【おむすび】91話の感想!低栄養性脂肪肝の危険性や美の偏見を伝えたら?

橋本環奈主演の朝ドラ【おむすび】91話が2月10日(月曜)に放送されました。

91話から低栄養状態の女子高校生が入院してきて、結たちNSTの対象患者になります。

食べてくれない女子高校生に苦戦する結ですが、低栄養性脂肪肝は危険や美への偏見を伝えたらどうでしょう?

本記事は【おむすび】91話のストーリーと感想について紹介します!

目次

【おむすび】91話のストーリー

聖人が聖人に頼み込む

平成30年9月。結(橋本環奈)は病院・管理栄養士として4年目。多職種と連携して栄養サポートをする「NST」のチームに入った。一方、翔也(佐野勇斗)は結に脱サラして理容師の仕事に転職したいと言う。

翔也と結は神戸に出向き、聖人(北村有起哉)に理容師になりたい旨を告げる。それに対し聖人は、資格を取らないといけないので簡単になれるものではないと言う。

翔也は10月から専門学校の通信制で勉強して資格取得を目指すという。その間、ここで実務経験を積みたいという。聖人は高い給料を出せないから家族3人大丈夫なのか、と心配する。それに対し、結(橋本環奈)は、給料が上がったし、ある程度貯金があるから大丈夫という。娘の花も「うちやったら大丈夫。もう小2やで」と応援してくれているという。

聖人は難色を示しているが、愛子(麻生久美子)はアッサリ賛成した。聖人は「一つだけ確認させてくれ。うちに跡取りがいないから同情して言うてるんやったら、お断りや」という。翔也は「違います。理容師って髪を整えるだけでなく、心まで整える素晴らしい仕事だなって。だからやってみたくなったんです」と説明。

聖人は「うちで働くのは週に5日、10時~4時までや。それやったら花が学校に帰ってくる時間に間に合うやろ。家帰って通信でしっかり勉強せえ」と伝える。

男からメールが届く!

こうして翔也は通信で勉強しつつ、聖人の元で見習いとして働くことになった。店での聖人の呼び方は「おやっさん」となった。聖人は師匠のことをおやっさんと呼んでいたからだ。愛子のことは「愛子さん」と呼ぶことになった。

愛子が休憩に入り、ブログとSNSをスマホで更新しようとすると、ブログのメッセージ欄を通して、白木淳一郎という人物から「一度お会いできませんか」と連絡がきた。

いーーー!と叫ぶ愛子。驚く聖人と翔也。肩こりだから伸びをしたと誤魔化す愛子。

ダイエットして「いいね」が欲しい女子高生

女子高生の曽根麻利絵(桧山ありす)・17歳が入院してきた。
低栄養、低血糖の患者だ。

NST嫌いだった医師・森下(馬場徹)が珍しく、NSTに頭を下げて患者を預けた。
患者の家族から怖いと言われてマイルドになったのだろうか、とNSTメンバーは不思議がる。

結たちは食事療法を進めていくため、麻利絵の病室へ行く。
しかし麻利絵はダイエット中のため食事をとりたくないという。

栄養失調の状態だと言っても、麻利絵は「栄養素なら足りてる、ビタミンもサプリもとって、プロテインも飲んでいる。ここの病院信じられへんし。だって、ただの貧血で入院させる?悪徳病院ちゃう?」と反論。

そこで結が「パジャマが似合ってるね」「麻利絵ちゃんって名前、超かわいい」と福岡弁で褒めて、相手の懐に入る。

結が自分は管理栄養士だというと、麻利絵が「ケトダイエットって知ってる?」と聞く。

薬剤師の篠宮(辻凪子)「糖質の摂取量を制限して、脂肪を燃焼させることで、体重や体脂肪を減らすダイエット法」と説明。

麻利絵はそのダイエット方法を実行しているのだ。

結は17歳で成長期だから糖質は必要だと諭す。

医師の松崎(永野宗典)が「今、低栄養性脂肪肝になりつつあるんやんで。いろんな臓器に深刻なダメージを与えてしまうんやで」と忠告。

麻利絵は「私は、こんな顔と体になりたい」とスマホを見せる。そこにはアプリで細く加工している麻利絵の姿があった。これなら「いいね」をいっぱいもらえると言うのだが…。

