NST解散」を伝えられていた。
元々NSTに消極的だった柿沼(しまずい香奈)に非難の目が向けられる。
桑原は「しゃあない。新しい理事長は改革が好きだから」という。
医師の松崎(永野宗典)が「今日の夜、お別れ会をしよう」というが、みんな予定があるため集まらないことに。
花と詩がおしゃべり
夜、翔也と花が歩のうちにやってくる。みんなですき焼きを食べる。
しかし詩は「すみません。みんなで食事をするのが苦手で」と謝り、部屋でひとりで食べることに。
夜、詩が泊まるなら自分も泊まりたいという花。
花は詩と一緒に部屋で過ごす。
花は明日休みだから夜更かして一緒にしゃべろうという。
詩が「気を使ってんでしょ?いいよ。無理しなくて」と遠慮する。
花は「全然無理してへんよ。友達やん」という。
詩は「1回会っただけ」というが、花は「1回会っただけで友達になったらあかんの?」と笑う。
花は「うちがいい人そうやなと思った人とは仲良くできる」タイプだ。
詩は「私は無理。人とうまく話せない」という。
花は「じゃ、うちで練習せえへん?」という。
会話の練習として好きな歌手の話をする。
花が「うちが好きなんは安室ちゃん。浜崎あゆみ。さんざんママとアユおばちゃんに聴かされてきたから」というと…。
詩は「私も好き。安室奈美恵」と目を輝かせる。
歩は亡き親友を思い出す
花は詩をリビングに連れて行く。そして「詩ちゃんも安室ちゃんが好きなんやて!」と歩に伝える。
結が「なんで安室ちゃんの曲、好きなん?」と尋ねる。
詩は「死んだお母さんが好きで、いつも歌っていたから」と答える。
歩は真紀ちゃんに安室奈美恵のことを教えてもらった思い出がよみがえり、涙ぐむ。
慌てて歩は「眠くなっちゃった」と、リビングから出た。
歩の会社にて
翌日。歩は詩を「キングオブギャル」に連れていき社員みんなに紹介。
今日から詩と呼び、敬語は禁止と伝える。
ムータン(浅川梨奈)が詩に検品作業を指導する。
チャンミカは詩を見て「ホンマに真紀ちゃんに似とうなあ。なあ、アユ、あの子のことどうするつもり?」と尋ねる。(つづく)
【おむすび】122話の感想&解説
歩が「お母さん」に複雑な表情になる意味とは?
122話で、歩が結の発言「お母さんやもん」に複雑な表情になる意味が気になりました。
その場面を見たときは、独身の自分の人生と比較してつらくなったのかな、と思いました。
その後、詩が亡きお母さんが安室奈美恵が好きだったと話す場面で、歩は真紀ちゃんのことを回想して涙。
真紀ちゃんが生きてて「お母さん」になれたら詩ちゃんみたいな子がいてもおかしくない…と歩は思ったのかも。
なんだか、この一連の流れの意味は、歩が真紀ちゃんの代わりに詩のお母さんになる決心をする伏線なのかな、と思ってしまいます。
SNSでも話題です↓
お母さんやもん…
— 京大土木芸人は京都を救え😅逃げたらあかん (@odafactory) March 25, 2025
気になるアユの表情#朝ドラおむすび #おむすび pic.twitter.com/dy5Jbw1XTH
「お母さんみたい」
— haruru/ハルル (@hato_onajimuki) March 26, 2025
「お母さんやもん」
さり気ないやり取りの中に歩の複雑な心情が滲む
この時の歩が単純に“お母さんではない自分”に傷付いたのか、自分には無いものを持つ妹への羨望か
家庭を持たない選択をした過去の自分への後悔か
言葉にできない感情だからこそ
繊細なお芝居が光る#おむすび
結の「お母さんやもん」発言からの歩の表情。ようやく米田家の部屋にたどり着いたときの詩ちゃんの表情と、翔也という大人の男性を見たときの詩ちゃんの表情。台詞はなくても伝わってくることが多い。#朝ドラおむすび #おむすび
— まゆ@純愛ベイベー (@m_ayuna) March 25, 2025
中の人は「お母さん」してる立場が逆なのに、それぞれ理解して演じていて……
— ねこごはんのとも (@Npm8N) March 25, 2025
役者を信じてる脚本だなぁ#朝ドラおむすび
妹の「お母さんやもん」をただ受け取るる卑下でもないが複雑な表情、詩ちゃんと真紀ちゃんを重ねまいと自分に言い聞かせ続けてきただろう歩の感情が<君のいちばん好きな歌>で決壊する表情、今日は(も)仲里依紗さん見事だった
— いくら (@tg_oal) March 25, 2025
#朝ドラおむすび
歩の孤独感や人間みが描かれていきそう
そういえば今週月曜日の回(121話)で、チャンミカの結婚を突然入れてきて、何でだろうと思ったのですが…。そのとき、会話の自然な流れで、歩に結婚の予定はないのかという話になりましたよね。歩は仕事一筋で、社員みんなを好きと言って笑ってごまかす感じでした。
歩はアパレル業界で起業して成功。ギャルの伝道師として講演会も呼ばれるほど人気。カリスマ。でも、プライベートでラブ要素が全くなかったですね。それだけ一代で会社を成功させるのは大変なのだと思うし、男に縛られないで自由に生きていたいタイプにみえますが…。
ここにきて歩の人間みというか、孤独感が垣間見えてきました。まあ、真紀ちゃん似の少女の登場はあざといし取ってつけた感じはありますが、興味深い展開です。
NST解散のストーリーは惹かれない
その点、主人公の結のNST解散は、経営判断でもあるので、仕方ないよなあ、と個人的にあまり興味がわかないです(笑)
病院の新しい理事長は「改革が好き」らしいですけど、理事長が変わったことって描かれてましたっけ?敵対関係になる人物なので登場させたらいいのに、と視聴者として勝手ながら思いました。
【おむすび】122話の出演者&スタッフ
【出演】橋本環奈,仲里依紗,佐野勇斗,松井玲奈,犬飼貴丈,大島美優,
【語り】リリー・フランキー
【作】根本ノンジ
画像出典NHK「おむすび」HP