【まどか26歳】9話の感想!3月11日に“限りある命をどう生きるか”考える
TBS火曜10時ドラマ【まどか26歳、研修医やってます!】9話「最終回目前!明かされる過去―命の時間とは」が3月11日(火曜)に放送されました。

とうとう9話ね。ここまでまどかたちが様々な経験を通して成長してきたことがよくわかるわ。



9話の放送日は3月11日。生きることについて考えさせられる内容だったね。
9話では、登場人物たちが、医師として患者として人として真摯に誠実に生きていく姿が描かれました。
それでは、【まどか26歳】9話の感想のまとめをお届けします。
【まどか26歳】9話の感想
橋口さんへのエール
患者と研修医というだけの関係ではない、想いの深さや温かさが伝わって感動したシーンでした🥹#芳根京子 #髙橋ひかる #大西流星 #吉村界人 #小西桜子 #森田哲矢 #まどか26歳 https://t.co/zF4P3uIAAf
— R★728017 (@MrChildreina) March 12, 2025
研修医2年目の若月まどか(芳根京子)、五十嵐翔(大西流星)、桃木健斗(吉村界人)、尾崎千冬(高橋ひかる)、横川萌(小西桜子)は、いつも自分たちに寄り添ってくれているベテラン患者の橋口健太(森田哲矢)が腎臓がんの手術を拒否していることを心配していました。
いつもまどかたちを明るくふるまっている橋口ですが、一昨年母親を亡くし孤独感にさいなまれて自暴自棄になっていたのです。
まどかがドクターKの動画に橋口を励ますものがないか探していると、先輩専攻医の多田一朗(岩男海史)が「行動を伴わない想像力は何の意味も持たない」というチャップリンの名言とともに、「ないなら作れば?」とヒントをくれました。
まどかたちは橋口が前向きに手術を受け入れる気持ちになってくれるよう、みんなで人形劇の動画を作ることに。
その中の、
「誰かのために生きようとしている時点で君はもう孤独じゃない」
というセリフが橋口の胸を打ちます。
手術は無事に終わり、橋口に笑顔が戻りました。



ベテラン患者ということは、それだけ長く病気と闘ってきたということだものね。人にはいろいろな面があって表で見せる明るい顔だけじゃないってことわかってるつもりだったけれど。
橋口さんがいない病院は寂しいけれど、元気になってほしいわ。
本郷先生の過去
本郷新(溝端淳平)は元々外科医でしたが、娘と過ごす時間を確保するために定時で帰れるようフリーの麻酔科医になりました。
妻は娘を出産してすぐ乳がんで亡くなり、本郷はひとりで娘を育ててきたのです。
余命1カ月と宣告されたその3日後に息を引き取ってしまった妻。
本郷は、麻酔科で研修中のまどかに、「今一番何をやりたいのかを大切に。俺たち明日生きている保証はないんだよ」と話します。
「命の時間は誰にもわからない。自分が一番やりたいことは絶対に後回しにしちゃいけない」と。
まどかは、今一番やりたいことを聞かれて
「やっぱり手術です」と答えました。
吉岡さんの余命
末期の肝臓がんで入院している吉岡稔(金田明夫)の余命が3週間だと知ったまどかは、病室に駆けつけます。
まどかと吉岡は横浜DeNAベイスターズのファンで会うたびに野球の話で盛り上がる仲でしたが、今の吉岡はあまり元気がありません。
無理に笑顔を見せてはいましたが、以前より明らかに衰弱している吉岡のために自分が何をできるのか、まどかは思い悩みます。
城崎先生のアドバイス
やらなければならないことと、やりたいことが、一致しているとき。これって「生きがい」そのものだよなと。
— 新出孤蝶Kocho-Niide 試される大地の見習いジェネラリスト (@kocho_niide) March 11, 2025
神谷美恵子の「生きがいについて」を思い出してました。#まどか26歳 https://t.co/p5wHRsncqZ
吉岡に医者として何をするべきかわからなくなってしまったまどかは、城崎智也(佐藤隆太)から、
「これまでの研修中に考えるよりも先に体が動いた経験なかったか?」
と聞かれました。
精神科に入院していた坂本裕乃(新井美羽)がベランダから身を乗り出しているのを見て思わず飛びついたことや、吉岡のカルテに「生命予後3週間」という文字を見つけた途端病室に走って行ったことを思い出すまどか。
「ありました」と答えると、城崎は、それは医者としてと人としてが一致している時だと言います。
「自分が本当にそうしたいと思っていることがそのまま医者としての行動に反映されている」
「頭で考えることは勿論大切だ、でも本当にやりたいことは体のほうがよく知っているのかもな」
と微笑みました。
まどかが、「目の前の患者さんとできる限り向き合いたい」と言うと、
「そうだな、まずは精一杯今に集中すること。そうすればおのずと答えは見えてくる」
と城崎。
二人を、赤堀雅秋(西山正樹)と手塚冴子(木村多江)が温かく見守っています。
それぞれの選択
まどか26歳、研修医やってます!
— 板倉武志 (@itakura_takeshi) March 11, 2025
9話ありがとうございました🦭
五十嵐先生の緊張と決意と眼差しが真っ直ぐすぎて、城崎先生と阿倍はもちろん、隆太さんと板倉も、合間で新しい仲間ができた喜びに心打たれ、優しい気持ちになれたシーンでした。
来週はたくさんの思いが詰まった最終回です🩺#まどか26歳 pic.twitter.com/sVZ741LXc3
初期研修後、桃木は小児科に、萌は出身大学の形成外科に進むことを決めました。
千冬は、「女性患者のQOLを守りたい」と乳腺外科を選びます。
まどかは外科を専攻しようと思っていましたが、菅野尊(鈴木伸之)が離島の病院へ移ると聞いて動揺しました。
菅野からは「若月先生にはないか?これは自分にしかできないって思うこと」と問われ、
本郷からは「自分がやりたいことは後回しにしちゃ絶対ダメだ」とアドバイスされ、
城崎からは「本当にやりたいことは体のほうがよく知ってるのかもな。まずは精一杯今に集中すること」と告げられました。
「手術がしたい」と言うまどかは、やはり外科に進むのでしょうか。
そして、五十嵐は橋口の言葉のおかげで、自分の道を見出します。
同期たちを優しく見守り、要所要所で仲間たちを助けてきた五十嵐は、自分のやりたいことよりも周りのためにやるべきことを優先してしまうタイプ。
実家の病院を継ぐために内科を選ぼうとしている五十嵐に、橋口はやりたいことをやるために生きるのが人生、自分のために戦うのが人生だと背中を押します。
橋口からのエールのお返しでしたね。
「救急に進みたい」と城崎に告げた五十嵐を、城崎はしっかりハグして「頼んだぞ」と告げます。