結は「これはちょっと難しいかな?」と難色を示す。麻利絵は「かわいくなりたいって思ったらあかんの?」と疑問だ。そう言われて言葉を失う結。

悩む結&愛子の返信

NSTの会議室に戻り、篠宮は森下から「ややこしい患者を押し付けられた」と嘆く。
結は、最終目標は1800から1900カロリーだが、どうやったら食べてくれるかが問題だ…と悩む。

栄養士の控室では「食べ方講習会」のチラシを作成。糖尿患者などにバイキング形式で講習会を開くという。だが、委託先の管理栄養士・柿沼(しまずい香奈)は「楽しそうだけど、私たちが色々用意しないといけないから、滅茶苦茶、大変なの」と嫌味をいう。

結が戻って、石田に「かわいいと思う?」と加工アプリをみせる。石田は「かわいい」という。

結は上司の塚本(濱田マリ)に「かわいくなりたいって思ったらあかんの?」という質問に答えられなかったと話す。自分もギャルをやってきてかわいいを目指してきたからだ…。

そのころ。愛子が白木に「ぜひお会いしたいです」と返信する。すると明日はどうか、と連絡がきて・・・(つづく)

【おむすび】91話の感想&解説

低栄養性脂肪肝の危険性を伝えたら?

91話では、極端な食事制限は、低栄養状態を引き起こしている女子高生・麻利絵(桧山ありす)が入院してきました。

NSTメンバーの医師・松崎(永野宗典)が「低栄養性脂肪肝になりつつある」と言っていましたが…

麻利絵は「可愛くなりたい」という理由で言うことを聞きません。加工した姿になりたい、いわゆる細いモデル体型になりたいようですね。

結もギャル活動をしていたし、可愛くなりたい気持ちは分かるから何も言えなくなってしまいます……。

え?いやー、でも、そこは言おうよ!って思ってしまいました。低栄養性脂肪肝って危険なんでしょ?言いましょうよ!

そもそも低栄養性脂肪肝とは何でしょうか。

低栄養性脂肪肝は、極端なダイエットや食事制限などによって栄養バランスが崩れ、低栄養状態が続いている状態。
脂肪肝は肝臓に中性脂肪が蓄積される病気。

低栄養性脂肪肝の危険性としては…↓

  • 脂肪肝が進行すると、肝臓の機能が低下。だるさや疲れなどの症状が現れることがあります。
  • 脂肪肝が「肝硬変」や「肝細胞がん」へと進行することがあります。

いやー、進行して手遅れになったら「あかん」やつ!

松崎さんの言い方では伝わってないんですよね。脅しは良くないかもしれないけれど、危険性をちゃんと理解してもらうことは大事だと思いますよ。

美の偏見を伝えたら?

また、本作で渡辺直美さんが東北のギャルとして登場していたので、思い出したのですが…。

渡辺直美さんは、2024年12月、イギリスの公共放送BBC発表の「100人の女性」に選出されました。「容姿の固定観念を変えた」「男性中心的な日本のお笑い界の壁打ち破った」と評価されたそうです。

注目したいのは容姿の固定観念という部分。

渡辺直美さんは大きめのサイズの服を提供するブランドを立ち上げるなど、日本での体型をめぐる先入観の変化にも大きく貢献したという点が評価されました。

近年、モデルが痩せすぎていることが問題視されてますよね。

容姿や体型には「細い」方が美しいという固定観念、先入観があるんですよね。

「美」というのは、そもそも主観。人によって感じ方が違います。

一説には、顔全体の黄金比とかはあるようですが…。「美」は時代や国・地域によって変化するもの。

つまり、麻利絵が美しいと思ってる容姿は「美」への偏見でしかないと思うのです。

提案ですが、結たちは美の偏見を伝えたらどうでしょうか。

伝え方としては・・・

姉の歩に頼んで、アキピー(渡辺直美)に画面越しでもいいので再登場してもらって、偏見という壁を壊してもらうとか…。

あるいは歩に頼んで、細くならなくてもファッションで可愛くなれることを示してもらうとか。麻利絵のギャル化計画みたいな(笑)

ともかく、危険性を伝えて、美の偏見を取り除くこと。この2つを提案したいです♪

【おむすび】91話の出演者&スタッフ

【出演】橋本環奈,北村有起哉,麻生久美子,佐野勇斗,濱田マリ,馬場徹,犬飼貴丈,

【語り】リリー・フランキー

【作】根本ノンジ


画像出典NHK「おむすび」HP

「おむすび」91話

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