森田哲矢さんと大西流星さんの演技にグッときたなあ。
「自分の人生や。思いっきりやりたいようにせな」という言葉に胸が熱くなったよ。



城崎先生の「頼んだぞ」にも感動したわ。
まどかはどんな選択をするのかしら。
千冬の恋、桃木の恋
千冬は、思い切って本郷に「好きです」と打ち明けて交際を申し込みますが、本郷は娘が大きくなるまでは誰ともつき合わないと決めていると話します。
千冬は「わかりました」と答えますが、いつも明るく前向きな本郷が本当に自分を大切にできているのか心配だと告げました。



千冬はいつの間にこんなに大人になっていたんだろう。交際を断られた相手のことを親身に心配している。
髙橋ひかるさんと溝端淳平さんのシーン、素敵だったな。
桃木は何度もフラれてきた萌に、改めて告白します。
萌のどこを好きなのかを言葉にして、つき合ってくれなんておこがましいことは言わない、一回だけデートしてほしいと。
萌は「いいよ」と快活に答えました。



桃木がちゃんと萌に向き合って告白したのは実は今回が初めてだったんじゃないかな。
研修医期間を通して、桃木の良さが萌に伝わってきているんだよね。
うまくいってほしいな。
いい医者って何だろう?
菅野が行く決心をしたのは離島・古花島、かつて本郷とともに初期研修の地域医療で訪れた場所でした。
研修当時、台風による土砂崩れが起こりたくさんのけが人が運び込まれてくる中、医者の手も医療設備も足りない環境で、手術もできない状況で島の医療の限界を思い知らされます。
親しかった島民の命を救うことができなかったことが菅野の胸に今も深く刺さっていました。
指導医の古川喜代子(朝加真由美)に「いい医者になって必ず島の病院に戻る」という約束をした菅野。
その「いい医者」とは何なのか、菅野はまだその問いと向き合っています。
まどかは、自分には何ができるのかわからなくて答えが出ないけれど今一つだけわかったのは「目の前の患者さんに全力で向き合うこと」だと菅野に告げました。
そして「まずは精一杯今に集中する、そうすればおのずと答えは見えてくる」と、城崎に教えられたことを伝えます。
それを聞いた菅野は救われたような表情になりましたね。
角田先生の存在
清桜総合病院の神と呼ばれる泌尿器科の名医・角田茂司(奥田瑛二)。
診察をしていない時は私服で病院内を回って院内の出来事を把握し、患者や医師たちとコミュニケーションをとっています。
角田はこれまで診た患者について克明なノートをつけてきました。
記録するだけではなくしっかり記憶もしていて、まさに生き字引。
手術の技術も卓越しています。
常に患者のことを考えてきた素晴らしい医師であり、研修医たちや指導医たちが働きやすいように心をくだいてきた存在です。
清桜総合病院を支えてきたその角田が、突然倒れてしまいました。



心配だな。重い病気じゃないといいけど。
9話の放送日は3月11日
【まどか26歳、研修医やってます!】9話が放送されたのは、3月11日でした。
2011年3月11日は東日本大震災が発生した日。
毎年人々が黙とうを捧げるこの日に、「命の時間」や「どう生きるか」について考えさせられるドラマが放送されました。
放射線技師・森山真一役の小松利昌さんはこのドラマを「心動かされる優しく強い作品」と表現しています。
第9話 素晴らしかった。
— 小松利昌 (@shokunin777) March 11, 2025
毎話毎話 心動かされる優しくて強い作品。
来週最終回、私も作品のファンとして、仕上がり楽しみにしてます。
スタッフの皆様、お疲れ様でございます。#まどか26歳 https://t.co/bsCIJWpJfA
【まどか26歳】9話の出演者
【まどか26歳】9話のまとめ
1人だけうっとりカレーライス見てる🍛芳根京子ちゃん最強過ぎる。大好き。 https://t.co/1gs3ctm1z9
— 花 (@hana2421197) March 12, 2025



今回、「やるべきこと」と「やりたいこと」の中で何を選択していくかという問いかけがあったわね。医師だけじゃなく全ての人に対しての。



このドラマは指導医と研修医、医師と患者、研修医同士、それぞれの関わり合いが描かれているんだけど、お互いが影響し合いお互いの力になっているんだよね。
9話は、限りある命をどう生きていくかを改めて考えさせられたなあ。
登場人物たちの葛藤と選択がテンポよくしかも丁寧に描かれ、人の尊厳を大切にしていることがよく伝わってくるドラマですね。
まどかたちの活躍をずっと見ていたいですが、ついに次回は最終回です。
【まどか26歳、研修医やってます!】10話(最終回)の放送は3月18日(火曜)22時から。
どうぞお見逃しなく!



